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JP6986151B2 - プレート、および吐出ヘッド - Google Patents
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JP6986151B2 - プレート、および吐出ヘッド - Google Patents

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本発明は、複数のプレートが積層された内プレート群と、内プレート群を挟持する1対の外プレートとを備え、内プレート群に形成された接着剤流通路を経由して、内プレート群に形成された接着剤吐出口から接着剤を吐出する吐出ヘッド及び、内プレート群の複数のプレートのうちの1のプレートに関するものである。
接着剤を吐出する吐出ヘッドとしては、例えば、下記特許文献に記載されているように、溶融された接着剤を吐出する接着剤吐出口と、ガスを噴き出すガス噴出口とを備え、接着剤吐出口から吐出されている溶融接着剤に向かってガス噴出口からガスが噴き出された状態で基体に接着剤を塗布する構造のものが存在する。このような構造の接着剤塗布ヘッドによれば、吐出されている溶融接着剤を噴出されるガスによって細長いファイバー状とすることが可能となり、基体上に均一に接着剤を塗布することが可能となる。
米国特許第4960619号 特開平10−183454号公報 特開平10−305242号公報
上記構造の接着剤塗布ヘッドでは、吐出されている溶融接着剤に向かって適切にガスが噴き出されることで、吐出されている溶融接着剤を噴出されるガスによって細長いファイバー状とすることが可能となる。しかしながら、溶融接着剤に異物が含まれている場合には、接着剤吐出口に異物が詰まり、適切に溶融接着剤を吐出することができない。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、溶融接着剤から異物を除去することである。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載のプレートは、複数のプレートが積層された内プレート群と、前記内プレート群を挟持する1対の外プレートとを備え、前記内プレート群に形成された接着剤流通路を経由して、前記内プレート群に形成された接着剤吐出口から接着剤を吐出する吐出ヘッドの前記内プレート群の前記複数のプレートのうちの1のプレートであって、前記接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項2に記載のプレートでは、請求項1に記載のプレートにおいて、前記1対の外プレートの一方である第1外プレートは、外部から導入される接着剤を貯留するための貯留部を有し、前記プレートが、前記吐出ヘッドにおいて前記第1外プレートに密着した状態で配設されることで、前記貯留部に貯留された接着剤が前記フィルタ部を介して前記接着剤流通路に流れることを特徴とする。
また、請求項3に記載のプレートでは、請求項2に記載のプレートにおいて、前記貯留部が、前記第1外プレートの板厚方向と交差する幅方向に延びる幅広部を有しており、前記フィルタ部が、前記幅方向に延びるように形成されたことを特徴とする。
また、請求項4に記載のプレートでは、請求項3に記載のプレートにおいて、前記フィルタ部の前記幅方向の長さが、前記幅広部の前記幅方向の長さと同じであることを特徴とする。
また、請求項5に記載のプレートでは、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のプレートにおいて、前記フィルタ部は、前記接着剤流通路の内径より大きくされ、前記複数のプレートのうちの前記プレート以外のプレートである別プレートに、前記接着剤流通路の内径より大きな内径の貫通穴が形成されており、前記プレートが、前記吐出ヘッドにおいて前記別プレートに密着した状態で配設されることで、前記フィルタ部を通過した接着剤が前記貫通穴を介して前記接着剤流通路に流れることを特徴とする。
また、請求項6に記載のプレートでは、請求項5に記載のプレートにおいて、前記フィルタ部の孔の内径は、前記接着剤吐出口の内径より小さいことを特徴とする。
また、請求項7に記載の吐出ヘッドは、複数のプレートが積層された内プレート群と、前記内プレート群を挟持する1対の外プレートとを備え、前記内プレート群に形成された接着剤流通路を経由して、前記内プレート群に形成された接着剤吐出口から接着剤を吐出する吐出ヘッドであって、前記内プレート群の前記複数のプレートのうちの1のプレートに、前記接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成されたことを特徴とする。
