JP6973366B2 - 単結晶シリコンインゴットの製造方法及びシリコン単結晶引上げ装置 - Google Patents
単結晶シリコンインゴットの製造方法及びシリコン単結晶引上げ装置 Download PDFInfo
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Description
(1)不活性ガスを導入するガス導入口を上部に有し、前記不活性ガスを含む炉内ガスを排出するガス排出口を底部に有するチャンバと、
前記チャンバ内に位置するルツボと、
前記チャンバ内で前記ルツボを囲うように位置する筒状のヒータと、
を有するシリコン単結晶引上げ装置を用いて行う単結晶シリコンインゴットの製造方法であって、
前記チャンバ内を減圧下で前記不活性ガスの雰囲気に維持しつつ、前記ルツボ内に投入したシリコン原料を前記ヒータにより加熱、溶融させて前記ルツボ内にシリコン融液を形成する原料溶融工程と、
引き続き、前記チャンバ内を減圧下で前記不活性ガスの雰囲気に維持しつつ、前記シリコン融液を前記ヒータにより加熱、維持して、前記シリコン融液から単結晶シリコンインゴットを引き上げる結晶育成工程と、
を有し、前記原料溶融工程及び前記結晶育成工程において、
前記炉内ガスを採取し、
前記採取したガス中のCOガス濃度をガス分析装置により間欠的に測定し、
測定したCOガス濃度に、前記チャンバ内に供給する不活性ガスの流量を乗ずることにより、COガス発生レートを算出し、
算出した前記COガス発生レートをモニターすることを特徴とする単結晶シリコンインゴットの製造方法。
前記チャンバ内に位置し、シリコン融液を収容するルツボと、
前記ルツボの上方に、前記シリコン融液から引き上げられる単結晶シリコンインゴットを囲むように設けられた筒状の熱遮蔽体と、
前記チャンバ内で前記ルツボを囲うように位置し、前記シリコン融液を加熱する筒状のヒータと、
前記ガス排出口から延びる排気配管と、
前記排気配管に接続され、前記チャンバ内を減圧するとともに、前記炉内ガスを前記排気配管へと吸引するメインポンプと、
前記排気配管に設けられ、前記チャンバ内を減圧する際に開となるメインバルブと、
前記排気配管の前記メインバルブよりも上流の部位、及び、前記熱遮蔽体と前記ルツボとの間の空間、の一方又は両方に設けられたガス採取口と、
前記ガス採取口から延び、前記排気配管の前記メインバルブより下流の部位に連結されるサブ配管と、
前記サブ配管に設けられ、前記炉内ガスを前記サブ配管へと吸引するサブポンプと、
前記サブ配管の前記サブポンプより上流に設けられ、前記サブ配管に吸引されたガス中のCOガス濃度を間欠的に測定するガス分析装置と、
前記サブ配管の前記ガス分析装置より上流に設けられ、前記ガス分析装置に供給するガスの流量を調整する流量調整バルブと、
前記サブ配管の前記流量調整バルブより上流に設けられ、前記サブ配管に吸引されたガス中のSiO粉を除去するフィルタと、
前記サブ配管の前記ガス採取口の近傍に設けられ、前記炉内ガスを前記サブ配管へと吸引する際に開となる取り込みバルブと、
を有し、さらに、
前記ガス分析装置により測定したCOガス濃度に、前記チャンバ内に供給する不活性ガスの流量を乗ずることにより、COガス発生レートを算出する演算部と、
算出した前記COガス発生レートを出力する出力装置と、
を有することを特徴とするシリコン単結晶引上げ装置。
図1〜3を参照して、本発明の実施形態によるシリコン単結晶引上げ装置100,200,300に共通する基本的構成について説明する。なお、これらの共通する基本的構成については、図1〜3において同一の符号を付している。
SiO(g) + 2C(s) → CO(g) + SiC(s)
なお、副生成物として生成するSiCはヒータ24の表面に析出する。
SiO2(s) + 3C(s) → 2CO(g) + SiC(s)
なお、副生成物として生成するSiCは、石英ルツボ16Aの外周面と黒鉛ルツボ16Bの内周面との間に析出する。
図1を参照して、本実施形態では、排気配管40のメインバルブ44よりも上流の部位から分岐して、メインバルブ44よりも下流の部位に連結されたサブ配管52を有する。すなわち、ガス採取口46は、排気配管40のメインバルブ44よりも上流の部位に設けられる。サブ配管52には、その上流から順に、取り込みバルブ54、フィルタ58、流量調整バルブ60、ガス分析装置62、及びサブポンプ64が取り付けられている。なお、本明細書において、排気配管40及びサブ配管52の「上流」及び「下流」とは、各配管内を通過するガスの流れに関するものとする。
