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JP6975399B2 - ベンチレーショングリル - Google Patents
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JP6975399B2 - ベンチレーショングリル - Google Patents

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Description

本発明は、ベンチレーショングリルに関する。
特許文献1には、筒状のハウジングと、このハウジング内で互いに並列する多数枚のブレードとから構成される自動車の空調用吹出口装置が記載されている。全ブレードは、1本のリンクにより相互に連結される。ハウジングは、自動車のインストルメントパネル等の支持体に固着され、送風ダクトが接続される。
特開2002−067678号公報
ところで、仕様の異なる車両間での部品の共通化等の理由により、車室側へ空気を送風する空調ユニットが搭載されない仕様の車両に送風口として機能しない空調用吹出口装置(ベンチレーショングリル)が設けられる場合がある。この場合、ベンチレーショングリルのハウジング(グリル本体)内にブレードが設けられていると、車両に空調ユニットが搭載されている(ベンチレーショングリルが送風口として機能する)と乗員が誤認する可能性がある。
そこで、本発明は、空調ユニットが搭載されない仕様の車両に設けられた場合において、空調ユニットが搭載されていると乗員に誤認させることがなく、且つベンチレーショングリル内のスペースを有効に活用することができるベンチレーショングリルの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、車室に設けられるベンチレーショングリルであって、グリル本体と閉止板とを備える。グリル本体は、室内側の第1グリル開口を区画する第1開口端と室外側の第2グリル開口を区画する第2開口端とを両端に有し、第1グリル開口と第2グリル開口とを介して室内側と室外側とを連通する通路を形成する。閉止板は、第1開口端よりも第2開口端側でグリル本体に保持されて通路を閉止する。
上記構成では、グリル本体の通路にブレードは配置されず、グリル本体の通路が閉止板によって閉止されるので、車両に空調ユニットが搭載されていると乗員が誤認することがない。また、グリル本体の第1開口端よりも第2開口端側で、通路を閉止する閉止板が保持されているので、グリル本体には閉止板によって車室内側へ開口する有底空間が区画される。従って、この有底空間を例えば小物入れなどに利用することができ、ベンチレーショングリル内のスペースを有効に活用することができる。
また、グリル本体は、第2グリル開口を横断するように第2開口端の周縁部から一体的に延び、第2開口端に空調ダクトを接続する場合に空調ダクト内への第2開口端の挿入をガイドするガイド部を有してもよい。閉止板は、閉止板本体とストッパ部と複数の係合部とを一体的に有し、閉止板本体の表面が室内へ臨む姿勢で第1グリル開口を挿通して第2開口端の近傍の所定の閉止板取付位置へ移動可能な形状である。ストッパ部は、閉止板本体の裏側に設けられ、閉止板取付位置よりも室外側への閉止板の移動をガイド部との当接によって阻止する。複数の係合部は、閉止板本体の外縁に設けられ、閉止板が第1グリル開口から通路を通り閉止板取付位置へ達することによって第2開口端と係合して、閉止板取付位置から室内側への閉止板の移動を第2開口端との係合によって阻止する。ストッパ部がガイド部に当接し、複数の係合部が第2開口端と係合することによって、閉止板が閉止板取付位置でグリル本体に保持されて、閉止板本体が通路を閉止する。
上記構造では、閉止板取付位置よりも室外側への閉止板の移動は、閉止板本体の裏側に設けられるストッパ部がガイド部に当接することによって阻止され、閉止板取付位置から室内側への閉止板の移動は、閉止板本体の外縁に設けられる係合部が第2開口端と係合することによって阻止される。このため、閉止板が閉止板取付位置でグリル本体に保持されるので、グリル本体に対する閉止板の脱落を確実に防止することができる。
また、第2開口端の近傍の所定の閉止板取付位置で閉止板がグリル本体に保持されるので、閉止板によって区画される車室内側へ開口する有底空間を最大限まで大きく設定することができ、ベンチレーショングリル内のスペースをより有効に活用することができる。
