JP6989092B2 - 塗布装置 - Google Patents
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Description
(1)本発明の塗布装置は、ウェブに塗布液を塗布する塗布装置において、前記ウェブに塗布された過剰な塗布液を取り除くバーと、前記バーを回転自在に支持するバーホルダと、を備え、前記バーホルダは、前記バーの下方に、くぼみを有し、前記くぼみは、底部に、一端が前記くぼみに連通し、他端が開放された通路を有する。
(2)上記(1)の構成において、前記くぼみは、前記バーの長手方向に沿って形成された溝である。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記通路は、前記バーの長手方向に沿ってスリット状に形成されている。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための第1の形態(以下、「第1実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。なお、特に説明のない限り、ウェブの幅方向を正面とする。
塗布液供給装置10は、塗布液Lを貯める液パン11と、液パン11に貯められた塗布液Lをウェブ200に塗布するピックアップロール12とを備える。
塗布量調整装置20は、バー22と、バー22を支持するバーホルダ21とを備える。
バー22は、ウェブ200の幅と同等かそれより大きな軸長を有する円筒状体であり、図示しない軸支部によって回転自在に支持される。
バー22は、例えば、直径10mmの芯棒に、線径1mmのワイヤが巻回された棒状体である。
バー22は、バーホルダ21のくぼみGの表面に当接した状態となっている。なお、バー22は、図示しない軸支部によって回転自在に支持されるとともに、バーホルダ21に載置されてもよい。
バー22は、図示しない駆動源によって回転されるか、又は、駆動源によることなく、ウェブ200の搬送に伴って従動的に回転される。なお、バーホルダ21の回転方向は、搬送方向Wと同方向(反時計回り)であってもよいが、搬送方向Wとは逆方向(時計回り)であってもよい。
そして、バー22に対するガイドローラ30の位置を微調節してウェブ200の搬送路を微調節することにより、バー22の最上端が、ウェブ200には直接接することなく、ウェブ200に塗布された塗布液Lの層に食い込むような位置になっている。よって、この状態で、ウェブ200を搬送方向Wに沿って搬送することにより、上流においてウェブ200の下面に過剰に塗布された塗布液Lは、バー22によって掻き取られるようにして取り除かれるので、塗布液Lの層厚(塗布量)をウェブ200の搬送に応じて連続して調節でき、ウェブ200の長手方向に亘って均一になるように制御できる。
なお、くぼみGの隙間と通路Sの隙間とは、距離dを有する同じ隙間であってよい。すなわち、くぼみGが通路Sの一部であり、通路Sの一端がバー22を支持しているバーホルダ21の支持面に開放していてもよい。
なお、通路Sの開放された他端は、吸引装置(不図示)に連通してもよい。この場合、吸引装置によって通路Sの圧力を大気圧より低く制御できるので、くぼみGに滞留する気泡を、通路Sを通じて積極的に吸引できる。よって、気泡による塗布筋の発生をより効果的に抑制できる。
なお、通路Sは、図2に示すような断面がアルファベットのL字状のものに限らず、断面がアルファベットのI字状、すなわち、上下方向に真っ直ぐなものであってもよい。
そして、第1ホルダ部21Aと第2ホルダ部21Bとは、ウェブ200の搬送方向W(図2において左右方向)に距離dを空けて隙間が生じた状態で、ボルト等(不図示)によって互いに組み合わされている。そして、この隙間が通路Sとなっている。このようにして、距離dの隙間を有する通路Sが設けられたバーホルダ21を簡単に製造できる。
次に、添付図面を参照して、本発明を実施するための第2の形態(以下、「第2実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。なお、第2実施形態は第1実施形態に比べて、バーホルダ21の構造が異なるので、以下では、主にバーホルダ21について説明し、共通する部分は省略する場合がある。
第2実施形態に係る塗布量調整装置20は、第1実施形態に係る塗布量調整装置20と同様に、バー42と、バー42を支持するバーホルダ41とを備える。
なお、通路S1、通路S2及び通路S3は、一端がくぼみG1、くぼみG2及びくぼみG3に連通し、他端がバーホルダ41から開放されているものであれば、図3に示すような断面のものに限らない。
そして、第1ホルダ部41Aと第2ホルダ部41Bとは、ウェブ200の搬送方向W(図2において左右方向)に距離d2およびd3を空けて隙間が生じた状態で、ボルト等(不図示)によって互いに組み合わされている。そして、この隙間が通路S2およびS3となっている。
このようにして、距離d2の隙間を有する通路S2、および距離d3の隙間を有する通路S3が設けられたバーホルダ41を簡単に製造できる。
図2で示されるバーホルダ21を備える塗布装置100を用いて、試験を行った。
具体的には、直径10mmの芯棒に線径1mmワイヤが巻回されたバー22を、隙間の距離dが1mmの通路Sを有するバーホルダ21で支持し、ウェブ200として厚さ100μmのウレタンフィルムをライン速度15mm/分で搬送しながら、塗布液Lを塗布した。
