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JP6965566B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents
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JP6965566B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源と変速機との間に配設されるトルク変動吸収装置に関する。
従来から、下記特許文献1に開示された回転振動ダンパが知られている。この従来の回転振動ダンパは、複数のスプリングを直列化し、一方のスプリングのスプリング力を他方のスプリングに伝達する中間プレートと、他方のスプリングを介して伝達される伝達トルクを出力軸に伝達するハブと、を備えている。
国際公開第2009/036727号
一般的に、上記従来の回転振動ダンパのようなトルク変動吸収装置では、軸方向に互いに離間して配置される外郭プレートを基準として中間プレートの軸方向の位置が決定され、中間プレートを基準としてハブに設けられたフランジ部の軸方向の位置が決定される。この場合、中間プレートの軸方向の位置は外郭プレートを基準として許容公差内に配置されるとともに、フランジ部の軸方向の位置は中間プレートを基準として許容公差内に配置される。従って、フランジ部及び中間プレートの軸方向の位置については、これらの許容公差が加算された範囲内で決定される。
又、トルク変動吸収装置では、回転方向の振動を抑制(減衰)させるためにスプリングやスラスト部材等の種々の部材が設けられる。この場合、フランジ部及び中間プレートは、スプリング等に連結されるように軸方向に配置される。この場合、スプリング等には許容公差が設定される。従って、フランジ部及び中間プレートの軸方向の位置は、スプリング等に設定された許容公差内でスプリング等に連結されるようにも決定される必要がある。又、スプリング等の作動を阻害しないように、外郭プレートにも、許容公差内のスプリング等を内部に収容可能となるように許容公差が設定される。
従って、外郭プレートを基準として中間プレートの軸方向の位置を決定し、且つ、中間プレートを基準としてフランジ部の軸方向の位置を決定する場合には、各部材に設定された許容公差を加算してフランジ部及び中間プレートの軸方向の位置を決定する必要がある。この場合、トルク変動吸収装置における軸方向の寸法が増大し、トルク変動吸収装置の大型化が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、小型化を実現することができるトルク変動吸収装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るトルク変動吸収装置の発明は、入力側回転部材から出力側回転部材へのトルク伝達経路に生じたトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置であって、複数の弾性部材が直列に連結されてトルク変動を吸収する振動吸収部材と、入力側回転部材に連結されて、出力側回転部材の軸方向にて互いに離間して配置される一対の外郭プレートと、出力側回転部材に連結されるボス部と、ボス部に設けられて一対の外郭プレートの間に配置されるフランジ部と、を有するハブ部材と、ハブ部材のフランジ部と、一対の外郭プレートと、の間に配置されて、振動吸収部材を構成する直列の弾性部材の間に連結され、直列の弾性部材のうちの一の弾性部材から直列の弾性部材のうちの他の弾性部材にトルクを伝達する円環状の一対の中間プレートと、フランジ部とともに一体に回転可能に連結された円環状のコントロールプレートと、を備えるとともにハブ部材のボス部の外周に組み付けられて、フランジ部と摺接するとともに、コントロールプレートと摺接するように形成された円筒状の第一摺接部材と、第一摺接部材を、一対の外郭プレートの一方である基準外郭プレートからフランジ部に向けて押圧するとともに、基準外郭プレートからコントロールプレートに向けて押圧する円環状の第一押圧部材と、中間プレートと摺接する円環状の第二摺接部材と、第二摺接部材を基準外郭プレートから中間プレートに向けて押圧する第二押圧部材と、を備え、フランジ部の軸方向の位置であるフランジ部位置は、基準外郭プレートの軸方向の位置を基準として第一摺接部材及び第一押圧部材によって決定され、中間プレートの軸方向の位置である中間プレート位置は、基準外郭プレートの軸方向の位置を基準として第二摺接部材及び第二押圧部材によって決定される。
これによれば、ハブ部材のフランジ部のフランジ部位置は、基準外郭プレートを基準として決定される。又、中間プレートの中間プレート位置は、基準外郭プレートを基準として決定される。即ち、本発明のトルク変動吸収装置においては、基準外郭プレートを基準として、フランジ部位置と中間プレート位置とを、互いに独立して決定することができる。従って、フランジ部位置を決定する部材の数を少なくすることができるとともに、中間プレート位置を決定する部材の数を少なくすることができるので、各部材に設定されて加算される許容公差を小さくすることができる。その結果、トルク変動吸収装置における軸方向の寸法を小さくすることができ、トルク変動吸収装置の小型化を達成することができる。
本発明の第一実施形態に係り、トルク変動吸収装置の構成を示す一部切欠き図である。 図1のII−II断面におけるトルク変動吸収装置を示す断面図である。 ヒステリシス特性を説明するための図である。 本発明の第二実施形態に係り、トルク変動吸収装置の構成を示す一部切欠き図である。 図4のV−V断面におけるトルク変動吸収装置を示す断面図である。 ヒステリシス特性を説明するための図である。 本発明の第三実施形態に係り、トルク変動吸収装置の構成を示す一部切欠き図である。 図7のVIII−VIII断面におけるトルク変動吸収装置を示す断面図である。 本発明の第四実施形態に係り、トルク変動吸収装置の構成を示す一部切欠き図である。 図9のX−X断面におけるトルク変動吸収装置を示す断面図である。 本発明の第三実施形態及び第四実施形態の変形例に係るトルク変動吸収装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の各実施形態及び変形例の相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
本実施形態に係るトルク変動吸収装置1(以下、「本装置1」とも称呼する。)は、例えば、ハイブリッド車両に適用される。本装置1は、エンジン(図示省略)の出力軸(図示省略)に設けられ、エンジン及び電動モータ(図示省略)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。
第一実施形態の本装置1は、図1及び図2に示すように、ハブ部材2と、入力側回転部材であるフライホイールFに連結される一対の外郭プレートとしてのディスクプレート3及びディスクプレート4と、中間プレート5と、を備えている。ハブ部材2、ディスクプレート3、ディスクプレート4及び中間プレート5は、回転軸J回りに回転可能となっている。尚、以下の説明において、回転軸Jに直交する方向を「回転軸Jの径方向」又は単位「径方向」と称呼し、回転軸Jに沿う方向を「回転軸Jの軸方向」又は単に「軸方向」と称呼し、回転軸Jの回りに回転する方向を「回転軸Jの周方向」又は単に「周方向」と称呼する。又、以下の説明においては、一対の外郭プレートのうちの基準外郭プレートとして、ディスクプレート3を用いる。
