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JP6990778B2 - 車体の端部構造 - Google Patents
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JP6990778B2 - 車体の端部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃荷重を受け止めるバンパービームを備えた車体の端部構造に関する。
車両の前後方向の端部には、車幅方向に略沿って延びるバンパービームが設けられている。バンパービームは、車体の前後方向に略沿って延びる左右の側部フレーム部材の端部に支持されている。車体前後方向からバンパービームに入力された衝撃荷重は、左右の側部フレーム部材によって受け止められる。
日本国特開2010-188966
従来の車両の端部構造では、車体前後方向から荷重を受けるバンパービームが略一定の上下幅に形成されている。このため、他の車両等の外部の物体が近接方向に相対移動してきたときに、衝撃荷重を安定して受け止めることができる領域が限られているうえ、外部の物体からの荷重入力点等に局所的な荷重集中を生じ易い。
解決しようとする課題は、局所的な荷重集中を回避しつつ、車体前後方向から入力される衝撃荷重を効率良く受け止めることができる車両の端部構造を提供することである。
本出願の一の形態の車体の端部構造は、車体の前部または後部において、車体前後方向に略沿って延びる左右の側部フレーム部材と、車幅方向に略沿って延び、左右の前記側部フレーム部材に跨って支持されるバンパービームと、を備え、前記バンパービームは、左右の前記側部フレーム部材に結合されるビーム本体部と、少なくとも前記ビーム本体部の車幅方向中央領域において、前記ビーム本体部よりも上下方向に長く延びる拡張部と、を有することを特徴とする。
上記の構成により、車体前後方向の外側から外部の物体が相対的に近接移動してくると、上下幅の広い拡張部で外部の物体から荷重を受け易くなる。拡張部は、ビーム本体部に比較して上下幅が広いため、ビーム本体部のみで荷重を受ける場合に比較して、荷重を広い面積で効率良く受け止めることができるとともに、荷重が局所に集中するのを防ぐことができる。さらに、上記の構成では、拡張部に入力された衝撃荷重を、ビーム本体部を介して左右の側部フレーム部材に伝達することができるため、車室の前後方向外側に位置される部材が車室方向に変位するのを抑制することができる。
前記拡張部は、前記ビーム本体部と別体部品によって構成され、前記ビーム本体部に結合されるようにしても良い。
この場合、ビーム本体部と拡張部が別体部品によって構成されているため、拡張部を持たないバンパービームと、拡張部を持つバンパービームとで部品を共用することができる。したがって、本構成を採用することにより、部品の生産効率の向上を図ることができる。
前記拡張部は、前記ビーム本体部よりも上方に延びる上方延出部と、前記ビーム本体部よりも下方に延びる下方延出部と、を有し、前記下方延出部と前記上方延出部のいずれか一方の車幅方向外側の端部に切欠き部が設けられている。
この場合、上方延出部と下方延出部のいずれかに設けられた切欠き部に、センサやレーダ等を配置することができる。また、センサやレーダ等を拡張部よりも車体前後方向の内側に配置することにより、外部からの入力荷重に対し、拡張部によってセンサやレーダ等を保護することができる。
車両の端部構造は、車両前部の車幅方向中央領域において、放熱部品を支持する略矩形状の枠フレームをさらに備え、前記拡張部は、前記枠フレームの左右の縦フレーム部間の車体前後方向の外側領域を覆うように配置されるようにしても良い。
この場合、バンパービームの拡張部が放熱部品の車体前後方向の外側を覆うことになるため、放熱部品を拡張部によって保護することができる。
左右の各前記側部フレーム部材は、車室領域から前方または後方に延びる第1フレームと、車室よりも車幅方向外側領域から前方または後方に延びる第2フレームと、を備え、前記拡張部は、左右の前記第2フレームの車体前後方向外側位置まで車幅方向に延びるようにしても良い。