図2を参照して、本実施形態では、ガス採取口48が、熱遮蔽体22とルツボ16との間の空間に位置するものである。すなわち、チャンバ10の上部からサンプリング管50を垂らして、その先端のガス採取口48を、熱遮蔽体22とルツボ16との間の空間に位置させる。サンプリング管50は、チャンバ10の外部でサブ配管52と連結する。取り込みバルブ56は、サブ配管52の上流側先端の近傍に設けられる。
図3を参照して、本実施形態は、第1の実施形態の構成と第2の実施形態の構成とを組み合わせたものである。すなわち、炉内ガスの採取は、排気配管52を介して行い、かつ、熱遮蔽体22とルツボ16との間の空間からも行う。
本発明の実施形態による単結晶シリコンインゴットの製造方法は、上記で説明したシリコン単結晶引上げ装置100,200,300を用いて好適に実施することができる。そこで、図1〜3を参照しつつ、本発明の一実施形態による単結晶シリコンインゴットの製造方法を説明する。まず、ルツボ16内に多結晶シリコンナゲットなどのシリコン原料を充填し、メインバルブ44が開の状態でメインポンプ42を駆動してチャンバ10内を減圧下でArガス等の不活性ガス雰囲気に維持する。この時、ルツボ16は、シリコン原料が熱遮蔽体22に接触しないようにチャンバ10内の下方に位置する。その後、ルツボ16内のシリコン原料をヒータ24で加熱し溶融し、シリコン融液Mを形成する。その後、ルツボ16を引き上げ開始位置まで上昇させる。本明細書において「原料溶融工程」は、ヒータ24による加熱を開始した時点から、ルツボの上昇が完了した時点までの期間と定義する。原料溶融工程において、不活性ガスの流量は10〜400L/分とすることが好ましい。
図1に示す構成のシリコン単結晶引上げ装置を用いて、表1に示す4水準で単結晶シリコンインゴットの製造を行った。各水準とも、シリコン原料のチャージ量は320kg、インゴットの直径は300mm、直胴長は1800mm、育成速度は1.0mm/分、原料溶融工程においてチャンバ内に供給するArガスの流量は100L/分とした。粒径1μm以上の粒子を99質量%以上除去できる、ナノメートルオーダーのメッシュサイズを有するガスフィルタを用いた。原料溶融工程及び結晶育成工程でのヒータ電力量は、表1に示す値とした。
ガスフィルタの性能や有無に依存して、サブ配管(具体的には、流量調整バルブや、流量調整バルブとガス分析装置との間)が詰まらずにCOガス発生レートのモニターが連続して可能な時間を計測した。単結晶シリコンインゴットの製造条件は、フィルタ以外は実験例1と同様とした。
10 チャンバ
12 ガス導入口
14 ガス排出口
16 ルツボ
16A 石英ルツボ
16B 黒鉛ルツボ
18 シャフト
20 シャフト駆動機構
22 熱遮蔽体
22A シールド本体
22B 内側フランジ部
22C 外側フランジ部
24 ヒータ
26 断熱体
28 シードチャック
30 引上げワイヤ
32 ワイヤ昇降機構
34 開口部
36 CCDカメラ
40 排気配管
42 メインポンプ
44 メインバルブ
46 ガス採取口(排気配管)
48 ガス採取口(チャンバ内)
50 サンプリング管(チャンバ内)
52 サブ配管
52A サブ配管終端
54 取り込みバルブ
56 取り込みバルブ
58 フィルタ
60 流量調整バルブ
62 ガス分析装置
64 サブポンプ
66 演算部
68 出力装置
S 種結晶
M シリコン融液
I 単結晶シリコンインゴット
In ネック部
Is ショルダー部
Ib 直胴部
X 引上げ軸
Claims (9)
- 不活性ガスを導入するガス導入口を上部に有し、前記不活性ガスを含む炉内ガスを排出するガス排出口を底部に有するチャンバと、
前記チャンバ内に位置するルツボと、
前記チャンバ内で前記ルツボを囲うように位置する筒状のヒータと、
を有するシリコン単結晶引上げ装置を用いて行う単結晶シリコンインゴットの製造方法であって、
