以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態では、図1に示される管理システム10が説明される。管理システム10は、完全自動運転車20に搭載される情報送信装置11と、情報送信装置11から送信された情報が入力される情報処理装置12とを備える。
完全自動運転車20とは、人が操縦することなく道路を走行可能な移動体を意味する。すなわち、本実施形態の完全自動運転車20とは、いわゆるレベル5の自動運転が可能な車両を意味する。なお、完全自動運転車20の窓を開閉する人の操作など、走行以外の人の操作は、自動運転による操作(操縦)に含まれないものとする。完全自動運転車20は、本発明の「移動体」の一例である。
また、完全自動運転車20には、普通乗用車、バス、トラック、タクシーなど、車種や用途を問わず、道路を走行する全ての車両が含まれる。また、完全自動運転車は、ガソリンや軽油やアルコールなどの燃料を燃焼させて動力を発生させる内燃機関を有する車両(いわゆる内燃機関車)や、バッテリから供給される電力によって回転駆動する走行用モータを有する車両(いわゆるEV車)や、内燃機関及び走行用モータの両方を有する車両(いわゆるハイブリッド車)などであってもよい。以下では、完全自動運転車20がEV車である例を説明する。
管理システム10は、完全自動運転車20から自動運転に関わる情報を情報送信装置11で収集して車外へ送信し、情報送信装置11が送信した情報を情報処理装置11に入力して、完全自動運転車20の自動運転に関わる情報を情報処理装置12で管理するシステムである。以下、詳しく説明する。
完全自動運転車20は、車体21と、車体21に回転自在に保持された複数の車輪22と、車体21に搭載されたバッテリ23と、バッテリ23から供給された電力によって回転駆動して車輪22を回転させる走行用モータ24とを備える。図示例では、完全自動運転車20は、4つの車輪22を備える。ただし、完全自動運転車20は、3個の車輪22或いは5個以上の車輪22を備える車両であってもよい。
バッテリ23は、12Vや24Vや48Vなどの所定の電圧値の直流電圧を出力する。バッテリ23は、充放電可能な2次電池であってもよいし、燃料電池であってもよい。
完全自動運転車20は、バッテリ23が出力する直流電圧を12Vや5Vなどの安定した一乃至複数の所定の電圧値の直流電圧に変換する電源回路30を備える。電源回路30は、スイッチングレギュレータなどのDC−DCコンバータである。電源回路30は、所定の電圧値の直流電圧を、後述の判断情報取得部60やセンサ群100や、第1駆動装置41などの駆動装置や、走行用モータ24や、点灯装置51〜56や、スピーカ37や、空調装置29や、自動運転装置80や、情報送信装置11などに駆動電圧として供給する。なお、図2では、電源回路30から各部への給電線の図示が省略されている。
走行用モータ24は、直流モータであってもよいし、ブラシレスモータなどの交流モータであってもよい。走行用モータ24が直流モータである場合、走行用モータ24には、パルス電流や、連続する直流電流が入力される。パルス電流が入力される場合、走行用モータ24の回転数やトルクによって定義される出力は、パルス電流のデューティー比によって決まる。デューティー比とは、一定周波数のパルス電流の一周期におけるオン時間を意味する。デューティー比をPWM制御等によって変更することにより、走行用モータ24の出力が制御される。走行用モータ24に連続する直流電流が入力される場合、電圧値を変更することにより、走行用モータ24の出力が制御される。走行用モータ24が交流モータである場合、走行用モータ24に入力される3相交流の周波数が変更されることにより、また、入力される3相交流の実効値や最大値が変更されることにより、走行用モータ24の出力が制御される。走行用モータ24にパルス電流や連続する直流電流や3相交流を入力する不図示の駆動回路(ドライブ回路)は、自動運転装置80から入力される第2駆動信号(図2)によって駆動されるスイッチング素子を有する。すなわち、走行用モータ24の出力は、自動運転装置80によって制御可能である。
また、完全自動運転車20は、図2に示されるように、走行用モータ24の回転駆動力を車輪22に伝達するトランスミッション26を備える。トランスミッション26は、複数の変速ギアと、複数の変速ギアから一の変速ギアを選択する不図示の選択機構とを有する。複数の変速ギアは、走行用モータ24に連動して回転するメインギアに対するギア比がそれぞれ相違する。
選択機構は、メインギアと、車輪22と連動して回転するギアとに、選択した一の変速ギアを接続する。車輪22と連動するギアは、接続した変速ギアのギア比に応じた回転速度及びトルクで回転される。メインギアに接続される変速ギアは、本発明の「使用中ギア」の一例である。
トランスミッション26の選択機構は、例えば、電動モータや電動シリンダなどの電動アクチュエータである。電動モータは、直流モータやステッピングモータなどである。すなわち、選択機構は、入力される駆動信号に応じて駆動する電動アクチュエータである。選択機構は、後述の自動運転装置80から入力された第4駆動信号に応じて、複数の変速ギアのうちから一の変速ギアを選択し、メインギアと接続する。すなわち、メインギアと接続される変速ギアは、自動運転装置80によって制御可能である。
走行用モータ24の回転駆動力は、トランスミッション26を介して車輪22に伝達される。走行用モータ24の回転駆動力が伝達されて回転駆動する車輪22は、いわゆる駆動輪である。以下では、走行用モータ24の回転駆動力が伝達されて回転駆動する車輪22を、駆動輪22A(図2)と記載して説明する。駆動輪22Aは、全ての車輪22であってもよいし、前輪或いは後輪など一部の車輪22であってもよい。駆動輪22Aを回転駆動させる走行用モータ24は、本発明の「第2駆動装置」の一例である。
また、完全自動運転車20は、車輪22の舵角を操作する第1駆動装置41を備える。第1駆動装置41は、車輪22に力を加えて、車輪22の向きを変える。完全自動運転車20の前方と、車輪22が向く向きとがなす角度が、車輪22の舵角である。舵角は、例えば、完全自動運転車20が前方へ進行する場合を「0」とし、完全自動運転車20が左方へ曲がる場合を「正」とし、完全自動運転車20が右方へ曲がる場合を「負」として定義される。
第1駆動装置41は、例えば、油圧モータや電動モータや油圧シリンダや電動シリンダなどのアクチュエータである。第1駆動装置41が油圧モータや油圧シリンダである場合、第1駆動装置41は、油圧モータや油圧シリンダのパイロット圧を制御する電磁弁に入力する第1駆動信号に応じて駆動する。また、第1駆動装置41が電動モータや電動シリンダである場合、第1駆動装置41は、駆動回路(ドライブ回路)が出力する直流電圧や交流電圧によって駆動する。駆動回路は、自動運転装置80から入力する第1駆動信号によって動作するスイッチング素子を有する。すなわち、第1駆動装置41の動作は、自動運転装置80が出力する第1駆動信号によって制御可能である。自動運転装置80は、第1駆動信号を出力することにより、完全自動運転車20の車輪22の舵角を操作する。
第1駆動装置41によって舵角を操作される車輪22は、いわゆる操舵輪である。以下では、第1駆動装置41によって舵角を操作される操舵輪22Bと記載して説明する。操舵輪22Bは、全ての車輪22であってもよいし、前輪など一部の車輪22であってもよい。
また、完全自動運転車20は、ブレーキ部材25及びブレーキ部材25を動作させる第3駆動装置43を備える。
ブレーキ部材25は、車輪22に直接或いは間接的に負荷を加えて車輪22の回転を抑制し、或いは車輪22を制止する部材である。ブレーキ部材25は、例えば、いわゆるディスクブレーキが有するブレーキパッドや、いわゆるドラムブレーキが有するシューである。ただし、ブレーキ部材25は、車輪22の回転を抑制及び制止可能であれば、ブレーキパッドやシューに限られない。ディスクやドラムは、本発明の「車輪に連動する部材」の一例である。
第3駆動装置43は、例えば、ブレーキ部材25をディスクやドラムに押し当てて車輪22の回転を抑制する。第3駆動装置43は、例えば、油圧によって動作する油圧シリンダや、油圧モータや、空気圧によって動作する空気圧シリンダや、電動モータや、電動シリンダなどのアクチュエータである。また、第3駆動装置43は、磁界を発生させる電磁石であってもよい。第3駆動装置43は、発生させた磁界により、磁性体を少なくとも一部に有するブレーキ部材25をディスクやドラムに押し当てる。
第3駆動装置43は、油圧シリンダや油圧モータがである場合、油圧シリンダや油圧モータが有する電磁弁に第3駆動信号が入力されることにより、駆動を制御される。また、第3駆動装置43は、電動モータや電動シリンダである場合、駆動回路(ドライブ回路)が有するスイッチング素子に第3駆動信号が入力されることにより、駆動を制御される。また、第3駆動装置43が電磁石である場合、第3駆動装置43は、励磁コイルを有する。当該励磁コイルは、スイッチング素子を有する駆動回路によって通電される。第3駆動装置43は、当該スイッチング素子に入力される第3駆動信号によって、駆動を制御される。すなわち、第3駆動装置43は、自動運転装置80によって駆動を制御される。自動運転装置80は、第3駆動信号を出力することにより、ブレーキ部材25をディスクやドラムに押し当てる力(以下、ブレーキ力とも記載する)を制御する。
また、完全自動運転車20は、点灯装置51〜56と、点灯装置51〜56によって点灯される灯31〜36を備える。
方向指示灯31は、完全自動運転車20が曲がる向きを示す灯である。方向指示灯31は、方向指示器とも称される。方向指示灯31は、例えば、完全自動運転車20の幅方向(左右方向)の両端部に、左右一対で設けられる。方向指示灯31は、完全自動運転車20の前部や後部に複数対で設けられていてもよい。
方向指示灯31として、白熱ランプや、蛍光ランプや、HIDランプや、LEDランプ(発光ダイオード)や、有機ELランプなど、種々の光源を用いることができる。後述される灯32〜36についても同様に、種々の光源を用いることができる。
方向指示灯31を点灯させる点灯装置51は、方向指示灯31の種類に応じて選択される。例えば、方向指示灯31が白熱ランプやLEDランプや有機ELランプである場合、点灯装置51は、定電圧回路や定電流回路などである。方向指示灯31が蛍光ランプやHIDランプである場合、点灯装置51は、インバータ回路などである。後述される点灯装置52〜56についても同様である。
定電流回路や定電圧回路やインバータ回路などである点灯装置51は、自動運転装置80が出力する第4駆動信号によって駆動(オン/オフ)するスイッチング素子を有する。点灯装置51は、自動運転装置80から入力される第5駆動信号に応じて、方向指示灯31を点灯或いは消灯させる。すなわち、自動運転装置80は、第4駆動信号により、方向指示灯31の点灯及び消灯を制御する。後述される灯32〜36についても同様である。
