JP6988866B2 - 通信システム、及び送信期間の割当方法 - Google Patents
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かかる高度道路交通システムにおいて用いられる無線通信システムは、主として、インフラ側の無線通信装置である複数の路側通信機と、各車両に搭載される無線通信装置である複数の車載通信機(移動通信機)とによって構成される。
このため、少なくとも干渉が生じる位置関係にある路側通信機の間では、異なる時間帯に設定された異なる時間スロットが割り当てられる。これによって、路車間通信における干渉を回避することができる。
前記グループ毎に異なる時間チャネル(時間スロット群)を割り当て、路側通信機それぞれが自機の属するグループに割り当てられている時間チャネルを用いれば、路車間通信においては干渉を回避可能な割り当てができる。
路車間通信と、路路間通信との間では通信エリアが異なることがあり、路車間通信においては電波干渉は生じないが、路路間通信においては電波干渉が生じるといったように、両通信において干渉関係が異なる場合があるからである。
ここで、路車間通信と、路路間通信の両方を考慮した路側通信機のグループ分けを行い、時間スロットを割り当てるべき時間チャネルの数を特定する。
図中、縦軸は必要な時間チャネルの必要数、横軸は交差点間隔を示している。また、実線は、路車間通信、及び路路間通信の両方の干渉を考慮した場合、破線は、路車間通信のみの干渉を考慮した場合を示している。
前記複数の第1スロットは、路側通信機と車載通信機との間で行われる路車間通信で用いられる複数の路車間通信用時間スロットと、前記路車間通信用時間スロットとは別の時間スロットであって、路側通信機同士の間で行われる路路間通信で用いられる複数の路路間通信用時間スロットと、を含む。
各路側通信機は、前記路車間通信用時間スロットには、前記路車間通信で干渉しない第1のグループ分けに従って割り当てられ、前記路路間通信用時間スロットには、前記第1のグループ分けとは異なり、かつ、前記路路間通信で干渉しない第2のグループ分けに従って割り当てられる。
また、前記周期的な無線フレームにおける第1フレームの前記路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機と前記第1フレームの次の第2フレームの当該路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機とが異なる。
他の本発明は、上述の通信システムに対して実行される、送信期間の割当方法である。
前記割当方法は、各路側通信機を、前記路車間通信用時間スロットには、前記路車間通信で干渉しない第1のグループ分けに従って割り当てるステップと、各路側通信機を、前記路路間通信用時間スロットには、前記第1のグループ分けとは異なり、かつ、前記路路間通信で干渉しない第2のグループ分けに従って割り当てるステップと、を含む。
前記第1グループの数をC RV 、
前記第2グループの数をC RR 、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をS RV 、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をS RR 、
としたときに、前記C RV 、及び前記C RR が下記式(1)を満たしており、
前記複数の路側通信機は、前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(2)を満たす送信を行う制御部を備えていることを特徴としている。
C RV < C RR ・・・(1)
S RV > S RR ・・・(2)
上記構成の通信システムによれば、第2グループの数CRRが、第1グループの数CRVよりも多い場合においても、路路間通信用の時間スロットを第2グループで共用することで、無線フレームに含まれている路路間通信用の時間スロットの数SRRが、路車間通信用の時間スロットの数SRVよりも多く設定されることがない。
このため、路車間通信の干渉回避に加え、路路間通信の干渉回避を考慮した時間スロットの割り当てを行うことで、第2グループの数CRRが、第1グループの数CRVよりも多くなったとしても、時間スロットが無駄に消費されてしまうのを抑制することができる。
前記第1グループの数をCRV、
前記第2グループの数をCRR、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をSRV、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をSRR、