前記チャンバ内を減圧下で前記不活性ガスの雰囲気に維持しつつ、前記ルツボ内に投入したシリコン原料を前記ヒータにより加熱、溶融させて前記ルツボ内にシリコン融液を形成する原料溶融工程と、
引き続き、前記チャンバ内を減圧下で前記不活性ガスの雰囲気に維持しつつ、前記シリコン融液を前記ヒータにより加熱、維持して、前記シリコン融液から単結晶シリコンインゴットを引き上げる結晶育成工程と、
を有し、前記原料溶融工程及び前記結晶育成工程において、
前記炉内ガスを採取し、
前記採取したガス中のCOガス濃度をガス分析装置により間欠的に測定し、
測定したCOガス濃度に、前記チャンバ内に供給する不活性ガスの流量を乗ずることにより、COガス発生レートを算出し、
算出した前記COガス発生レートをモニターすることを特徴とする単結晶シリコンインゴットの製造方法。 - 前記原料溶融工程におけるCOガス発生レートの最大値をA(mol/h)、前記結晶育成工程中の直胴工程におけるCOガス発生レートの最大値をB(mol/h)として、前記原料溶融工程及び前記結晶育成工程は、A/B≦10を満たす条件下で行う、請求項1に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
- 前記炉内ガスの採取は、前記ガス排出口から延びる排気配管を介して行う、請求項1又は2に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
- 前記炉内ガスは、前記ルツボの上方に前記単結晶シリコンインゴットを囲むように設けられた筒状の熱遮蔽体と、前記ルツボとの間の空間から採取する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
- 前記ガス分析装置が四重極型質量分析装置である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
- 不活性ガスを導入するガス導入口を上部に有し、前記不活性ガスを含む炉内ガスを排出するガス排出口を底部に有するチャンバと、
前記チャンバ内に位置し、シリコン融液を収容するルツボと、
前記ルツボの上方に、前記シリコン融液から引き上げられる単結晶シリコンインゴットを囲むように設けられた筒状の熱遮蔽体と、
前記チャンバ内で前記ルツボを囲うように位置し、前記シリコン融液を加熱する筒状のヒータと、
前記ガス排出口から延びる排気配管と、
前記排気配管に接続され、前記チャンバ内を減圧するとともに、前記炉内ガスを前記排気配管へと吸引するメインポンプと、
前記排気配管に設けられ、前記チャンバ内を減圧する際に開となるメインバルブと、
前記排気配管の前記メインバルブよりも上流の部位、及び、前記熱遮蔽体と前記ルツボとの間の空間、の一方又は両方に設けられたガス採取口と、
前記ガス採取口から延び、前記排気配管の前記メインバルブより下流の部位に連結されるサブ配管と、
前記サブ配管に設けられ、前記炉内ガスを前記サブ配管へと吸引するサブポンプと、
前記サブ配管の前記サブポンプより上流に設けられ、前記サブ配管に吸引されたガス中のCOガス濃度を間欠的に測定するガス分析装置と、
前記サブ配管の前記ガス分析装置より上流に設けられ、前記ガス分析装置に供給するガスの流量を調整する流量調整バルブと、
前記サブ配管の前記流量調整バルブより上流に設けられ、前記サブ配管に吸引されたガス中のSiO粉を除去するフィルタと、
前記サブ配管の前記ガス採取口の近傍に設けられ、前記炉内ガスを前記サブ配管へと吸引する際に開となる取り込みバルブと、
を有し、さらに、
前記ガス分析装置により測定したCOガス濃度に、前記チャンバ内に供給する不活性ガスの流量を乗ずることにより、COガス発生レートを算出する演算部と、
算出した前記COガス発生レートを出力する出力装置と、
を有することを特徴とするシリコン単結晶引上げ装置。 - 前記ガス採取口が、前記排気配管の前記メインバルブよりも上流の部位に設けられた、請求項6に記載のシリコン単結晶引上げ装置。
- 前記ガス採取口が、前記熱遮蔽体と前記ルツボとの間の空間に位置する、請求項6又は7に記載のシリコン単結晶引上げ装置。
- 前記ガス分析装置が四重極型質量分析装置である、請求項6〜8のいずれか一項に記載のシリコン単結晶引上げ装置。
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