請求項1に記載のプレートは、吐出ヘッドを構成する内プレート群の複数のプレートのうちの1のプレートであり、その1のプレートに、接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成されている。これにより、吐出ヘッドの内部において、接着剤から異物を除去することが可能となる。
また、請求項2に記載のプレートは、接着剤を貯留するための貯留部を有する第1外プレートに密着した状態で配設され、貯留部に貯留された接着剤がフィルタ部を介して接着剤流通路に流れる。これにより、接着剤が吐出ヘッドの内部に供給された初期の段階で、接着剤から異物を除去することが可能となる。
また、請求項3に記載のプレートでは、貯留部が、第1外プレートの板厚方向と交差する幅方向に延びる幅広部を有しており、フィルタ部が、その幅方向に延びるように形成されている。これにより、フィルタ部を通過する接着剤の圧送圧力を均一にすることが可能となる。
また、請求項4に記載のプレートでは、フィルタ部の幅方向の長さが、幅広部の幅方向の長さと同じである。これにより、フィルタ部を通過する接着剤の圧送圧力を更に均一にすることが可能となる。
また、請求項5に記載のプレートでは、フィルタ部が、接着剤流通路の内径より大きくされている。また、当該プレートと異なるプレートである別プレートに、接着剤流通路の内径より大きな内径の貫通穴が形成されている。そして、当該プレートが、別プレートに密着した状態で配設されることで、フィルタ部を通過した接着剤が貫通穴を介して接着剤流通路に流れる。これにより、別プレートの貫通穴がスペーサーとして機能し、フィルタ部から接着剤流通路への接着剤の流入を適切に担保することができる。
また、請求項6に記載のプレートでは、フィルタ部の孔の内径が、接着剤吐出口の内径より小さくされている。これにより、接着剤吐出口での異物の詰まりを適切に防止することができる。
また、請求項7に記載の吐出ヘッドでは、吐出ヘッドを構成する内プレート群の複数のプレートのうちの1のプレートに、接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成されている。これにより、吐出ヘッドの内部において、接着剤から異物を除去することが可能となる。
第1実施例の接着剤塗布ヘッドを備えた接着剤塗布装置を示す図である。 分解された状態の接着剤塗布ヘッドを示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成する中央プレートを示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成する1対のサイドプレートの一方を示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成する1対の外プレートの一方を示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成する1対のサイドプレートの他方を示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成するスペースプレートを示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成するフィルタプレートを示す図である。 接着剤塗布ヘッドを構成する1対の外プレートの他方を示す図である。 図3〜図9の7枚のプレートが積層された状態の接着剤塗布ヘッドを示す断面図である。 接着剤が吐出されるとともにガスが噴出された状態の中央プレートを示す断面図である。 接着剤が吐出されるとともにガスが噴出された状態の接着剤ノズルを示す斜視図である。 第2実施例の接着剤塗布ヘッドを構成する中央プレートを示す図である。 第2実施例の接着剤塗布ヘッドを構成する1対のサイドプレートの一方を示す図である。 第2実施例の接着剤塗布ヘッドを構成する1対のサイドプレートの他方を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<第1実施例>
図1に、本発明の実施例の接着剤塗布ヘッド10を備えた接着剤塗布装置12を示す。接着剤塗布装置12は、図での左右方向に搬送される基体14の上面と対向するように配設されており、後に詳しく説明するように、接着剤塗布ヘッド10から接着剤を吐出するとともに、その吐出された接着剤に接着剤塗布ヘッド10からガスを噴出させた状態で基体14の上面に接着剤を塗布する構造とされている。
接着剤塗布装置12は、接着剤を吐出しつつガスを噴出する接着剤塗布ヘッド10と、その接着剤塗布ヘッド10が装着される塗布ヘッドアダプター16と、その塗布ヘッドアダプター16の上面に設けられた概して円筒状の接着剤供給弁18とを備えている。塗布ヘッドアダプター16には、装置本体20から供給されるガスを接着剤塗布ヘッド10に導入するためのガス導入路22と、装置本体20から供給される接着剤を、接着剤供給弁18を介して、接着剤塗布ヘッド10に導入するための接着剤導入路24とが形成されている。なお、ガス導入路22と接着剤導入路24とは、交わることなく、立体交差している。また、装置本体20の内部には、フィルタ(図示省略)が配設されており、フィルタを介して、接着剤が、装置本体20から接着剤供給弁18に供給される。つまり、装置本体20の内部において、異物がフィルタにより濾過された接着剤が、接着剤供給弁18を介して、接着剤導入路24に供給され、接着剤塗布ヘッド10に導入される。
