JP6969741B2 - 電線絶縁保護キャップ - Google Patents
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Description
以下に、本発明を実施するための実施形態について、図1〜6を用いて説明する。本実施形態の電線絶縁保護キャップ10は、電線Wの先端を絶縁保護するために、電線Wの先端に取り付ける電線絶縁保護キャップである。また、本実施形態の電線絶縁保護キャップ10を構成する材料は、軟質塩化ビニルを選択した。電線絶縁保護キャップ10を構成する材料はこれに限らず、絶縁性および弾性に優れた材料であればよく。絶縁性および弾性に優れた、樹脂や、ゴムや、エラストマー等であればよい。
図1は、本実施形態の電線絶縁保護キャップ10の斜視図が示されている。図1に示される様に、電線絶縁保護キャップ10は、円筒状の胴体部11と、胴体部11の先端(軸方向一方端)に底部14を有しており、これらは一体に形成されている。また、底部14と軸方向反対側の端部(軸方向他方端)は、軸方向に開口している。また、図1に示される様に、胴体部11は、胴体部11の内壁面から内側(内径方向)に突出する4つの突出部12を有している。そして、図1に示される様に、突出部12は、胴体部11の内壁面上の周11r上に間隔を開けて設けられている。また、図2には、胴体部11の周11rを含む断面の断面図が示されている。図2に示される様に、突出部12は、胴体部11の内壁面上の周11r上に間隔を開けて設けられている。さらに、図1に示される様に、胴体部11は、先端に外周面をとり囲む環状の厚肉部13を有している。厚肉部13は、胴体部11の厚みより厚い関係である。また、胴体部11が先端に有する底部14は、胴体部11の先端側の端を閉鎖している。底部14の厚みは、胴体部11の壁面の厚みよりも肉薄となっており、底部14は、電線Wを先端方向に圧入することにより電線Wが貫通可能な脆弱部として構成されている。
以下、図3〜6には、本実施形態の電線絶縁保護キャップ10の使用方法が模式的に示されている。図3には、使用前の電線絶縁保護キャップ10が示されている。図3に示される様に、電線絶縁保護キャップ10は、胴体部11(図1参照)の軸方向他方端(すなわち、後端)に開口を有している。電線絶縁保護キャップ10のこの開口に電線Wを挿入し、電線絶縁保護キャップ10を電線Wに取り付ける。また、図3に示される様に、電線Wの先端部分は、電線絶縁保護キャップ10が取り付けられる前に、あらかじめ被覆部W1を除去し、芯線部W2をむき出しにする。この様に芯線部W2をむき出しにしているのは、芯線部W2を速やかにターミナル等に結線するためである。そして、電線Wは、この状態で電線絶縁保護キャップ10が取り付けられる。
本変形例を含めた以降の変形例で、上述した実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。上述した実施形態の電線絶縁保護キャップ10では、図1の斜視図および図2の断面図に示される様に、胴体部11において、内壁面上の周11r上に間隔を開けて4つの突出部が設けられている。しかし、突出部の位置や形状や数は、これに限らず、適宜変更できる。
図8は、図7と同様の断面図である。本変形例の電線絶縁保護キャップ30は、胴体部31において、胴体部31の内壁面上の周31rを含む。変形例1では、突出部22は周方向に隣接して配設されるが、本変形例では、突出部32は、図8に断面図が示される様に、変形例1の突出部22を、周31r上で周方向に延ばした形状である。
電線絶縁保護キャップ40の突出部42の形状は、図8を用いて上述した変形例2の突出部32よりも、さらに周方向に延びた形状であってもよい。図9は、図8と同様の断面図で、本変形例の胴体部41において、胴体部41の内壁面上の周41rを含む断面の断面図である。
突出部は、変形例3の突出部42よりもさらに、周方向に延びた形状にしてもよい。図10は、図9と同様の断面図で、本変形例の胴体部51において、胴体部51の内壁面上の周51rを含む断面の断面図である。図10に示される様に、本変形例の突出部52は、変形例3の突出部42よりもさらに周方向に延びた形状である。図10に断面図が示されている様に、本変形例では突出部52が、周方向に連続する環状に構成されている。
次に電線絶縁保護キャップ60について説明する。図11は、図10と同様の断面図で、本変形例の胴体部61において、胴体部61の内壁面上の周61rを含む断面の断面図である。図11に示される様に、本変形例の突出部62は、変形例4の突出部52よりもさらに周方向に延びた、周方向に一周する形状である。また、図12は部分的な断面図で、胴体部61の突出部62が設けられている部分の軸方向の断面図である。図12に示される様に、本変形例の突出部62も、上述した実施形態や変形例1〜4と同様に、胴体部の中心方向に先細りの形状である。さらに、本変形例の突出部62の様に、突出部が周方向に一周する構成もつ場合は、突出部は胴体部と別体として構成しても良い。
