JP6973778B2 - 注入器 - Google Patents
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Description
前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、を備える。
付与部は、前記放出された燃焼生成物との所定の化学反応を伴うことなく、前記2次射出エネルギーを前記注入目的物質に付与する。
態では、上記注入器は、前記注入器の本体内を推進し前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して加圧可能に配置されたピストン部を、更に備え、前記エネルギー蓄積部は、所定圧力に圧縮された圧縮ガスが充填された充填空間と、前記充填空間内の前記圧縮ガスと前記ピストン部との接触を遮断する板部材であって、前記放出された燃焼生成物により破壊されるように構成された板部材と、を有してもよい。その場合、前記放出された燃
焼生成物により前記板部材が破壊されることで、前記充填空間に充填されていた圧縮ガスが該充填空間の外部に放出されるとともに前記ピストン部に接触することで、前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与が行われてもよい。
の圧縮ガスが有するエネルギーが充填空間内に蓄積されている。そして、放出された燃焼生成物によってその板部材が破壊されることで、蓄積されていたエネルギーが解放され、圧縮ガスとピストン部との接触により2次射出エネルギーとして注入目的物質に付与されていくことになる。この付与形態において、注入目的物質が燃焼残渣等の不純物に晒される機会は好適に封じられている。
入目的物質に付与されていくことになる。この付与形態において、注入目的物質が燃焼残渣等の不純物に晒される機会は好適に封じられている。
ここで、図1は、実施例1の注射器1の概略構成を示す図であり、注射器1のその長手方向に沿った断面図でもある。なお、図1に示す注射器1は、後述する点火部10等が作動する前の状態に置かれている。注射器1は、注射器本体30の先端側にシリンジ部40が配置されるとともに、その基端側に点火部10と蓄積部20が配置されることで構成される。なお、本願の以降の記載においては、注射器1により対象領域に投与される注射液は、当該対象領域で期待される効能や機能を発揮する所定物質が液体の媒体に含有されることで形成されている。その注射液において、所定物質は媒体である液体に溶解した状態となっていてもよく、また、溶解されずに単に混合された状態となっていてもよい。
の射出、及びin-vitroでの対象領域(培養細胞や培養組織)に対する所定物質の射出も、本実施形態に係る注射器による動作の範疇に含まれる。
流路の内径は、充填室43の内径よりも細く形成されている。このような構成により、高圧に加圧された注射液が、流路の射出口45から外部に射出されることになる。そこで、シリンジ部40を構成するホルダ41の先端側であってノズル部44の射出口45の近傍には、当該射出口45の周囲を囲むように環状のシールド部41aが設けられている。例えば、ヒトの皮膚等の対象領域の表層に射出口45を押し当てて注射液の射出を行う場合、射出された注射液がその周囲に飛散しないように、シールド部41aによって遮蔽することができる。なお、射出口45を皮膚に押し当てた時に皮膚がある程度凹むことで、射出口45と皮膚との接触性を高め、注射液の飛散を抑制することができる。そこで、射出口45が位置するノズル部44の先端は、シールド部41aの端面と同程度の高さとしてもよく、もしくは、ノズル部44の先端は、シールド部41aの端面よりも注射液の射出方向に向けて若干量突出させてもよい。
るように固定されている。当該固定は、充填空間24の気密が維持されるように好適な手法、例えば溶接等によって注射器本体30に対して実現されている。
積によって除することで、射出圧が算出される。
第2の実施例に係る注射器1について、図3に基づいて説明する。図3に示す注射器1は、点火部10等が作動する前の状態に置かれている。なお、図3に示す本実施例の注射器1に関する構成のうち、図1に示す注射器1に関する構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付すことでその詳細な説明を省略する。図3に示す本実施例の注射器1と、図1に示す注射器1との相違点は、主に蓄積部20の構成である。本実施例では、蓄積部20は、筒状の蓄積部本体21と、金属板である板部材25と、金属製のシェアピン38を有し、蓄積部本体21と板部材25と駆動ピストン32の第2胴部32c(Oリング32e)とにより、蓄積部20の内部に、圧縮ガスを充填可能な充填空間24’が画定される。この充填空間24’は、実質的に、実施例1の充填空間24と所定空間31とを組み合わせた空間に相当する。充填空間24’に充填される圧縮ガスは、実施例1の場合と同様である。したがって、充填空間24’に充填されている圧縮ガスは、駆動ピストン32の第2胴部32cと接触した状態となっている。
進を規制している。ただし、シェアピン38は、点火器11の作動前においては、充填空間24’内に充填されている圧縮ガスの圧力に対して駆動ピストン32が推進しないように耐え得る強度であって、且つ、点火器11が作動すると放出される燃焼生成物によって破壊され得る強度を有している。したがって、点火器11の作動前では、蓄積部20は充填空間24’に圧縮ガスを収容することでその圧縮ガスが有するエネルギーを蓄積している状態が形成される。また、点火器11が作動すると、放出される燃焼生成物によって板部材25とシェアピン38が破壊され、充填されていた圧縮ガスが駆動ピストン32を推進可能に作用する状態が形成される。この点を踏まえ、注射器1における注射液への射出エネルギーの付与について、以下に説明する。