この場合、上下方向の張り出し幅の広い拡張部が外側の第2フレームの車体前後方向外側位置まで延びているため、他の物体が近接方向に相対移動してきたときに、衝撃荷重を拡張部によって安定して受け止めることができる。特に、他の物体が車幅方向の中央よりも外側に当接するときに、衝撃荷重を拡張部の広い面積で安定的に受け止め、車幅方向外側の第1フレームと第2フレームとに支持させることができる。
前記拡張部は、前記ビーム本体部の車体前後方向の外側部位に結合されるベース部と、前記ベース部から上方と下方の少なくとも一方に延びる延出部と、を有し、前記バンパービームは、前記ビーム本体部と前記延出部を連結する延出部支持部材をさらに備え、前記延出部支持部材は、前記延出部の車体前後方向の内側面に接合される接合フランジを有する構成としても良い。
この場合、延出部支持部材の接合フランジが、バンパービームの拡張部のうちの延出部を背面側(車体前後方向の内側)から支持することになるため、車両前後方向からの衝撃荷重の入力時に、延出部の倒れを接合フランジによって規制することができる。したがって、車体前後方向から入力される衝撃荷重を拡張部によって効率良く受けとめることができる。
前記延出部は、前記ベース部から上方に延びる上方延出部と、前記ベース部から下方に延びる下方延出部とからなり、前記上方延出部に接合される前記延出部支持部材と、前記下方延出部に接合される前記延出部支持部材は、略同一形状の部品によって構成されるようにしても良い。
この場合、上方延出部に接合される延出部支持部材と、下方延出部に接合される延出部支持部材とで、同じ部品を共用することができる。したがって、この構成を採用することによって部品の生産効率を高めることができる。また、上記の構成の場合、上方延出部を支持する上側の延出部支持部材と、下方延出部を支持する下側の延出部支持部材が上下で対称に配置されることになるため、拡張部に車体前後方向から衝撃荷重が入力されたときに、上下の延出部支持部材の協働によって衝撃荷重を安定して受け止めることができる。
前記延出部は、前記ベース部から上方に延びる上方延出部と、前記ベース部から下方に延びる下方延出部とからなり、前記上方延出部に接合される前記延出部支持部材と、前記下方延出部に接合される前記延出部支持部材とは、前記ビーム本体部の車体前後方向の内側において、連結プレートによって相互に連結され、前記連結プレートには、上下方向に略沿う補強ビードが形成されるようにしても良い。
この場合、連結プレートの上下方向の剛性が補強ビードによって高められる。このため、上方延出部や下方延出部の倒れを補強ビードによって確実に規制することができる。
本出願の他の形態の車体の端部構造は、車体の前部または後部において、車体前後方向に略沿って延びる左右の側部フレーム部材と、車幅方向に略沿って延び、左右の前記側部フレーム部材に跨って支持されるバンパービームと、を備え、前記バンパービームは、左右の前記側部フレーム部材に結合されるビーム本体部と、前記ビーム本体部に取り付けられて、前記ビーム本体部の車体前後方向の外側面と、前記ビーム本体部の上下面を覆うビーム保護部材と、有することを特徴とする。
上記の構成により、車体前後方向の外側から外部の物体が相対的に近接移動してくると、ビーム本体部の車体前後方向の外側面と上下面を覆うビーム保護部材が外部の物体から荷重を受け易くなる。ビーム保護部材は、ビーム本体部に比較して上下幅が広いため、ビーム本体部のみで荷重を受ける場合に比較して、荷重を広い面積で効率良く受け止めることができ、荷重が局所に集中するのを防ぐことができる。さらに、上記の構成では、ビーム保護部材に入力された衝撃荷重を、ビーム本体部を介して左右の側部フレーム部材に伝達することができるため、車室の前後方向外側に位置される部材が車室方向に変位するのを抑制することができる。
本発明の車体の端部構造は、バンパービームが、左右の側部フレーム部材に結合されるビーム本体部と、少なくともビーム本体部の車幅方向中央領域において、ビーム本体部よりも上下方向に長く延びる拡張部と、を有する。このため、本発明の車体の端部構造では、車体前後方向からの衝撃荷重の入力時に、局所的な荷重集中を回避しつつ、車体前後方向から入力される衝撃荷重を拡張部で効率良く受け止めることができる。
