JP6965464B2 - 流下液膜式チューブアイス製氷機 - Google Patents
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Description
ケーシングと、
前記ケーシングの内部に鉛直方向に沿って延在する複数の伝熱管と、
前記ケーシングの内部空間のうち前記伝熱管の上端部が配置された領域に設けられ、冷媒を貯留するためのヘッダと、
を備え、
前記伝熱管は、該伝熱管の外面に前記冷媒の液膜が形成されるよう前記ヘッダからの前記冷媒の供給を受けるように構成される。
ここで、「鉛直方向に沿って延在する」とは、伝熱管表面の液膜が確保される角度以内の傾きをもって延在することを含むものとする。
前記伝熱管の上端が固定される管板と、
前記管板の上方に形成された上部製氷用水貯留部と、
を備え、
前記ヘッダは、前記管板の下方に形成される。
上記(2)の構成によれば、上記管板を境に管板の上方に上部製氷用水貯留部を配置し、管板の下方に冷媒貯留ヘッダを配置したので、伝熱管内側への製氷用水の供給と伝熱管外面への冷媒液膜の形成のための構成をコンパクト化できる。
前記冷媒の入口が前記ケーシングの下部に前記内部空間に連通するように設けられ、
前記内部空間の下部に貯留した冷媒液を前記ヘッダに戻すための冷媒循環路を備える。
上記(3)の構成によれば、冷媒入口がケーシングの下部に設けられるため、ケーシング内に供給される冷媒液が伝熱管外面に形成された冷媒液膜を破断させないため、該冷媒液膜と伝熱管内面の製氷用水との熱伝達率を高く維持できる。
前記冷媒の出口が前記ケーシングの上部に前記内部空間に連通するように設けられる。
上記(4)の構成によれば、冷媒出口がケーシングの上部にあり、該内部空間の下部に溜まる冷媒液から離れた位置にあるため、冷媒出口から冷媒ガスのみを排出できる。これによって、冷凍機を構成する圧縮機への液バックを防止できる。
前記内部空間の下部に内部空間高さの1/10以下の液位を有する前記冷媒が貯留される。
上記(5)の構成によれば、ケーシングの内部空間に内部空間高さの1/10以下の液位を有する冷媒液が貯留されるように運転されるため、少ない冷媒量で製氷が可能になる。また、冷媒液の液位を内部空間高さの1/10以下とすることで、該内部空間の上部にある冷媒出口から冷媒液面を遠ざけることができるため、冷媒出口に至る冷媒に冷媒液が混入しない。従って、圧縮機への液バックを防止できると共に、冷媒を供給する冷凍機において、冷媒出口から圧縮機に至る間に気液を分離するアキュームレータや冷媒液をガス化するための液ガス熱交換器の配置が不要となる。
前記ケーシングの下部に前記内部空間に連通するように形成されたホットガス入口と、
前記ケーシングの上部に前記内部空間に連通するように形成されたホットガス出口と、
を備える。
脱氷工程において、伝熱管内面に形成されたチューブアイスを脱氷するためにケーシングの内部空間に上記ホットガス入口からホットガスが供給される。上記(6)の構成によれば、ホットガス入口がケーシングの下部に形成されるため、ホットガスはケーシングの内部空間の下部に溜まった冷媒液中に供給され、冷媒液を激しく攪拌する。これによって、チューブアイスとの熱伝達率を高め、脱氷時間を短縮できる。また、冷媒液面の上方の気相部では伝熱管の外面はホットガスの飽和蒸気に晒される。そのため、伝熱管の外面はホットガスが凝縮しながら流下する凝縮熱伝達となり、従来の満液式製氷機の脱氷工程の2倍程度の熱通過率が得られ、これによって、脱氷時間を短縮できる。
前記複数の伝熱管の下方に設けられ、脱氷時に前記伝熱管の内面から自重で滑り落ちるチューブアイスを切断するためのカッタを備える。
上記(7)の構成によれば、上記カッタを備えるために、脱氷工程において、伝熱管の内面から自重で滑り落ちるチューブアイスを適宜長さに裁断して利用先に供給できる。
前記複数の伝熱管の下方に設けられた下部製氷用水貯留部と、
前記下部製氷用水貯留部と前記上部製氷用水貯留部とを結ぶ水循環路と、