ここで、本実施例の第1の変形例を図4に示す。図4に示す注射器1は、点火部10等が作動する前の状態に置かれている。なお、図4に示す本変形例の注射器1に関する構成のうち、図3に示す注射器1に関する構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付すことでその詳細な説明を省略する。図4に示す本変形例の注射器1と、図3に
示す注射器1との相違点は、蓄積部120の構成である。
ここで、本実施例の第2の変形例を図5に示す。図5に示す注射器1は、点火部10等が作動する前の状態に置かれている。なお、図5に示す本変形例の注射器1に関する構成のうち、図4に示す注射器1に関する構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付すことでその詳細な説明を省略する。図5に示す本変形例の注射器1は、図4に示す注射器本体30と蓄積部120とを一体的に構成しており、当該一体的な構成を、蓄積部220と称する。すなわち、蓄積部220は、上述までの注射器本体の機能も有する構成とされる。
第3の実施例に係る注射器1について、図6に基づいて説明する。図6に示す注射器1は、点火部10等が作動する前の状態に置かれている。なお、図6に示す本実施例の注射器1に関する構成のうち、図5に示す注射器1に関する構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付すことでその詳細な説明を省略する。図6に示す本実施例の注射器1と、図5に示す注射器1との相違点は、充填容器50から圧縮ガスを充填空間に移す構成と、蓄積部220におけるシェアピン38の有無である。
第4の実施例に係る注射器1について、図7に基づいて説明する。図7に示す注射器1は、点火部10等が作動する前の状態に置かれている。なお、図7に示す本実施例の注射器1に関する構成のうち、図3に示す注射器1に関する構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付すことでその詳細な説明を省略する。図7に示す本実施例の注射器1は、図3に示す注射器本体30と蓄積部20とを一体的に構成しており、当該一体的な構成を、蓄積部320と称する。すなわち、蓄積部320は、上述の注射器本体30の機能も有する構成とされる。
ーに相当する。
注射器1の更なる変形例としては、例えば、ヒトに対する再生医療のために、注射対象となる細胞や足場組織・スキャフォールドに培養細胞、幹細胞等を播種するため装置が例示できる。例えば、特開2008−206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を投与する。
10 :点火部
11 :点火器
15 :点火部本体
20、120、220、320 :蓄積部
21、121、221、321 :蓄積部本体
24、24’、124、224 :充填空間
25、26 :板部材
30 :注射器本体
32 :駆動ピストン
32c :第2胴部
33 :貫通孔
34 :貫通孔
35 :プランジャ部
36 :押圧部
38 :シェアピン
40 :シリンジ部
41 :ホルダ
41a :シールド部
42 :シリンジ本体
43 :充填室
44 :ノズル部
45 :射出口
50 :充填容器
51 :封止部材
227 :充填通路
228 :貫通部材
229 :充填容器取付部
322 :ばねホルダ
323 :収容空間
324 :首部
325 :ばね
326 :内部空間
327 :充填通路
328 :貫通部材
Claims (8)
- 注入目的物質を対象領域に注入する注入器であって、
前記注入目的物質を封入する封入部と、
点火薬を燃焼させて燃焼生成物を放出することで前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して1次射出エネルギーを付与する第1付与部と、
前記第1付与部により付与される1次射出エネルギーと異なるエネルギーであって、更に前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、
を備え、
前記第2付与部は、前記放出された燃焼生成物との所定の化学反応を伴うことなく、前記2次射出エネルギーを前記注入目的物質に付与する、
注入器。 - 注入目的物質を対象領域に注入する注入器であって、
前記注入目的物質を封入する封入部と、
点火薬を燃焼させて燃焼生成物を放出することで前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して1次射出エネルギーを付与する第1付与部と、
前記第1付与部により付与される1次射出エネルギーと異なるエネルギーであって、更に前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、
前記注入器の本体内を推進し前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して加圧可能に配置されたピストン部と、
を備え、
前記エネルギー蓄積部は、
所定圧力に圧縮された圧縮ガスが充填された充填空間と、
前記充填空間内の前記圧縮ガスと前記ピストン部との接触を遮断する板部材であって、前記放出された燃焼生成物により破壊されるように構成された板部材と、
を有し、
前記放出された燃焼生成物により前記板部材が破壊されることで、前記充填空間に充填されていた圧縮ガスが該充填空間の外部に放出されるとともに前記ピストン部に接触することで、前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与が行われる、
注入器。 - 注入目的物質を対象領域に注入する注入器であって、
前記注入目的物質を封入する封入部と、
