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JP6975615B2 - 課題整理総括表作成支援装置,方法および課題整理総括表作成支援装置を制御するプログラム - Google Patents
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JP6975615B2 - 課題整理総括表作成支援装置,方法および課題整理総括表作成支援装置を制御するプログラム - Google Patents

課題整理総括表作成支援装置,方法および課題整理総括表作成支援装置を制御するプログラム Download PDF

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Description

この発明は,課題整理総括表作成支援装置,方法およびプログラムに関する。
介護保険制度において介護支援専門員には,利用者(要介護者)の心身の状況や置かれている環境,利用者本人やその家族などの希望等を勘案してケアプランを作成し,医療,介護等の必要なサービスがサービス提供事業者によって円滑に提供されるよう,連絡,調整する役割が求められる。
ケアプランの作成にあたって,利用者の状態等を把握し,情報の整理,分析を通じて課題を導き出す必要がある。介護支援専門員が把握した利用者の基本的な情報を多職種間で共有するとともに,介護支援専門員がどのような考えで利用者の生活全般の解決すべき課題を導き出したのかを表現するために,課題整理総括表が用いられている。
課題整理総括表の目的は,生活全般の解決すべき課題(ニーズ)を導き出すにあたって,利用者の現状や有する能力を勘案しつつ,利用者が生活の質を維持,向上させていく上で生じている課題を明らかにし,自立した日常生活を支援していくにあたってその解決すべき課題を抽出するまでの間に,専門職としてどのような考えで課題分析を行ったのかを明らかにすることである。課題整理総括表は,ケアプランの作成にとりかかる前のタイミングで作成され,充実したケアプランの作成に有用なものである。しかしながら,介護支援専門員それぞれの経験,考え方は異なるので,課題整理総括表において記入漏れや記入間違い(他の多数の介護支援専門員と異なる判断)が発生することがある。
特許文献1は,地域包括支援センター,介護事業者,被介護者の家族等,介護に関連するあらゆる団体又は人が介護情報を共有すると共に,この共有された介護情報に基づいて適切な介護サービスを支援する介護支援システム及び介護支援プログラムを提供する。しかしながら,課題整理総括表の作成を支援するものではない。
特開2010−205263号公報
この発明は,課題整理総括表の作成を支援することによって介護分野における生産性を向上することを目的とする。
またこの発明は,介護支援専門員(ケアマネージャー)の業務効率化を図ることを目的とする。
この発明による課題整理総括表作成支援装置は,利用者ごとに作成される課題整理総括表の作成を支援する支援装置であって,複数の課題整理総括表サンプル(作成済の課題整理総括表)を記憶する記憶手段,複数の介護支援項目のそれぞれについて複数段階の介護レベルの中から上記利用者に該当する介護レベルの選択を受け付ける第1の受付手段,複数の日常生活阻害要因の選択肢の中から上記利用者に該当する日常生活阻害要因の選択を受け付ける第2の受付手段,上記記憶手段に記憶されている複数の課題整理総括表サンプルの中から,上記第1の受付手段によって受け付けられた複数の介護支援項目のそれぞれについての介護レベル,および第2の受付手段によって受け付けられた日常生活阻害要因の少なくともいずれか一方に基づいて,作成中の課題整理総括表に類似する課題整理総括表サンプルを抽出する抽出手段,ならびに上記抽出手段によって抽出された課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとに関連付けられている日常生活阻害要因の出現頻度を用いて,上記作成中の課題整理総括表における要介護レベルの介護支援項目に関連付けるべき,一または複数の日常生活阻害要因を推奨表示する推奨表示手段を備えている。
この発明は,上述した課題整理総括表作成支援装置を制御する方法,およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラムも提供する。
