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JP6992436B2 - リチウムイオン二次電池用電解液およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents
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JP6992436B2 - リチウムイオン二次電池用電解液およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用電解液およびリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用電解液およびリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いことから、ノート型のパーソナルコンピューターなどの携帯型電子機器や携帯電話機などの通信機器の電源として幅広く応用されている。このリチウムイオン二次電池は、一般に、正極と、負極と、正極と負極との間に介在するセパレータと、電解液から構成されている。
リチウムイオン二次電池の電解液としては、従来より、リチウム塩を溶解させた有機溶媒が利用されている。近年では、リチウム塩としてリチウムイミド塩を用い、このリチウムイミド塩と溶媒の混合比を1:0.8~1:2程度と、リチウムイミド塩の濃度をこれまでよりも大幅に高くしたリチウムイミド塩高濃度電解液が多く報告されている(例えば、特許文献1)。このリチウムイミド塩高濃度電解液は、硫黄系正極を用いた際の懸念点の一つだった硫黄の溶解を抑制することから期待されている。
国際公開2016/079919号公報
しかしながら、リチウムイミド塩高濃度電解液は、リチウムイオン二次電池において広く用いられている正極、負極、セパレータに含浸させにくい。特に、セパレータとして広く用いられている微多孔質のポリオレフィンセパレータに含浸させることが極めて困難である。このため、リチウムイミド塩高濃度電解液を用いたリチウムイオン二次電池では、空孔率の高い繊維状の不織布を用いることが検討されている。しかしながら、この場合、不織布は通常、厚さが30~500μmと厚いために、セルにした時の体積エネルギー密度の点で、空孔率が高いため必要以上に電解液が必要となり重量エネルギー密度の点でも不利となる。さらに、このセパレータへ含浸できたとしても、高エネルギー密度のためには正極・負極の目付量を高くする必要がある。このような場合、正極・負極の膜厚が大きいため、正極・負極の集電箔近傍まで電解液を含浸させることが難しく、目付量が少ないときには容易に得られる充放電効率が得られなかった。
本発明の目的は、前記事情に鑑みてなされたものであり、リチウムイミド塩を高濃度で含みながらも、正極、負極、セパレータに含浸させ易く、電池の充放電効率を向上させることができるリチウムイオン二次電池用電解液、およびその電解液を用いたリチウムイオン二次電池を提供することにある。
本発明者は、リチウムイミド塩と、所定の溶媒と、第1族、第2族の元素とを、所定の量にて含む電解液は、正極、負極、セパレータに含浸させ易く、そして、その電解液を用いることによって、リチウムイオン二次電池の充放電効率が向上することを見出した。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)第1の態様にかかるリチウムイオン二次電池用電解液は、リチウムイミド塩と、カーボネート、エステル、エーテルおよび常温溶融塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の溶媒と、第1族、第2族の元素と、を含有し、前記リチウムイミド塩と前記溶媒の含有量比が、モル比で1:0.8~1:2.0の範囲にある。
(2)上記態様にかかるリチウムイオン二次電池用電解液は、前記第1族、第2族の元素が、Mg、Ca、Csから選ばれる少なくとも一種である。
(3)上記態様にかかるリチウムイオン二次電池用電解液は、前記溶媒が常温溶融塩である。
(4)第2の態様にかかるリチウムイオン二次電池は、上記第1の態様にかかるリチウムイオン二次電池用電解液と、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、電解液とを備えるリチウムイオン二次電池である。
(5)上記態様にかかるリチウムイオン二次電池は、前記負極が、負極集電体と、前記負極集電体の上に設けられた負極活物質層とを有し、前記負極活物質層がシリコンおよび金属リチウムのうち少なくとも1種を含有していてもよい。
(6)上記態様にかかるリチウムイオン二次電池は、前記正極が、正極集電体と、前記正極集電体の上に設けられた正極活物質層とを有し、前記正極活物質層は、目付量が20mg/cm以上であってもよい。
本発明によれば、リチウムイミド塩を高濃度で含みながらも、正極、負極、セパレータに含浸させ易く、電池の充放電効率を向上させることができるリチウムイオン二次電池用電解液、およびその電解液を用いたリチウムイオン二次電池を提供することが可能となる。
本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の断面模式図である。
以下、本実施形態について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[リチウムイオン二次電池]
