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JP6978485B2 - 喫煙物品 - Google Patents
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JP6978485B2 - 喫煙物品 - Google Patents

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本発明は、例えば電子タバコ(本明細書においては「イーシガレット」と称する)等の
喫煙物品と、それと共に、またはその中において使用するための流体リザーバとに関する
電子タバコまたはイーシガレットは、ユーザが擬似的に喫煙できる、周知のタイプのミ
スト発生装置である。イーシガレットは、吸入時において、付随する臭いを発生させるこ
となしに、タバコの煙の感覚と、多くの場合風味とを再現することができる蒸気を生成す
る。イーシガレットは、熱および気流を利用して、多くの場合ニコチンおよび様々な風味
を含む溶液を気化し、消費者に伝達する。
イーシガレットは、一般的に、バッテリー、アトマイザー、およびカートリッジの3つ
の主要部分からなっており、使い捨てまたは繰り返し使用可能な装置のどちらとしても利
用可能である。イーシガレットは、1個、2個、または3個の部品からなる装置として供
給されることができ、例えば、二部品装置においては、アトマイザーおよびカートリッジ
が1つのユニットに組み合わせられている(カトマイザーとしても知られている)。一般
的に、バッテリー収容部は、流量センサおよび表示灯を含む一方、アトマイザーは、典型
的には、発熱体に近接する多孔質体からなっており、(流量センサが吸入し始めたことを
検知すると)リザーバから移送される液体を、ユーザに供給する蒸気に変換する発熱体に
供給することができる。カートリッジは、アトマイザーに接続しており、通常、イーリキ
ッドとして知られている、グリセロールもしくはプロピレングリコールまたはそれらの混
合物等の溶剤と共に、水、様々な風味剤、およびニコチンを収納するリザーバを備える。
アトマイザーは、リザーバと接触する多孔質体であり、溶液の流路に対する表面積が大き
くなるように設計されている。発熱体は、アトマイザーと直接接触していても、アトマイ
ザーから離れていてもどちらでもよい。装置を吸入すると、流量センサにより発熱体が作
動し、アトマイザーを加熱して、あるいは、加熱空気がアトマイザー上を通過して、いく
らかの液体を蒸気に変換し、ユーザに伝達する。
イーシガレットは、近年、急速に人気が高まったが、顧客満足度に関して様々な短所が
存在する。特に、電子タバコは、ユーザに伝達される風味の強度の制御に関して、普通の
タバコと比較してより変動する点が挙げられる。特にアトマイザーの設計に関して、これ
らの問題に対処するために様々な改善が提案されてきたが、そのような製品に関連して、
ミストの不十分な伝達という問題が残っている。変動性における更なる問題として、(電
池切れ、またはリザーバの枯渇のいずれかにより)装置が作動しなくなるまでに、消費者
がイーシガレットから得ることができる吸入回数が挙げられる。該装置から得ることがで
きる吸入回数は非常に変動するため、消費者にとっては苛立たしい。本発明は、吸入毎の
風味の伝達および装置から得ることができる合計の吸入回数に関して、より再現性のある
ミスト発生装置を提供することによって、これら両方の問題に対処する。
現行の電子タバコは、多数の手段を利用して、典型的には1〜10%のニコチンを含有
するイーリキッドを保持および放出する。蒸気にニコチンを効率的に伝達することが、消
費者にとって望ましい主なメトリックのうちの1つである。現行の製品は、リザーバにお
ける2つの主なタイプであるタンクまたは繊維質リザーバのうち一方を利用して、液体を
