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JP6964216B2 - 電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置 - Google Patents
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JP6964216B2 - 電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置 - Google Patents

電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置 Download PDF

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Description

本発明は、電解促進錠剤を投入する電解促進錠剤投入装置と、その電解促進錠剤投入装置を備え、電解水を生成して散布する電解水散布装置とに関する。
従来、電解促進錠剤を収納するケース内に回転体を設け、その回転体をモータにて回転させることにより、電解促進錠剤をケースに設けられた排出孔からガイド筒を介して排出させて、電解水散布装置の貯水部へ投入する電解促進錠剤投入装置がある。この種の電解促進錠剤投入装置の機構については、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
この種の電解促進錠剤投入装置では、ガイド筒の幅が狭いと電解促進錠剤が詰まりやすくなり、ユーザに詰まりの解消動作を行わせるなど、過度の負担を強いることになる。そこで、電解促進錠剤投入装置ではガイド筒の幅を広くすることが求められる。
一方、この種の電解促進錠剤投入装置の中には、ガイド筒の途中に、そのガイド筒内の電解促進錠剤の通過経路を挟むようにして一対の発光素子と受光素子とを設け、簡易的に電解促進錠剤の排出を検知するものがある。
国際公開第01/060726号
しかしながら、このような電解促進錠剤投入装置では、排出される電解促進錠剤を検知可能な範囲が、発光素子と受光素子とで形成される光の経路が通る範囲に限られる。このため、電解促進錠剤投入装置では、ガイド筒のサイズを広くすると、電解促進錠剤の通過可能範囲が広がる一方、その電解促進錠剤の排出検知精度が低下してしまうという問題点があった。また、電解促進錠剤を収納するケースは、電解促進錠剤を入れる時にユーザによって取り外され、電解促進錠剤が入れられるとユーザの手で再び取り付けられる。よって、ケースの取り付け位置にずれが生じると、やはり電解促進錠剤の排出検知ができなくなるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電解促進錠剤の排出検知を精度よく行うことができる電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の電解促進錠剤投入装置は、以下を特徴とするものである。即ち、本発明の電解促進錠剤投入装置は、電解促進錠剤を収納するケースと、当該ケースより電解促進錠剤を排出する排出孔と、ケースに収納された電解促進錠剤を排出孔へ移動させるための回転体と、当該回転体の回転を制御する制御部と、排出孔からの電解促進錠剤の排出を検知する排出検知部と、を備えた電解促進錠剤投入装置であって、排出検知部は、発光素子と、排出孔から排出された電解促進錠剤が通過する通過経路を発光素子と挟む位置に配設され、発光素子からの光を受光する受光素子と、を備え、受光素子が受光した光の強度に基づいて排出孔からの電解促進錠剤の排出を検知するものであり、回転体を上面視した場合に、発光素子と前記受光素子とを結ぶ線分が、回転体が形成する円形であって通過経路上における接線方向と非平行となる位置に発光素子と受光素子とを配設し、排出孔が回転体の下側に位置するように回転体を上面視した場合に、制御部により設定される当該回転体の回転方向の初期設定が反時計回りであり、発光素子及び受光素子のうち、左側に配設される素子が、右側に配設される素子よりも、回転体の回転の中心を通り接線と平行な直線との距離が短くなるように、発光素子と受光素子とを配設する。また、本発明の電解促進錠剤投入装置は、電解促進錠剤を収納するケースと、当該ケースより電解促進錠剤を排出する排出孔と、ケースに収納された電解促進錠剤を排出孔へ移動
させるための回転体と、当該回転体の回転を制御する制御部と、排出孔からの電解促進錠剤の排出を検知する排出検知部と、を備えた電解促進錠剤投入装置であって、排出検知部は、発光素子と、排出孔から排出された電解促進錠剤が通過する通過経路を発光素子と挟む位置に配設され、発光素子からの光を受光する受光素子と、を備え、受光素子が受光した光の強度に基づいて排出孔からの電解促進錠剤の排出を検知するものであり、回転体を上面視した場合に、発光素子と受光素子とを結ぶ線分が、回転体が形成する円形であって通過経路上における接線方向と非平行となる位置に発光素子と受光素子とを配設し、排出孔が回転体の下側に位置するように回転体を上面視した場合に、制御部により設定される当該回転体の回転方向の初期設定が時計回りであり、発光素子及び受光素子のうち、右側に配設される素子が、左側に配設される素子よりも、回転体の回転の中心を通り接線と平行な直線との距離が短くなるように、発光素子と受光素子とを配設する。
また、本発明の電解水散布装置は、電解水生成部と、散布部とを備える。電解水生成部は、電解水を生成するもので、貯水部と、本発明の電解促進錠剤投入装置と、電解部とを備える。散布部は、電解水生成部が生成した電解水を散布する。貯水部は、水を貯めるためのものである。本発明の電解促進錠剤投入装置は、貯水部に電解促進錠剤を投入する。電解部は、電解促進錠剤が投入された貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する。
