JP6976652B2 - 粒子の分離方法、分離装置及び分離システム - Google Patents
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Description
本開示は、一又は複数の実施形態において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを効率よく分離し、かつ標識されていない粒子を高い精度で回収可能な方法、分離装置及び分離システムを提供する。
1つ目は、回収したい細胞を管内から効率的に回収することが困難である点である。ポジティブ選択であれ、ネガティブ選択であれ、回収したい粒子は磁力や重力等によって管の壁へ集められる。壁に集められた粒子を回収するために、一般的には管内に液体を送液するが、管の壁面は液流れが生じにくく、管の中央は速い速度で液は流れるが、壁面の速度は極めて遅い。このため、送液によって効率的に壁面の細胞を移動させることが困難となり、結果として目的の粒子の回収率を低下させる。
2つ目は、管内で処理(分離)する前の液量に対して、管内で処理(分離)後の回収液量を維持する又は削減することが困難、すなわち分離処理後の回収液の液量が処理前の液量と比較して増加する傾向があるため、稀少な粒子の取り扱いとして適さない点である。
1つ目の課題である回収したい粒子の回収効率が悪いことを補うための手段としては、例えば、追加の送液を行うことで回収されなかった粒子を回収する手段がある。しかしながらこの場合、処理後の回収液量が増えることになる。回収対象の粒子が稀少な粒子である場合、回収液量が増えると粒子の濃度が極めて薄くなり、取り扱いが困難となる。稀少な粒子を扱う場合は、むしろ回収液量を減らして少量での取り扱いが望まれるため、稀少な粒子の取り扱いとして適していない。
また、本開示は、一態様において、検出対象の粒子を流路の底面側に移動させ、かつ検出対象外の粒子を流路の底面以外の部分に捕捉(固定)した状態で、流路内に気相を導入し流路内の懸濁液を回収することによって、検出対象の粒子の分離及び回収精度を向上できる、という本発明者が見出した新たな知見に基づく。
検出対象の粒子を含む懸濁液が存在する流路に気相を導入すると流路内に気液界面が形成される。さらに気相を導入することによって気液界面に押出圧力が加わり、気液界面が流入口側から流出口側に向かって流路内を移動する。この気液界面の移動によって、懸濁液とともに流路内の検出対象の粒子は押し出されるが、検出対象外の粒子は流路内に捕捉(固定)されているため押し出されることなく保持される。また、検出対象外の粒子が、検出対象の粒子とは異なる流路の壁面に捕捉されていれば、検出対象の粒子が押し出される際の障害になることなく、スムーズに検出対象の粒子を押し出すことができる。この結果、検出対象の粒子を高い精度で分離し、回収できると考えられる。ただし、本開示はこれらのメカニズムに限定して解釈されなくてもよい。
本開示は、一態様において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離する方法(本開示の分離方法)に関する。本開示の分離方法は、流路の一端から、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給すること、前記流路内において、前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させること、前記標識されている粒子を流路内壁面に固定すること、及び前記標識されている粒子が流路内壁面に固定された状態で、前記流路の一端から流路内に気相を導入して前記流路の他端から前記流路内の懸濁液を排出し、前記標識されていない粒子を回収することを含む。本開示の分離方法によれば、一又は複数の実施形態において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを高い精度で分離することができるとともに、標識されていない粒子を高い精度で回収することができる。
標識されている粒子を標識されていない粒子とは異なる方向、つまり重力方向とは異なる方向に偏向させることとしては、一又は複数の実施形態において、標識されていない粒子を流路の底面側に移動させ、かつ標識されている粒子を流路の底面以外の部分に移動させることにより行うことができる。磁界は、一又は複数の実施形態において、流路の磁場照射体を配置すること等により行うことができる。配置箇所は、標識されている粒子を偏向させる方向に応じて適宜決定でき、流路の底面以外の部分に移動させる場合は、一又は複数の実施形態において、流路の上部及び側面の少なくとも一方に配置すればよく、流路上面に配置した場合と比較して弱い磁界で標識されている粒子を偏向できることから、流路の側面の一方又は双方に配置することが好ましい。磁場照射体は、一又は複数の実施形態において、流路の長手方向にわたって配置してもよいし、流路の長手方向の少なくとも一部に配置してもよい。磁場照射体の数は、一又は複数の実施形態において、1個であってもよいし、2個以上の複数であってもよい。磁場照射体としては、一又は複数の実施形態において、磁石又は電磁石等が挙げられる。
本開示における粒子としては、特に限定されるものではなく、ヒト又はヒト以外の動物の細胞が挙げられる。特に限定されない細胞の例としては、稀少細胞、白血球、赤血球、血小板およびそれらの未分化細胞等が挙げられる。稀少細胞とは、ヒト又はヒト以外の動物の血液中に含まれ得る血球成分(赤血球、白血球、及び血小板)以外の細胞をいう。稀少細胞としては、一又は複数の実施形態において、がん細胞、循環腫瘍細胞、血管内皮細胞、血管内皮前駆細胞、がん幹細胞、上皮細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞、胎児細胞、幹細胞、未分化白血球、未分化赤血球及びこれらの組み合わせからなる群から選択される細胞等が挙げられる。
本開示において、標識されている粒子は検出対象粒子であり、前記標識されていない粒子は検出対象外の粒子である。検出対象粒子としては、一又は複数の実施形態において、稀少細胞が挙げられ、検出対象外の粒子としては、一又は複数の実施形態において、白血球が挙げられる。
