JP6979685B2 - 時空間情報提示システム及びプログラム - Google Patents
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Description
そして、サーバは、現在又は過去の特定の時代の地図を表示するための地図データを持つ地図データベースと、地理又は歴史を少なくともテキストで案内する地理・歴史案内データを持つ地理・歴史データベースと、地図データベースに蓄積されたデータに基づいた地図表示用データの作成と、地理・歴史データベースに蓄積されたデータに基づいた地理・歴史案内表示用データの作成とを行う演算処理部と、ユーザ端末からの指示に基づいて、所定の地点の近傍の地図表示用データ又は地理・歴史案内表示用データを演算処理部で作成し、作成した地図表示又は地理・歴史案内表示をユーザ端末に実行させる制御部と、を備える。
さらに、地図データは、複数のレイヤを有し、それぞれのレイヤは、現在又は過去における地理又は歴史に基づいた事象を地図に重ねて表示するものであり、制御部は、ユーザ端末からの地図表示の指示に基づいて、地図上に表示するレイヤを設定すると共に、地理・歴史案内表示をユーザ端末が実行した状態で、ユーザ端末で地図表示を行う指示があるとき、表示する地図に重ねて表示するレイヤを、表示した地理・歴史案内表示で案内された地理又は歴史に適したレイヤに設定するようにした。
そして、本発明のプログラムは、以下の手順を有する。
・複数のレイヤを有し、それぞれのレイヤは、現在又は過去における地理又は歴史に基づいた事象を地図に重ねて表示する地図データを作成する手順。
・現在又は過去の特定の時代の地図を表示するための地図データを持つ地図データベースを作成する地図データベース作成手順。
・地理又は歴史を少なくともテキストで案内する地理・歴史案内データを持つ地理・歴史データベースを作成する地理・歴史データベース作成手順。
・地図データベースに蓄積されたデータに基づいた地図表示用データの作成と、地理・歴史データベースに蓄積されたデータに基づいた地理・歴史案内表示用データの作成とを行う表示用データ作成手順。
・ユーザ端末からの地図表示の指示に基づいて、地図上に表示するレイヤを設定すると共に、所定の地点の近傍の地図表示用データ又は地理・歴史案内表示用データを前記表示用データ作成手順で作成し、作成した地図表示又は地理・歴史案内表示をユーザ端末に実行させ、地理・歴史案内表示を前記ユーザ端末が実行した状態で、ユーザ端末で地図表示を行う指示があるとき、表示する地図に重ねて表示するレイヤを、表示した地理・歴史案内表示で案内された地理又は歴史に適したレイヤに設定する制御手順。
[1.システム構成例]
図1は、本例の時空間情報提示システム全体の構成を示す。
本例の時空間情報提示システムは、ネットワーク1に接続されたサーバ10を備える。サーバ10は、ネットワーク1を介してユーザ端末2,3,4からアクセスされる。ユーザ端末2,3,4は、ネットワーク1を介した通信が可能で、地図やテキスト画面などの表示を行う様々な形態の端末が適用可能である。図1に示す例では、パーソナルコンピュータ装置で構成されるユーザ端末2と、携帯情報端末(スマートフォン,タブレット端末など)で構成されるユーザ端末3と、ウェラブル端末で構成されるユーザ端末4を示す。
また、後述するように、不揮発性ストレージ14には、地図データベース20、地理・歴史データベース30、及び地理内画像データベース40が格納されている。
また、入力装置16や表示装置17は、地図データベース20、地理・歴史データベース30、及び地理内画像データベース40を構成するデータの確認などに使用される。
地図データベース20には、予め決められた範囲の地図データが記憶される。本例の場合には、現代の地図データが記憶されるが、過去の特定の時代の地図データを記憶してもよい。そして、地図データには、複数のレイヤが付加されている。それぞれのレイヤは、現在又は過去における地理又は歴史に基づいた事象を地図に重ねて表示するものである。また、地図データを俯瞰図として表示する際には、現代又は過去の特定の時代の景観を再現する景観再現3Dデータ21や、景観などの視覚化を行うためのデータ22が含まれる。