本発明の電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置によれば、排出検知部は、回転体を上面視した場合に、発光素子と受光素子とを結ぶ線分が、回転体が形成する円形であって電解促進錠剤の通過経路上における接線方向と非平行となる位置に発光素子と受光素子とを配設する。これにより、本発明の電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置は、回転体の回転方向や回転速度を変更することで、電解促進錠剤の通過位置を、発光素子と受光素子とで形成される電解促進錠剤の通過が検知可能な有限の範囲に、含めやすくすることができる。よって、本発明の電解促進錠剤投入装置及び電解水散布装置は、電解促進錠剤が通過する通過経路のサイズを大きくした場合や、電解促進錠剤を収納するケースの取り付け位置にズレが生じた場合であっても、電解促進錠剤の排出検知を精度よく行うことができるという効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置を備えた電解水散布装置の斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置を備えた電解水散布装置の斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置を備えた電解水散布装置の断面図である。 同電解促進錠剤投入装置を備えた電解水散布装置の断面図である。 同電解促進錠剤投入装置の斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置の分解斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置のケース内を示す斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置のケースの底面を示す斜視図である。 同電解促進錠剤投入装置のケースの孔と回転体の切欠きの拡大斜視図である。 (a)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b)は、(a)から回転体を取り除いた図であり、(c)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図である。 (a1)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(a2)は、(a1)から回転体を取り除いた図であり、(a3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b1)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b2)は、(b1)から回転体を取り除いた図であり、(b3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図である。 (a1)は、第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(a2)は、(a1)から回転体を取り除いた図であり、(a3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b1)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b2)は、(b1)から回転体を取り除いた図であり、(b3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図である。 第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置の機能をブロックで示した機能ブロック図である。 同電解促進錠剤投入装置の制御部で実行される回転条件決定処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置の機能をブロックで示した機能ブロック図である。 (a1)は、比較例としての電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(a2)は、(a1)から回転体を取り除いた図であり、(a3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b1)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を上面視した場合の回転体、孔、排出検知部を模式的に示した模式図であり、(b2)は、(b1)から回転体を取り除いた図であり、(b3)は、同電解促進錠剤投入装置の回転体を側面視した場合のガイド筒及び排出検知部を模式的に示した模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜11を参照して、本発明の第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と、その電解促進錠剤投入装置18を備えた電解水散布装置Dについて説明する。図1は、電解水散布装置Dの斜視図であり、電解水散布装置Dを前面側から見た図である。図2は、電解水散布装置Dの斜視図であり、図1のパネル3を開いた状態で電解水散布装置Dを前面側から見た図である。
図1、2に示す通り、電解水散布装置Dは、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有している。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口6が設けられている。図1、2では、吹出口6は閉じた状態である。
本体ケース1の前面側から見て、右側の側面(本体ケース1の一方側の側面)である第1の本体側面1Aには、開閉可能なパネル3が設けられている。本体ケース1の一方側の側面の吸気口2は、パネル3に設けられている。パネル3を開くと、縦長四角形状の開口4が現れる。開口4から、後述する貯水部14、給水部15、電解促進錠剤投入装置18のケース21等が取り出し可能に構成されている。
図3は、電解水散布装置Dの正面視中央部分を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dを右側から見た図である。図4は、電解水散布装置Dの正面視右側を縦方向に切った断面図であり、電解水散布装置Dにおける右側から見た図である。
図2〜4に示すように、本体ケース1内には、電解水生成部5と、給水部15と、散布部19と、風路8とが備えられている。電解水生成部5は、貯水部14と、電解部17と、電解促進錠剤投入装置18と、を備えている。
貯水部14は、天面を開口した箱形状しており、水を貯水できる構造となっている。貯水部14は、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能となっており、開口4から取り出すことができる。貯水部14は、給水部15から供給される水を貯水する。
電解部17は、電極部材(図示せず)を備えており、この電極部材が貯水部14内の水に浸かるように設置される。電解部17は、この電極部材に通電することにより、貯水部14内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成させる。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、或いは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。