保持している。本発明は繊維質リザーバの改善に関するものである。
繊維質リザーバは、単一または複数構成のどちらでもよい。単一構成リザーバは、典型
的には、液体を保持する構造となるようカレンダー処理された、または、ニードルパンチ
処理が施された不織バットからなる。この構造体は、厚さが1mm超の高ロフトまたは厚
さが1mm未満の低ロフトとして画定され得る。単一構成リザーバは、(スリーブおよび
スリーブ内に配置された発熱体を中心とする)一層、または材料を巻くことによって構成
した複数層のいずれかを有する。複数層からなる構造体は、液体担持容量が増加するとい
う長所を有するが、ニコチン溶液の放出において、高い変動性をもたらす。更に、材料を
巻き工程によって螺旋状にするため、その組立は自動化に適していない。ニコチンの放出
における変動性を低減し、伝達効率を改善するためのこれまでの試みとして、低ロフト材
料からなる内部リザーバと、高ロフト材料からなる外部部品とを備える複数構成リザーバ
がある。高ロフト材料は液体保持媒体としての役割を果たす一方、低ロフト材料はミスト
発生装置に対して溶液を迅速に放出する。しかしながら、この構造体も最適な特性を提供
するわけではない。
米国特許第5607766号明細書 米国特許第6103181号明細書
自動製造することができ、かつ、ニコチンおよび他の成分を発熱体に多くかつ一定に伝
達することが可能であり、続いて、蒸気状態に変換して、ユーザに伝達することができる
リザーバを有することが望ましい。
本発明により、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二成分繊維から形成された
)(例えば、多孔性)要素を備え、また、任意に(例えば、要素上または要素内に配置さ
れた)流体を備える(例えば、電子タバコ等の喫煙物品用)流体リザーバを提供する。
要素は、長手方向に延在する(例えば、ロッド形状の)要素であることが好ましい。こ
の長手方向に延在する要素は、要素の長手方向に延在する少なくとも1つのチャネルを画
定する複数の二成分繊維を備えることが好ましい。このチャネル(または各チャネル)は
、要素の全長に沿って延在することが好ましい。長手方向に延在する要素は、要素の(例
えば、要素を通じて)長手方向に延在する2つ以上のチャネルを画定する複数の二成分繊
維を備えていてもよい。
長手方向に延在する要素は、(例えば、円形断面を有する)略円筒状であってもよい。
一実施例において、長手方向に延在する要素は、(例えば、環状の断面を有する)管状要
素である。長手方向に延在する要素は、均一な断面を有することが好ましい。長手方向に
延在する要素は、長手方向に突出した要素であってもよい。
本発明により、更なる態様において、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二成
分繊維から形成された)長手方向に延在する(例えば、環状の断面からなる)(例えば、
多孔性)管状要素を備え、また、任意に(例えば、要素上または要素内に配置された)流
体を備える(例えば、イーシガレット等の喫煙物品用)流体リザーバを提供する。管状要
素を形成する二成分繊維は、管状要素の(例えば、管状要素を通じて)長手方向に延在す
る、円形断面からなる単一の中空のチャネルを画定する。この中空のチャネルは、要素の
全長に沿って(例えば、要素の全長を通じて)延在することが好ましい。
本発明の流体リザーバ[(例えば、多孔性)要素や(例えば、多孔性)管状要素]は、7
〜8mm(例えば、7.5mm)の外径を有することができる。また、本発明の流体リザ
ーバ(管状要素)は、3.0〜5.0mm(例えば、4.25mm)の内径を有すること
ができる。本発明の流体リザーバ(管状要素)は、1.25mm以上の壁厚(即ち、内径