図2は、地図データを使って地図表示が行われるまでの流れの概要を示す。
図2に示すように、サーバ10は、地図データと、ソーシャルメディアコンテンツのデータとを重ね合わせて、ウェブ上に公開が可能なGIS(地理情報システム)データを作成し、そのGISデータに基づいて、地図の表示用データを作成する。そして、サーバ10で作成された地図の表示用のデータに基づいて、ユーザ端末2,3,4に地図が表示される。
この場合には、図3に示すように、サーバ10は、古地図のデータと、建物などの3Dデータのレイヤのデータと、時空間情報とを重ね合わせて、3Dデータ有りのGISデータを作成する。そして、サーバ10は、作成されたGISデータから、ウェブ公開用のGISデータ(3Dデータ有り)を作成する。このようにしてサーバ10が作成したGISデータに基づいて、ユーザ端末2,3,4に都市再現の状況が表示される。
が都市再現を表示する。
図4に示すように、サーバ10は、歴史情報や地理情報として用意されたテキストデータやグラフ、歴史的な建造物などの写真、及び浮世絵などを取り込んだデータに基づいて、統合データを作成し、統合データに基づいて、表示用のデータを作成する。このようにして作成された表示用のデータに基づいて、ユーザ端末2,3,4に歴史情報を取り込んだ地図が表示される。
図5〜図9は、ユーザ端末2,3,4での表示状態の概要を示す。
図5は、江戸時代の景観を再現した画面の例である。ここでは、江戸時代の古地図を俯瞰図として表示させた上に、それぞれの場所に存在したと想定される立体形状の建造物のデータ(3Dデータ)を配置した例が示されている。また、図5の例では、地図で示される範囲内に、各地点(江戸の名所)を描いた絵(浮世絵など)のデータが存在する場合に、その絵を地図内の対応した地点の近傍に表示させるようにしている。
なお、図5の右端には、レイヤの一覧画面が表示され、この一覧として表示されたレイヤの中からユーザ端末による操作で、地図に重ねて表示するレイヤを選ぶことができる。
図7の上段と下段は、いずれも江戸時代の江戸で発生した歴史事象である、明暦の大火の被害範囲を示すレイヤを、地図上に重ねて表示した例を示す。ここで、図7の上段は、古地図のレイヤを、現代の地図の上に重ねて、さらに、古地図の上に明暦の大火の被害範囲のレイヤを重ねて表示するようにしたものである。
一方、図7の下段は、現代の地図の上に、直接、明暦の大火の被害範囲のレイヤを重ねて表示するようにしたものである。
図8に示すように、歴史事項や歴史上の人物などを解説したテキストを用意して、さらに、その歴史事項などに関連した絵図などの画像が並べて表示される。
なお、図8は歴史案内表示の画面の例を示すが、地理案内表示の画面についても同様の様式で表示される。
図9には、地理統計として、各地域や国ごとの資源量などの統計値が、地図上の各地域に配置したグラフや数値で表示される。
次に、図10のフローチャートと図11の状態遷移図を参照して、本例の時空間情報提示システムで行われる表示の選択と切り替わりの処理例について説明する。
図10のフローチャートは、ユーザ端末からの指示で、地図表示などが行われる流れを示す。まず、サーバ10のCPU11は、アクセスがあったユーザ端末から、地図表示が選択されたか否かを判断する(ステップS11)。
また、ステップS19において、地理・歴史の確認テストが選択されていない場合には、サーバ10はステップS11の判断に戻る。
図11の状態遷移図は、この表示状態の遷移の例を示す。
例えば、明暦の大火を説明するテキスト表示が行われた状態で、地図表示に移行する選択操作がユーザ端末で行われると、移行した地図表示では、明暦の大火の延焼範囲を示すレイヤを重ねた上で、江戸の街の古地図が表示される。
例えば、明暦の大火の延焼範囲を示すレイヤを重ねた上で、江戸の街の古地図を表示した状態で、明暦の大火の延焼範囲を選択する操作がユーザ端末で行われたとき、明暦の大火を説明するテキスト表示に移行する。なお、地図表示時に、明暦の大火の延焼範囲を示すレイヤが重ねて表示されていない場合であっても、選択された範囲が、該当する範囲であるとき、明暦の大火を説明するテキスト表示に移行するようにしてもよい。
例えば、地図中の特定の港を選択する操作がユーザ端末で行われたとき、その港での貿易に関係した地理統計表示に移行する。
