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JP6969706B2 - 排水システム - Google Patents
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JP6969706B2 - 排水システム - Google Patents

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Description

この発明は、排水システムに関する。
特許文献1には、入浴中の異常検出装置が開示されている。この装置は、浴槽内における入浴者の異状を判定する異状判定手段と、異状判定手段の判定結果に基づいて浴槽内の湯水を強制的に排水する強制排水手段を備えている。強制排水手段は、モータポンプを作動させて、浴槽内の湯水を汲み上げて排水する。
日本特開2000−099855号公報
特許文献1の異常検出装置では、排水に長時間を要するおそれがある。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、短時間で排水できる排水システムを得ることである。
本願の発明に係る排水システムは、お湯を収容する貯水部を形成する内壁と、該内壁を取り囲む外壁と、を有する浴槽と、該内壁に設けられた第1排水口と、該内壁に設けられ、該第1排水口よりも面積が大きい第2排水口と、を備え、該第2排水口は、該内壁から該貯水部と反対側に突出し、該内壁に対して段差を形成する凹部と、該凹部を塞ぐ蓋と、を備え、該段差を形成する該凹部の側面には、複数の第1開口が形成され、該蓋が該凹部の底部に向かって移動することで、該貯水部から該複数の第1開口を介して排水される。
本願の第1の発明に係る排水システムでは、第1排水口よりも面積が大きい第2排水口から排水できる。従って、短時間で排水できる。
実施の形態1に係る排水システムの構成を説明する図である。 実施の形態1に係る浴槽の構造を説明する図である。 実施の形態1に係る浴槽の断面図である。 実施の形態1に係る浴槽の構造を説明する斜視図である。 実施の形態1に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第3の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第4の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第5の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第6の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 実施の形態1の第7の変形例に係る凹部の側面の構造を説明する図である。 排水方法を説明する断面図である。 排水方法を説明する斜視図である。 洗い場への排水方法を説明する図である。 第2開口の構造を説明する斜視図である。 ステップ1を説明する図である。 ステップ2を説明する図である。 ステップ3を説明する図である。 比較例に係る排水システムの構成を説明する図である。 比較例に係る排水方法を説明する断面図である。 実施の形態1の第8の変形例に係る第2排水口の構造を説明する図である。 実施の形態1の第9の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第10の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第11の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第12の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第13の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第14の変形例に係る第2排水口を説明する図である。 実施の形態1の第15の変形例に係る浴槽の断面図である。 実施の形態1の第15の変形例に係る排水方法を説明する断面図である。 実施の形態1の第15の変形例に係る外壁蓋の構造を説明する斜視図である。 実施の形態1の第15の変形例に係る洗い場への排水方法を説明する図である。 実施の形態1の第16の変形例に係る第2開口の構造を説明する斜視図である。 実施の形態1の第16の変形例に係る第2開口の構造を説明する断面図である。