実施形態の車両の前部の骨格部を示す斜視図である。 実施形態の車両の前部の骨格部を示す正面図である。 実施形態の車両の前部の骨格部を示す上面図である。 実施形態のバンパービームの図2のIV-IV線に沿う断面図である。 実施形態のバンパービームの斜視図である。 実施形態のバンパービームの背面図である。 他の実施形態の車両の前部の骨格部を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前後や上下、左右については、特別に断らない限り車両についての前後や上下、左右を意味するものとする。また、図中の矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1は、実施形態の車両1の前部の骨格部を示す斜視図である。また、図2は、車両1の前部の骨格部の正面図であり、図3は、車両1の前部の骨格部の上面図である。
本実施形態の車両1は、車体の前部に、車体前後方向に略沿って延びる左右一対のフロントサイドフレーム2(第1フレーム)が設けられている。また、左右のフロントサイドフレーム2の車幅方向外側には、上方側のサスペンション支持部の近傍から前側下方に向かって湾曲して延びるロアメンバ3(第2フレーム)が設けられている。
なお、フロントサイドフレーム2(第1フレーム)は、車室領域から車体前方に延び、ロアメンバ3(第2フレーム)は、車室よりも車幅方向外側領域から車体前方に延びている。また、本実施形態においては、左右のフロントサイドフレーム2とロアメンバ3が車体前部の側部フレーム部材を構成している。
左右同側のフロントサイドフレーム2とロアメンバ3の前端部には、車両前方に向くように垂立するベースプレート4が取り付けられている。ベースプレート4の前面のうちの、フロントサイドフレーム2の延長上位置には、略筒状の第1エクステンション5が取り付けられている。また、ベースプレート4の前面のうちの、ロアメンバ3の前端部と前後方向で重なる位置には、略筒状の第2エクステンション6が取り付けられている。第1エクステンション5と第2エクステンション6の各前端部は、車幅方向に略沿って延びるバンパービーム7の側部背面に結合されている。したがって、バンパービーム7は、車体左右の側部フレーム部材(フロントサイドフレーム2,ロアメンバ3)に跨って支持されている。バンパービーム7の前面側には、図示しない樹脂製のバンパーフェイスが配置されている。
また、左右のフロントサイドフレーム2の前端側には、室外熱交換器やファン等の放熱部品を支持するための枠フレーム8が取り付けられている。枠フレーム8は、正面視が略矩形状に形成されている。枠フレーム8は、車体前部の車幅方向中央領域に配置されている。バンパービーム7は、枠フレーム8の前方を車幅方向に横切って配置されている。
枠フレーム8は、左右の縦フレーム部8aと、左右の縦フレーム部8aの上端部同士を連結する上フレーム部8bと、左右の縦フレーム部8aの下端部同士を連結する下フレーム部8cと、を有する。室外熱交換器やファン等の放熱部品は、枠フレーム8の開口の内側、若しくは、内側後方に配置されている。
図4は、バンパービーム7の図2のIV-IV線に沿う断面図であり、図5は、バンパービーム7の右側寄り部分を後斜め上方から見た図である。また、図6は、バンパービーム7の車幅方向の中央領域を背部側(後方側)から見た図である。
バンパービーム7は、左右両側部が第1エクステンション5と第2エクステンション6を介して左右の対応するフロントサイドフレーム2とロアメンバ3(車体左右の側部フレーム部材)に結合されるビーム本体部9と、ビーム本体部9の車幅方向の中央領域に一体に取り付けられた拡張部10と、を有する。拡張部10は、例えば、高張力鋼板等の硬質のプレート材によって形成されている。
ビーム本体部9は、車体後方側に開口する略ハット状の断面形状に形成され、その断面が車幅方向に亙って延出している。ビーム本体部9の車幅方向の中央領域は、略一定の上下幅に形成されている。拡張部10は、ビーム本体部9よりも上下方向に長く延びている。
拡張部10は、図4に示すように、ビーム本体部9の前面(車体前後方向の外側部位)に結合されるベース部10bと、ベース部10bの上端から車体後方側に傾斜しつつ上方に延びる上方延出部10uと、ベース部10bの下端から車体後方側に傾斜しつつ下方に延びる下方延出部10lと、を有している。ベース部10bは、ビーム本体部9の前面(車体前後方向の外側面)を覆い、上方延出部10uと下方延出部10lは、ビーム本体部9の上面と下面とをそれぞれ覆う。拡張部10は、ビーム本体部9の車体前後方向の外側面と、上下面とを覆うビーム保護部材を構成している。
