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JP6979039B2 - 農業用用途のための非毒性コーティング濃縮物 - Google Patents
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JP6979039B2 - 農業用用途のための非毒性コーティング濃縮物 - Google Patents

農業用用途のための非毒性コーティング濃縮物 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年7月6日に出願された米国仮特許出願第62/359191号及び2016年10月5日に出願された米国仮特許出願第62/404343号の利益を主張する。上記出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は農業用用途のためのコーティング製剤に関する。
肥料、殺有害生物剤、除草剤などとして使用される農業用化学物質は、離脱(erosion)及び処理された土壌及び植物からの浸出にさらされやすい。例えば、圃場に施用された肥料は、激しい灌水、雨又は他の水への曝露によって流出又は損失を被ることがある。別の例として、葉の表面に施用された化学物質は処理された植物から離脱して失われやすい。さらに別の例として、発芽前処理薬剤(すなわち、植物又は雑草の発芽前に土壌に施用される薬剤)は、植物及び/又は雑草が発芽している期間、施用された場所にとどまる必要がある。微生物活性、光分解、化学分解、水への曝露による流出などによる発芽前薬剤の消失が発芽期間中に起きることは望ましくなく、薬剤がこの期間中、土壌の上部1又は2インチに保持されることが有利である。これらの問題は、例えば接触して殺傷する殺有害生物剤のように、効果を直ちに発揮する薬剤とは対照的に、所望の効果を得るために長期間にわたって作用する必要がある薬剤の特性を最適化するためにとくに重要である。保持特性の改善がなければ、農薬は極めて容易に雨で洗い流され得るか、又は拭い去れ得る。
例として、収穫前の果実/堅果/野菜の保護がとくに重要である。木及びつる及び茂みの上で成長している果実又は野菜は有害生物の侵襲を受けやすく、その柔らかな皮は日焼けしやすく、これらの産物の全体収量を減らす。新しい農法では、とくに皮が食用である果実又は野菜に使用される合成殺有害生物剤の量を減らす又は排除することが推進されている。有害生物の問題を克服するのを助けるために、これらの果実又は野菜はしばしば、有害生物の侵襲を防ぎ、日焼けを防ぐためにバリア層を形成することができる粒子を噴霧される。サクランボ及びトマトなどのいくつかの他の果実では、果実の茎における水の蓄積でさえも、果実の内側の浸透圧不均衡をもたらす吸水をもたらし、結果として果皮の醜いひび割れが生じる。これを防ぐために、通気性があり、良性で、耐雨性のバリアコーティングが必要である。農業材料を昆虫、真菌、動物、干ばつ条件、大気汚染損傷及び太陽損傷から保護するための殺有害生物剤の使用に代わる非毒性の代替物が当技術分野で依然として必要とされている。さらに、(1)表土における有効成分の保持増強、(2)有効成分の浸出の防止(すなわち、持続放出)、及び(3)光分解に対する除草剤の保護によって除草剤性能を改善する必要性が存在する。これらの作物の高い価値及び有機農産物に対する需要のために、収穫前の果実/堅果/野菜の保護がとくに必要である。
新世代の除草剤及び他のこのような農業用処理剤は生物由来である。例えば、農業の対象への送達を必要とする生物学的防除剤があり、そこでは農業の対象に近接した剤の保持及び/又は制御放出が望まれる。本明細書で使用する場合、「農業の対象」という用語は、葉、果実、野菜、種子もしくは種嚢、茎、収穫後の農産物、及び土壌、農業用生育培地、又は当業者によって理解されるような他の農業基質からなる群から選択される。望ましくは、保持特性の改善を提供する送達製剤が生物学的防除剤と使用するのに適しているだろう。
除草剤、殺虫剤、殺真菌剤、植物成長調節剤、昆虫フェロモン、栄養素及び他の農業用処理剤もまた、果実又は野菜及び植物に直接噴霧するのに有利に使用される。例えば、カカオ豆の鞘は、殺真菌剤と殺虫剤の両方を鞘に噴霧することによって治療される「黒鞘」病に罹患し得る。黒鞘病は、アイルランドのジャガイモ飢饉を引き起こした病原体であるジャガイモ疫病菌(Phytophthora infestans)などのフィトフトラ(Phytophthora)型卵菌によって引き起こされる植物病である。標的(例えば、カカオ豆の鞘)上での処理剤の保持力向上により、それらの有効性を改善し、処理プロトコルの効率を改善することができる。カカオ豆の鞘用の天然由来のコーティングはまた、有害生物を阻止するための物理的バリア(すなわち、例えばフィルムとして形成されたバリアコーティング組成物)を作り出すことができ、さらなる処理剤の必要性を低減又は排除することができた。
農業用処理剤(殺有害生物剤、肥料、植物成長調節剤など)は高価であり、誤用されると環境破壊を引き起こすおそれがある。農業用処理剤の使用に関連する効率及びコストを改善するため、又は農業用処理剤の必要性を低減もしくは排除するための材料及び方法が必要とされている。
実施形態では、有機相と懸濁粒子材料とを含む濃縮懸濁液の非毒性農業製剤が、本明細書で開示される。実施形態では、製剤が農業の対象上で硬化コーティングを形成する。実施形態では、硬化が耐水性、耐摩擦性又は耐雨性(rainfast)である。実施形態では、硬化コーティングが、降雨、摩擦、風、水への曝露及び二次農業処理などの条件であり得る悪条件にさらされた場合に、農業の対象上に懸濁粒子物質を保持する。実施形態では、製剤が相分離に対して安定である。実施形態では、製剤が食品等級の成分を含む、又は有機的に製造された成分を含む、又は一般に安全と認められる成分を含む。実施形態では、製剤が有機的に製造された成分から本質的になる、又は一般に安全と認められる成分から本質的になる。実施形態では、濃縮懸濁液が非水性液体のみを含有する。製剤の有機相は、製剤の約40〜約99重量%であり得る。有機相は乾性油を含むことができ、乾性油は、亜麻仁油、生亜麻仁油、煮亜麻仁油、ヒマシ油、ヒマシ油グリシジルエーテル、桐油、ケシ油、グレープシード油、ベニバナ油、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、アッケシソウ油、ヒマワリ油、月見草油、シソ油及びクルミ油からなる群から選択され得る。実施形態では、乾性油がα−リノレン酸、リノール酸又はこれらの組み合わせを含む。実施形態では、懸濁粒子が製剤の約0.5〜約50%である。懸濁粒子は、有機相に永続的に懸濁することができる、又は有機相に容易に再懸濁することができる。実施形態では、懸濁粒子が粘土鉱物及び有機修飾鉱物からなる群から選択される。粘土鉱物は、カオリン粘土、スメクタイト粘土、イライト粘土、亜塩素酸塩粘土、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択され得る。実施形態では、粘土鉱物がベントナイト粘土であり得る。実施形態では、有機修飾鉱物が粘土鉱物であり、有機修飾鉱物が、脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アミド、脂肪エステル、脂肪アミンクワット(fatty amine quat)、四級アミン界面活性剤、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、脂肪アルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、亜麻仁油、アルケニル無水コハク酸、スチレン無水マレイン酸コポリマー、コロホニー、ロジン、キトサン及びヒマシ油誘導体からなる群から選択される有機修飾剤で修飾され得る。実施形態では、製剤が、殺有害生物剤、除草剤、有益な細菌、有益な真菌、植物成長調節剤、フェロモン、日焼け止め剤、バイオ農薬又は栄養素をさらに含む。実施形態では、製剤が植物抽出物又は植物油をさらに含む。実施形態では、製剤がさらなる粒子材料をさらに含む。実施形態では、さらなる粒子物質が、タルク、炭酸カルシウム、石膏、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、コーンスターチ、セルロース繊維、サイリウム繊維、エチレンビスステアラミド、微結晶セルロース、ステアリン酸、オレイン酸、ロウ、カルナウバロウ及びミツロウからなる群から選択され得る、又はカオリンもしくは二酸化チタンであり得る。実施形態では、製剤が界面活性剤をさらに含む。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、生分解性、食品等級及び有機界面活性剤からなる群から選択され得る。実施形態では、製剤が、セルロース誘導体、ポリ乳酸、ポリグリコール酸及びポリ乳酸−グリコール酸からなる群から選択されるアジュバントをさらに含む。実施形態では、製剤が塩又は硬化添加剤をさらに含む。
実施形態では、上記の濃縮懸濁液と農業用処理剤とを含む水性製剤がさらに開示される。実施形態では、農業用処理剤と上記の濃縮懸濁液とを含むコーティングされた農業用処理剤であって、濃縮懸濁液がコーティングとして農業用処理剤に塗布される、コーティングされた農業用処理剤も開示される。さらに、上記の製剤で処理された表面を有する植物生産物の実施形態が本明細書で開示される。
実施形態では、農業の対象を処理する方法であって、有機相と懸濁粒子とを含む濃縮懸濁液の農業製剤を用意するステップと、農業製剤を農業の対象に施用し、それによって農業の対象を処理するステップとを含む方法が本明細書で開示される。実施形態では、方法が農業の対象を有害生物又は環境の悪化から保護する。実施形態では、処理が有害生物の挙動を非致死的に改変することを含む。実施形態では、農業の対象が土壌表面又は農業用生育培地である。実施形態では、土壌表面が、侵食制御、栄養素保持、農業用処理剤保持、粉塵制御、有益な微生物の送達、バイオ農薬の送達、又は有益な微生物増殖の増強からなる群から選択される有益な効果を生じるように処理される。実施形態では、農業の対象が植物の表面である。植物の表面は、葉、果実、種子、液果、堅果、穀物、茎及び根からなる群から選択され得る。植物の表面は、収穫物のための収穫物の表面であり得る。実施形態では、農業の対象が農業用生育培地である。実施形態では、農業製剤が、作物1エーカー当たり約1〜約200ポンドの投与量で農業の対象に施用される。実施形態では、農業製剤が、製剤を施用するステップの前に溶媒で希釈される。植物の表面を上記の製剤で処理することによって、真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる方法であって、真菌植物病害が病原性真菌胞子によって引き起こされ、製剤との接触が、病原性真菌胞子が空気伝染する能力を妨害し、それによって真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる方法が本明細書でさらに開示される。上記の製剤を植物の表面に施用することによって、真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる方法であって、真菌植物病害が病原性真菌胞子によって引き起こされ、製剤との接触が、病原性真菌胞子が植物の表面上で発芽する能力を妨害し、それによって真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる方法も本明細書で開示される。上記の製剤を、それを必要とする植物の表面に施用することによって、植物の感染病害を治療する方法も本明細書で開示される。このような治療方法は感染病害を予防することを含む。
本開示は、濃縮懸濁液の形態の非毒性農業製剤に関し、この製剤は農業の対象上に硬化コーティングを形成することができる。非毒性農業製剤の濃縮懸濁液を水に希釈して、噴霧、ブラッシング、浸漬、散布又は灌注による施用のための農業製剤の溶液を作ることができる。農業製剤は、植物の表面(葉、果実、種子、液果、堅果、穀物、茎、根等)、土壌又は農業用生育培地を含む農業表面、及び果実、野菜、種子、穀物、茎、根などの収穫した植物生産物などの種々の農業基質又は標的に施用することができる。本明細書で使用する場合、植物の表面は、収穫前又は収穫後にかかわらず、植物の表面である;植物生産物は収穫後の農産物である。農業基質及び標的を処理するための農業製剤及び方法が本明細書で開示される。
A.農業製剤