と外径との間における差異の半分)を有することができる。本発明の流体リザーバ(管状
要素)は、28〜38mm、例えば33mmの長さを有することができる。流体リザーバ
は、喫煙物品のハウジング内または本体に収まるように寸法決めされており、喫煙物品の
別の構成要素がチャネル内に配置されている場合、それらを包囲することができる。
要素(例えば、管状要素)は多孔性であることが好ましい。
要素(例えば、管状要素)は自立していることが好ましい。
流体リザーバは、(例えば、離間した)接触点において相互に接合されて、(例えば長
手方向に延在する、例えば管状、または、例えば多孔性)要素を形成する複数の二成分繊
維(例えば、シースコア型二成分繊維)を備える。二成分繊維を構成する材料の選択が、
ニコチン液に対する繊維性流体リザーバの熱安定性および化学的適合性を画定する。繊維
のサイズおよび形状に関する繊維の特徴は、要素/リザーバの気孔率および毛細管現象を
画定し、同様に、ニコチン保持容量およびニコチンが(アトマイザーに)放出される比率
を規定する。流体リザーバが電子タバコ用ニコチン貯蔵庫および伝達部品としての役割を
果たすことが可能であることを理解されよう。
二成分繊維は、例えば、特許文献1から周知である。本明細書において、「二成分繊維
」という用語は、繊維の長さに沿って延在する断面を有するとともに2つの成分を備える
繊維であって、2つの成分が比較的明瞭な成分領域に分割されている繊維を意味する。二
成分繊維という用語は、或る材料からなるコア(第1の成分)を含み、該コアが、別の材
料からなるシース(第2の成分)によって包囲されている繊維を含む。そのようなシース
コア型配置は、(酢酸セルロース等の)単成分繊維を別の成分(例えば、可塑剤)によっ
てコーティングした構成を含んでもよい。二成分繊維という用語は、繊維の長さに沿って
延在する断面が、並んで、あるいは一層毎に配置された2つの成分を含むもの、繊維の長
さに沿って延在する断面が、第2の成分(海)内の離散的な領域(島)として配置される
第1の成分を含むもの、および、繊維の長さに沿って延在する断面が、(例えば、異なる
成分からなるスライスを交互に有するパイのように見える)楔形セグメントを交互に配置
した成分を含むもの等、別の配置も含む。
二成分繊維は、或る材料からなるコア(第1の成分)を含み、該コアは、別の材料から
なるシース(第2の成分)によって包囲されていることが好ましい。
二成分繊維は、ポリプロピレンまたはポリブチレンテレフタレートからなるコア(第1
の成分)を備え、該コアは、ポリエチレンテレフタレートまたはその共重合体からなるシ
ース(第2の成分)によって包囲されていることが好ましい。別の実施例において、コア
またはシースは、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、エチレ
ン/アクリル酸共重合体およびこれらの塩、エチレン/メタクリル酸共重合体およびこれ
らの塩、エチレン−酢酸ビニル、可塑化された酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリスル
ホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアセタール、並びに、ポリエチレングリコールの
ブロック共重合体、これらの共重合体、およびこれらの誘導体を含む重合体からなるグル
ープから選択した重合体であり得る。
二成分繊維は、2〜50ミクロン、好ましくは5〜40ミクロン、より好ましくは10
〜30ミクロン、より好ましくは15〜25ミクロン、例えば20または25ミクロンの
平均直径を有することができる。二成分繊維は、5〜30ミクロン、例えば10〜20ミ
クロン、例えば15ミクロンの平均直径を有することができる。
長手方向に延在する要素は、0.05〜0.50g/cc、好ましくは0.10〜0.