図1は、本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の断面模式図である。図1に示すリチウムイオン二次電池100は、主として積層体40、積層体40を密閉した状態で収容する外装体50、及び積層体40に接続された一対のリード60、62を備えている。また、図示されていないが、積層体40とともに電解液が、外装体50内に収容されている。
積層体40は、正極20と負極30とが、セパレータ10を挟んで対向配置されたものである。正極20は、板状(膜状)の正極集電体22上に正極活物質層24が設けられたものである。負極30は、板状(膜状)の負極集電体32上に負極活物質層34が設けられたものである。
正極活物質層24及び負極活物質層34は、セパレータ10の両側にそれぞれ接触している。正極集電体22及び負極集電体32の端部には、それぞれリード62、60が接続されており、リード60、62の端部は外装体50の外部にまで延びている。図1では、外装体50内に積層体40が一つの場合を例示したが、複数積層されていてもよい。
(電解液)
本実施形態のリチウムイオン二次電池において、電解液は、リチウムイミド塩と、カーボネート、エステル、エーテルおよび常温溶融塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の溶媒と、第1族、第2族の元素と、を含有する。リチウムイミド塩と溶媒の含有量比は、モル比で1:0.8~1:2.0の範囲にある。
本実施形態の電解液は、第1族、第2族の元素を含むことによって、正極、負極、セパレータに含浸させ易くなり、これによって電池の充放電効率が向上したと考えられる。
本実施形態の電解液において用いる第1族、第2族の元素は特定の溶媒が配位することで錯形成することができる。さらに、正極活物質である複合金属酸化物、フッ化物、硫化物のいずれとも弱い相互作用を形成することができる。つまり、本実施形態の電解液が正極などに含浸させ易くなった理由としては次のように考えられる。すなわち、電池内に、第1族、第2族の元素を含む電解液を注入した場合には、第1族、第2族の元素が溶媒との相互作用し、また同時に正極活物質とも相互作用を形成する。これによって、電解液が電極(特に正極)やセパレータに浸み込み易くなったと考えられる。
(リチウムイミド塩)
リチウムイミド塩としては、LiN(SOF)(LiFSI:リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド)、LiN(SOCF(LiTFSI:リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)、LiN(SO(LiBETI:リチウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド)、LiN(SOF)(SOCF)、LiN(SOCF)(SO)を使用することができる。これらのリチウムイミド塩は1種を単独で使用してもよいが、2種以上を組合せて使用することが好ましい。ポリオレフィンセパレータへ含浸させやすくなり、より好適にサイクル特性を得ることができる。
(溶媒)
溶媒としては、カーボネート、エステル、エーテルおよび常温溶融塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を使用する。蒸気圧がなく、引火性がないことから、常温溶融塩が安全の観点で好ましい。
カーボネートの例としては、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、1,2-ブチレンカーボネート、2,3-ブチレンカーボネート、1,2-ペンチレンカーボネート、2,3-ペンチレンカーボネートを挙げることができる。
エステルの例としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、γ-ブチロラクトン、δ-バレロラクトン、メチルγ-ブチロラクトン、エチルγ-ブチロラクトン、エチルδ-バレロラクトン、β-プロピオラクトンを挙げることができる。
エーテルの例としては、1,2-ジメトキシエタン(G1)、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル、ブチルメチルエーテル、ジプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル(G2)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(G3)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(G4)、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,3-ジオキソラン、1,4-ジオキサン、1,1,2,2-テトラフルオロエチル2,2,3,3-テトラフルオロプロピルエーテルを挙げることができる。これらの溶媒は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて使用してもよい。
常温溶融塩は、カチオン成分とアニオン成分とを含む液体である。ただし、本発明において、常温溶融塩は、リチウムイミド塩および第1族、第2族の元素を含む電解液の状態において、常温で液体であればよい。例えば、SBP-FSI(5-アゾニアスピロ[4,4]ノナンビス(フルオロスルホニル)イミド)は、単体では常温で固体であるが、リチウムイミド塩および高蒸気圧溶媒を含む本実施形態の電解液の状態では常温で液体となる。なお、常温とは、リチウムイオン二次電池が通常使用される温度であり、日本工業規格(JIS Z 8703)では5℃以上35℃以下とされている。