前照灯32は、いわゆるヘッドライトであって、完全自動運転車20の前部に設置される。前照灯32は、点灯装置52によって点灯される。前照灯32は、完全自動運転車20の前方を照明する。前照灯32は、自動運転装置80から点灯装置52に入力される第6駆動信号に応じて、点灯或いは消灯される。
補助灯33は、いわゆるフォグランプであって、完全自動運転車20の前部や後部に設置される。補助灯33は、点灯装置53によって点灯される。補助灯33は、視界不良時などにおいて点灯される。補助灯33は、自動運転装置80から点灯装置53に入力される第7駆動信号に応じて、点灯或いは消灯される。
車幅灯34は、いわゆるスモールランプであって、完全自動運転車20の前部や後部の左右両側に設置される。車幅灯34は、点灯装置54によって点灯される。車幅灯34は、完全自動運転車20の存在及び車幅を、前方や後方を走行する他の車両に認識させる。車幅灯34は、自動運転装置80から点灯装置54に入力される第8駆動信号に応じて、点灯或いは消灯される。
ブレーキ灯35は、いわゆるブレーキランプであって、完全自動運転車20の後部に設置される。ブレーキ灯35は、点灯装置55によって点灯される。ブレーキ灯35は、ブレーキが作動したことを、後方を走行する他の車両に認識させる。ブレーキ灯35は、自動運転装置80から点灯装置55に入力される第9駆動信号に応じて、点灯或いは消灯される。
尾灯36は、いわゆるテールランプであって、完全自動運転車20の後部に設置される。尾灯36は、点灯装置56によって点灯される。尾灯36は、完全自動運転車20の存在を、完全自動運転車20の後方を走行する他の車両に認識させる。尾灯36は、自動運転装置80から点灯装置56に入力される第10駆動信号に応じて、点灯或いは消灯される。なお、尾灯36とブレーキ灯35とが兼用されていてもよい。その場合、ブレーキ灯35として発光する場合の輝度は、尾灯36として発光する場合の輝度の5倍程度とされる。
また、完全自動運転車20は、スピーカ37を備える。スピーカ37は、電源回路30から供給された直流電圧によって駆動する。スピーカ37は、完全自動運転装置80から入力された音声信号に応じた音声を出力する。スピーカ37は、警笛音など、歩行者や他の車両に注意を促す音声や音などを出力する。
完全自動運転車20は、スピーカ37に入力する音声信号と、スピーカ37に駆動電流を供給する駆動回路が有するスイッチング素子に入力する駆動信号とにより、スピーカ37の動作を制御する。
また、完全自動運転車20は、スライド等によって開閉する窓27と、窓27を開閉する第4駆動装置44とを備える。第4駆動装置44は、例えば、油圧によって動作する油圧シリンダや、油圧モータや、空気圧によって動作する空気圧シリンダや、電動モータや、電動シリンダなどのアクチュエータである。完全自動運転車20は、上述と同様に、電磁弁や駆動回路に入力する第11駆動信号により、第4駆動装置44の駆動を制御して、窓27の開閉や窓27の位置を制御する。
また、完全自動運転車20は、窓27の外面に洗浄液を噴射する第5駆動装置45を備える。第5駆動装置45は、例えば。タンクに貯留された洗浄液を噴射室へ供給するポンプと、噴射室に設けられた開閉自在の弁とを有する。ポンプによって噴射室に供給され、大気圧よりも高い圧力で噴射室に収容された洗浄液は、閉じられた状態の弁が開かれることにより、弁と通じる噴射口から外部へ噴射される。ポンプは、本発明の「噴射装置」の一例である。
第5駆動装置45のポンプ及び弁は、定電圧回路や定電流回路などの駆動回路(ドライブ回路)によって動作される。この駆動回路は、自動運転装置80から入力する第12駆動信号により駆動(オン/オフ)されるスイッチング素子を有する。自動運転装置80は、第11駆動信号により、第5駆動装置45の駆動を制御して、洗浄液を噴出させる。
また、完全自動運転車20は、窓27の外面をスイープするワイパ28と、ワイパ28を動作させる第6駆動装置46とを備える。第6駆動装置46は、例えば、電動モータや電動シリンダなどの電動アクチュエータである。第6駆動装置46は、定電圧回路や定電流回路などの駆動回路(ドライブ回路)によって動作される。この駆動回路は、自動運転装置80から入力する第13駆動信号により駆動(オン/オフ)されるスイッチング素子を有する。自動運転装置80は、第12駆動信号により、第6駆動装置46の駆動を制御して、ワイパ28を動作させる。
また、完全自動運転車20は、空調装置29を備える。空調装置29の構成は公知であるので詳しい説明は省略するが、空調装置29は、自動運転装置80から入力する第14駆動信号に応じて動作する。具体的には、空調装置29は、入力する第14駆動信号に応じて、完全自動運転車20の車内の温度や湿度を制御する。自動運転装置80は、後述の判断情報取得部60から入力する判断情報に含まれる車外温度に応じて、或いは、ユーザが操作する不図示の入力装置から入力する操作信号に応じて、完全自動運転車20の車内の温度や湿度を設定し、第14駆動信号を生成して出力する。
また、完全自動運転車20は、窓27を加熱して窓27の結露を防止する加熱装置47を有する。すなわち、加熱装置47は、いわゆるデフロッガである。加熱装置47は、例えば、抵抗からなるヒータ線であり、供給された電力に応じて発熱する。第6駆動装置46は、定電圧回路や定電流回路などの駆動回路(ドライブ回路)によって動作される。この駆動回路は、自動運転装置80から入力する第15駆動信号により駆動(オン/オフ)するスイッチング素子を有する。自動運転装置80は、第15駆動信号により、加熱装置47の駆動を制御して、窓27を加熱する。
自動運転装置80は、上述の第1駆動信号〜第15駆動信号や音声信号を出力することにより、完全自動運転車20を走行させる。すなわち、自動運転装置80は、いわゆるドライブ・バイ・ワイヤ(DBW)を用いて完全自動運転車20を操作する。以下、自動運転装置80の構成について詳しく説明する。
自動運転装置80は、中央演算処理装置であるCPU81と、記憶装置82と、電源回路87とを備える。電源回路87は、電源回路30から供給された12Vなどの所定の直流電圧を5Vや3.3Vなどの所定の直流電圧に変換して出力する変換回路である。電源回路87は、例えば、スイッチングレギュレータなどのDC−DCコンバータや、ツェナーダイオード等を用いた定電圧回路などである。
記憶装置82は、自動運転プログラム83と、地図情報84と、道路状態情報85と、目的地情報とを記憶する。地図情報は、完全自動運転車20が走行する道路を示す情報であり、走行前に予め記憶される情報である。道路状態情報85は、地図情報が示す道路の表面状態や道幅など、道路の状態を示す情報であり、走行前や走行中に記憶される情報である。道路状態情報は、各道路における制限速度などの情報を含んでいてもよい。目的地情報は、完全自動運転車20の目的地を示す情報であり、例えば、走行前にユーザによって入力される。
記憶装置82は、例えば、自動運転プログラム83、地図情報84、及び道路状態情報85を記憶するROMやEEPROMや、自動運転プログラム83が実行される作業領域となるRAMや、バッファや、USBメモリなどの外付けメモリなどである。
記憶装置82に記憶された自動運転プログラム83は、CPU81によって実行される。例えば、自動運転プログラム83に記述された命令がアドレス順にCPU81によって処理されることにより、自動運転プログラム83は実行される。
自動運転プログラム83は、車体21に搭載された判断情報取得部60から自動運転装置80に入力される判断情報に基づいて、第1駆動装置41や点灯装置51〜56などに駆動信号や音声信号を出力し、完全自動運転車20の走行等を制御する。以下、判断情報取得部60について詳しく説明する。
判断情報取得部60は、GPSアンテナ61と、無線通信アンテナ62と、速度センサ63と、回転数センサ64と、ギアセンサ65と、操舵角センサ66と、バッテリ電圧計67と、レーダ68と、レーザセンサ69と、車外温度センサ70と、車外湿度センサ71と、車外照度センサ72と、マイクロフォン73と、モーションセンサ74と、カメラ75とを備える。なお、完全自動運転車20は、上述の全てのセンサを有していなくてもよい。
GPSアンテナ61は、通信衛星(図1)が送信した位置情報を受信する。位置情報は、完全自動運転車20の位置を示す情報であり、例えば、緯度及び経度を示す情報である。GPSアンテナ61が受信した位置情報は、判断情報の一つとして自動運転装置80に入力される。GPSアンテナ61は、本発明の「アンテナ」の一例である。
また、GPSアンテナ61は、通信衛星が送信した渋滞情報や事故情報や工事情報等を受信してもよい。渋滞情報は、完全自動運転車20が走行する予定の道路を走行する現在の車両の台数や、完全自動運転車20が走行する予定の道路の走行予定時刻における車両の予想走行台数などである。事故情報は、完全自動運転車20が走行する予定の道路における事故等の発生状況を示す情報である。工事情報は、完全自動運転車20が走行する予定の道路の工事に関する情報である。道路を走行する他の車両は、完全自動運転車であってもよいし、人が操縦する車両であってもよい。
無線通信アンテナ62は、周囲を走行する他の車両に対して自己の位置や速度などの情報を送信し、当該他の車両から当該車両の位置や速度などの他車情報を受信するアンテナである。
無線通信アンテナ62は、通信会社の基地局と無線通信を行って上述の渋滞情報や事故情報や工事情報等を受信してもよい。また、無線通信アンテナ62は、通信会社の基地局と無線通信を行うことにより、周囲を走行する他の車両の位置や速度などの情報を取得してもよい。また、無線通信アンテナ62は、GPSアンテナ61と兼用されてもよい。
無線通信アンテナ62が受信した周囲を走行する他の車両の位置や速度などを示す他車情報は、判断情報の一つとして自動運転装置80に入力される。無線通信アンテナ62は、本発明の「アンテナ」の一例である。渋滞情報や事故情報や工事情報は、本発明の「交通情報」の一例である。なお、記憶装置82に記憶される道路状態情報85は、無線通信アンテナ62によって受信されて記憶装置82に記憶されてもよい。
速度センサ63は、完全自動運転車20の速度を検出するセンサである。速度センサ63は、車輪22に連動して回転するエンコーダディスクの回転数を検出するロータリエンコーダであってもよい。速度センサ63は、完全自動運転車20の速度を示す速度情報を、判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。すなわち、速度センサ63は、自動運転装置80が指示した速度でなく、完全自動運転車20の実際の速度を検出するセンサである。