本発明の実施の形態に係る排水システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る排水システム100の構成を説明する図である。排水システム100は、制御部10を備える。制御部10は、給湯機12を制御し、浴槽への湯張りを行う。制御部10は、建物に設けられた家電製品、各種センサ等を連携させて制御するものであっても良い。制御部10は、PCまたはHEMS(Home Energy Management System)における管理装置であっても良い。また、制御部10は、IoT(Internet of Things)アダプタが制御するAl(Artificial Intelligence)スピーカであっても良い。また、制御部10は給湯機12に含まれていても良い。
センサ14は、入浴者の動き、体調または浴槽の水位を検出して、入浴者が溺れていることを検出する。センサ14は、例えばドップラーセンサである。また、制御部10は、入浴者が溺れていることをセンサ14が検出すると、後述する第2排水口40により浴槽から緊急排水を行う。また、制御部10は、第1排水口30から通常の排水を行う。第1排水口30が自動排水栓の場合、第1排水口30は制御部10から制御される。第1排水口30は手動の排水栓であっても良い。この場合、第1排水口30は制御部10から制御されなくても良い。
図2は、実施の形態1に係る浴槽20の構造を説明する図である。図3は、実施の形態1に係る浴槽20の断面図である。図4は、実施の形態1に係る浴槽20の構造を説明する斜視図である。浴槽20は、お湯を収容する貯水部23を形成する内壁21と、内壁21を取り囲む外壁22とを有する。内壁21と外壁22との間は、中空状態であり、空気層が設けられている。
内壁21の底部21aには、第1排水口30が設けられる。第1排水口30は、入浴後または清掃後等に実施される通常の排水時に用いられる。第1排水口30からの排水は、図3に示される浴槽20の下面に設けられた下部排水口24を通って下水に流される。第1排水口30と下部排水口24は後述する排水管32で繋がっていても良い。また、第1排水口30からの排水は、内壁21と外壁22との間の空間を通って下部排水口24に流れても良い。
内壁21の底部21aには、第2排水口40が設けられる。第2排水口40は、第1排水口30よりも面積が大きい。本実施の形態では、第2排水口40は内壁21の底部21aの端部に設けられる。これに限らず、第2排水口40は、底部21aの中央部または内壁21の側面に設けられても良い。
図3に示されるように、第2排水口40は凹部41と蓋42とを有する。凹部41は、内壁21から貯水部23と反対側に突出する。凹部41は、内壁21に対して段差を形成する。蓋42は凹部41を塞ぐ。
凹部41は、側面41aと底部41bとを有する。底部41bは、内壁21に形成された開口と対向する。側面41aは、内壁21に形成された開口から、貯水部23と反対側に延びる。側面41aは、内壁21に形成された開口と底部41bとの間を繋ぐ。
図2、4に示されるように、凹部41は帯状である。また、蓋42は凹部41に対応した形状を有し、帯状である。凹部41は、浴槽20の長手方向に沿って延びる。また、凹部41は、内壁21の底部21aのうち長手方向の端部において、平面視で内側に向かって湾曲する。このような形状により、第2排水口40の面積を大きく確保できる。従って、迅速な排水が可能になる。また、第2排水口40の幅を狭くすることで、人または物が吸い込まれることを防止できる。
図5は、実施の形態1に係る凹部41の側面41aの構造を説明する図である。凹部41の側面41aは、内壁21に対して段差を形成する。側面41aには、複数の第1開口41cが形成される。第1開口41cは円形である。第1開口41cの構造はこれに限らず、楕円形であっても良い。凹部41の側面41aは、例えばパンチングメタルから形成される。第1開口41cはパンチング穴である。
図6は、実施の形態1の第1の変形例に係る凹部41の側面341aの構造を説明する図である。側面341aには、複数の第1開口341cが形成される。第1開口341cは正方形である。第1開口341cの構造はこれに限らず、長方形または四角形であっても良い。
図7は、実施の形態1の第2の変形例に係る凹部41の側面441aの構造を説明する図である。側面441aには、複数の第1開口441cが形成される。第1開口441cは三角形である。第1開口441cの構造はこれに限らず、多角形であっても良い。第1開口441cとして、パンチング穴として成り立てば、あらゆる形状を採用できる。
図8は、実施の形態1の第3の変形例に係る凹部41の側面241aの構造を説明する図である。側面241aには、複数の第1開口241cが形成される。複数の第1開口241cの各々はスリットである。第1開口241cは、側面241aの短手方向に延びる長方形である。