上述した実施形態および変形例1〜5では、図12に示される様に、突出部は、胴体部の中心方向に先細りの形状である。突出部の断面形状は、胴体部の中心方向に先細りの形状でなくとも良い。図13には、変形例6の電線絶縁保護キャップ70の斜視図が示されている。図13に示されている様に、本変形例では突出部72は、胴体部71の内壁面上に、帯状に配設されている。また、変形例5で上述した様に、周方向に一周する突出部72も胴体部71と別体として構成しても良い。
上述した実施形態および変形例では、突出部は、胴体部の周方向に複数並んで配設された例(実施形態、変形例1〜3)や、胴体部の周方向に延びた形状の例(変形例2〜6)が挙げられており、これらは突出部の周方向に関する配設が異なる例である。しかし、突出部の並ぶ方向や、延びる方向は、周方向に限らなくともよい。また、大きさの異なる複数の突出部が胴体部に設けられても良い。
図15には、変形例8の電線絶縁保護キャップ90の斜視図が示されている。図15に示されている様に、突出部92は、胴体部91の内壁面上で、軸方向に延伸する螺旋91s上に配設されている。ここで、突出部92は3つ設けられているが、これに限らず3つ以下でも、3つ以上でもよい。さらに、本変形例の電線絶縁保護キャップ90では、厚肉部が設けられていない。上述した実施形態や変形例1〜7では、胴体部の先端の外周面に環状の厚肉部を有しているが、本変形例の様に、電線絶縁保護キャップは厚肉部を有さなくともよい。
上述した実施形態や変形例1〜8では、胴体部の形状が円柱状であった。しかし、胴体部の形状は、筒状であればよく、円柱状に限らなくともよい。図16には、変形例9の電線絶縁保護キャップ100の軸方向の断面図が示されている。図16に示されている様に、本変形例の電線絶縁保護キャップ100では、胴体部101がテーパ状の形状である。また、本変形例の電線絶縁保護キャップ100も上述した実施形態や変形例1〜8と同様に、材料に絶縁性および弾性に優れた軟質塩化ビニルを選択した。このため、本変形例の胴体部101も弾性に優れている。従って、本変形例の電線絶縁保護キャップ100の胴体部101の後端側の開口の直径よりも直径が小さい電線Wで、かつ、電線Wの直径が胴体部の先端の底部の直径よりも大きければ、電線Wを胴体部101内部に進入させた場合、電線Wを胴体部101の内壁面に密着させることで、電線Wを保持し得る。尚、胴体部の形状は、筒状でありさえすればよいので、胴体部は、軸方向に向かって一部が膨らんだ形状であっても良い。
上述した実施形態や変形例では、電線絶縁保護キャップの胴体部は、断面が円で、円柱状や、テーパ状であった。胴体部は、断面が楕円の楕円柱状や、断面が楕円でテーパ状であっても良い。そして、電線絶縁保護キャップの胴体部の形状は、筒状であればよく、断面が、三角柱状、四角柱状、五角柱状、六角柱状等、多角形の多角柱状であっても良い。
図18には、変形例11の電線絶縁保護キャップ120の斜視図が示されている。図18に示されている様に、本変形例の電線絶縁保護キャップ120では、胴体部121の形状は、断面が長方形の四角柱状である。本変形例の電線絶縁保護キャップ120は、この様に胴体部121を断面が長方形の四角柱状にすることで、平形の電線Wに一層容易に取り付けることができる。
上述した変形例10および変形例11では、胴体部の形状は四角柱状であった。図19には、変形例12の電線絶縁保護キャップ130の斜視図が示されている。図19に示されている様に、本変形例の電線絶縁保護キャップ130では、胴体部131の形状は、三角柱状である。また、胴体部131の内壁面には、周131r上においてそれぞれ径方向内方に向かって突出する突出部132が設けられている。図20は、本変形例の電線絶縁保護キャップ130の胴体部131の内部空間に、電線Wを収納した様子が例示されている。図20に示されている様に、胴体部131の内部空間に収容される電線W(すなわち、電線絶縁保護キャップ130を取り付ける電線W)の径は、胴体部131断面の三角形における内接円の径よりも大きければ、電線Wは、胴体部131の内壁面によって電線Wの径方向に押圧され得る。従って、本変形例の様に、特に胴体部が多角形状である場合、胴体部の壁面は、突出部と同様に電線Wを押圧して保持し得るため、突出部を設けなくてもよい。すなわち、本変形例では胴体部131はその断面が三角形状であり、内壁面で平面上の面が電線と接触するため、突出部132を設けなくとも胴体部131の内壁面が電線を押圧し得る。そして、断面が多角形の胴体部であれば、同様に内壁面が電線Wを押圧し得る。従って、上述した変形例10〜12の電線絶縁保護キャップ110〜130も含めて、胴体部が多角柱状の電線絶縁保護キャップであれば、突出部を設けなくともよい。この場合、電線絶縁保護キャップの胴体部は、突出部と同様の作用効果を備え得、電線絶縁保護キャップが電線W(図3参照)から脱落することは抑止され得る。以上では、胴体部の形状が多角柱状の場合、突出部を設けなくともよいとしたが、言うまでもなく、これに限らず、胴体部の形状が多角柱状でなくとも、必ずしも突出部を設けなくともよい。
