JP6989170B2 - 放熱構造 - Google Patents
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Description
上述のように、排気穴を多数配置することに伴って筐体表面に局所的な高温領域が発生してしまうことと、筐体表面の温度分布を均一化することとのバランスを高次元で調節することは難しかった。そのため、発熱源を筐体内部に有する装置にとって最適な放熱状態を実現することが困難であった。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1に係る放熱構造300を備える筐体200を示す斜視図である。図1では、筐体200が部分的に切断され、筐体200の内部が部分的に示されている。図2は、実施の形態1に係る放熱構造300を備える筐体200を示す断面図である。具体的には、図2は、筐体200を図1に示すII−II切断線で切断した断面を第1の筐体部の側面部212側から見た断面図である。なお、本明細書において、X軸方向を筐体200の左右方向とし、Y軸方向を筐体200の上下方向とし、Z軸方向を筐体200の前後方向とする。
また、側面部212の下部には、複数の吸気口212Aが形成されている。また、側面部212の上部には、複数の排気口212Bが形成されている。また、天面部213には、複数の排気口213Aが形成されている。
また、側面部222の下部には、複数の吸気口222Aが形成されている。また、側面部222の上部には、複数の排気口222Bが形成されている。また、天面部223には、複数の排気口223Aが形成されている。
より具体的には、凹形状213B、213C、213D、213E、213Fは、発熱源102の直上から第1の筐体部210のZ軸の−側の端部及びZ軸の+側の端部に向かって、この順に、配置されている。また、凹形状213Bと凹形状213Cの深さは同じであり、凹形状213D、213E、213Fより深い。凹形状213D、213E、213Fの深さは、この順に浅くなっている。
また、複数の凹形状213B、213C、213D、213E、213Fのうち少なくとも一部には、排気口213Aが形成されている。具体的には、図1及び図2に示す例では、天面部213に設けられる複数の排気口213Aは、凹形状213D、213E、213Fの底面部に設けられている。
具体的には、凹形状223B、223C、223D、223E、223Fは、発熱源102の直上から第2の筐体部220のZ軸の−側の端部及びZ軸の+側の端部に向かって、この順に、配置されている。凹形状223B、223C、223D、223E、223Fの深さは、この順に浅くなっている。
また、複数の凹形状223B、223C、223D、223E、223Fのうち少なくとも一部には、排気口223Aが形成されている。具体的には、図1及び図2に示す例では、天面部223に設けられる複数の排気口223Aは、凹形状223C、223D、223E、223Fの底面部に設けられている。
具体的には、図1及び図2に示す例では、第1の筐体部210の凹形状213Bと第2の筐体部220の凹形状223Bとは対向している。換言すれば、第1の筐体部210の凹形状213BのZ軸方向の位置と第2の筐体部220の凹形状223BのZ軸方向の位置とは実質的に同じ位置である。
同様に、第1の筐体部210の凹形状213Cと第2の筐体部220の凹形状223Cとは対向している。また、第1の筐体部210の凹形状213Dと第2の筐体部220の凹形状223Dとは対向している。また、第1の筐体部210の凹形状213Eと第2の筐体部220の凹形状223Eとは対向している。また、第1の筐体部210の凹形状213Fと第2の筐体部220の凹形状223Fとは対向している。
また、凹形状213Eに設けられる複数の排気口213Aの少なくとも一部と、凹形状223Eの排気口223Aの少なくとも一部とは、少なくともZ軸方向において、重なる位置に設けられている。
また、凹形状213Fに設けられる排気口213Aは、少なくともZ軸方向において、凹形状223Fの排気口223Aと重なる位置に設けられている。
換言すれば、天面部213に設けられる排気口213AのZ軸方向の位置と天面部223に設けられる排気口223AのZ軸方向の位置とのズレは、発熱源102の直上近傍から離れるにしたがって、小さくなっている。
また、第2の筐体部220の天面部223において、凹形状223B、223C、223D、223E、223Fの深さは、発熱源102の直上近傍から離れるにしたがって浅くなっている。
これにより、第2の筐体部220の天面部223の凹形状223B、223C、223D、223E、223Fの底面部と、第1の筐体部210の天面部213の凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの底面部との距離を調節することができる。そのため、第2の筐体部220の天面部223の凹形状223B、223C、223D、223E、223Fの底面部から第1の筐体部210の天面部213の凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの底面部への伝熱を、筐体200内の空気の温度分布に合わせて、調節することができる。