図9は、実施の形態1の第4の変形例に係る凹部41の側面541aの構造を説明する図である。側面541aには、複数の第1開口541cが形成される。複数の第1開口541cの各々は、側面541aの長手方向に延びる長方形のスリットである。第1開口541cは、例えば側面541aの一端から他端まで連続して形成される。
図10は、実施の形態1の第5の変形例に係る凹部41の側面641aの構造を説明する図である。側面641aには、複数の第1開口541cが形成される。複数の第1開口641cの各々は、側面641aの長手方向に延びる長方形のスリットである。複数の第1開口641cは、側面641aの長手方向に並ぶ。
図11は、実施の形態1の第6の変形例に係る凹部41の側面741aの構造を説明する図である。側面741aには、複数の第1開口741cが形成される。複数の第1開口741cの各々は、側面741aの短手方向に対して傾いた方向に延びるスリットである。これに限らず、第1開口741cとして、水を排出できるスリットであれば、あらゆる形状を採用できる。
図12は、実施の形態1の第7の変形例に係る凹部41の側面841aの構造を説明する図である。側面841aはメッシュ状であっても良い。側面841aは例えばワイヤーメッシュから形成される。メッシュの粗さまたは構造は、排水が可能であり、人の手足が吸い込まれなければ、どのようなものでも構わない。
複数の第1開口41cの各々は、例えば人または人の手足が吸い込まれない大きさである。このように第2排水口40を形成することで、大型の第2排水口40に人が吸い込まれることを防止できる。
図13は、排水方法を説明する断面図である。図14は、排水方法を説明する斜視図である。制御部10は、センサ14が検出する情報に応じて、凹部41の底部41bに向かって蓋42を移動させる。制御部10は、図13、14の矢印に示される方向に蓋42を移動させる。蓋42が底部41bに向かって移動すると、複数の第1開口41cが貯水部23に露出する。従って、貯水部23から複数の第1開口41cを介して排水される。
本実施の形態では、内壁21に形成された開口に沿って設けられた側面41aから排水が行われる。このため、第2排水口40の幅が狭くても、第2排水口40の外周を長くすることで、排水量を確保できる。
ここで、凹部41は、蓋42の厚さよりも深いことが好ましい。これにより、複数の第1開口41cからの排水が蓋42に妨げられることを抑制できる。また、凹部41は、蓋42を収納できる広さを有する。
また、凹部41の幅は、内壁21から離れるほど広がる。つまり、側面41aのうち互いに対向する部分の間隔は、深い位置ほど広い。これにより、側面41aの面積を大きく確保でき、迅速な排水が可能になる。また、凹部41の底部41bにも、複数の第1開口41cが形成されていても良い。
図15は、洗い場50への排水方法を説明する図である。第2排水口40の第1開口41cは、内壁21と外壁22との間の空間に通じている。第2排水口40からの排水は、内壁21と外壁22との間の空間を通り、下部排水口24に流れる。また、浴槽20の外壁22のうち、洗い場50に面した部分には複数の第2開口25が設けられる。第2排水口40からの排水は、内壁21と外壁22との間の空間を通り、複数の第2開口25を介して洗い場50に流れる。
また、図15に示されるように、複数の第2開口25は、下部排水口24よりも高い位置に設けられても良い。このとき、下部排水口24からの排水が間に合わず、内壁21と外壁22との間の空間の水位が、第2開口25が設けられた高さを超えた場合にのみ、複数の第2開口25から洗い場50に排水を行うことができる。これにより、時間当たりの排水量が少ない通常時は、下部排水口24から排水し、緊急時のみ洗い場50に排水できる。
図16は、第2開口25の構造を説明する斜視図である。複数の第2開口25は、外壁22のうち洗い場50に面した部分の下端に形成される。複数の第2開口25の各々はスリットである。第2開口25の形状は、これに限らず、円形、楕円形、多角形等でも良い。また、外壁22のうち洗い場50に面した部分の下端をメッシュ状にすることで、複数の第2開口25を形成しても良い。また、第2開口25は1つ以上設けられれば良い。
第2開口25により、第1排水口30が髪の毛等により詰まっている場合でも、洗い場50側に水を流すことができる。従って、迅速な緊急排水を確実に実施できる。
また、制御部10は、センサ14が検出する情報に応じて、第2開口25を開放しても良い。この場合、通常時において第2開口25は閉まっている。