電解部17は、電極部材への電気分解するための通電を行う通電時間と、その通電停止後の時間、つまり通電を行っていない時間である非通電時間を一周期として、その一周期を複数回繰り返すことで、電解水を生成する。電極部材に対し、非通電時間を設けることで、電極部材の寿命を延ばすことができる。なお、非通電時間に対して通電時間を長くすれば、一周期当たりにおいてより多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。また通電時間に対して非通電時間を長くすれば、一周期当たりの活性酸素種の生成が抑えられる。さらに、通電時間における電力量を大きくすれば、より多くの量の活性酸素種を含む電解水が生成される。
給水部15は、本体ケース1内部の正面視右側の側面に設置され、貯水部14から着脱可能な構造となっており、開口4から取り出すことができる。給水部15は、貯水部14の底面に設けられたタンク保持部14aに装着されている。給水部15は、水を貯水するタンク15aと、タンク15aの開口(図示せず)に設けられた蓋15bとを備えている。蓋15bの中央には、開閉部(図示せず)が設けられており、この開閉部が開くと、タンク15a内の水が、貯水部14へ供給される。
具体的には、タンク15aの開口を下向きにして、給水部15を貯水部14のタンク保持部14aに取り付けると、タンク保持部14aによって開閉部が開く。つまり、水を入れた給水部15がタンク保持部14aに取り付けられると、開閉部が開いて貯水部14に給水され、貯水部14内に水が溜まる。貯水部14内の水位が上昇して蓋15bのところまで到達すると給水部15の開口が水封されるので給水が停止し、給水部15の内部には水が残り、貯水部14内の水位が下がった場合に都度、タンク15a内部の水が貯水部14に給水される。即ち、貯水部14内の水位は一定に保たれる。
なお、電解水散布装置Dは、給水部15としてタンク15aを有していなくてもよい。この場合は、電解水散布装置Dに対して、水を供給するラインを水道水よりひき、貯水部14内の水位が下がった場合に、貯水部14内の水位が所定位置に上昇するまで水道水を供給するようにしてもよい。
散布部19は、送風部7と、フィルター部16とを備える。送風部7は、本体ケース1の中央部に設けられ、モータ部9と、モータ部9により回転するファン部10と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部11とを備えている。モータ部9は、ケーシング部11に固定されている。
ファン部10は、シロッコファンであり、モータ部9から水平方向に延びた回転軸9aに固定され、モータ部9は、ケーシング部11に固定されている。モータ部9の回転軸9aは、本体ケース1の前面側から背面側に延びている。ケーシング部11は、ケーシング部11の本体ケース1における上面側に吐出口12を備え、ケーシング部11の本体ケース1における背面側に吸込口13を有している。送風部7の風量は、温度や湿度、ガスの臭いレベルに応じて、風量単位時間(例えば、5分)毎に決定される。決定された風量に基づき、モータ部9の回転量が制御される。
フィルター部16は、貯水部14に貯水された電解水と、送風部7によって本体ケース1内に流入した室内空気とを接触させる部材である。フィルター部16は、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔を備えたフィルター16aを配置し、その一端が貯水部14に貯水された電解水に浸漬され、保水されるように、フィルター16aの中心軸を回転中心として貯水部14に回転自在に内蔵されている。そして、フィルター部16は、駆動部(図示しない)により回転され、電解水と室内空気を連続的に接触させる構造となっている。
風路8は、吸気口2と吹出口6とを連通し、吸気口2から順に、フィルター部16、送風部7、吹出口6を備えている。モータ部9によってファン部10が回転すると、吸気口2から吸い込まれ風路8内に入った外部の空気は、順に、フィルター16a、送風部7、吹出口6を介して、電解水散布装置Dの外部へ吹き出される。これにより、貯水部14にて生成された電解水が外部へ散布される。なお、電解水散布装置Dは、必ずしも電解水そのものを撒くものでなくてもよく、結果的に生成した電解水由来(揮発を含む)の活性酸素種を散布するものであっても電解水散布に含まれる。
次いで、電解水生成部5に設けられた電解促進錠剤投入装置18の詳細について説明する。図5は、電解促進錠剤投入装置18の斜視図である。図6は、電解促進錠剤投入装置18の分解斜視図であり、ケース21の内部が見えるようにケース21の一部を切り欠いた図である。図7は、電解促進錠剤投入装置18のケース21内を示す斜視図であり、回転体23を外した状態である。図8は、電解促進錠剤投入装置18のケース21の底面を示す斜視図であり、電解促進錠剤投入装置18における下方から見た斜視図である。
図5〜8に示すように、電解促進錠剤投入装置18は、ケース21と、ケースカバー22と、回転体23と、モータ部24と、を有している。
ケース21は、上方が開口した円形の深皿形状であり、上端部には、下方が開口した椀形状のケースカバー22が着脱可能である。ケース21内には、回転体23を備え、ケース21の下方には、モータ部24を備えている。モータ部24は、鉛直方向を回転軸方向として、ケース21内で回転体23を回転させる。ケース21の底面には、軸受孔25と、孔26とを有している。軸受孔25は、後述する回転体23の回転軸29が入る孔であり、孔26は、電解促進錠剤20が通過する孔である。孔26には、孔26の開口縁から下方に延びたガイド筒27が設けられている。なお、孔26とガイド筒27とが、本発明の排出孔を構成する。
回転体23は、中央部が上方に凸形状の円板である凸面部28と、凸面部28の中央下面から下方に延びた円筒形状の回転軸29とを有している。凸面部28と回転軸29とは、樹脂材料によって一体に形成されている。凸面部28は、椀形状の椀部分37と、その椀部分37の下端側且つ外縁側から外方に延びた環状の平面部分36とを有している。凸面部28の大きさは、ケース21より一回り小さい大きさであり、凸面部28の外周とケース21の内面との間には僅かに隙間を有している。
一方、電解促進錠剤20は円盤形状であり、平面部分36の幅は、電解促進錠剤20の厚みより僅かに大きい。また、椀部分37の高さ寸法は、電解促進錠剤20の直径より大きい。これにより、電解促進錠剤20は、平面部分36に並び易くなる。電解促進錠剤20は、平面部分36の上面に、凸面部28の椀部分37とケース21側面との間に厚み方向が挟まれるように並ぶ。すなわち、電解促進錠剤20は、同じ向きに並ぶので、回転体23の周縁部に環状に隙間無く並び易くなる。
平面分部36には、切欠き30を有している。切欠き30が孔26と対向したときに、電解促進錠剤20が切欠き30及び孔26を通過して排出され、ガイド筒27を通って貯水部14に向けて落下する。回転軸29は、ケース21の底面の軸受孔25を介して、ケース21の下方に突出している。