としたときに、前記CRV、及び前記CRRが下記式(3)を満たしており、
前記複数の路側通信機は、前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(4)を満たす送信を行う制御部を備えていることを特徴としている。
CRV < CRR ・・・(3)
(SRV − CRV) + CRR ≧ SRV + SRR ・・・(4)
これに対して、右辺は路車間通信のみの干渉を考慮した場合に、路車間通信を行うために必要となる時間スロット数(SRV)と路路間通信を行うために必要となる時間スロット数(SRR)の合計値を示している。
上記式(4)を満たすように、路車間通信の干渉のみを考慮した環境下で前期路路間通信用の時間スロットを共用することで、路車間通信と路路間通信の両方の干渉を考慮した環境下で路車間通信と路路間通信の両方を行う場合に比べて、総時間スロット数を同じ、あるいは、それ未満に削減することができる。
この結果、路車間通信と路路間通信の両方の干渉を考慮して時間スロットを割り当てた場合よりも、時間スロットが無駄に消費されてしまうのを抑制することができる。
この場合、隣接配置されている所定数の無線フレームそれぞれに亘って、複数の第2グループに送信期間を割り当てることができる。互いに隣接する無線フレームそれぞれに含まれている路路間通信用の時間スロット同士は、無線フレーム内での位置が同じであるとしても、無線フレームとしての送信タイミングが異なるので各第2グループに割り当てることができる。このため、より多数の第2グループに対して送信期間を割り当てることができる。
このため、前記路車間通信による送信データを、前記無線フレームごとに送信する必要がある、高い送信頻度を必要としているデータとし、前記路路間通信による送信データを、前記路車間通信による送信データよりも送信頻度が低いデータとして送信することができる。
前記第1グループの数をCRV、
前記第2グループの数をCRR、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をSRV、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をSRR、
としたときに、前記CRV、及び前記CRRが下記式(5)を満たしており、
前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(6)を満たす送信を行うことを特徴としている。
CRV < CRR ・・・(5)
SRV > SRR ・・・(6)
前記第1グループの数をCRV、
前記第2グループの数をCRR、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をSRV、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をSRR、
としたときに、前記CRV、及び前記CRRが下記式(7)を満たしており、
前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(8)を満たす送信を行う送信処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムである。
CRV < CRR ・・・(7)
SRV > SRR ・・・(8)
前記第1グループの数をCRV、
前記第2グループの数をCRR、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をSRV、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をSRR、
としたときに、前記CRV、及び前記CRRが下記式(9)を満たしており、
前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(10)を満たす送信を行うことを特徴としている。
CRV < CRR ・・・(9)
(SRV − CRV) + CRR ≧ SRV + SRR ・・・(10)
前記第1グループの数をCRV、
前記第2グループの数をCRR、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路車間通信用の時間スロットの数をSRV、
1つの前記無線フレームに含まれる前記路路間通信用の時間スロットの数をSRR、
としたときに、前記CRV、及び前記CRRが下記式(11)を満たしており、