ハブ部材2は、ボス部2a及びフランジ部2bを有する。ボス部2aは、回転軸Jの軸方向に延びる円筒状に形成されており、内周側にてトランスミッション(図示省略)の出力側回転部材である入力軸Sとスプライン係合するようになっている。フランジ部2bは、一対の外郭プレートであるディスクプレート3及びディスクプレート4の間に配置され、ボス部2aの外周側にて、回転軸Jの径方向に延びるように形成されている。フランジ部2bは、中間部分にて、後述するコイルスプリング6、スプリングシート7、スプリングシート8、及び、小バネ9を収容するための窓部を形成しており、スプリングシート7及びスプリングシート8と接触又は離間可能に接している。フランジ部2bは、図2に示すように、ディスクプレート3に対向する側の面にて第一摺接部材としてのスラスト部材10と摺動可能に接し、且つ、ディスクプレート4に対向する側の面にてスラスト部材11と摺動可能に接している。
基準外郭プレートとしてのディスクプレート3は、円環状に形成されており、ハブ部材2のフランジ部2bに対して軸方向に離間して(図2において右側に)配置されている。ディスクプレート3は、内周部3aに複数の凹凸部を有し、凹凸部に対して後述する第一摺接部材としてのスラスト部材10の回り止め部10aが嵌合するようになっている。これにより、ディスクプレート3は、スラスト部材10に対して相対回転不能、且つ、軸方向移動可能とされている。ディスクプレート3は、ハブ部材2のフランジ部2bに対向する側の面とスラスト部材10との間に配置された第一押圧部材としての皿バネ12の一端と、フランジ部2bに対向する側の面にて接している。ディスクプレート3は、中間部分にて、コイルスプリング6、スプリングシート7、スプリングシート8、及び、小バネ9を収容するための窓部を有しており、窓部の周方向端面がスプリングシート7及びスプリングシート8と接触又は離間可能に接している。ディスクプレート3は、コイルスプリング6よりも外周側にて、後述する支持プレート13とともに、例えば、リベットによって固定される。
ディスクプレート4は、円環状に形成されており、ハブ部材2のフランジ部2bに対して軸方向に離間して(図2において左側に)配置されている。ディスクプレート4は、内周部にて、スラスト部材11と連結されている。これにより、ディスクプレート4は、スラスト部材11に対して相対回転不能、且つ、軸方向移動不能とされている。ディスクプレート4は、中間部分にて、コイルスプリング6、スプリングシート7、スプリングシート8、及び、小バネ9を収容するための窓部を有しており、窓部の周方向端面がスプリングシート7及びスプリングシート8と接触又は離間可能に接している。ディスクプレート4は、コイルスプリング6よりも外周側にて、支持プレート13とともに、例えば、リベットによって固定される。
中間プレート5は、回転軸Jの軸方向において、ディスクプレート3及びディスクプレート4の間、より具体的には、ハブ部材2のフランジ部2bとディスクプレート3及びディスクプレート4との間に配置されている。中間プレート5は、複数(本実施形態においては二つ)のコイルスプリング6をスプリングシート7及びスプリングシート8を介して直列に連結するものであり、一方のコイルスプリング6から他方のコイルスプリング6にトルクを伝達するものである。中間プレート5は、第一のプレート51と、第二のプレート52と、から構成される。
第一のプレート51は、回転軸Jの軸方向において、ディスクプレート3に対向するように配置される。第一のプレート51は、円環状に形成されており、図2に示すように、内周部51aにて後述する第一摺接部材であるスラスト部材10の小径部10bを挿通する。これにより、第一のプレート51は、スラスト部材10の小径部10bに接触するようになっており、スラスト部材10の小径部10bによって軸支されるようになっている。第一のプレート51は、図2に示すように、ハブ部材2のフランジ部2bに対して軸方向に離間して(図2において右側に)配置されている。より具体的に、第一のプレート51は、ハブ部材2のフランジ部2bに対向するとともにスラスト部材10に対向する側の面と、スラスト部材10との間に隙間が形成されるように、配置されている。又、第一のプレート51は、ディスクプレート3に対向する側の面とディスクプレート3との間に配置された第二摺接部材としてのスラスト部材14及び第二押圧部材としての皿バネ15によって、ディスクプレート3に対する回転軸Jの軸方向における配置の位置が決定されるようになっている。尚、スラスト部材14は、皿バネ15により、第一のプレート51に向けて付勢されている。
第二のプレート52は、回転軸Jの軸方向において、ディスクプレート4に対向するように配置される。第二のプレート52は、円環状に形成されており、図2に示すように、内周部がスラスト部材11に接触するようになっている。即ち、第二のプレート52は、スラスト部材11によって軸支されるようになっている。第二のプレート52は、図2に示すように、ハブ部材2のフランジ部2bに対して軸方向に離間して(図2において左側に)配置されている。より具体的に、第二のプレート52は、ハブ部材2のフランジ部2bに対向するとともにスラスト部材11に対向する側の面と、スラスト部材11との間に隙間が形成されるように、配置されている。又、第二のプレート52は、ディスクプレート4に対向する側の面とディスクプレート4との間に配置されたスラスト部材16によって、回転軸Jの軸方向における位置が決定されるようになっている。
第一のプレート51と第二のプレート52とは、図2に示すように、ピン部材53により、一体に連結される。ピン部材53は、ディスクプレート3側の端部にて第一のプレート51がかしめによって固定されている。又、ピン部材53には、ディスクプレート4側の端部にて第二のプレート52がかしめによって固定されている。
弾性部材であるコイルスプリング6は、図1に示すように、ディスクプレート3、ディスクプレート4、ハブ部材2のフランジ部2b、及び、中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)に形成された窓部に収容される。コイルスプリング6は、両端に配設されたスプリングシート7及びスプリングシート8と接する。コイルスプリング6は、ディスクプレート3及びディスクプレート4と、フランジ部2bと、が回転軸Jの周方向にて相対回転したときに収縮する。これにより、コイルスプリング6は、ディスクプレート3及びディスクプレート4と、フランジ部2bと、中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)と、の間の回転差によるショックを吸収する。
スプリングシート7及びスプリングシート8は、それぞれ、周方向にて、コイルスプリング6の端部に設けられる。スプリングシート7及びスプリングシート8は、それぞれ、ディスクプレート3、ディスクプレート4、ハブ部材2のフランジ部2b、及び、中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)に形成された窓部に収容される。これにより、スプリングシート7及びスプリングシート8は、窓部とコイルスプリング6の端部との間に配置される。
小バネ9は、コイルスプリング6の内周側に配設される。小バネ9は、コイルスプリング6が収縮したとき、対向するスプリングシート7及びスプリングシート8と当接するようになっている。これにより、小バネ9は、ディスクプレート3及びディスクプレート4と、フランジ部2bと、の間の回転差によるショックを吸収する。
ここで、直列に連結されたコイルスプリング6、スプリングシート7、スプリングシート8及び小バネ9は、振動吸収部材Aを構成する。
