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JP6963173B2 - 水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボード - Google Patents
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Description

本発明は、支柱間に架け渡した横架部材、又はパネル材の上枠等の水平支持部材に支持された状態で使用し、前記水平支持部材に支持された状態で前記水平支持部材に沿って移動可能な吊下げボードに関する。
床面から立設した4本の支柱(3,3,…)と、隣接して配置した支柱(3,3)同士の上部間を連結する連結杆(4,4,…)とによって平面視方形に組付けた基本枠体(1)と、デスク等の作業平面構成什器(18)からなるベース什器(2)とからなる執務空間構成什器がある(例えば、特許文献1参照)。
この執務空間構成什器は、オプション部材としてホワイトボードパネル(37a)を備え、ホワイトボードパネル(37a)の上端を、複数の吊持具(38,38)により連結杆(4)に吊持することにより、連結杆(4)により支持された状態でホワイトボードパネル(37a)が移動可能なように構成している(例えば、特許文献1の図1、図10〜図12参照)。
また、黒板やホワイトボード等の書き込みボード(3)の裏面に立設した支軸(5,5,…)に軸着されたローラー(6,6,…)を、間仕切り壁(1)の壁面に固定した上下のレール材(2,2)でガイドすることにより、書き込みボード(3)を移動可能に構成したものがある(例えば、特許文献2の図1〜図3参照)。
特開2011−104416号公報 登録実用新案第3015548号公報
特許文献1のホワイトボードパネル(37a)は、ホワイトボードパネル(37a)の上面に取り付けた2個の吊持具(38,38)の上部材(39,39)を、連結杆(4)の下面の奥幅広係止溝(8)に係止することにより、連結杆(4)に支持される(図12)。
よって、ホワイトボードパネル(37a)が面外方向へぐらつきやすく、字を書く際に揺れやすいため、表記面に字を書きにくいという問題点がある。
その上、ホワイトボードパネル(37a)の上方の2個の上部材(39,39)が連結杆(4)の下面の奥幅広係止溝(8)に係止されていることから、ホワイトボードパネル(37a)を連結杆(4)に沿って移動させる場合、移動方向に直交する水平方向軸まわりにホワイトボードパネル(37a)が傾いて、2個の上部材(39,39)が奥幅広係止溝(8)内で引っ掛かる場合ある。その結果、2個の吊持具(38,38)の上部材(39,39)が奥幅広係止溝(8)内を上手く摺動しにくくなるので、ホワイトボード(37a)を円滑に移動させることができなくなる。
よって、例えば、ホワイトボード(37a)を円滑に移動させるためには、ホワイトボード(37a)を両手で持って、2個の上部材(39,39)の奥幅広係止溝(8)内に係止している部分を浮かせるように持ち上げながら、ホワイトボード(37a)を連結杆(4)に沿って移動させる必要があるので、ホワイトボードパネル(37a)を連結杆(4)に沿って移動させる際に操作性が悪いという問題点がある。
特許文献2の書き込みボード(3)は、上下のローラー(6,6,…)が間仕切り壁(1)の壁面に固定した上下のレール材(2,2)にガイドされるので、字を書く際に揺れにくく表記面に字を書きやすいと考えられる。
また、上下のレール材(2,2)をローラー(6,6,…)が転動するので、書き込みボード(3)を間仕切り壁(1)に沿って移動させる際の操作性は、比較的良いと考えられるが、ローラー(6)の側面や書き込みボード(3)の裏面がレール材(2)に摺動するので、動作が重くなって操作性が悪くなる場合がある。
特許文献2のようなローラーをレール材でガイドする構成を、間仕切り壁(1)の壁面の上下にレールを設置するのではなく、支柱間に架け渡した横架部材、又は間仕切りパネル等のパネル材の上枠等の水平支持部材により書き込みボード(3)を支持する構造で採用する場合、一本のレール材(2)により例えば2つのローラー(6,6)を支持することになる。
よって、その場合は、書き込みボード(3)が特許文献1の構成と同様に面外方向へぐらつきやすく、字を書く際に揺れやすいため、表記面に字を書きにくいという問題点がある。