なお、速度センサ63は、後述のレーザセンサ69と兼用されてもよい。すなわち、レーザセンサ69である速度センサ63は、道路脇の固定目標との間の距離を所定の時間間隔で測定して、距離情報を速度情報として自動運転装置80に入力する。自動運転装置80では、入力した2つの距離情報の差を上述の所定の時間間隔で除して速度を算出する。また、速度センサ63は、後述のカメラ75と兼用されてもよい。カメラ75である速度センサ63は、撮像した画像を示す画像情報を速度情報として自動運転装置80に入力する。自動運転装置80は、入力された画像データに対して画像処理を行って、完全自動運転車20の速度を算出する。例えば、自動運転装置80は、入力した複数の画像データから、道路脇の固定目標の単位時間当たりの拡大率を算出し、算出した拡大率から速度を算出する。その他、速度センサ63は、完全自動運転車20の速度に応じた値を検出可能であれば、どのようなセンサであってもよい。また、自動運転装置80に入力される速度情報は、完全自動運転車20の速度そのものでなくとも、当該速度を算出可能であれば、距離情報や画像情報など、他の情報でってもよい。すなわち、自動運転装置80に入力される速度情報は、完全自動運転車20の速度に応じた情報であればよい。
回転数センサ64は、走行用モータ24の単位時間当たりの回転数(すなわち、回転速度)を検出して出力するセンサである。回転数センサ64は、例えば、走行用モータ24のシャフトと連動して回転するエンコーダディスクの回転速度を検出するロータリエンコーダである。すなわち、回転数センサ64は、自動運転装置80が指示した回転速度ではなく、走行用モータ24の実際の回転速度を検出するセンサである。回転数センサ64は、走行用モータ24の回転速度を示す回転数情報を、判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。
なお、回転数センサ64は、走行用モータ24の回転速度に応じた値を検出可能であれば、どのようなセンサであってもよい。また、自動運転装置80に入力される回転数情報は、走行用モータ24の回転速度そのものでなくとも、当該回転速度を算出可能であれば、他の情報でってもよい。すなわち、自動運転装置80に入力される回転数情報は、走行用モータ24の回転速度に応じた情報であればよい。
ギアセンサ65は、トランスミッション26において選択された変速ギアの種類を示すギア情報を出力するセンサである。ギアセンサ65には、例えば、各変速ギアが所定の位置にあるか否かに応じて異なるレベル(ローレベル/ハイレベル)の信号電圧を出力する複数のフォトカプラを用いることができる。所定の位置とは、変速ギアが走行用モータ24のメインギアと接続しない待機位置を意味する。すなわち、待機位置にない変速ギアが、走行用モータ24と接続している。ギアセンサ65は、自動運転装置80が指示した変速ギアの種類ではなく、メインギアに実際に接続された変速ギアの種類を検出するセンサである。ギアセンサ65が出力するギア情報は、判断情報の一つとして、自動運転装置80に入力される。
なお、ギアセンサ65は、走行用モータ24のメインギアに接続している変速ギアを判断可能な値を検出可能であれば、どのようなセンサであってもよい。また、自動運転装置80に入力されるギア情報は、メインギアに接続している変速ギアを示す情報そのものでなくとも、メインギアに接続している変速ギアの種類を判断可能であれば、どのような情報でってもよい。すなわち、自動運転装置80に入力されるギア情報は、走行用モータ24のメインギアに接続している変速ギアの種類に応じた情報であればよい。
操舵角センサ66は、操舵輪22Bの操舵角を検出するセンサである。操舵角センサ66には、例えば、操舵輪22B或いは操舵輪22Bの操舵角と連動して位置が変化する部材の位置を検出する磁気センサやレーザセンサを用いることができる。すなわち、操舵角センサ66は、自動運転装置80が指示した操舵角ではなく、操舵輪22Bの実際の操舵角を検出するセンサである。操舵角センサ66が検出した操舵角を示す操舵角情報は、判断情報の一つとして、自動運転装置80に入力される。なお、操舵角センサ66には、操舵輪22Bの操舵角を検出可能であれば、磁気センサやレーザセンサの他、どのようなセンサが用いられてもよい。また、操舵角情報は、操舵輪22Bの操舵角を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。
バッテリ電圧計67は、バッテリ23の出力電圧を出力する電圧計である。バッテリ電圧計67は、例えば、バッテリ23の出力端と車体(接地電圧)との間の電圧を分圧抵抗によって分圧し、バッテリ情報として出力する。バッテリ情報は、判断情報の一つとして自動運転装置80に入力される。なお、バッテリ電圧計67は、バッテリ23の出力電圧に応じた値を出力可能であれば、他の構成であってもよい。また、バッテリ情報は、バッテリ23の電圧を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。
レーダ68は、完全自動運転車20の周囲に電波や音波を照射し、周囲を走行する他の車両や障害物によって反射された反射波を受信して、受信した反射波に応じた情報である被検出体情報を判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。被検出体情報は、完全自動運転車20の周囲を走行する他の車両や障害物の方角及び距離を含む位置を示す。なお、被検出体情報は、完全自動運転車20の周囲を走行する他の車両や障害物の位置を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。周囲を走行する他の車両や障害物は、本発明の「被検出体」の一例である。
レーザセンサ69は、完全自動運転車20の周囲にレーザ光を照射し、周囲を走行する他の車両や障害物によって散乱された散乱光を受信して、受信した散乱光に応じた情報である被検出体情報を判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。被検出体情報は、完全自動運転車20の周囲を走行する他の車両や障害物の方角及び距離を含む位置を示す。なお、被検出体情報は、完全自動運転車20の周囲を走行する他の車両や障害物の位置を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。また、レーザセンサ69とレーダ68とは、いずれか一方のみが完全自動運転車20に搭載されてもよいし、双方が完全自動運転車20に搭載されてもよい。レーダ68及びレーザセンサ69は、本発明の「センサ」の一例である。
車外温度センサ70は、完全自動運転車20の車外の温度を検出して、判断情報の一つである外気温情報として自動運転装置80に入力するセンサである。車外温度センサ70は、例えばサーミスタである。ただし、車外温度センサ70は、サーミスタ以外のセンサであってもよい。また、外気温情報は、完全自動運転車20の車外の温度を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。
車外湿度センサ71は、完全自動運転車20の車外の湿度を検出して、判断情報の一つである車外湿度情報として自動運転装置80に入力するセンサである。車外湿度センサ71は、例えば、高分子ポリマからなる感湿シートに電極を貼り付けた抵抗型の湿度センサや、感湿シートを電極で挟んだ静電容量型の湿度センサを用いることができる。ただし、車外湿度センサ71には、抵抗型や静電容量型以外の湿度センサが用いられてもよい。また、車外湿度情報は、完全自動運転車20の車外の湿度を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。車外湿度情報は、本発明の「湿度情報」の一例である。
車外照度センサ72は、完全自動運転車20の車外の照度を検出して、判断情報の一つである車外照度情報として出力するセンサである。車外照度センサ72は、例えば、入射した光の強度に応じた電圧を出力するフォトダイオードを用いた照度センサを用いることができる。ただし、車外照度センサ72は、他の種類の照度センサを用いてもよい。また、車外照度情報は、完全自動運転車20の車外の照度を示す情報であれば、どのような情報であってもよい。車外照度情報は、本発明の「照度情報」の一例である。
マイクロフォン73は、完全自動運転車20の車外の音を検出し、判断情報の一つである周囲音情報として自動運転装置80に入力するセンサである。
モーションセンサ74は、加速度センサや3軸のジャイロセンサである。モーションセンサ74は、完全自動運転車20の加速度を示す加速度情報を判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。また、モーションセンサ74は、完全自動運転車20の水平方向に対する傾きを示す傾き情報を判断情報の一つとして自動運転装置80に入力する。なお、モーションセンサ74には、完全自動運転車20の加速度や傾きを検出可能であれば、加速度センサや3軸のジャイロセンサ以外のセンサが用いられてもよい。また、加速度情報及び傾き情報は、完全自動運転車20の加速度及び傾きを示す情報であれば、どのような情報であってもよい。モーションセンサ74は、本発明の「加速度センサ」及び「傾斜センサ」の一例である。
カメラ75は、完全自動運転車20の周囲を撮像し、撮像した画像を示す画像情報を判断情報の一つとして完全自動運転車20に入力する。
画像情報は、例えば、完全自動運転車20の周囲を走行する他の車両や障害物を示す被検出体情報の生成に用いられる。ただし、画像情報は、被検出体情報の生成に用いられることに限定されない。画像情報は、画像解析等により、自動運転装置80が駆動信号を生成するための基となる判断情報の生成に用いられればよい。
自動運転装置80の自動運転プログラム83は、入力された判断情報を用いて、上述の駆動信号や音声信号を生成し、出力する。判断情報は、大きく2つの種類に分類される。一つは、他車情報や交通情報や渋滞情報や被検出体情報や位置情報や周囲音情報や温度情報や湿度情報や画像情報などの周囲の情報である。もう一つは、速度情報や回転数情報やギア情報や操舵角情報やバッテリ情報や加速度情報など、完全自動運転車20が駆動を制御する装置に関する被操作情報である。自動運転プログラム83は、周囲情報や地図情報に基づいて、速度や操舵角などを決定して駆動信号を生成し、被操作情報に基づいて、フィードバック制御を行う。
判断情報取得部60が出力する判断情報と、自動運転装置80が生成した第1駆動信号から第15駆動信号(以下、単に駆動信号とも記載する)及び音声信号とは、情報送信装置11に入力される。以下、情報送信装置11について、詳しく説明する。
情報送信装置11は、図2に示されるように、判断情報が入力される第1入力部14と、駆動信号や音声信号が入力される第2入力部15と、センサ情報が入力される第3入力部16とを備える。
また、情報送信装置11は、図3(A)に示されるように、中央演算処理装置であるCPU91と、メモリ92と、電源回路95と、クロックモジュール96と、無線通信モジュール97と、無線通信アンテナ98とを備える。