次に、ステップ1〜3により排水システム100の動作を説明する。図17は、ステップ1を説明する図である。図18は、ステップ2を説明する図である。図19は、ステップ3を説明する図である。センサ14は、例えば浴室60の天井に設けられる。また、浴室60の壁には、給湯機12が設けられる。また、浴室60外には、給湯機12の操作器16が設けられる。
ここでは、入浴者80がヒートショック症状等により浴槽20内で意識を失ったものとする。センサ14はドップラーセンサであり、物体の動きを検出する。センサ14は、例えば入浴者80が予め定められた時間動かない場合、異常状態を検出する。センサ14は人感センサまたはバイタルセンサであっても良い。センサ14がバイタルセンサの場合、センサ14は脈拍レベル、呼吸レベル、体動等を検出し、これらの値が予め定められた範囲外の場合に、異常状態を検出する。
センサ14は、人が溺れていること、意識を失っていること、転倒したことまたは体調が悪いことを、異常状態として検出できれば良い。また、複数のセンサ14または複数の種類のセンサ14により異常状態を検出しても良い。
ステップ1において、センサ14が異常状態を検出すると、制御部10は即座に緊急対応モードを発動させる。制御部10は、浴槽20内の給湯を停止する。この際、制御部10は、給湯機12から緊急事態を知らせる警報または至急浴槽20の水を抜くべきことを知らせる警報を行っても良い。また、警報は操作器16から浴室60の外部に対して行われても良い。
ステップ2において、制御部10は、お湯を通常より早く排出できる大容量の第2排水口40を強制開放する。つまり、制御部10は蓋42を底部41bに向かって移動させ、お湯の緊急排出をスタートさせる。これにより、制御部10は入浴者80が溺れることを防止し、入浴者80の生命を優先して保護する。
この際、制御部10は、給湯機12から浴槽20の水を抜いていることを報知しても良い。また、制御部10は給湯機12から警告音を発しても良い。また、報知および警告音は操作器16から発せられても良い。
ステップ3において、制御部10は、緊急連絡先に連絡を行う。緊急連絡先への連絡は、例えば救急車の呼び出しまたは家族への連絡を含む。また、制御部10は、第2排水口40からの排水を開始した後、給湯機12から家族等の使用者81に対して今後の対応のアドバイスを行う。
アドバイスには、例えば救急車を呼んだこと、救急車が来るまでの時間が含まれる。また、アドバイスには、救急車が来るまでの救急対応またはヒートショック症状を沈静化させるための救急対応が含まれても良い。また、アドバイスには、入浴者80を安静にすることまたは入浴者80の体温を維持すること等が含まれても良い。これにより、介護者が慌てて誤った対処を行うことを防止できる。
アドバイスは、家族または介護者のスマホから行われても良い。この場合、病院に搬送するまでの救急対応がアプリ等で提示されても良い。また、適切な処置が促進されるように、救急車での搬送先に入浴者80の体調データ及び分析結果を緊急速報として連絡しても良い。以上から、迅速かつ的確な対処が可能になる。
次に、本実施の形態の効果について説明する。図20は、比較例に係る排水システムの構成を説明する図である。図21は、比較例に係る排水方法を説明する断面図である。比較例に係る排水システムにおいて、浴槽120には、第1排水口30のみが設けられている。第1排水口30は通常時は栓31で閉じられている。栓31が取り外されることで、第1排水口30からの排水は、排水管32を通って下部排水口24に流れる。
ここで、入浴者80が大人であり、顔が高い位置に維持されている場合、浴槽20の水位が半分になれば溺れることを防止できる可能性が高い。しかし、例えば入浴者80が小柄な高齢者または子どもである場合、入浴者80が浴槽20に仰向けに倒れた場合または顔を浴槽20の底に向けてうつ伏せた場合等では、さらに水位を低下させないと鼻または口が離水しないおそれがある。このような場合に、入浴者80が溺れることを防止するには、短時間で大量の排水が必要である。従って、通常の第1排水口30を使用した排水では排水スピードが不足するおそれがある。また、第1排水口30、排水管32または下部排水口24が詰まっていると、排水ができないおそれがある。同様に、ポンプ等によりお湯をくみ上げて排水する場合にも、排水スピードが不足するおそれがある。
これに対し、本実施の形態では、大容量の第2排水口40からスピーディに排水できる。従って、入浴者80が溺れることを防止でき、入浴者80の生命を優先して保護できる。