その上、一本のレール材(2)により例えば2つのローラー(6,6)を支持した状態でレール材(2)に沿って書き込みボード(3)を移動させる場合も、上記と同様に動作が重くなって操作性が悪くなる場合がある。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、表記面に字を書きやすく、水平支持部材に沿って移動させる際の操作性が良い、水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボードを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、水平支持部材に支持された状態で前記水平支持部材の長手方向へ移動可能な吊下げボードであって、
表記面又は掲示面を表面に有するボード本体と、
前記ボード本体の裏面上部に設けた吊下げ係合部材とを備え、
前記吊下げ係合部材は、
前記水平支持部材の水平厚み方向の端部上面のレールに係合する複数のガイドローラーと、
前記レールに前記ガイドローラーが係合して前記ボード本体が垂下した状態で、前記水平支持部材の側面に当接する当接部材とを有し、
前記水平支持部材の側面に前記当接部材が当接した状態では、前記水平支持部材の長手方向への前記吊下げボードの移動が、前記水平支持部材の側面と前記当接部材との間の摩擦力により規制され、
前記レールに前記ガイドローラーを係合させたまま、前記水平支持部材の側面から前記当接部材が離間するように前記ボード本体を傾けた状態では、前記水平支持部材の長手方向への前記吊下げボードの移動が規制されないことを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、水平支持部材の水平厚み方向の端部上面のレールに、吊下げボードの吊下げ係合部材のガイドローラーが係合してボード本体が垂下した状態では、水平支持部材の側面に前記吊下げ係合部材の当接部材が当接し、水平支持部材の長手方向への吊下げボードの移動が、水平支持部材の側面と当接部材との間の摩擦力により規制される。
よって、水平支持部材に対して吊下げボードがガタつくことなく支持された状態が保持されるので、ボード本体の表面が表記面である場合に字を書きやすい。
その上、レールにガイドローラーを係合させたまま、水平支持部材の側面から当接部材が離間するようにボード本体を傾けた状態では、水平支持部材の側面と当接部材とは当接しないことから、水平支持部材の長手方向への吊下げボードの移動が規制されない。
よって、前記のようにボード本体を傾けた状態で、レール上をガイドローラーが転動しながら吊下げボードを軽快に移動させることができるので、吊下げボードを水平支持部材に沿って移動させる際の操作性を向上できる。
ここで、前記レールは、その長手方向に直交する鉛直断面が滑らかな曲線状である凸条であり、
前記ガイドローラーは、その外周面に凹部を有する溝付きローラーであるのが好ましい実施態様である(請求項2)。
このような構成によれば、水平支持部材の水平厚み方向の端部上面のレールの長手方向に直交する鉛直断面が滑らかな曲線状である凸条であり、吊下げボードのガイドローラーの外周面の凹部が前記凸条に係合する。
よって、水平支持部材の長手方向へ吊下げボードを移動させる際にボード本体を傾けやすく、ボード本体を傾けた状態でも、前記凸条である前記レールに前記ガイドローラーの凹部が係合した状態を安定かつ確実に保持できる。
また、前記当接部材がエラストマーであるのが一層好ましい実施態様である(請求項3)。
このような構成によれば、吊下げボードのボード本体が垂下した状態で、水平支持部材の側面に、当接部材である、柔軟で摩擦係数が大きいエラストマーが当接する。
よって、ボード本体が垂下し、水平支持部材の側面に当接部材が当接してボード本体が静止している状態がより安定する。
その上、吊下げボードの移動後に傾けたボード本体から手を離した際に、当接部材が水平支持部材の側面に衝突する際の衝撃力が緩和されるとともに騒音が発生しない。
以上のとおり、本発明に係る水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボードによれば、表記面に字を書きやすく、水平支持部材に沿って移動させる際の操作性が良いこと等の顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボードをゾーニング什器に用いた例を示す斜視図である。 吊下げボードを裏面側から見た要部拡大斜視図であり、水平支持部材を縦断して示している。 吊下げ係合部材の分解斜視図である。 水平支持部材及び吊下げボードの要部拡大縦断面図であり、水平支持部材の側面に当接部材が当接している状態を示している。 同じく要部拡大縦断面図であり、水平支持部材の側面から当接部材が離間するようにボード本体を傾けた状態を示している。 レールとガイドローラーとの係合を示す要部拡大概略縦断面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