また、接着剤供給弁18には、装置本体20から接着剤導入路24への接着剤の供給と遮断とを切り換えることが可能な弁通路26が形成されている。その弁通路26には、弁体(図示省略)および、その弁体が着座可能な弁座(図示省略)が設けられており、弁体が弁座から離座することで接着剤導入路24に接着剤が供給され、弁体が弁座に着座することで接着剤導入路24への接着剤の供給が遮断されるようになっている。なお、弁通路26には、装置本体20において溶融された接着剤が供給され、ガス導入路22には、装置本体20において加圧されたガスが供給されるようになっている。
接着剤塗布ヘッド10は、図2に示すように、5枚のプレートによって構成される内プレート群30と、その内プレート群30を挟持する1対の外プレート32,34とを有している。内プレート群30の5枚のプレートは、中央プレート36と、1対のサイドプレート38,40と、スペースプレート42と、フィルタプレート44とによって構成されており、図での左から順に、サイドプレート40,中央プレート36,サイドプレート38,スペースプレート42,フィルタプレート44の順に配置される。なお、それら5枚のプレートは、比較的薄い形状とされている。
一方、1対の外プレート32,34は、図での右端に配置される第1外プレート32と、図での左端に配置される第2外プレート34とによって構成されており、内プレート群30を構成するプレートより厚い形状とされている。なお、1対のサイドプレート38,40を区別して説明する場合には、1対のサイドプレート38,40のうちのスペースプレート42と中央プレート36との間に配置されるものを、第1サイドプレート38と、第2外プレート34と中央プレート36との間に配置されるものを、第2サイドプレート40と記載する。
第1外プレート32の上端部の両角と、その両角の下方には、4つのネジ穴50が形成されており、他の6枚のプレート34,36,38,40,42,44の各々には、その4つのネジ穴50に対応する位置に4つの貫通穴52,54,56,57,58,59が形成されている。そして、貫通穴52,54,56,57,58,59を挿通した状態で、ねじ60(図では1つだけ示している)がネジ穴50に締結されることで、7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44が積層され、一体化されている。以下に、7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44の各々について詳しく説明する。
まず、中央プレート36は、図3に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔70と、下縁に開口する第1スリット72と、その第1スリット72の開口を挟むようにして下縁に開口する1対の第2スリット74と、それら1対の第2スリット74の上方に位置するとともに、比較的小さな径の1対の小径孔76とを備えている。第1スリット72は、下縁に対して垂直な方向に延びるようにして、下縁の中央部に開口している。一方、第2スリット74は、上端が第1スリット72から離れるようにして設けられており、その上端は、第1スリット72の上端よりも下方に位置している。小径孔76は、第2スリット74を上方に延長させた箇所に位置しており、第1スリット72の略中央部の近傍に位置している。また、1対の第2スリット74の開口と第1スリット72の開口との間は、1対の先鋭状の突起部78とされており、それぞれの先端は第2スリット74の開口より下方に位置している。つまり、第1スリット72の開口は、第2スリット74の開口より下方に位置している。
次に、中央プレート36と第2外プレート34との間に配置される第2サイドプレート40は、図4に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔80と、下縁の中央部に設けられ下方に突出する凸部82と、その凸部82の上方に設けられた1対の長孔84とを備えている。1対の長孔84は、概ね上下方向に延びるとともに、互いの上端が離れるように設けられている。その長孔84は、中央プレート36の第2スリット74の上端部と小径孔76とに対応する位置に設けられている。このため、第2サイドプレート40が中央プレート36に積層された場合に、長孔84は、第2スリット74と小径孔76とに開口する。また、大径孔80は、中央プレート36の大径孔70に対応する位置に設けられている。
