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JP6967820B2 - 制御システム - Google Patents
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JP6967820B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明は制御システムに関し、特に、搬送波に振幅変調を施して制御情報を送信し受信側装置で当該制御情報を取得して制御を行う列車制御装置等で情報量を増やすことが可能な制御システムに関する。
制御システムの一例として、自動列車制御装置(以下「ATC装置」と記す。)を説明する。ATC装置では、地上装置から列車の車上装置へ速度制限情報(ATC信号)をレール等を経由して伝送する。ATC信号は、一般的に、速度制限情報に割り当てた変調波で搬送波を変調して作られる。変調波の数は、速度制限情報の数に対応しているが、車上装置の受信回路上の制約により多くの数を使用することができない。
変調波の数を増す手法、すなわち、情報(例えば「速度制限情報」、一般的には「制御情報」)の数を増す手法として、1つの周波数の搬送波を利用する構成の場合、例えば、振幅変調された搬送波における隣り合う変調波周期毎の搬送波位相差を変化させ、当該搬送波位相差の変化量を情報として設定する方法が提案されている。この手法は、例えば特許文献1に開示されている。なお、異なる2つの搬送周波数を用意し、2つの搬送周波数をそれぞれの情報に割り当てられた変調信号で振幅変調し、受信側ではその信号をそれぞれ識別し、識別した変調信号の組み合わせで多数の情報を得るという方式も用いられている。
特許文献1に開示された発明はATC装置に関する。このATC装置では、送信側の地上装置に、所定の副情報に対応した位相で搬送波の位相を変調処理する位相変調処理手段を備えている。受信側の車上装置では、位相検出手段で搬送波位相を検出し、副情報を抽出し、当該副情報に基づいて列車を制御するように構成されている。
特開2008−13043号公報
特許文献1に開示されたATC装置の発明では、情報を与えるとき、搬送波の位相を或る一定の角度間隔で変化させ、受信側では隣り合う振幅変調波の間の位相差を検出し、この位相差を1つの情報としている。この内容を。図5を参照して具体的に説明する。図5では、一例として、送信側から受信側に伝送される振幅変調波の時系列の並びM0〜M5を示す。6つの振幅変調波M0〜M5は、図示の便宜上、同じ波形で示されているが、実際には、隣り合う2つの振幅変調波の間では一定の位相差θが生じているものとする。すなわち、最初の振幅変調波M0を基準(0)として、M0とM1の間、M1とM2の間、M2とM3の間、M3とM4の間、M4とM5の間のそれぞれでは、一定の位相差θで変化をつけている。その結果、位相差θが同じである場合、振幅変調波M1〜M5の振幅変調波M0に対する位相差は、それぞれ、+θ、+2θ、+3θ、+4θ、+5θと変化することになる。隣り合う2つの振幅変調波M,Mi+1の間の位相差θは制御状況に基づいて異なり、必ずしも同じではない。このように隣り合う2つの振幅変調波M,Mi+1の間の位相差θは、通常的に、或る一定の角度差、例えば0°(=θ1)、45°(=θ2)、90°(=θ3)、135°(=θ4)、180°(=θ5)として設定することができる。この場合に、例えば、位相差θ1には列車速度50km/hの情報、位相差θ2には列車速度55km/hの情報等と、制御情報の割り付けが行われる。こうして、隣り合う2つの振幅変調波M,Mi+1の間の位相差θの情報に基づいて、列車制御を行うことができる。
特許文献1に開示された従来のATC装置の制御方式によれば、情報量を増すことができるが、さらなる多情報化はできないという問題を有していた。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、搬送波位相差の変化量を利用して速度制御情報等を設定するATC等の制御で、さらに情報量を増すことができる制御システムを提供することにある。
本発明に係る制御システムは、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1の制御システム(請求項1に対応)は、
搬送波を発生する搬送波発生部と、
設定された制御情報によって搬送波位相設定に係る制御情報信号と変調波設定に係る制御情報信号を発生する制御情報発生部と、
搬送波に対して搬送波位相設定に係る制御情報信号に基づき振幅変調の処理を行い、振幅変調波毎に搬送波位相の設定を行う第1変調部と、
第1変調部で振幅変調された搬送波における時系列の複数の振幅変調波の並びに対して変調波設定に係る制御情報信号に基づき変調波設定の処理を行い、隣り合う振幅変調波の間の搬送波位相の位相差を用いて2つ以上の搬送波位相の位相差の有無の組合せにより決まる複数の符号列に基づき制御情報を含むように変調された搬送波を出力する第2変調部と、を備えることによって構成される。