無線通信アンテナ98は、通信会社の基地局などに対して無線送信を行うアンテナである。無線通信アンテナ98は、例えば、無線通信モジュール97が備える制御基板のパターン箔によって形成される。或いは、無線通信アンテナ98は、情報送信装置11の筐体に、ポールアンテナ等として設けられる。また、無線通信アンテナ98は、完全自動運転車20が備える無線通信アンテナ62と兼用されてもよい。無線通信モジュール97は、無線通信アンテナ98を用いて、後述の管理情報を通信会社の基地局などへ送信する。無線通信モジュール97は、本発明の「無線通信部」の一例である。
クロックモジュール96は、日時情報を出力する。日時情報は、「年月日」及び「時刻」を含む情報である。
電源回路95は、完全自動運転車20の電源回路30から入力された12Vなどの所定の電圧の直流電圧を、5Vや3.3Vなどの所定の電圧の直流電圧に変換し、CPU91や後述のセンサ群100に供給する回路である。
メモリ92は、制御プログラム93と、識別記号94とを記憶する。メモリ92は、制御プログラム93及び識別記号94を記憶するROMやEEPROMや、制御プログラム93が実行される作業領域となるRAMや、バッファや、外付けされたUSBメモリなどである。
識別記号94は、完全自動運転車20を識別する記号である。一の情報送信装置11に対して、一の識別記号94が付与される。
情報送信装置11は、判断情報及び駆動信号に加え、センサ群100(図3(B))からセンサ情報を入力される。
センサ群100は、図3(B)に示されるように、速度センサ101と、回転数センサ102と、ギアセンサ103と、操舵角センサ104と、バッテリ電圧計105と、ブレーキ力センサ106と、光センサ群107と、マイクロフォン108と、窓位置センサ109と、洗浄液残量センサ110と、ワイパセンサ111と、車内温度センサ112と、車内湿度センサ113と、窓温度センサ114とを備える。
なお、速度センサ101や回転数センサ102やギアセンサ103や操舵角センサ104やバッテリ電圧計105やマイクロフォン108は、判断情報取得部60の速度センサ63や回転数センサ64やギアセンサ65や操舵角センサ66やバッテリ電圧計67やマイクロフォン73と兼用されてもよいし、判断情報取得部60の速度センサ63や回転数センサ64やギアセンサ65や操舵角センサ66やバッテリ電圧計67やマイクロフォン73とは別に設けられてもよい。
速度センサ101や回転数センサ102やギアセンサ103や操舵角センサ104やバッテリ電圧計105やマイクロフォン108は、判断情報取得部60の速度センサ63や回転数センサ64やギアセンサ65や操舵角センサ66やバッテリ電圧計67やマイクロフォン73とは別に設けられることが望ましい。別に設けることにより、判断情報取得部60の速度センサ63や回転数センサ64やギアセンサ65や操舵角センサ66やバッテリ電圧計67やマイクロフォン73が故障したか否かを判断することができる。すなわち、速度センサ101等を判断情報取得部60の速度センサ63等とは別で設けることにより、自動運転装置80が、故障した速度センサ63等から入力した判断情報に基づいて誤った駆動信号を生成したか否かを判断することができる。以下では、速度センサ101や回転数センサ102やギアセンサ103や操舵角センサ104やバッテリ電圧計105やマイクロフォン108が、判断情報取得部60の速度センサ63や回転数センサ64やギアセンサ65や操舵角センサ66やバッテリ電圧計67やマイクロフォン73とは別に設けられた例を説明する。
速度センサ101、回転数センサ102、ギアセンサ103、操舵角センサ104、バッテリ電圧計105、及びマイクロフォン108の構成は、判断情報取得部60の速度センサ63、回転数センサ64、ギアセンサ65、操舵角センサ66、バッテリ電圧計67、及びマイクロフォン73の構成と同じである。操舵角センサ104は、本発明の「第1センサ」の一例である。回転数センサ102は、本発明の「第2センサ」の一例である。
速度センサ101は、センサ情報の一つである速度情報を情報送信装置11に入力する。回転数センサ102は、センサ情報の一つである回転数情報を情報送信装置11に入力する。ギアセンサ103は、センサ情報の一つであるギア情報を情報送信装置11に入力する。操舵角センサ104は、センサ情報の一つである操舵角情報を情報送信装置11に入力する。バッテリ電圧計105は、センサ情報の一つであるバッテリ情報を情報送信装置11に入力する。マイクロフォン108は、センサ情報の一つである音声情報を情報送信装置11に入力する。
ブレーキ力センサ106は、ブレーキ部材25が車輪22或いは車輪22と連動するドラムやブレーキディスクに加える負荷の大きさに応じた値を検出するセンサである。すなわち、ブレーキ力センサ106は、自動運転装置80が第3駆動装置43を介してブレーキ部材25に指示したブレーキ力ではなく、ブレーキ部材25が車輪22に実際に及ぼしたブレーキ力に応じた値を検出するセンサである。
ブレーキ力センサ106は、例えば、ブレーキパッドやシューであるブレーキ部材25のブレーキディスクやドラムへの押圧力を検出して出力する圧力センサであってもよい。また、ブレーキ力センサ106は、ブレーキ部材25の温度を検出する温度センサであってもよい。詳しく説明すると、ブレーキ部材25は、完全自動運転車20の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して車輪22の回転を抑制する。したがって、ブレーキ部材25は、抑制した車輪22の回転に応じて加熱される。ブレーキ力センサ106は、ブレーキ部材25が車輪22に加えた負荷に応じた値として、ブレーキ部材25の温度を検出する。
ブレーキ力センサ106は、検出した圧力や温度をセンサ情報の一つであるブレーキ情報として情報送信装置11に入力する。ブレーキ力センサ106は、本発明の「第3センサ」の一例である。
光センサ群107は、方向指示灯31などの灯31〜灯36が点灯したか否かを検出するセンサである。光センサ群107は、例えば、灯31〜灯36の光がそれぞれ入射される複数のフォトダイオードである。各フォトダイオードは、入射した光に応じた電圧の信号を出力する。すなわち、光センサ群107は、自動運転装置80が灯31〜灯36の点灯を指示したか否かではなく、灯31〜灯36が実際に点灯したか否かを検出するセンサである。光センサ群107が出力する信号は、センサ信号の一つである点灯情報として情報送信装置11に入力される。なお、光センサ群107には、灯31〜灯36が点灯したか否かを検出可能であれば、フォトダイオード以外のセンサが用いられてもよい。また、灯31〜灯36が点灯したか否かを判断可能であれば、点灯情報は、どのような情報であってもよい。光センサ群107の個々のフォトダイオードは、本発明の「光センサ」の一例である。
窓位置センサ109は、自動運転装置80によって開閉された窓27の位置を検出するセンサである。例えば、窓27の開閉に連動して移動する部材に設けたマークを読み取るエンコーダが窓位置センサ109として用いられる。或いは、窓27の開閉に連動して移動する部材の位置を検出する磁気センサやレーザセンサが窓位置センサ109として用いられる。すなわち、窓位置センサ109は、自動運転装置80が指示した窓27の位置ではなく、窓27の実際の位置を検出するセンサである。窓位置センサ109が出力する窓27の位置に応じた窓位置情報は、センサ情報の一つとして情報送信装置11に入力される。
洗浄液残量センサ110は、窓27に噴射される洗浄液を貯留するタンクにおける洗浄液の残量を検出するセンサである。洗浄液残量センサ110は、例えば、タンクの重量を検出する重量センサや、タンクの液面に浮かべられたフロートの位置を検出する光センサなどである。すなわち、洗浄液残量センサ110は、自動運転装置80が指示した洗浄液の噴出量ではなく、第5駆動装置45が噴出した洗浄液の実際の噴射量に応じた値を検出するセンサである。なお、洗浄液残量センサ110は、洗浄液の残量ではなく、第5駆動装置45が噴出した洗浄液の噴射量を検出するセンサであってもよい。洗浄液残量センサ110が出力する洗浄液の残量を示す残量情報は、センサ情報の一つとして情報送信装置11に入力される。
ワイパセンサ111は、ワイパ28が動作しているか否かを検出するセンサである。ワイパセンサ111は、例えば、ワイパ28が近接したことを検出する近接センサや、動作するワイパの動きに連動して移動する部材が光路上を出入りするフォトカプラである。すなわち、ワイパセンサ111は、自動運転装置80が指示したワイパ28の駆動ではなく、ワイパ28の実際の動作を検出するセンサである。ワイパセンサ111が出力するワイパ28の動作を示すワイパ情報は、センサ情報の一つとして情報送信装置11に入力される。
車内温度センサ112は、完全自動運転車20の車内の温度を検出するセンサである。車内温度センサ112の構成は、判断情報取得部60の車外温度センサ70の構成と同じである。すなわち、車内温度センサ112は、自動運転装置80が空調装置29に指示した温度ではなく、完全自動運転車20の車内の実際の温度を検出するセンサである。車内温度センサ112が出力する車内温度情報は、センサ情報の一つとして情報送信装置11に入力される。
車内湿度センサ113は、完全自動運転車20の車内の湿度を検出するセンサである。車内湿度センサ113の構成は、判断情報取得部60の車外湿度センサ71の構成と同じである。すなわち、車内湿度センサ113は、自動運転装置80が空調装置29に指示した湿度ではなく、完全自動運転車20の車内の実際の湿度を検出するセンサである。車内湿度センサ113が出力する車内湿度情報は、センサ情報の一つとして情報送信装置11に入力される。
窓温度センサ114は、窓27の温度を検出するセンサである。窓温度センサ114の構成は、車内温度センサ112や車外温度センサ70の構成と同じである。すなわち、窓温度センサ114は、自動運転装置80が加熱装置47に指示した温度ではなく、窓27の実際の温度を検出するセンサである。窓温度センサ114が出力する窓27の温度である窓温度情報は、センサ情報の一つとして、情報送信装置11に入力される。
情報送信装置11は、入力されたセンサ情報、判断情報、及び駆動信号を管理情報として、後述の管理情報送信処理(図4)で無線送信する。送信された管理情報は、情報処理装置12(図1)に入力される。
情報処理装置12は、図3(C)に示されるように、中央演算処理装置であるCPU121と、記憶装置122とを備える。情報処理装置12は、例えば、インターネットなどの通信ネットワークと接続されたサーバである。
記憶装置122は、プログラム123を記憶する。記憶装置122は、例えば、プログラム123を記憶するハードディスクや、プログラム123が実行される作業領域となるRAMや、バッファなどを有する。