次に、図2において左端に位置するプレート、つまり、第2サイドプレート40に積層される第2外プレート34は、図5に示すように、第2サイドプレート40に積層される面に設けられ、概して山型にくり抜かれたガスキャビティ86と、そのガスキャビティ86内の略中央部に設けられた中央凸部88と、ガスキャビティ86内の上端に設けられた大径孔90とを備えている。つまり、ガスキャビティ86は、中央凸部88の外周を囲むようにして形成された凹部であり、その凹部内の上端部に、大径孔90が形成されている。ガスキャビティ86は、後に説明するように、塗布ヘッドアダプター16から導入されるガスを貯留するためのものであり、第2サイドプレート40の1対の長孔84の上端部に対応する位置に設けられている。これにより、ガスキャビティ86に貯留されるガスを、1対の長孔84に供給することが可能となっている。また、大径孔90は、第2サイドプレート40の大径孔80に対応する位置に設けられている。
次に、中央プレート36の第2サイドプレート40が配置される面と反対側の面に配置される第1サイドプレート38は、図6に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔92と、下縁の中央部に設けられ下方に突出する凸部94と、その凸部94の上方に設けられた1対の長孔96と、それら1対の長孔96の中間の位置の上方に設けられた小径孔98とを備えている。1対の長孔96は、概ね上下方向に延びるとともに、互いの上端が離れるように設けられている。その長孔96は、中央プレート36の第2スリット74の上端部と小径孔76とに対応する位置に設けられている。このため、第1サイドプレート38が中央プレート36に積層された場合に、長孔96は、第2スリット74と小径孔76とに開口する。また、小径孔98は、中央プレート36の第1スリット72の上端部に対応する位置に設けられている。このため、第1サイドプレート38が中央プレート36に積層された場合に、小径孔98は第1スリット72に開口する。なお、大径孔92は、中央プレート36の大径孔70に対応する位置に設けられている。
次に、第1サイドプレート38の中央プレート36が配置される面と反対側の面に配置されるスペースプレート42は、図7に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔100と、下方において左右方向に延びるように形成された連通孔102とを備えている。なお、ここでの左右方向は、プレートの板厚方向と直行する方向であり、幅方向でもある。また、連通孔102は、第1サイドプレート38の小径孔98に対応する位置に設けられている。このため、スペースプレート42が第1サイドプレート38に積層された場合に、小径孔98は連通孔102に開口する。なお、大径孔100は、第1サイドプレート38の大径孔92に対応する位置に設けられている。
次に、スペースプレート42の第1サイドプレート38が配置される面と反対側の面に配置されるフィルタプレート44は、図8に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔110と、下方において左右方向に延びるように形成されたフィルタ部112とを備えている。フィルタ部112は、複数の小さな孔114により構成されており、それら複数の孔114は、エッチングにより形成される。また、フィルタ部112の左右方向の長さは、スペースプレート42の連通孔102の左右方向の長さと同じとされており、フィルタ部112は、その連通孔102に対応する位置に設けられている。このため、フィルタプレート44がスペースプレート42に積層された場合に、フィルタ部112の複数の孔114は連通孔102に開口する。なお、大径孔110は、スペースプレート42の大径孔100に対応する位置に設けられている。
最後に、図2において右端に位置するプレート、つまり、フィルタプレート44に積層される第1外プレート32は、図9に示すように、上端中央部に設けられた比較的大きな径の大径孔120と、その大径孔120の下方に設けられた概して山型の接着剤キャビティ122と、その接着剤キャビティ122内の上端に設けられた接着剤導入孔124と、上下方向における中央部の左右両端に設けられた1対の位置決め孔126とを備えている。接着剤キャビティ122は、後に説明するように、塗布ヘッドアダプター16から導入される接着剤を貯留するためのものであり、第1サイドプレート38に積層される面に設けられている。また、接着剤キャビティ122は、下方に向かうほど幅広となる山型をなし、下端部は、左右方向に延びる幅広部128とされている。その幅広部128の左右方向の長さは、フィルタプレート44のフィルタ部112の左右方向の長さと同じとされており、幅広部128は、はフィルタ部112に対応する位置に設けられている。このため、第1外プレート32がフィルタプレート44に積層された場合に、フィルタ部112の複数の孔114は幅広部128、つまり、接着剤キャビティ122に開口する。また、大径孔120は、フィルタプレート44の大径孔110に対応する位置に設けられている。