また、第1の筐体部210の天面部213の凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの深さを調節することにより、当該凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの底面部から筐体200の表面への伝熱を、筐体200内の空気の温度分布に合わせて、調節することができる。
これにより、凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの底面部に到達した空気からの筐体200の天面部の伝熱量を、筐体200内の空気の温度分布に合わせて、調節することができる。
これにより、主に発熱源102によって温められ上昇し、凹形状223B、223C、223D、223E、223Fの底面部に到達した空気が、第1の筐体部210の天面部213の凹形状213B、213C、213D、213E、213Fの底面部に到達する度合いを、筐体200内の空気の温度分布に合わせて、調節することができる。
これにより、第2の筐体部220の天面部223の凹形状223D、223E、223Fの排気口223Aを通過した空気が、直接、第1の筐体部210の天面部213の凹形状213D、213E、213Fの排気口213Aを通過する量や流速を、筐体200内の空気の温度分布に合わせて、調節することができる。
図3は、実施の形態1の変形例1に係る放熱構造300Aを示す。変形例1に係る放熱構造300Aでは、凹形状213Xの底面部に2つの排気口213Aが形成されている。また、凹形状223Xの底面部に3つの排気口223Aが形成されている。また、凹形状213Xの底面部に設けられる排気口213AのZ軸方向の位置と、凹形状223Xの底面部に設けられる排気口223AのZ軸方向の位置とは、異なっている。また、凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との間には、所定の距離だけ離間している。
図4は、実施の形態1の変形例2に係る放熱構造300Bを示す。変形例2に係る放熱構造300Bでは、変形例2の凹形状213Xの底面部に形成された排気口213Aのサイズは、変形例1の凹形状213Xの底面部に形成された排気口213Aのサイズより小さくなっている。また、変形例2の凹形状213Xの底面部に設けられる排気口213AのZ軸方向の位置と、凹形状223Xの底面部に設けられる排気口223AのZ軸方向の位置とは、変形例1と同様に、異なっている。また、変形例2の凹形状213Xの深さは、変形例1の凹形状の213Xの深さよりも浅くなっている。一方で、変形例2の凹形状223Xの形状及び排気口223Aの数及びサイズは、変形例1の凹形状223Xと同じとなっている。そのため、変形例2の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離は、変形例1の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離より広くなっている。すなわち、変形例2では、変形例1と比べて、熱が伝わりやすい方向に調整されたパラメータ(凹形状213Xの深さ)と、熱が伝わりにくい方向に調整されたパラメータ(排気口213Aのサイズ、及び、凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離)とが組み合わされている。これにより、変形例2に係る放熱構造300Bでは、最終的に、天面部213に伝わる熱や温度が、変形例1に係る放熱構造300Aと同様となるように調整されている。
図5は、実施の形態1の変形例3に係る放熱構造300Cを示す。変形例3に係る放熱構造300Cでは、凹形状213Xの底面部に、変形例2の排気口213Aと同じサイズを有する1つの排気口213Aが形成されている。また、凹形状213Xの底面部に設けられる排気口213AのZ軸方向の位置は、凹形状223Xの底面部に設けられる排気口223Aのうち中央の排気口223AのZ軸方向の位置と、同じになっている。また、変形例3の凹形状213Xの深さは、変形例2の凹形状の213Xの深さよりもさらに浅くなっている。一方で、変形例3の凹形状223Xの形状及び排気口223Aの数及びサイズは、変形例1及び変形例2の凹形状223Xと同じとなっている。そのため、変形例3の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離は、変形例2の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離よりさらに広くなっている。すなわち、変形例3では、変形例1及び変形例2と比べて、熱がさらに伝わりやすい方向に調整されたパラメータ(凹形状213Xの深さ、及び、排気口213AのZ軸方向の位置と排気口223AのZ軸方向の位置との重複)と、熱がさらに伝わりにくい方向に調整されたパラメータ(排気口213Aのサイズ及び数、並びに、凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離)とが組み合わされている。これにより、変形例3に係る放熱構造300Cでは、最終的に、天面部213に伝わる熱や温度が、変形例1及び変形例2に係る放熱構造300A、300Bと同様となるように調整されている。
