JP6979321B2 - 回転機械のシール装置及びこのシール装置を備える回転機械 - Google Patents
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Description
蒸気の熱によってタービンロータ及びリング部材が蒸気タービンの起動前に対して変形するため、蒸気タービンの起動時から定格運転に到達するまでの間でクリアランスが変化する場合がある。このため、タービンロータとリング部材とが最も接近する状態(ピンチポイント)においてタービンロータとシール装置とが接触しないようにセッチングクリアランス(初期クリアランス)を設定する必要がある。
回転可能に設けられた回転体の周囲に設けられた環形状のリング部材と、
前記リング部材に保持されるとともに前記リング部材と前記回転体との間に形成された環形状の間隙をシールするように構成された少なくとも1つのシール部材と
を備える、回転機械のシール装置であって、
前記リング部材は該リング部材の内部に、
前記間隙に連通する内部流路と、
前記回転機械内で前記リング部材に接する流体の圧力又は温度の少なくとも一方に応じて前記内部流路を開閉する少なくとも1つの開閉機構と
を備え、
前記少なくとも1つの開閉機構が前記内部流路を開くと、前記間隙を流通する前記流体の少なくとも一部が前記内部流路を流通する。
前記内部流路は、
前記回転体の径方向に延びる径方向流路部と、
前記回転体の軸方向に延びる軸方向流路部と
を含む。
前記内部流路は、前記回転体の軸方向に隣り合う前記シール部材間において前記間隙に連通し、
前記間隙を流通する流体の流通方向において、前記シール部材間に位置する前記内部流路よりも下流側にある前記シール部材の数に比べて、前記シール部材間に位置する前記内部流路よりも上流側にある前記シール部材の数の方が少ない。
前記少なくとも1つの開閉機構は、
前記内部流路を横切るように移動することにより前記内部流路を開閉可能に構成された少なくとも1つの可動体と、
前記リング部材に接する前記流体が流入可能なように前記リング部材の内部に形成された少なくとも1つの流体収容空間であって、該流体収容空間内に流入した前記流体の圧力が前記可動体を移動させて前記内部流路を閉じる少なくとも1つの流体収容空間と、
前記内部流路を開く方向に前記少なくとも1つの可動体を移動させる弾性力を前記少なくとも1つの可動体に付与するように構成された少なくとも1つの弾性部材と
を備える。
前記内部流路を流通する流体の一部が前記少なくとも1つの流体収容空間内に流入するように構成されている。
前記少なくとも1つの開閉機構は、前記リング部材を構成する材料よりも線膨張係数が高い材料で形成された伸縮部材を備え、
前記伸縮部材は、該伸縮部材の温度に応じて前記内部流路を横切るように伸縮することにより前記内部流路を開閉可能に構成され、
前記伸縮部材は、前記内部流路を横切る方向において前記内部流路を横切る端部とは反対の端部側のみが前記リング部材の内部で固定されている。
前記リング部材の内部には、前記伸縮部材を収容可能に構成された収容空間が形成され、
前記シール装置は、前記収容空間を前記リング部材の外周側から塞ぐ蓋部材を備える。
回転可能に設けられた回転体と、
上記(1)〜(7)のいずれかのシール装置と
を備える。
図1に示されるように、回転機械である蒸気タービン1は、外車室2と、外車室2を貫通するように設けられた回転体であるタービンロータ3と、外車室2内においてタービンロータ3の周囲に設けられた環形状のリング部材であるダミーリング4と、外車室2内においてタービンロータ3の周囲に設けられた環形状の翼環5とを備えている。
図1に示されるように、蒸気タービン1の起動後、車室2内に蒸気が流入する。車室2内に流入した蒸気は翼環5内に流入し、図示しない動翼に対して仕事をすることでタービンロータ3が回転する。蒸気は、車室2内でタービンロータ3及びダミーリング4の両方に接するため、蒸気の熱によってタービンロータ3及びダミーリング4の温度が上昇する。本実施形態1では、ダミーリング4の熱容量がダミーリング4の近傍のタービンロータ3の一部の熱容量よりも大きいものとして説明する。
次に、実施形態2に係るシール装置について説明する。実施形態2に係るシール装置は、実施形態1に対して、内部流路を開閉する構成を変更したものである。尚、実施形態2において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
2 外車室
3 タービンロータ(回転体)
3a 半体部
3b 半体部
4 ダミーリング(リング部材)
4a (ダミーリングの)内周面
4b (ダミーリングの)外周面
5 翼環
6 間隙(クリアランス)
7 ボルト
10 シール装置
11 シール部材
11a シールセグメント
12 内部流路
12a 径方向流路部
12b 軸方向流路部
20 開閉機構
21 可動体
21a 可動セグメント
22 可動体
22a 可動セグメント
23 受圧部
24 シール部
25 連結部
26 シールフィン
27 スプリング(弾性部材)
28 スプリング(弾性部材)
30 流体収容空間
31 流体収容空間
32 連通孔
33 連通孔
40 伸縮部材
40a (伸縮部材の)端部
40b (伸縮部材の)端部
40c (伸縮部材の)端部
40d (伸縮部材の)端部