上記構造の7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44が積層され、ねじ60によって一体化された接着剤塗布ヘッド10は、図1に示すように、ボルト108によって塗布ヘッドアダプター16に締結されている。詳しく言えば、ボルト108は、各プレート32,34,36,38,40,42,44の大径孔70,80,90,92,100,110,120を挿通しており、塗布ヘッドアダプター16のガス導入路22の開口に形成された雌ネジ部に締結されている。ちなみに、塗布ヘッドアダプター16の接着剤塗布ヘッド10が装着される面には、第1外プレート32の1対の位置決め孔126に対応する位置に1対の突起(図示省略)が形成されており、1対の位置決め孔126と1対の突起とによって、接着剤塗布ヘッド10を、塗布ヘッドアダプター16の所定の位置に装着することが可能となっている。
接着剤塗布ヘッド10が、塗布ヘッドアダプター16の所定の位置に装着されることで、第1外プレート32の接着剤導入孔124は、塗布ヘッドアダプター16の接着剤導入路24に開口するようになっており、接着剤導入路24から供給される接着剤を、接着剤キャビティ122に貯留することが可能となっている。また、ガス導入路22の雌ネジ部に締結されているボルト108の雄ネジ部には、軸方向に延びるように溝(図示省略)が形成されており、その溝を介して、ガス導入路22と第2外プレート34の大径孔90、つまり、ガスキャビティ86とが連通している。これにより、ガス導入路22から供給されるガスが、ガスキャビティ86に貯留される。
上述した構造によって、接着剤塗布ヘッド10では、接着剤導入路24から供給された接着剤を中央プレート36の第1スリット72の開口から吐出するとともに、ガス導入路22から供給されたガスを中央プレート36の1対の第2スリット72の各々の開口から噴出することが可能となっている。詳しく説明すれば、図3〜9でのAA線における断面図である図10に示すように、接着剤導入路24から供給される接着剤は、図での2点鎖線に示すように、第1外プレート32の接着剤導入孔124を介して、接着剤キャビティ122に貯留される。そして、接着剤キャビティ122に貯留された接着剤は、フィルタプレート44のフィルタ部112、つまり、フィルタ部112の複数の小さな孔114を介して、スペースプレート42の連通孔102に流入する。この際、接着剤は、フィルタ部112の複数の小さな孔114により濾過される。そして、フィルタ部112により濾過された接着剤が、連通孔102を介して、第1サイドプレート38の小径孔98に流入する。さらに、その小径孔98から中央プレート36の第1スリット72に、接着剤が流入し、第1スリット72の下端から吐出される。
また、ガス導入路22から供給されるガスは、図での1点鎖線に示すように、7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44の大径孔70,80,90,92,100,110,120を介して、第2外プレート34のガスキャビティ86に貯留される。そして、ガスキャビティ86に貯留されたガスは、第2サイドプレート40の長孔84を介して、中央プレート36の第2スリット74に流入する。また、ガスキャビティ86に貯留されたガスは、第2サイドプレート40の長孔84を介して、中央プレート36の小径孔76に流入し、第1サイドプレート38の長孔96を迂回して、中央プレート36の第2スリット74に流入する。このように、1つの第2スリット74に対して、第2サイドプレート40の長孔84からガスが流入するとともに、第1サイドプレート38の長孔96からもガスが流入し、第2スリット74の下端からガスが噴き出される。
第1スリット72の開口から吐出される接着剤と第2スリット74から噴出されるガスとの流れを説明するべく、図11に、接着剤塗布ヘッド10の中央プレート36における断面図を示す。第1スリット72は、中央プレート36の下縁に垂直な方向に延びるように形成されており、その第1スリット72の開口130から接着剤132(2点鎖線)が吐出される。一方、第2スリット74は、それの上端が第1スリット72から離れるように形成されており、その第2スリット74の開口134からガス136(1点鎖線)が、第1スリット72の開口130から吐出されている接着剤132に向かって噴出される。この際、噴出されるガス136は、中央プレート36の下縁に突出する突起部78の側面に沿って接着剤132に向かって導かれるようになっている。
詳しく説明すれば、中央プレート36の下縁には、1対の突起部78と第1スリット72の開口130とによって構成される台形状の中央凸部138が形成されている。その台形状の中央凸部138の上底は下底より長くなっており、その上底の両端に隣接して1対の第2スリット74が開口している。そして、その1対の第2スリット74の開口134から噴出されるガスが、中央凸部138の両側辺に沿って流れ、第1スリット72の開口130から吐出されている接着剤132に向かって導かれる。これにより、吐出されている接着剤132は、1対の第2スリット74の開口134から噴出されているガス136によって、ファイバー状に引延ばされるとともに、蛇行することで、好適に基体14上に接着剤が塗布されるようになっている。