課題整理総括表は特定の利用者ごとに作成されるもので,複数の介護支援項目のそれぞれについての上記利用者の介護レベルと,自立した日常生活の阻害要因(日常生活阻害要因)とが含まれる。たとえば,介護支援項目には,移動(室内移動,屋外移動),食事(食事内容,食事摂取,調理),排泄(排尿・排便,排泄動作),口腔(口腔衛生,口腔ケア),服薬,入浴,更衣,掃除,洗濯等が含まれ,そのそれぞれについて複数段階の介護レベルのいずれか(現在の状況)が選択される。日常生活阻害要因には,たとえば,腰痛,うつ病,住環境,体力・筋力低下,一人暮らし,認知症などが含まれ,その中から利用者が該当する,身体面,精神面,家族,住環境,生活環境,好き嫌い,財政,既往歴等のそれぞれの観点からの日常生活阻害要因が選択される。
課題整理総括表においてはさらに,要介護レベルの介護支援項目と,要介護が必要である状況をもたらしている要因(理由)が上記日常生活阻害要因のいずれであるかを特定しなければならない。たとえば,介護支援項目「入浴」が「一部介助」の介護レベルであるとすると,入浴の一部介助を必要とする状況をもたらしている要因(理由)が,上記日常生活阻害要因のいずれであるか(複数でもよい),すなわち要介護レベルの介護支援項目と日常生活阻害要因とが関連付けられる。
この発明によると,記憶手段に記憶されている複数の課題整理総括表サンプル(作成済の課題整理総括表)の中から,作成中の課題整理総括表に類似する課題整理総括表サンプルが抽出され,抽出された課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとに関連付けられている日常生活阻害要因の出現頻度を用いて,上記作成中の課題整理総括表における要介護レベルの介護支援項目ごとに関連付けるべき一または複数の日常生活阻害要因が推奨表示される。推奨表示される日常生活阻害要因は,記憶手段に記憶された複数の課題整理総括表サンプル(過去の実績)に基づくものであって,多くの介護支援専門員が過去に選択したものであるから,要介護レベルの介護支援項目に関連付けるべき上記日常生活阻害要因の選択がやりやすくなるのはもちろんのこと,関連付ける日常生活阻害要因の誤りも大きく減らすことができる。介護支援専門員の業務効率化を図ることができ,介護分野における生産性を向上することができる。
好ましくは,上記抽出手段によって抽出された課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとの日常生活阻害要因の出現頻度が所定の値を超えている日常生活阻害要因であって,上記第2の受付手段によって選択されていない日常生活阻害要因が存在する場合に,警告を出力する警告手段を備えている。すなわち,抽出された類似サンプルにおいて過去に入力(選択)された頻度の高い日常生活阻害要因であるものの,作成中の課題整理総括表において入力(選択)されていない日常生活阻害要因が存在するときに注意が促されるので,作成中の課題整理総括表における日常生活阻害要因の入力漏れに気づくことができる。
好ましくは,上記推奨表示手段によって推奨表示される一または複数の日常生活阻害要因の中から,要介護レベルの介護支援項目に関連付ける日常生活阻害要因の選択を受け付ける第3の受付手段,および上記第3の受付手段による選択が受け付けられた課題整理総括表を,課題整理総括表サンプルとして上記記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えている。記憶手段に記憶される課題整理総括表サンプルを充実させることができる。
好ましくは,上記複数の日常生活阻害要因の選択肢が,個人由来の日常生活阻害要因の選択肢と環境由来の日常生活阻害要因の選択肢とを含む。
一実施態様では,上記抽出手段が,個人由来の日常生活阻害要因が類似する課題整理総括表サンプルを,上記記憶手段から抽出するものである。
他の実施態様では,上記抽出手段が,環境由来の日常生活阻害要因が類似する課題整理総括表サンプルを,上記記憶手段から抽出するものである。
たとえば,介護支援項目「入浴」の介護レベルが「一部介助」であるとしても,それは利用者の個人の身体面を要因とすることもあるし,風呂場の構造を要因とすることもある。日常生活阻害要因を個人由来のものと環境由来のものに分類しておくことで,より適切な類似する課題整理総括表サンプルを抽出することができる。
課題整理総括表を示す。 課題整理総括表作成支援装置の電気的構成を示すブロック図である。 課題整理総括表作成処理の流れを示すフローチャートである。 課題整理総括表作成処理の流れを示すフローチャートである。 課題整理総括表作成処理の流れを示すフローチャートである。 日常生活阻害要因リストウインドウを示す。 類似サンプルを用いて,介護支援項目ごとに,要因入力欄に挙げられている日常生活阻害要因の出現頻度がカウントされる様子を示す。