また、図4に示すように、ビーム本体部9の車幅方向の中央領域は、上下一対のフランジ部9fを有している。これらのフランジ部9fは、ビーム本体部9の上下の各水平壁の車体後方側の端部から上方と下方にそれぞれ屈曲して形成されている。ビーム本体部9の上側のフランジ部9fは、略Z状断面の支持プレート11uを介して拡張部10の上方延出部10uの背面に連結されている。ビーム本体部9の下側のフランジ部9fは、略Z状断面の支持プレート11lを介して拡張部10の下方延出部10lの背面に連結されている。支持プレート11u,11lは、ビーム本体部9と各延出部(上方延出部10u,下方延出部10l)を連結する延出部支持部材を構成している。
上側の支持プレート11uは、上方延出部10uの近傍部で上方側に屈曲して延びる接合フランジ11ufを有し、その接合フランジ11ufが拡張部10の上方延出部10uの上端側の背面に溶接等によって接合されている。同様に、下側の支持プレート11lは、下方延出部10lの近傍部で下方側に屈曲して延びる接合フランジ11lfを有し、その接合フランジ11lfが拡張部10の下方延出部10lの下端側の背面に溶接等によって接合されている。上側の支持プレート11uと下側の支持プレート11lは、略同一形状の部品によって構成されている。上側の支持プレート11uと下側の支持プレート11lは、上下を反転させて共通の部品を用いることができる。
また、上側の支持プレート11uと下側の支持プレート11lの後部側の端縁は、ビーム本体部9の後方側において、横長の長方形状の連結プレート12によって相互に連結されている。なお、上側の支持プレート11uと連結プレート12の上縁部とビーム本体部9の上側のフランジ部9fは、三枚重ねの状態で溶接固定しても良い。同様に、下側の支持プレート11lと連結プレート12の下縁部とビーム本体部9の上側のフランジ部9fも、三枚重ねの状態で溶接固定しても良い。
連結プレート12には、図5,図6に示すように、上下方向に略沿って延出する補強ビード13が形成されている。補強ビード13は、連結プレート12の長手方向に離間して複数設けられている。
ここで、バンパービーム7の拡張部10は、図2に示すように、枠フレーム8の左右の縦フレーム部8a間の前方領域(車体前後方向の外側領域)を覆うように配置されている。具体的には、車両の前面視で、拡張部10の左右の端部が、左右の対応する縦フレーム部aに一部重なるように配置されている。
また、拡張部10は、図2に示すように、下方延出部10lの車幅方向外側の端部に段差状の切欠き部14が設けられている。したがって、拡張部10の下方延出部10lの車幅方向の幅は、上方延出部10uの車幅方向の幅よりも狭くなっている。拡張部10の左右の切欠き部14の背部側には、レーダやセンサ等の検知器15が配置されている。
なお、切欠き部14は、下方延出部10lの左右一方側の端部にのみ設けるようにしても良い。また、切欠き部14は、上方延出部10uの車幅方向外側の端部に設けることも可能である。
以上のように、本実施形態の車両の端部構造は、バンパービーム7が、左右のフロントサイドフレーム2やロアメンバ3に結合されるビーム本体部9と、ビーム本体部9の車幅方向中央領域において、ビーム本体部9よりも上下方向に長く延びる拡張部10を有する。このため、車両前方から他の車両等が相対的に近接移動してくると、上下幅の広い拡張部10で他の車両等から荷重を受け易くなる。拡張部10は、ビーム本体部9に比較して上下幅が広いため、ビーム本体部9のみで荷重を受ける場合に比較して、荷重を広い面積で効率良く受け止めることができる。そして、本実施形態の車両1の端部構造では、拡張部10の広い面積で荷重を受けることができることから、荷重がバンパービーム7の局所に集中するのを防ぐことができる。したがって、本実施形態の端部構造を採用した場合には、車体前方からの衝撃荷重の入力時に局所的な荷重集中を回避しつつ、車体前方から入力される衝撃荷重を拡張部10で効率良く受け止めることができる。