前記水循環路に設けられ、前記下部製氷用水貯留部に溜まった製氷用水を前記上部製氷用水貯留部に循環するための水循環ポンプと、
前記下部製氷用水貯留部に溜まった前記製氷用水の液面レベルを検出するレベルセンサと、
前記レベルセンサの検出値に基づいて前記水循環ポンプの作動を制御する制御部と、
を備える。
上記(8)の構成によれば、製氷工程において、下部製氷用水貯留部に溜まった製氷用水の液面レベルを所望のレベルに制御できるので、製氷工程を円滑に行うことができる。
前記ヘッダに供給される前記冷媒を生成するための冷凍機を備え、
前記冷凍機は、
冷媒回路と、
前記冷媒回路に設けられ、圧縮機、凝縮器、レシーバ及び膨張弁を含む冷凍サイクル構成機器と、
を備え、
前記膨張弁を経て減圧された前記冷媒が前記ケーシングに供給されるように構成される。
上記(9)の構成によれば、上記冷凍機を備えることで、製氷機の冷熱源としての冷媒を製氷機に供給できる。
前記レシーバの気相部と前記内部空間とに連通するホットガス供給路を備える。
上記(10)の構成によれば、上記ホットガス供給路を備えることで、脱氷工程においてホットガス(0℃を超える温度の冷媒ガス)をケーシングの内部空間に供給できる。また、上記ホットガス供給路を介してレシーバの気相部からホットガスを供給するとき、ホットガスの供給に伴ってレシーバ内が減圧され、レシーバ内の減圧に伴ってレシーバ内の冷媒液が気化するので、新たに気化した冷媒ガスによりホットガスを補充できる。
前記冷媒は、自然冷媒、HFC冷媒又はHFO冷媒である。
上記(11)の構成によれば、上記冷媒のうち例えばNH3は大きな表面張力を有している。この表面張力により伝熱管周方向で均一な冷媒液膜を形成できる。これによって、製氷用水との熱伝達量を向上できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
伝熱管14の上端開口から伝熱管14の内側に製氷用水Wiが供給され、この製氷用水Wiは伝熱管14の外面に形成された冷媒液膜によって冷却され、伝熱管14の内面に円筒形状のチューブアイスTiを形成する。
図2は製氷工程を示し、図3は脱氷工程を示す。製氷工程において、圧縮機64から吐出された冷媒ガスは、凝縮器66で冷却されて冷媒液となり、レシーバ68に送られる。この冷媒液rはレシーバ68に貯留され、冷媒液rは膨張弁70を経て減圧され、製氷機10のケーシング12に供給される。
この実施形態によれば、冷凍機60を備えることで、製氷機10の冷熱源としての冷媒を製氷機10に供給できる。
一実施形態では、上部製氷用水貯留部20は内部に製氷用水Wiを貯留可能な中空容器で構成され、底面は管板18によって構成され、該底面に伝熱管14の上端が開口している。また、冷媒ヘッダ16の底面は水平方向に沿って配置された底壁18aで構成され、底壁18aと伝熱管14の外周面との間に冷媒液膜を流下させるための環状隙間(不図示)が形成される。また、冷媒ヘッダ16の上面は管板18で構成される。
この実施形態によれば、冷媒入口管22が内部空間S0の下部に設けられるため、内部空間S0に供給される冷媒液rが伝熱管外面に形成された冷媒液膜を破断させない。従って、該冷媒液膜と伝熱管内面の製氷用水Wiとの熱伝達率を高く維持できる。
一実施形態では、ケーシング12の下部に管板36が設けられ、内部空間S0は、管板36を底面として、冷媒液rを貯留可能になっている。
この実施形態によれば、ホットガス入口管34が内部空間S0の下部に形成されるため、ホットガスは内部空間S0の下部に溜まった冷媒液中に供給され、冷媒液を激しく攪拌する。これによって、該冷媒液とチューブアイスTiとの熱伝達率を高め、脱氷時間を短縮できる。また、冷媒液面の上方の気相部では、伝熱管14の外面はホットガスの飽和蒸気に晒される。そのため、伝熱管14の外面はホットガスが凝縮しながら流下する凝縮熱伝達となり、従来の満液式製氷機の脱氷工程の2倍程度の熱通過率が得られるため、脱氷時間を短縮できる。