モータ部24は、モータ部24の上面から上方に延びた円柱形状のモータ回転軸31を有している。モータ回転軸31の表面は、ギザ状にローレット加工されている。回転体23の回転軸29の内面も、モータ回転軸31が嵌るようにギザ状に加工されている。回転体23の回転軸29にモータ回転軸31を嵌め、モータ回転軸31を回転させると、回転体23も回転する。モータ部24は、ケース21の底面から下方に延びた筒形状のモータカバー32によって覆われている。
以上の構成において、電解促進錠剤投入装置18における電解促進錠剤20の投入動作を説明する。図9は、電解促進錠剤投入装置18のケース21の孔26と回転体23の切欠き30の拡大斜視図であり、電解促進錠剤20が回転体23の切欠き30に入った図である。
ユーザが、開口4よりケース21を取り出し、ケース21からケースカバー22を外してケース21内に電解促進錠剤20を入れると、回転体23における凸面部28の上面に、電解促進錠剤20が配置される。凸面部28は、中央部が上方に凸形状の曲面形状の円板であるので、多数の電解促進錠剤20は、凸面部28の上面に沿って積み重なった状態となる。ユーザが、電解促進錠剤20を入れたケース21を開口4から手で電解促進錠剤投入装置18へ設置すると、電解促進錠剤投入装置18は、電解促進錠剤20を貯水部14へ投入する場合に、モータ部24によって回転体23を回転させる。これにより、電解促進錠剤20が一つ、切欠き30に入り込む(図9参照)。さらに回転体23を回転させると、切欠き30に入り込んだ電解促進錠剤20は、切欠き30と孔26とが対向したときに孔26まで移動し、その孔26から排出され、ガイド筒27を介して貯水部14に落下する。この電解促進錠剤20が貯水部14内の水に溶け込むことにより、貯水部14内に塩化物イオンを含む水が生成される。なお、電解促進錠剤20の一例は、塩化ナトリウムである。
次いで、図10を参照して、電解促進錠剤投入装置18に設けられた排出検知部40について説明する。図10(a)は、回転体23を上面視した場合の回転体23、孔26、排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図である。図10(b)は、図10(a)から回転体23を取り除いた図である。図10(c)は、回転体23を側面視した場合のガイド筒27及び排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図である。
排出検知部40は、発光素子38と受光素子39とを備えている。発光素子38は、光を出力する発光ダイオードである。受光素子39は、発光素子38に対向する向きに設けられ、発光素子38から出力された光を受光し光の強度に応じて電気信号に変換するフォトダイオードである。
発光素子38及び受光素子39は、ガイド筒27の途中に設けられ、ガイド筒27内の電解促進錠剤20が通過する通過経路を挟むように対をなして配設される。即ち、図10(a)に示すように、ガイド筒27が回転体23の下側に位置するように回転体23を上面視した場合、発光素子38は、ガイド筒27(孔26)の左側に配設され、受光素子39は、ガイド筒27(孔26)の右側に配設される。電解促進錠剤20がガイド筒27内を通過し、発光素子38と受光素子39との光の経路を遮ると、受光素子39にて受光する光の強度が減少する。排出検知部40は、この光の強度の変化に基づいて、電解促進錠剤20が電解促進錠剤投入装置18より排出されたことを検知する。なお、以下の説明において上面視する場合、ガイド筒27が回転体23の下側に位置するように上面視するものとする。
発光素子38及び受光素子39の位置は、左右逆となってもよい。つまり、回転体23を上面視した場合、発光素子38は、ガイド筒27(孔26)の右側に配設され、受光素子39は、ガイド筒27(孔26)の左側に配設されてもよい。
ここで、電解促進錠剤投入装置18は、回転体23を上面視した場合に、発光素子38と受光素子39とを結ぶ線分L3が、回転体23が形成する円形であって、ガイド筒27(孔26)により形成される電解促進錠剤20が通過する通過経路上における接線L2方向と非平行となる位置に、発光素子38と受光素子39とを配設する。好ましくは、発光素子38と受光素子39とを結ぶ線分L3が、回転体23が形成する円形と、当該円形の中心O及びガイド筒27(孔26)の中心Pを結んだ直線L4と回転体23の回転方向との交点Qにおける前記回転の接線L2方向と非平行となる位置に、発光素子38と受光素子39とを配設する。つまり、発光素子38と受光素子39との光の経路が、交点Qにおける接線L2方向と非平行とされる。
このように発光素子38及び発光素子38を配置した場合における効果について、図11及び図16を参照して説明する。図11は、回転体23を上面視した場合に、回転体23の回転の中心Oを通る接線L2と平行な直線L1(図10参照)と、ガイド筒27の左側にある発光素子38との距離d1(図10参照)が、直線L1とガイド筒27の右側にある受光素子39との距離d2(図10参照)よりも短くなるように(d2>d1)、発光素子38及び受光素子39を配設した場合を例示したものである。そのうち、図11(a1)〜(a3)は、回転体23を上面視した場合に反時計回りに回転された場合を示した図であり、(a1)は、回転体23を上面視した場合の回転体23、孔26、排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図、(a2)は、(a1)から回転体23を取り除いた図、(a3)は、回転体23を側面視した場合のガイド筒27及び排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図である。また、図11(b1)〜(b3)は、回転体23を上面視した場合に時計回りに回転された場合を示した図であり、(b1)は、回転体23を上面視した場合の回転体23、孔26、排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図、(b2)は、(b1)から回転体23を取り除いた図、(b3)は、回転体23を側面視した場合のガイド筒27及び排出検知部40の位置関係を模式的に示した模式図である。
一方、図16は、本発明の電解促進錠剤投入装置18の効果を説明するための比較例としての電解促進錠剤投入装置18の例を示したものである。即ち、図16は、直線L1と発光素子38との距離d1(図10参照)と、直線L1と受光素子39との距離d2(図10参照)とが等しい場合を例示する。そのうち、図16(a1)〜(a3)は、回転体23を上面視した場合に反時計回りに回転された場合を示した図であり、図16(b1)〜(b3)は、回転体23を上面視した場合に時計回りに回転された場合を示した図である。なお、図16(a1)〜(a3)、(b1)〜(b3)は、各々、図11(a1)〜(a3)、(b1)〜(b3)に対応する。