塗布液Lは、トルエンを溶剤とし、フッ素系樹脂を含む粘度10mPa・s、表面張力25mN/mのコート剤とした。なお、粘度は、粘弾性測定装置(アントンパール・ジャパン株式会社製「MCR302」)の回転モードを用いて、0.1(1/s)の定常流測定で得られたせん断粘度より算出した。表面張力は、板状部材として白金プレート(協和界面科学株式会社製)を用い、垂直板法(Wilhelmy法)により測定した。なお、塗布液Lの白金プレートとの接触角はいずれも0°であった。
垂直板法(Wilhelmy法)の具体的な測定方法は以下の通りである。容器に試料液体(塗布液)を入れ、その中に板状部材の先端を垂直に浸漬し、板状部材に上方に張力Pをかける。板状部材の重量をM、板状部材の浸漬深さをh、板状部材の水平断面の面積をs、板状部材の水平断面の周囲の長さをL、液体の密度をρ、表面張力をγとすると、上向きの力(張力+浮力)と下向きの力(重力+表面張力)が次の式(1)のように均衡する。
P+shρg=Mg+Lγ ・・・(1)
この式(1)を変形した式(2)より、試料液体の表面張力γ(mN/m)が求められる。
γ=(P+shρg−Mg)/L ・・・(2)
また、バー22の回転数は、90rpm(逆転)とした。
塗布膜の厚さは約50μm(乾燥前)とし、塗布長さは、1000mとした。
結果、得られた塗布膜を目視で観察したところ、気泡起因の塗布筋の発生はみられなかった。
ライン速度を20m/分とした以外は、実施例1と同様にして塗布液Lを塗布した。
結果、得られた塗布膜を目視で観察したところ、気泡起因の塗布筋の発生はみられなかった。
トルエンを溶剤とし、アクリル樹脂を含む粘度30mPa・s、表面張力25mN/mのコート剤を塗布液として用いた以外は実施例1と同様にして塗布液Lを塗布した。
結果、得られた塗布膜を目視で観察したところ、気泡起因の塗布筋の発生はみられなかった。
実施例1のバーホルダ21の通路Sにおける隙間の距離dを0.5mmに変えた以外は、実施例1と同様にして塗布液Lを塗布した。
結果、得られた塗布膜を目視で観察したところ、気泡起因の塗布筋の発生はみられなかった。
通路Sを有さないバーホルダ21を用いた以外は、実施例1と同様にして塗布液Lを塗布した。
結果、塗布開始直後に気泡起因の塗布筋が発生した。
通路Sを有さないバーホルダ21を用いた以外は、実施例3と同様にして塗布液Lを塗布した。
結果、塗布開始直後に気泡起因の塗布筋が発生した。
11 液パン
12 ピックアップロール
20、40 塗布量調整装置
21、41 バーホルダ
21A、41A 第1ホルダ部
21B、41B 第2ホルダ部
22、42 バー
30 ガイドローラ
100 塗布装置
200 ウェブ
d 距離
d1 距離
d2 距離
d3 距離
G くぼみ(溝)
L 塗布液
S 通路
S1 通路
S2 通路
S3 通路
W 搬送方向
Claims (2)
- ウェブに塗布液を塗布する塗布装置において、
前記ウェブに塗布された過剰な塗布液を取り除くバーと、
前記バーを回転自在に支持するバーホルダと、を備え、
前記バーホルダは、前記バーの下方に、くぼみを有し、
前記くぼみは、底部に、一端が前記くぼみに連通し、他端が開放された通路を有し、
前記通路は、前記一端から前記他端までの全域が、前記バーの長手方向に沿ってスリット状に形成され、
前記バーホルダは、第1ホルダ部と、前記第1ホルダ部とは別個に形成された第2ホルダ部とを組み合わせて形成され、
前記第1ホルダ部と前記第2ホルダ部とは、前記第1ホルダ部と前記第2ホルダ部との間に前記通路となる隙間が生じた状態で組み合わされる
ことを特徴とする塗布装置。 - 前記くぼみは、前記バーの長手方向に沿って形成された溝である
ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018038409A JP6989092B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | 塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018038409A JP6989092B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | 塗布装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019150777A JP2019150777A (ja) | 2019-09-12 |
| JP6989092B2 true JP6989092B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=67947646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018038409A Active JP6989092B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | 塗布装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP6989092B2 (ja) |
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2018
- 2018-03-05 JP JP2018038409A patent/JP6989092B2/ja active Active
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