カチオン成分としては、窒素を含む窒素系カチオン、リンを含むリン系カチオン、硫黄を含む硫黄系カチオンを含むことができる。これらのカチオン成分は1種を単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
窒素系カチオンの例としては、イミダゾリウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、ピリジニウムカチオン、アゾニアスピロカチオンなど鎖状または環状のアンモニウムカチオンを挙げることができる。リン系カチオンの例としては、鎖状または環状のホスホニウムカチオンが挙げられる。硫黄系カチオンの例としては、鎖状または環状のスルホニウムカチオンが挙げられる。
アニオン成分としては、AlCl 、NO 、NO 、I、BF 、PF 、AsF 、SbF 、NbF 、TaF 、F(HF)2.3 、p-CHPhSO 、CHCO 、CFCO 、CHSO 、CFSO 、(CFSO、CCO、CSO 、(FSO(ビス(フルオロスルホニル)イミド)、(CFSO(ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)、(CSO(ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド)、(CFSO)(CFCO)N((トリフルオロメタンスルホニル)(トリフルオロメタンカルボニル)イミド)、(CN)(ジシアノイミド)等が挙げられる。これらのアニオン成分は1種を単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
アニオン成分は、イミドのアニオンを含むことが好ましい。この場合、リチウムイミド塩との親和性が向上する。また、アニオン成分がイミドのアニオンを含む場合は、カチオン成分は窒素系カチオンであることが好ましく、特にピペリジニウムカチオン、ピリジニウムカチオン、アゾニアスピロカチオンであることが好ましい。
本実施形態において、電解液中のリチウムイミド塩と溶媒との含有量は、モル比で1:0.8~1:2.0の範囲にあることが好ましい。この場合、好適に高い充放電効率を実現することができる。
第1族、第2族の元素は、周期表において第1族、第2族に属する元素のことで、Na,K,Rb,Cs,Fr,Be,Mg,Ca,Sr,Ba,Raが挙げられる。
第1族、第2族の元素は、電解液に微量に溶解させることができる化合物であればなんでもよく、例えば、塩化物やフッ化物、トリフルオロメタンスルホン酸塩、FSIやTFSIなどのイミド塩などが挙げられる。また、金属の小片をあらかじめ電解液と接触させるだけでも、リチウムイミド塩と相互作用することで溶解し、導入することができる。
本実施形態において、第1族、第2族の元素は、Mg、Ca、Csから選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。
Mgの含有量は、前記リチウムイミド塩と、前記溶媒と、前記第1族、第2族の元素の総量に対して0.01ppm以上10ppm以下の範囲であることが好ましく、0.15ppm以上0.5ppm以下の範囲であることがより好ましい。この範囲のMgを使用することによって、さらに好適に高い充放電効率を実現することができる。
Caの含有量は、前記リチウムイミド塩と、前記溶媒と、前記第1族、第2族の元素の総量に対して0.2ppm以上50ppm以下の範囲であることが好ましく、0.2ppm以上3.2ppm以下の範囲であることがより好ましい。この範囲のCaを使用することによって、さらに好適に高い充放電効率を実現することができる。
Csの含有量は、前記リチウムイミド塩と、前記溶媒と、前記第1族、第2族の元素の総量に対して0.01ppm以上10ppm以下の範囲であることが好ましく、0.1ppm以上4.5ppm以下の範囲であることがより好ましい。この範囲のCsを使用することによって、さらに好適に高い充放電効率を実現することができる。
第1族、第2族の元素は2種以上含有されることが好ましい。
(電解液の調製方法)
本実施形態の電解液は、例えば、リチウムイミド塩と溶媒を混合し、次いで得られた混合物に第1族、第2族の元素を加えて、混合することによって調製することができる。得られた電解液の組成は、ガスクロマトグラフィー、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分析またはICP質量分析を用いて測定することができる。
「負極」
負極30は、負極集電体32と、負極集電体32の上に設けられた負極活物質層34とを有する。
(負極集電体)
負極集電体32は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
(負極活物質層)
負極活物質層34は、負極活物質と負極バインダーとを有し、必要に応じて負極導電材を有する。
(負極活物質)
負極活物質の材料としては、公知のリチウム二次電池用の負極活物質として利用されている各種の材料を使用できる。負極活物質の材料の例としては、例えば、炭素材料、ケイ素、SiO(0<x<2)で表されるケイ素酸化物などのケイ素含有化合物、金属リチウム、リチウムと合金を形成する金属およびこれらの合金、二酸化スズ等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)を挙げることができる。炭素材料の例としては、黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛)、カーボンナノチューブ、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素などを挙げることができる。金属リチウムと合金を形成する金属の例としては、アルミニウム、シリコン、スズなどを挙げることができる。