電解促進錠剤投入装置18は、回転体23の回転方向の初期設定として反時計回りに設定された場合、電解促進錠剤20は、ガイド筒27の上面視左上側、つまり、回転体23が回転してくる側であって回転体23寄りを通過する。上述した通り、発光素子38は回転体23側に寄って配設され、受光素子39は、回転体23より離れて配設されるので、発光素子38と受光素子39との光の経路は、ガイド筒27の上面視左上側から右下側に向けて設定される(図11(a2)参照)。よって、回転体23が反時計回りに回転されたときに、図11に例示する電解促進錠剤投入装置18では、ガイド筒27を通過する電解促進錠剤20が、発光素子38と受光素子39との光の経路を遮りやすくなる。
また、回転体23の回転速度が遅く、排出される電解促進錠剤20がガイド筒27の上面視左上側に寄りすぎて通過したために発光素子38と受光素子39との光の経路を十分に遮らなくても、回転速度を上げることで、電解促進錠剤20が通過する位置を、ガイド筒27の中心寄りに近づけることができる(図11(a2)、(a3)の破線参照)。よって、電解促進錠剤投入装置18では、ガイド筒27を通過する電解促進錠剤20によって、発光素子38と受光素子39との光の経路が遮られやすくなる。
また、反時計周りで回転体23の回転速度を上げても、電解促進錠剤20の通過が検出できない場合は、回転体23を時計回りに変更し、回転速度を調整することで、ガイド筒27を通過する電解促進錠剤20が発光素子38と受光素子39との光の経路を遮りやすくできる。なぜならば、電解促進錠剤20は、ガイド筒27の上面視右上から通過してくるため、図11(b2)に示す通り、電解促進錠剤20の広い面で発光素子38と受光素子39との光の経路を遮るからである。
一方、図16に示すように、回転体23を上面視した場合に、直線L1と発光素子38との距離d1(図10参照)と、直線L1と受光素子39との距離d2(図10参照)とが等しくなるように発光素子38と受光素子39とを配設した場合は、回転体23を反時計回りに遅い回転速度で回転させれば、ガイド筒27内を通過する電解促進錠剤20が、発光素子38と受光素子39との光の経路を遮りにくい。また、回転体23を反時計周りで回転速度を上げても電解促進錠剤20が検知できなかった場合、回転体23の回転方向を時計回りに変更しても、ガイド筒27内を通過する電解促進錠剤20の位置と、発光素子38と受光素子39との光の経路との位置関係は、回転体23の回転方向が反時計回りのときと左右対称になるだけで実質的に変わりがなく、電解促進錠剤20が検知できない可能性が高い。
以上のように、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、回転体23を上面視した場合に、発光素子38と受光素子39とを結ぶ線分L3が、回転体23が形成する円形であって、ガイド筒27(孔26)により形成される電解促進錠剤20が通過する通過経路上における接線L2方向と非平行となる位置に、発光素子38と受光素子39とを配設すことで、電解促進錠剤20の排出検知を精度よく行うことができる。特に、ガイド筒27のサイズを広くしたり、ユーザが手で取り付けたケース21の取り付け位置にズレが生じたりした場合であっても、発光素子38と受光素子39との光の経路がガイド筒27を斜めに設定されるので、電解促進錠剤20がガイド筒27のどの位置を通ったとしても、電解促進錠剤20が検知できる可能性を高めることができる。よって、電解促進錠剤20が通過するガイド筒27のサイズを大きくした場合や、ケース21の取り付け位置にズレが生じた場合であっても、電解促進錠剤20の排出検知を精度よく行うことができる。
また、回転体23を上面視したときに、直線L1とガイド筒27の左側にある発光素子38との距離d1(図10参照)が、直線L1とガイド筒27の右側にある受光素子39との距離d2(図10参照)よりも短くなるように(d2>d1)、発光素子38及び受光素子39を配設した場合に、回転体23の回転方向の初期設定を反時計回りとすることで、より早く、電解促進錠剤20の排出検知を行うことができる。
なお、図10(c)にて示したように、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、回転体23を側面視した場合の発光素子38及び受光素子39の高さを、いずれも同じ高さとなるようにしている。これにより、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18のように、発光素子38から出力される光の光軸からずらして受光素子39を配設したとしても、それに伴う光の損失を少なくできる。
また、図10では、発光素子38から出力される光の光軸からずらして受光素子39を配設する場合を例示したが、必ずしも光軸をずらす必要はない。例えば、発光素子38と受光素子39との光軸が一致するように対向させつつ、発光素子38と受光素子39とを結ぶ線分L3が交点Qにおける回転体23の回転の接線L2方向と非平行となるように、発光素子38と受光素子39とが配設されてもよい。
(第2実施形態)
次いで、図12を参照して、本発明の第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について説明する。以下、第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と相違する点を中心に説明する。第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図12は、第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の排出検知部40を例示したものである。なお、図12(a1)〜(a3)、(b1)〜(b3)は、各々、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18を示した図11(a1)〜(a3)、(b1)〜(b3)に対応する。
第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18では、回転体23を上面視した場合に、直線L1と、ガイド筒27の左側にある発光素子38との距離d1(図10参照)が、直線L1とガイド筒27の右側にある受光素子39との距離d2(図10参照)よりも長くなるように(d1>d2)、発光素子38及び受光素子39が配設される。
図12に示す通り、第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18(図11参照)とは左右対称に発光素子38及び受光素子39が配設されており、その作用も第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18とは左右対称となるだけで、同様の効果を得ることができる。そして、第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18では、回転体23の回転方向の初期設定を時計回りとすることで、より早く、電解促進錠剤20の排出検知を行うことができるという効果が得られる。
(第3実施形態)