図1に示す実施形態では、ホットガス出口管32は冷媒出口管と兼用される。
一実施形態では、カッタ38は複数の伝熱管14の下方に設けられた下部製氷用水貯留部42の内部に設けられる。下部製氷用水貯留部42は中空容器で構成され、内部に製氷用水Wiを貯留可能になっている。
一実施形態では、カッタ38は回転軸38aを中心に回転可能に構成され、駆動部(例えばモータ)40によって回転される。脱氷時に伝熱管14から滑り落ちるチューブアイスTiの落下速度に合わせて、駆動部40によるカッタ38の回転速度を適宜制御することで、裁断されるチューブアイスTiの長さを調整できる。
この実施形態によれば、製氷工程において、伝熱管14の内部に供給される製氷用水Wiを水循環管44を介して伝熱管14に循環させることで、チューブアイスTiを所定の厚さに形成できる。また、下部製氷用水貯留部42に溜まった製氷用水Wiの液面レベルを所望のレベルに制御できるので、製氷工程を円滑に行うことができる。
一実施形態では、上部製氷用水貯留部20及び下部製氷用水貯留部42の製氷用水Wiが不足してきたら、上部製氷用水貯留部20又は下部製氷用水貯留部42に補給水を注入可能な構成とする。製氷工程でチューブアイスTi製造が完了した後に、製氷用水Wiの循環を停止する。
この実施形態によれば、上記冷媒のうち例えばNH3は大きな表面張力を有する。この表面張力は冷媒液膜が伝熱管14の周方向へ回り込むように作用するので、伝熱管周方向で均一な冷媒液膜を形成できる。これによって、製氷用水Wiとの熱伝達量を向上できる。
12 ケーシング
14 伝熱管
16 冷媒ヘッダ
18、36 管板
20 上部製氷用水貯留部
22、30 冷媒入口管
24 冷媒循環管
26 冷媒循環ポンプ
28 冷媒出口管
32 冷媒出口管兼ホットガス出口管
34 ホットガス入口管
38 カッタ
38a 回転軸
40 駆動部
42 下部製氷用水貯留部
44 水循環管
46 水循環ポンプ
48 レベルセンサ
50 制御部
52 底板
54 出口開口
60 冷凍機
62 冷媒回路
64 圧縮機
66 凝縮器
68 レシーバ
70 膨張弁
72 ホットガス供給路
H 冷媒液位
S0 内部空間
Ti チューブアイス
Wi 製氷用水
r 冷媒液
Claims (12)
- ケーシングと、
前記ケーシングの内部に鉛直方向に沿って延在する複数の伝熱管と、
前記伝熱管の外面側で前記ケーシングの内部空間のうち前記伝熱管の上端部が配置された領域に設けられ、冷媒を貯留するためのヘッダと、
を備え、
前記伝熱管は、該伝熱管の外面に前記冷媒の液膜が形成されるよう前記ヘッダから前記冷媒の供給を受けるように構成され、
前記冷媒の入口が前記ケーシングの下部に前記内部空間に連通するように設けられ、
前記内部空間の下部に貯留した冷媒液を前記ヘッダに戻すための冷媒循環路を備える
ことを特徴とする流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記伝熱管の上端が固定される管板と、
前記管板の上方に形成された上部製氷用水貯留部と、
を備え、
前記ヘッダは、前記管板の下方に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記冷媒の出口が前記ケーシングの上部に前記内部空間に連通するように設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。
- 前記内部空間の下部に内部空間高さの1/10以下の液位を有する前記冷媒が貯留されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。
- ケーシングと、
前記ケーシングの内部に鉛直方向に沿って延在する複数の伝熱管と、
前記伝熱管の外面側で前記ケーシングの内部空間のうち前記伝熱管の上端部が配置された領域に設けられ、冷媒を貯留するためのヘッダと、
を備え、
前記伝熱管は、該伝熱管の外面に前記冷媒の液膜が形成されるよう前記ヘッダから前記冷媒の供給を受けるように構成され、