第一摺接部材であるスラスト部材10は、ハブ部材2のボス部2aの外周であって第一押圧部材である皿バネ12とハブ部材2のフランジ部2bとの間に配置され、ボス部2a及びフランジ部2bと摺接している。スラスト部材10は、図1及び図2に示すように、回り止め部10aと、小径部10bと、大径部10cと、を備えている。回り止め部10aは、ディスクプレート3側に延在した部分に、ディスクプレート3及び皿ばね12に対して相対回転不能にするために、図1に示すように、回転軸Jの周方向に沿って凹凸状に形成されている。小径部10bは、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aに挿通される。大径部10cは、小径部10bよりも大径でフランジ部2bに摺接する。大径部10cの外径は、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aの内径よりも大きく設定されている。
スラスト部材10は、皿バネ12によってフランジ部2b側に付勢されている。これにより、スラスト部材10は、皿バネ12と協働し、基準外郭プレートであるディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、ハブ部材2(より具体的には、ハブ部材2のフランジ部2b)の回転軸Jの軸方向における位置、即ち、フランジ部位置を決定するようになっている。
スラスト部材11は、ハブ部材2の外周であってディスクプレート4とハブ部材2のフランジ部2bとの間に配置され、フランジ部2bと摺接している。スラスト部材11は、内周側のディスクプレート4側に延在した部分にて、ディスクプレート4によって相対回転不能、且つ、軸方向移動可能に連結されている。
第一押圧部材である皿バネ12は、スラスト部材10の外周であってスラスト部材10とディスクプレート3との間に配置されている。皿バネ12は、スラスト部材10をハブ部材2のフランジ部2b側に付勢する。皿バネ12は、図1に示すように、内周部にスラスト部材10の回り止め部10aと対応する凹凸部を有し、凹凸部に回り止め部10aが係合され、スラスト部材10に対して相対回転不能、且つ、軸方向移動可能に組み付けられている。
支持プレート13は、ディスクプレート3及びディスクプレート4よりも大径で、回転軸Jの径方向に延びる円環状に形成されている。支持プレート13は、ディスクプレート3とディスクプレート4との間にて、ディスクプレート3及びディスクプレート4とともに、例えば、リベットによって固定される。支持プレート13は、外周側部分に、サポートプレート17、カバープレート18、摩擦プレート19及び皿バネ20が組み付けられる。尚、これら支持プレート13、サポートプレート17、カバープレート18、摩擦プレート19及び皿バネ20は、本装置1のリミット機構を構成する。
第二摺接部材であるスラスト部材14は、スラスト部材10よりも径方向外方にて、ディスクプレート3と中間プレート5の第一のプレート51との間に配置され、第一のプレート51と摺接する。スラスト部材14は、第二押圧部材である皿バネ15によって第一のプレート51側に付勢されている。スラスト部材14は、ディスクプレート3の皿バネ15との当接部分よりも外周側に設けられた孔部3bを挿通して延在する抜け防止部14aを有する。抜け防止部14aと孔部3bとの係合によりディスクプレート3に組み付けられたスラスト部材14は、皿バネ15と協働し、基準外郭プレートであるディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、第一のプレート51の回転軸Jの軸方向における位置、即ち、中間プレート位置を決定するようになっている。
第二押圧部材である皿バネ15は、ディスクプレート3とスラスト部材14との間に配置されている。皿バネ15は、スラスト部材14を第一のプレート51側に付勢する。従って、皿バネ15は、ディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、第一のプレート51の中間プレート位置を決定する。
スラスト部材16は、スラスト部材11よりも径方向外方にて、ディスクプレート4と中間プレート5の第二のプレート52との間に配置され、第二のプレート52と摺接する。スラスト部材16は、スラスト部材11よりも径方向外方にて、ディスクプレート4に設けられた孔部4aを挿通して延在する抜け防止部16aを有する。抜け防止部16aと孔部4aとの係合によりディスクプレート4に組み付けられたスラスト部材16は、第二のプレート52のディスクプレート4に対する軸方向の位置を決定する。
サポートプレート17は、円環状に形成されている。サポートプレート17は、外周近傍にて、フライホイールFとカバープレート18との間に配置される。サポートプレート17は、例えば、リベットによってカバープレート18と固定され、図示を省略するボルト及びナットにより、カバープレート18とともにフライホイールFに固定されている。サポートプレート17は、内周側にてカバープレート18と離間している。サポートプレート17は、皿バネ20の一端側と摺動可能に接している。
カバープレート18は、円環状に形成されている。カバープレート18は、外周近傍にて、サポートプレート17のフライホイールF側の面の反対面に対向するように配置される。カバープレート18は、例えば、リベットによってサポートプレート17と固定され、図示を省略するボルト及びナットにより、サポートプレート17とともにフライホイールFに固定されている。カバープレート18は、内周側にてサポートプレート17と離間している。カバープレート18は、支持プレート13と摺動可能に接している。
摩擦プレート19は、環状に形成されて、支持プレート13の外周側にて保持されている。摩擦プレート19は、支持プレート13と皿バネ20の他端側との間に配置され、支持プレート13に摺動可能に接している。摩擦プレート19は、支持プレート13よりも径方向外方にて、カバープレート18に設けられた孔部18aを挿通して延在する抜け防止部19aを有する。摩擦プレート19は、抜け防止部19aと孔部18aとの係合によりカバープレート18に対して相対回転不能に固定され、皿バネ20により支持プレート13側に付勢される。
皿バネ20は、サポートプレート17と摩擦プレート19との間に配置されている。皿バネ20は、摩擦プレート19を支持プレート13側に付勢する。ここで、サポートプレート17、カバープレート18、摩擦プレート19、及び、皿バネ20は、本装置1のリミッター機能を発揮する。即ち、皿バネ20が摩擦プレート19をサポートプレート17に向けて付勢することにより、サポートプレート17と摩擦プレート19との間に摩擦力が発生する。発生する摩擦力は、フライホイールFと入力軸Sとの間に相対回転を生じさせる相対トルクが過大になった場合、フライホイールF側に連結された摩擦プレート19と、入力軸S側に連結された支持プレート13と、の間に滑りを生じさせる。これにより、過大な相対トルクがフライホイールF側から入力軸S側に伝達されることを阻止する。