前記路路間通信用の時間スロットを前記複数の第2グループで共用することで下記式(12)を満たす送信を行う送信処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムである。
CRV < CRR ・・・(11)
(SRV − CRV) + CRR ≧ SRV + SRR ・・・(12)
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る高度道路交通システム(ITS)の全体構成を示す概略斜視図である。なお、本実施形態では、道路構造の一例として、南北方向と東西方向の複数の道路が互いに交差した碁盤目構造を想定している。
図1に示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、交通信号機1、路側通信機(無線機)2、車載通信機(無線機)3(図2参照)、中央装置4、車載通信機3を搭載した車両5、及び、車両感知器や監視カメラ等よりなる路側センサ6を含む。
中央装置4は、自身が管轄するエリアの交通信号機1及び路側通信機2とLAN(Local Area Network)を構成している。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
なお、図1では、図示を簡略化するために、各交差点に信号灯器が1つだけ描写されているが、実際の各交差点には、互いに交差する道路の上り下り用として少なくとも4つの信号灯器が設置されている。
また、各路側通信機2は、自己の送信波が到達する所定範囲内に位置する他の路側通信機2とも無線通信(路路間通信)が可能である。
また、同じく無線通信システムを構成する車載通信機(無線機)3は、路側通信機2との間で無線通信を行うとともに、キャリアセンス方式で他の車載通信機3と無線通信(車車間通信)が可能である。
通信処理装置25は、制御部23と、必要な情報を記憶する記憶部24と、を備えている。制御部23は、無線通信及び有線通信の通信制御処理を行う。記憶部24は、無線通信及び優先通信のために必要な情報を記憶する。
図3(a)は、無線通信システムにおいて用いられる無線フレームを示している。この無線フレームは、その時間軸方向の長さ(フレーム長)が100ミリ秒に設定されている。つまり、1秒間に10フレームが発生する。
フレームは、例えば、路側通信機2が有するGPS受信機(図示省略)によって受信したGPS信号に含まれる1PPS(1秒周期の信号)に基づいて生成される。
第1スロットSL1(時間スロット)は、路側通信機2に割り当てられる当該路側通信機2の送信用のタイムスロット(路車間通信期間)であり、この時間帯においては、路側通信機2による無線送信が許容される。
一方、第2スロットSL2は、車載通信機3用のタイムスロット(車用通信期間)であり、この時間帯は車載通信機3による無線送信用として開放するため、路側通信機2は第2スロットSL2では無線送信を行わない。
第1スロットSL1には、それぞれスロット番号iが付されている。
一つの路側通信機2に対して、無線フレームに含まれる複数の第1スロットSL1の内の一つのスロットを割り当てる場合、例えば、無線フレームに含まれるi=1の第1スロットSL1には、交差点A2,B5,C3,D1の路側通信機2に割り当てられ、i=2の第1スロットSL1には、交差点A3,B1,C4,D2の路側通信機2に割り当てられ、i=3の第1スロットSL1には、交差点A4,B2,C5,D3の路側通信機2に割り当てられ、i=4の第1スロットSL1には、交差点A5,B3,C1,D4の路側通信機2に割り当てられ、i=5の第1スロットSL1には、交差点A1,B4,C2,D5の路側通信機2に割り当てられる。
同一のグループに属する路側通信機2が、同一の送信期間を用いて送信したとしても、干渉は生じないので、これらグループ毎に異なる送信期間を割り当てることで干渉が防止される。
図3(b)では、各時間チャネル(時間チャネル番号Ch1〜Ch5)それぞれに、異なる第1スロットSL1(i=1〜5)が割り当てられている。
図4のようなスロット割り当ては、路車間通信だけを考慮すると、適切であるが、路路間通信も考慮すると適切でなくなり、路路間通信では、電波干渉が起こるおそれがある。
つまり、路車間通信だけを考慮して割り当てたスロットを、路路間通信においても使用しようとすると、電波干渉が生じるおそれがある。
このため、交差点C5の路側通信機2は、交差点D5の路側通信機2からの路路間通信のダウンリンクデータを正しく受信できない可能性がある。