実施形態では、非毒性農業製剤が、モノ不飽和及び多価不飽和脂肪などの、少なくとも不飽和度1を有する脂肪酸又は脂肪酸エステル官能基を含有する植物油を含む。実施形態では、植物油が、α−リノレン酸、リノール酸及びオレイン酸などの不飽和脂肪酸基を含有し、これらの脂肪酸基は、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド又は脂肪酸アミドの形態であり得る。実施形態では、植物油が乾性油である。本明細書で使用する場合、「乾性油」という用語は、脂肪酸のグリセロールトリエステルからなる自己架橋油、又は本明細書に記載される植物油を指す。乾性油は、高レベルの多価不飽和脂肪酸、とくにα−リノレン酸を特徴とする。例としては、亜麻仁油(すなわち、煮亜麻仁油(BLO)及び生亜麻仁油(RLO)を含む亜麻仁油)、桐油、ケシ油、キャノーラ油、ヒマワリ油、ベニバナ油、大豆油、魚油、ヘンプオイル、トウモロコシ油、脱水ヒマシ油、トール油、シソ油及びクルミ油が挙げられる。大気酸素の存在下で隣接鎖の二重結合間に架橋が生じると、ポリマーネットワークが形成され、油が硬化又は「乾燥」する。乾性油自体が強靭な疎水性フィルムを形成するので、これらを使用して表面又は粒子をコーティングして水分をはじくことができる。本明細書に開示される乾性油はまた、粒子材料が乾性油から分離しないように(「耐久性」懸濁液)、又は粒子材料が最初に分離した場合、乾性油に容易に再懸濁されるように、粒子材料、例えば、粒子鉱物を懸濁させることもできる。
実施形態では、濃縮懸濁液の油相が、乾性油、ロウ、セルロース誘導体、亜麻仁油、煮亜麻仁油、ヒマシ油、ヒマシ油グリシジルエーテル、ステアリン酸マグネシウム、亜麻仁油、桐油、ケシ油、グレープシード油、ベニバナ油、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、アッケシソウ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、ヘンプオイル、小麦胚芽油、綿実油、大豆油、ゴマ油、キャノーラ油、月見草油、シソ油及びクルミ油を含む。実施形態では、濃縮懸濁液の油相が、流体取り扱い特性を改善する、又は乾燥フィルムの可撓性を改善するために、鉱物油、石油留分、アルコール、テルペン、又はグリコール(グリセリンもしくはプロピレングリコールなど)などの希釈剤を含有する。好ましくは、油相がα−リノレン酸、リノール酸又はこれらの組み合わせを含有する。
濃縮懸濁液は植物油中に粒子材料を含有する。実施形態では、粒子材料が粘土鉱物であり得る。粘土鉱物には、限定されないが、以下の種類の粘土が含まれる:(a)カオリン粘土(鉱物カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト及びナクライト(AlSi(OH)の多形)を含む);(b)ノントロナイト及びモンモリロナイトなどの複八面体スメクタイト、ならびにサポナイトなどの三八面体スメクタイトを含むスメクタイト粘土;(c)粘土雲母を含むイライト粘土;(d)亜塩素酸塩粘土;及び(e)セピオライト及びアタパルジャイトなどの他の種類の粘土。一実施形態では、粘土鉱物がベントナイト粘土であり得る。
実施形態では、粒子材料が有機粘土などの有機修飾鉱物であり得る。例えば、有機粘土は、脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アミド、脂肪エステル、脂肪アミンクワット、四級アミン界面活性剤、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、脂肪アルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、亜麻仁油、アルケニル無水コハク酸(ASA)、スチレン無水マレイン酸(SMA)コポリマー、コロホニー、ロジン、キトサン又はヒマシ油誘導体、例えばTHIXCIN(登録商標)などの有機修飾剤で修飾されたベントナイト、カオリン、ゼオライト、アタパルジャイト又はタルクなどの鉱物を含むことができる。
実施形態では、粒子材料が、タルク、炭酸カルシウム、石膏、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、コーンスターチ、セルロース繊維、サイリウム繊維、エチレンビスステアラミド、微結晶セルロース、ステアリン酸、パラフィンロウ、カルナウバロウ又はミツロウであり、粒子材料が個別に又は混合物として一緒に使用され得る。他の実施形態では、粒子材料が、例えば湿気又は有害生物の侵襲に対するバリアを形成するよう選択された特殊粒子であり得る。実施形態では、特殊粒子が、適切な結合剤と混合すると、平坦な組織化フィルムを形成する能力を有する粘土、雲母などの平面状高アスペクト比粒子を含むことができる。一定の実施形態では、製剤の粒子材料が、雲母、タルク、シリカ、二酸化チタン、石膏、炭酸カルシウム、リン酸アルミニウムなどの非粘土鉱物であり得る。好ましい実施形態では、製剤の粒子材料が、ベントナイト、剥離ベントナイト、有機粘土、カオリン、石膏、ゼオライト、フラー土又は珪藻土であり得る。
実施形態では、これらの用途のための粘土を、その内容が参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2013/123150号パンフレット(「粘土剥離方法及びその使用」と題されたPCT出願番号PCT/US13/2684」)に示される方法を使用して剥離することができる。バリアフィルムへの粒子の組み込みは、光及び熱エネルギーを反射又は吸収するというさらなる利点を提供する。一定の果実及び野菜は、過度の日光、凍結又は霜条件、酸化的損傷、微生物又は真菌の増殖、湿潤状態での浸透膨潤及びひび割れ、熱ストレス、及び低湿度又は風の強い条件中での乾燥にさらされることにより作物損失又は経済的損失を受ける。開示される製剤のバリアフィルムへの粒子の組み込みにより、これらのストレスによって引き起こされる損失を減らすことができる。これらの粒子を、二酸化チタン(TiO)などのさらなる高輝度顔料と組み合わせて、太陽光からの熱吸収を低下させ、それによって日焼けによる損傷又は熱による損傷を減少させる白色又は反射性表面を提供することができる。TiOは、農業の対象表面に入射するUV照射の大部分を吸収又は反射することによって、農業の対象表面の紫外線(UV)光耐性をさらに増強することができる。共役有機化合物などの他の日焼け止め材料も含めることができる。
農業製剤は、油性連続相と懸濁粒子とを含む濃縮懸濁液の形態で提供される。濃縮懸濁液は、スピンドルLV−3を備えたBrookfield LVDV−III+レオメーターにより30rpmで測定して、約10cP〜約50000cPの粘度を有する液体である;あるいは、濃縮懸濁液は、同じ条件下、同じ機器で測定して、約50000cP〜500000cPの粘度を有するペースト状流体である。実施形態では、濃縮懸濁液が、約50cP〜約5000cPの粘度を有する液体である。実施形態では、濃縮懸濁液が、混合後、少なくとも24時間は沈降に耐えるように、油性連続相からの粒子の分離(すなわち、相分離)に対して安定である。実施形態では、懸濁液が、混合後少なくとも90日間は沈降に耐える。実施形態では、濃縮懸濁液が、質量基準で、懸濁粒子よりも多くの油性液体を含有する。実施形態では、製剤中の粒子と油性液体の質量比が、油性液体100部当たり1〜100部の粒子の範囲である。実施形態では、濃縮懸濁液が水を含まない。
実施形態では、農業製剤が、油相中の粒子鉱物の分散性を向上させ、農業の対象に対する希釈製剤の濡れ性を向上させるために界面活性剤を含む。当技術分野で理解されるように、鉱物などの粒子材料は、油に容易に懸濁しないように本質的に親水性であり得る。したがって、実施形態では、製剤が、油相中の粒子鉱物の安定な懸濁を容易にして、耐久性のある安定な濃縮液体製剤を可能にすると理解されている、エトキシル化アルコール、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、エチレンオキシド/プロピレンオキシド(EO/PO)コポリマー、グアー、キサンタン、大豆レシチン又はエトキシル化ソルビタンステアレラートなどの界面活性剤又は分散剤を含有する。
実施形態では、農業製剤が、製剤の水への分散性及び希釈性を改善し、希釈製剤の安定性を改善し、農業の対象に対する希釈製剤の濡れ性を改善するための分散剤又は懸濁化剤を含む。実施形態では、濃縮懸濁液が、グアー、キサンタン、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸塩、ゼラチン、ペクチン、デンプン、ヒドロキシプロピルグアー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース及びエチルセルロースなどの分散剤又は懸濁化剤を含有する。実施形態では、分散剤又は懸濁化剤が、重量基準で約0.01%〜約5%で農業製剤に添加される。実施形態では、分散剤又は懸濁化剤が、重量基準で約0.1%〜約2%で農業製剤に添加される。実施形態では、分散剤又は懸濁化剤が、重量基準で約0.1%〜約1%で農業製剤に添加される。
実施形態では、農業製剤が、添加剤に応じて、0.1重量%〜30重量%に及ぶ量で添加され得る1種又は複数の安定化添加剤を含む。
理論に拘束されないが、製剤は低密度材料の連続領域に分散された高密度材料の領域を含むので、重力が高密度材料を容器の底に沈降させ、沈降物を形成し得ると理解される。これに対抗するために、安定化添加剤を使用して連続相の粘度を増加させ、それによって沈降速度を低下させることができるが、これらは製剤を使用者が注ぐことを困難にする。代替として、連続相に擬塑性挙動を示させる、すなわち粘度が剪断速度の増加と共に低下する添加剤を選択することができる。このような添加剤を含有する製剤は、沈降速度低下を示すが、沈降に特徴的な剪断速度特性は注入、混合又は他の流体移動工程のものよりかなり小さいので、依然として容易に注ぐことができる。
実施形態では、いったん臨界応力レベルを超えると、低い応力で連続相に脆弱な固体を形成させ、液体に変換させる安定化添加剤を選択することができる。このような添加剤の組成及び濃度は、臨界応力が沈降に伴う剪断応力よりわずかに大きくなるように選択される。このような添加剤を含有する製剤は沈降を本質的に示さないが、いったん脆弱な固体が振盪、混合又は他の形態の穏やかな撹拌によって破壊されると自由に流動する。実施形態では、この挙動を生じる安定化添加剤が、弱い会合基を含有する1個又は複数の高分子を含む。これらの弱い会合基間の相互作用は、製剤全体に広がり、降伏応力によって特徴付けられる網目構造の形成をもたらす。望ましくは、降伏応力を超える剪断応力を印加するとこれらの会合が崩壊し、結果として網目組織の崩壊及び製剤の巨視的流動が生じる。
実施形態では、これらの特性を発現するのにとくに適した添加剤に、2つの親水性鎖(例えば、ポリオキシエチレン)間の中央疎水性鎖(例えば、ポリオキシプロピレン)で構成されるポロキサマーなどの非イオン性三ブロックコポリマー、例えばPLURONIC(登録商標)シリーズの材料(BASF)によって提供されるもの、及びJEFFAMINE(登録商標)EDシリーズ(Huntsman)のポリエーテルジアミンなどのポリエーテルアミンが含まれる。他の実施形態では、有用な安定化添加剤に、トリヒドロキシステアリン及び関連レオロジー改質剤(THIXCIN(登録商標)及びTHIXATROL(登録商標)(Elementis Specialties))、又はRHEOCIN(登録商標)又はRHEOCIN T(登録商標)(BYK Additives and Instruments)などのヒマシ油誘導体が含まれ得る。これらの目的のための添加剤は、0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.3重量%に及ぶ用量で添加することができる。実施形態では、安定化添加剤を、例えば55〜65℃に及ぶ温度で、高強度で混合しながら、製剤の温度に対して高温度で農業製剤に添加することができる。
実施形態では、安定化添加剤に、変性尿素、尿素変性ポリアミド、尿素変性ポリウレタン、ヒドロキシル末端ポリブタジエン樹脂(KRASOL(登録商標)(Cray Valley))、グリコールエーテル(例えば、DOWANOL(商標)シリーズ(Dow Chemical))、ポリアミド、ポリエステルアミドなどが含まれ得る。例として、BYK(登録商標)製品:BYK 7411 ES、BYK 431、BYK 430及びBYK 425(BYK Additives and Instruments)などの化合物を使用することができる。これらの添加剤を、0.1〜4重量%、好ましくは0.2〜2重量%に及ぶ濃度で系に組み込むことができる。グリコールエーテルが使用される実施形態(例えば、DOWANOL(商標)シリーズ(Dow Chemical))では、選択されたグリコールエーテルが、好ましくは高い水への溶解度を有する。一例として、Dowanol TPMは、3〜5重量%に及ぶ用量、好ましくは4重量%で使用することができる。他の実施形態では、安定化添加剤に、脂肪酸ポリジエタノールアミドなどの脂肪酸から誘導された界面活性剤が含まれ得る:これらの例は、コカミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、ダイズアミドジエタノールアミドなどであり、その代表的なバージョンはLubrizol製のAMIDE(商標)CE、KD、LSM製品に見ることができる。他の実施形態では、脂肪酸のポリグリセロールエステルなどの脂肪酸から誘導された界面活性剤を安定化添加剤として使用することができる。これらの脂肪酸由来添加剤は、1〜5重量%に及ぶ用量、好ましくは3%で添加することができる。