また、浴槽のヘリにポンプが設置されると、入浴時および清掃時にポンプが邪魔になるおそれがある。また、ポンプ自体が汚れ易いことが考えられ、清掃に手間がかかる可能性がある。これに対し本実施の形態は、内壁21の底部21aに第2排水口40が設けられる。このため、浴室60が狭くなることを防止できる。また、掃除に手間がかかることを抑制できる。
図22は、実施の形態1の第8の変形例に係る第2排水口240の構造を説明する図である。第2排水口240において、帯状の凹部41は直線状に設けられる。第2排水口240は、浴槽20の底部21aのうち長手方向の一端から他端まで延びる。これにより、第2排水口240の面積を大きく確保できる。また、凹部41に人または物が吸い込まれることを防止できる。
図23は、実施の形態1の第9の変形例に係る第2排水口340を説明する図である。第2排水口340において、帯状の凹部41は円を形成するように設けられる。このとき、凹部41の側面41aは2重円を描く。このため、側面41aの面積を大きく確保でき、時間当たりの排水量を大きくできる。
図24は、実施の形態1の第10の変形例に係る第2排水口440を説明する図である。第2排水口440において、帯状の凹部41は楕円を形成するように設けられる。凹部41は、浴槽20の長手方向に沿って縦長である。このため、側面41aの面積をさらに大きく確保でき、時間当たりの排水量を大きくできる。
図25は、実施の形態1の第11の変形例に係る第2排水口540を説明する図である。第2排水口540において、帯状の凹部41は長方形を形成するように設けられる。第2排水口540は、浴槽20の底部21aのうち長手方向の端部に設けられる。この場合も、凹部41の側面41aが二重の四角を描くことで、側面41aの面積を大きく確保できる。
図26は、実施の形態1の第12の変形例に係る第2排水口640を説明する図である。第2排水口640において、帯状の凹部41は長方形を形成するように設けられる。第2排水口640は、浴槽20の長手方向に沿って縦長である。このため、側面41aの面積をさらに大きく確保でき、時間当たりの排水量を大きくできる。
図27は、実施の形態1の第13の変形例に係る第2排水口740を説明する図である。第2排水口740において、帯状の凹部41は角が丸まった長方形を形成しても良い。角が丸まった長方形は、角丸四角形とも呼ばれる。上述の例に限らず、帯状の凹部41は、多角形を形成するように設けられても良い。また、帯状の凹部41はI字形、U字形、L字形、C字形であっても良い。また、内壁21には帯状の凹部41が複数設けられても良い。
また、凹部41は帯状ではなくても良い。図28は、実施の形態1の第14の変形例に係る第2排水口840を説明する図である。第2排水口840において、凹部41は円形である。このように、凹部41の幅が広く設けられた場合にも、側面41aに設けられた小さい第1開口41cから水が流れることで、凹部41の外側に人が吸い込まれることを防止できる。
また、凹部41は、円形に限らず、楕円形または多角形であっても良い。凹部41は、高速で排水できればどのような形状でも構わない。凹部41の長手方向の長さは、内壁21の底部21aの短手方向の長さの1/2よりも大きいものとしても良い。
図29は、実施の形態1の第15の変形例に係る浴槽20の断面図である。浴槽20には、第2開口925と、第2開口925を塞ぐ外壁蓋925aが設けられる。外壁蓋925aはパネル部とも呼ばれる。また、第2排水口940の蓋42には、外壁蓋925aに向かって突出した凸部942aが設けられる。凸部942aは蓋42の貯水部23と反対側の面に設けられる。凸部942aは例えば棒状である。
図30は、実施の形態1の第15の変形例に係る排水方法を説明する断面図である。蓋42が凹部41の底部41bに向かって移動することで、外壁蓋925aは凸部942aに押されて開く。このように、本変形例では蓋42と外壁蓋925aとが連動する。外壁蓋925aは、下端を支点として浴槽20の外側に向かって開く。外壁蓋925aは凸部942aに押されて開けば、別の構造でも良い。凸部942aは、外壁蓋925aが開いた状態において、第2開口925から外側に突出する。
図31は、実施の形態1の第15の変形例に係る外壁蓋925aの構造を説明する斜視図である。浴槽20に外壁蓋925aは1つ設けられる。これに限らず、外壁蓋925aは複数の扉から構成されても良い。
図32は、実施の形態1の第15の変形例に係る洗い場50への排水方法を説明する図である。外壁蓋925aが開き、第2開口925が開放されることで、洗い場50に向かって排水が行われる。
凸部942aは、例えば底部41bを貫通して、外壁蓋925aに向かって延びる。これに限らず、凸部942aは、外壁蓋925aを開くことができれば別の構造でも良い。凸部942aは蓋42に1つのみ設けられても良いし、複数設けられても良い。また、凸部942aは、外壁蓋925aに沿って延びる板状であっても良い。