また、1つの第2スリット74の開口134から噴出されるガス136は、2つの流れに分岐しており、1対の第2スリット74の開口134からは、4つの流れのガス136が噴出されている。詳しく説明すれば、ガス136を噴出する第2スリット74には、上述したように、第2サイドプレート40の長孔84からガスが流入するとともに、第1サイドプレート38の長孔96からもガス136が流入する。つまり、互いに向かい合う2つの方向からガス136が流入する。これにより、図12に示すように、第1サイドプレート38の長孔96から流入したガス136a(1点鎖線)は、第1サイドプレート38の凸部94に沿って接着剤132(2点鎖線)に向かって導かれ、第2サイドプレート40の長孔84から流入したガス136bは、第2サイドプレート40の凸部82に沿って接着剤132に向かって導かれる。したがって、接着剤塗布ヘッド10では、第1スリット72の開口130から吐出されている接着剤132に向かって、4つの方向からガス136を噴出することが可能となっている。
上述した構造によって、接着剤塗布ヘッド10では、中央プレート36の中央凸部138と、その中央凸部138を挟む第1サイドプレート38の凸部94および第2サイドプレート40の凸部82とによって、接着剤を吐出する接着剤ノズル139が構成されており、その接着剤ノズル139の2つの凸部82,94の両側部が、1対のガイド壁のように機能して、第2スリット74の開口134から噴出されるガスが、吐出されている接着剤に向かって導かれる。これにより、外気の乱れ等の影響を受けることなく、確実に吐出されている接着剤に向かってガスを噴出させることが可能となる。特に、接着剤塗布ヘッド10では、4つの方向に噴出されているガスを、吐出されている接着剤に向かって、収斂させる必要があるため、ガスをガイドする機能は非常に有効である。さらに、吐出されている接着剤132に向かって、4つの方向からガス136が噴出されることで、効果的に接着剤を蛇行させることが可能となっている。
また、接着剤塗布ヘッド10は、7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44が積層されることによって形成されており、各プレートは、比較的シンプルな形状とされている。特に、各種スリット72,74および各種貫通穴70,80等の形成は比較的容易である。このため、接着剤塗布ヘッド10の製造コストを比較的安価なものとすることが可能となる。また、接着剤塗布ヘッド10では、7枚のプレート32,34,36,38,40,42,44がねじ60によって一体化されることから、接着剤塗布ヘッド10の分解および組立を容易に行うことが可能となっている。さらに、接着剤塗布ヘッド10の部品点数は少なく、各部品の形状もシンプルなため、洗浄性は極めて高いものとなっている。
また、接着剤塗布ヘッド10では、第1スリット72と小径孔98と連通孔102とフィルタ部112とにより構成される接着剤の流通路にフィルタ部112が配設されている。また、フィルタ部112の複数の小さな孔114の各々の内径は、第1スリット72の開口130、つまり、接着剤の吐出口の内径より小さい。これにより、接着剤塗布ヘッド10での接着剤の詰まりなどを好適に防止することができる。特に、接着剤は、樹脂素材であり、加熱により炭化し易い。このため、装置本体20でフィルタにより接着剤が濾過されていても、装置本体20から接着剤塗布ヘッド10迄の間および、接着剤塗布ヘッド10の内部において、接着剤が炭化し、異物が生じる場合がある。このような場合であっても、接着剤塗布ヘッド10を構成するフィルタプレート44により、異物を除去し、接着剤塗布ヘッド10での接着剤の詰まりなどを好適に防止することができる。
また、フィルタプレート44では、複数の小さな孔114がエッチングにより形成されているため、大量に安価で形成できる。このため、孔114が異物により詰まった場合には、古いフィルタプレート44を、新たなフィルタプレート44に交換すればよい。
また、接着剤塗布ヘッド10では、フィルタプレート44と第1サイドプレート38との間に、スペースプレート42が介挿される。つまり、フィルタプレート44のフィルタ部112と、第1サイドプレート38の小径孔98との間に、スペースプレート42の連通孔102が位置する。これにより、フィルタ部112と小径孔98との間で、連通孔102がスペーサーとして機能し、内径の異なるフィルタ部112の孔114から小径孔98への接着剤の流入を適切に担保することができる。