44g/cc、好ましくは0.15〜0.30g/cc、好ましくは0.17〜0.26
g/cc、例えば0.21g/ccの接着繊維密度を有する複数の二成分繊維を有するこ
とができる。
本発明によれば、更なる態様において、0.17〜0.26g/ccの接着繊維密度を
有する複数の二成分繊維を有する多孔性要素を備え、また、任意に流体を備える流体リザ
ーバを提供する。
本発明によるリザーバの主な利点として、それらを再現性の高い仕様で大量製造するこ
とができ、かつ、イーシガレットの製造に容易に組み込むことができる点が挙げられる。
本発明のリザーバは、有利には、より良好な「抽出効果」を提供することができる。即ち
、使用時において、従来のリザーバを用いるよりも、より多くの流体をリザーバから移送
させることができる。更に、有利には、本発明のリザーバは、バージン繊維から形成する
ことができ、かつ/または、帯電防止剤、潤滑剤、接着剤、または界面活性剤等の任意の
加工助剤を使用する必要もない。即ち、本発明のリザーバは、自身が保持する液体の化学
的性質に対して不活性である、または、干渉しない。
長手方向に延在する要素は、例えば、特許文献1または特許文献2に記載の工程と同様
に、メルトブロー法によって形成することができる。特許文献1は、典型的に、ポリエチ
レンテレフタレートからなるシースによって包囲されたポリプロピレンまたはポリブチレ
ンテレフタレートからなるコアを備える、メルトブローされた二成分繊維の製造および使
用について開示している。特許文献2は、同一の金型から押し出された異なる特性の繊維
(例えば、異なる単成分繊維、異なる二成分繊維、またはそれらの混合物)からなる、メ
ルトブローされたバイモーダル繊維の製造および使用について開示している。これらの文
献は、そのようなメルトブロー法を使用して繊維からなるウェブまたはロービングを形成
し、続いて、熱成形技術によってこれらから三次元網目を形成する方法について記載して
いる。そのような熱成形技術が三次元の管状構造体を製造するのに適していることは周知
である。本発明において、前述したメルトブロー法を利用することによる更なる利点とし
て、リザーバ壁から蒸気内に潜在的に伝達され得る接合剤や可塑剤を使用しない点が挙げ
られる。リザーバ(二成分繊維)は、メルトブロー法によって形成されることが好ましい
本発明の態様において使用するための長手方向に延在する要素を、メルトブロー法に基
づくものとは別の技法を用いて製造することも可能であることを理解されよう。例えば、
当技術分野において周知のように、長手方向に延在する要素は、コーティングされた(二
成分)繊維を形成するように、トリアセチン(または別の可塑剤)によって可塑化された
酢酸セルロース(または別の単成分繊維)を有することもできる。別の形態の不織技術を
用いて、二成分繊維からなるウェブまたはロービングを製造し、続いて、これらを熱接着
あるいは化学結合する、または望ましく接着した三次元の長手方向に延在する要素を形成
することも可能である。
流体は液体であることが好ましい。流体は、電子タバコにおいて使用することが知られ
ている、任意の流体(例えば、イーリキッド)であることができる。流体は、溶剤(例え
ば、グリセロール、プロピレングリコール、または水のうち1種類以上)を含んでもよい
。流体は、(例えば、溶剤に溶解した)風味剤および/またはニコチンを含み得る。流体
はニコチン1〜10重量%を含み得る。
本発明によれば、更なる態様において、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二
成分繊維から形成された)(例えば、多孔性)要素を備え、また、任意に(例えば、要素
上または要素内に配置された)流体を備える流体リザーバを備える喫煙物品を提供する。
本発明によれば、更なる態様において、ハウジングと、(例えば、該ハウジング内に配
置された)発熱体と、(例えば、該ハウジング内に配置された)少なくとも該発熱体のた
めの電源と、(例えば、該ハウジング内に配置された)流体リザーバと、流体リザーバか