実施形態では、農業製剤が生分解性成分を含む、又は生分解性成分から本質的になる。実施形態では、農業製剤が、米国農務省(USDA)国立有機プログラム(NOP)成分リストに定義されている有機的に製造された、又は「有機」成分を含む。実施形態では、農業製剤が、米国食品医薬品局(FDA)指針によって定義されている食品等級の成分を含む。実施形態では、農業製剤が、米国環境保護庁(EPA)不活性成分リストの40 CFR 180パラグラフ910〜960に定義されている不活性成分を含む。実施形態では、農業製剤が、米国連邦殺虫剤殺菌剤及び殺鼠剤法(FIFRA)の40 CFR 152.25に定義されているFIFRA最小リスク成分を含む。実施形態では、農業製剤が非毒性、天然由来及び/又は有機であり、製剤を使用して昆虫、動物、真菌、細菌及び環境の悪化による作物への損傷を防ぐことができる。実施形態では、製剤成分が食品等級原材料に由来する。実施形態では、製剤成分が、連邦食品医薬品化粧品法(FDCA)、第201(s)節及び第409節の21 CFR 170.3及び21 CFR 170.30に示される、米国食品医薬品局によって一般に安全と認められる(「GRAS」)材料を含む、又は一般に安全と認められる材料から本質的になる。
この濃縮懸濁液はいくつかの商業的利点を有し、例えば、高濃度製品形態は製造時点から使用時点まで輸送される製品の体積を最小にする。高度に濃縮された製品形態を持つことによって、貯蔵容量要求が最小限に抑えられる。それはまた、固体、粒状又は粉末製剤よりも有利な点を提供する:液体製品としての取り扱いの容易さ、自動ポンプ装置との適合性、労働者の曝露を減らして取り扱いがより安全であり、そして粉塵形成が少ない。製品中の最小量の水は、粘度の低下、かび及び細菌の増殖傾向の減少、ならびに製品の凝固点又は流動点の低下の利点を提供することができる。
一定の実施形態では、濃縮懸濁液を、使用時又は使用時付近で、水又は他の溶媒で希釈して、希釈懸濁液を形成することができ、次いで、希釈懸濁液を噴霧、ミスティング、雲霧法、静電噴霧、浸漬、ブラッシング又は散布などの方法によって農業の対象に施用することができる。希釈をインライン混合又はバッチ混合によって達成して、希釈懸濁液を形成することができ、希釈懸濁液は従来の噴霧装置を使用して取り扱い及び施布することができる。希釈懸濁液は、油相が乾性油を含む水中油型エマルジョン又は水中油型懸濁液として形成される。
農業の対象に施用されると、農業製剤は油と粒子材料を含む硬化性コーティングを形成する。実施形態では、硬化機構が乾性油の挙動に基づいており、架橋が大気酸素挿入を介して隣接する脂肪酸鎖又はトリグリセリド鎖の二重結合間に発生し、硬化ポリマーネットワークを形成する。硬化速度は、硬化添加剤、すなわち、乾性油の硬化速度を加速する酸化剤又は金属塩などの添加剤を使用することによって増加させることができる。
実施形態では、濃縮懸濁液が、界面活性剤、乾性油及び粒子をブレンドすることによって作製され、界面活性剤が懸濁液の約0.1〜約15質量%を占める。一実施形態では、懸濁液が水を含有しない。実施形態では、懸濁液が20質量%未満の水を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液が、約40質量%〜約98質量%の油相を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液が、約50質量%〜約90質量%の油相を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液が、約60%〜約80%の油相を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液が、約1質量%〜約50質量%の懸濁粒子を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液が、約10質量%〜約40質量%の懸濁粒子を含有する。実施形態では、濃縮懸濁液は、約20質量%〜約35質量%の懸濁粒子を含有する。
実施形態では、農業製剤が、植物又は動物に対して低い毒性を有するように、非毒性である成分を含む又は非毒性である成分から本質的になる。低毒性は、1000mg/kg超のLD50、又は好ましくは5000mg/kg超のLD50を有すると定義され得る。毒性は、論文「Tabulation of Toxicity Classes」、Harold Hodge及びJames Sterner、出版American Industrial Hygiene Association 季刊 第10巻、第4号、1949に基づいて、Hodge−Sternerクラスによって分類されてきた。実施形態では、農業製剤がHodge−Sternerクラス1、2又は3の説明に適合し得る;好ましい実施形態では、製剤がHodge−Sternerクラス1の説明に適合し得る。実施形態では、農業製剤が、植物油、トリグリセリド及び天然鉱物などの天然由来の成分を含む。
実施形態では、農業製剤を、多孔質フィルムの形態に乾燥し、植物による蒸散を可能にするように施用することができる。実施形態では、ガスボイドの形態の微小孔を組み込むもしくは形成することによって、又は多孔質鉱物を組み込むことによって、多孔質フィルムを形成することができる。実施形態では、コーティングの微量成分を溶解又は分解し、多孔質コーティングを残すことによって、微小孔を形成することができる。
実施形態では、本明細書で開示される農業製剤を、流体形態の農業用処理剤を農業の対象に運搬するためのビヒクル又はアジュバントとして使用することができる。本明細書で使用する場合、「処理する」という用語は、農業の対象の寿命、生産性又は他の生物学的もしくは経済学的側面に有益に影響を及ぼすことを意味し、「農業用処理剤」はこのような処理を行うために使用される任意の化学的又は生物学的有効成分を指す。「二次農業処理」という用語は、本明細書に開示される農業製剤による処理に加えて、その前に、又はその後に適用される農業的処理を指す。農業用処理剤の非限定的な例としては、殺有害生物剤、除草剤、殺真菌剤、硫黄、酸化銅、植物成長調節剤、植物ホルモン、フェロモン、殺虫性石鹸、昆虫フェロモン、日焼け止め剤、有益な細菌、有益な真菌、トリコデルマ属(Trichoderma)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)(Bt)、アスペルギルス属(Aspergillus)、線虫、RNAi;植物性抽出物及び精油、例えばニーム、クローブ、d−リモネン、シトラス抽出物、ピネン、マツ抽出物、カプサイシン、樟脳、ゲラニオール;プロバイオティクス、有益な細菌又は有益な真菌、細菌培養物又は真菌培養物からの抽出物、スピノシンA、スピノシンD、バイオ農薬、バイオ殺真菌剤、線虫、生物学的防除剤、及び栄養素が挙げられる。
本明細書で使用する場合、「栄養素(nutrient又はnutrients)」は、植物成長に必須の要素を指す。「栄養素」という用語は、多量栄養素と微量栄養素の両方を含む。空気及び水(炭素、水素、酸素)によって提供される成長のための必須要素に加えて、植物が大量に必要とする3つの主要栄養素(窒素、リン、カリウム)、ならびに少量、さらに微量必要とされるいくつかの二次栄養素及び微量栄養素(カルシウム、マグネシウム、硫黄、ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン、亜鉛など)がある。微量栄養素は、糖転流の増強、タンパク質形成の強化、光合成の増加、根強度の改善、植物免疫の可能化などの植物のライフサイクルにおいてとくに重要な機能を果たすことができる。
例えば、植物の成長を制限する、又は有害生物及び病原体に対する感受性を高める栄養障害を修正するために、栄養素含有葉面散布を使用して植物に必須栄養素を提供することができる。しかしながら、現在使用されている単純散布は、水中に溶解又は分散した1種又は複数の栄養素からなる;施用後、これらの製剤は葉の表面から容易に洗い流される又は払い落とされる。このような洗い流し又は払い落としへの感受性は、栄養素の利用可能性を低下させ、これらの化学物質の現地の水道への流れ込みを増やすおそれがある。実施形態では、本明細書で開示される製剤が栄養素を含有し、葉上に1種又は複数の栄養素を保持する栄養素含有フィルムを形成する。この特性は、栄養素の洗い流し又は払い落としを最小限に抑え、植物による吸収に利用可能な時間を延ばし、栄養素の残留活性を延ばす。適切な栄養素の例としては、窒素、リン、カリウム、ホウ素、銅、鉄、マンガン、モリブデン、亜鉛、塩素、ニッケル、カルシウム、マグネシウム、硫黄及びケイ素が挙げられる。栄養素は、塩、錯体、キレート又は有機−無機化合物として供給され得る。栄養素は、製剤に溶解されてもよく、製剤に分散されてもよく、又は製剤の成分に吸着されてもよい。実施形態では、例えば、栄養素が製剤中に存在する粘土に吸着され得る。分散栄養素は、100μ未満、10μ未満又は1μ未満の平均粒径を有する粒子の形態をとり得る。
実施形態では、非毒性農業製剤を、昆虫において交配混乱を引き起こすフェロモンと組み合わせることができる。フェロモン含有農業製剤を使用して、昆虫の繁殖もしくは産卵の成功を阻止する、又は昆虫に、生じた幼虫が生き残らない領域に卵を産ませることができる。農業用処理剤は、液体、溶液、分散液、ペースト、ゲル又はエアロゾルとして製剤化され得る農薬を含むことができる。農業用処理剤は有害生物の挙動を非致死的に変えることができる。例えば、農業用処理剤は、例えば農業の対象上の空間もしくは栄養素について農業病原体と競合することによって、又は農業病原体の増殖に拮抗することによって、農業の対象に耐性を誘導することによって、農業有害生物に対する天敵として作用することによって、交配混乱を引き起こすことによって、過剰なグルーミング挙動を引き起こすことによって、又は他の生物学的媒介過程によって、その生物学的活性を通して、農業の対象に有益な効果を及ぼす生物学的防除剤を含むことができる。本明細書で使用する場合、農業の対象は、植物の表面及び種子表面(収穫前又は収穫後)、植物生産物、ならびに土壌又は農業用生育培地表面を含み得る。
本明細書で使用する場合、「農薬」という用語は、除草剤、殺有害生物剤、殺真菌剤、肥料、殺虫剤、プロバイオティクス、殺線虫剤、植物成長調節剤、植物ホルモン、昆虫ホルモン、フェロモン、有害生物忌避剤又は栄養素などの農業目的に使用される活性化学成分を指す。例えば、製剤は、農薬を送達しながら、植物、果実、野菜、葉、液果、種子、堅果などのための保護コーティングとして働くことができる。実施形態では、農薬がジカンバ、クロランベン、ニコスルフロン及びグリホサートなどの除草剤であり得る;農薬がイミダクロプリド、ネオニコチノイド、ピレスロイド、クロラントラニリプロール又はスルホキシイミンなどの殺虫剤であり得る。実施形態では、農薬がアゾキシストロビン、多硫化カルシウム、メタラキシル、クロロタロニル、フェナリモル、銅塩類、亜酸化銅、金属−ジチオカルバマート錯体、フェルバム、マンコゼブ、メフェノキサム、ミクロブタニル、ピラクロストロビン、プロチオコナゾール、プロピコナゾール、硫黄、チオファナートメチル、トリアジメホン及びトリフロキシストロビンなどの殺真菌剤であり得る。実施形態では、農薬が油溶性化学物質、水溶性化学物質又は分散性固体材料であり得る。
実施形態では、農業用処理剤が日焼け止め剤又は保湿剤などの物理学的薬剤であり得る。実施形態では、カフェイン、安息香酸、パラ−アミノ安息香酸、アボベンゾン、酸化亜鉛及び二酸化チタンなどの薬剤を日焼け止め剤として使用することができる。実施形態では、尿素、グリセロール、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、塩化カルシウム及びポリエチレングリコール(PEG)などの湿潤剤を保湿剤として使用することができる。
実施形態では、農業用処理剤が、グラム陽性菌、グラム陰性菌、運動性微生物、非運動性微生物、根粒菌、土壌微生物、根圏微生物、真菌などの生物学的薬剤を含むことができる。
一定の実施形態では、生物学的薬剤が1種又は複数の有益な微生物を含む。本明細書で使用する場合、「微生物(microbe)」という用語は、微視的単細胞又は多細胞生物を指す「微生物(microorganism)」と交換可能である。微生物のクラスには、それだけに限らないが、細菌、真菌、藻類、古細菌、ウイルス及び原生動物などの生物が含まれる。農業用処理剤としての微生物の使用は、窒素固定の増強、病害の抑制、植物病原体に対する保護(植物における病害抵抗性の誘導を含む)、栄養取り込みの改善、成長及び生産性の刺激、環境ストレスに対する耐性の改善などの農業利益を提供することができる。例えば、実施形態では、植物を攻撃する可能性がある有害生物又は植物病原性微生物に感染させることによって、農業処理に使用される微生物が植物を直接保護することができる。この使用の一例として、土壌中に天然に存在する真菌であるボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)を有害生物に対する昆虫学的病原体として使用することができる。あるいは、例えば、他の実施形態では、農業処理に使用される微生物が、病原性種と栄養素を競合することによって、病原性種もしくは有害昆虫によって必要とされる栄養素を制限もしくは排除することによって、又は病原性種に悪影響を及ぼす抗微生物化合物を生産することによって、植物に間接的な保護を提供することができる。さらに他の実施形態では、農業処理に使用される微生物が、植物への栄養素の供給又は生物学的利用能を増加させることができる。他の実施形態では、農業処理に使用される微生物が、植物内の有益な生物学的活性、例えば、葉の成長の促進、根の成長の促進、免疫応答の刺激、非生物的ストレスの耐性の促進などを刺激することができる。