以下、情報送信装置11の制御プログラム93が実行する処理、及び、情報処理装置12のプログラム123が実行する処理について説明する。
[管理情報送信処理]
情報送信装置11の制御プログラム93は、図4に示される管理情報送信処理を実行する。まず、制御プログラム93は、判断情報取得部60から入力された判断情報を、判断情報が入力した時にクロックモジュール96が出力した日時情報と対応付けてメモリ92に記憶させる(S11)。ステップS11の処理は、本発明の「第1取得処理」の一例である。
また、制御プログラム93は、自動運転装置80から入力された駆動信号及び音声信号を、駆動信号及び音声信号が入力した時にクロックモジュール96が出力した日時情報と対応付けてメモリ92に記憶させる(S12)。ステップS12の処理は、本発明の「第2取得処理」の一例である。
また、制御プログラム93は、センサ群100から入力されたセンサ情報を、センサ情報が入力した時にクロックモジュール96が出力した日時情報と対応付けてメモリ92に記憶させる(S13)。ステップS13の処理は、本発明の「第3取得処理」の一例である。
なお、ステップS11の処理は、判断情報が入力されるごとに実行される。ステップS12の処理は、駆動信号や音声信号が入力されるごとに実行される。ステップS13の処理は、センサ情報が入力されるごとに実行される。
次に、制御プログラム93は、送信タイミングになったか否かを判断する(S14)。送信タイミングは、例えば、0.5秒間隔である。すなわち、制御プログラム93は、例えば0.5秒間隔で管理情報を送信する。制御プログラム93は、クロックモジュール96が出力する日時情報が所定の日時になったか否かを判断することにより、或いは、クロック周波数の波数をカウントし、カウント値が所定の値になったか否かを判断することにより、送信タイミングになったか否かを判断する。
制御プログラム93は、送信タイミングになっていないと判断すると(S14:No)、判断情報、日時情報、及びセンサ情報の取得及びメモリ92への記憶を継続する。制御プログラム93は、送信タイミングになったと判断すると(S14:Yes)、メモリ92に記憶された判断情報、日時情報、センサ情報、日時情報、識別記号94を対応付け、管理情報として、無線通信モジュール97を用いて無線送信する(S15)。その際、制御プログラム93は、前回送信した管理情報の後に入力された判断情報、日時情報、及びセンサ情報を管理情報に含めて送信する。ステップS15の処理は、本発明の「送信処理」の一例である。
情報送信装置11が送信した管理情報は、通信会社の基地局やインターネットなどの通信ネットワークを通じて情報処理装置12に入力される。管理情報を入力された情報処理装置12は、管理情報を記憶装置122に記憶させる。また、情報処理装置12は、オペレータの指示に応じて、入力した管理情報を用いて第1原因究明処理(図5)や第2原因究明処理(図6)や第3原因究明処理(図7)や第4原因究明処理を実行する。オペレータは、例えば、完全自動運転車20に事故などが生じたことに応じて、第1原因究明処理や第2原因究明処理や第3原因究明処理や第4原因究明処理の実行を情報処理装置12に指示する。
[第1原因究明処理]
図5に示される第1原因究明処理は、事故等の原因が走行用モータ24やトランスミッション26や第3駆動装置43にあるか否かを判断する処理である。
まず、情報処理装置12のプログラム123は、管理情報に含まれる第1駆動信号が示す操舵輪22Bの操舵角である指示操舵角を決定する第1駆動信号解析処理を実行する(S21)。例えば、第1駆動信号のパターンなどの種類と指示操舵角との関係を示すテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、第1駆動信号の種類に応じた指示操舵角を当該テーブルから決定する。
次に、プログラム123は、ステップS21で決定した指示操舵角と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである操舵角情報が示す操舵角(以下、検出操舵角と記載する)との差が、記憶装置122に予め記憶された所定の適正範囲内であるか否かを判断する(S22)。所定の適正範囲は、例えば1°である。ステップS22の処理は、本発明の「第1判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示操舵角と検出操舵角との差が適正範囲内でないと判断すると(S22:No)、第1駆動装置41や操舵輪22Bに不具合が生じている可能性があることを示す第1エラー情報を記憶装置122に記憶させ、ステップS24の処理に進む。詳しく説明すると、指示操舵角と検出操舵角との差が適正範囲内でない場合、自動運転装置80の指示に応じて第1駆動装置41が操舵輪22Bの操舵角を操作していない可能性や、操舵輪22B自体に不具合がある可能性がある。プログラム123は、指示操舵角と検出操舵角との差が適正範囲内でないと判断すると(S22:No)、第1駆動装置41や操舵輪22Bに不具合が生じている可能性があることを示す第1エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S23)。ステップS23の処理は、本発明の「第1記憶処理」の一例である。
一方、プログラム123は、指示操舵角と検出操舵角との差が適正範囲内であると判断すると(S22:Yes)、ステップS23の処理をスキップし、ステップS24の処理に進む。
プログラム123は、ステップS24において、管理情報に含まれる第2駆動信号が示す走行用モータ24のシャフトの回転数である指示回転数を決定する第2駆動信号解析処理を実行する。例えば、第2駆動信号のデューティ比や3相交流の周波数及び実行値と、指示回転数との関係を示すテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、第2駆動信号に応じた指示回転数を当該テーブルから決定する。
プログラム123は、ステップS24で決定した指示回転数と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである回転数情報(以下、検出回転数と記載する)との差が、記憶装置122に予め記憶された所定の適正範囲内であるか否かを判断する(S25)。ステップS25の処理は、本発明の「第2判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示回転数と検出回転数との差が適正範囲内でないと判断すると(S25:No)、走行用モータ24や走行用モータ24の駆動回路に不具合が生じている可能性があることを示す第2エラー情報を記憶装置122に記憶させ(S26)、ステップS27の処理に進む。詳しく説明すると、指示回転数と検出回転数との差が適正範囲内でない場合、自動運転装置80の指示に応じて駆動回路が走行用モータ24を駆動していない可能性や、走行用モータ24自体に不具合が生じている可能性がある。プログラム123は、指示回転数と検出回転数との差が適正範囲内でないと判断すると、走行用モータ24や走行用モータ24の駆動回路に不具合が生じている可能性があることを示す第2エラー情報を記憶装置122に記憶させる。ステップS26の処理は、本発明の「第2記憶処理」の一例である。
一方、プログラム123は、指示回転数と検出回転数との差が適正範囲内であると判断すると(S25:Yes)、ステップS26の処理をスキップし、ステップS27の処理に進む。
プログラム123は、ステップS27において、管理情報に含まれる第3駆動信号が示す指示ブレーキ力を決定する第3駆動信号解析処理を実行する。例えば、第3駆動信号の種類と指示ブレーキ力との関係を示すテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、第3駆動信号に応じた指示ブレーキ力を当該テーブルから決定する。記憶装置122のテーブルには、管理情報に含まれるブレーキ情報と同種のブレーキ力が記憶される。具体的には、管理情報に含まれるブレーキ情報が圧力を示す値である場合、記憶装置122には、第3駆動信号の種類と対応する圧力が記憶される。管理情報に含まれるブレーキ情報がブレーキ部材25の温度を示す値である場合、記憶装置122には、第3駆動信号の種類と対応する温度が記憶される。
プログラム123は、ステップS27で決定した指示ブレーキ力と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つであるブレーキ情報が示すブレーキ力(以下、検出ブレーキ力と記載する)との差が、記憶装置122に予め記憶された所定の適正範囲内であるか否かを判断する(S28)。ステップS28の処理は、本発明の「第3判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示ブレーキ力と検出ブレーキ力との差が適正範囲内でないと判断すると(S28:No)、第3駆動装置43やブレーキ部材25に不具合が生じている可能性があることを示す第3エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S29)。詳しく説明すると、指示ブレーキ力と検出ブレーキ力との差が適正範囲内でない場合、自動運転装置80の指示に応じて第3駆動装置43がブレーキ部材25を適正に動作させていない可能性や、ブレーキ部材25自体に不具合が生じている可能性がある。プログラム123は、指示ブレーキ力と検出ブレーキ力との差が適正範囲内でないと判断すると、第3駆動装置43やブレーキ部材25に不具合が生じている可能性があることを示す第3エラー情報を記憶装置122に記憶させる。ステップS29の処理は、本発明の「第3記憶処理」の一例である。
一方、プログラム123は、指示回転数と検出回転数との差が適正範囲内であると判断すると(S25:Yes)、ステップS29の処理をスキップし、第1原因究明処理を終了する。
フローチャートには示されていないが、プログラム123は、第1駆動信号、第2駆動信号、及び第3駆動信号以外の駆動信号や音声信号と、管理情報に含まれる操舵角情報、回転数情報、及びブレーキ力情報以外のセンサ情報とを用いて、エラー判断を行ってもよい。以下、詳しく説明する。
プログラム123は、管理情報に含まれる第4駆動信号が示す変速ギアを決定する。例えば、第4駆動信号の種類と変速ギアの種類との関係を示すテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、第4駆動信号に応じた変速ギアを当該テーブルから決定する。