図1は課題整理総括表を示している。図2は図1に示す課題整理総括表を作成するための支援装置の電気的構成を示すブロック図である。図1には完成した課題整理総括表の一例が示されている。
課題整理総括表1は,ケアプランを作成すべき特定の利用者(被介護者)ごとに作成されるもので,利用者の現状や有する能力を勘案しつつ,利用者が生活の質を維持,向上させていく上で生じている課題を明らかにし,自立した日常生活を支援していくにあたってその解決すべき課題を抽出するまでの間に,介護支援専門員(ケアマネージャー)がどのような考えで課題分析を行ったのかを明らかにするものである。
課題整理総括表1は,複数の介護支援項目のそれぞれについて複数段階の介護レベル(介護支援レベル)のいずれかの選択を受け付ける介護レベル選択欄2,一または複数の自立した日常生活の阻害要因(日常生活阻害要因)を選択によって入力する日常生活阻害要因入力欄3,要介護レベルの介護支援項目のそれぞれについて,その要因を,上記日常生活阻害要因入力欄3に入力された日常生活阻害要因の中から特定する(関連付ける)要因入力欄4,改善/維持の可能性選択欄5,および備考欄6を備えている。
介護レベル選択欄2には,複数の介護支援項目のそれぞれについて,利用者の介護レベルを選択するための選択肢(介護レベル)(現在の状況)が用意される。この実施例の介護支援項目には,室内移動,屋外移動,食事内容,食事内容,食事摂取,調理,排尿・排便,排泄動作,口腔衛生,口腔ケア,服薬,入浴等が含まれ,これらの介護支援項目ごとに,自立,見守り,一部介助および全介助の4段階の介護レベル,または支障なしおよび支障ありの2段階の介護レベルが用意され,この中から利用者の介護レベルが選択される。自立,見守り,一部介助および全介助の4段階の介護レベルのうち「自立」は介護を必要としない介護レベル(介護不要レベル)であり,残りの「見守り」,「一部介助」および「全介助」が介護を必要とする介護レベル(要介護レベル)である。支障なしおよび支障ありの2段階の介護レベルについては,「支障なし」が介護不要レベル,「支障あり」が要介護レベルである。
日常生活阻害要因入力欄3には,利用者の自立した日常生活の阻害要因についてケアマネージャーが収集した客観的事実が,あらかじめ用意される複数の日常生活阻害要因の選択肢の中から選択されることで入力される。入力される日常生活阻害要因は,個人由来の日常生活阻害要因(身体面,精神面,好き嫌い,財政,既往歴など)と,環境由来の日常生活阻害要因(家族,住環境,生活環境など)とが含まれる。
要因入力欄4には介護レベル選択欄2において選択される介護レベルが要介護レベル(「自立」および「支障なし」以外)である介護支援項目について,その状況をもたらしている要因が,上述した日常生活阻害要因入力欄3に入力された日常生活阻害要因の中のいずれであるかが選択(特定)される。たとえば,図1に示す課題整理総括表1の介護支援項目「入浴」を参照すると,要介護レベル(一部介助)であり,要因入力欄4には「膀胱ろうによる感染症のリスク」(丸付数字の3)および「住環境(居室内の掃除が行き届かない)」(丸付数字の5)が選択されている。要因入力欄4は,要介護レベルである介護支援項目とその要因となっている,日常生活阻害要因入力欄3に入力された日常生活阻害要因とを関連付けるものであり,この関連付けには非常に手間がかかる。すなわち,要介護レベルの介護支援項目のそれぞれについて,その要因が日常生活阻害要因入力欄3に入力された日常生活阻害要因のうちのいずれに該当するかを,ケアマネージャーは一つ一つチェックしなければならない。以下に説明するように,支援装置は,要因入力欄4に入力される候補となる一または複数の日常生活阻害要因を推奨表示し,ケアマネージャーによる要因入力欄4の入力を支援する処理を実行する(詳細は後述する)。
改善/維持の可能性選択欄5には,介護レベル選択欄2が要介護レベル(「自立」および「支障なし」以外)である介護支援項目について,認定有効期間における状況の可能性が,改善,維持または悪化のいずれかによって選択される。
備考欄6には,任意の介護支援項目について援助内容や目標などが記入される。