本開示は、一態様において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するための装置(本開示の分離装置)に関する。本開示の分離装置は、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路と、標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段と、流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とを有する。本開示の分離装置によれば、一又は複数の実施形態において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを高い精度で分離することができるとともに、標識されていない粒子を高い精度で回収することができる。
本開示は、一態様において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するためのシステム(本開示の分離システム)に関する。本開示の分離システムは、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路、及び標識されている粒子を、標識されていない粒子とは異なる方向、つまり重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段を有する分離部と、流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とによって構成されている。本開示の分離システムによれば、一又は複数の実施形態において、標識されている粒子と標識されていない粒子とを高い精度で分離することができるとともに、標識されていない粒子を高い精度で回収することができる。
本開示は、その他の態様において、検出対象粒子と前記検出対象粒子より多数を占める検出対象外の粒子を含む検体中の前記検出対象外の粒子を標識し、前記検体中の標識した前記検出対象外の粒子を捕捉し、前記検体中の検出対象粒子を分離する方法に関する。検体としては、一又は複数の実施形態において、ヒト、患者又は動物等から得られる試料が挙げられる。試料は、一又は複数の実施形態において、血液、血漿又は血清等が挙げられる。
図1に示す分離装置は、流路1と、磁場照射体2と、気相導入手段(圧力発生機構)3と、流路1と気相導入手段3とを連通する管4とを有する。流路1は、流入口11と流出口12とを備え、流出口12には回収容器5を配置可能である。流路1は、長手方向の中心軸が略水平になるように配置されている。図2に、図1の分離装置における流路1と磁界照射体2との配置の一例を示す。図2に示すように、磁場照射体2は、略水平方向に配置された流路1の一方の側面に長手方向に沿って配置されている。管4には三方弁41が配置され、三方弁41により流路1内に懸濁液を導入可能である。
また、上記実施形態では、流路1内に懸濁液を充填後、流路1内に磁界を発生させる形態を例にとり説明したが、本開示はこれに限定されるものではない。流路1内に磁界を発生させた状態で懸濁液を充填し、懸濁液の充填と標識されている粒子の移動方向の偏向とを同時に行ってもよい。
上記実施形態では、磁場照射体2を流路1の一方の側面に配置に配置した形態を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。標識されていない粒子は、重力によって流路1の底面側に向かって移動するため、磁気標識されていない粒子が磁気標識された粒子に巻き込まれて捕捉されることを避け、磁気標識されていない粒子の回収率を向上させる点から、磁場照射体2は流路1の底面側以外の位置に配置するのが望ましい。また、流路1上面に配置した場合と比較して弱い磁界で標識されている粒子を偏向できることから、磁場照射体2は、流路1の側面に配置することが好ましい。
〔1〕 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離する方法であって、
流路の一端から、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給すること、
前記流路内において、前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させること、
前記標識されている粒子を流路内壁面に固定すること、及び
前記標識されている粒子が流路内壁面に固定された状態で、前記流路の一端から流路内に気相を導入して前記流路の他端から前記流路内の懸濁液を排出し、前記標識されていない粒子を回収すること、を含む分離方法。
〔2〕 前記標識されている粒子は、磁気標識されている粒子である、〔1〕記載の分離方法。
〔3〕 前記偏向は、前記流路内に磁界又は電界を生じさせることにより行う、〔1〕又は〔2〕に記載の分離方法。
〔4〕 前記固定は、前記流路内に磁界を生じさせることにより行う、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の分離方法。
〔5〕 前記懸濁液は、前記標識されていない粒子よりも前記標識されている粒子を多く含む、〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の分離方法。
〔6〕 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するための装置であって、
標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路と、
前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段と、
前記流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とを有する、分離装置。