プログラム123は、決定した変速ギアと、管理情報に含まれるセンサ情報の一つであるギア情報が示す変速ギア(以下、検出変速ギアと記載する)とが一致するか否かを判断する。プログラム123は、決定した変速ギアと検出変速ギアとが一致しないと判断すると、トランスミッション26に不具合が生じている可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第5駆動信号〜第10駆動信号が灯31〜36の点灯を示しているか否かを判断する。プログラム123は、第5駆動信号〜第10駆動信号が灯31〜36の点灯を示していると判断すると、管理情報に含まれる点灯情報を用いて、点灯が指示された灯31〜36が実際に点灯したか否かを判断する。プログラム123は、第5駆動信号〜第10駆動信号が灯31〜36の点灯を示しているにも拘わらず、灯31〜36が実際に点灯していないと判断すると、灯31〜36や点灯装置51〜56に不具合が生じている可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。なお、不具合は、各灯31、32、33、34、35、36のそれぞれについて判断され、各灯31、32、33、34、35、36のそれぞれについてエラー情報が記憶装置122に記憶される。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる音声信号が示す音声と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである音声情報が示す音声とが略一致しているか否かを判断する。すなわち、自動運転装置80が指示した音声をスピーカ37が発したか否かが、マイクロフォン108が検出した音によって判断される。プログラム123は、情報信号が示す音と音声情報が示す音とが一致していないと判断すると、スピーカに不具合が有る可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第11駆動信号が示す窓27の位置を決定する。例えば、第11駆動信号と窓27の位置との対応が示されたテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、管理情報に含まれる第11駆動信号に対応する窓27の位置を当該テーブルから決定する。プログラム123は、決定した窓27の位置と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである窓位置情報が示す窓27の位置とが一致するか否かを判断する。プログラム123は、決定した窓27の位置と、窓位置情報が示す窓27の位置とが一致しないと判断すると、第4駆動装置44に不具合が生じている可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第12駆動信号が示す洗浄液の噴射量を決定する。例えば、第12駆動信号と噴射量との対応が示されたテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、管理情報に含まれる第12駆動信号に対応する噴射量を当該テーブルから決定する。また、プログラム123は、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである残量情報から洗浄液の実際の噴射量を決定する。具体的には、洗浄液の噴射が行われる前後における残量情報が示す洗浄液の残量の差を、洗浄液の実際の噴射量(以下、検出噴射量と記載する)を決定する。プログラム123は、第12駆動信号から決定した噴射量と検出噴射量との差が、記憶装置122に記憶された適正範囲内か否かを判断する。プログラム123は、第12駆動信号から決定した噴射量と検出噴射量との差が適正範囲内でないと判断すると、第5駆動装置45に不具合がある可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第13駆動信号がワイパ28の駆動を示しているか否かを判断する。プログラム123は、第13駆動信号がワイパ28の駆動を示していると判断すると、管理情報に含まれるセンサ情報の一つであるワイパ情報がワイパ28の実際の駆動を示しているか否かを判断する。プログラム123は、第13駆動信号がワイパ28の駆動を示しているにも拘わらず、ワイパ28が実際に駆動していないと判断すると、第6駆動装置46やワイパ28に不具合が生じている可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第14駆動信号が示す温度及び湿度を決定する。例えば、第14駆動信号と温度及び湿度との対応が示されたテーブルが記憶装置122に予め記憶される。プログラム123は、第14駆動信号が示す温度及び湿度と、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである車内温度情報が示す温度及び車内湿度情報が示す湿度とが、記憶装置122に記憶された適正範囲内であるか否かを判断する。プログラム123は、第14駆動信号が示す温度及び湿度と、車内温度情報が示す温度及び車内湿度情報が示す湿度とが適正範囲内でないと判断すると、空調装置29に不具合がある可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
また、プログラム123は、管理情報に含まれる第15駆動信号によって加熱装置47が駆動することによって窓27の温度の単位時間当たりの変化率を決定する。例えば、第15駆動信号の種類と窓27の温度の変化率との対応が示されたテーブルが記憶装置122に予め記憶される。また、プログラム123は、管理情報に含まれるセンサ情報の一つである窓温度情報が示す温度に基づいて、窓27の温度の実際の単位時間当たりの変化率(以下、検出変化率と記載する)を決定する。プログラム123は、第15駆動信号から決定した変化率と検出変化率との差が、記憶装置122に記憶された適正範囲内であるか否かを判断する。プログラム123は、第15駆動信号から決定した変化率と検出変化率との差が適正範囲内でないと判断すると、加熱装置47に不具合が生じている可能性があることを示すエラー情報を記憶装置122に記憶させる。
[第2原因究明処理]
図6に示される第2原因究明処理は、事故等の原因が、自動運転装置80にあるか否かを判断する処理である。
まず、プログラム123は、第1シミュレーション処理を実行し、模擬駆動信号を取得する(S31)。詳しく説明すると、プログラム123は、自動運転プログラム83と同一のプログラム83に対し、日時情報が示すタイミングで判断情報を入力し、自動運転プログラム83を仮想的に実行し、自動運転プログラム83が出力する第1駆動信号、第2駆動信号、及び第3駆動信号を、模擬第1駆動信号、模擬第2駆動信号、及び模擬第3駆動信号として取得する。
プログラム123は、取得した模擬第1駆動信号が示す操舵角を模擬操舵角として決定する。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第1駆動信号から、指示操舵角を決定する。プログラム123は、決定した指示操舵角と模擬操舵角との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S32)。また、プログラム123は、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S32)。ステップS32の処理は、本発明の「第4判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示操舵角と模擬操舵角との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S32:No)、自動運転装置80における第1駆動信号を生成する部分に不具合が生じている可能性があることを示す第4エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S33)。ステップS33の処理は、本発明の「第4記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示操舵角と模擬操舵角との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S32:Yes)、ステップS33の処理をスキップし、ステップS34の処理を実行する。
プログラム123は、ステップS34において、取得した模擬第2駆動信号が示す走行用モータ24の回転数を模擬回転数として決定する。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第2駆動信号から、指示回転数を決定する。プログラム123は、決定した指示回転数と模擬回転数との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S34)。また、プログラム123は、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S34)。ステップS34の処理は、本発明の「第5判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示回転数と模擬回転数との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S34:No)、第5エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S35)。ステップS35の処理は、本発明の「第5記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示回転数と模擬回転数との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S34:Yes)、ステップS35の処理をスキップし、ステップS36の処理を実行する。
プログラム123は、ステップS36において、取得した模擬第3駆動信号が示す走行用モータ24のブレーキ力を模擬ブレーキ力として決定する。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第2駆動信号から、指示ブレーキ力を決定する。プログラム123は、決定した指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S36)。また、プログラム123は、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S36)。ステップS36の処理は、本発明の「第6判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S36:No)、第6エラー情報を記憶装置122に記憶させ(S37)、第2原因究明処理を終了する。ステップS37の処理は、本発明の「第6記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S35:Yes)、ステップS37の処理をスキップし、第2原因究明処理を終了する。