以下の実施形態では、本発明の実施の形態に係る水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボードを、床面に立設する複数の支柱と、隣り合う前記支柱同士の上端部間を繋ぐ横架部材とにより構成されるゾーニング什器に用いた例を示す。
吊下げボードを支持する水平支持部材は、前記ゾーニング什器等の支柱間に架け渡した横架部材に限定されるものではなく、間仕切りパネル等のパネル材の上枠等であってもよい。
図1の斜視図に示すゾーニング什器Oは、床面に立設する4本の支柱A,A,…の上端間を横架部材B,B,…で連結して空間を演出するものであり、横架部材B,B,…が、吊下げボード1を支持する水平支持部材である。
本発明の実施の形態に係る水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボード1は、ボード本体2を、図1の傾斜方向Pのように傾斜させることにより、水平支持部材Bの長手方向Lへ容易に移動させることができる。
ボード本体2は、ホワイトボード、カラーボード若しくは黒板等の書き込み可能なボード、又はコルクボード若しくはマグネットボード等の掲示用のボード等であり、その表面2Aは、表記面又は掲示面Dである。
図2の裏面側から見た要部拡大斜視図に示すように、吊下げボード1は、ボード本体2の裏面2B上部に吊下げ係合部材3を備える。
水平支持部材Bは、水平厚み方向Tの端部上面に、長手方向Lへ延びるレールR,Rを備える。
吊下げ係合部材3は、水平支持部材Bの長手方向Lの両端部に、水平支持部材BのレールRに係合する2個のガイドローラー4,4を備える。
また、吊下げ係合部材3は、レールRにガイドローラー4,4が係合してボード本体2が垂下した状態で、水平支持部材Bの側面Cに当接する、2個の当接部材5,5をガイドローラー4,4の下方に備える。
なお、吊下げ係合部材3のガイドローラー4は、3個以上であってもよく、複数であればよい。
また、吊下げ係合部材3の当接部材5は、必ずしもガイドローラー4の下方に位置させる必要はなく、少なくとも1個備えればよい。
図3の分解斜視図、及び図4の要部拡大縦断面図に示すように、当接部材5は、取付ねじ7を通孔5Aに通してボード本体2の螺孔2Cに螺合することにより、ボード本体2の裏面2B側に固定する。
ガイドローラー4は、軸受を介して支軸6により支持されており、支軸6のねじ部6Aを基体Eの螺孔Iに螺合することにより、基体Eに取り付ける。
そして、基体Eは、丸孔H1,H1,…及び切欠孔H2,H2,…に取付ねじ8,8,…を通して螺孔2D,2D,…に螺合することにより、ボード本体2の裏面2B側に固定する。この状態では、図4のように、基体Eの開口部Gから当接部材5の頂部が突出する。
基体Eのスリット孔K,Kに、カバー体Fの係止片N,Nを差し込んだ状態で、取付ねじ9,9を通孔M,Mを通して螺孔J,Jに螺合することにより、カバー体Fを基体Eに取り付ける。この状態では、図4のように、ガイドローラー4の上部をカバー体Fが被っているので、カバー体Fによりガイドローラー4が保護される。
図1の斜視図、及び図4の要部拡大縦断面図に示すように、ボード本体2が垂下して静止した状態では、水平支持部材Bの側面Cに当接部材5,5が当接している。それにより、水平支持部材Bの長手方向Lへの吊下げボード1の移動が、水平支持部材Bの側面Cと当接部材5,5との間の摩擦力により規制される。
よって、水平支持部材Bに対して吊下げボード1がガタつくことなく支持された状態が保持されるので、ボード本体2の表面2Aが表記面である場合に字を書きやすい。
図1の斜視図、及び図5の要部拡大縦断面図に示すように、レールRにガイドローラー4,4を係合させたまま、図中矢印Pのように水平支持部材Bの側面Cから当接部材5,5が離間するようにボード本体2を傾けると、前記摩擦力は無くなる。それにより、水平支持部材Bの長手方向Lへの吊下げボード1の移動が規制されない。
よって、前記のようにボード本体2を傾けた状態で、レールR上をガイドローラー4,4が転動しながら吊下げボード1を軽快に移動させることができるので、吊下げボード1を水平支持部材Bに沿って移動させる際の操作性を向上できる。