次に、図13及び図14を参照して、本発明の第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について説明する。第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、第1実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18又は第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18において、電解促進錠剤20の排出検知が行われるまで回転体23の回転条件(回転方向及び回転速度)を変更する。
以下、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について、第1実施形態及び第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と相違する点を中心に説明する。第1実施形態及び第2実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図13は、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の機能をブロックで示した機能ブロック図である。電解促進錠剤投入装置18は、回転体23の回転を制御する制御部50を備えている。制御部50は、例えばケース21の底面に配設されたガイド筒27付近に設けられ、モータカバー32内に収納されている。
制御部50には、排出検知部40による電解促進錠剤20の排出検知結果が入力される。また、制御部50には、報知部60が接続される。報知部60は、回転体23の回転条件を変更しながら回転制御を行っても電解促進錠剤20の排出が検知できなかった場合に、検知ができない旨の報知を行う。その報知は、本体ケース1の天面に設けられた表示部(図示せず)の表示により行われてもよいし、本体ケース1に設けられたスピーカ(図示せず)から警告音を発音することにより行われてもよい。
制御部50は、回転条件決定部51と、停止部52と、回転量判断部53と、回転量比較部54と、制御回数カウント部55と、制御回数比較部56と、を備える。このうち、回転条件決定部51、停止部52、回転量比較部54、制御回数比較部56は、制御部50が後述する回転条件決定処理(図14参照)を実行することにより、制御部50にて実現される機能である。
回転量判断部53は、制御部50が制御する回転体23(又はモータ部24)の回転速度と回転時間とに基づいて、回転体23の回転量X1を判断する。なお、電解促進錠剤投入装置18は、回転体23に回転角を検出する回転角センサを設け、その回転角センサの出力より回転量判断部53にて回転体23の回転量X1を判断してもよい。
制御回数カウント部55は、制御部50が、回転体23(又はモータ部24)の回転条件(回転方向及び/又は回転速度)を決定又は変更し、決定又は変更後の回転条件となるようにモータ部24を制御した制御回数X2をカウントするカウンタにより構成される。
図14は、制御部50により実行される回転条件決定処理を示すフローチャートである。回転条件決定処理は、電解促進錠剤20の排出指示があった場合に実行され、回転体23の回転条件を決定するための処理である。
回転条件決定処理では、まず、モータ部24の回転を開始して、回転体23の回転を開始する(S1)。このS1の処理では、回転体23(又はモータ部24)が初期設定で設定される回転方向と回転速度となるように、モータ部24の回転を制御する。なお、前回モータ部24を回転させたときに電解促進錠剤20の排出が検出された時点の回転体23(又はモータ部24)の回転方向及び回転速度を記憶しておき、S1の処理にて、この記憶した回転方向及び回転速度で回転体23(又はモータ部24)が回転するように、モータ部24の回転を制御してもよい。
次に、排出検知部40の検知結果より、電解促進錠剤20の排出が検知されたかを判断する(S2)。その結果、電解促進錠剤20の排出が検知されたと判断される場合は(S2:Yes)、モータ部24の回転を停止、つまり、回転体23の回転を停止して(S7)、回転条件決定処理を終了する。このS7の処理を実行する制御部50が、停止部52を構成する。
一方、S2の判断の結果、電解促進錠剤20の排出が検知されていないと判断される場合は(S2:No)、次いで、制御回数カウント部55によりカウントされた制御回数X2と制御回数閾値Bとを比較する(S3)。このS3の処理を実行する制御部50が、制御回数比較部56を構成する。
S3の比較の結果、制御回数X2が制御回数閾値Bを超えていない(X2≦B)場合は(S3:No)、次いで、回転量判断部53より判断された回転体23の回転量X1と、回転量閾値Aとを比較する(S4)。このS4の処理を実行する制御部50が、回転量比較部54を構成する。S4の比較の結果、回転体23の回転量X1が回転量閾値Aを超えていない(X1≦A)場合は(S4:No)、S2の処理に戻る。
一方、S4の比較の結果、回転体23の回転量X1が回転量閾値Aを超えた場合(X1>A)、回転体23(又はモータ部24)の回転条件(回転方向及び/又は回転速度)を変更し、変更後の回転条件で回転体23が回転するようにモータ部24を制御する(S5)。S5の処理の後、S2の処理へ戻る。なお、S1及びS5の処理を実行する制御部50が、回転条件決定部51を構成する。
ここで、回転体23を所定量回転させても排出検知部40により電解促進錠剤20の排出が検知できない場合、ガイド筒27内を通過する電解促進錠剤20の通過位置にずれが生じ、通過する電解促進錠剤20が発光素子38と受光素子39との光の経路を遮っていないおそれがある。これに対し、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、S4及びS5の処理によって、回転体23を所定量回転させても排出検知部40により電解促進錠剤20の排出が検知できない場合に、回転体23の回転方向及び/又は回転速度を変更する。これにより、電解促進錠剤投入装置18は、電解促進錠剤20のガイド筒27内における通過位置を変化させることができる。そして、上述した通り、電解促進錠剤投入装置18は、発光素子38と受光素子39との光の経路を、ガイド筒27内で斜めに設定されるので、通過位置の変化により、電解促進錠剤20が検知できる可能性を高めることができる。
一方、S3の比較の結果、制御回数X2が制御回数閾値Bを超えた(X2>B)場合(S3:Yes)、報知部60による報知を行い(S6)、モータ部24の回転を停止、つまり、回転体23の回転を停止して(S7)、回転条件決定処理を終了する。S5及びS6の処理により、回転体23(又はモータ部24)の回転条件を所定回数変更してもなお電解促進錠剤20の排出が排出検知部40により検知されない場合、その旨が報知部60により報知される。