また、本実施形態の車両1の端部構造では、拡張部10に入力された衝撃荷重を、ビーム本体部9を介して左右のフロントサイドフレーム2やロアメンバ3に伝達することができるため、車室の前方に位置される部材が車室方向に変位するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両1の端部構造では、拡張部10がビーム本体部9と別体部品によって構成され、別体部品である拡張部10がビーム本体部9に対して結合されている。このため、拡張部10を持たないバンパービームと、拡張部10を持つバンパービーム7とで部品を共用することができる。したがって、本実施形態の構成を採用した場合には、部品の生産効率の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態の車両1の端部構造は、拡張部10の下方延出部10lの車幅方向の端部に切欠き部14が設けられ、その切欠き部14の背部側にレーダやセンサ等の検知器15が設置されている。このため、車体前部の中央領域に、バンパービーム7の上下幅の広い拡張部10を配置しても、不都合なく検知器15を設置することができる。また、検知器15を拡張部よりも車体後方側に配置することにより、車体前方からの荷重入力に対して検知器15を保護することができる。
また、本実施形態の車両1の端部構造は、バンパービーム7の拡張部10が枠フレーム8の左右の縦フレーム部8a間の前方領域を覆うように配置されている。このため、車体前方から入力される衝撃荷重に対し、室外熱交換器やファン等の放熱部品を拡張部10によって保護することができる。
また、本実施形態の車両1の端部構造は、拡張部10がベース部10bと上方延出部10uと下方延出部10lとを有し、ビーム本体部9に連結された支持プレート11u,11lの接合フランジ11uf,11lfが、上方延出部10uと下方延出部10lの各背面に接合されている。この場合、支持プレート11u,11lの接合フランジ11uf,11lfが、拡張部10上の上方延出部10uと下方延出部10lの各背面を安定して支持することができるため、車両前方からの衝撃荷重の入力時に、上方延出部10uや下方延出部10lの倒れを規制することができる。したがって、本実施形態の車両1の端部構造を採用した場合には、車体前方から入力される衝撃荷重を拡張部10によってより効率良く受けとめることができる。
加えて、本実施形態では、上方延出部10uと下方延出部10lの各背面を支持する上下の支持プレート11u,11lが略同一形状の部品によって構成されているため、上下の支持プレート11u,11lで共通の部品を使用することができる。したがって、この構成を採用した場合には、部品の生産効率を高めることができる。
また、本実施形態の構造では、上下の支持プレート11u,11lが上下で対称に配置されているため、拡張部10に車体前方から衝撃荷重が入力されたときに、上下の支持プレート11u,11lの協働によって衝撃荷重を安定して受け止めることができる。
また、本実施形態の車両1の端部構造は、上下の支持プレート11u,11lの後部側の端縁が、ビーム本体部9の後方側において、連結プレート12によって相互に連結され、上下方向に略沿って延びる複数の補強ビード13が連結プレート12に設けられている。したがって、本実施形態の車両1の端部構造では、補強ビード13によって上下方向の剛性を高められた連結プレート12により、拡張部10の上方延出部10uや下方延出部10lの倒れを規制することができる。
図7は、他の実施形態の車両1の前部の骨格部を示す正面図である
図7に示す車両の端部構造は、基本的な構成は上記の実施形態とほぼ同様であるが、バンパービーム107の拡張部110が左右のロアメンバ3の前端部を超える範囲まで車幅方向外側に延びている。
本実施形態の車両1の端部構造では、上下方向の張り出し幅の広い拡張部110が、左右の外側のロアメンバ3の前端部位置を超える範囲まで延びているため、車体前方から入力される衝撃荷重を拡張部110によってより安定して受け止めることができる。特に、他の車両等が車幅方向の中央よりも外側に偏った位置に当接するときには、衝撃荷重を拡張部110の広い面積で安定的に受け止め、車幅方向外側のフロントサイドフレーム2やロアメンバ3に支持させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、車両の前部の骨格部に本発明に係る車両の端部構造を適用しているが、本発明に係る車両の端部構造は、車両の後部の骨格部にも同様に適用することが可能である。また、バンパービームの拡張部は、ビーム本体部と一体に形成しても良い。
2 フロントサイドフレーム(第1フレーム,側部フレーム部材)
3 ロアメンバ(第2フレーム,側部フレーム部材)