さらに言えば、第1外プレート32の幅広部128と、フィルタプレート44のフィルタ部112とは、左右方向に延びるように形成されており、幅広部128の左右方向の長さとフィルタ部112の左右方向の長さとは同じとされている。このため、接着剤塗布ヘッド10の内部において送り出される接着剤を整流し、接着剤の圧送圧力を一定にすることができる。これにより、例えば、後に説明するが、接着剤塗布ヘッドに複数の接着剤吐出口が形成されている場合に、それら複数の接着剤吐出口からの接着剤の吐出圧を一定にし、複数の接着剤吐出口から吐出される接着剤の単位時間当たりの量を均一にすることができる。なお、幅広部128の左右方向の長さの数値とフィルタ部112の左右方向の長さの数値とが同一でなくても、幅広部128の長さとフィルタ部112の長さとの差が誤差の範囲であれば、幅広部128の長さとフィルタ部112の長さとは同じである。
<第2実施例>
第1実施例の接着剤塗布ヘッド10では、1つの第1スリット72の開口130から接着剤が噴き出されている、つまり、接着剤塗布ヘッド10は、1つの接着剤吐出口を備えているが、第2実施例の接着剤塗布ヘッドは、4つの接着剤吐出口を備えている。第2実施例の接着剤塗布ヘッドは、第1実施例の接着剤塗布ヘッド10と同様に、5枚のプレートによって構成される内プレート群と、その内プレート群を挟持する1対の外プレートとを有しており、内プレート群が1対の外プレートにより挟持されている。第2実施例の内プレート群を構成する5枚のプレートのうちの中央プレートと第1サイドプレートと第2サイドプレートとは、第1実施例の中央プレート36と第1サイドプレート38と第2サイドプレート40と比較して、類似した構成であるため、同様の機能の構成要素については、同じ符号を用いて説明を省略あるいは簡略に行う。また、第2実施例の内プレート群を構成する5枚のプレートのうちのスペースプレートとフィルタプレートとは、第1実施例のスペースプレート42とフィルタプレート44と同じものであるため、説明および図示を省略する。また、第2実施例の1対の外プレートは、第1実施例の第1外プレート32と第2外プレート34と同じものであるため、説明および図示を省略する。
第2実施例の内プレート群を構成する中央プレート150は、図13に示すように、下縁に同じピッチで設けられた4つの第1スリット72と、それら4つの第1スリット72に対応して設けられた4組の1対の第2スリット74と、4つの第1スリット72に対応して設けられた4組の1対の小径孔76と、4つの第1スリット72に対応して設けられた4組の1対の突起部78とを備えている。なお、中央プレート150は、第1実施例の中央プレート36と同様の位置に、大径孔70と4個の貫通孔56と備えている。
第2実施例の内プレート群を構成する第1サイドプレート152は、図14に示すように、中央プレート150の4つの第1スリット72に対応する位置に設けられた4つの凸部94と、4組の1対の第2スリット74に対応する位置に設けられた4組の1対の長孔96と、4組の1対の第1スリット72に対応する位置に設けられた4つの小径孔98とを備えている。なお、第1サイドプレート152は、第1実施例の第1サイドプレート38と同様の位置に、大径孔92と、4個の貫通穴54とを備えている。
第2実施例の内プレート群を構成する第2サイドプレート154は、図15に示すように、中央プレート150の4つの第1スリット72に対応する位置に設けられた4つの凸部82と、4組の1対の第2スリット74に対応する位置に設けられた4組の1対の長孔84とを備えている。なお、第2サイドプレート154は、第1実施例の第2サイドプレート40と同様の位置に、大径孔80と4個の貫通穴57とを備えている。
このような構造により、第2実施例の接着剤塗布ヘッドにおいても、接着剤塗布ヘッド10と同様に、第2サイドプレート154,中央プレート150,第1サイドプレート152,スペースプレート42,フィルタプレート44の順に積層される。そして、第2サイドプレート154に第2外プレート34が積層され、フィルタプレート44に第1外プレート32が積層された状態で、第2サイドプレート154,中央プレート150,第1サイドプレート152,スペースプレート42,フィルタプレート44が、1対の外プレート32,34によって挟持される。そして、7枚のプレート32,34,42,44,150,152,154が、接着剤塗布ヘッド10と同様に、ねじ60によって締結されることで、一体化される。さらに、一体化された7枚のプレート、つまり、第2実施例の接着剤塗布ヘッドが、ボルト108によって塗布ヘッドアダプター16に装着される。
このような構造により、第2実施例の接着剤塗布ヘッドでは、4つの第1スリット72の開口から接着剤が噴き出されるとともに、4組の1対の第2スリット74の開口からガスが噴き出される。これにより、第2実施例の接着剤塗布ヘッドでは、基体14上の広い範囲に接着剤を塗布することが可能となっている。また、第2実施例の接着剤塗布ヘッドにおいても、第1実施例の接着剤塗布ヘッド10と同様の効果を得ることが可能となっている。