上記の制御システムでは、2つ以上の搬送波位相差の有無(1または0)の組合せにより決まる複数の符号列に基づき制御情報を生成するようにしたため、符号列のビット数に応じて情報の種類を増すことができ、伝送する情報量を増加することが可能である。
第2の制御システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、1周波の搬送波を用いて作られる振幅変調波の間の搬送波位相の位相差を利用して制御情報を割り当て当該制御情報を送受信する制御システムであり、第2変調部は、時系列に生じる少なくとも3つの振幅変調波の並びで隣り合う振幅変調波の間の搬送波位相の位相差に関する組合せにより決まる複数の符号列の各々に基づき制御情報を含むように搬送波を変調することを特徴とする。
第3制御システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、振幅変調波の間の搬送波位相の位相差は、単位位相角度を基準にして決められることを特徴とする。
第4の制御システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、単位位相角度は複数用意され、そのうちのいずれか1つが使用されることを特徴とする。
の制御システム(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、振幅変調波の並びは、基準となる最初の振幅変調波を決めることにより選択されることを特徴とする。
の制御システム(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、振幅変調波の並びは5つの振幅変調波で形成され、符号列は4ビットの符号列であることを特徴とする。
の制御システム(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、制御情報は、制御を指示する送信側装置から、制御対象を備えた受信側装置に送信されることを特徴とする。
の制御システム(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、送信側装置は地上装置でありかつ受信側装置は車上装置であり、制御情報は地上装置から車上装置へ送信される速度制御情報であることを特徴とする。
本発明によれば、2つ以上の搬送波位相差の有無(1または0)の組合せにより決まる複数の符号列に基づき制御情報を生成するようにしたため、符号列のビット数に応じて情報の種類を増すことができ、伝送する情報量を増加することができる。
本発明に係る制御システムの全体構成を示すシステム構成図である。 受信側装置の詳細な内部構成を示すブロック図である。 送信側から受信側に伝送される振幅変調波の時系列の並びの一例を示す波形図である。 情報番号1〜8の符号列を解説するための位相角度変化表示パターン図である。 情報番号9〜16の符号列を解説するための位相角度変化表示パターン図である。 従来の列車制御のシステムにおける送信側から受信側に伝送される振幅変調波の時系列の並びの一例を示す波形図である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1と図2を参照して本発明に係る制御システムの代表的な構成を説明する。当該制御システム10は、制御情報に対応する変調波に基づき振幅変調され、当該振幅変調に基づき位相偏移変調された搬送波C1(以下「搬送波C1」と記す。)を生成して送信する送信側装置11と、この搬送波C1を受信して制御情報を抽出し、この制御情報に基づき制御対象13を制御する受信側装置12とから構成されている。制御システム10の例として、代表的に例えばATC装置である。このATC装置では、後述するように、搬送波C1における所定数の複数の振幅変調波の時系列な並びにおいて、隣り合う変調波周期毎の搬送波位相差を変化させ、その位相差の変化量をビット情報に置き換えてその符号列の内容を制御情報とする方式である。なお、本発明に係る制御システムについては、この方式のATC装置に限定されるものではなく、その他の方式のATC装置、さらに鉄道分野以外の他の分野の制御システムにも適用できるものである。
制御システム10は、上記の通り、送信側装置11と受信側装置12とから構成されている。ATC装置の場合には、送信側装置11は地上装置であり、受信側装置12は車上装置である。送信側装置11と受信側装置12の間は、搬送波C1を伝送するための伝送路(図示せず)で接続されている。伝送路としては、例えばATC装置の場合にはレールである。制御システム10において、一般的に、伝送路の構成は任意である。送信側装置11は、搬送波C1によって制御情報を送信する装置である。受信側装置12は、送信側装置11から送信された搬送波C1を受信し、搬送波C1から制御情報を抽出し、制御情報に基づいて制御用の出力信号を生成し、制御対象13に与える。制御対象13は、制御用の出力信号に基づいて、その動作が制御される。ATC装置の場合には、制御対象13は列車であり、制御情報は列車の速度制限情報である。