ら発熱体に流体を移送するウィッキング要素とを備える喫煙物品を提供する。流体リザー
バは、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二成分繊維から形成された)(例えば
、多孔性)要素を備え、また、任意に(例えば、要素上または要素内に配置された)流体
を備える。
本発明によれば、更なる態様において、ハウジングと、(例えば、該ハウジング内に配
置された)発熱体と、(例えば、該ハウジング内に配置された)少なくとも該発熱体のた
めの電源と、(例えば、該ハウジング内に配置された)流体リザーバと、流体リザーバか
ら発熱体に流体を移送するウィッキング要素とを備える喫煙物品を提供する。流体リザー
バは、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二成分繊維から形成された)長手方向
に延在する(例えば、多孔性の)(例えば、環状の断面を有する)管状要素を備え、また
、任意に(例えば、要素上または要素内に配置された)流体を備える。この態様において
、管状要素を形成する二成分繊維は、管状要素の(例えば、管状要素を通じて)長手方向
に延在する円形断面からなる単一の中空チャネルを画定することができる。
本発明の態様において、流体リザーバは、本明細書において記載または開示した、任意
のリザーバであってよい。ウィッキング要素(ウィック)は、リザーバから流体(例えば
、液体)を引き込み、加熱コイルに接触させる。イーシガレット用ウィックは周知であり
、多様な供給者から入手可能であって、綿、ガラス繊維、シリカ、または様々な厚さのス
テンレス鋼等の多様な材料から製造することができる。
喫煙物品は、電子タバコ(イーシグあるいはイーシガレット)、パーソナルヴェポライ
ザー(PV)、または電子ニコチン伝達システム(ENDS)であることが好ましい。
本発明によれば、更なる態様において、複数の二成分繊維を有する(例えば、複数の二
成分繊維から形成された)(例えば、多孔性)要素の使用方法であって、前記要素を喫煙
物品[例えば、電子タバコ(イーシグまたはイーシガレット)、パーソナルヴェポライザ
ー(PV)、または電子ニコチン伝達システム(ENDS)]用流体リザーバとして使用
する方法を提供する。
本発明によれば、更なる態様において、抵抗が2.20〜2.5Ω(例えば、2.38
Ω)の抵抗線を備える、喫煙物品[例えば、電子タバコ(イーシグあるいはイーシガレッ
ト)、パーソナルヴェポライザー(PV)、または電子ニコチン伝達システム(ENDS
)]用発熱体を提供する。この抵抗線は、巻数が6〜8、好ましくは7回のコイルまたは
弦巻線として形成される。発熱体は、本発明の全態様による喫煙物品およびその他の喫煙
物品と併せて使用され得る。
本発明を、以下の実施例および添付図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による(ノンスケールの)リザーバの概略図である。 (本発明の一実施例によるリザーバを含む)本発明の一実施例によるイーシガレットの簡略展開図である。
図1は、本発明の一実施例による流体リザーバ12を示す。このリザーバ12は、(外
径が7.5mmかつ内径が4.25mmの)環状の断面を有し、かつ、複数の二成分繊維
から形成された、長さが33mmの長手方向に延在する管状要素20を備える。管状要素
を形成する二成分繊維は、要素を長手方向に貫通している、(直径が4.25mmの)円
形断面からなる(単一の)中空の円筒形チャネル21を画定している。要素20は均一な
断面を有しているため、円形断面からなる(単一の)中空の円筒形チャネル21は、管状
要素20の全長に亘って延在していることを理解されよう。
管状要素20は、特許文献1に記載の工程を用いて形成される。ポリエチレンテレフタ
レートからなるシースによって包囲されたポリプロピレンからなるコアを有する複数の二
成分繊維を、メルトブロー法を用いて製造した。続いて、可塑化された酢酸セルロースか
らなるシガレットフィルタエレメントを製造することで知られているのと同様の装置を利