前記ケーシングの下部に前記内部空間に連通するように形成されたホットガス入口と、
前記ケーシングの上部に前記内部空間に連通するように形成されたホットガス出口と、
を備えることを特徴とする流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記複数の伝熱管の下方に設けられ、脱氷時に前記伝熱管の内面から自重で滑り落ちるチューブアイスを切断するためのカッタを備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。
- 前記複数の伝熱管の下方に設けられた下部製氷用水貯留部と、
前記下部製氷用水貯留部と前記上部製氷用水貯留部とを結ぶ水循環路と、
前記水循環路に設けられ、前記下部製氷用水貯留部に溜まった製氷用水を前記上部製氷用水貯留部に循環するための水循環ポンプと、
前記下部製氷用水貯留部に溜まった前記製氷用水の液面レベルを検出するレベルセンサと、
前記レベルセンサの検出値に基づいて前記水循環ポンプの作動を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記ヘッダに供給される前記冷媒を生成するための冷凍機を備え、
前記冷凍機は、
冷媒回路と、
前記冷媒回路に設けられ、圧縮機、凝縮器、レシーバ及び膨張弁を含む冷凍サイクル構成機器と、
を備え、
前記膨張弁を経て減圧された前記冷媒が前記ケーシングに供給されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記レシーバの気相部と前記内部空間とに連通するホットガス供給路を備えることを特徴とする請求項8に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。
- 前記ケーシングの前記内部空間の下方領域に連通するように前記ケーシングの下部に設けられた冷媒入口管をさらに備え、
前記膨張弁を経て減圧された前記冷媒は、前記冷媒入口管を介して前記内部空間に供給されるように構成された
請求項8又は9に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。 - ケーシングと、
前記ケーシングの内部に鉛直方向に沿って延在する複数の伝熱管と、
前記伝熱管の外面側で前記ケーシングの内部空間のうち前記伝熱管の上端部が配置された領域に設けられ、冷媒を貯留するためのヘッダと、
を備える流下液膜式チューブアイス製氷機であって、
前記伝熱管は、該伝熱管の外面に前記冷媒の液膜が形成されるよう前記ヘッダから前記冷媒の供給を受けるように構成され、
前記ヘッダに供給される前記冷媒を生成するための冷凍機を備え、
前記冷凍機は、
冷媒回路と、
前記冷媒回路に設けられ、圧縮機、凝縮器、レシーバ及び膨張弁を含む冷凍サイクル構成機器と、
を備え、
前記膨張弁を経て減圧された前記冷媒が前記ケーシングに供給されるように構成され、
前記ケーシングの前記内部空間の下方領域に連通するように前記ケーシングの下部に設けられた冷媒入口管をさらに備え、
前記膨張弁を経て減圧された前記冷媒は、前記冷媒入口管を介して前記内部空間に供給されるように構成された流下液膜式チューブアイス製氷機。 - 前記冷媒は、自然冷媒、HFC冷媒又はHFO冷媒であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の流下液膜式チューブアイス製氷機。
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| JP2020562001A Active JP6965464B2 (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 流下液膜式チューブアイス製氷機 |
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