JP6971525B2 - ワイヤーハーネスの配索構造 - Google Patents
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Description
電線と、
前記電線の一端に接続されたコネクタと、
前記電線の一端側から途中までの部分を覆う第1保護チューブと、
前記第1保護チューブと径が異なり、前記電線の途中で前記第1保護チューブと重複し、前記電線の途中から他端側までの部分を覆う第2保護チューブと、
前記第1保護チューブの少なくとも一方の端部を前記電線に固定する第1固定部と、
前記第2保護チューブの他端部を前記電線に固定する第2固定部と、
前記第1保護チューブを把持して固定対象に固定する第1クランプと、
前記第2保護チューブを把持して固定対象に固定する第2クランプと、を備える。
図1、図2を参照して、実施形態1に係るワイヤーハーネスの配索構造を説明する。実施形態1では、図1に示すように、車両に備えるシート6にワイヤーハーネス1を配索する配索構造について説明する。なお、以下の説明において、一端側とは、ワイヤーハーネス1において、接続対象(本実施形態の例ではシート6)に接続されるコネクタ11が設けられた側であり、他端側とは、その反対側を意味する。ワイヤーハーネス1は、電線10と、電線10の一部を覆う保護チューブ20とを備える。実施形態1の配索構造の特徴の1つは、図2に示すように、電線10の一端側を覆う第1保護チューブ21と、電線10の他端側を覆う第2保護チューブ22とを備え、第1保護チューブ21と第2保護チューブ22とが電線10の途中で重複する点にある。もう1つの特徴は、第1保護チューブ21の少なくとも一方の端部を電線10に固定する第1固定部31と、第2保護チューブ22の他端部を電線10に固定する第2固定部32とを備える点にある。
図1に示すシート6は、車体のフロアパネル7上に設置され、スライド機構(図示せず)によって車両前後方向にスライド可能な、所謂スライドシートである。シート6のシートスライド量は、例えば400mm以上である。シート6には、乗員の着座状態などを検知するセンサといった電気機器(図示せず)が内蔵されており、ワイヤーハーネス1(電線10)の一端に設けられたコネクタ11が接続されるソケット61を有する。
図1に示すワイヤーハーネス1は、車体フロアとシート6との間に配索され、シート6と、車両に搭載された電源(図示せず)や制御装置(図示せず)とを電気的に接続する。この例では、ワイヤーハーネス1がフロアパネル7の下を通り、その一部がフロアパネル7から引き出され、コネクタ11がシート6に設けられたソケット61に接続される。ワイヤーハーネス1は、シート6のスライドに追従できる長さを有しており、その一部が屈曲して配索されている。実施形態1のワイヤーハーネス1の配索構造は、図2に示すように、電線10と、コネクタ11と、保護チューブ20(第1保護チューブ21及び第2保護チューブ22)と、固定部30(第1固定部31及び第2固定部32)と、クランプ40(第1クランプ41及び第2クランプ42)とを備える。以下、主に図2を参照して、ワイヤーハーネス1の配索構造について詳しく説明する。
電線10は、シート6に内蔵された電気機器に電源から電力を送ったり、電気機器と制御装置との間で電気信号を伝えるものであり、少なくとも1本有する。複数の電線10を有する場合、電線10を束ねずに単に並べた形態としてもよいし、電線10同士を撚り合わせたり、粘着テープや結束バンドなどで束ねて電線束とした形態としてもよい。この例では、複数の電線10が束ねられていない状態で保護チューブ20内に収容されている。電線10を束ねなくとも、保護チューブ20内に収容されるため、電線10がばらけることはない。この例では、電線10の一端が保護チューブ20(第1保護チューブ21)の一端部から引き出され、電線10の他端が保護チューブ20(第2保護チューブ22)の他端部から引き出されている。電線10の一端には、コネクタ11が接続されている。
保護チューブ20は、ワイヤーハーネス1の配索経路に配置され、電線10の一部の区間を覆うように設けられており、電線10を配索経路に沿って案内しつつ保護する。保護チューブ20は、電線10を収容可能な内径を有しており、樹脂製のコルゲートチューブといった軽量で可撓性に優れるものが好適に利用できる。保護チューブ20は、電線10の一端側を覆う第1保護チューブ21と、電線10の他端側を覆う第2保護チューブ22とで構成されている。保護チューブ20の全長L(保護チューブ20で覆われる電線10の長さ)は、配索経路の長さに応じて適宜設定すればよく、例えば400mm以上、更に500mm以上である。