上述した変形例12の電線絶縁保護キャップ130では、胴体部は、断面が三角形の三角柱状であった(図19および図20参照)。しかし、胴体部の形状は筒状であれば良く、胴体部の形状は、断面が円形や多角形となる形状に限られない。変形例13の電線絶縁保護キャップ140では、胴体部141の断面形状が、図21(a)に示されている。図21(a)に示されている様に、本変形例では、胴体部141の断面を、各辺が内側に凹んだ略三角形状とした。そして、本変形例では、突出部は設けられていないが、突出部を設けても良い。
変形例14では、電線絶縁保護キャップ150の胴体部151の形状は、先端部分が変形例13の胴体部141と異なっているものの、他の形状は、変形例13と同様である。図22には、変形例14の胴体部151の先端の側面図が示されている。本変形例14では、胴体部151の先端で、略三角形状の頂点周辺で内壁面を接着し、この胴体部151の先端を底部154とした。また、本変形例では厚肉部が設けられていない。ここで、底部154の接着は、電線Wを圧入することにより、底部154を芯線部W2が貫通可能な程度の強さの接着であることは言うまでもない。この場合、略三角形状の頂点となる部分を保持すれば、底部154を容易に保持し得るため、厚肉部を設けなくとも、芯線部W2で底部154を容易に貫通し得る。以上では、胴体部151の先端で、略三角形状の頂点周辺で内壁面を接着するとしたが、接着以外にも、圧着や、密着させるだけであっても良い。
変形例15の電線絶縁保護キャップ160では、突出部162の形状に特色を持ち、上述した実施形態と比べて、突出部162の形状が異なるが、他の部分は同様の構成となっている。図23には、本変形例の電線絶縁保護キャップ160の側面図を示されている。図23に示す様に、本変形例も上述した実施形態と同様に、4つの突出部162が、胴体部161の内壁面上の周161r上に間隔を開けて設けられている。また、図24には、本変形例の電線絶縁保護キャップ160の胴体部161における軸方向断面図を示されている。
11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161 胴体部
12、22、32、42、52、62、72、82、92、102、112、122、132、162 突出部
13、23、33、43、53、63、73、83、93、103、113、123、133、143、163 厚肉部
14、24、34、44、54、64、74、84、94、104、114、124、134、144、154、164 底部
162a 頂点部
162b 第1の傾斜面部
162c 第2の傾斜面部
W 電線
W1 被覆部
W2 芯線部
A コネクタ
Claims (8)
- 電線の被覆部の一部をはがした先端の芯線部を絶縁保護する電線絶縁保護キャップであって、
前記芯線部を軸方向の他方端に形成された開口から内部に挿入可能な筒状の胴体部と、
前記胴体部の軸方向の一方端を切れ込みのない連続した内側面で閉鎖する底部と、を有し、
前記底部が、前記胴体部に挿入された前記芯線部を軸方向の圧入により貫通させることが可能な前記胴体部の周壁よりも肉厚の薄い脆弱部とされる電線絶縁保護キャップ。 - 請求項1に記載の電線絶縁保護キャップであって、
更に、前記胴体部の内壁面から径方向の内側に突出し、前記被覆部を前記胴体部の径方向の内側に押圧して前記電線を保持する突出部を有する電線絶縁保護キャップ。 - 請求項2に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記突出部は、前記胴体部の軸方向の中央よりも前記開口に近い位置にて径方向の内側に最も突出する頂点部と、
前記頂点部から前記底部に向かうにつれて前記胴体部の径方向の外側に次第に傾斜する第1の傾斜面部と、
前記頂点部から前記開口に向かうにつれて前記胴体部の径方向の外側に次第に傾斜する第2の傾斜面部と、を有し、
前記第1の傾斜面部の勾配が、前記第2の傾斜面部の勾配よりも小さい関係にある電線絶縁保護キャップ。 - 請求項2または請求項3に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記突出部は、前記胴体部の前記内壁面において、軸方向に間隔をあけて複数配設される電線絶縁保護キャップ。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記突出部は、前記胴体部の前記内壁面において、周方向に間隔をあけて複数配設される電線絶縁保護キャップ。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記突出部は、前記胴体部の前記内壁面において、周方向に隣接して配設される電線絶縁保護キャップ。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記突出部は、周方向に連続する環状に構成される電線絶縁保護キャップ。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電線絶縁保護キャップであって、
前記胴体部は、前記底部の外周面に沿って環状に膨らむ厚肉部を有する電線絶縁保護キャップ。
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