そこで、上記のように、路側通信機2が、路車間通信及び路路間通信の両方を同じ時間チャネルを用いて行う場合、路車間通信、及び路路間通信の両方で生じる干渉を回避することができるように、両方の干渉関係を考慮して各路側通信機2に時間チャネルを割り当てることが考えられる。
図10において、路車間通信のみを考慮した場合でかつ交差点間隔が300mの場合では、5個の時間チャネルで干渉を回避した割り当てが可能である道路構造において、路車間通信と路路間通信とを考慮した場合では、9個の時間チャネルが必要となる。つまり、路路間通信と路車間通信とを考慮した場合、単純に1つの時間チャネルに1つの第1スロットSL1を割り当てたとすると、路車間通信のみを考慮した場合に比べて、およそ2倍程度の第1スロットSL1が必要となることがある。
路側通信機2の通信制御装置25は、自機2に割り当てられた第1スロットSL1において、車両5(車載通信機3)に対して路車間通信データを無線通信部21から無線送信させる制御を行う。
つまり、各路側通信機2の通信制御装置25は、無線フレームに配列された複数の第1スロットSL1を用いた送信を行うように制御する。
このエリアの中央に位置する交差点は、幹線道路が交わるような交差点で交通量が最も多い等、交通流の改善や事故防止に対して大きく影響を及ぼす重要交差点である。重要交差点に配置されている路側通信機2に対しては、他の交差点に配置された路側通信機2よりも通信リソースを多く与えるために、他の交差点に配置される路側通信機2には1個の第1スロットSL1が割り当てられるのに対して、重要交差点に配置される路側通信機2には、2個の第1スロットSL1が割り当てられている。
この場合、5つの互いに異なる送信期間を用意して各グループに割り当てれば、路車間通信における干渉を回避できる。
この場合、9つの異なる送信期間を用意して各グループに割り当てれば、路路間通信における干渉を回避できる。
第1無線フレームにおける各路側通信機2に対する第1スロットSL1の割り当てと、第2無線フレームにおける各路側通信機2に対する第1スロットSL1の割り当てとは、後述する路路間通信用の第1スロットSL1を除いて共通している。
図6に示す無線フレームは、図5にて示した配置モデルに適用される場合を示している。
このスロット番号i=0,1の2つの第1スロットSL1には、路車間通信における時間チャネルChRV1が割り当てられており、順次、路車間通信用の第1スロットSL1(スロット番号i=2〜5)それぞれには、路車間通信における時間チャネルChRV2〜5が割り当てられている。
路車間通信データには、静的情報と動的情報とが存在する。
静的情報は、道路構造などを表す道路線形情報又は交通規制の内容・期間などを示す規制情報などの、短時間では情報内容が変化しない情報をいう。
動的情報は、交通信号機の情報を示す信号情報又は路側センサ6によって検知を示すセンサ情報などの、時々刻々と情報内容が変化し得る情報をいう。つまり、動的情報は、時間の経過とともに情報内容が変動する頻度が静的情報よりも高い情報である。
重要交差点に設置されている路側通信機2以外の他の路側通信機2は、割り当てられている1つの第1スロットSL1を用いて、静的情報と動的情報の両方を送信する。
図5に示すモデルにおいては、上述したように、路路間通信における必要な時間チャネルの数は9個である。従って、これら時間チャネルに対して1つの第1スロットSL1を割り当てる場合、路路間通信用の第1スロットSL1群としては、最低9個の第1スロットSL1を含んでいればよい。
そこで、本実施形態では、路路間通信用の第1スロットSL1を各時間チャネル(複数の第2グループ)で共用するように構成されている。
本実施形態では、路路間通信用のスロットを構成する3個の第1スロットSL1の内、2つの第1スロットSL1(スロット番号i=7,8)を、それぞれ分割することで2つのサブスロットSSを設けている。これら第1スロットSL1及びサブスロットSSを送信期間として時間チャネルに割り当てれば、1つの無線フレームにおいて、時間チャネルに対して割り当て可能な送信期間を5個確保することができる。
そしてこの場合、路路間通信の時間チャネルの送信期間は、第1及び第2無線フレームそれぞれに分散して割り当てられる。
つまり、隣接配置されている2つの両無線フレームそれぞれに含まれる6つの路路間通信用の第1スロットSL1を一単位として、その単位ごとに9個の路路間通信の時間チャネルの送信期間を割り当てる。
これにより、隣接配置されている2つの無線フレームそれぞれに亘って、路路間通信の時間チャネルの送信期間を割り当てる。
このように本実施形態では、路路間通信用の第1スロットSL1を共用することによって、路路間通信の時間チャネル数分の送信期間を確保している。