図1に示す課題整理総括表1は課題整理総括表作成支援装置によって作成される。図2を参照して,課題整理総括表作成支援装置10はコンピュータ装置によって実現され,その全体的な動作を制御するCPU(中央演算処理装置)11,キーボード,マウス等の入力装置12,作成途中および作成済の課題整理総括表1を画面表示する表示装置13,ネットワーク(図示略)を通じてデータを送受信する通信装置14,ならびにオペレーティングシステムプログラム(OS),コンピュータ装置を課題整理総括表作成支援装置10として機能させるための支援プログラム,過去に作成された複数の課題整理総括表(以下,課題整理総括表サンプルという)を記憶したデータベースなどを記憶する記憶装置15を備えている。
図3から図5は,課題整理総括表作成支援装置10を用いた課題整理総括表作成処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに,上述した介護レベル選択欄2において,複数の介護支援項目のそれぞれについての利用者の介護レベルが入力(選択)され(ステップ31),さらに日常生活阻害要因入力欄3に一または複数の日常生活阻害要因が入力(選択)される(ステップ32)。
複数の介護支援項目のそれぞれについての介護レベルは,表示装置13に表示される課題整理総括表1(図1)の介護レベル選択欄2において,いずれかの介護レベルを入力装置12を用いてクリックすることによって入力(選択)される。日常生活阻害要因は,表示装置13に表示される,次に説明する要因リストウインドウの中から該当するものが選択されることで,日常生活阻害要因入力欄3に入力される。
図6は日常生活阻害要因リストウインドウ13Aの一例を示している。あらかじめ用意される複数の日常生活阻害要因は,個人由来の日常生活阻害要因と環境由来の日常生活阻害要因とに分類されており,これらの中から利用者の自立した日常生活の阻害要因が選択される。
複数の介護支援項目のそれぞれについての介護レベルの入力,および日常生活阻害要因の入力が終わると,記憶装置15に記憶されている複数の課題整理総括表サンプルからの抽出(絞り込み)処理が行われる(ステップ33,34)。この抽出(絞り込み)処理は,記憶装置15に記憶されている複数の課題整理総括表サンプル(過去に作成された課題整理総括表)の中から,入力された複数の介護支援項目ごとの介護レベルおよび日常生活阻害要因を用いて,作成中の課題整理総括表と類似する課題整理総括表サンプルを抽出する処理である。
第1の抽出処理は,日常生活阻害要因を用いた抽出処理である(ステップ33)。図4を参照して,入力された日常生活阻害要因は個人由来の阻害要因と環境依頼の阻害要因を含むので,そのそれぞれについて,完全一致するまたは部分一致する日常生活阻害要因を含むサンプルが抽出される(ステップ41,42)。もちろん,個人由来の阻害要因を用いた抽出処理(ステップ41)においては完全一致する阻害要因を含むサンプルを抽出し,環境由来の阻害要因を用いた抽出処理(ステップ42)では部分一致する阻害要因を含むサンプルを抽出してもよく,その逆の処理をしてもよい。作成中の課題整理総括表に入力されている日常生活阻害要因のうち,たとえば2つないし3つ以上の同一の日常生活阻害要因を含むサンプルを,部分一致するサンプルと判断することもできる。いずれにしても,作成中の課題整理総括表に入力された日常生活阻害要因と全く異なる日常生活阻害要因のみを含むサンプルは抽出されず,これによって作成中の課題整理総括表に類似するサンプルが抽出される。
もちろん,個人由来の阻害要因を用いた抽出処理(ステップ41)のみを実行して,環境由来の阻害要因を用いた抽出処理(ステップ42)をスキップしてもよく,その逆を行ってもよい。
次に,第2の抽出処理が行われる(ステップ34)。図5に示すように,第2の抽出処理では,複数の介護支援項目ごとに入力される介護レベルのパターンが用いられる(ステップ51)。
複数の介護支援項目ごとに入力される介護レベルのパターンを用いた抽出処理には様々な処理が考えられる。
一つ目は,作成中の課題整理総括表において複数の介護支援項目ごとに入力された介護レベルが完全に一致する,または少数の介護支援項目のみについて介護レベルが1段階相違するにとどまるサンプルを抽出する処理である。
二つ目は,介護レベルが相違する介護支援項目の数に着目した抽出処理である。介護レベルが相違する介護支援項目の数がたとえば2つないし3つにとどまるサンプルが抽出される。
三つ目は,「自立」または「支障なし」(すなわち介護不要レベル)が選択されている介護支援項目が完全に一致する,または少数の相違にとどまるサンプルを抽出する処理である。