送信側装置11は、直列に接続された搬送波発生部21と第1変調部22と第2変調部23を有し、さらに、第1変調部22と第2変調部23の各々に個別に「搬送波位相設定」に係る信号と「変調波設定」に係る信号を与える制御情報発生部24と、制御情報を設定し、この制御情報を制御情報発生部24に対して与える制御情報設定部25を備える。制御情報発生部24は、制御情報設定部25から与えられた制御情報に基づいて「搬送波位相設定」に係る制御情報信号と、「変調波設定」に係る制御情報信号を発生する。
搬送波発生部21は相対的に高い周波数(fc)の搬送波(基準信号)を発生し、第1変調部22に対して出力する。第1変調部22は、制御情報発生部24から与えられた「搬送波位相設定」に係る信号に基づいて、搬送波に対して振幅変調の処理を行う。この振幅変調処理によって、振幅変調波毎の搬送波位相は制御情報に応じて変更される。第1変調部22で振幅変調された搬送波は第2変調部23に提供される。第2変調部23は、制御情報発生部24から与えられた「変調波設定」に係る信号に基づいて、振幅変調された搬送波における振幅変調波の一連の並びうちの所定数の並びに対して変調波設定の処理を行う。振幅変調波の並びの個数としては、好ましくは例えば5つである。第2変調部23は、搬送波C1を出力する。搬送波C1は、制御情報に基づき位相偏移変調された搬送波となっている。
制御情報発生部24は、第1変調部22が搬送波を振幅変調して搬送波C1を生成するとき、搬送波C1の変調波周期毎の搬送波位相角度を決定する制御情報に係る信号を第1変調部22に与える。制御情報発生部24は、送信側装置11から受信側装置12に送信する制御情報の内容を、第1変調部22と第2変調部23を介して決めるための手段である。第1変調部22と第2変調部23によって、振幅変調に基づき変調信号を生成するとき、受信側へ送信しようとする制御情報に関して、所定数の振幅変調に基づく搬送波位相差によって制御内容が決定される。
受信側装置12は、受信した搬送波C1を復調する復調部31と、復調された信号から制御情報を抽出する制御情報抽出部32を備えている。復調部31は、搬送波C1からそれぞれ制御情報を成す要素を含む時系列的な複数の振幅変調波を取り出す。制御情報抽出部32は、時系列的な複数の振幅変調波のうちの所定数の並びに基づいて制御情報を表す符号列を取得し、当該符号列に基づいて制御情報を取り出し、当該制御情報を制御対象13に与える。
図2を参照して、受信側装置12の内部構成をより詳しく説明する。
図2において、受信側装置12の復調部31に、振幅変調に基づき位相偏移変調された搬送波C1が入力される。入力された搬送波C1は、分配され、変調波検出部33と位相角度検出部34のそれぞれに入力される。変調波検出部33は、振幅変調された搬送波C1の変調波成分のみを検出する。そして、その後、制御情報抽出部32の変調波識別部35において当該変調波成分に基づいて変調波を識別する。
位相角度検出部34は、搬送波C1の各振幅変調波の位相角度(搬送波の位相角度)を検出する。その後、位相角度判別部36で、隣り合う振幅変調波の位相差を判別する。位相角度判別部36は、好ましくは、例えば5つの振幅変調波の並びにおいて、隣り合う振幅変調波の間の位相角度差(搬送波位相差)を求め、4つの位相角度差を取得する。これらの4つの位相角度差の情報は、次の情報識別部37に与えられる。情報識別部37は、4つの位相角度差の情報に基づき、位相角度差(搬送波位相差)の有無(1または0)の組合せにより決まる符号列に基づき、当該符号列に割り当てられた制御情報を抽出する。符号列は4ビットの符号列として形成される。当該制御情報の内容は、例えば速度に係る情報であり、より具体的には列車速度制限情報である。
変調波識別部35から出力された識別結果の情報、および、情報識別部37から出力された制御情報は、組合せ部38で組み合わせられ、組合せ部38の組合せ結果に基づき現示の内容を決定し、速度等の制御用の出力信号として制御対象13に与えられる。
上記において、受信側装置12のデバイス構成として、前段の変調波検出部31および位相角度検出部34はDSP等(一点鎖線で示したブロック12A)で実現され、後段の変調波識別部35、位相角度判別部36、情報識別部37、組合せ部38はCPU(一点鎖線で示したブロック12B)で実現される。なお、図1に示した受信側装置12の構成要素との対比関係において、変調波検波部33等を含むブロック12Aは復調部31に対応しており、変調波識別部35および位相角度判別部36等を含むブロック12Bは制御情報抽出部32に対応している。
図3を参照して、送信側から受信側に伝送される振幅変調波の時系列の並びの一例を説明する。