本発明によれば、空調ユニットが搭載されない仕様の車両に設られた場合において、空調ユニットが搭載されていると乗員に誤認させることがなく、且つベンチレーショングリル内のスペースを有効に活用することができる。
本発明に係るベンチレーショングリルを備える車両の車室の前部の斜視図である。 図1の車室の前部のII−II矢視断面図である。 図1のベンチレーショングリルを示す斜視図である。 図3の下面図である 図4のV−V矢視断面図である。 図4のVI−VI矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは上方を、矢印INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1及び図2に示すように、車両1の車室2の前方を区画するインストルメントパネル10には、左右のベンチレーショングリル3が取り付けられている。インストルメントパネル10は、車室2の前方で車幅方向に延びるインストクロスメンバ6(図2参照)の後方に配置されて、樹脂によって形成されて車室2の左右に亘って延びるパネルであって、車室2の前部で起立する後パネル部10aと、後パネル部10aの上端から前方へ延びる上パネル部10bと、後パネル部10aの左右の両端から前方へ延びる左右の側パネル部(図1には、左側の側面部のみが示されている)10cとを一体的に有する。インストルメントパネル10の後パネル部(以下、単にインストルメントパネルという)10aは、運転席側(本実施形態では、右側)のメーターパネル11、助手席側(本実施形態では、左側)のグローブボックス12、車幅方向中央部のセンターパネル13、及び車幅方向両端部のサイドカバー部14などを有する。メーターパネル11には、スピードメーターやタコメーター等の各種計器類17が配置される。グローブボックス12は、内部にドライビンググローブ等を収容可能な小物入れである。センターパネル13には、ラジオやエアコンの操作パネル等の複数の電装部品15などが設けられる。センターパネル13の車幅方向両側には、インストルメントパネル10にベンチレーショングリル3が取り付けられた状態(以下、グリル取付状態という)で、ベンチレーショングリル3が挿入される略矩形状のグリル挿通孔16がそれぞれ形成される。左右のサイドカバー部14は、メーターパネル11及びグローブボックス12の車幅方向外側に配置される。なお、左右のベンチレーショングリル3は、インストルメントパネル10の左右両側に対称的に設けられ、ほぼ同様の構成を有するため、以下では、左側のベンチレーショングリル3の構造について説明し、右側の説明を省略する。
図3〜図6に示すように、ベンチレーショングリル3は、樹脂製のベンチレーショングリル3であって、グリル本体4と、グリル本体4に保持される閉止板5とを有する。ベンチレーショングリル3は、グリル取付状態で、前下方へ傾斜した状態でインストルメントパネル10に取り付けられ、内部領域に有底空間7を有し、小物等を収納可能である。なお、以下では、ベンチレーショングリル3に関する方向は、特に説明のない限りグリル取付状態における方向を示す。
グリル本体4は、室内側の第1グリル開口20と室外側の第2グリル開口22とを有する略矩形筒体状であり、第1グリル開口20と第2グリル開口22とを介して室内側と室外側とを連通するグリル通路(通路)24が形成される。グリル本体4は、第1グリル開口20を区画する第1開口端21と、第2グリル開口22を区画する第2開口端23とを有し、第2開口端23側からインストルメントパネル10のグリル挿通孔(図2参照)16に挿入される。
グリル本体4の第2開口端23側には、第2グリル開口22を横断するように第2開口端23の周縁部から一体的に延び、第2開口端23に空調ダクト(図示省略)を接続する場合に空調ダクト内への第2開口端23の挿入をガイドするグリルガイド部25が設けられる。グリルガイド部25は、グリル本体4の第2開口端23の周縁部から室外側へ膨出するように上下方向に亘って延びて、第2開口端23の上端縁と下端縁とを連結する縦ガイド部(ガイド部)26と、グリル本体4の第2開口端23の周縁部から室外側へ膨出するように車幅方向に亘って延びて、第2開口端23の車幅方向両端縁を連結する横ガイド部27とを有する。