フローチャートには示されていないが、プログラム123は、模擬第1駆動信号、模擬第2駆動信号、及び模擬第3駆動信号以外の模擬駆動信号と、管理情報に含まれる第1駆動信号、第2駆動信号、及び第3駆動信号以外の駆動信号とを用いて、エラー判断を行ってもよい。すなわち、入力された判断情報に基づいて自動運転装置80が出力した駆動信号及び駆動信号が出力されたタイミングと、情報処理装置12において判断情報に基づいて仮想的に実行された自動運転装置80が出力した模擬駆動信号及び模擬駆動信号が出力されたタイミングとが記憶装置122に記憶された適正範囲内であるか否かが判断される。適正範囲内でないと判断されると、エラー情報が記憶装置122に記憶される。
[第3原因究明処理]
図7に示される第3原因究明処理は、事故等の原因が、自動運転プログラム83のプログラム上の不具合(バグ等)であるか否かを判断する処理である。
まず、プログラム123は、第2シミュレーション処理を実行し、模擬駆動信号を取得する(S41)。詳しく説明すると、プログラム123は、自動運転プログラム83と同等のプログラムである対比プログラムに対し、日時情報が示すタイミングで判断情報を入力し、対比プログラムを仮想的に実行し、対比プログラムが出力する第1駆動信号、第2駆動信号、及び第3駆動信号を、模擬第1駆動信号、模擬第2駆動信号、及び模擬第3駆動信号として取得する。
プログラム123は、取得した模擬第1駆動信号が示す操舵角を模擬操舵角として決定する。模擬操舵角の決定は、上述の指示操舵角の決定と同様にして行われる。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第1駆動信号から、指示操舵角を決定する。プログラム123は、決定した指示操舵角と模擬操舵角との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S42)。また、プログラム123は、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S42)。ステップS42の処理は、本発明の「第7判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示操舵角と模擬操舵角との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S42:No)、第7エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S43)。第7エラー情報は、自動運転プログラム83における第1駆動信号を生成する処理にバグなどの不具合がある可能性があることを示す情報である。ステップS43の処理は、本発明の「第7記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示操舵角と模擬操舵角との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第1駆動信号が出力されたタイミングと第1駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S42:Yes)、ステップS43の処理をスキップし、ステップS44の処理を実行する。
プログラム123は、ステップS44において、取得した模擬第2駆動信号が示す走行用モータ24の回転数を模擬回転数として決定する。模擬回転数の決定は、上述の指示回転数の決定と同様にして行われる。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第2駆動信号から、指示回転数を決定する。プログラム123は、決定した指示回転数と模擬回転数との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S44)。また、プログラム123は、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S44)。ステップS44の処理は、本発明の「第8判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示回転数と模擬回転数との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S34:No)、第8エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S45)。第8エラー情報は、自動運転プログラム83における第2駆動信号を生成する処理にバグなどの不具合がある可能性があることを示す情報である。ステップS45の処理は、本発明の「第8記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示回転数と模擬回転数との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第2駆動信号が出力されたタイミングと第2駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S44:Yes)、ステップS45の処理をスキップし、ステップS46の処理を実行する。
プログラム123は、ステップS46において、取得した模擬第3駆動信号が示す走行用モータ24のブレーキ力を模擬ブレーキ力として決定する。模擬ブレーキ力の決定は、上述の指示ブレーキ力の決定と同様にして行われる。また、プログラム123は、上述と同様に、管理情報に含まれる第2駆動信号から、指示ブレーキ力を決定する。プログラム123は、決定した指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が記憶装置122に予め記憶された適正範囲内か否かを判断する(S46)。また、プログラム123は、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であるか否かを判断する(S46)。ステップS37の処理は、本発明の「第9判断処理」の一例である。
プログラム123は、指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が適正範囲内でないと判断し、或いは、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内でないと判断すると(S46:No)、第9エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S47)。第9エラー情報は、自動運転プログラム83における第3駆動信号を生成する処理にバグなどの不具合がある可能性があることを示す情報である。ステップS47の処理は、本発明の「第9記憶処理」の一例である。
プログラム123は、指示ブレーキ力と模擬ブレーキ力との差が適正範囲内であると判断し、かつ、模擬第3駆動信号が出力されたタイミングと第3駆動信号が出力されたタイミングとの差が適正範囲内であると判断すると(S46:Yes)、ステップS47の処理をスキップし、第3原因究明処理を終了する。
フローチャートには示されていないが、プログラム123は、模擬第1駆動信号、模擬第2駆動信号、及び模擬第3駆動信号以外の模擬駆動信号と、管理情報に含まれる第1駆動信号、第2駆動信号、及び第3駆動信号以外の駆動信号とを用いて、エラー判断を行ってもよい。すなわち、入力された判断情報に基づいて自動運転装置80が出力した駆動信号及び駆動信号が出力されたタイミングと、情報処理装置12において判断情報に基づいて仮想的に実行された対比プログラムが出力した駆動信号及び駆動信号が出力されたタイミングとが記憶装置122に記憶された適正範囲内であるか否かが判断される。適正範囲内でないと判断されると、エラー情報が記憶装置122に記憶される。すなわち、自動運転プログラム83において、いずれの駆動信号を生成する処理においてバグなどの不具合があるのかを判断することができる。
[第4原因究明処理]
図8に示される第4原因究明処理は、事故等の原因が、判断情報取得部60のセンサの不具合であるか否かを判断する処理である。
まず、プログラム123は、判断情報に含まれる速度情報が示す速度と、センサ情報に含まれる速度情報が示す速度との差が適正範囲内であるか否かを判断する(S51)。プログラム123は、判断情報に含まれる速度情報が示す速度と、センサ情報に含まれる速度情報が示す速度との差が適正範囲内でないと判断すると(S51:No)、速度センサ63または速度センサ101が故障している可能性があることを示す第10エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S52)。一方、プログラム123は、判断情報に含まれる速度情報が示す速度と、センサ情報に含まれる速度情報が示す速度との差が適正範囲内であると判断すると(S51:Yes)、ステップS52の処理をスキップし、ステップS53の処理を実行する。
ステップS53において、プログラム123は、判断情報に含まれる回転数情報が示す回転数と、センサ情報に含まれる回転数情報が示す回転数との差が適正範囲内であるか否かを判断する(S51)。プログラム123は、判断情報に含まれる回転数情報が示す回転数と、センサ情報に含まれる回転数情報が示す回転数との差が適正範囲内でないと判断すると(S53:No)、回転数センサ64または回転数センサ102が故障している可能性があることを示す第11エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S54)。一方、プログラム123は、判断情報に含まれる回転数情報が示す回転数と、センサ情報に含まれる回転数情報が示す回転数との差が適正範囲内であると判断すると(S53:Yes)、ステップS54の処理をスキップし、ステップS55の処理を実行する。
ステップS55において、プログラム123は、判断情報に含まれる操舵角情報が示す操舵角と、センサ情報に含まれる操舵角情報が示す操舵角との差が適正範囲内であるか否かを判断する(S55)。プログラム123は、判断情報に含まれる操舵角情報が示す回転数と、センサ情報に含まれる操舵角情報が示す操舵角との差が適正範囲内でないと判断すると(S55:No)、操舵角センサ66または回転数センサ102が故障している可能性があることを示す第12エラー情報を記憶装置122に記憶させる(S56)。一方、プログラム123は、判断情報に含まれる操舵角情報が示す操舵角と、センサ情報に含まれる操舵角情報が示す操舵角との差が適正範囲内であると判断すると(S55:Yes)、ステップS56の処理をスキップし、第4原因究明処理を終了する。
フローチャートに示されていないが、プログラム123は、ギアセンサ65とギアセンサ103とについても、上述と同様にして、故障しているか否かの判断を行ってもよい。