〔7〕 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するためのシステムであって、
標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路、及び前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段を有する分離部と、
前記流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とによって構成された、分離システム。
磁気粒子で標識した白血球とヒト結腸腺癌細胞とを含有する懸濁液を用い、図1に示す磁気分離装置による分離及び回収を行った。
図1に示す磁気分離装置を準備した。
サフィード(商標)チューブ(内径3.1mm、チューブ長26cm、容積2cm3)の一端には、三方弁及びシリンジ(10mL)を介してシリンジポンプを接続し、かつ、他端にはサフィード(商標)チューブから排出された液を回収するための容器を配置した。サフィード(商標)チューブの側面には、磁石(ネオジム磁石(N40、角型、200x15x5(mm)、5mm方向、表面磁束密229mT))を配置した。
細胞懸濁液は、全血から採取した白血球(WBC)とヒト結腸腺癌細胞とをそれぞれ別々に染色後、細胞数を調整した後、磁気粒子と両方の細胞(白血球及びヒト結腸腺癌細胞)とを混合して、磁気粒子で標識することにより、準備した。白血球はビオチン標識し、ストレプトアビジンをコーティングした磁気粒子を使用することにより、上記の混合によって磁気粒子は白血球に特異的に結合し、白血球のみが磁気標識される。
<白血球の調製>
真空採血管(EDTA・2K入り)を用いてヒトから採血を行った。HetaSep(STEMCELL社)の添付文書に従い、採血した全血から白血球の分離を行った。
<癌細胞の調製>
常法に従い、培養したヒト結腸腺癌細胞株(SW620 American Type Culture Collection(ATCC)社)を、トリプシン(インビトロジェン社)を用いて回収した。回収した癌細胞の細胞懸濁液を遠心し、上清を除いた。ダルベッコPBS(-)(ニッスイ社)で再懸濁して、遠心し、再度上清を除き、癌細胞(SW620)を得た。
<白血球のBiotin標識及び染色>
常法に従い、血球計算盤を用いて、細胞数をカウントし、HetaSepで分離した白血球を分取し、105個〜106個の白血球を含有する試料(細胞懸濁液)を調製した。遠心し上清を除いてから、10%ヤギ血清、0.000001%Avidin、0.2%BSAをダルベッコPBS(−)に溶解したブロッキング液で23℃、10分間反応させた。遠心し上清を除き、ダルベッコPBS(−)を用いて再懸濁した。再度遠心し、上清を除いた。10%ヤギ血清、0.01%Biotin、0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)に抗CD45抗体及び、抗CD50抗体をそれぞれ添付文書に従い添加した1次抗体反応液で細胞を懸濁し、23℃、15分間反応させた。遠心し上清を除き、ダルベッコPBS(−)を用いて懸濁した。遠心し、再度上清を除く工程を合計3回行い、細胞を十分に洗浄する。2μg/ml Hoechst33342、10%ヤギ血清、0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)にAlexa594標識抗マウスIgG(Fab)及び、Biotin標識抗マウスIgG(Fc)をそれぞれ添付文書に従い添加した2次抗体反応液で細胞を懸濁し、23℃、15分間反応させた。遠心し上清を除き、ダルベッコPBS(−)を用いて懸濁した。遠心し、再度上清を除く工程を合計3回行い、細胞を十分に洗浄した。
<がん細胞の追加染色>
NeuroDio(緑色標識)を添付文書に従い添加した反応液にSW620を懸濁し、23℃、10分間反応させた。遠心し上清を除き、ダルベッコPBS(−)を用いて懸濁した。遠心し、再度上清を除く工程を合計3回行い、細胞を十分に洗浄した。
<磁気標識>
0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)に懸濁した磁気粒子(Bio-Adembeads StreptaDivin、粒径300nm:アデムテック社)を添付文書に従い調製し、NeuroDioで染色したSW620とBiotin標識した白血球とを混合し、30分間反応させた。懸濁液を短軸径5μm、長軸径88μmの孔を有するフィルターに通し、未反応の余剰磁気粒子を除去した。0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)を送液し、フィルター上の細胞を回収して細胞懸濁液を得た。
液相のない、空気で満たされた気相の状態のサフィード(商標)チューブに、三方弁(三方活栓弁)を通じて細胞懸濁液1000μLを導入し、細胞懸濁液からなる液相をサフィード(商標)チューブ内で構築した。細胞懸濁液を導入した導入口を三方弁で閉じることで、シリンジポンプ内から細胞懸濁液の末端界面までを一続きの気相にした。その後にネオジム磁石(N40、角型、200x15x5(mm)、5mm方向)をサフィード(商標)チューブの側面に隣接する位置に移動させ15分間、室温で静置した。シリンジポンプから流量100μL/minでサフィード(商標)チューブに空気を導入し、サフィード(商標)チューブ内の液体すべてをサフィード(商標)チューブから排出し、排出した液体をチューブに回収した。チューブに回収された液体に含まれる白血球及びSW620を蛍光検出した。その結果を表1に示す。
なお、上述のように気相の形成と空気の導入を行うことで、流路内の懸濁液と導入した気相との間に気液界面を形成することができ、かつ、この気液界面を流路の導入口から流出口に向かって移動させることができる。当該気相は、上述のとおり、シリンジポンプから懸濁液の末端界面まで一続きになっており、当該気相は、流路の内壁において、点でも線でもない一定の領域を占拠している。また、気液界面と流路の内壁面との接触点は、連続したラインを形成している。