実施形態では、農業処理が、有益な細菌又は真菌、例えば植物の根と菌根関係にある真菌、真菌の昆虫病原性菌株、ボーベリア属(Beauveria)、メタリジウム属(Metarhizium)、イザリア属(Isaria)、ノムラエア属(Nomuraea)、トリポクラディウム属(Tolypocladium)、レカニシリウム属(Lecanicillium)、エントモフトラ・ムスカエ(Entomophthora muscae)、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana)、パンドラ・ネオアフィディス(Pandora neoaphidis)、ヒルステラ・トンプソニ(Hirsutella thompsonii)、ネオジギテス・フロリダナ(Neozygites floridana)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、黒きょう病菌(Metarhizium anisopliae)、バチルス・アスペルギルス(Bacillus aspergillus)、バチルス・チューリンゲシス(Bacillus thuringiensis)(Bt)及び線虫などの生物学的薬剤を含むことができる。実施形態では、農業用処理剤が、米国EPA(https://www.epa.gov/pesticides/biopesticides)によって定義されているバイオ農薬であり得る。実施形態では、農業用処理剤が、サッカロポリスポラ・スピノサ(Saccharopolyspora spinosa)によって産生されるスピノシンA及びスピノシンDなど、細菌によって産生され得る。
実施形態では、製剤が生存微生物である有益な微生物を含むことができる。生存微生物は繁殖可能な微生物、すなわち複製可能な生存生物であり得る。あるいは、有益な微生物は、それらの複製に依存しない有益な特性を有する、生存可能であるが非繁殖可能であり得る。これらの生存微生物については、複製可能であろうとなかろうと、それらの有益な特性のうちのあるものは、植物の幸福(病害の非存在を含む)に寄与する有益な物質を放出するそれらの能力から生じ得る、又はそれらの有益な特性のうちのあるものは、このような植物と関係がある別の生物によって消費されると植物に有益な効果を誘発するそれらの能力から生じ得る。例えば、生存している有益な微生物は、繁殖可能であろうとなかろうと、例えば有害生物が微生物を消費すると、そうでなければ植物にはびこる可能性がある有害生物に有害効果を及ぼすことができる;よって、有害生物に対するこの有害効果は、そうでなければ脆弱な植物に有益な効果をもたらす。
実施形態では、製剤が非生存微生物である有益な微生物を含むことができる。このような微生物は、ある時点では生存生物であるが、製剤中ではもはや生きておらず、それらの有益な特性はそれらの生存性に依存しない。非生存微生物又はそれらに由来する物質は、例えば植物の幸福(病害の非存在を含む)に寄与する有益な物質を提供することによって、又はこのような植物と関係がある別の生物によって消費されると植物に有益な効果を誘発することによって、有益な効果を及ぼすことができる。例えば、バチルス・チューリンゲンシス(B.thuringesis)などの微生物は、たとえ微生物自体がもはや生きていなくても、それを消費する昆虫の腸を損傷することができる。
非生存材料、例えば生存又は非生存微生物に由来する化合物を、「バイオ農薬」という用語に含めることができる。このようなバイオ農薬は、生きている微生物に由来する材料(例えば、化合物、分泌物、排泄物等)を含むことができる;生物農薬はまた、非生存微生物に由来する材料(例えば、化合物、分泌物、排泄物又は微生物自体を処理することに由来する誘導体)も含むことができる。
実施形態では、濃縮懸濁液が、セルロース系ポリマー、セルロースアセタート、セルロースアセタートブチラート、セルロースアセタートプロピオナート、デンプン、熱可塑性デンプン、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸−グリコール酸、プロピレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、グリセリン、塩化カルシウムなどの浸透圧抑制剤、テルペン、及び植物油などのアジュバントを含むことができる。実施形態では、乾性油ベースの農業製剤が、セルロースエステル、セルロースアセタート、セルロースジアセタート、セルローストリアセタート、セルロースアセタートプロピオナート、セルロースアセタートブチラート、セルロース繊維、セルロースマイクロファイバー、セルロースナノファイバー、セルロースエーテル、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース系又はセルロース由来材料を含むことができる。実施形態では、セルロース系又はセルロース由来材料が、例えばエステル化によって共有結合した乾性油を有するセルロース系ポリマーであり得る。実施形態では、セルロース由来材料が、有利な特性を付与する1つ又は複数の官能基と組み合わせた、上記のセルロース系材料を含有することができる。他の実施形態では、農業表面用の非毒性バリアコーティング組成物を、ポリヒドロキシブチラートなどのポリヒドロキシアルカノアートを含む生分解性組成物から形成することができる。
B.製剤を使用する方法
本開示はまた、濃縮懸濁液の形態の非毒性農業製剤を使用する方法に関する。農業製剤は、植物の表面(葉、果実、種子、液果、堅果、穀物、茎、根等)、土壌又は農業用生育培地、及び果実、野菜、種子、穀物、茎、根などの収穫した植物生産物などの種々の農業基質又は標的に施用することができる。
実施形態では、土壌表面を、侵食制御、栄養素保持、農業用処理剤保持、粉塵制御、有益な微生物の送達、又は有益な微生物増殖の増強からなる群から選択される有益な効果を生じるように処理することができる。
実施形態では、非毒性農業製剤を使用して種子コーティングを形成して、生存能力、生産性、成長速度、出芽時期、耐虫性、カビ耐性、防塵、活性殺有害生物成分の剥がれに対する耐性及び耐湿性などの種子の特性を改善することができる。種子コーティングとして使用する場合、製剤は、リゾクトニア属(Rhizoctonia)及びフザリウム属(Fusarium)及びダイズさび病及び線虫、アブラムシ、ウジ及びミミズに対する保護を提供することができる。製剤は、取り扱いの改善、安全性、環境汚染、及び標的でない用途の回避のために、種子コーティングの散粉を減少させることができる。種子コーティングは、乾流及び処理された種子の凝集防止を改善することができる;これにより残留物が少なくなり、機器の清掃が少なくて済む。種子コーティングは発根化合物、ホルモン及び植物成長調節剤を含むことができる。実施形態では、製剤を水で希釈し、農業の対象に施用して硬化コーティングを形成することができる。
実施形態では、非毒性農薬製剤を、カカオ、コーヒー、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、アボカド、メロン、スイカ及びバナナなどの熱帯作物に施用することができる。カカオの例では、非毒性農業製剤が、カカオポッドボーラー(コノポモルファ・クラメレラ(Conopomorpha cramerrela))が作物に損傷を与えるのを阻止することができる。さらに、カカオについては、非毒性農業製剤が、例えばフィトフトラ・パルミボラ(P.palmivora)、フィトフトラ・メガカリャ(P.megakarya)、フィトフトラ・キャプシシィ(P.capsici)、フィトフトラ・シトロフトラ(P.citrophthora)、フィトフトラ・メガスペルマ(P.megasperma)、フィトフトラ・カツラエ(P.katsurae)などのフィトフトラ属(Phytophthora)種生物が関与する黒鞘病侵襲を阻止することができる。また、カカオについては、非毒性農業製剤が、担子菌真菌、モニリオフトラ・ロレリ(Moniliophthora roreri)、モニリオフトラ・ペルニシオサ(Moniliophthora perniciosa)などの生物が関与する霜鞘及びてんぐ巣病(WBD)侵襲を阻止することができる。コーヒーでは、非毒性農業製剤が、コーヒーベリーボーラーなどの昆虫、又はコーヒーさび病などの植物病害を阻止することができる。実施形態では、非毒性農業製剤が、胞子が空気伝染する能力を低下させることによって、真菌侵襲の広がりを予防又は減少させることができる。実施形態では、非毒性農業製剤が、空気伝染胞子が植物の表面上で発芽する能力を低下させることによって、真菌侵襲の広がりを予防又は減少させることができる。実施形態では、非毒性農業製剤が、植物の表面上の真菌をカプセル化又は固定化して、微生物の一部又は全部が植物内部へのアクセスを獲得するのを防ぐことによって、真菌侵襲の広がりを予防又は減少させることができる。
実施形態では、非毒性農業製剤を、スカッシュ、タマネギ、セロリ、レタス、ホウレンソウ、カボチャ、トマト、ナス、ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、キュウリなどの野菜類に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を、ジャガイモ、ビート、ニンジン、カブ、ショウガ及びサツマイモなどの根菜類に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を、豆、大豆及びピーナッツなどのマメ科作物に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を、トウモロコシ、エンバク、コムギ、モロコシ、アルファルファ、オオムギ及びイネなどの穀物に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を使用してコーンイヤーワーム(corn earworm)、ネーブルオレンジワーム(navel orangeworm)及びペカンケースボーラー(pecan case borer)などの有害生物を阻止することができる。実施形態では、非毒性農業製剤をアーモンド、カシューナッツ、マカダミア、クルミ、ペカン及びピスタチオなどの堅果作物に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤をリンゴ、ナシ、モモ、プラム、サクランボ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ポメロ及びライムなどの樹木果実に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤をイチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー及びエルダーベリーなどの液果作物に施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を食用ブドウ、ジュース又はワイン製造用のブドウに施用することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を芝草、芝生、ゴルフコース及び観賞用植物に施用することができる。
実施形態では、非毒性農業製剤を使用して作物の収量を改善することができる。作物の収量は、植物の健康状態、栄養素及び水分の利用可能性、有害生物圧力、熱ストレス、環境条件、日光、ならびに植物周辺のミクロビオームを含む多数の因子によって決定される。作物に施用すると、非毒性農業製剤はこれらの因子のうちのいくつかに影響を及ぼすことができる。実施形態では、非毒性農業製剤が、大気への蒸散による水蒸気の損失を減らすことによって作物の水需要を減らすことができる。
