JP6989739B2 - 水道水の異物除去用のストレーナの設置方法及び水道配管の施工方法 - Google Patents
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Description
本願は、上記課題を解決するためになされたものであり、水道工事に伴う断水及び通水後における微細な異物の除去を可能とする、水道水の異物除去用のストレーナの設置方法及び水道配管の施工方法を提供することを目的とする。
(1)有底筒状のスクリーン、該スクリーンの一端に配置された鍔部を備える水道水の異物除去用のストレーナを、地表にその一部が露出した筐体内に収容された水道メータに隣接して、前記水道メータに接続された水道配管内に設置することを含む水道水の異物除去用のストレーナの設置方法。
(2)前記スクリーンは、外網及び内網からなる2層構造である上記記載のストレーナの設置方法。
(3)前記内網における開口径が、前記外網における開口径よりも小さい上記記載のストレーナの設置方法。
(4)前記鍔部を、前記水道メータと水道配管とにより挟持し、前記スクリーンを水道配管内に収容されるようにストレーナを設置する上記記載のストレーナの設置方法。
(5)前記ストレーナを、前記水道メータの下流側に設置する上記記載のストレーナの設置方法。
(6)水道工事に伴う水道水の断水通水後に、上記記載のストレーナの設置方法を実行し、
水道工事の終了後、前記ストレーナを通して水道水を通水し、
通水後1日~1週間経過後に前記ストレーナを撤去することを含む水道配管の施工方法。
本開示における水道水の異物除去用のストレーナ(以下単に「ストレーナ」ということがある)の設置方法は、特定のストレーナを、水道メータに隣接して、水道メータに接続された水道配管内に設置する工程を含む。
本開示のストレーナの設置方法で用いるストレーナは、水道工事で発生する濁った水の原因となる異物を除去することができること、水を供給しながら、水道配管における水の流量、流速を阻害しないこと、水道工事の前後で着脱するために、容易かつ簡便、短時間で着脱ができる部位に設置されることの全てを満たすものが挙げられる。ここで、水道配管とは、直管、フレキ管、メータ用自在継手等を含む水道配管の全てを指す。また、水道工事とは、水道配管等の入替え工事、水道入替え工事、バルブ入替え工事、バルブ開閉による系統維持管理工事を含む。容易な着脱とは、地面の掘り起こし、建屋の壁又は床等の破壊を行うことなく、水道配管内に設置し、かつ撤去し得ることを意味する。
これにより、従来の配管工事の断水及び通水に伴う配管洗浄水量の低減及び断水時間の短縮を、簡便かつ容易に実現することができ、作業効率の大幅な改善を図ることができる。
有底筒状のスクリーン1、11は、鍔部2、12が配置された一端1a、11aと異なる他端部1b、11bにおいて、キャップ4、14などの部品を配置して有底としてもよいし、スクリーンの他端先端を折込んで有底とするものでもよい。なかでも、耐圧の観点から、キャップ等の部品を配置して有底とするものが好ましい。
このような特性を備えることにより、上述したように、水道工事で発生する濁った水の原因となる異物を除くことができ、水道配管における水の流量、流速を阻害せず、従来の配管工事の断水及び通水に伴う配管洗浄水量の低減及び断水時間の短縮を、簡便かつ容易に実現することができ、作業効率の大幅な改善を図ることが可能となる。
例えば、図2A、2B及び2Cに示すように、水道メータ20は、通常、補助止水栓21とともに、筐体22内に収容されている。筐体は、定期的な水道メータの検針を可能とするために、その一部、例えば、蓋体23が地表に露出している。これにより、地面の掘り起こし、建屋の壁又は床等の破壊を行うことなく、容易に水道メータ20及び補助止水栓21に触れることができる。また、水道メータ20及び補助止水栓21の間、補助止水栓21の上流側、水道メータ20の下流側に、自在継手等の継手24a、24b、24c、24d等を介して、それぞれ水道配管自在継手25a、25cが接続されている。従って、これらの継手24a、24b、24c、24d等の取り外し、水道配管自在継手25a、25cの接続又は取り外しも、容易に行うことができる。その結果、ストレーナ10を、水道メータ20に隣接して、水道メータ20に接続された水道配管自在継手25c内に簡便にかつ迅速に設置できるとともに、いつでも、簡便かつ迅速に撤去することができる。
水道配管の施工方法では、図2Aに示すように、通常、宅地側Hの止水栓30aを含む給水用具30又は給水管31の上流側Rでの水道工事に伴って、その前に、断水される。そして、断水状態で、配水管40を新しく導入したり、古い配水管を取り替えたりする配水管新設/更新工事、配水管の内面を洗って鉄さび等を取り除くクリーニング工事、配水管又は給水管からの漏水を修理する漏水修理工事、給水管を新設又は増設する給水管の取り付け工事等、各種工事を行う。