以上の説明からも理解できるように、第一実施形態のトルク変動吸収装置1は、入力側回転部材であるフライホイールFから出力側回転部材であるトランスミッションの入力軸Sへのトルク伝達経路に生じたトルク変動に起因する振動を吸収するトルク変動吸収装置であって、複数の弾性部材であるコイルスプリング6が直列に連結されてトルク変動に起因する振動を吸収する振動吸収部材A(コイルスプリング6、スプリングシート7,8及び小バネ9)と、フライホイールFに連結されて、トランスミッションの入力軸Sの軸方向にて互いに離間して配置される一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4と、トランスミッションの入力軸Sに連結されるボス部2aと、ボス部2aに設けられてディスクプレート3,4の間に配置されるフランジ部2bと、を有するハブ部材2と、ハブ部材2のフランジ部2bと、ディスクプレート3,4と、の間に配置されて、振動吸収部材Aを構成する直列のコイルスプリング6の間に連結され、直列のコイルスプリング6のうちの一のコイルスプリング6から直列のコイルスプリング6のうちの他のコイルスプリング6にトルクを伝達する円環状の中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)と、を備え、ハブ部材2のフランジ部2bの軸方向の位置であるフランジ部位置は、一対のディスクプレート3,4の一方である基準外郭プレートとしてのディスクプレート3の軸方向の位置を基準として決定され、中間プレート5の第一のプレート51の軸方向の位置である中間プレート位置は、基準外郭プレートであるディスクプレート3の軸方向の位置を基準として決定される。
これによれば、ハブ部材2のフランジ部2bのフランジ部位置は、基準外郭プレートであるディスクプレート3を基準として決定される。又、中間プレート5を構成する第一のプレート51の中間プレート位置は、基準外郭プレートであるディスクプレート3を基準として決定される。即ち、本装置1においては、ディスクプレート3を基準として、フランジ部位置と中間プレート位置とを、互いに独立して決定することができる。
従って、フランジ部位置を決定する部材の数を少なくすることができるとともに、中間プレート位置を決定する部材の数を少なくすることができるので、各部材に設定されて加算される許容公差を小さくすることができる。その結果、本装置1における軸方向の寸法を小さくすることができ、本装置1の小型化を達成することができる。
この場合、トルク変動吸収装置1は、ハブ部材2のボス部2aの外周に組み付けられて、ボス部2aと摺接するとともにフランジ部2bと摺接する円筒状の第一摺接部材であるスラスト部材10と、スラスト部材10を基準外郭プレートであるディスクプレート3からフランジ部2bに向けて押圧する第一押圧部材である皿バネ12と、中間プレート5の第一のプレート51と摺接する円環状の第二摺接部材であるスラスト部材14と、スラスト部材14を基準外郭プレートであるディスクプレート3から中間プレート5の第一のプレート51に向けて押圧する第二押圧部材である皿バネ15と、を備え、フランジ部位置は、スラスト部材10及び皿バネ12によって決定され、中間プレート位置は、スラスト部材14及び皿バネ15によって決定される。
これによれば、トルク変動を吸収(減衰)させる機能を発揮する、スラスト部材10及び皿バネ12と、スラスト部材14及び皿バネ15と、を用いて、フランジ部位置及び中間プレート位置を決定することができる。これにより、フランジ部位置及び中間プレート位置を決定するために他部材を追加する必要がなく、本装置1の小型化が達成できることに加えて、本装置1の製造コストを低減することができる。
又、これらの場合、第一摺接部材であるスラスト部材10は、中間プレート5の第一のプレート51に挿通される小径部10bと、フランジ部2bに摺接し小径部10bの外径よりも大径に設けられた大径部10cと、を有しており、大径部10cの外径の大きさは、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aにおける内径の大きさに比して大きくなるように設けることができる。
これによれば、スラスト部材10の大径部10cの外径を第一のプレート51の内周部51aの内径よりも大きくすることができるので、フランジ部2bと摺接する大径部10cの摩擦面積を大きくすることができる。その結果、大径部10cの摺接に伴う摩耗量を低減することができるので、大径部10cの軸方向の厚みを小さくすることができる。従って、スラスト部材10の軸方向の寸法を小さくすることができるので、本装置1の小型化を達成することができる。
この場合、小径部10bは、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aに接触することができる。
これによれば、スラスト部材10の小径部10bは、中間プレート5の第一のプレート51を挿通して内周部51aと接触することができるので、第一のプレート51を軸支することができる。これにより、第一のプレート51を軸支するために別途軸受を設ける必要がなく、本装置1の製造コストを低減することができる。
又、これらの場合、第一摺接部材であるスラスト部材10がフランジ部2bと摺接して発生させるスラスト荷重の大きさと、第二摺接部材であるスラスト部材14が中間プレート5の第一のプレート51と摺接して発生させるスラスト荷重の大きさとを互いに異ならせることができ、第一押圧部材である皿バネ12がスラスト部材10をフランジ部2bに押圧する押圧力の大きさと、第二押圧部材である皿バネ15がスラスト部材14を中間プレート5の第一のプレート51に押圧する押圧力の大きさとを互いに異ならせることができる。
これによれば、本装置1がトルク伝達経路に生じたトルク変動に起因する振動を吸収する際、トランスミッションの入力軸Sとの間に生じた捩れ角に対するトルク(伝達トルク)の変化特性を表すヒステリシス特性を適切に設定することができる。即ち、フランジ部2bの回転変動に対してはスラスト部材10及び皿バネ12によってフランジ部2bに摩擦力が付与されて捩れ角に対するトルクのヒステリシス特性を設定することができる。又、第一のプレート51の回転変動に対してはスラスト部材14及び皿バネ15によって第一のプレート51に摩擦力が付与されて捩れ角に対するトルクのヒステリシス特性を設定することができる。これにより、例えば、第一のプレート51に付与される摩擦力に比してフランジ部2bに付与される摩擦力が大きくなるようにスラスト部材10のスラスト荷重及び皿バネ12の押圧力を設定することにより、図3に示すような、ヒステリシス特性を得ることができる。従って、本装置1においては、小型化を達成するとともに、トルク変動に起因する振動を低減(減衰)させるためのヒステリシス特性を適切に設定することができる。
(第二実施形態)
上記第一実施形態においては、第一摺接部材であるスラスト部材10とスラスト部材11とがハブ部材2のフランジ部2bと摺接することによるヒステリシス特性が得られるようにした。この場合、得られるヒステリシス特性が可変するようにすることも可能である。以下、この第二実施形態を詳細に説明するが、上記第一実施形態と同一部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第二実施形態においては、図4及び図5に示すように、上位第一実施形態における本装置1に対して、コントロールプレート21、コントロールプレート22、スラスト部材23、皿バネ24、スラスト部材25及びピン部材26が設けられる。
コントロールプレート21は、回転軸Jの軸方向におけるディスクプレート3側にて、ハブ部材2のフランジ部2bとスラスト部材10との間に配置される。コントロールプレート21は、円環状に形成されており、一面側がスラスト部材10と摺動可能に接している。これにより、コントロールプレート21は、図5に示すように、スラスト部材10によって、回転軸Jの軸方向における配置の位置が決定されるようになっている。コントロールプレート21は、内周部が、ハブ部材2のボス部2aまで延設されたスラスト部材23によって軸支される。