用して、このウェブから管状ロッドを形成した。そのようにして製造した管状ロッドを個
々の複数の製品ロッドに切断し、続いて、それぞれを長さが33mmの個別の管状要素2
0に切断した。
管状要素20の平均重量は0.205gである。これは、長手方向に延在する管状要素
20において、0.21g/ccの接着繊維密度を提供する。勿論、例えば、圧力損失を
低減した要素における場合等、条件に合致するよう重量および密度を調整することも可能
であることを理解されよう。
管状要素20に、2%のニコチンを含有する1.2gのプロピレングリコールからなる
流体(イーリキッド)を充填した。
図2は、本発明によるリザーバ12を含む、本発明による電子タバコの簡略展開図であ
る。図示した1本の使い捨て装置の構造は、非常に一般的であり、かつ、同一の基本構造
を有する製品における多数の実施例が、先行技術において既知である。
イーシガレット装置は、ハウジングである管状体1内に包囲されている。図2から分か
るように、管状体1の一端部(上流端)には、(環状のシリコーンキャップ4内にあるエ
ンドキャップ2の直下流側に配置された)流量センサ3により、ユーザが管状体の下流端
(口端)を吸入していることを検知すると点灯するLEDエンドキャップ2を備える。セ
ンサ3およびキャップ4の下流に位置する3.7Vの円筒形リチウムイオン電池5は、装
置に電力を供給し、電池5の下流には円筒形電池シール6を有する。電池シール6の下流
にはヒーター(発熱体)8が管状のガラス繊維からなるスリーブ9内に収納され、かつ、
保護されている。例えば綿からなるウィック(ウィッキング要素)10は、スリーブ9に
ある孔部を貫通し、また、管状スリーブ9およびウィック10は、スリーブが図1を参照
して上述したものである本発明の管状リザーバ12によって包囲されている。イーシガレ
ット装置を組み立てる時、ウィックが(スリーブ9内の)ヒーター8とそれを包囲するリ
ザーバ12との両方に接触するように、リザーバ12は、スリーブ9にある孔部を貫通す
るウィックを有する管状スリーブ9およびその内部に配置されたヒーター8を包囲し、か
つ収納することを理解されよう。特に、管状リザーバ12の内径および外径は、管状スリ
ーブ9およびウィック10(および、存在する場合はスリーブ11)がリザーバ12のキ
ャビティ内にぴったりと一致し、かつ、リザーバ12がハウジング体1内にぴったりと一
致するように、寸法決めされることも理解されよう。多孔性であるリザーバ12は、イー
リキッドを保持している。いくつかの実施形態において、リザーバ12とスリーブ9との
間に配置された更なる綿スリーブ11を備えることもできるが、これは任意である(図2
参照)。リザーバ12/管状スリーブ9/ヒーター8からなるアセンブリの下流には、衛
生および利便性のため、口端部にエンドキャップ13と共に更なるシール7が設けられて
いる。
周知の通り、使用時には、ユーザが製品(口部にあるエンドキャップ13)を吸うこと
で、センサ3によりヒーターが作動する。エンドキャップ2および管1にある孔部を通じ
て、装置に空気が流れ込む。イーリキッドは、吸い上げられることによって、あるいは、
ウィック(ウィッキング要素)10を通じて、リザーバ12からヒーター8に伝達され、
該ヒーター8において気化されて、消費者に伝達される。
先行技術における装置は、リザーバとして包装した不織バットを使用した。以下に示す
ように、本発明は、二成分繊維を備えるリザーバ12を使用することにより、蒸気および
ニコチン伝達に関して、多大な利点をもたらす。
(実施例1)
市場をリードする使い捨て型のイーシガレット(以下、「A」と称する)を購入し、本
発明のイーシガレット(以下、「B」と称する)と比較した。両製品は同一の寸法であり
、可能な限り、(リザーバ以外は)同等の部品を使用した。また、綿スリーブ11を装置
Bから抜いた。本発明によるイーシガレットのリザーバは、外径が7.5mm、内径が4
.25mm、長さが33mm、重量は0.205gである(上述したように、これは0.