図33は、実施の形態1の第16の変形例に係る第2開口1025の構造を説明する斜視図である。図34は、実施の形態1の第16の変形例に係る第2開口1025の構造を説明する断面図である。第2開口1025は1つのみ設けられても良い。
また、外壁22のうち洗い場50に面した部分の下端には、浴槽20の内側に向かって凹んだ段差構造が設けられる。外壁22の凹んだ部分には、第2開口1025が設けられる。これにより、第2開口1025が目立つことを防止でき、第2開口1025を設けることによる違和感を抑制できる。
一般に、高齢者はヒートショック症状を起こし易い。また、認知症の高齢者または幼児は、誤って浴槽20内に落ちて溺れる可能性が高いことが考えられる。制御部10は、溺れる可能性が高い特定の使用者に対して、他の使用者よりもセンサ14の感度を高めても良い。
制御部10は、例えば複数の使用者を予め記憶している。また、排水システム100は浴室60に設置されたカメラ内蔵センサを有する。制御部10は、カメラ内蔵センサが検出した入浴者80についての情報と、予め記憶している複数の使用者の情報を参照して、入浴者80を特定する。制御部10は、入浴者80が例えばヒートショック症状を起こし易い使用者、体調が悪い使用者、高齢者、幼児または乳児であった場合に、センサ14の感度を高める。
制御部10は、これらの特定の使用者に対して、他の使用者よりも異常状態を判定する条件を緩和しても良い。また、入浴者80の状態を検出する頻度を高めても良い。また、バイタル計測を実施する項目を増やしても良い。また、排水システム100が複数のセンサ14を有する場合、使用するセンサ14を増やしても良い。
特定の使用者のみに対してセンサ14の感度を高めることで、異常検出の精度を向上しつつ、電力消費を抑制できる。
また、制御部10は、浴室60外に設けられたセンサの情報に基づき、入浴者80の体調チェックを行っても良い。浴室60外に設けられたセンサは、例えば、脱衣室、トイレ、クローゼット、入浴前後の移動スペース等に設けられる。これにより、制御部10は、入浴前後で入浴者80の体調チェックを行う。また、制御部10は、センサ14および浴室60外に設けられたセンサを用いて、入浴者80の体調を長期間にわたりセンシングし、最近の体調の傾向を把握しても良い。制御部10は、入浴者80の体調を通年でセンシングしても良い。これにより、制御部10は正確に入浴者80の最近の体調を把握できる。
制御部10は、上記のようなセンシング結果に基づき、他の使用者よりもセンサ14の感度を高める使用者を選択しても良い。また、制御部10は、入浴前に、入浴者80の体調が悪いと判断した場合は、入浴しないことを入浴者80に勧めても良い。これにより、制御部10による精度の高い見守りが可能となる。また、制御部10は、センシング結果に基づき、浴槽20のお湯の温度を他の使用者の入浴時よりも低く、または高く設定しても良い。
また、制御部10は、浴槽20の清掃時に、第2排水口40から排水を行っても良い。浴槽20は内部に浴槽洗浄装置を備える。制御部10は浴槽洗浄装置を制御し、浴槽20内に泡を発生させる。これにより、浴槽20の清掃が実施される。また、制御部10は、排水システム100と浴槽洗浄装置とを連動させる。制御部10は浴槽洗浄装置から泡を発生させた後、蓋42を凹部41の底部41bに向かって移動させ、第2排水口40から排水を行う。これにより、泡および浴槽20内の汚れを急速排出できる。
一般に、浴槽20を泡等で清掃した後、排水すると、泡または汚れによる喫水線が付く場合がある。これに対し、本実施の形態では、第2排水口40から急速排水することで、喫水線の付着を抑制できる。従って、お掃除機能がついた浴槽20での清掃を短時間で実施できる。
また、通常時においても第2排水口40から排水を行っても良い。特に、老人ホーム等で浴槽20のお湯の入れ替えを頻繁に行う必要がある場合、第2排水口40を用いた高速の排水が有効である。
なお、本実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
10 制御部、12 給湯機、14 センサ、16 操作器、20 浴槽、21 内壁、21a 底部、22 外壁、23 貯水部、24 下部排水口、25 第2開口、30 第1排水口、31 栓、32 排水管、40 第2排水口、41 凹部、41a 側面、41b 底部、41c 第1開口、42 蓋、50 洗い場、60 浴室、80 入浴者、81 使用者、100 排水システム、120 浴槽、240 第2排水口、241a 側面、241c 第1開口、340 第2排水口、341a 側面、341c 第1開口、440 第2排水口、441a 側面、441c 第1開口、540 第2排水口、541a 側面、541c 第1開口、640 第2排水口、641a 側面、641c 第1開口、740 第2排水口、741a 側面、741c 第1開口、840 第2排水口、841a 側面、925 第2開口、925a 外壁蓋、940 第2排水口、942a 凸部、1025 第2開口