グリル本体4の第1開口端21側には、グリル本体4の外周面から外側へ延びる本体リブ部28が設けられる。グリル本体4は、第2開口端23側からインストルパネル10のグリル挿通孔16へ挿入され、インストルメントパネル10のグリル挿通孔16の外周縁部の室内側に、グリル本体4の本体リブ部28の室外側が当接することによって、インストルメントパネル10に取り付けられる。
なお、本実施形態のベンチレーショングリル3のグリル本体4は、空調装置(図示省略)を備える車両に用いられるベンチレーショングリルのグリル本体4と兼用で用いられる。グリル本体4が空調装置を備える車両に用いられる場合、グリルガイド部25が空調ダクト内への第2開口端23の挿入をガイドすることによって、グリル本体4が空調装置の空調ダクトに接続される。
閉止板5は、グリル本体4の第2グリル開口22と略同一形状の平板部材である閉止板本体30と、閉止板本体30の裏面30bに設けられて上下方向に亘ってそれぞれ延びる左右の縦リブ部31と、閉止板本体30の裏面30bに設けられて車幅方向に亘ってそれぞれ延びる上下の横リブ部(ストッパ部)32と、閉止板本体30の外縁の車幅方向両側に上下2箇所ずつ設けられる複数(実施形態では4箇所)の係合爪(係合部)33とを一体的に有する。閉止板5は、閉止板本体30の表面30aが室内へ臨む姿勢で第1グリル開口20を挿通して第2開口端23の近傍の閉止板取付位置へ移動可能である。閉止板5がグリル本体4に保持された状態(以下、閉止板取付状態という)において、上下の横リブ部32と縦ガイド部26との当接によって、閉止板取付位置よりも室外側への閉止板5の移動が阻止され、閉止板5が第1グリル開口20からグリル通路24を通り閉止板取付位置へ達することによって、複数の係合爪33が第2開口端23と係合して、閉止板取付位置から室内側への閉止板5の移動が阻止される。閉止板本体30の裏面30bと、グリル本体4の第2開口端23とは、閉止板取付状態において、略同一平面上に配置される。
次に、グリル本体4に対して閉止板5を取り付ける場合について説明する。
グリル本体4に対して閉止板5を取り付ける際には、インストルメントパネル10のグリル挿通孔16にグリル本体4が第2開口端23側から挿入されることによって取り付けられた状態で、閉止板本体30の表面30aが室内へ臨む姿勢で閉止板5をグリル本体4の第1グリル開口20へ挿入する。次に、閉止板本体30の裏面30bが第2開口端23の端面と略同一平面上に配置される閉止板取付位置まで閉止板5を移動させる。閉止板5の移動は、グリル本体4の周壁及び閉止板5の係合爪33の変形によって許容され、閉止板5が閉止板取付位置まで移動した際にグリル本体4の周壁及び閉止板の係合爪33の形状が復元し、係合爪33が第2開口端23と係合する。閉止板取付位置まで移動した閉止板5は、上下の横リブ部32の室外側の面と縦ガイド部26の室内側の面との当接によって閉止板取付位置よりも室外側への移動が阻止され、複数の係合爪33の室内側の面と第2開口端23の端面との当接によって閉止板取付位置から室内側への移動が阻止される。
上記のように構成されたベンチレーショングリル3では、グリル本体4のグリル通路24にブレードは配置されず、グリル本体4のグリル通路24が閉止板5によって閉止されるので、車両1に空調ユニットが搭載されていると乗員が誤認することがない。また、グリル本体4の第1開口端21よりも第2開口端23側で、通路を閉止する閉止板5が保持されているので、グリル本体4には閉止板5によって室内側へ開口する有底空間7が区画される。従って、この有底空間7を例えば小物入れなどに利用することができ、ベンチレーショングリル3内のスペースを有効に活用することができる。
また、閉止板取付位置よりも室外側への閉止板5の移動は、閉止板本体30の裏面30bに設けられる横リブ部32が縦ガイド部26に当接することによって阻止され、閉止板取付位置から室内側への閉止板5の移動は、閉止板本体30の外縁に設けられる係合爪33が第2開口端23と係合することによって阻止される。このため、閉止板5が閉止板取付位置でグリル本体4に保持されるので、グリル本体4に対する閉止板5の脱落を確実に防止することができる。
また、第2開口端23の近傍の所定の閉止板取付位置で閉止板5がグリル本体4に保持されるので、閉止板5によって区画される室内側へ開口する有底空間7を最大限まで大きく設定することができ、ベンチレーショングリル3内のスペースをより有効に活用することができる。