振幅変調波の時系列の並びは、一例として、6つの振幅変調波M0〜M5が構成されている。これらの6つの振幅変調波M0〜M5は、図示の便宜上、同じ波形で示されているが、実際には、隣り合う2つの振幅変調波の間では、一定の位相差が生じているか、または、位相差が生じていないものとする。図3の表記上、6つの振幅変調波M0〜M5の並びの例において、隣り合う振幅変調波(M,Mi+1:i=0〜4)の間の関係に関して、M0とM1の間では位相差θ1、M1とM2の間では位相差θ2、M2とM3の間では位相差θ3、M3とM4の間では位相差θ4、M4とM5の間では位相差θ5が、それぞれ、生じているものとしている。位相差θ1〜θ5は、具体的に、それぞれ、「一定の位相差が生じている」か、または、「位相差が生じていない」である。「一定の位相差が生じている」ということは、一定の搬送波位相差が存在していることを意味し、「位相差が生じていない」ということは搬送波位相差が0であるということを意味している。5つの位相差θ1〜θ5について、「一定の位相差が生じている」場合には「有」すなわち「1」を割り当て、「位相差が生じていない」場合には「無」すなわち「0」を割り当てる。このように、最初の振幅変調波M0を基準振幅変調波として適宜に決め、かつ好ましくは例えば5つの振幅変調波M0〜M4の並びを選択することにより、当該5つの振幅変調波M0〜M4によって生成される4つの位相差θ1〜θ4で形成される符号列(1と0の符号列)を作る。「一定の位相差」としては例えば45°であり、「位相差が生じていない」とは「0°」である。この実施形態の説明では、「一定の位相差」として好ましくは1つの角度差「45°」が用いられるものとする。この「一定の位相差」は「単位位相角度」として定義される。
次に、下記の表1および表2と、図4Aおよび図4Bとを参照して、上記の4つの位相差θ1〜θ4で形成される符号列(1と0の符号列)に基づいて、制御情報の作り方を詳述する。
5つの振幅変調波M0〜M4によって生成される4つの位相差θ1〜θ4で形成される符号列を位相差(一定の角度差)で示すと、表1のようになる。この実施形態では、一定の角度差として「45°」を用いている。表1において、横方向にはその最上段に示すように4つの位相差θ1〜θ4を並べて表記している。また表1の縦方向には「情報No」として1〜16を表記している。表1に示すごとく、位相差が45°(位相差有り)の場合と位相差が0°(位相差無し)の場合の組合せに基づいて、16通りの情報1〜16を設定することができる。
Figure 0006967820
そして、位相差45°(位相差有り)を「1」とし、位相差0°(位相差無し)を「0」として、置き換えると、表2のごとくなる。4つの位相差θ1〜θ4によって、4ビット分の1と0の組合せに基づいて、当該符号列は4ビットの符号列となる。
Figure 0006967820
表2によれば、「情報No」に関して、情報1は「0001」の符号列に対応し、情報2は「0010」の符号列(情報番号データ)に対応する。こうして、表2に示すように、情報16に至るまで4ビットの符号列がそれぞれ対応する。このように16通りの「情報No(情報番号データ)」が作られ、かつ16個の「情報No(情報番号データ)」のそれぞれに制御情報を割り当てることが可能となる。
図4A,4Bを参照して上記の符号列の採用の仕方を説明し、併せて位相角度変化の仕方を説明する。図4Aは情報1〜8の符号列の位相角度変化表示パターン(1)〜(8)を示し、図4Bは情報9〜16の符号列の位相角度変化表示パターン(9)〜(16)を示している。位相角度変化表示パターン(1)〜(16)のそれぞれで、横軸は時間を示し、最下段の左から右に向かって示された5つの交点の「○」は振幅変調波M0〜M4を概念的に示している。また位相角度変化表示パターン(1)〜(16)のそれぞれで、縦軸は、位相差(θ)のシフトを示している。この例では、位相差θは前述した45°に設定されている。位相差θは、隣り合う2つの振幅変調波の間の搬送波位相差である。従って、最初の振幅変調波M0を基準にすると、+θから+4θへ変化し、最大で+4θの位相差が生じることになる。振幅変調波M0〜M4を表す「○」のそれぞれの間の記号「1」と「0」は、「位相差有り(45°)」と「位相差無し(0°)」を示している。位相角度変化表示パターン(1)の情報1では、符号列「0000」が示され、同じく情報2では符号列「0001」が示されている。その後、同様にして、情報3(符号列「0010」)から情報16(符号列「1111」)に至るまでの位相角度変化表示パターン(3)〜(16)が示される。最初の振幅変調波M0を基準にすると、その後に続く振幅変調波M1〜M4での位相差は次第に大きくなるように変化していく。
以上の通り、振幅変調波M0を基準(先頭データ)として決めかつ5つの振幅変調波M0〜M4の並びを選択することにより、当該5つの振幅変調波M0〜M4によって生成される4つの位相差θ1〜θ4に関して45°の位相差を設定することにより、16通りの符号列(1と0の符号列)を作ることができる。16通りの符号列に制御情報を割り当てることにより、16種の制御情報(情報1〜16)を用意することができ、情報量を多くし、多値情報化を達成することができる。情報1〜16のそれぞれに、例えば、列車速度50km/hの情報、列車速度55km/hの情報等と、制御情報の割り付けを行うことができる。列車速度制限情報をより細かく設定することができる。こうして、従来の技術に比較して、多量の情報に基づいて、精度の高い列車制御を行うことができる。