ちなみに、接着剤塗布ヘッド10は、吐出ヘッドの一例である。内プレート群30は、内プレート群の一例である。第1外プレート32は、第1外プレートの一例である。スペースプレート42は、別プレートの一例である。フィルタプレート44は、プレートの一例である。連通孔102は、貫通穴の一例である。フィルタ部112は、フィルタ部の一例である。孔114は、孔の一例である。接着剤キャビティ122は、貯留部の一例である。幅広部128は、幅広部の一例である。開口130は、接着剤吐出口の一例である。第1スリット72と小径孔98と連通孔102とフィルタ部112とにより構成されるものは、接着剤流通路の一例である。
なお、本発明は、上記第1実施例および第2実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記第1実施例および第2実施例では、接着剤とガスとをともに噴出する接着剤塗布ヘッドに、本発明が適用されているが、接着剤のみを噴出する接着剤塗布ヘッドに本発明を適用してもよい。
また、上記第1実施例および第2実施例では、フィルタプレート44が、第1外プレート32とスペースプレート42との間に配設されているが、フィルタプレート44の配設位置は、任意に変更することができる。具体的には、例えば、中央プレート36と第1サイドプレート38との間に、フィルタプレート44を配設してもよい。この場合に、中央プレート36とフィルタプレート44との間に、スペースプレート42を配設することが好ましい。
10:接着剤塗布ヘッド(吐出ヘッド)
30:内プレート群
32:第1外プレート
42:スペースプレート(別プレート)
44:フィルタプレート(プレート)
102:連通孔(貫通穴)
112:フィルタ部
114:孔
122:接着剤キャビティ(貯留部)
128:幅広部
130:開口(接着剤吐出口)

Claims (6)

  1. 複数のプレートが積層された内プレート群と、前記内プレート群を挟持する1対の外プレートとを備え、前記内プレート群に形成された接着剤流通路を経由して、前記内プレート群に形成された接着剤吐出口から接着剤を吐出する吐出ヘッドの前記内プレート群の前記複数のプレートのうちの1のプレートであって、
    前記接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成され、
    前記フィルタ部は、前記接着剤流通路の内径より大きくされ、
    前記複数のプレートのうちの前記プレート以外のプレートである別プレートに、前記接着剤流通路の内径より大きな内径の貫通穴が形成されており、
    前記プレートが、
    前記吐出ヘッドにおいて前記別プレートに密着した状態で配設されることで、前記フィルタ部を通過した接着剤が前記貫通穴を介して前記接着剤流通路に流れることを特徴とするプレート。
  2. 前記1対の外プレートの一方である第1外プレートは、外部から導入される接着剤を貯留するための貯留部を有し、
    前記プレートが、
    前記吐出ヘッドにおいて前記第1外プレートに密着した状態で配設されることで、前記貯留部に貯留された接着剤が前記フィルタ部を介して前記接着剤流通路に流れることを特徴とする請求項1に記載のプレート。
  3. 前記貯留部が、前記第1外プレートの板厚方向と交差する幅方向に延びる幅広部を有しており、
    前記フィルタ部が、前記幅方向に延びるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載のプレート。
  4. 前記フィルタ部の前記幅方向の長さが、前記幅広部の前記幅方向の長さと同じであることを特徴とする請求項3に記載のプレート。
  5. 前記フィルタ部の孔の内径は、前記接着剤吐出口の内径より小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のプレート。
  6. 複数のプレートが積層された内プレート群と、前記内プレート群を挟持する1対の外プレートとを備え、前記内プレート群に形成された接着剤流通路を経由して、前記内プレート群に形成された接着剤吐出口から接着剤を吐出する吐出ヘッドであって、
    前記内プレート群の前記複数のプレートのうちの1のプレートに、前記接着剤流通路を流れる接着剤を濾過するためのフィルタ部が形成され、
    前記フィルタ部は、前記接着剤流通路の内径より大きくされ、
    前記複数のプレートのうちの前記1のプレート以外のプレートである別プレートに、前記接着剤流通路の内径より大きな内径の貫通穴が形成されており、
    前記1のプレートが、
    前記吐出ヘッドにおいて前記別プレートに密着した状態で配設されることで、前記フィルタ部を通過した接着剤が前記貫通穴を介して前記接着剤流通路に流れることを特徴とする吐出ヘッド。
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