実施形態では、非毒性農業製剤を使用して、それだけに限らないが、ジャガイモウイルスX(PVX)、ジャガイモウイルスY(PVY)、胴枯病、ゼブラチップ病、細菌感染病害、フィトプラズマ、斑点病、褐色腐敗病、虫こぶ、べと病、トウモロコシ黒穂病、りんご赤星病、巻き葉病、斑点病、モザイクウイルス、卵菌、ヤドリギ、ドワーフヤドリギ、腐敗病、癌腫病、炭疽病などの病害を引き起こす真菌、カビ、白カビ、細菌、ウイルスなどの微生物を含む微生物によって引き起こされる病害から植物及び作物を保護することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を使用して、植物及び作物を昆虫媒介細菌及びウイルスから保護することができる。本明細書で使用する場合、「感染」とは、微生物による植物の病的侵襲、又はそれによって引き起こされる病害を指す。感染は、表面指向活動によって、外因性微生物の植物内部への侵入によって、又は微生物の他の病原性挙動(例えば、毒素形成)によって、微生物による植物への付着又はコロニー形成が植物病理又は病害をもたらす微生物の外因性源によって、植物の侵襲から生じ得ると理解される。感染は、表面指向的性活動によって、内因性微生物の植物内部への侵入によって、又は微生物の他の病原性挙動(例えば、毒素形成)によって、病理学的に挙動する微生物の内因性源によって生じ得ることも理解される。一例として、微生物が最初に植物の表面上に存在するとき(微生物が元来外因性のものであろうと内因性のものであろうと)感染が起こり得、植物内部へのこの微生物の一部又は全部の侵入が植物病理をもたらす。一定の実施形態では、感染病害を予防又は改善又は根絶すること(まとめて、「感染病害を治療すること」)において、非毒性農業製剤が、潜在的病原性微生物を植物の表面でカプセル化又は固定化し、それによって微生物の一部又は全部が植物内部にアクセスすることを防ぐことができる。他の実施形態では、感染病害の治療において、非毒性農業製剤が、潜在的病理学的外因性微生物の植物への侵入を防ぐことができる。さらに他の実施形態では、感染病害の治療において、非毒性農業製剤が、微生物の表面指向性活動又は毒素形成などの他の挙動に対抗する又はそれらを防止することができる。
実施形態では、非毒性農業製剤を使用して、植物及び作物を、ゾウムシ、ウジ、ワーム、ナメクジ、ハエ、ショウジョウバエ、ダニ、アリ、クモ、イモムシ、ガ、バッタ、イナゴ、ヨコバイ、ハマキガ、ハモグリバエ、アブラムシ、キジラミ、アリ、甲虫類、バグ、アザミウマ、ウサギ、シカ、げっ歯類などによって引き起こされる昆虫及び動物損傷から保護することができる。実施形態では、非毒性農業製剤を使用して、植物及び作物を、過度の日光、凍結又は霜状態、酸化的損傷、微生物又は真菌の増殖、湿潤状態での浸透膨潤及びひび割れ、ならびに低湿度又は風の強い条件中での乾燥などの環境ストレスから保護することができる。
調製後、農業製剤を分配地点又は使用地点に送達することができる。製剤は、長期間、例えば3〜6ヶ月以上にわたって安定なままである。農業の対象に施用するために、濃縮懸濁液を希釈剤、例えば水で希釈し、植物の表面に噴霧することができる。実施形態では、希釈懸濁液が約60〜約99%の水を含有することができる。実施形態では、より詳細には、農業製剤を、農業の対象への噴霧、ブラッシング、ミスティング、エアゾール塗布、雲霧法、背負式噴霧、浸漬又は灌注によって農業の対象に施用することができる。噴霧溶液を、高分子量水溶性ポリアクリルアミドなどの、噴霧後の液滴の分散を助け、非標的領域へのエアゾールのドリフトを最小限にするための親水性ポリマーなどの少量の流動助剤でさらに修飾することができる。一定の実施形態では、製剤が摩擦もしくはこすり落としに対して耐性である、及び/又は製剤が耐水性である。他の実施形態では、ポリエチレングリコールなどの水溶性ポリマー又はロウを添加して、フィルムを数回の洗浄後に容易に除去可能にすることができる。
一定の実施形態では、製剤を農業の対象、例えば植物、果実、野菜などに施用することができる。例えば、実施形態では、製剤を、農業の対象の表面、例えば、果実もしくは野菜もしくは植物の表面(幹、枝葉、葉、枝、種子、液果、堅果、根など)又は土壌又は他の農業用生育培地に噴霧することができ、製剤が有効成分を含有することができる。有効成分を含有する油滴は農業の対象表面をコーティングし、乾燥すると架橋フィルムを形成することができる。実施形態では、非毒性バリアコーティングが、植物をゾウムシ、ウジ、ワーム、穿孔虫、ナメクジ、ハエ、ショウジョウバエ、ガ、バッタ、イナゴ、ヨコバイ、ハマキガ、アブラムシ、アリ、甲虫類、バグ、アザミウマ、ウサギ、シカ、げっ歯類などの有害生物から保護することができる。実施形態では、非毒性バリアコーティングが、植物及び作物を昆虫によって伝染される病害によって引き起こされる損傷から保護することができる。実施形態では、非毒性バリアコーティングが、植物を真菌、カビ、白カビ、カンキツグリーニング病、カンキツグリーニング(HLB)病、斑点病、褐色腐敗病、虫こぶ、べと病、トウモロコシ黒穂病、りんご赤星病、巻き葉病、斑点病、モザイクウイルス、腐敗病、癌腫病及び炭疽病などの病害から保護することができる。
一定の実施形態では、乾性油ベースの農業製剤を使用して、農業の対象、例えば植物、果実、野菜などに施用した場合に、非毒性バリアコーティング組成物を形成することができる。例えば、実施形態では、製剤を、農業の対象の表面、例えば、果実又は野菜又は植物の表面(幹、枝葉、葉、種子、液果、堅果、根、枝など)に噴霧することができ、製剤が殺有害生物剤などの毒性成分を含まないことができる。実施形態では、非毒性バリアコーティング組成物が、植物の表面の感覚認識の変化により有害生物損傷を阻止することができる;例えば、処理植物の表面が、未処理植物の表面と比較して、異なる表面エネルギー、滑りやすさ、昆虫の足の生理学的構造との適合性、表面のきめ、臭気プロファイル、外観、及び熱サインを有することができる。この感覚提示の変化は、昆虫及び動物が処理植物を食べることを選択しない又は処理植物に損傷を与えないように、昆虫及び動物の挙動を変化させることができる。実施形態では、非毒性バリアコーティング組成物が、有害生物に、農業の対象を害するのを阻止することができるグルーミング挙動に従事させることができる。実施形態では、非毒性バリアコーティングが、有害生物に付着することによってコーティングと接触する有害生物を固定化することができる。非毒性バリアコーティングの機械的及びレオロジー的性質を、いったんコーティングが有害生物に付着したら、有害生物が自身をコーティングから解放することができず、農業の対象からコーティングを除去することもできないように選択することができる。このような有害生物は、非毒性バリアコーティングの形成前に農業の対象上に存在してもよよいし、又はコーティングが確立された後に農業の対象に到達してもよい。実施形態では、非毒性バリアコーティング組成物が、昆虫、真菌、動物、干ばつ条件、大気汚染損傷、熱ストレス及び太陽損傷からの農業の対象の保護として役立つことができる。本明細書で使用する場合、「バリアコーティング」又は「バリアコーティング組成物」という用語は、連続もしくは不連続フィルムとして形成することができる、又は所望の厚さで施布することができる。
実施形態では、非毒性バリアコーティング製剤を、作物1エーカー当たり約1〜約200ポンド(非希釈基準)の投与量で農業の対象に施用することができる。実施形態では、非毒性バリアコーティング製剤を、作物1エーカー当たり約3〜約100ポンドの投与量で農業の対象に施用することができる。実施形態では、非毒性バリアコーティング製剤を、作物1エーカー当たり約10〜約75ポンドの投与量で農業の対象に施用することができる。
上記のようなこれらの有益な効果のいずれも、所望の治療効果の非限定的な例である。農業処理は、所望の治療効果、すなわち収穫前の農産物の生産を向上させる、又は収穫後の農産物の外観、味覚、耐久性もしくは他の有利な特性を向上させる任意の効果をもたらすことを意図している。農薬処理に使用される材料は農業用処理剤である。例えば、所望の治療効果は、保護効果(例えば、有害生物、真菌、日光損傷、干ばつ、オゾン、酸性雨、環境毒素等に対する保護)、又は栄養効果(例えば、肥料、成長ホルモン、植物栄養素等の送達)、又は収穫前の増強効果(例えば、遺伝子組換えを含む、収穫前の産物の自然特性を改善する薬剤を提供すること)、又は収穫後の保護もしくは増強効果(例えば、収穫後の果実、野菜もしくは種子の皮もしくは表面を保護すること、又はそれらの外観、味覚もしくは商業的魅力を改善すること)であり得る。一定の果実及び野菜は、過度の日光、凍結又は霜条件、酸化的損傷、微生物又は真菌の増殖、湿潤状態での浸透膨潤及びひび割れ、及び低湿度又は風の強い条件中での乾燥にさらされることにより作物損失又は経済的損失を受ける。これらの作物損失及び経済的損害の減少が、コーティング製剤の望ましい治療効果の別の例である。望ましい治療効果の他の例は、当業者にはよく知られているだろう。所望の治療効果を達成するために、標的を、所望の治療効果を達成するのに適切であると考えられる時間である曝露時間の間、製剤で処理することができる。種々の製剤及び標的についての曝露時間は当業者にはよく知られているだろう。曝露時間は予め選択することができる、又は所望の治療効果の達成度に基づいて、もしくは当業者によって観察もしくは決定され得る他のパラメータに基づいて曝露後に決定することができる。
実施形態では、本明細書で開示される農業製剤及び方法が、生物学的薬剤又は農薬などの活性農業成分の治療効果を延長することができる。例えば、開示される製剤は、農業の対象と接触した後に活性農業成分を分散又は失活から保護するように作用することができる。本明細書に開示される農業製剤は、農薬を農業の対象に供給し、それらをそこに保持することができる;さらに、農薬製剤は、農薬を、農薬を希釈又は除去する可能性がある降雨、摩擦、風、水への曝露及び二次農業処理(例えば、その後の噴霧又は農業処理のその後の施用もしくは利用)などの悪条件から保護することができる。
実施形態では、本明細書で開示される農業製剤及び方法を、有益な細菌、有益な真菌及び/又は生物学的防除剤などの生物学的薬剤を農業の対象に送達するため、ならびに/あるいは農業の対象上に生物的防除剤を保持するために使用することができる。生物学的防除剤は、植物、昆虫ならびに細菌、真菌及びウイルスなどの微生物を含む種々の生命形態を含むことができる。実施形態では、農業製剤が、約0.001%〜約10%の量で生物学的防除剤を含有することができる。実施形態では、農業製剤が、約0.01%〜約1%の量で生物学的防除剤を含有することができる。実施形態では、農業製剤が、約0.05%〜約0.5%の量で生物学的防除剤を含有することができる。実施形態では、生物学的防除剤が、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)(Bt)の少なくとも1つの菌株、又はBtによって産生される内毒素を含む。Btの使用は、昆虫の防除にとって安全かつ有効であると理解されており、本明細書で開示される農業製剤及び方法によるBtの送達は、昆虫防除の有効性を改善又は延長することができる。生物学的防除は、農業有害生物の天敵の輸入、農業害虫の天敵の保護又は農業害虫の天敵の増強を含むことができる。本明細書で開示される製剤及び方法は、生物学的防除剤を農業の対象に固体もしくは液体製剤で送達することによって、又は他の生物学的防除努力を助けるバリアコーティングもしくはフィルムを提供することによって、生物防除において役割を果たすことができる。実施形態では、本明細書で開示される農業製剤及び方法による生物学的防除剤の送達が、その耐雨性を改善することによって生物学的防除剤の有効性を改善又は延長することができる。実施形態では、例えば、上記のバリアコーティングが、生物学的防除剤が農業表面に近接して保持されるように、及び/又はそれが所定の時間放出様式で放出されるように、粒子形態の生物学的防除剤を含むことができる。
実施形態では、生物学的防除剤を液体又は固体形態で製剤化することができる。例えば、胞子、毒素、真菌、ウイルス粒子などの市販の懸濁液を、従来の殺虫剤のように作物に噴霧して生物学的防除剤として作用させることができる。代表的な生物学的防除剤製剤の非網羅的リストを表1に示す:
Figure 0006979039
固体又は液体農薬を含む農業用処理剤を製造するための上記の製剤及び方法を、固体又は液体として製剤化された生物学的防除剤を含む農業用処理剤にも適用することができる。

材料
・煮亜麻仁油、Cargill
・National(登録商標)Standardベントナイト325、Bentonite Performance Minerals LLC
・工業用コーンスターチ、Casco
・Ecosense 919、DOW
・生亜麻仁油、Cargill
・ヒマシ油のグリシジルエーテル、CVC Specialty、Moorestown、NJ
・Pluronic L121、BASF、Florham Park、NJ
・Isopar M、ExxonMobil Chemical
・ガムロジン、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・アラビカコーヒー植物、Amazon.com
・デシルグルコシド、Dow Chemical Connection
・亜麻仁油、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・トリエチレンテトラミン(TETA)、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・Span 85、東京化成工業(TCI)
・SugaNate 160、Colonial Chemical Co.
・ラウリン酸カリウム、Viva Corporation
・キサンタンガム、Cargill
・ゲラニオール、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・d−リモネン、Florida Chemical Co.
