JP6969903B2 - 合成床版 - Google Patents
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Description
これにより、合成床版の重量を軽量化して底鋼板とコンクリートの付着性とせん断耐力を高めるとしている。
本発明によれば、合成床版のコンクリート打設部の剛性への寄与が小さい箇所に管状部材と埋設型枠を設置してコンクリートに埋設する構成を採用したため、コンクリートを削減できて軽量化と剛性向上の両方を達成できる。しかも合成床版の構成が簡単で製造時の組立が容易である。埋設型枠は管状部材より軽量であることが好ましい。
埋設型枠を発泡性樹脂部材で形成することで、合成床版がより軽量になり加工が容易である上に施工性が向上する。
合成床版は中央領域がコンクリート打設部の剛性への寄与が小さい領域であるため、埋設型枠を配置して軽量化しても剛性を確保できる。
しかも、合成床版の軽量化によって施工性を向上できて部材を大型化できる上に、構成が簡単であるため製造を容易にして製造コストを低減することできる。
本発明の第一実施形態による合成床版1を図1乃至図3に基づいて説明する。本第一実施形態による合成床版1は例えば道路橋や鉄道橋等に用いられる合成床版を示すものである。図1及び図2に示すように、本実施形態による合成床版1は、底鋼板2を型枠の底面とし、その一方の面である内面2aにコンクリート3を打設充填し、底鋼板2とコンクリート3を一体成形して構成されている。底鋼板2の四辺の側面には型枠の側面が形成されているが、図では省略されている。
本実施形態による合成床版1は、底鋼板2の内面2aに後述する角鋼管4と埋設型枠7を交互に配列してその周囲の隙間をコンクリート3で埋設すると共に、その上面をコンクリート3の層で被覆して一体形成されている。また、必要に応じて角鋼管4と埋設型枠7の上側に圧縮側となる鉄筋を配置する。
また、角鋼管4を底鋼板2の内面2aに溶接することで、底鋼板2及び角鋼管4の一体構造部の剛性が所望の剛性に高められている。
底鋼板2の内面2aにおいて、埋設型枠7の両側端部7aにおける一対の脚部7c間の凹部7bにコンクリート3のずれ止め用の板状のスタッド9が起立している。このスタッド9は埋設型枠の脚部7cに係合していてもよい。
従来技術である、底鋼板2上にコンクリート3と鉄筋のみを配設した既存のRC床版を比較例として用い、本第一実施形態による合成床版1を実施例とした。比較例と実施例を同一寸法に形成したものを用いて、FEM(有限要素法)解析によって各床版の中央でのたわみ量を解析した。解析の条件として、境界条件は単純梁と同等とし、荷重は各床版表面に100kN/m2を作用させた。
重量とたわみ量について解析結果を示すと下記の表1のようになった。表1の結果から実施例の方が比較例よりも軽量であり、しかもたわみ量が小さく高剛性であるという結果が得られた。
特に、埋設型枠7は発泡スチロール製であるから、軽量である上に成形が容易である。また、埋設型枠7は長手方向の両側端部7aの端面形状を凹部7bと円弧状の脚部7cとで湾曲形成したため、コンクリート3による応力集中を避けることができる。
しかも、本実施形態による合成床版1は、剛性向上と軽量化を実現できるため施工性が向上し且つ大型化できると共に、構成が簡単で施工工数が少なく製造工程を減少させることができて製造コストを低減できる。
本第二実施形態による合成床版11においても、底鋼板2上に所定間隔で角鋼管4を配列し、角鋼管4の間に埋設型枠12を配列して中空構造体5とし、その両側と上面にコンクリート3を充填して一体形成したものである。
本第二実施形態による合成床版11では、底鋼板2上に固定する角鋼管4の配置間隔を例えば第一実施形態より短く設定した。そして、角鋼管4の間に設置する埋設型枠12の長手方向両側端部12aに凸部12bを形成した。これによって、埋設型枠12の両側端部12aが凸部12bで、これに当接するコンクリート3の面が凹部の当接面形状を有している。これによって、コンクリート3の応力集中を避けることができる。なお、埋設型枠12の凸部12bの両側部にコンクリートずれ止め用のスタッド9を設置してもよい。
また、上述した各実施形態の合成床版1、11において、コンクリート3として繊維補強コンクリートを用いてもよい。この場合には、繊維補強コンクリートを用いることで、床版厚さをより薄くすることができる。よって、合成床版1、11の一層の軽量化を実現することが可能になる。
また、角鋼管4で挟まれた埋設型枠7,12の端部7a,12aの端面形状は凹部7bや凸部12bの曲面形状に限定されるものではなく、適宜の形状を採用できる。
さらに、床版厚さが薄い場合には圧縮側の鉄筋を省略することも可能である。
2 底鋼板
3 コンクリート(繊維補強コンクリート)
4 角鋼管
5 中空構造体
7、12 埋設型枠
7b 凹部
9 スタッド
12b 凸部
Claims (3)
- 底鋼板の一方の面にコンクリートが打設され、前記底鋼板と前記コンクリートが一体成形されてなる合成床版において、
前記底鋼板の一方の面に固着された管状部材と、
前記底鋼板の一方の面に設置された埋設型枠と、
が前記コンクリートに埋設されており、
前記埋設型枠は、平面視において前記管状部材の間に配設されていてコンクリートに接する端部が凸部形状または凹部形状に湾曲して形成されていることを特徴とする合成床版。 - 請求項1に記載された合成床版において、
前記埋設型枠は発泡性樹脂部材であることを特徴とする合成床版。 - 請求項1または請求項2に記載された合成床版において、
前記管状部材は前記底鋼板の一端側から他端側に延びていると共に、前記埋設型枠は前記管状部材の間で長手方向中央部に設置されていることを特徴とする合成床版。
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017105604A JP6969903B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 合成床版 |
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Family Applications (1)
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