いずれにしても,作成中の課題整理総括表において複数の介護支援項目ごとに入力された介護レベルのパターンと全く異なるパターンを含むサンプルは抽出されず,これによって作成中の課題整理総括表に類似するサンプルが抽出される。
上述した抽出処理を経ることで,入力(選択)された日常生活阻害要因および入力(選択)された介護レベルパターンの2つの観点(いずれか一方でもよい)から,作成中の課題整理総括表に類似するサンプル(以下,類似サンプルと呼ぶ)が,記憶装置15に記憶されている多数のサンプルから抽出されることになる。たとえば抽出される類似サンプル数にしたがって,日常生活阻害要因および介護レベルパターンのいずれか一方を抽出処理に用いるか,または両方を抽出処理に用いるかを判断することができる。
次に,類似サンプルが用いられて介護支援項目ごとの阻害要因出現頻度に応じて,要因入力欄4に入力すべき一または複数の阻害要因が推奨表示される(ステップ35)。
図7は,抽出された類似サンプルにおいて,介護支援項目ごとに,要因入力欄4に挙げられている日常生活阻害要因の出現頻度がカウントされる様子を示すものである。図7に示す表は出現頻度を分かりやすくするためのものであって,課題整理総括表作成処理において必ずしも作成される必要はないものであることを理解されたい。
図7を参照して,たとえば,介護支援項目「室内移動」について,日常生活阻害要因「腰痛」の出現頻度が「450」であることが示されている。これは抽出された類似サンプルのうち,介護支援項目「室内移動」について要介護レベルの状況をもたらしている要因が「腰痛」であるもの(そのようなデータが入力されている類似サンプル)が,450サンプル存在することを意味する。
上述したように,課題整理総括表1の要因入力欄4には,介護レベル選択欄2が要介護レベル(「自立」および「支障なし」以外)である介護支援項目について,日常生活阻害要因入力欄3に入力されている一または複数の日常生活阻害要因(日常生活阻害要因を表す番号(丸付数字))のうちのいずれか一つまたは複数が入力され,これによって要介護レベルである介護支援項目とその要因となっている,日常生活阻害要因入力欄3に入力された日常生活阻害要因とが関連付けられる。この入力されるべき日常生活阻害要因の候補が,上述した出現頻度に基づいて要因入力欄4に表示される。たとえば,作成中の課題整理総括表1の要因入力欄4には,上述した出現頻度が高い順番に複数またはすべての要因(要因を特定する番号)が表示される。
出現頻度にしたがう要因入力欄4に表示される要因の推奨表示は,作成中の課題整理総括表に類似するサンプルを利用したものであるから,大きな誤りがあることは考えにくく,推奨表示にしたがって一または複数の要因を要因入力欄4に入力する(阻害要因を最終決定する)(ステップ36)ことで,たとえ経験の少ないケアマネージャーであっても,過去の事例に沿う日常生活阻害要因を,介護支援項目に正しく関連付けることができる。推奨表示される日常生活阻害要因(要因を特定する番号)のすべてを要因入力欄4に入力してもよいし,その一部を入力してもよい。いずれにしても要因入力欄4のデータ入力に費やされる時間を大幅に短縮することができる。
上述した類似サンプルを利用した介護支援項目ごとの日常生活阻害要因の出現頻度は,作成中の課題整理総括表1の日常生活阻害要因入力欄3における日常生活阻害要因の入力漏れのチェックに利用することもできる。たとえば,類似サンプルにおける出現頻度が非常に多く(所定の値を超えている),しかしながら作成中の課題整理総括表1の日常生活阻害要因入力欄3に入力されていない日常生活阻害要因をケアマネージャーに対して提示(表示画面に表示して警告)し,入力漏れチェックを促すようにしてもよい。
完成した課題整理総括表は記憶装置15に記憶され,その後課題整理総括表サンプルとして用いられることになる。
上述した実施例では,課題整理総括表作成支援装置10がいわゆるスタンドアローン型のコンピュータ装置によって構成される例を説明したが,ネットワークを通じて接続された複数台のコンピュータ装置を用いてもよい。たとえば課題整理総括表サンプルを記憶したデータベースをサーバ装置の記憶装置に記憶しておき,ネットワークを通じてサーバ装置のデータベースを利用する態様(ファイル共有型),さらに上述した抽出処理をサーバ装置に行わせる態様(クライアント/サーバ型)によっても,課題整理総括表作成支援装置10を実現することもできる。
1 課題整理総括表
2 介護レベル選択欄
3 日常生活阻害要因入力欄
4 要因入力欄
10 課題整理総括表作成支援装置
11 CPU(抽出手段)
12 入力装置(第1の受付手段,第2の受付手段)