なお、ボード本体2を傾ける角度が小さい場合、水平支持部材Bの側面Cと当接部材5,5とが軽く接触した状態となり、水平支持部材Bの長手方向Lへ吊下げボード1を移動させる際に水平支持部材Bの側面Cと当接部材5,5とは軽く摺動する。このように水平支持部材Bの側面Cから当接部材5,5を離間させない状態で、水平支持部材Bの側面Cと当接部材5,5とが軽く摺動している状態でも、吊下げボード1の移動が規制されない場合がある。
図4及び図5の要部拡大縦断面図、並びに図6の要部拡大概略縦断面図に示す、水平厚み方向Tの端部上面にレールR,Rは、その長手方向に直交する鉛直断面が滑らかな曲線状である凸条である。
ここで、レールRの前記鉛直断面の形状は、円弧状、半円状、甲丸(かまぼこ)状等が好ましい。
また、ガイドローラー4は、その外周面に凹部4A(図6)を有する溝付きローラーである。
ここで、凹部4Aは、例えば、R溝、又はV溝等の周溝である。
よって、図6のようにレールRにガイドローラー4の凹部4Aが係合した状態で、図5の矢印Pのようにボード本体2を傾ける操作を円滑に行うことができ、ボード本体2を傾けた状態でも、図6の二点鎖線のように、前記凸条であるレールRにガイドローラー4の凹部4Aが係合した状態を安定かつ確実に保持できる。
図2の裏面側から見た要部拡大斜視図、及び図3の分解斜視図、並びに図4及び図5の要部拡大縦断面図に示す当接部材5は、エラストマーであり、合成ゴム、天然ゴム、及び熱可塑性エラストマーを含む。
当接部材5は、エラストマーに限定されず、合成樹脂等であってもよいが、エラストマーであるのがより好ましい実施態様である。
当接部材5,5をエラストマーにすることにより、吊下げボード1のボード本体2が垂下した状態で、水平支持部材Bの側面Cに、当接部材5である、柔軟で摩擦係数が大きいエラストマーが当接する。
よって、ボード本体2が垂下し、水平支持部材Bの側面Cに当接部材5,5が当接してボード本体2が静止している状態がより安定する。
その上、吊下げボード1の移動後に傾けたボード本体2から手を離した際に、当接部材5,5が水平支持部材Bの側面Cに衝突する際の衝撃力が緩和されるとともに騒音が発生しない。
以上の実施の形態の記載はすべてすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
1 吊下げボード
2 ボード本体
2A 表面
2B 裏面
2C,2D 螺孔
3 吊下げ係合部材
4 ガイドローラー
4A 周溝部
5 当接部材
5A 通孔
6 支軸
6A ねじ部
7,8,9 取付ねじ
A 支柱
B 水平支持部材(横架部材)
C 側面
D 表記面又は掲示面
E 基体
F カバー体
G 開口部
H1 丸孔
H2 切欠孔
I,J 螺孔
K スリット孔
L 水平支持部材の長手方向
M 通孔
N 係止片
O ゾーニング什器
P 傾斜方向
R レール
T 水平厚み方向

Claims (3)

  1. 水平支持部材に支持された状態で前記水平支持部材の長手方向へ移動可能な吊下げボードであって、
    表記面又は掲示面を表面に有するボード本体と、
    前記ボード本体の裏面上部に設けた吊下げ係合部材とを備え、
    前記吊下げ係合部材は、
    前記水平支持部材の水平厚み方向の端部上面のレールに係合する複数のガイドローラーと、
    前記レールに前記ガイドローラーが係合して前記ボード本体が垂下した状態で、前記水平支持部材の側面に当接する当接部材とを有し、
    前記水平支持部材の側面に前記当接部材が当接した状態では、前記水平支持部材の長手方向への前記吊下げボードの移動が、前記水平支持部材の側面と前記当接部材との間の摩擦力により規制され、
    前記レールに前記ガイドローラーを係合させたまま、前記水平支持部材の側面から前記当接部材が離間するように前記ボード本体を傾けた状態では、前記水平支持部材の長手方向への前記吊下げボードの移動が規制されないことを特徴とする、
    水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボード。
  2. 前記レールは、その長手方向に直交する鉛直断面が滑らかな曲線状である凸条であり、
    前記ガイドローラーは、その外周面に凹部を有する溝付きローラーである、
    請求項1記載の水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボード。
  3. 前記当接部材がエラストマーである、
    請求項1又は2記載の水平支持部材に支持された状態で移動可能な吊下げボード。
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