7,107 バンパービーム
8 枠フレーム
8a 縦フレーム部
9 ビーム本体部
10,110 拡張部(ビーム保護部材)
10b ベース部
10u 上方延出部(延出部)
10l 下方延出部(延出部)
11u,11l 支持プレート(延出部支持部材)
11uf,11lf 接合フランジ
12 連結プレート
13 補強ビード

Claims (9)

  1. 車体の前部または後部において、車体前後方向に略沿って延びる左右の側部フレーム部材と、
    車幅方向に略沿って延び、左右の前記側部フレーム部材に跨って支持されるバンパービームと、を備え、
    前記バンパービームは、
    左右の前記側部フレーム部材に結合されるビーム本体部と、
    少なくとも前記ビーム本体部の車幅方向中央領域において、前記ビーム本体部よりも上下方向に長く延びる拡張部と、を有し、
    前記拡張部は、
    前記ビーム本体部よりも上方に延びる上方延出部と、
    前記ビーム本体部よりも下方に延びる下方延出部と、を有し、
    前記下方延出部と前記上方延出部のいずれか一方の車幅方向外側の端部に切欠き部が設けられている
    ことを特徴とする車体の端部構造。
  2. 前記拡張部は、前記ビーム本体部と別体部品によって構成され、前記ビーム本体部に結合されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体の端部構造。
  3. (削除)
  4. 車両前部の車幅方向中央領域において、放熱部品を支持する略矩形状の枠フレームをさらに備え、
    前記拡張部は、前記枠フレームの左右の縦フレーム部間の車体前後方向の外側領域を覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車体の端部構造。
  5. 左右の各前記側部フレーム部材は、
    車室領域から前方または後方に延びる第1フレームと、
    車室よりも車幅方向外側領域から前方または後方に延びる第2フレームと、を備え、
    前記拡張部は、左右の前記第2フレームの車体前後方向外側位置まで車幅方向に延びている
    ことを特徴とする請求項1,2及び4のいずれか1項に記載の車体の端部構造。
  6. 車体の前部または後部において、車体前後方向に略沿って延びる左右の側部フレーム部材と、
    車幅方向に略沿って延び、左右の前記側部フレーム部材に跨って支持されるバンパービームと、を備え、
    前記バンパービームは、
    左右の前記側部フレーム部材に結合されるビーム本体部と、
    少なくとも前記ビーム本体部の車幅方向中央領域において、前記ビーム本体部よりも上下方向に長く延びる拡張部と、を有し、
    前記拡張部は、
    前記ビーム本体部の車体前後方向の外側部位に結合されるベース部と、
    前記ベース部から上方と下方の少なくとも一方に延びる延出部と、を有し、
    前記バンパービームは、前記ビーム本体部と前記延出部を連結する延出部支持部材をさらに備え、
    前記延出部支持部材は、前記延出部の車体前後方向の内側面に接合される接合フランジを有する
    ことを特徴とする車体の端部構造。
  7. 前記延出部は、前記ベース部から上方に延びる上方延出部と、前記ベース部から下方に延びる下方延出部とからなり、
    前記上方延出部に接合される前記延出部支持部材と、前記下方延出部に接合される前記延出部支持部材は、略同一形状の部品によって構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の車体の端部構造。
  8. 前記延出部は、前記ベース部から上方に延びる上方延出部と、前記ベース部から下方に延びる下方延出部とからなり、
    前記上方延出部に接合される前記延出部支持部材と、前記下方延出部に接合される前記延出部支持部材とは、前記ビーム本体部の車体前後方向の内側において、連結プレートによって相互に連結され、
    前記連結プレートには、上下方向に略沿う補強ビードが形成されている
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の車体の端部構造。
  9. (削除)
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