基準となる先頭の振幅変調波は、例えばフラグ等を付加することにより識別できるように構成され、これによって制御上必要とされる情報を生成できるように構成する。
上記の実施形態によれば、連続する5つの振幅変調波M0〜M4の各位相差を利用して4ビットの符号列を作って制御情報を割り当て、制御情報の伝送に用いるようにしたため、情報量を多くすることができる。使用する複数の振幅変調波の数は、情報として確定するまでの時間を制御上の観点から許容される範囲に基づいて決められる。今回は4ビットの符号列によって16種の情報を作成できるようにしたが、設定時間を増せば、情報量もさらに増すことができる。
図2に示した受信側装置12の位相角度検出部34、位相角度判別部36、情報識別部37によって、搬送波C1における連続する5つの振幅変調波M0〜M4から各位相差(搬送波位相差)を取り出し、4ビットの符号列を作り、当該符号列に割り当てられた制御情報を取り出す。
上記の実施形態の説明では、一定の位相差θを定義する単位位相角度として「45°」の例を用いて説明したが、単位位相角度はこれに限定されない。位相差θを定義する単位位相角度として、例えば、「90°」、「135°」等と、種類を増やして用いることもできる。さらに、位相差θとして、複数の単位位相角度を組み合わせて使用し、符号列を作成するように構成することもできる。これにより、伝送する情報量を更に増すことができる。
以上の実施形態で説明された構成等については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の要素等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明に係る制御システムは、例えば自動列車制御装置(ATC装置)に利用され、制御情報の伝送の多量化に利用される。
10 制御システム
11 送信側装置
12 受信側装置
12A DSP
12B CPU
13 制御対象
21 搬送波発生部
22 第1変調部
23 第2変調部
24 制御情報発生部
25 制御情報設定部
31 復調部
32 制御情報抽出部
33 変調波検出部
34 位相角度検出部
35 変調波識別部
36 位相角度判別部
37 情報識別部
38 組合せ部

Claims (8)

  1. 搬送波を発生する搬送波発生部と、
    設定された制御情報によって搬送波位相設定に係る制御情報信号と変調波設定に係る制御情報信号を発生する制御情報発生部と、
    前記搬送波に対して搬送波位相設定に係る前記制御情報信号に基づき振幅変調の処理を行い、振幅変調波毎に搬送波位相の設定を行う第1変調部と、
    前記第1変調部で振幅変調された前記搬送波における時系列の複数の前記振幅変調波の並びに対して変調波設定に係る前記制御情報信号に基づき変調波設定の処理を行い、隣り合う前記振幅変調波の間の前記搬送波位相の位相差を用いて2つ以上の前記搬送波位相の位相差の有無の組合せにより決まる複数の符号列に基づき前記制御情報を含むように変調された前記搬送波を出力する第2変調部と、
    を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 1周波の前記搬送波を用いて作られる前記振幅変調波の間の前記搬送波位相の位相差を利用して前記制御情報を割り当て当該制御情報を送受信する制御システムであり、前記第2変調部は、時系列に生じる少なくとも3つの前記振幅変調波の並びで隣り合う前記振幅変調波の間の前記搬送波位相の位相差に関する組合せにより決まる前記複数の符号列の各々に基づき前記制御情報を含むように前記搬送波を変調することを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 前記振幅変調波の間の前記搬送波位相の位相差は、単位位相角度を基準にして決められることを特徴とする請求項1または2記載の制御システム。
  4. 前記単位位相角度は複数用意され、そのうちのいずれか1つが使用されることを特徴とする請求項3記載の制御システム。
  5. 前記振幅変調波の前記並びは、基準となる最初の前記振幅変調波を決めることにより選択されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記振幅変調波の前記並びは5つの前記振幅変調波で形成され、前記符号列は4ビットの符号列であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記制御情報は、制御を指示する送信側装置から、制御対象を備えた受信側装置に送信されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記送信側装置は地上装置でありかつ前記受信側装置は車上装置であり、前記制御情報は前記地上装置から前記車上装置へ送信される速度制御情報であることを特徴とする請求項7記載の制御システム。
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