コントロールプレート22は、回転軸Jの軸方向におけるディスクプレート4側にて、ハブ部材2のフランジ部2bとスラスト部材11との間に配置される。コントロールプレート22は、円環状に形成されており、一面側がスラスト部材11と摺動可能に接している。コントロールプレート22は、内周部がハブ部材2のボス部2aの外周から離間している。
スラスト部材23は、ハブ部材2のボス部2aの外周であってハブ部材2のフランジ部2bとコントロールプレート21との間に配置され、フランジ部2bと摺接する。スラスト部材23は、皿バネ24により、ハブ部材2のフランジ部2bに向けて付勢されている。
皿バネ24は、コントロールプレート21とスラスト部材23との間に配置されている。皿バネ24は、一端側がスラスト部材に固定され、他端側がコントロールプレート21の他面側に当接する。皿バネ24は、コントロールプレート21をスラスト部材10側に付勢するとともに、その反力によってスラスト部材23をハブ部材2のフランジ部2b側に付勢する。
ここで、第二実施形態においては、ハブ部材2のフランジ部2bのフランジ部位置は、スラスト部材10及びスラスト部材23と、皿バネ12及び皿バネ24と、によって決定される。即ち、この第二実施形態では、第一摺接部材はスラスト部材10及びスラスト部材23によって構成され、第一押圧部材は皿バネ12及び皿バネ24によって構成される。従って、この第二実施形態においても、フランジ部位置は、基準外郭プレートであるディスクプレート3を基準として、中間プレート5とは独立して決定される。
スラスト部材25は、ハブ部材2のボス部2aの外周であってハブ部材2のフランジ部2bとコントロールプレート22の他面側との間に配置され、フランジ部2bと摺動可能に接している。スラスト部材25は、コントロールプレート22のフランジ部2bに対する軸方向の位置を決定する。
ピン部材26は、図5に示すように、ディスクプレート3側の端部にてコントロールプレート21をかしめにより固定している。又、ピン部材26は、ディスクプレート4側の端部にてコントロールプレート22をかしめによって固定している。ここで、ピン部材26の外径の大きさは、コントロールプレート21,22に形成されてピン部材26を挿通する挿通孔の内径の大きさに比して小さく設定される。
このように構成された第二実施形態の本装置1においては、コントロールプレート21及びコントロールプレート22を有するとともに、スラスト部材23、皿バネ24及びスラスト部材25を有している。これにより、図6に示すように、ディスクプレート3及びディスクプレート4の入力軸Sに対する捩れ角に応じて、捩れ角とトルクとの関係を表すヒステリシス特性を切り替えることができる。具体的に、図6に示すように、例えば、入力軸Sの回転方向に一致する正の捩れ角に対しては小さなヒステリシス特性を発揮し、入力軸Sの回転方向と逆となる負の捩れ角に対しては大きなヒステリシス特性を発揮するように、捩れ角に応じてヒステリシス特性を切り替える(可変とする)ことができる。そして、このようなヒステリシス特性を発揮させる場合、本装置1に設けられたスラスト部材10,11,14,16,23,25、及び、皿バネ12,15,24は、それぞれ、独立しているので、摺接に伴って発生する摩擦力を自由に設定することができる。
従って、この第二実施形態によれば、上記第一実施形態と同様に、フランジ部位置及び中間プレート位置は、基準外郭プレートであるディスクプレート3を基準にして、それぞれ、独立して決定することができる。これにより、本装置1の軸方向の大きさを小さくすることができる。そして、この第二実施形態では、軸方向の大きさが小さくなった本装置1に、コントロールプレート21,22、スラスト部材23,25及び皿バネ24を追加し、ヒステリシス特性を切り替えることができる。従って、従来のトルク変動吸収装置においてヒステリシス特性を切り替える構成を設けた場合に比して、小型化を達成することができる。尚、第二実施形態におけるその他の効果については、上記第一実施形態の場合と同等の効果が得られる。
(第三実施形態)
上記第一実施形態の本装置1においては、図1及び図2に示すように、第一摺接部材であるスラスト部材10に円筒状且つ回転軸Jの周方向に沿って凹凸状とされた回り止め部10aが設けられており、基準外郭プレートであるディスクプレート3の内周部3aが回り止め部10aに係合するようにした。これにより、スラスト部材10の回転がディスクプレート3によって阻害され、入力軸Sと一体にハブ部材2が回転してスラスト部材10とフランジ部2bとの間に相対回転が生じた場合には、スラスト部材10とフランジ部2bとの間に摩擦力を発生させるようにした。
ところで、スラスト部材10の大径部10cの外径の大きさは、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aの内径の大きさに比して大きい。このため、本装置1の組み立て時においては、先ず、スラスト部材10をハブ部材2に配置した状態で中間プレート5を構成する第一のプレート51及び第二のプレート52がピン部材53によってかしめられる。この場合、スラスト部材10は、ハブ部材2のボス部2a及びフランジ部2bとの間で摩擦力を発生するものの、フランジ部2b又は第一のプレート51に対して相対回転不能に固定されていない。
従って、ディスクプレート3を組み付ける際には、ディスクプレート3の組み付け回転位置に対応するようにスラスト部材10を回転させて調整したり、ディスクプレート3をスラスト部材10の回り止め部10aに係合させた後に組み付け回転位置を調整したりする必要がある。このため、本装置1の組立作業が煩雑になる。そこで、第三実施形態においては、上記第一実施形態において説明した上記効果を維持して、本装置1の組立作業性を改善して向上させる。以下、第三実施形態を具体的に説明する。
この第三実施形態の本装置1は、図7及び図8に示すように、上記第一実施形態における第一摺接部材であるスラスト部材10に代えて、第三摺接部材であるスラスト部材30を備えている。スラスト部材30は、ハブ部材2のボス部2aの外周であって第三押圧部材である皿バネ31と基準外郭プレートであるディスクプレート3との間に配置され、ディスクプレート3と摺接している。
スラスト部材30は、段付きの円筒状に形成されており、回り止め部30aと、小径部30bと、大径部30cと、を備えている。回り止め部30aは、図8に示すように、大径部30cに設けられて、ハブ部材2のフランジ部2bに向けて突出する突状に形成されている。回り止め部30aは、フランジ部2bに形成された係合孔2b1に挿入されて、ハブ部材2及び後述する皿バネ31に対してスラスト部材30を相対回転不能に固定する。小径部30bは、中間プレート5の第一のプレート51の内周部51aに挿通される。小径部30bは、先端にてディスクプレート3と摺接するようになっている。ここで、小径部30bの外径の大きさは、図8に示すように、ディスクプレート3の内周部3aの内径の大きさに比して大きくなるように設けられる。大径部30cは、小径部30bの基端にて小径部30bの外径の大きさよりも大径に形成されており、外周側に回り止め部30aが一体に設けられる。
第三押圧部材である皿バネ31は、図8に示すように、スラスト部材30と、ハブ部材2のフランジ部2bと、の間に配置されている。皿バネ31は、一端側がスラスト部材30の回り止め部30aに対して相対回転不能に固定され、他端側がスラスト部材30の小径部30bに対して接触するようになっている。これにより、皿バネ31は、スラスト部材30に対して相対回転不能、且つ、スラスト部材30をディスクプレート3側に付勢するようになっている。