既に、図5〜図9で地図などの表示の概要について説明したが、より詳細な表示例について、図12〜図18を参照して説明する。なお、図5〜図9や図12〜図18に示す表示例は、いずれも横長の画面としたが、ユーザ端末の表示装置を縦長に表示する際には、それぞれの表示画面が縦長のサイズに再構成される。
この例では、東京の現代の地図を示し、地図に重ねて表示可能なレイヤ(コンテンツ)の選択画面を左端に示している。図12の例では、レイヤは全く選択がない状態である。すなわち、図10のフローチャートのステップS14での表示に相当する。地図の表示範囲や縮尺は、ユーザ端末でのユーザ操作で、自在に選択が可能である。また、図12の例では平面的に地図を表示した例を示すが、ユーザ操作により俯瞰図として表示させることもできる。
この例では、現代の東京の地図上に、江戸時代の古地図(1680年代の地図)のレイヤを重ねて表示し、さらに、明暦の大火による被害範囲(延焼範囲)のレイヤを重ねて表示したものである。江戸時代の古地図は、東京の地図の中心部のみに重ねて表示されるレイヤであり、周辺部の古地図のデータがない範囲は、現代の東京の地図を示す。
明暦の大火による被害範囲のレイヤについては、該当する被害範囲に、古地図の表示色とは異なる濃い色を付与して、表示するようにしている。ここでは、明暦の大火の被害範囲のレイヤとして、1日目の被害範囲と、2日目の被害範囲の2つのレイヤが存在し、それぞれの被害範囲を、異なる表示色で示している。
図13の例の左端の選択画面では、古地図のレイヤ(Tokyo1680と表示したレイヤ)と、明暦の大火の被害範囲の2つのレイヤにチェックを付けて、選択した状態を示す。
この例では、町火消し組として、隅田川から西を担当する「いろは組」の47組と、本所及び深川を担当する16組の位置を、「い」などの文字や「一」などの数字で示す。
図14の例の左端の選択画面では、図13で説明したレイヤの他に、町火消のレイヤにチェックを付けて、選択した状態を示す。
この例では、江戸の上水の内の3つの上水(玉川上水、神田上水、千川上水)の区域を、色分けで示す。さらに、玉川上水の区域をユーザ操作で選択して、その説明文字(玉川上水区域)のボックスを表示している。この説明文字のボックスを表示して、さらにこのボックスを選択する操作をユーザ端末で行うことで、「玉川上水」についての歴史学習デジタルテキスト画面に移行する。
図15の例の左端の選択画面では、図12〜図14で説明したレイヤの他に、江戸の上水のレイヤにチェックを付けて、選択した状態を示す。
なお、図16や図17の俯瞰図の表示形態において、過去又は現代の建物の3Dデータのレイヤを選ぶことで、図5又は図6に示すような江戸再現や現代再現の表示形態になる。
ここでは、徳川吉宗が整備した江戸の町火消しの「いろは組」などについての解説文を表示している。また、歴史学習デジタルテキスト画面では、江戸町火消しマップとして、江戸の町火消しの配置を示す図を表示している。この江戸町火消しマップは、図14に示す画面を縮小したものである。
この図18に示す歴史学習デジタルテキスト画面を表示した状態で、ユーザ端末上で、江戸町火消しマップ(又はその下の「江戸町火消しマップ」の文字)のクリックなどで選択操作があると、図14に示す江戸町火消しのレイヤが選択された地図表示に移行する。
さらにまた、テスト問題を表示した上で、そのテスト問題の解説などから、対応したレイヤの地図表示に移行できるようにしたことでも、地理や歴史の教育効果を高めることができるようになる。
また、本例と同様に、現代の地図に過去の地図と過去の地理的な情報又は過去の災害の被害情報等を適切に反映させることで、当該地域の防災計画の作成に役立てることができる。
Claims (5)
- 地図及び地理・歴史案内の表示を行うユーザ端末と、
前記ユーザ端末と通信を行って、前記ユーザ端末に地図及び地理・歴史案内の表示を実行させるサーバとを備え、
前記サーバは、
現在又は過去の特定の時代の地図を表示するための地図データを持つ地図データベースと、
地理又は歴史を少なくともテキストで案内する地理・歴史案内データを持つ地理・歴史データベースと、