また、第2無線フレームのスロット番号i=6の第1スロットSL1に路路間通信における時間チャネルChRR6が割り当てられている。第2無線フレームのスロット番号i=7,8の第1スロットSL1それぞれに含まれるサブスロットSSには、路路間通信における時間チャネルChRR7〜9が割り当てられている。第2無線フレームのスロット番号i=8の第1スロットSL1に含まれる2つのサブスロットSSの内の1つは、時間チャネルが割り当てられていない。
よって図に示すように、両無線フレームに含まれる路路間通信用の第1スロットSL1は、200msの送信周期で現れる。第1無線フレームの第1スロットSL1と第2無線フレームの第1スロットSL1とは、100msだけシフトしており、それぞれ互いに異なる送信タイミングとなっている。
この場合、特定のフレーム番号が付された無線フレームのタイミング等を、各路側通信機2間で共有する必要があるため、例えば、無線フレームのタイミングを認識している路側通信機2は、送信パケットのヘッダ等に、現在の無線フレームのフレーム番号を格納して他の路側通信機2に通知するように構成することができる。
図8は、「一般社団法人電波産業会、”700MHz帯高度道路交通システム ARIB−STD T109 1.0版“」に記載される送信パケットのIVC−RVC層の拡張領域を示す図である。図に示すように、IVC−RVC層の拡張領域に、上述の無線フレームのフレーム番号を格納して他の路側通信機2に、フレーム番号のタイミングを通知することができる。
また、GPS同期やエア同期に限らず、電波時計を利用して同期を行ってもよいし、無線フレームのフレーム番号を特定可能な同期信号を中央装置4から送信してもよい。
本発明者は、本システムに関して、実験を行い、路車間通信及び路路間通信において、実際に必要となる単位時間当たりの送信データ量を見積もり、両者を比較した。
その結果、路路間通信において必要となる単位時間当たりの送信データ量は、路車間通信と比較して、概ね半分程度確保されていれば十分であることを確認している。
従って、路路間通信に割り当てられる通信リソースが、路車間通信に割り当てられる通信リソースよりも少なく設定されているとしても許容される。
本実施形態では、無線フレームには、路車間通信用の第1スロットSL1(路車間通信用の時間スロット)、及び路路間通信用の第1スロットSL1(路路間通信用の時間スロット)が設けられている。
また、第1グループの数をCRV(=路車間通信における時間チャネルの数)、第2グループの数をCRR(=路路間通信における時間チャネルの数)、1つの無線フレームに含まれている路車間通信用の第1スロットSL1の数をSRV、1つの無線フレームに含まれている路路間通信用の第1スロットSL1の数をSRRとしたとき、これら各数値は、以下の通りである。
CRR = 9
SRV = 6
SRR = 3
CRV < CRR ・・・(21)
SRV > SRR ・・・(22)
このため、第2グループの数CRRが第1グループの数CRVよりも多い場合においても、路路間通信用の第1スロットSL1を第2グループで共用することで、無線フレームに含まれている路路間通信用の第1スロットSL1は、路車間通信用の第1スロットSL1よりも多く設定されることがない。このため、路車間通信の干渉回避に加え、路路間通信の干渉回避を考慮したスロットの割り当てを行ったとしても、第1スロットSL1が無駄に消費されてしまうのを抑制することができる。
(SRV − CRV) + CRR ≧ SRV + SRR ・・(23)
上記式(23)を満たすように、路車間通信の干渉のみを考慮した環境下で前期路路間通信用の第1スロットSL1を共用することで、路車間通信と路路間通信の両方の干渉を考慮した環境下で路車間通信と路路間通信の両方を行う場合に比べて、第1スロットSL1の総数を同じ、あるいは、それ未満に削減することができる。
この結果、路車間通信と路路間通信の両方の干渉を考慮して第1スロットSL1を割り当てた場合よりも、第1スロットSL1が無駄に消費されてしまうのを抑制することができる。
この場合、隣接配置されている2つの無線フレームそれぞれに亘って、路路間通信の時間チャネルの送信期間を割り当てることができる。また、互いに異なる送信タイミングの無線フレームに含まれている路路間通信用の第1スロットSL1同士は、無線フレーム内での位置が同じであるとしても、無線フレームとしての送信タイミングが異なるので各第2グループに割り当てることができる。このため、より多数の第2グループに送信期間を割り当てることができる。