第三実施形態における本装置1のスラスト部材30は、回り止め部30aがハブ部材2のフランジ部2bに固定され、回り止め部30aに固定された皿バネ31によって小径部30bが基準外郭プレートであるディスクプレート3に摺接(当接)する。これにより、スラスト部材30は、皿バネ31と協働し、基準外郭プレートであるディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、ハブ部材2(より具体的には、ハブ部材2のフランジ部2b)の回転軸Jの軸方向における位置、即ち、フランジ部位置を決定する。
第四摺接部材であるスラスト部材32は、上記第一実施形態における第二摺接部材としてのスラスト部材14と同様に構成されるものである。即ち、スラスト部材32は、スラスト部材30よりも径方向外方にて、ディスクプレート3と中間プレート5の第一のプレート51との間に配置され、第一のプレート51と摺接する。スラスト部材32は、第四押圧部材である皿バネ33によって第一のプレート51側に付勢されている。スラスト部材32は、スラスト部材14と同様に、ディスクプレート3の皿バネ33との当接部分よりも外周側に設けられた孔部3bを挿通して延在する抜け防止部32aを有する。抜け防止部32aと孔部3bとの係合によりディスクプレート3に組み付けられたスラスト部材32は、皿バネ33と協働し、基準外郭プレートであるディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、第一のプレート51の回転軸Jの軸方向における位置である中間プレート位置を決定するようになっている。
第四押圧部材である皿バネ33は、上記第一実施形態の皿バネ15と同様に、ディスクプレート3とスラスト部材32との間に配置されている。皿バネ33は、スラスト部材32を第一のプレート51側に付勢する。従って、皿バネ33は、皿バネ15と同様に、ディスクプレート3の軸方向の位置を基準として、第一のプレート51の中間プレート位置を決定する。尚、第三実施形態における本装置1において、ディスクプレート4側の構成については、上記第一実施形態と同一の構成となっている。
このように構成された第三実施形態の本装置1の組み立てに際しては、第三摺接部材であるスラスト部材30及び第三押圧部材である皿バネ31をハブ部材2のボス部2aに挿通する。そして、スラスト部材30の回り止め部30aをフランジ部2bに形成された係合孔2b1に挿入し、スラスト部材30及び皿バネ31をハブ部材2に対して相対回転不能に固定する。このように、スラスト部材30及び皿バネ31が固定された状態で、上記第一実施形態と同様に、中間プレート5の第一のプレート51、第四摺接部材であるスラスト部材32及び第四押圧部材である皿バネ33が組み付けられ、ディスクプレート3が組み付けられる。ここで、第三実施形態においては、ディスクプレート3を組み付ける際には、上記第一実施形態の場合と異なり、スラスト部材30に対して組み付け回転位置を調整することなく、ディスクプレート3はハブ部材2のボス部2aを挿通させた状態で組み付けられる。
以上の説明からも理解できるように、上記第三実施形態のトルク変動吸収装置1は、一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4のうちの少なくとも基準外郭プレートであるディスクプレート3とハブ部材2のフランジ部2bとの間に配置されて、フランジ部2bに対して相対回転不能に固定される回り止め部30aを有し、基準外郭プレートであるディスクプレート3と摺接する円筒状の第三摺接部材であるスラスト部材30と、スラスト部材30をフランジ部2bから基準外郭プレートであるディスクプレート3に向けて押圧する円環状の第三押圧部材である皿バネ31と、中間プレート5の第一のプレート51と摺接する円環状の第四摺接部材であるスラスト部材32と、スラスト部材32を基準外郭プレートであるディスクプレート3から中間プレート5の第一のプレート51に向けて押圧する第四押圧部材である皿バネ33と、を備え、フランジ部位置は、スラスト部材30及び皿バネ31によって決定され、中間プレート位置は、スラスト部材32及び皿バネ33によって決定される。
これによれば、トルク変動を吸収(減衰)させる機能を発揮するスラスト部材30及び皿バネ31とスラスト部材32及び皿バネ33とを用いて、フランジ部位置及び中間プレート位置を決定することができる。これにより、第三実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、フランジ部位置及び中間プレート位置を決定するために他部材を追加する必要がなく、本装置1の小型化を達成できることに加えて、本装置1の製造コストを低減することができる。
又、上記第三実施形態においては、中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)をピン部材53によってかしめて固定する前に、ハブ部材2のフランジ部2bに対してスラスト部材30及び皿バネ31を相対回転不能に容易に固定することができる。更に、相対回転不能に固定されたスラスト部材30に対するディスクプレート3の組み付け回転位置を調整することなく、ディスクプレート3をハブ部材2のボス部2aに容易に組み付けることができる。従って、第三実施形態における本装置1においては、組立作業性を大幅に向上させることができる。
又、この場合、第三摺接部材であるスラスト部材30は、中間プレート5の第一のプレート51を挿通し、先端にて一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4のうちの少なくとも基準外郭プレートであるディスクプレート3と摺接する小径部30bと、小径部30bの基端にて小径部30bの外径よりも大径とされて回り止め部30aが設けられる大径部30cと、を有しており、小径部30bの外径の大きさは、一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4のうちの少なくとも基準外郭プレートであるディスクプレート3の内周部3aにおける内径の大きさに比して大きくなるように設けることができる。
これによれば、スラスト部材30の小径部30bの外径をディスクプレート3の内周部3aの内径よりも大きくすることができるので、ディスクプレート3と摺接する小径部30bの摩擦面積を大きくすることができる。その結果、トルク変動に伴ってハブ部材2とディスクプレート3との間に相対回転が生じる場合において、スラスト部材30は発生したトルク変動を良好に吸収(減衰)させることができる。
(第四実施形態)
上記第三実施形態においては、第三摺接部材であるスラスト部材30を、回り止め部30aを介して、ハブ部材2のフランジ部2bに対して相対回転不能に固定するようにした。ここで、上記第三実施形態の本装置1においても、上記第二実施形態と同様に、コントロールプレート21、コントロールプレート22、スラスト部材23、皿バネ24、スラスト部材25及びピン部材26を設けて、ヒステリシス特性を可変とすることができる。
この場合、図9及び図10に示すように、コントロールプレート21、スラスト部材23及び皿バネ24は、上記第二実施形態の場合と同様に、ハブ部材2のフランジ部2bとスラスト部材30との間に設けられる。ところで、コントロールプレート21は、上記第二実施形態において説明したように、ピン部材26により、コントロールプレート22とともにハブ部材2のフランジ部2bに一体回転可能となるように固定される。従って、この第四実施形態においては、第三摺接部材であるスラスト部材30を、ハブ部材2のフランジ部2bと一体に回転するコントロールプレート21に対して、相対回転不能に固定することにより、組立作業性を向上させる。以下、この第四実施形態を具体的に説明する。