13 表示装置(推奨表示手段)
15 記憶装置(記憶手段)

Claims (8)

  1. 利用者ごとに作成される課題整理総括表の作成を支援する支援装置であって,
    複数の課題整理総括表サンプルを記憶する記憶手段,
    複数の介護支援項目のそれぞれについて複数段階の介護レベルの中から上記利用者に該当する介護レベルの選択を受け付ける第1の受付手段,
    複数の日常生活阻害要因の選択肢の中から,上記利用者に該当する日常生活阻害要因の選択を受け付ける第2の受付手段,
    上記記憶手段に記憶されている複数の課題整理総括表サンプルの中から,上記第1の受付手段によって受け付けられた複数の介護支援項目のそれぞれについての介護レベル,および第2の受付手段によって受け付けられた日常生活阻害要因の少なくともいずれか一方に基づいて,作成中の課題整理総括表に類似する課題整理総括表サンプルを抽出する抽出手段,ならびに
    上記抽出手段によって抽出された課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとに関連付けられている日常生活阻害要因の出現頻度を用いて,上記作成中の課題整理総括表における要介護レベルの介護支援項目に関連付けるべき一または複数の日常生活阻害要因を推奨表示する推奨表示手段,
    を備えている,
    課題整理総括表作成支援装置。
  2. 上記抽出手段によって抽出された課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとの日常生活阻害要因の出現頻度が所定の値を超えている日常生活阻害要因であって,上記第2の受付手段によって選択されていない日常生活阻害要因が存在する場合に,警告を出力する警告手段を備えている,
    請求項1に記載の課題整理総括表作成支援装置。
  3. 上記推奨表示手段によって推奨表示される一または複数の日常生活阻害要因の中から,要介護レベルの介護支援項目に関連付ける日常生活阻害要因の選択を受け付ける第3の受付手段,および
    上記第3の受付手段による選択が受け付けられた課題整理総括表を,課題整理総括表サンプルとして上記記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えている,
    請求項1または2に記載の課題整理総括表作成支援装置。
  4. 上記複数の日常生活阻害要因の選択肢が,個人由来の日常生活阻害要因の選択肢と環境由来の日常生活阻害要因の選択肢とを含む,
    請求項1から3のいずれか一項に記載の課題整理総括表作成支援装置。
  5. 上記抽出手段が,
    個人由来の日常生活阻害要因が類似する課題整理総括表サンプルを,上記記憶手段から抽出するものである,
    請求項4に記載の課題整理総括表作成支援装置。
  6. 上記抽出手段が,
    環境由来の日常生活阻害要因が類似する課題整理総括表サンプルを,上記記憶手段から抽出するものである,
    請求項4または5に記載の課題整理総括表作成支援装置。
  7. 利用者ごとに作成される課題整理総括表の作成を支援する支援装置を制御する方法であって,
    複数の課題整理総括表サンプルを記憶手段に記憶しておき,
    複数の介護支援項目のそれぞれについて複数段階の介護レベルの中から上記利用者の該当する介護レベルの選択を第1の受付手段によって受け付け,
    複数の日常生活阻害要因の選択肢の中から,上記利用者に該当する日常生活阻害要因の選択を第2の受付手段によって受け付け,
    上記記憶手段に記憶されている複数の課題整理総括表サンプルの中から,上記第1の受付手段によって受け付けられた複数の介護支援項目のそれぞれについての介護レベル,および第2の受付手段によって受け付けられた日常生活阻害要因の少なくともいずれか一方に基づいて,作成中の課題整理総括表に類似する課題整理総括表サンプルを抽出し,
    抽出した課題整理総括表サンプルにおいて介護支援項目ごとに関連付けられている日常生活阻害要因の出現頻度を用いて,上記作成中の課題整理総括表における要介護レベルの介護支援項目に関連付けるべき,一または複数の日常生活阻害要因を推奨表示する,
    課題整理総括表作成支援装置の制御方法。
  8. コンピュータに,請求項7に記載の課題整理総括表作成支援装置の制御方法を実行させる,
    プログラム。
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