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、自動運転装置80が駆動信号の生成に用いた判断情報と、自動運転装置80が生成して出力した駆動信号と、センサ群100が検出したセンサ情報と、判断情報、駆動信号、及びセンサ情報が入力した時にクロックモジュール96が出力した日時情報と、識別記号94とが対応付けられて送信される。したがって、完全自動運転車20に事故等が生じた場合に、事故等の原因の究明が容易になる。
また、本実施形態では、第1原因究明処理において、自動運転装置80が指示した指示操舵角と、操舵角センサ104が実際に検出した検出操舵角との差が適正範囲内であるか否かを判断するので、操舵輪22Bを駆動させる第1駆動装置41や操舵輪22Bに不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第1原因究明処理において、自動運転装置80が指示した指示回転数と、回転数センサ102が実際に検出した検出回転数との差が適正範囲内であるか否かを判断するので、走行用モータ24や、走行用モータ24の駆動回路(ドライブ回路)に不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第1原因究明処理において、自動運転装置80が指示した指示ブレーキ力と、ブレーキ力センサ106が実際に検出した検出ブレーキ力との差が適正範囲内であるか否かを判断するので、ブレーキ部材25を動作させる第3駆動装置43やブレーキ部材25に不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第2原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第1駆動信号が指示する指示操舵角と、情報処理装置12において仮想的に実行された自動運転プログラム83が生成した模擬第1駆動信号が指示する指示操舵角との差が適正範囲内であるか否かが判断される。したがって、自動運転装置80において、第1駆動信号を生成する部分に関わる不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第2原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第2駆動信号が指示する指示回転数と、情報処理装置12において仮想的に実行された自動運転プログラム83が生成した模擬第2駆動信号が指示する指示回転数との差が適正範囲内であるか否かを判断される。したがって、自動運転装置80において、第2駆動信号を生成する部分に関わる不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第2原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第3駆動信号が指示する指示ブレーキ力と、情報処理装置12において仮想的に実行された自動運転プログラム83が生成した模擬第3駆動信号が指示する指示ブレーキ力との差が適正範囲内であるか否かを判断される。したがって、自動運転装置80において、第3駆動信号を生成する部分に関わる不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第3原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第1駆動信号が指示する指示操舵角と、情報処理装置12において実行された対比プログラムが生成した模擬第1駆動信号が指示する指示操舵角との差が適正範囲内であるか否かを判断される。したがって、自動運転プログラム83において、第1駆動信号を生成する処理に関わる部分にバグなどの不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第3原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第2駆動信号が指示する指示回転数と、情報処理装置12において実行された対比プログラムが生成した模擬第2駆動信号が指示する指示回転数との差が適正範囲内であるか否かを判断される。したがって、自動運転プログラム83において、第2駆動信号を生成する処理に関わる部分にバグなどの不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第3原因究明処理において、自動運転プログラム83が生成した第3駆動信号が指示する指示ブレーキ力と、情報処理装置12において実行された対比プログラムが生成した模擬第3駆動信号が指示する指示ブレーキ力との差が適正範囲内であるか否かを判断される。したがって、自動運転プログラム83において、第3駆動信号を生成する処理に関わる部分にバグなどの不具合があるか否かの判断が容易になる。
また、本実施形態では、第4原因究明処理を実行することにより、速度センサ63、101や、回転数センサ64、102や、操舵角センサ66、104や、ギアセンサ65、103について、故障しているか否かの判断を容易にすることができる。
[変形例]
上述の実施形態では、センサ群100が情報送信装置11に含まれていない例を説明した。しかしながら、センサ群100は、情報送信装置11に含められていてもよい。すなわち、情報送信装置11とセンサ群100とがセットでユーザに提供されてもよい。なお、情報送信装置11のみがユーザに提供されてもよいし、情報送信装置11とセンサ群100とのセットがユーザに提供されてもよいし、情報送信装置11と情報処理装置12のプログラム123とがセットでユーザに提供されてもよいし、情報送信装置11と情報処理装置12とのセットがユーザに提供されてもよい。
また、上述の実施形態では、完全自動運転車20がEV車である例を説明した。しかしながら、完全自動運転車20は、ガソリンや軽油やアルコールなどの燃料を燃焼させるエンジンを備えた内燃機関車であってもよい。その場合、自動運転装置80は、走行用モータ24を駆動させる第2駆動信号に代えて、エンジンに供給する燃料の量を制御する駆動信号や、吸排気バルブを開閉する駆動信号等を出力する。また、判断情報取得部60及びセンサ群100は、走行用モータ24の回転数を検出する回転数センサ64、102に代えて、エンジンの回転数を検出する回転数センサをそれぞれ備える。
また、上述の実施形態では、自動運転装置80に入力される全ての判断情報が情報送信装置11に入力され、全ての判断情報が管理情報に含められて情報送信装置11から送信される例を説明した。しかしながら、情報送信装置11に入力された判断情報のうちから選択された一乃至複数の判断情報が管理情報に含められて情報送信装置11から送信されてもよい。
また、上述の実施形態では、自動運転装置80に入力される全ての駆動信号等が情報送信装置11に入力され、全ての駆動信号が管理情報に含められて情報送信装置11から送信される例を説明した。しかしながら、情報送信装置11に入力された駆動信号のうちから選択された一乃至複数の駆動信号が管理情報に含められて情報送信装置11から送信されてもよい。
また、上述の実施形態では、自動運転装置80に入力される全てのセンサ情報が情報送信装置11に入力され、全てのセンサ情報が管理情報に含められて情報送信装置11から送信される例を説明した。しかしながら、情報送信装置11に入力されたセンサ情報のうちから選択された一乃至複数のセンサ情報が管理情報に含められて情報送信装置11から送信されてもよい。
また、上述の実施形態では、第1原因究明処理、第2原因究明処理、第3原因究明処理、及び第4原因究明処理が情報処理装置12において実行される例を説明した。しかしながら、第1原因究明処理、第2原因究明処理、第3原因究明処理、及び第4原因究明処理は、情報処理装置12とは別の情報処理装置において実行されてもよい。すなわち、情報処理装置12の記憶装置122に記憶された管理情報が別の情報処理装置に移され、当該別の情報処理装置において、第1原因究明処理、第2原因究明処理、第3原因究明処理、及び第4原因究明処理が実行されてもよい。すなわち、管理情報の記憶と、管理情報の解析とが異なる情報処理装置で実行されてもよい。
また、上述の実施形態では、ブレーキ部材25を用いて車輪22に負荷を加える例を説明した。しかしながら、ブレーキ部材25に代えて、或いはブレーキ材25とともに、走行用モータ24が用いられてもよい。すなわち、いわゆる回生ブレーキが用いられてもよい。詳しく説明すると、走行用モータ24は、車輪22を回転駆動する駆動装置及び発電機として用いられる。走行用モータ24は、発電機として用いられる場合、電源回路30からの電力の供給が停止される。走行用モータ24のシャフトは、車輪22によって回転される。回転されるシャフトにより、走行用モータ24は、交流電圧を生成して出力する。生成された交流電圧は、チョッパ回路などのAC−DCコンバータによって直流電圧に変換される。変換された直流電圧は、バッテリ23を充電する。すなわち、完全自動運転車20の運動エネルギーが電気エネルギー変換されてバッテリ23に吸収される。走行用モータ24は、発電する際、車輪22に負荷を生じさせる。この場合、ブレーキ力センサ106は、変換された直流電圧値を検出し、検出した直流電圧値を「ブレーキ力」として出力する。ブレーキ力センサ106が出力する直流電圧値は、本発明の「負荷に応じた値」の一例である。また、車輪22に負荷を生じさせる走行用モータ24は、本発明の「第3駆動装置」の一例である。なお、走行用モータ24を発電機として用いる代わりに、車輪22と連動して回転されるシャフトを有する発電機が設けられてもよい。
また、ブレーキ部材25に代えて、或いはブレーキ材25とともに、リターダが用いられてもよい。リターダは、車輪22と連動して回転する部材の回転を流体や磁石を用いて抑制するものである。流体を用いる場合、流体を入流可能な室内に、車輪22と連動して回転するプロペラシャフトを収容する。室内に流体が流入されると、プロペラシャフトの回転が流体によって抑制される。一方、磁石を用いる場合、車輪22と連動して回転する部材に取り付けられる磁石と、磁界を形成する金属板とが車体21に設けられる。磁石が磁界中を回転すると、磁界変化を妨げる力が磁石に作用する。当該力により、車輪22と連動して回転する部材の回転が抑制される。リターダが用いられる場合、ブレーキ力センサとして、室に入流される液体の量を検出する流量センサや、金属板に通電される電流値を検出する電流計や、金属板に通電される電圧値を計測する電圧計が用いられる。ブレーキ力センサは、室に流入される液体の量や、電流値や、電圧値をブレーキ力として検出する。
また、上述の実施形態では、ブレーキ部材25を用いて車輪22に負荷を加える例を説明したが、上述の構成や回生ブレーキの他、車輪22の回転を抑制及び制止することが可能であれば、どのような機構や装置が用いられてもよい。完全自動運転車20の速度を低下させる機構や装置は、本発明の「ブレーキ」の概念に含まれる。また、ブレーキ力センサは、当該機構や装置によって完全自動運転車20の速度を低下させる力や温度や電流値などの物理量を計測するセンサであればよい。