第四実施形態においては、スラスト部材30の回り止め部30aは、図10に示すように、大径部30cに設けられて、コントロールプレート21に向けて突出する突状に形成されている。そして、この第四実施形態における回り止め部30aは、コントロールプレート21に形成された係合孔21aに挿入されて、コントロールプレート21に対して相対回転不能に固定される。ここで、コントロールプレート21は、ハブ部材2のフランジ部2bに対して一体回転可能となるように固定されている。従って、この第四実施形態においても、スラスト部材30は、ハブ部材2及び第三押圧部材である皿バネ31に対して相対回転不能に固定される。尚、他の構成については、上記第二実施形態及び上記第三実施形態と同様である。
このように構成された第四実施形態の本装置1の組み立てに際しては、先ず、ハブ部材2のボス部2aのディスクプレート3側に対してスラスト部材23及び皿バネ24を挿通させるとともにボス部2aのディスクプレート4側にスラスト部材25を挿通する。そして、この状態で、コントロールプレート21及びコントロールプレート22をピン部材26により、ハブ部材2のフランジ部2bに一体回転可能となるように固定する。
続いて、第三摺接部材であるスラスト部材30及び第三押圧部材である皿バネ31をハブ部材2のボス部2aに挿通する。そして、スラスト部材30の回り止め部30aをコントロールプレート21に形成された係合孔21aに挿入し、スラスト部材30及び皿バネ31をコントロールプレート21、ひいては、ハブ部材2に対して相対回転不能に固定する。このように、スラスト部材30及び皿バネ31が固定された状態で、上記第三実施形態と同様に、中間プレート5の第一のプレート51、第四摺接部材であるスラスト部材32及び第四押圧部材である皿バネ33が組み付けられ、ディスクプレート3が組み付けられる。ここで、第四実施形態においても、ディスクプレート3を組み付ける際には、上記第三実施形態と同様に、スラスト部材30に対して組み付け回転位置を調整することなく、ディスクプレート3はハブ部材2のボス部2aを挿通させた状態で組み付けられる。
従って、この第四実施形態のトルク変動吸収装置1は、ハブ部材2とともに一体に回転可能に連結された円環状のコントロールプレート21,22を備え、第三摺接部材であるスラスト部材30の回り止め部30aは、コントロールプレート21,22のうちのコントロールプレート21に対して相対回転不能に固定される。
これによれば、コントロールプレート21,22を備えた場合であっても、中間プレート5(第一のプレート51及び第二のプレート52)をピン部材53によってかしめて固定する前に、コントロールプレート21、即ち、一体回転可能に連結されたハブ部材2に対してスラスト部材30及び皿バネ31を相対回転不能に容易に固定することができる。更に、相対回転不能に固定されたスラスト部材30に対するディスクプレート3の組み付け回転位置を調整することなく、ディスクプレート3をハブ部材2のボス部2aに容易に組み付けることができる。従って、第四実施形態における本装置1においても、組立作業性を大幅に向上させることができる。その他の効果については、上記第二実施形態及び上記第三実施形態と同様の効果が得られる。
(第三実施形態及び第四実施形態の変形例)
上記第三実施形態及び上記第四実施形態においては、一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4のうち、ディスクプレート3を基準外郭プレートとした。そして、ディスクプレート3側に配置される第三摺接部材であるスラスト部材30に回り止め部30aを設け、ハブ部材2のフランジ部2bに設けた係合孔2b1又はコントロールプレート21に設けた係合孔21aに回り止め部30aを係合するようにした。
これに加えて、図11に示すように、ディスクプレート4側に配置されるスラスト部材11に対して、第三摺接部材であるスラスト部材30に設けた回り止め部30aに対応する回り止め部11aを設けることも可能である。この場合、スラスト部材11に設けられてディスクプレート4の内周部と係合する凹凸の回り止め部は省略される。尚、図11は、上記第三実施形態における本装置1の場合を示す。
このように、スラスト部材11に回り止め部11aを設けた場合には、上記第三実施形態及び上記第四実施形態の場合と同様に、回り止め部11aは、フランジ部2bに設けられた係合孔2b1又はコントロールプレート22に設けられた係合孔22aに係合される。これにより、スラスト部材11は、上記第三実施形態及び上記第四実施形態におけるスラスト部材30と同様に、ハブ部材2に対して相対回転不能に固定される。
これにより、この変形例においては、ディスクプレート4の組み付けに際して、ディスクプレート4の組み付け回転位置を調整する必要がなくなる。従って、この変形例においては、ディスクプレート3,4をハブ部材2に対して容易に組み付けることができ、その結果、組立作業性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施にあたっては、上記各実施形態に限定されることなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変形例を採用することができる。
例えば、上記各実施形態においては、ディスクプレート3を基準外郭プレートとし、ハブ部材2のフランジ部2bのフランジ部位置及び中間プレート5(第一のプレート51)の中間プレート位置を決定するようにした。これに代えて、一対の外郭プレートであるディスクプレート3,4の一方であるディスクプレート4を基準外郭プレートとし、フランジ部位置及び中間プレート5(第二のプレート52)の中間プレート位置を決定することも可能である。
この場合には、上記第一実施形態及び上記第二実施形態における第一摺接部材であるスラスト部材10及び第二摺接部材であるスラスト部材14が、回転軸Jに直交する平面に対して対称となるように、ディスクプレート4とハブ部材2のフランジ部2bとの間に配置される。又は、上記第三実施形態及び上記第四実施形態における第三摺接部材であるスラスト部材30及び第四摺接部材であるスラスト部材32が、回転軸Jに直交する平面に対して対称となるように、ディスクプレート4とハブ部材2のフランジ部2bとの間に配置される。これらにより、ディスクプレート4を基準外郭プレートとした場合においても、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
更に、上記各実施形態においては、複数の弾性部材としてコイルスプリング6を直列に連結するようにした。この場合、複数の弾性部材としては、コイルスプリングに限定されず、他の形態のバネ部材を用い、複数のバネ部材を直列に連結して実施することも可能である。
1…トルク変動吸収装置、2…ハブ部材、2a…ボス部、2b…フランジ部、2b1…係合孔、3…ディスクプレート(外郭プレート、基準外郭プレート)、3a…内周部、3b…孔部、4…ディスクプレート(外郭プレート)、4a…孔部、5…中間プレート、51…第一のプレート、51a…内周部、52…第二のプレート、53…ピン部材、6…コイルスプリング(複数の弾性部材)、7…スプリングシート、8…スプリングシート、9…小バネ、10…スラスト部材(第一摺接部材)、10a…回り止め部、10b…小径部、10c…大径部、11…スラスト部材、12…皿バネ(第一押圧部材)、13…支持プレート、14…スラスト部材(第二摺接部材)、14a…抜け防止部、15…皿バネ(第二押圧部材)、16…スラスト部材、16a…抜け防止部、17…サポートプレート、18…カバープレート、18a…孔部、19…摩擦プレート、19a…抜け防止部、20…皿バネ、21…コントロールプレート、21a…係合孔、22…コントロールプレート、22a…係合孔、23…スラスト部材(第一摺接部材)、24…皿バネ(第一押圧部材)、25…スラスト部材、26…ピン部材、30…スラスト部材(第三摺接部材)、31…皿バネ(第三押圧部材)、32…スラスト部材(第四摺接部材)、33…皿バネ(第四押圧部材)、A…振動吸収部材、F…フライホイール(入力側回転部材)、J…回転軸、S…入力軸(出力側回転部材)