点火薬を燃焼させて燃焼生成物を放出することで前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して1次射出エネルギーを付与する第1付与部と、
前記第1付与部により付与される1次射出エネルギーと異なるエネルギーであって、更に前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、
前記注入器の本体内を推進し前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して加圧可能に配置されたピストン部と、
を備え、
前記エネルギー蓄積部は、
所定圧力に圧縮された圧縮ガスが充填された充填空間と、
前記ピストン部の前記注入目的物質に対する推進を規制する規制部材と、
を有し、
前記第1付与部による前記1次射出エネルギーの付与前は、前記充填空間内の前記圧縮ガスは前記ピストン部と接触するとともに、該ピストン部の推進は前記規制部材により規制されており、
前記第1付与部により前記1次射出エネルギーが前記ピストン部を介して前記注入目的物質に付与された後に前記規制部材が破壊されることで、前記圧縮ガスを介して前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与が行われる、
注入器。 - 注入目的物質を対象領域に注入する注入器であって、
前記注入目的物質を封入する封入部と、
点火薬を燃焼させて燃焼生成物を放出することで前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して1次射出エネルギーを付与する第1付与部と、
前記第1付与部により付与される1次射出エネルギーと異なるエネルギーであって、更に前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、
前記注入器の本体内を推進し前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して加圧可能に配置されたピストン部と、
を備え、
前記エネルギー蓄積部は、
前記ピストン部の端部が露出している所定空間と、
封止部材により開口部が封止された状態で、その内部に所定圧力に圧縮された圧縮ガスが充填された充填容器と、
前記封止部材に対向して配置され、該封止部材を貫通させて前記充填容器の内部と外部とを連通させることを可能とする貫通部材と、
を有し、
前記第1付与部による前記1次射出エネルギーの付与前は、前記圧縮ガスは前記充填容
器内に保持されており、
前記燃焼生成物が放出されると、前記第1付与部により前記1次射出エネルギーが前記ピストン部を介して前記注入目的物質に付与されるとともに、前記貫通部材が前記封止部材に対して押圧されることで該貫通部材を介して前記充填容器の内部と外部とが連通した状態となり、その後、該充填容器内から放出される前記圧縮ガスを介して前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与が行われる、
注入器。 - 注入目的物質を対象領域に注入する注入器であって、
前記注入目的物質を封入する封入部と、
点火薬を燃焼させて燃焼生成物を放出することで前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して1次射出エネルギーを付与する第1付与部と、
前記第1付与部により付与される1次射出エネルギーと異なるエネルギーであって、更に前記注入目的物質に対して付与されるべきエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積部と、
前記放出された燃焼生成物により、前記エネルギー蓄積部によって蓄積されていたエネルギーを解放することで、該解放されたエネルギーを2次射出エネルギーとして前記注入目的物質に付与する第2付与部と、
前記注入器の本体内を推進し前記封入部に封入された前記注入目的物質に対して加圧可能に配置されたピストン部と、
を備え、
前記エネルギー蓄積部は、
前記ピストン部に接触した状態で配置された、圧縮状態の弾性部材と、
前記ピストン部の前記注入目的物質に対する推進を規制する規制部材と、
を有し、
前記第1付与部による前記1次射出エネルギーの付与前は、前記ピストン部の推進は前記規制部材により規制されており、
前記第1付与部により前記1次射出エネルギーが前記ピストン部を介して前記注入目的物質に付与された後に前記規制部材が破壊されることで、前記弾性部材の伸長動作を介して前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与が行われる、
注入器。 - 前記第2付与部は、前記放出された燃焼生成物との所定の化学反応を伴うことなく、前記2次射出エネルギーを前記注入目的物質に付与する、
請求項2から請求項5の何れか1項に記載の注入器。 - 前記第2付与部による前記2次射出エネルギーの付与は、前記放出された燃焼生成物により前記エネルギー蓄積部の一部が破壊されることで行われる、
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の注入器。 - 前記注入器から射出される前記注入目的物質の圧力として定義される、該注入目的物質の射出圧が、前記第1付与部により前記1次射出エネルギーが付与されることで、エネルギー付与開始後に第1ピーク圧力まで上昇した後に該第1ピーク圧力より低い圧力まで下降し、更にその後に、前記第2付与部により前記2次射出エネルギーが付与されることで第2ピーク圧力まで再上昇する、
請求項1から請求項7の何れか1項に記載の注入器。
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