これにより、電解促進錠剤20の排出が検知されない状態をユーザに把握させることができる。ユーザは、この報知により、ケース21に電解促進錠剤20が空であるかを確認し、空の場合は電解促進錠剤20をケース21に補充する。また、電解促進錠剤20がケース21にある場合は、回転体23の大きなずれや、排出検知部40の故障など、何らかの問題が発生している可能性を予測できる。
また、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、回転体23(又はモータ部24)の回転条件を所定回数変更してもなお電解促進錠剤20の排出が排出検知部40により検知されない場合、回転体23の回転を停止する。電解促進錠剤投入装置18は、電解促進錠剤20の排出が検知されなくても、実際には、電解促進錠剤20の排出が行われている可能性がある。電解促進錠剤投入装置18は、回転体23の回転を停止することで、必要以上に、電解促進錠剤20の排出が行われることを抑制できる。また、多くの電解促進錠剤20が貯水部14に投入されることで、貯水部14に貯水された水の塩化物イオンの濃度が必要以上に高くなることを抑制できる。よって、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、次亜塩素酸の生成量が多くなりすぎたり、電解部17の電極部材の寿命が短くなったりすることを抑制できる。
なお、S3の処理では、制御回数X2が制御回数閾値B以上となった(X2≧B)場合に、S6の処理へ移行して報知部60による報知を行うようにしてもよい。また、S3の処理では、制御回数X2が制御回数閾値Bに達した(X2=B)場合に、S6の処理へ移行して報知部60による報知を行うようにしてもよい。また、S4の処理では、回転量X1が回転量閾値A以上となった(X1≧A)場合に、S5の処理へ移行して回転体23(又はモータ部24)の回転条件を変更しても良い。また、S4の処理では、回転量X1が回転量閾値Aに達した(X1=A)場合に、S5の処理へ移行して回転体23(又はモータ部24)の回転条件を変更しても良い。
(第4実施形態)
次に、図15を参照して、本発明の第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について説明する。第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と比して、電解促進錠剤20の排出検知が行われるまで回転体23の回転条件(回転方向及び回転速度)を変更する契機が異なる。
以下、第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18について、第1実施形態〜第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と相違する点を中心に説明する。第1実施形態〜第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図15は、第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の機能をブロックで示した機能ブロック図である。第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の制御部50には、第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の制御部50が有する回転量判断部53及び回転量比較部54に代えて、回転時間カウント部57及び回転時間比較部58が設けられている。
回転時間カウント部57は、回転体23の回転を開始させてからの経過時間である回転時間X3をカウントするカウンタにより構成される。回転時間比較部58は、回転時間カウント部57によりカウントされた回転体23の回転時間X3と、回転時間閾値Cとを比較する。第3実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の制御部50で実行される回転条件決定処理のS4の処理を、回転時間カウント部57によりカウントされた回転体23の回転時間X3と、回転時間閾値Cとを比較する処理に代えることで、第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18の回転時間比較部58を構成できる。
回転時間比較部58は、比較の結果、回転時間X3が回転時間閾値Cを超えた(X3>C)場合に、回転体23(又はモータ部24)の回転条件(回転方向及び/又は回転速度)を変更し、変更後の回転条件で回転体23が回転するようにモータ部24を制御する。
ここで、回転時間比較部58が回転時間閾値Cを超えた状態とは、回転体23の回転が開始されてから所定時間が経過してもなお、排出検知部40により電解促進錠剤20の排出が検知できない状態を意味する。回転体23は、回転条件決定部51にて決定された回転速度で回転しているため、回転体23の回転が開始されてから所定時間が経過しているということは、回転体23が、所定時間×回転速度=所定量回転していることと同じである。
ここで、回転体23が所定量回転されても排出検知部40により電解促進錠剤20の排出が検知できない場合、ガイド筒27内を通過する電解促進錠剤20の通過位置にずれが生じ、通過する電解促進錠剤20が発光素子38と受光素子39との光の経路を遮っていないおそれがある。これに対し、第4実施形態に係る電解促進錠剤投入装置18は、このような場合に、回転体23の回転方向及び/又は回転速度を変更する。これにより、電解促進錠剤投入装置18は、電解促進錠剤20のガイド筒27内における通過位置を変化させることができる。そして、上述した通り、電解促進錠剤投入装置18は、発光素子38と受光素子39との光の経路を、ガイド筒27内で斜めに設定されるので、通過位置の変化により、電解促進錠剤20が検知できる可能性を高めることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部又は複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部又は複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記各実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
本発明に係る電解水散布装置は、空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行う電解水散布装置として有用である。
A 回転量閾値
B 制御回数閾値
C 回転時間閾値
D 電解水散布装置
1 本体ケース
2 吸気口
5 電解水生成部
6 吹出口
7 送風部
14 貯水部
16 フィルター部
17 電解部
18 電解促進錠剤投入装置
19 散布部
20 電解促進錠剤
21 ケース
23 回転体
26 孔
27 ガイド筒
38 発光素子
39 受光素子
40 排出検知部
50 制御部