・ステアリン酸マグネシウム、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・微結晶セルロース、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・ヒマシ油、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・ベントナイト、Sigma Aldrich、St.Louis、MO
・二酸化チタン、J.T.Baker、Phillipsburg、NJ
・沈降炭酸カルシウム、Specialty Minerals Inc.、ニューヨーク、NY
・以下の例に記載される他の材料
例1:亜麻仁油/ロジン1:1混合物の調製
ロジンをアマニ油に1:1の重量比で添加した。混合物を混合し、60℃より上で2時間加熱して、ロジンを亜麻仁油に可溶化した。
例2:亜麻仁油/ヒマシ油グリシジルエーテル/トリエチレンテトラミンの調製
亜麻仁油、ヒマシ油グリシジルエーテル(GE35−H)及びトリエチレンテトラミン(TETA)を1:1:0.05の比で混合した。混合物をボルテックスミキサー(VWR Scientific Products、Mini Vortexer 945800)で約10秒間混合した。
例3:亜麻仁油/ヒマシ油グリシジルエーテル/ステアリン酸マグネシウム/トリエチレンテトラミンの調製
亜麻仁油、ヒマシ油グリシジルエーテル(GE35−H)、ステアリン酸マグネシウム及びトリエチレンテトラミン(TETA)を1:1:0.75:0.05の比で混合した。混合物をボルテックスミキサー(VWR Scientific Products、Mini Vortexer 945800)で約10秒間混合した。
例4:農産物を処理する方法
例5(下記)の製剤を、カカオポッドボーラー(コノポモルファ・クラメレラ(Conopomorpha cramerrela))による侵襲による果実への損傷を減らすためにカカオ豆の鞘に施用することができる。製剤は、鞘成長の種々の段階で、好ましくは果皮が緑色である時間枠、好ましくは鞘が植物で成長し始めてから2〜4週間後に施用することができる。施布は、背負式噴霧器などの標準的なスプレー散布機を使用して行うことができる。この施用方法は、カカオ、パイナップル、リンゴ及びパパイヤなどの木の上で成長する大きな果実への収穫前のコーティング施用にとくに適しているが、列状作物のために大型圃場で使用される従来の機械式噴霧器などの他の施用方法も使用することができる。製剤は一度に数週間カカオ豆の鞘皮上に存在し、カカオポッドボーラーから果実を保護することができる。コーティングは可撓性で、果実の成長を可能にすると予想され、その後の第2の施用が収穫の数週間前に必要となり得る。収穫後、非食用皮(カカオ豆の鞘など)を有する果実は、収穫後の洗浄なしで加工することができる。パパイヤ、マンゴー、リンゴ、サクランボ、トマトなどの食用皮を有する他の果実及び野菜は、コーティングを除去するために皮にやさしい石鹸による簡単な収穫後の洗浄を必要とし得る。
この施用されたコーティングは有害生物侵襲の影響を受けずに、高収量の無傷の完全な皮を有する果実を生産すると予想される。コーティング果実及び野菜は消費者にとって魅力的であり、これらの果実及び野菜の消費者によって一般に行われる洗浄工程だけで消費に安全であると予想される。
例5:農業の対象の処理のための製剤
以下の表2及び表3に示される成分をブレンドすることによって、製剤を調製した。製剤の各々は粘性であるが、自由流動性の液体であった。
Figure 0006979039

Figure 0006979039
例6:異なる界面活性剤を含有する製剤
いくつかの水性界面活性剤溶液を製剤に組み込むために調製した。界面活性剤2gを水道水8gに添加することによって、各溶液を20%で調製した。試験した界面活性剤のリスト及びそれらの親水性−親油性バランス(HLB)値を以下の表4に列挙する。
Figure 0006979039
3.60gのアリコートを表4の20%界面活性剤溶液の各々から採取し、それぞれ生亜麻仁油21.60gを含有する別々のバイアルに添加した。亜麻仁油含有バイアルに移す直前に、界面活性剤溶液を激しく撹拌した。界面活性剤溶液を亜麻仁油と混合した後、ベントナイト10.80gを各バイアルに添加し、再び激しく撹拌した。各試料バイアルの最終成分百分率は、60%生亜麻仁油、30%ベントナイト、8%水、及び2%界面活性剤であった;これらの試料を表5に列挙する。
製剤を65時間静置し、次いで、沈降したベントナイトをいかに容易に再分散させることができるかを評価することによって安定性について評価した。各バイアルを穏やかに反転させて、ベントナイトがバイアルの底にどれだけ沈降したか、及び沈降したベントナイトがどれだけ再分散可能であるかを調べた。反転試料を、1〜5のベントナイトパッキング数で格付けし、1は「再分散が容易」を意味し、5は「再分散が困難」を意味する。重力のみにより反転時に再分散するベントナイトを含む試料に注目した。次いで、各試料をそれぞれ約5秒間手で激しく振盪し、沈降したベントナイトが再分散するかどうかについて再び評価した。結果を以下の表5に列挙する。
Figure 0006979039
例7:ベントナイト又はコーンスターチ粒子型を有する製剤
以下の製剤を調製した。
製剤番号7a:30%National Standard 325ベントナイト、70%生亜麻仁油。National Standard 325ベントナイト9gを生亜麻仁油21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号7b:30%National Standard 325ベントナイト、10%Ecosense 919、60%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)18gをEcosense 919(ES)3gと組み合わせることによって、9:1生亜麻仁油:Ecosense 919を作製する。均質になるまで混合する。National Standard 325ベントナイト9gを9:1生亜麻仁油:Ecosense 919ブレンド21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号7c:30%工業用コーンスターチ、70%生亜麻仁油。工業用コーンスターチ9gを生亜麻仁油21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号7d:30%工業用コーンスターチ、10%Ecosense 919、60%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)18gをEcosense 919 3gと組み合わせることによって、9:1生亜麻仁油:Ecosense 919を作製する。均質になるまで混合する。工業用コーンスターチ9gを9:1生亜麻仁油:Ecosense 919ブレンド21gに添加する。均質になるまで混合する。
製剤化した7a、7b、7c及び7d試料を2時間静置し、次いで、油分離及び他の沈降所見について観察した。次に、混合物を再懸濁するのに必要な努力量を決定するために試料を反転した。再懸濁可能な製剤について水分散性試験を行った。水分散性試験を行うために、濃縮物2gを水道水31.3gに混合し、試料をボルテックスした。観察結果を表6に記載する。
Figure 0006979039
例8:異なる界面活性剤を含む製剤
以下の製剤を調製した:
・製剤番号8a:30%National Standard 325、70%生亜麻仁油。National Standard 325 9gを生亜麻仁油21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号8b:30%National Standard 325、5%Pluronic L121、65%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)19.95gをPluronic L121 1.05gと組み合わせることによって、19:1(生亜麻仁油:Pluronic L121)ブレンドを作製する。Pluronic L121材料は水を含まない100%活性物質である。均質になるまで混合する。National Standard 325ベントナイト9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号8c:30%National Standard 325、10%Ecosense 919、60%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)18.9gをEcosense 919 2.1gと組み合わせることによって、9:1生亜麻仁油:Ecosense 919を作製する。均質になるまで混合する。National Standard 325 9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。Ecosense 919界面活性剤は50%活性物質と50%水である。
・製剤番号8d:30%National Standard 325、10%デシルグルコシド、60%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)18.9gをデシルグルコシド2.1gと組み合わせることによって、(生亜麻仁油:デシルグルコシド)の9:1ブレンドを作製する。均質になるまで混合する。National Standard 325ベントナイト9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。デシルグルコシド界面活性剤は50%活性物質である。
これらの製剤を以下のプロトコルに従って試験した:試料を24時間静置させる。次に、油分離及び他の沈降所見を測定する。次に、反転し、混合物を再懸濁するのに必要な努力量を決定する。これらの工程の後、再懸濁可能な製剤について水分散性試験を行った;濃縮物2gを水道水31.3gに混合し、試料をボルテックスした。試験の結果を表7に記載する。
Figure 0006979039
例9:懸濁添加剤を含む製剤
以下の製剤を調製した:
・製剤番号9a:30%National Standard 325、10%Pluronic L121、60%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)18gをPluronic L121 3gと組み合わせる。均質になるまで混合する。National Standard 325 9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号9b:30%National Standard 325、10%Pluronic L121、3%ステアリン酸マグネシウム、57%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)17.1gをPluronic L121 3gと組み合わせる。均質になるまで混合する。次に、ステアリン酸マグネシウム0.9gを添加する。National Standard 325 9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。
・製剤番号9c:30%National Standard 325、10%Pluronic L121、3%微結晶セルロース(MCC)、57%生亜麻仁油。生亜麻仁油(RLO)17.1gをPluronic L121 3gと組み合わせる。均質になるまで混合する。次に、MCC0.9gを添加する。National Standard 325ベントナイト9gを油/界面活性剤21gに添加する。均質になるまで混合する。
これらの製剤を以下のプロトコルに従って試験した:試料を24時間静置した。次に、油分離及び他の沈降所見を測定する。次に、反転し、混合物を再懸濁するのに必要な努力量を決定する。これらの試験の終わりに、以下の結果が観察された:ステアリン酸マグネシウム含有試料(番号9b)は、試料番号9aと比較して粘度が増加しており、油分離層がなかった。対照試料9aは油分離層を有していた。MCC含有試料(番号9c)は、示した油分離が少なく、対照試料9aよりも再懸濁が容易であった。
例10:殺虫性石鹸を含む農業製剤
殺虫性石鹸ラウリン酸カリウムを用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油18.88gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスした。次に、ラウリン酸カリウム0.32g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。濃縮形態への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、殺虫性石鹸を含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための溶液を調製するために、製剤の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。バイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。1〜2分後、バイアルは、少なくとも30分間、固形の沈降も油分離も兆候なしに水中で安定な分散を示した。
例11:ゲラニオールを含む農業製剤
昆虫忌避剤である精油であるゲラニオールを用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油18.24gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。ゲラニオール0.64g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。製剤への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、昆虫忌避剤精油を含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、製剤の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。バイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例12:d−リモネンを含む農業製剤
植物油殺虫剤であるd−リモネンを用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油18.24gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。d−リモネン0.64g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。濃縮形態への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、d−リモネンを含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例13:カプサイシンを含む農業製剤
バイオ農薬カプサイシンを用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油18.24gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。Scovilleスケール(McIlhenny Company)で1500〜2500加熱単位を有するTobasco Chipotle Pepper Sauceの0.64g試料をバイアルに添加し、引き続いてさらに振盪及びボルテックスした。ソース中のカプサイシンの量は、1600万Scoville単位が純粋なカプサイシンに等しいScoville単位スケールの変換に基づいて約90〜160ppmであった。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。濃縮形態への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、カプサイシンを含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例14:ニーム油を含む農業製剤
有機農法用の殺有害生物剤として使用される植物油であるニーム油を用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油15.68gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。ニーム油3.20g試料(Blue Lilly Organics)をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。濃縮形態への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、ニーム油を含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例15:ニーム油を含有する農業製剤の耐雨性