40e (伸縮部材の)面
40f (伸縮部材の)面
41 収容空間
42 蓋部材
Claims (6)
- 回転可能に設けられた回転体の周囲に設けられた環形状のリング部材と、
前記リング部材に保持されるとともに前記リング部材と前記回転体との間に形成された環形状の間隙をシールするように構成された少なくとも1つのシール部材と
を備える、回転機械のシール装置であって、
前記リング部材は該リング部材の内部に、
前記間隙に連通する内部流路と、
前記回転機械内で前記リング部材に接する流体の圧力又は温度の少なくとも一方に応じて前記内部流路を開閉する少なくとも1つの開閉機構と
を備え、
前記少なくとも1つの開閉機構が前記内部流路を開くと、前記間隙を流通する前記流体の少なくとも一部が前記内部流路を流通し、
前記少なくとも1つの開閉機構は、
前記内部流路を横切るように移動することにより前記内部流路を開閉可能に構成された少なくとも1つの可動体と、
前記リング部材に接する前記流体が流入可能なように前記リング部材の内部に形成された少なくとも1つの流体収容空間であって、該流体収容空間内に流入した前記流体の圧力が前記可動体を移動させて前記内部流路を閉じる少なくとも1つの流体収容空間と、
前記内部流路を開く方向に前記少なくとも1つの可動体を移動させる弾性力を前記少なくとも1つの可動体に付与するように構成された少なくとも1つの弾性部材と
を備える、回転機械のシール装置。 - 前記内部流路を流通する流体の一部が前記少なくとも1つの流体収容空間内に流入するように構成されている、請求項1に記載の回転機械のシール装置。
- 回転可能に設けられた回転体の周囲に設けられた環形状のリング部材と、
前記リング部材に保持されるとともに前記リング部材と前記回転体との間に形成された環形状の間隙をシールするように構成された少なくとも1つのシール部材と
を備える、回転機械のシール装置であって、
前記リング部材は該リング部材の内部に、
前記間隙に連通する内部流路と、
前記回転機械内で前記リング部材に接する流体の圧力又は温度の少なくとも一方に応じて前記内部流路を開閉する少なくとも1つの開閉機構と
を備え、
前記少なくとも1つの開閉機構が前記内部流路を開くと、前記間隙を流通する前記流体の少なくとも一部が前記内部流路を流通し、
前記少なくとも1つの開閉機構は、前記リング部材を構成する材料よりも線膨張係数が高い材料で形成された伸縮部材を備え、
前記伸縮部材は、該伸縮部材の温度に応じて前記内部流路を横切るように伸縮することにより前記内部流路を開閉可能に構成され、
前記伸縮部材は、前記内部流路を横切る方向において前記内部流路を横切る端部とは反対の端部側のみが前記リング部材の内部で固定されている、回転機械のシール装置。 - 前記リング部材の内部には、前記伸縮部材を収容可能に構成された収容空間が形成され、
前記シール装置は、前記収容空間を前記リング部材の外周側から塞ぐ蓋部材を備える、請求項3に記載の回転機械のシール装置。 - 前記内部流路は、
前記回転体の径方向に延びる径方向流路部と、
前記回転体の軸方向に延びる軸方向流路部と
を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転機械のシール装置。 - 回転可能に設けられた回転体と、
請求項1〜5のいずれか一項に記載のシール装置と
を備える回転機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017188672A JP6979321B2 (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | 回転機械のシール装置及びこのシール装置を備える回転機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017188672A JP6979321B2 (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | 回転機械のシール装置及びこのシール装置を備える回転機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019065879A JP2019065879A (ja) | 2019-04-25 |
| JP6979321B2 true JP6979321B2 (ja) | 2021-12-08 |
Family
ID=66337661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017188672A Active JP6979321B2 (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | 回転機械のシール装置及びこのシール装置を備える回転機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6979321B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-09-28 JP JP2017188672A patent/JP6979321B2/ja active Active
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