Claims (8)

  1. 入力側回転部材から出力側回転部材へのトルク伝達経路に生じたトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置であって、
    複数の弾性部材が直列に連結されて前記トルク変動を吸収する振動吸収部材と、
    前記入力側回転部材に連結されて、前記出力側回転部材の軸方向にて互いに離間して配置される円環状の一対の外郭プレートと、
    前記出力側回転部材に連結されるボス部と、前記ボス部に設けられて前記一対の前記外郭プレートの間に配置されるフランジ部と、を有するハブ部材と、
    前記ハブ部材の前記フランジ部と、前記一対の前記外郭プレートと、の間に配置されて、前記振動吸収部材を構成する直列の前記弾性部材の間に連結され、直列の前記弾性部材のうちの一の前記弾性部材から直列の前記弾性部材のうちの他の前記弾性部材にトルクを伝達する円環状の一対の中間プレートと、
    前記フランジ部とともに一体に回転可能に連結された円環状のコントロールプレートと、を備えるとともに、
    前記ハブ部材の前記ボス部の外周に組み付けられて、前記フランジ部と摺接するとともに、前記コントロールプレートと摺接するように形成された円筒状の第一摺接部材と、
    前記第一摺接部材を、前記一対の前記外郭プレートの一方である基準外郭プレートから前記フランジ部に向けて押圧するとともに、前記基準外郭プレートから前記コントロールプレートに向けて押圧する円環状の第一押圧部材と、
    前記中間プレートと摺接する円環状の第二摺接部材と、
    前記第二摺接部材を前記基準外郭プレートから前記中間プレートに向けて押圧する第二押圧部材と、を備え、
    前記フランジ部の前記軸方向の位置であるフランジ部位置は、
    前記基準外郭プレートの前記軸方向の位置を基準として前記第一摺接部材及び前記第一押圧部材によって決定され、
    前記中間プレートの前記軸方向の位置である中間プレート位置は、
    前記基準外郭プレートの前記軸方向の位置を基準として前記第二摺接部材及び前記第二押圧部材によって決定される、トルク変動吸収装置。
  2. 前記第一摺接部材は、
    前記中間プレートに挿通する小径部と、
    前記フランジ部に摺接し、前記小径部の外径よりも大径に設けられる大径部と、を有しており、
    前記大径部の外径の大きさは、
    前記中間プレートの内周部における内径の大きさに比して大きくなるように設けられる、請求項1に記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記小径部は、
    前記中間プレートの前記内周部に接触する、請求項2に記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記第一摺接部材が前記フランジ部と摺接して発生させるスラスト荷重の大きさと、前記第二摺接部材が前記中間プレートと摺接して発生させるスラスト荷重の大きさとが互いに異なり、
    前記第一押圧部材が前記第一摺接部材を前記フランジ部に押圧する押圧力の大きさと、前記第二押圧部材が前記第二摺接部材を前記中間プレートに押圧する押圧力の大きさとが互いに異なる、請求項1乃至請求項3のうちの何れか一項に記載のトルク変動吸収装置。
  5. 入力側回転部材から出力側回転部材へのトルク伝達経路に生じたトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置であって、
    複数の弾性部材が直列に連結されて前記トルク変動を吸収する振動吸収部材と、
    前記入力側回転部材に連結されて、前記出力側回転部材の軸方向にて互いに離間して配置される円環状の一対の外郭プレートと、
    前記出力側回転部材に連結されるボス部と、前記ボス部に設けられて前記一対の前記外郭プレートの間に配置されるフランジ部と、を有するハブ部材と、
    前記ハブ部材の前記フランジ部と、前記一対の前記外郭プレートと、の間に配置されて、前記振動吸収部材を構成する直列の前記弾性部材の間に連結され、直列の前記弾性部材のうちの一の前記弾性部材から直列の前記弾性部材のうちの他の前記弾性部材にトルクを伝達する円環状の一対の中間プレートと、を備えるとともに、
    前記一対の前記外郭プレートのうちの一方である基準外郭プレートと前記フランジ部との間に配置されて、前記フランジ部に対して相対回転不能に固定される回り止め部を有し、前記基準外郭プレートと摺接する円筒状の第三摺接部材と、
    前記第三摺接部材を前記フランジ部から前記基準外郭プレートに向けて押圧する円環状の第三押圧部材と、
    前記中間プレートと摺接する円環状の第四摺接部材と、
    前記第四摺接部材を前記基準外郭プレートから前記中間プレートに向けて押圧する第四押圧部材と、を備え、
    前記フランジ部の前記軸方向の位置であるフランジ部位置は、
    前記基準外郭プレートの前記軸方向の位置を基準として前記第三摺接部材及び前記第三押圧部材によって決定され、
    前記中間プレートの前記軸方向の位置である前記中間プレート位置は、
    前記基準外郭プレートの前記軸方向の位置を基準として前記第四摺接部材及び前記第四押圧部材によって決定される、トルク変動吸収装置。
  6. 前記トルク変動吸収装置は、
    前記ハブ部材の前記フランジ部と前記第三摺接部材との間に配置されて、前記フランジ部とともに一体に回転可能に連結された円環状のコントロールプレートを備え、
    前記第三摺接部材の前記回り止め部は、
    前記コントロールプレートに対して相対回転不能に固定され、
    前記第三押圧部材は、
    前記第三摺接部材を前記コントロールプレートから前記基準外郭プレートに向けて押圧する、請求項5に記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記第三摺接部材は、
    前記中間プレートを挿通し、先端にて前記一対の前記外郭プレートのうちの少なくとも前記基準外郭プレートと摺接する小径部と、
    前記小径部の基端にて前記小径部の外径よりも大径とされて前記回り止め部が設けられる大径部と、を有しており、
    前記小径部の外径の大きさは、
    前記一対の前記外郭プレートのうちの少なくとも前記基準外郭プレートの内周部における内径の大きさに比して大きくなるように設けられる、請求項5又は請求項6に記載のトルク変動吸収装置。
  8. 前記第一摺接部材は、前記フランジ部と前記コントロールプレートとの間に配置されて前記フランジ部に摺接する部分と、前記基準外郭プレートと前記コントロールプレートとの間に配置されて前記コントロールプレートに摺接する部分と、を有し、
    前記第一押圧部材は、前記フランジ部に摺接する部分を前記コントロールプレートから前記フランジ部に向けて押圧する部分と、前記コントロールプレートに摺接する部分を前記基準外郭プレートから前記コントロールプレートに向けて押圧する部分と、を有する、請求項1に記載のトルク変動吸収装置。
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