すなわち、路路間通信における通信量が比較的少なければ、路路間通信用の第1スロットSL1を分割して用いることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、重要交差点に配置された路側通信機2を含んだ配置モデル(図5)に基づいて説明したが、例えば、同じモデルで重要交差点がない場合であっても、上述の各数値(CRV,CRR,SRV,SRR)は、上記各式(21),(22),(23)を満たす。
CRR = 9
SRV = 5
SRR = 3
従って、重要交差点が無い場合であっても、上記実施形態と同様に、第1スロットSL1が無駄に消費されてしまうのを抑制する効果を得ることができる。
この場合、路路間通信の時間チャネル(複数の第2グループ)に割り当て可能な送信期間として、各サブスロットSSを用いることができる。
よって、図9に示すように、各サブスロットSSには、9個の路路間通信の時間チャネルChRR1〜9がそれぞれ割り当てられている。
3 車載通信機
5 車両
20 アンテナ
21 無線通信部
23 制御部
SL1 第1スロット(時間スロット)
Claims (2)
- 複数の路側通信機それぞれが、周期的な無線フレームに配列された複数の第1スロット及び第2スロットのうち各路側通信機に割り当てられた前記第1スロットを用いて無線送信を行い、車載通信機が、前記第2スロットを用いてキャリアセンス方式で無線送信を行う通信システムであって、
前記複数の第1スロットは、
路側通信機と車載通信機との間で行われる路車間通信で用いられる複数の路車間通信用時間スロットと、
前記路車間通信用時間スロットとは別の時間スロットであって、路側通信機同士の間で行われる路路間通信で用いられる複数の路路間通信用時間スロットと、を含み、
各路側通信機が、前記路車間通信用時間スロットには、前記路車間通信で干渉しない第1のグループ分けに従って割り当てられ、前記路路間通信用時間スロットには、前記第1のグループ分けとは異なり、かつ、前記路路間通信で干渉しない第2のグループ分けに従って割り当てられ、
前記周期的な無線フレームにおける第1フレームの前記路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機と前記第1フレームの次の第2フレームの当該路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機とが異なり、
前記第1のグループ分けは、前記路車間通信で干渉する前記路側通信機を同じ無線フレームの異なる前記路車間通信用時間スロットに割り当てるグループ分けであり、
前記第2のグループ分けは、前記路路間通信で干渉する前記路側通信機を同じ無線フレーム及び異なる無線フレームの前記路路間通信用時間スロットに割り当てるグループ分けである通信システム。 - 複数の路側通信機それぞれが、周期的な無線フレームに配列された複数の第1スロット及び第2スロットのうち各路側通信機に割り当てられた前記第1スロットを用いて無線送信を行い、車載通信機が、前記第2スロットを用いてキャリアセンス方式で無線送信を行う通信システムに対して実行される、送信期間の割当方法であって、
前記複数の第1スロットは、
路側通信機と車載通信機との間で行われる路車間通信で用いられる複数の路車間通信用時間スロットと、
前記路車間通信用時間スロットとは別の時間スロットであって、路側通信機同士の間で行われる路路間通信で用いられる複数の路路間通信用時間スロットと、を含み、
前記割当方法は、
各路側通信機を、前記路車間通信用時間スロットには、前記路車間通信で干渉しない第1のグループ分けに従って割り当てるステップと、
各路側通信機を、前記路路間通信用時間スロットには、前記第1のグループ分けとは異なり、かつ、前記路路間通信で干渉しない第2のグループ分けに従って割り当てるステップと、を含み、
前記周期的な無線フレームにおける第1フレームの前記路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機と前記第1フレームの次の第2フレームの当該路路間通信用時間スロットに割り当てられた前記路側通信機とが異なる
前記第1のグループ分けは、前記路車間通信で干渉する前記路側通信機を同じ無線フレームの異なる前記路車間通信用時間スロットに割り当てるグループ分けであり、
前記第2のグループ分けは、前記路路間通信で干渉する前記路側通信機を同じ無線フレーム及び異なる無線フレームの前記路路間通信用時間スロットに割り当てるグループ分けである送信期間の割当方法。
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