図6は、実施の形態1の変形例4に係る放熱構造300Dを示す。変形例4に係る放熱構造300Dでは、凹形状213Xの底面部に、変形例2及び変形例3の排気口213Aと同じサイズを有する3つの排気口213Aが形成されている。また、凹形状213Xの底面部に設けられる排気口213AのZ軸方向の位置は、凹形状223Xの底面部に設けられる排気口223AのZ軸方向の位置と、同じになっている。また、変形例4の凹形状213Xの深さは、変形例1の凹形状の213Xの深さよりもさらに深くなっている。一方で、変形例4の凹形状223Xの形状及び排気口223Aの数及びサイズは、変形例1〜変形例3の凹形状223Xと同じとなっている。そのため、変形例4の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離は、変形例1の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離よりさらに小さくなっている。具体的には、変形例4の凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部とは実質的に接している。すなわち、変形例4では、変形例1〜変形例3と比べて、熱がさらに伝わりやすい方向に調整されたパラメータ(凹形状213Xの底面部と凹形状223Xの底面部との距離、並びに、排気口213AのZ軸方向の位置と排気口223AのZ軸方向の位置との重複及び重複する数)と、熱がさらに伝わりにくい方向に調整されたパラメータ(凹形状213Xの深さ、及び、排気口213Aのサイズ)とが組み合わされている。これにより、変形例4に係る放熱構造300Dでは、最終的に、天面部213に伝わる熱や温度が、変形例1〜変形例3に係る放熱構造300A、300B、300Cと同様となるように調整されている。
また、対向する2つの凹形状(例えば、凹形状213Bと凹形状223B)において、上記の変更を行うことによって、筐体200の表面の温度分布の調節量がさらに増加する。
また、放熱構造300において互いに対向する凹形状の底面部(例えば、凹形状213Bの底面部と凹形状223Bの底面部)との距離は、凹形状と発熱源102との距離や筐体200内の空気の温度や流速の分布に応じて、決定されてもよい。なお、対向する2つの凹形状の底面部は接触していてもよい。この場合、2つの凹形状において直接的に熱が伝導されるが、このことも、筐体200の表面の温度分布の調節するためのパラメータの1つとなり得る。
102 発熱源
200 筐体
210 第1の筐体部
211 底面部
212 側面部
213 天面部
213A 排気口
213B、213C、213D、213E、213F 凹形状
214 側面部
215 側面部
220 第2の筐体部
221 底面部
222 側面部
223 天面部
223A 排気口
223B、223C、223D、223E、223F 凹形状
300、300A、300B、300C、300D 放熱構造
R1 第1の領域
R2 第2の領域
R3 第3の領域
R4 第4の領域
R5 第5の領域
Claims (9)
- 内部に発熱源を収容する筐体に配置される放熱構造であって、
互いに対向する複数の構成部材を備え、
前記構成部材は、配列された複数の放熱体を備え、
一の前記構成部材の複数の前記放熱体のうち少なくとも一部は、他の前記構成部材の複数の前記放熱体の少なくとも一部と対向しており、
複数の前記放熱体のうち少なくとも一部には、排気口が形成されており、
複数の前記放熱体のサイズ及び形状の少なくとも一方は、少なくとも前記放熱体と前記発熱源との距離に応じて、決定されている、放熱構造。 - 前記構成部材における複数の前記放熱体の配列は、少なくとも前記放熱体と前記発熱源との距離に応じて、決定されている、請求項1に記載の放熱構造。
- 複数の前記放熱体に設けられる前記排気口の形状、数、及び、配置の少なくとも1つは、少なくとも前記放熱体と前記発熱源との距離に応じて、決定されている、請求項1又は2に記載の放熱構造。
- 一の前記構成部材の複数の前記放熱体と、当該一の前記構成部材の複数の前記放熱体の前記発熱源の方向に位置する、他の前記構成部材の複数の前記放熱体との距離は、少なくとも前記放熱体と前記発熱源との距離に応じて、決定されている、請求項1乃至3の何れか一項に記載の放熱構造。
- 複数の前記放熱体に設けられる前記排気口の数は、前記発熱源の直上近傍から離れるにしたがって多く又は少なくなる、請求項1乃至4の何れか一項に記載の放熱構造。
- 複数の前記放熱体に設けられる前記排気口のサイズは、前記発熱源の直上近傍から離れるにしたがって大きく又は小さくなる、請求項1乃至5の何れか一項に記載の放熱構造。
- 一の前記構成部材に設けられる複数の前記排気口のうち少なくとも一部の位置は、他の前記構成部材に設けられる複数の前記排気口の少なくとも一部の位置と異なっており、
一の前記構成部材に設けられる前記排気口の位置と他の前記構成部材に設けられる前記排気口の位置とのズレは、前記発熱源の直上近傍から離れるにしたがって小さく又は大きくなる、請求項1乃至6の何れか一項に記載の放熱構造。 - 一の前記構成部材の複数の前記放熱体と、当該一の前記構成部材の複数の前記放熱体の前記発熱源の方向に位置する、他の前記構成部材の複数の前記放熱体との距離は、前記発熱源の直上近傍から離れるにしたがって狭く又は広くなる、請求項1乃至7の何れか一項に記載の放熱構造。
- 前記放熱体は凸形状である、請求項1乃至8の何れか一項に記載の放熱構造。
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