51 回転条件決定部
52 停止部
53 回転量判断部
54 回転量比較部
55 制御回数カウント部
56 制御回数比較部
57 回転時間カウント部
58 回転時間比較部
60 報知部

Claims (12)

  1. 電解促進錠剤を収納するケースと、当該ケースより前記電解促進錠剤を排出する排出孔と、前記ケースに収納された前記電解促進錠剤を前記排出孔へ移動させるための回転体と、当該回転体の回転を制御する制御部と、前記排出孔からの前記電解促進錠剤の排出を検知する排出検知部と、を備えた電解促進錠剤投入装置であって、
    前記排出検知部は、
    発光素子と、
    前記排出孔から排出された前記電解促進錠剤が通過する通過経路を前記発光素子と挟む位置に配設され、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を備え、
    前記受光素子が受光した光の強度に基づいて前記排出孔からの前記電解促進錠剤の排出を検知するものであり、
    前記回転体を上面視した場合に、前記発光素子と前記受光素子とを結ぶ線分が、前記回転体が形成する円形であって前記通過経路上における接線方向と非平行となる位置に前記発光素子と前記受光素子とを配設し、
    前記排出孔が前記回転体の下側に位置するように前記回転体を上面視した場合に、前記制御部により設定される当該回転体の回転方向の初期設定が反時計回りであり、前記発光素子及び前記受光素子のうち、左側に配設される素子が、右側に配設される素子よりも、前記回転体の回転の中心を通り前記接線と平行な直線との距離が短くなるように、前記発光素子と前記受光素子とを配設した電解促進錠剤投入装置
  2. 電解促進錠剤を収納するケースと、当該ケースより前記電解促進錠剤を排出する排出孔と、前記ケースに収納された前記電解促進錠剤を前記排出孔へ移動させるための回転体と、当該回転体の回転を制御する制御部と、前記排出孔からの前記電解促進錠剤の排出を検知する排出検知部と、を備えた電解促進錠剤投入装置であって、
    前記排出検知部は、
    発光素子と、
    前記排出孔から排出された前記電解促進錠剤が通過する通過経路を前記発光素子と挟む位置に配設され、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を備え、
    前記受光素子が受光した光の強度に基づいて前記排出孔からの前記電解促進錠剤の排出を検知するものであり、
    前記回転体を上面視した場合に、前記発光素子と前記受光素子とを結ぶ線分が、前記回転体が形成する円形であって前記通過経路上における接線方向と非平行となる位置に前記発光素子と前記受光素子とを配設し、
    前記排出孔が前記回転体の下側に位置するように前記回転体を上面視した場合に、前記制御部により設定される当該回転体の回転方向の初期設定が時計回りであり、前記発光素子及び前記受光素子のうち、右側に配設される素子が、左側に配設される素子よりも、前記回転体の回転の中心を通り前記接線と平行な直線との距離が短くなるように、前記発光素子と前記受光素子とを配設した電解促進錠剤投入装置。
  3. 前記線分は、前記回転体を上面視した場合に、前記回転体が形成する円形と当該円形の中心及び前記通過経路の中心を結んだ直線との交点における接線方向と非平行となる請求項1または2に記載の電解促進錠剤投入装置。
  4. 前記回転体を側面視した場合に、
    前記発光素子と前記受光素子とを同じ高さに配設した請求項1からのいずれかに記載の電解促進錠剤投入装置。
  5. 前記制御部は、
    前記回転体の回転速度と回転方向とを決定する回転条件決定部を備えた請求項1からのいずれかに記載の電解促進錠剤投入装置。
  6. 前記制御部は、
    前記排出検知部により前記電解促進錠剤の排出が検知された場合に、前記回転体の回転を停止させる停止部を備えた請求項記載の電解促進錠剤投入装置。
  7. 前記制御部は、
    前記回転体の回転量を判断する回転量判断部と、
    当該回転量判断部により判断された前記回転量と回転量閾値とを比較する回転量比較部と、を備え、
    前記回転条件決定部は、
    前記回転量比較部の比較結果において前記回転量が前記回転量閾値を超えた場合に前記回転方向及び/又は前記回転速度の変更を決定する請求項又は記載の電解促進錠剤投入装置。
  8. 前記制御部は、
    前記回転体の回転を開始させてからの経過時間をカウントする回転時間カウント部と、
    当該回転時間カウント部がカウントした前記経過時間と回転時間閾値とを比較する回転時間比較部と、を備え、
    前記回転条件決定部は、
    前記回転時間比較部の比較結果において前記経過時間が前記回転時間閾値を超えた場合に前記回転方向及び/又は前記回転速度の変更を決定する請求項又は記載の電解促進錠剤投入装置。
  9. 前記制御部は、
    前記回転条件決定部が前記回転方向と前記回転速度とを決定し、決定された前記回転速度と前記回転方向とで前記回転体を回転させる制御を行った制御回数をカウントする制御回数カウント部と、
    当該制御回数カウント部がカウントした前記制御回数と制御回数閾値とを比較する制御回数比較部と、
    当該制御回数比較部の比較結果において前記制御回数が前記制御回数閾値を超えた場合
    に報知を行う報知部と、を備えた請求項からのいずれかに記載の電解促進錠剤投入装置。
  10. 前記制御部は、
    前記回転条件決定部が前記回転方向と前記回転速度とを決定し、決定された前記回転速度と前記回転方向とで前記回転体を回転させる制御を行った制御回数をカウントする制御回数カウント部と、
    当該制御回数カウント部がカウントした前記制御回数と制御回数閾値とを比較する制御回数比較部と、を備え、
    前記停止部は、当該制御回数比較部の比較結果において前記制御回数が前記制御回数閾値を超えた場合に前記回転体の回転を停止させる請求項記載の電解促進錠剤投入装置。
  11. 電解水を生成する電解水生成部と前記電解水生成部が生成した電解水を散布する散布部とを備えた電解水散布装置であって、
    前記電解水生成部は、
    水を貯めるための貯水部と、
    前記貯水部に前記電解促進錠剤を投入する請求項1から10のいずれかに記載の電解促進錠剤投入装置と、
    前記電解促進錠剤が投入された前記貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、を備えた電解水散布装置。
  12. 吸気口と吹出口とを有する本体ケースを備え、
    前記散布部は、
    前記貯水部内の電解水に浸漬させて保水し前記吸気口から流入した空気に接触するフィルター部と、
    前記フィルター部に接触した空気を前記吹出口に導く送風部と、を備えた請求項11記載の電解水散布装置。
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