Claims (17)

  1. お湯を収容する貯水部を形成する内壁と、前記内壁を取り囲む外壁と、を有する浴槽と
    前記内壁に設けられた第1排水口と、
    前記内壁に設けられ、前記第1排水口よりも面積が大きい第2排水口と、
    を備え、
    前記第2排水口は、
    前記内壁から前記貯水部と反対側に突出し、前記内壁に対して段差を形成する凹部と、
    前記凹部を塞ぐ蓋と、
    を備え、
    前記段差を形成する前記凹部の側面には、複数の第1開口が形成され、
    前記蓋が前記凹部の底部に向かって移動することで、前記貯水部から前記複数の第1開口を介して排水されることを特徴とする排水システム。
  2. 前記浴槽の前記外壁のうち、洗い場に面した部分には第2開口が設けられ、
    前記第2排水口からの排水は、前記第2開口を介して前記洗い場に流れることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
  3. 前記第2開口は、前記外壁のうち前記洗い場に面した部分の下端に形成されることを特徴とする請求項2に記載の排水システム。
  4. 前記第2開口はスリットであることを特徴とする請求項2または3に記載の排水システム。
  5. 前記第2開口を塞ぐ外壁蓋を備え、
    前記蓋には、前記外壁蓋に向かって突出した凸部が設けられ、
    前記蓋が前記凹部の底部に向かって移動することで、前記外壁蓋は前記凸部に押されて開き、前記第2開口が開放されることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の排水システム。
  6. 前記凹部の幅は、前記内壁から離れるほど広がることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の排水システム。
  7. 前記凹部は、前記蓋の厚さよりも深いことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の排水システム。
  8. 前記凹部は帯状であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の排水システム。
  9. 帯状の前記凹部は、円、楕円または多角形を形成するように設けられることを特徴とする請求項8に記載の排水システム。
  10. 前記凹部は、円形、楕円形または多角形であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の排水システム。
  11. 前記凹部の側面はパンチングメタルから形成されることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の排水システム。
  12. 前記複数の第1開口の各々はスリットであることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の排水システム。
  13. 前記凹部の側面はメッシュ状であることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の排水システム。
  14. 入浴者の動き、体調または前記浴槽の水位を検出するセンサと、
    前記センサが検出する情報に応じて、前記蓋を前記凹部の底部に向かって移動させる制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の排水システム。
  15. 前記制御部は、前記浴槽の清掃時に、前記蓋を前記凹部の底部に向かって移動させることを特徴とする請求項14に記載の排水システム。
  16. 前記制御部は、特定の使用者に対して、他の使用者よりも前記センサの感度を高めることを特徴とする請求項14または15に記載の排水システム。
  17. 前記制御部は、前記第2排水口からの排水を開始した後、使用者に対して今後の対応のアドバイスを行うことを特徴とする請求項14から16の何れか1項に記載の排水システム。
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