また、閉止板取付位置では、係合爪33の室内側の面と第2開口端23の端面とが当接し、上下の横リブ部32の室外側の面と縦ガイド部26の室内側の面とが当接することによって、閉止板5が閉止板取付位置でグリル本体4に保持される。従って、グリル本体4が車室2に固定された状態であっても、グリル本体4の第1グリル開口(室内側の開口)20から閉止板5を挿入し、閉止板5をグリル本体4に取り付けることができる。
また、本実施形態では、閉止板5が、グリル本体4の室外側の第2開口端23に係合する係合爪33と、縦ガイド部26と当接する上下の横リブ部32とを有する形状であるので、閉止板5を保持するための特別な形状をグリル本体4に設ける必要がない。
なお、本実施形態では、上下の横リブ部32が縦ガイド部26に当接し、閉止板本体30の外縁の車幅方向両側に上下2箇所ずつ設けられる係合爪33が第2開口端23と係合することによって、閉止板5が閉止板取付位置でグリル本体4に保持されて、閉止板本体30が通路を閉止する構造を例示するが、これに限定されるものではない。例えば、上下方向に亘ってそれぞれ延びる左右の縦リブ部が横ガイド部27に当接し、閉止板本体30の上端縁及び下端縁に左右2箇所ずつ設けられる係合爪が第2開口端23と係合することによって、閉止板5が閉止板取付位置でグリル本体4に保持されて、閉止板本体30がグリル通路24を閉止する構造であってもよい。
また、閉止板5は、第2開口端23の近傍の所定の閉止板取付位置でグリル本体4に保持されるが、これに限定されるものではなく、グリル本体4の第1開口端21よりも第2開口端23側でグリル本体4に保持されて通路を閉止すればよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明のベンチレーショングリルは、トラックその他の車両に広く利用することができる。
1 車両
2 車室
3 ベンチレーショングリル
4 グリル本体
5 閉止板
7 有底空間
10 インストルメントパネル
13 センターパネル
16 グリル挿通孔
20 第1グリル開口
21 第1開口端
22 第2グリル開口
23 第2開口端
24 グリル通路(通路)
25 グリルガイド部
26 縦ガイド部(ガイド部)
27 横ガイド部
28 本体リブ部
30 閉止板本体
30a 表面
30b 裏面
31 縦リブ部
32 横リブ部(ストッパ部)
33 係合爪(係合部)

Claims (1)

  1. 車室に設けられるベンチレーショングリルであって、
    室内側の第1グリル開口を区画する第1開口端と室外側の第2グリル開口を区画する第2開口端とを両端に有し、前記第1グリル開口と前記第2グリル開口とを介して室内側と室外側とを連通する通路を形成するグリル本体と、
    前記第1開口端よりも前記第2開口端側で前記グリル本体に保持されて前記通路を閉止する閉止板と、を備え
    前記グリル本体は、前記第2グリル開口を横断するように前記第2開口端の周縁部から一体的に延び、前記第2開口端に空調ダクトを接続する場合に前記空調ダクト内への前記第2開口端の挿入をガイドするガイド部を有し、
    前記閉止板は、閉止板本体とストッパ部と複数の係合部とを一体的に有し、前記閉止板本体の表面が室内へ臨む姿勢で前記第1グリル開口を挿通して前記第2開口端の近傍の所定の閉止板取付位置へ移動可能な形状であり、
    前記ストッパ部は、前記閉止板本体の裏側に設けられ、前記閉止板取付位置よりも室外側への前記閉止板の移動を前記ガイド部との当接によって阻止し、
    前記複数の係合部は、前記閉止板本体の外縁に設けられ、前記閉止板が前記第1グリル開口から前記通路を通り前記閉止板取付位置へ達することによって前記第2開口端と係合して、前記閉止板取付位置から室内側への前記閉止板の移動を前記第2開口端との係合によって阻止し、
    前記ストッパ部が前記ガイド部に当接し、前記複数の係合部が前記第2開口端と係合することによって、前記閉止板が前記閉止板取付位置で前記グリル本体に保持されて、前記閉止板本体が前記通路を閉止する
    ことを特徴とするベンチレーショングリル。
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