実施例1で使用した細胞懸濁液1000μLを1.5mLチューブに加えた。Magical Trapper(TOYOBO製)磁石スタンドにあてた状態で15分間室温で静置した。ついで、ピペットで上清を全量回収し。回収した上清中に含まれる白血球及びSW620を計測した。その結果を表1に示す。
ネオジム磁石を当てなかった以外は、実施例1と同様に磁気分離を行った。その結果を表1に示す。
空気に替えて0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)を流量100μl/minで送液した以外は、実施例1と同様に磁気分離を行った。その結果を表1に示す。
(比較例4)
空気に替えて0.2%BSAを溶解したダルベッコPBS(−)を流量1000μl/minで送液した以外は、実施例1と同様に磁気分離を行った。その結果を表1に示す。
表1に示すように、ネオジム磁石を当てない比較例2では、サフィード(商標)チューブから排出されるWBCの量が多く、十分に分離できなかった。空気(気相)に替えて実施例1と同じ流量で液体(液相)により回収した比較例3では、SW620もWBCも全く回収できなかった。この理由としては、空気(気相)と同じ流量で送液したが、液体の場合、流路の中央でのみ高い流速が乗じるが、壁面では流速が生じにくく、自重により流路に沈降した細胞を押し出す効果がこの流量では不十分であったと考えられる。また、特許文献1の実施例に開示された流量(1000μL/分)の液体を送液して回収した比較例4では、WBCは全く回収されなかったものの、SW620の回収率が12%と極めて低く、SW620(標識されていない粒子)が十分に回収できないという結果となった。
サフィード(商標)チューブから排出される液体を100μLずつ10回に分けて回収した以外は、実施例1と同様に磁気分離を行った。回収した順番に100μLごとにフラクション番号を付し、各フラクションに含まれるSW620の数を計測した。その結果を表2に示す。
また、表2に示すように、本実施例で回収された稀少細胞のうち8割以上が、最後の3フラクションに含まれていた。このため、排出される液体を分取するか又は後半のみを回収することによって、回収目的の細胞(稀少細胞)と回収目的以外の細胞(白血球)との分離を行うとともに濃縮できることが示された。
Claims (7)
- 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離する方法であって、
流路の一端から、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給すること、
前記流路内において、前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させること、
前記流路内に磁界を生じさせることにより、前記標識されている粒子を流路内壁面に固定すること、及び
前記標識されている粒子が流路内壁面に固定された状態で、前記流路の一端から流路内に気相を導入して前記流路の他端から前記流路内の懸濁液を排出し、前記標識されていない粒子を回収すること、を含み、
前記粒子は、細胞であり、
前記標識されている粒子は、磁気標識されている粒子である、分離方法。 - 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離する方法であって、
重力方向と直交する方向に配置された流路の一端から、標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を流路に充填し静置すること、
前記懸濁液を充填し静置した流路内において、前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させること、
前記流路内に磁界を生じさせることにより、前記標識されている粒子を流路内壁面に固定すること、及び
前記標識されている粒子が流路内壁面に固定された状態で、前記流路の一端から流路内に気相を導入して前記流路の他端から前記流路内の懸濁液を排出し、重力によって前記流路の底面方向に移動した前記標識されていない粒子を回収すること、を含み、
前記粒子は、細胞であり、
前記標識されている粒子は、磁気標識されている粒子である、分離方法。 - 前記偏向は、前記流路内に磁界又は電界を生じさせることにより行う、請求項1又は2に記載の分離方法。
- 前記懸濁液は、前記標識されていない粒子よりも前記標識されている粒子を多く含む、請求項1から3のいずれかに記載の分離方法。
- 前記標識されている粒子は検出対象粒子であり、前記標識されていない粒子は検出対象外の粒子である、請求項1から4のいずれかに記載の分離方法。
- 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するための装置であって、
標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路と、
前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段と、
前記流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とを有し、
前記固定する手段は、前記流路内に磁界を生じさせることができ、
前記粒子は、細胞であり、
前記標識されている粒子は、磁気標識されている粒子である、分離装置。 - 標識されている粒子と標識されていない粒子とを分離するためのシステムであって、
標識されている粒子と標識されていない粒子とを含む懸濁液を供給可能な流路、及び前記標識されている粒子を、重力方向とは異なる方向に偏向させ、流路内壁面に固定する手段を有する分離部と、
前記流路内の懸濁液を排出するための気相を導入するための導入手段とによって構成された、分離システムであって、
前記固定する手段は、前記流路内に磁界を生じさせることができ、
前記粒子は、細胞であり、
前記標識されている粒子は、磁気標識されている粒子である、分離システム。
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