例14の農業製剤の耐雨性を以下のように試験した。水道水15.90gを20mLバイアルに添加し、引き続いてニーム油1.0g、ラウリン酸カリウム0.0175g及び1.0M水酸化ナトリウム(Sigma Aldrich)0.1134gを添加して、比較ニーム油製剤を調製した。この比較混合物をボルテックスしたところ、噴霧するのに十分に安定であることが分かった。比較ニーム油製剤3gを風袋引きした5”×3”アクリルシート(Plaskoliteブランド)の表面に噴霧し、次いで、ペイントローラーで圧延した。アクリルシート材料を植物の表面のモデルとして使用した。別の風袋引きした5”×3”アクリルシート上に、ニーム油を含む例14の希釈農業製剤の3.0gアリコートを噴霧し、ペイントローラーで圧延した。両方の処理されたアクリルシートを18時間乾燥させてコーティングを硬化させ、それらの重量を記録し、次いで、シートにスプレーボトルからの水を15秒間スプレーして降雨をシミュレートした。水を噴霧した後、両シートを37℃の強制対流空気オーブンに1.5時間入れて乾燥させ、それらの重量を再び記録した。ニーム油を含有する例14の農業製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、施用したコーティングの68%を保持したが、ニーム油、ラウリン酸カリウム及び水酸化ナトリウムの比較製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、コーティングのいずれも保持しなかった。
例16:カンファーオイルを含む農業製剤
有害生物忌避剤として使用される精油であるホワイトカンファーオイルを用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油15.68gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。ホワイトカンファーオイル(Sigma Aldrich)3.20g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。キサンタンガム0.32g試料を続け、試料をもう一度振盪及びボルテックスした。濃縮形態への最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、ホワイトカンファーオイルを含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例17:有益な真菌を含む農業製剤
有益な真菌を用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油の18.56gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いて製品SugaNate 160の1.60gアリコート及び水中40%Span 85分散液の1.60gアリコートを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。製品「White Shark」(Plant Revolution Inc.)0.32g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。White Sharkは、187875CFU/gのトリコデルマ・コニンギ(Trichoderma koningii)及び125250CFU/gのトリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)を含有する有益な真菌粉末である。次いで、キサンタンガム0.32g試料を添加し、混合物をもう一度振盪及びボルテックスした。次いで、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、有益な真菌を含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト又は真菌胞子の沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例18:硫黄を含む農業製剤
殺真菌剤として使用することができる元素硫黄を用いて農業用用途に適した製剤を調製した。生亜麻仁油18.56gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。元素硫黄粉末0.32g試料をバイアルに添加し、再び振盪及びボルテックスした。次いで、キサンタンガム0.32g試料を添加し、混合物をもう一度振盪及びボルテックスした。次いで、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、有益な真菌を含有する農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンはベントナイト沈降の兆候も油分離の兆候も示さなかった。
例19:ゲラニオールを含む農業製剤の耐雨性
例11の農業製剤の耐雨性を以下のように試験した。水道水15.90gを20mLバイアルに添加し、引き続いてゲラニオール1.0g、ラウリン酸カリウム0.0175g及び1.0M水酸化ナトリウム(Sigma Aldrich)0.1134gを添加して、比較ゲラニオール製剤を調製した。この比較混合物をボルテックスしたところ、噴霧するのに十分に安定であることが分かった。比較ゲラニオール製剤3gを風袋引きした5”×3”アクリルシート(Plaskoliteブランド)の表面に噴霧し、次いで、ペイントローラーで圧延した。別の風袋引きした5”×3”アクリルシート上に、ゲラニオールを含む例11の希釈農業製剤の3.0gアリコートを噴霧し、ペイントローラーで圧延した。両方の処理されたアクリルシートを18時間乾燥させてコーティングを硬化させ、それらの重量を記録し、次いで、シートにスプレーボトルからの水を15秒間スプレーして降雨をシミュレートした。水を噴霧した後、両シートを37℃の強制対流空気オーブンに1.5時間入れて乾燥させ、それらの重量を再び記録した。ゲラニオールを含有する例11の農業製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、施用したコーティングの34.5%を保持したが、ゲラニオール、ラウリン酸カリウム及び水酸化ナトリウムの比較製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、コーティングのいずれも保持しなかった。
例20:d−リモネンを含む農業製剤の耐雨性
例12の農業製剤の耐雨性を以下のように試験した。水道水15.90gを20mLバイアルに添加し、引き続いてd−リモネン1.0g、ラウリン酸カリウム0.0175g及び1.0M水酸化ナトリウム(Sigma Aldrich)0.1134gを添加して、比較d−リモネン製剤を調製した。この比較混合物をボルテックスしたところ、噴霧するのに十分に安定であることが分かった。比較d−リモネン製剤3gを風袋引きした5”×3”アクリルシート(Plaskoliteブランド)の表面に噴霧し、次いで、ペイントローラーで圧延した。別の風袋引きした5”×3”アクリルシート上に、d−リモネンを含む例12の希釈農業製剤の3.0gアリコートを噴霧し、ペイントローラーで圧延した。両方の処理されたアクリルシートを18時間乾燥させてコーティングを硬化させ、それらの重量を記録し、次いで、シートにスプレーボトルからの水を15秒間スプレーして降雨をシミュレートした。水を噴霧した後、両シートを37℃の強制対流空気オーブンに1.5時間入れて乾燥させ、それらの重量を再び記録した。d−リモネンを含有する例12の農業製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、施用したコーティングの53.9%を保持したが、d−リモネン、ラウリン酸カリウム及び水酸化ナトリウムの比較製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、コーティングのいずれも保持しなかった。
例21:農業製剤
農業用用途に適した製剤を以下のように調製した。生亜麻仁油18.88gアリコートを40mLガラスバイアルに添加し、引き続いてSugaNate 160 1.60g及び水中40%Span 85分散液1.60gを添加した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスした。次いで、キサンタンガム0.32g試料を添加し、混合物をもう一度振盪及びボルテックスした。次いで、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、バイアルを30分間ボトルローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。最終生成物は、流体懸濁液の形態の農業用用途に適した製剤であった。植物に施用するための希釈物を調製するために、混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加した。20mLバイアルを振盪及びボルテックスし、観察した。30分後、エマルジョンは固体沈降の兆候も油分割の兆候も示さなかった。
例22:トリコデルマ(Trichoderma)を含む農業製剤の耐雨性
例17の農業製剤の耐雨性を以下のように試験した。水道水14.85gを20mLバイアルに添加し、引き続いて製品「White Shark」(Plant Revolution Inc.)0.15gを添加して、比較トリコデルマ(Trichoderma)製剤(例22a)を調製した。この比較混合物をボルテックスしたところ、噴霧するのに十分に安定であることが分かった。次いで、この比較トリコデルマ(Trichoderma)製剤3gを5”×3”アクリルシート(Plaskoliteブランド)の表面に噴霧した。2枚の別々の5”×3”アクリルシート上に、トリコデルマ(Trichoderma)を含む例17の希釈農業製剤(試料a及びb)3gを各表面上に噴霧した。処理したアクリルシートの全てを37℃の対流のないオーブンに1.5時間入れて乾燥させた。光学顕微鏡(Zeiss AxioImager.A1M)を用いて各シートの光学画像を撮影した。次いで、各シートをスプレーボトルから15秒間水を噴霧することによってシミュレートした降雨にさらした。水を噴霧した後、シートを37℃の対流のないオーブンに1.5時間入れて乾燥させた。光学顕微鏡を用いて各シートの画像を撮影した。ImageJソフトウェア(National Institutes of Health)を使用して各アクリルシート中の粒子分布を分析し、これらの結果を表8に要約する。トリコデルマ(Trichoderma)を含有する例17の希釈農業製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、施用した粒子の81〜86%を保持したが、トリコデルマ(Trichoderma)の比較製剤で処理したシートは、シミュレートした降雨後に、施用した粒子の8%しか保持しなかった。
Figure 0006979039
例23:農業製剤
いくつかの界面活性剤製品を、それぞれを農業製剤試料に組み込むことによって評価した。以下の表9に列挙される成分を用いて、8つの製剤試料を調製した。
Figure 0006979039
試料を調製するために、8つの40mLバイアルに、最初に表9に列挙される量の生亜麻仁油(Cargill)を充填した。亜麻仁油を添加した後、各界面活性剤製品のアリコートを、表9に列挙されるように対応する40mLバイアルに、最終試料製剤中に2%の活性界面活性剤成分が存在するように計算された量で添加した。次いで、40%Span 85(Millipore)の分散液を激しく振盪し、次いで、各個々のバイアルに1.60g量で添加した。次いで、各試料バイアルを一緒に浸透及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。これに続いて、キサンタンガム0.32gを各バイアルに添加し、各バイアルを振盪及びボルテックスした。各バイアルへの最後の添加は、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60g試料を3回に分けて添加した。ベントナイトの全てを添加した後、各バイアルを30分間ローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。30分後、各バイアルを取り出し、各混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加して、希釈試料を形成した。希釈試料を激しく振盪及びボルテックスし、観察した。濃縮試料を一晩放置した。
次いで、生亜麻仁油18.72g、水中40%Span 85分散液1.60g、水1.60g、キサンタンガム0.48g及びベントナイト9.60gを使用して同様に対照を調製した。ローラー上で30分後、1.0gのアリコートを採取し、水道水15.65gを含有する20mLバイアルに添加して、希釈試料を形成した。希釈試料を激しく振盪及びボルテックスし、観察した。濃縮試料を一晩放置した。
希釈試料を、ベントナイトが分散したままであるか、又は沈降したか、及び油が試料中に分散したままであるか、又は上部で分離したかどうかに関して評価した。良い結果は、水全体の粘土と油の均一な分散液であった。結果を以下の表10に列挙する:
Figure 0006979039
濃縮製剤を71時間手付かずのままにし、次いで、沈降したベントナイトをいかに容易に再分散させることができるかを評価することによって安定性について評価した。各バイアルを穏やかに反転させて、底部のベントナイトがどの程度圧縮されたか、及びベントナイトがどの程度再分散可能であるかを調べた。反転試料を、1は「易分散性」を意味し、5は「非分散性」を意味する1〜5の「分散性」数で等級付けした。単に単純な反転によって再分散するベントナイトを含む試料に注目した。次いで、各試料をそれぞれ約5秒間手で激しく振盪し、沈降したベントナイトが再分散するかどうかについて再び評価した。結果を以下の表11に列挙する:
Figure 0006979039
例24:農業製剤による種子コーティング
Burpee Pea Super Snappy種子を、水中例21の農業製剤3%、10%、及び16%(w/w)の水性混合物でコーディングした;次いで、コーティング種子を22℃で風乾した。種子(各コーティングタイプにつき6連)をConrad Fafard Organic Potting Mixに蒔き、毎日水やりをした。出芽した植え付け種子の%によって決定される発芽率を、表12に示されるように異なる量の時間後に記録した。
Figure 0006979039
例25:安定剤を含む農業製剤
水で希釈した場合に製剤を安定化させるそれらの能力について、いくつかの異なる添加剤を評価した。これらの製剤を調製するために、14個の別々のバイアルにそれぞれ生亜麻仁油(Cargill)18.88g、引き続いて製品SugaNate 160(Colonial Chemical Company)の1.60gアリコート及び水中40%Span 85(Millipore)分散液の1.60gアリコートを充填した。これらの物質を一緒に振盪及びボルテックスして、よく混合した生成物を確保した。各エマルジョン安定剤(表13に列挙される)の単一の0.32g試料を計量し、各バイアルに添加した。各バイアルにそのそれぞれの乳化安定剤を入れた後、試料を再び振盪及びボルテックスした。次いで、各添加の間に振盪及びボルテックスを行いながら、ベントナイト9.60gを3回に分けて添加した。ベントナイトの全てをバイアルに添加した後、これを30分間ローラー上に置き、残っている固体塊を分散させた。30分後、各バイアルを取り出し、各混合物の1.0gアリコートを取り、水道水15.65gを含有する20mLバイアルにそれぞれ添加して、希釈試料を形成した。希釈試料を激しく振盪及びボルテックスし、観察した。
希釈試料を、ベントナイトが分散したままであるか、又は沈降したか、及び油が試料中に分散したままであるか、又は上部で分離したかどうかに関して評価した。良い結果は、水全体の粘土と油の均一な分散液であった。結果を以下の表13に列挙する:
Figure 0006979039
例26:農業製剤中のトリコデルマ(Trichoderma)胞子発芽