前記地図データベースに蓄積されたデータに基づいた地図表示用データの作成と、前記地理・歴史データベースに蓄積されたデータに基づいた地理・歴史案内表示用データの作成とを行う演算処理部と、
前記ユーザ端末からの指示に基づいて、所定の地点の近傍の地図表示用データ又は地理・歴史案内表示用データを前記演算処理部で作成し、作成した地図表示又は地理・歴史案内表示を前記ユーザ端末に実行させる制御部と、を備え、
前記地図データは、複数のレイヤを有し、それぞれのレイヤは、現在又は過去における地理又は歴史に基づいた事象を地図に重ねて表示するものであり、
前記制御部は、前記ユーザ端末からの地図表示の指示に基づいて、地図上に表示するレイヤを設定すると共に、地理・歴史案内表示を前記ユーザ端末が実行した状態で、前記ユーザ端末で地図表示を行う指示があるとき、表示する地図に重ねて表示するレイヤを、表示した地理・歴史案内表示で案内された地理又は歴史に適したレイヤに設定する
時空間情報提示システム。 - 前記ユーザ端末が、特定のレイヤの地図を表示した状態で、地図中の特定箇所を選択したとき、前記制御部は、その選択された特定箇所に関連した地理・歴史案内表示を、前記演算処理部に描画させる
請求項1に記載の時空間情報提示システム。 - 前記地理・歴史データベースは、地理又は歴史に関するテスト問題のデータを持ち、
前記ユーザ端末からの指示に基づいて、前記制御部が、前記演算処理部で地理又は歴史に関するテスト問題の表示用データを作成して、前記ユーザ端末に表示する
請求項1又は2に記載の時空間情報提示システム。 - 前記地図データベースは、現在又は過去の地図情報で示される範囲の内の少なくとも一部の範囲の景観を再現する3Dモデルの情報を持ち、
前記演算処理部が地図表示用データを作成する際には、前記3Dモデルの情報を使って、景観を再現するようにした
請求項1〜3のいずれか1項に記載の時空間情報提示システム。 - ユーザ端末に地図及び地理・歴史案内の表示を実行させる時空間情報提示システムが備えるコンピュータに実装されるプログラムであり、
複数のレイヤを有し、それぞれのレイヤは、現在又は過去における地理又は歴史に基づいた事象を地図に重ねて表示する地図データを作成する手順と、
現在又は過去の特定の時代の地図を表示するための地図データを持つ地図データベースを作成する地図データベース作成手順と、
地理又は歴史を少なくともテキストで案内する地理・歴史案内データを持つ地理・歴史データベースを作成する地理・歴史データベース作成手順と、
前記地図データベースに蓄積されたデータに基づいた地図表示用データの作成と、前記地理・歴史データベースに蓄積されたデータに基づいた地理・歴史案内表示用データの作成とを行う表示用データ作成手順と、
前記ユーザ端末からの地図表示の指示に基づいて、地図上に表示するレイヤを設定すると共に、所定の地点の近傍の地図表示用データ又は地理・歴史案内表示用データを前記表示用データ作成手順で作成し、作成した地図表示又は地理・歴史案内表示を前記ユーザ端末に実行させ、地理・歴史案内表示を前記ユーザ端末が実行した状態で、前記ユーザ端末で地図表示を行う指示があるとき、表示する地図に重ねて表示するレイヤを、表示した地理・歴史案内表示で案内された地理又は歴史に適したレイヤに設定する制御手順と、
コンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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| JP2017239375A JP6979685B2 (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 時空間情報提示システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017239375A JP6979685B2 (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 時空間情報提示システム及びプログラム |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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