21g/ccの接着繊維密度を提供する)。このリザーバに2%のニコチンを含有する1
.2gのプロピレングリコール(イーリキッド)を充填した。このイーリキッドは、従来
型の巻かれた不織バットからなるリザーバを特徴とする、先行技術による装置Aにおいて
使用されたイーリキッドに関する我々の分析と同等である。続いて、これらの2種類の製
品を、容積が55mLで、持続時間が3秒間の矩形波の吸入を1分当たり2回実施する標
準喫煙機を用いて分析した。そして、1〜40、41〜80、81〜120、121〜1
60、161〜200、201〜240回目の吸入における蒸気を収集した。典型的には
、240回の吸入が、装置が使い切られるまでに消費者が使い捨て型のイーシガレットか
ら得られる最大限の吸入数であると考えられる。装置が240回の吸入まで持たない場合
、消費者は不満であろう。
以下の表は、問題となっている、伝達される平均的な総蒸気量および総ニコチン量を吸
入回数毎に示している。平均値は、各タイプからなる20台の装置による喫煙に基づいて
おり、これらの平均の変動係数も引用している。変動係数がより低い方が消費者により一
定の体験をもたらすため、明らかに好ましい。
Figure 0006978485
本発明の装置Bは、有利には、市場をリードする従来型装置Aよりも、より少ない変動
係数(典型的には13〜14%減)で、より多くの蒸気伝達(平均50%増)と、より多
くのニコチン伝達(平均65%増)の両方を提供することが分かる。
出願人は、図2に示したイーシガレット装置において、発熱体8として使用され得る、
改善したヒーターも開発した。長さ35mm、厚さ0.142mmのニッケルクロムワイ
ヤ(抵抗68Ω/m、合計抵抗値2.38Ω)と併せて、3.7Vのリチウムイオン電池
5を使用して、蒸気の伝達を高め、装置の性能を改善した。ニッケルクロムワイヤは、全
部で7回の巻回によって1.5mmのガラス繊維シリカ材料の周囲に巻き付けられて、発
熱体を形成している。この電池電圧、ワイヤの定格抵抗、およびコイル装置の組み合わせ
は、電池が消耗する前に、最大出力電圧と最小出力電圧との間(4.2V〜3.4V)の
最適化された電力出力と共に、ワイヤとウィッキング材料との間に改善された表面接触を
提供する。7.41ワットと4.86ワットとの間の電力出力は、液体を燃焼させること
なく、または、蒸気を生成するのに十分な電力を供給することが不可能となることなく、
最適な蒸気の生成およびニコチン伝達を提供することが知られている。この改善された電
源を使用すると、装置Bは3.7Vの電圧で、この最適な範囲内である5.75ワットの
電力出力を有した。出願人は、7回の巻回がウィックとの高い表面接触領域をもたらすこ
とにより、(例えば、装置Aと比較して)蒸気の生成が多くなることを発見した。より抵
抗が低いワイヤを使用したそれ以前のサンプルにおいては、過剰な熱の発生が見られ、そ
れにより、液体が燃焼し、装置のハウジングは触れられぬほど熱を持った。
(実施例1A)
本発明のリザーバの抽出効果を、複数の二成分繊維を有する多孔性要素を備えない対抗
品のリザーバと比較した。実施例1と同じく、本発明によるイーシガレットのリザーバは
、外径が7.5mm、内径が4.25mm、長さが33mm、重量は0.205gである
(これは、上述したように、0.21g/ccの接着繊維密度を有する二成分繊維を提供
する)。本発明のリザーバおよび2種類の対抗品に(実施例1と同一の)イーリキッドを
以下の表2に記載の容量だけ充填した。続いて、製品を容積が55mLで、持続時間が3
秒間の矩形波の吸入を1分当たり2回実施する標準喫煙機を用いて分析した。
以下の表2に、試験後の保液率を示した。本発明のリザーバは、(i)最初の40回の
吸入に亘って、より高いTPM伝達(160mg対83mg対52mg)と、(ii)対抗
品が55.28%および66.92%であるのに対して、22.24%の平均的な「ベイ
プ後の保液率」とを提供していることが分かる。これは、本発明のリザーバが高い抽出効
果を有することを示している。
Figure 0006978485

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    発熱体と、
    少なくとも前記発熱体のための電源と、
    流体リザーバと、
    前記流体リザーバから前記発熱体に流体を移送するウィッキング要素と、
    を備える喫煙物品であって、
    前記流体リザーバは、0.17〜0.26g/ccの接着繊維密度を有する複数の二成分繊維を有する多孔性要素を備え、また、任意に流体を備える喫煙物品。
  2. ハウジングと、
    発熱体と、
    少なくとも前記発熱体のための電源と、
    流体リザーバと、
    前記流体リザーバから前記発熱体に流体を移送するウィッキング要素と、
    を備える喫煙物品であって、
    前記流体リザーバは、0.17〜0.26g/ccの接着繊維密度を有する複数の二成分繊維を有する長手方向に延在する管状多孔性要素を備え、また、任意に流体を備える喫煙物品。
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