例17の農業製剤を対照製剤と比較して、それぞれが含有するトリコデルマ(Trichoderma)胞子の生存率を評価した。対照トリコデルマ(Trichoderma)製剤を以下のように調製した:トリコデルマ(Trichoderma)含有製品「White Shark」0.15gを20mLバイアル中の水道水14.85gに添加した。この対照混合物をボルテックスしたところ、噴霧するのに十分に安定であることが分かった。次いで、この対照トリコデルマ(Trichoderma)製剤1gを1”×3”スライドガラスの表面に噴霧した。別の1”×3”スライドガラス上に、例17の希釈農業製剤1gを表面にスプレーした。次いで、両処理スライドガラスを37℃の対流のないオーブンに1.5時間入れて乾燥させた。この乾燥を行った後、0.02%水性ポテトデキストロース寒天(「PDA」、Sigma Aldrich)溶液の0.2gアリコートを、予めコーティングした各スライドガラス上にピペットで移した。次いで、各スライドガラスを別々の200mL容器の上に置き、次いで、それぞれを別々の1L容器の内側に接着剤で固定した。水道水60gを各1Lの容器の内側に入れて、トリコデルマ(Trichoderma)胞子が増殖し、PDA培地の蒸発速度を低下させるための高湿度環境を作り出した。両調製1L容器をキャップで密封し、25℃の対流のないオーブンで3日間インキュベートした。3日後、スライドをオーブンから取り出し、Zeiss AxioImager.A1M顕微鏡を使用して、コロニー形成を介してトリコデルマ(Trichoderma)胞子発芽について検査した。対照トリコデルマ(Trichoderma)製剤と例17の製剤の両方が、分枝菌糸の出現によって証明されるトリコデルマ(Trichoderma)発芽の徴候を示した。
例27:シミュレートした降雨後の農業製剤中のトリコデルマ(Trichoderma)胞子発芽
シミュレートした降雨にさらした後の生存胞子の存在について対照及び実験試料を試験するために例26の実験を再現した。例26に記載されるように対照トリコデルマ(Trichoderma)製剤を調製した。例17に記載されるように試験製剤を調製した。各製剤をスライドガラスに施用し、例26に記載されるように乾燥させた。次いで、この乾燥を行った後、各スライドガラスをスプレーボトルから15秒間水を噴霧することによってシミュレートした降雨にさらした。水を噴霧した後、両スライドを37℃の対流のないオーブンに1.5時間入れて乾燥させた。
乾燥後、各スライドガラスに0.02%ポテトデキストロース寒天水溶液の0.2gアリコートを加え、例26に記載されるようにインキュベートした。3日後、試料を例26に記載されるように胞子発芽について検査した。トリコデルマ(Trichoderma)を含有する例17の農業製剤で処理したスライドガラスは、シミュレートした降雨後でさえ(分枝菌糸の出現によって証明されるように)発芽を示したが、トリコデルマ(Trichoderma)の比較製剤で処理したスライドガラスは、シミュレートした降雨後にトリコデルマ(Trichoderma)の発芽を示さなかった。
例28〜32材料:
前記の材料に加えて、以下の材料を例28〜32に使用した:
・生亜麻仁油(RLO)、(CAS番号67746−08−1)(Cargill)
・ベントナイト(ナトリウムベントナイト粘土)(CAS番号1302−78−9)(BPM/Halliburton)
・Jarfactant 325N、アルキル鎖長9〜11炭素単位のアルキルポリグリコシド界面活性剤(CAS番号132778−08−6)(Jarchem)
・Span 85(ソルビタントリオレアート)(CAS番号26266−58−0)
・PLURONIC(登録商標)F108(PEG−PPG−PEGトリブロックコポリマー及び界面活性剤)(CAS番号9003−11−6)(Sigma−Millipore)
・水(マサチューセッツ州ケンブリッジの水道水)(とくに指定しない限り、全ての水が水道水である)
・水酸化アンモニウム:アンモニアと水の30%溶液(CAS番号1336−21−6)
・DOWANOL(商標)TPM(トリプロピレングリコールメチルエーテル)(Dow Chemicals)
・THIXCIN(登録商標)R(非吸湿性ヒマシ油誘導体)(Elementis Specialties)
・Break Thru SP133(ポリグリセロールエステルと脂肪酸エステルをベースにした添加剤)(Evonik)
・HPMC−ヒドロキシプロピルメチルセルロース(Methocel E15 LV、CAS番号9004−54−3)(Dow Chemical Company)
例28:製剤調製
表14で以下に示される量の試薬を使用して、大及び小バッチサイズ(小≦250g)で、農業製剤を濃縮物として調製した。
Figure 0006979039
上記製剤を調製するために、ポリマー溶液を最初に調製した。表14に示される量に従って、適切な量のPLURONIC(登録商標)F108を秤量した。PLURONIC(登録商標)F108の18.2%溶液を作製することができるように、適量の水を混合容器(例えば、多い溶液用にはビーカー又は少ない溶液用には遠心管)に添加した。次いで、PLURONIC(登録商標)F108を、PLURONIC(登録商標)F108が水中に完全に動員され、容器壁に付着しないよう注意を払いながら、徐々に添加し、水中に混合した。遠心管混合容器を使用する場合、これに蓋をして、最高速度の約70%の実験室用ローラーの上に置いた。ビーカーサイズの混合容器を使用する場合、これを、混合容器に適したサイズのファンブレード混合シャフトを使用して実験用ミキサーで混合した。固体ポリマーがなくなり、水及び泡のみになるまで、PLURONIC(登録商標)F108を水に混合した。塊が形成し始めたら、追加の撹拌及びスパチュラによる分離を用いて完全に溶解させた。固体ポリマーがもはや存在しないことを確認した後(通常、数時間混合した後)、混合容器を混合装置から取り出し、しばらく静置して溶液上の泡を完全な液体形態に緩ませた;この静止期は数時間、しばしば一晩を要した。
PLURONIC(登録商標)F108溶液を調製した後、適量のベントナイトを指定の固体容器に秤量した。次いで、固体容器を振盪して固体塊を粉砕した。次いで、適量のRLO、PLURONIC(登録商標)F108溶液、及びJarfactant 325Nを合わせ、適量のNaOH溶液を添加した。これらの液体を、ファンシャフトブレードを備えたオーバーヘッドミキサーを用いて均質になるまで短時間混合した。RLOと水性試薬を合わせた後、適量のSpan 85を撹拌試料に添加した。混合物を固体と合わせる前に、全ての液体試薬を十分に混合した。固体材料を徐々に添加し、添加工程中に十分に混合した。
例29:沈降安定性
例28に従って調製した製剤について沈降安定性を試験した。そうするために、直径1インチの透明なプラスチックシリンダーに、新たに調製した製剤の12インチカラムを充填した。濃縮物中の水相の沈降により、カラムの頂部に透明な流体の層が出現し、カラムの底部に濃厚な濃縮物が形成された。透明な流体層の厚さを目視によって決定した。管から流体を注いで、後ろに残った注入不可能な材料のカラムの高さを記録することによって、又はカラム内に重りを下げて、重りが流体を通るのを止めた深さを記録することによって、濃厚な濃縮物の厚さを決定した。透明層と濃厚層の合計が約100%に達するまで、沈降測定を定期的に行った;以下の表15を参照されたい。
Figure 0006979039
例30:DOWANOL(商標)TPMを用いた沈降に対する製剤の安定化
例28に従って調製した農業製剤を以下の実験に使用した。農業製剤200gをビーカーに添加した。次いで、300rpmで撹拌しながら、Dowanol TPM(Dow)8g(4重量%)を添加した。混合を10分間続けた。得られた混合物は擬塑性特性を有する注入可能な流体であった。Brookfield YR−1レオメーターを使用して、0.1rpmで降伏応力を測定した。得られた降伏応力は12.7Paであった。次いで、製剤を例29に従って沈降安定性について試験した。7日後、元のカラム高さの3%に等しい厚さの透明層が観察された。
例31:THIXCIN(登録商標)R(Elementis Specialties)を用いた製剤の安定化
例28に従って調製した農業製剤を以下の実験に使用した。農業製剤200gを3つのビーカーの各々に添加した。次いで、300rpmで撹拌しながら、0.05重量%、0.1重量%又は0.3重量%のThIXCIN(登録商標)R濃度を達成するのに十分なTHIXCIN(登録商標)R(Elementis Specialties)を各ビーカーに添加した。60℃で加熱しながら、混合を10分間続けた。室温に冷却すると、得られた混合物は偽塑性特性を有する注入可能な流体であった。全ての製剤を例29に従って沈降安定性について試験した。7日後、試験した製剤のいずれにおいても沈降は観察されなかった。
例32:製剤調製
表16で以下に示される量の試薬を使用して、小バッチサイズ(小≦250g)で、農業製剤を濃縮物として調製した:
Figure 0006979039
上記製剤を調製するために、まず適量のHPMC及びベントナイトをそれぞれ密封可能な容器に秤量した;次いで、この容器を密封し、振盪して均質性を高めた。次いで、適量の水及びJarfactant 325 Nをビーカー中で合わせ、撹拌して、Jarfactant 325 Nの溶解を促進した。撹拌後、RLOを添加し、適量のBreak−Thru SP 133及びSpan 85を同様に試料に添加した。次いで、混合物を固体と合わせる前に、全ての液体試薬を、小さいファンブレードを取り付けた実験室オーバーヘッドミキサーで十分に混合した。混合物を撹拌しながら、固体材料をスパチュラで徐々に添加した;いったん全ての固体を添加したら、10分間のタイマーを開始し、ビーカーの壁(撹拌シャフトも)をスパチュラでかきとって粘土の塊が未混合のまま残らないようにした。
等価物
本発明の特定の実施形態を本明細書で開示してきたが、上記の明細書は例示的であり、限定的ではない。本発明をその好ましい実施態様を参照してとくに示し、説明してきたが、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の種々の変更を行うことができることが当業者によって理解されるだろう。本明細書を見直せば、本発明の多くの変形が当業者に明らかになるだろう。とくに指示しない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される反応条件、成分の量などを表す全ての数字は、全ての例において、「約」という用語によって修飾されていると理解されるべきである。したがって、そうでないと指示しない限り、本明細書に示される数値パラメータは、本発明によって得られることが求められる所望の特性に応じて変化し得る近似値である。

Claims (40)

  1. 濃縮懸濁液の非毒性農業製剤であって、乾性油と粒子材料とを含み、前記粒子材料は粘土鉱物粒子であり、該粘土鉱物粒子は前記乾性油中に懸濁されていて、
    前記乾性油は製剤の40〜90重量%の量であり;
    前記乾性油は亜麻仁油、桐油、ケシ油、グレープシード油、ベニバナ油、アッケシソウ油、月見草油、シソ油、クルミ油、ヒマワリ油、大豆油、魚油、トウモロコシ油、及び脱水ヒマシ油、ならびにこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    前記粒子材料は製剤の10〜40重量%の量である、
    製剤。
  2. 農業の対象上で硬化コーティングを形成する、請求項1に記載の製剤。
  3. 乾性油が、亜麻仁油である、請求項1に記載の製剤。
  4. 粘土鉱物粒子が、カオリン粘土、スメクタイト粘土、イライト粘土、亜塩素酸塩粘土、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択される、請求項1に記載の製剤。
  5. 粘土鉱物粒子がベントナイト鉱物粒子である、請求項1に記載の製剤。
  6. 殺有害生物剤、除草剤、有益な細菌、有益な真菌、植物成長調節剤、フェロモン、日焼け止め剤、バイオ農薬、栄養素、植物油又は植物抽出物をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  7. さらなる粒子材料をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  8. さらなる粒子材料が、タルク、炭酸カルシウム、石膏、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、コーンスターチ、セルロース繊維、サイリウム繊維、エチレンビスステアラミド、微結晶セルロース、ステアリン酸、パラフィンロウ、カルナウバロウ、ミツロウ、カオリン、及び二酸化チタンからなる群から選択される、請求項7に記載の製剤。
  9. 界面活性剤をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  10. 界面活性剤が、アニオン性、カチオン性、非イオン性、生分解性、食品等級及び有機界面活性剤からなる群から選択される、請求項9に記載の製剤。
  11. セルロース誘導体、ポリ乳酸、ポリグリコール酸及びポリ乳酸−グリコール酸からなる群から選択されるアジュバントをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  12. 塩又は硬化添加剤をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  13. 請求項1に記載の製剤で処理された表面を有する植物生産物。
  14. 農業の対象に対する有害生物による損傷を防ぐ、以下を含む方法:
    前記農業の対象を請求項1に記載の製剤によりコーティングすること、ここで前記製剤は農業の対象上においてコーティングを形成し、該コーティングは有害生物による損傷を防ぐ。
  15. 農業の対象が植物の表面である、請求項14に記載の方法。
  16. 植物の表面が、葉、果実、種子、液果、堅果、穀物、茎及び根からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 植物の表面が、収穫物の表面である、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1に記載の製剤を植物の表面に施用することによって、真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる方法であって、前記真菌植物病害が病原性真菌胞子によって引き起こされ、
    前記製剤との接触が、前記病原性真菌胞子が空気伝染する能力を妨害し、それによって前記真菌植物病害の胞子による伝染を減少させるか;又は
    前記製剤との接触が、前記病原性真菌胞子が前記植物の表面上で発芽する能力を妨害し、それによって前記真菌植物病害の胞子による伝染を減少させる
    方法。
  19. 請求項1に記載の製剤を、それを必要とする植物の表面に施用することを含む、植物を感染病害から保護する方法。
  20. 植物の感染病害が内因性微生物によって引き起こされるものである、請求項19に記載の方法。
  21. 殺有害生物剤を含まない請求項1に記載の製剤。
  22. 水を含まない請求項1に記載の製剤。
  23. 亜麻仁油が生亜麻仁油又は煮亜麻仁油である請求項3に記載の製剤。
  24. 粒子材料の量が製剤の重量に対して20%〜35%である請求項1に記載の製剤。
  25. 損傷が、昆虫、動物、真菌、及び細菌からなる群から選択される有害生物によるものである、請求項14に記載の方法
  26. 有害生物が昆虫である請求項25に記載の方法。
  27. コーティングが植物の表面に対する感覚認識の変化により有害生物を阻止する、請求項25に記載の方法。
  28. 植物の表面が、異なる表面エネルギー、異なる滑りやすさ、昆虫の脚の生理学的構造との異なる適合性、異なる表面のきめ、異なる臭気プロフィール、異なる視覚的な外観、及び熱サインからなる群から選択される特性を無処理の植物表面と比較して有する、請求項27に記載の方法。
  29. 感覚認識の変化により有害生物の行動が改変され、該有害生物が昆虫である、請求項28に記載の方法。
  30. 行動が摂食行動又はグルーミング行動である、請求項29に記載の方法。
  31. コーティングが有害生物に付着することにより該有害生物を固定化する、請求項26に記載の方法
  32. 昆虫がコーティングから逃れられない、請求項31に記載の方法。
  33. 昆虫が農業の対象からコーティングを除去できない、請求項32に記載の方法。
  34. 農業の対象が植物、果実又は野菜である請求項14に記載の方法。
  35. 植物の表面が葉である請求項15に記載の方法。
  36. 植物の表面が液果である請求項15に記載の方法。
  37. 農業の対象が、製剤を該対象にスプレーすることによりコーティングされる、請求項14に記載の方法。
  38. コーティングが多孔質フィルムを形成するように適用される、請求項14に記載の方法。
  39. 20質量%未満の水を含む、請求項1に記載の製剤。
  40. コーティングが対象上において不連続なフィルムを形成する、請求項14に記載の方法。
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