固定部30は、保護チューブ20を電線10に固定する部材であり、この例では、第1保護チューブ21の他端部を電線10の途中に固定する第1固定部31と、第2保護チューブ22の他端部を電線10の他端側に固定する第2固定部32とを備える。第1固定部31及び第2固定部32はそれぞれ、電線10と各チューブ21、22との境界に粘着テープなどを巻き付けることによって形成されている。ここで、第1固定部31と第2固定部32との間の区間は、電線10のねじれを吸収する区間となり、両固定部31、32間の区間が長いほど、電線10に作用するねじり応力を吸収し易い。両固定部31、32間の区間長Laは、例えば保護チューブ20の全長Lの40%以上、具体的には200mm以上であることが挙げられる。これにより、保護チューブ20内に収容された電線10のねじれ吸収区間を十分に確保できる。
クランプ40は、保護チューブ20を把持して固定対象となる車両構成部材に固定する部材である。この例では、第1保護チューブ21を把持してシート6(図1参照)に固定する第1クランプ41と、第2保護チューブ22を把持してフロアパネル7の下に配置された下部構成部材に70(図1参照)に固定する第2クランプ42とを備える。第1クランプ41及び第2クランプ42はそれぞれ、各保護チューブ21、22を把持する把持部45と、固定対象に固定するための取付部46とを有する。取付部46は差し込み式になっており、シート6及び下部構成部材70には、取付部46が差し込まれて固定される差し込み孔がそれぞれ設けられている。そして、図1に示すように、第1クランプ41及び第2クランプ42の各々の取付部46がシート6及び下部構成部材70に設けられた各差し込み孔に差し込まれることによって、保護チューブ21、22がシート6と下部構成部材70にそれぞれ固定されている。
上述した実施形態1のワイヤーハーネス1の配索構造は、次の作用効果を奏する。
図3を参照して、実施形態2に係るワイヤーハーネスの配索構造を説明する。実施形態2では、第1保護チューブ21の一端部に第1固定部31が設けられ、第1保護チューブ21の一端部を電線10の一端側に固定している点が実施形態1と相違しており、その他の構成は実施形態1と共通している。実施形態2の場合、実施形態1の場合に比較して、両固定部31、32間の区間長Laをより長くとることが可能になり、電線10のねじれ吸収区間をより確保し易い。
10 電線
11 コネクタ
20 保護チューブ
21 第1保護チューブ
22 第2保護チューブ
30 固定部
31 第1固定部
32 第2固定部
40 クランプ
41 第1クランプ
42 第2クランプ
43 第3クランプ
45 把持部
46 取付部
6 シート
61 ソケット
7 フロアパネル
70 下部構成部材
Claims (2)
- 電線と、
前記電線の一端に接続されたコネクタと、
前記電線の一端側から途中までの部分を覆う第1保護チューブと、
前記電線の途中で前記第1保護チューブと重複し、前記電線の途中から他端側までの部分を覆う第2保護チューブと、
前記第1保護チューブの少なくとも一方の端部を前記電線に固定する第1固定部と、
前記第2保護チューブの他端部を前記電線に固定する第2固定部と、
前記第1保護チューブを把持して固定対象に固定する第1クランプと、
前記第2保護チューブを把持して固定対象に固定する第2クランプと、を備え、
前記コネクタは、車両に搭載される可動体に接続され、
前記第1保護チューブと前記第2保護チューブとは互いに回転可能に支持されており、
前記第1保護チューブの長さが前記第2保護チューブの長さよりも短く、
前記第1保護チューブの外径が前記第2保護チューブの内径よりも小さい、ワイヤーハーネスの配索構造。 - 車体のフロアパネルと、前記フロアパネルの下に配置された下部構成部材と、を備え、
前記可動体は、前記フロアパネル上にスライド可能に設置されたシートであり、
前記ワイヤーハーネスは、前記フロアパネルの下を通り、前記フロアパネルの引出箇所から上方に引き出されて前記シートに接続され、
前記シートは、前記コネクタが接続されるソケットを有し、
前記下部構成部材は、車両上方に向かって延びる壁面を有し、
前記壁面は、前記引出箇所の近傍に配置されており、
前記第1クランプは、前記シートの下面に固定され、
前記第2クランプは、前記下部構成部材の前記壁面に固定され、
前記第1クランプと前記第2クランプとの間で、前記ワイヤーハーネスの一部が前記シートのスライドに追従できるように車両後方に向けて膨らむように曲がって配索されている、請求項1に記載のワイヤーハーネスの配索構造。
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