断水後、水道工事に並行して又はその前後において、上述したように、ストレーナ10を、水道メータ20に隣接して、水道配管自在継手25c内に設置する。
ストレーナの設置及び各種工事が終了した後、水道水を、ストレーナを通して通水する。このように、ストレーナを設置することにより、配管の洗浄工程を簡便にすることができる。これにより、配管の洗浄に使用される水の量を大幅に低減することができるとともに、その洗浄に要する時間、つまり断水時間を大幅に短縮させることができる。また、各種工事が終了した後の水道水において、工事に起因するような異物が混入したとしても、ストレーナにより、水流を阻害することなく、確実にその異物を除去することができる。
ストレーナを撤去する際の一時的な止水は、例えば、図2A及び2Cに示すように、通常、地表にその一部が露出した筐体22内に水道メータ20とともに収容される補助止水栓21により、あるいは、図2Cに示すように、筐体22の上流に配置され、その操作が地表から容易に行うことができる止水栓30aにより、実行することができる。このような、地表に露出した筐体22内の設備又は止水栓30aを利用することにより、簡便かつ迅速に、ストレーナの撤去のための止水及びストレーナの撤去を実行することができ、上述した効果を極めて有利に発揮することができる。
図2A及び2Bに示す水道メータ20において、注水/注出口の口径が13mm、20mm、25mmの3種類を準備するとともに、補助止水栓21、継手24a~24d及び水道配管自在継手25a、25cを筐体22とともに準備した。また、各水道メータに応じたサイズのストレーナを準備し、水道メータに隣接して、水道メータに接続された水道配管内に、各ストレーナを設置した。
その後、ストレーナに対して通水し、ストレーナ設置の際の流量試験、耐圧試験、浸出試験を行った。
これらの試験に用いたストレーナ及び各種試験結果は、以下の表1に示すとおりである。
また、耐水試験では、1.75MPaで1分間の水圧を負荷して、ストレーナの変形を目視により観察した。
浸出試験はJWWA(日本水道協会)Z 108:2004mp7.2部品試験又は材料試験に従って試験を行い、合格とした。
1a、11a :一端
1b、11b :他端部
2、12 :鍔部
3、13 :補強部材
4、14 :キャップ
10A、10B :ストレーナ
20 :水道メータ
21 :補助止水栓
22 :筐体
23 :蓋体
24a、24b、24c、24d :継手
25a、25c :水道配管自在継手
30 :給水用具
30a :止水栓
31 :給水管
40 :配水管
H :宅地側
R :上流側
L :ストレーナの全長
T :鍔部の厚み
D :スクリーンの直径
Dx :鍔部の直径
Lx :補強部材の長さ
Claims (4)
- 閉塞された又はスクリーン状に孔を有する有底の筒状のスクリーン、該スクリーンの一端に配置された鍔部、該鍔部と前記スクリーンとの連結部を補強する補強部材及び前記一端の反対側の他端に配置されたキャップを備える水道水の異物除去用のストレーナを、地表にその一部が露出した筐体内に収容された水道メータに隣接し、該水道メータの注入口又は注出口の端面と、水道配管に接続される継手との間に、前記鍔部を挟持するように前記水道メータに接続された水道配管内に着脱自在に設置することを含む水道水の異物除去用のストレーナの設置方法。
- 閉塞された又はスクリーン状に孔を有する有底の筒状のスクリーン、該スクリーンの一端に配置された鍔部、該鍔部と前記スクリーンとの連結部を補強する補強部材及び前記一端の反対側の他端に配置されたキャップを備える水道水の異物除去用のストレーナを、地表にその一部が露出した筐体内に収容された水道メータに隣接して、前記水道メータに接続された水道配管内に着脱自在に設置することを含み、
前記スクリーンは、外網及び内網からなる2層構造であり、前記内網が200~500メッシュかつ前記外網が20~100メッシュである水道水の異物除去用のストレーナの設置方法。 - 前記ストレーナを、前記水道メータの下流側に設置する請求項1又は2に記載のストレーナの設置方法。
- 水道工事に伴う水道水の断水後に、
閉塞された又はスクリーン状に孔を有する有底の筒状のスクリーン、該スクリーンの一端に配置された鍔部、該鍔部と前記スクリーンとの連結部を補強する補強部材及び前記一端の反対側の他端に配置されたキャップを備える水道水の異物除去用のストレーナを、地表にその一部が露出した筐体内に収容された水道メータの下流側に隣接して、前記水道メータに接続された水道配管内に設置するか又は請求項1~3のいずれか1つに記載のストレーナの設置方法を実行し、
水道工事の終了後、前記ストレーナを通して水道水を通水し、
通水1日~1週間経過後に前記ストレーナを撤去することを含む水道配管の施工方法。
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