(負極導電材)
導電材としては、例えば、カーボンブラック類等のカーボン粉末、カーボンナノチューブ、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。これらの中でも、アセチレンブラックやエチレンブラック等のカーボン粉末が特に好ましい。負極活物質36のみで十分な導電性を確保できる場合は、リチウムイオン二次電池100は導電材を含んでいなくてもよい。
(負極バインダー)
バインダーは、活物質同士を結合すると共に、活物質と負極集電体32とを結合する。バインダーは、上述の結合が可能なものであればよく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン-クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。
また、上記の他に、バインダーとして、例えば、ビニリデンフルオライド-ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF-HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ヘキサフルオロプロピレン-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-HFP-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF-PFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ペンタフルオロプロピレン-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-PFP-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-パーフルオロメチルビニルエーテル-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-PFMVE-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-CTFE系フッ素ゴム)等のビニリデンフルオライド系フッ素ゴムを用いてもよい。
また、バインダーとして電子伝導性の導電性高分子やイオン伝導性の導電性高分子を用いてもよい。電子伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリアセチレン等が挙げられる。この場合は、バインダーが導電材の機能も発揮するので導電材を添加しなくてもよい。イオン伝導性の導電性高分子としては、例えば、高分子化合物(ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル系高分子化合物、ポリフォスファゼン等)のモノマーと、リチウムイミド塩、LiClO、LiBF、LiPF等のリチウム塩又はリチウムを主体とするアルカリ金属塩と、を複合化させたもの等が挙げられる。複合化に使用する重合開始剤としては、例えば、上記のモノマーに適合する光重合開始剤または熱重合開始剤が挙げられる。
またこの他に、バインダーとして、例えば、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂等を用いてもよい。
負極活物質層34中の負極活物質36、導電材及びバインダーの含有量は特に限定されない。負極活物質層34における負極活物質36の構成比率は、質量比で90%以上98%以下であることが好ましい。また負極活物質層34における導電材の構成比率は、質量比で0%以上3.0%以下であることが好ましく、負極活物質層34におけるバインダーの構成比率は、質量比で2.0%以上5.0%以下であることが好ましい。
負極活物質とバインダーの含有量を上記範囲とすることにより、バインダーの量が少なすぎて強固な負極活物質層を形成できなくなることを防ぐことができる。また、電気容量に寄与しないバインダーの量が多くなり、十分な体積エネルギー密度を得ることが困難となる傾向も抑制できる。
なお、負極活物質層34を設ける代わりに、充電時は負極集電体32の表面にリチウムイオンを金属リチウムとして析出させ、放電時に析出した金属リチウムをリチウムイオンとして溶解させる構成としてもよい。この場合は、負極活物質層34が不要となるので、電池の体積エネルギー密度を向上させることができる。負極集電体32としては、銅箔を用いることができる。
「正極」
正極20は、正極集電体22と、正極集電体22の上に設けられた正極活物質層24とを有する。正極活物質層24は、目付量が一般に13mg/cm以上であり、好ましくは20mg/cm以上である。目付量とは、単位面積当たりの正極集電体22の表面に担持された正極活物質層24の質量を意味する。従って、目付量が多いと、単位面積当たりの正極活物質の量が増えるので、電池の容量は大きくなり、同じ容量となるセル同士を比較した場合には、セルのエネルギー密度を向上させることができる。ただし、目付量が多くなりすぎて、正極活物質層24の厚さが厚くなりすぎると、電解液が正極活物質層24に含浸されずに、正極活物質として作用する領域が少なくなるおそれがあるため、目付量は30mg/cm以下であることが好ましい。
(正極集電体)
正極集電体22は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。これらの中でも、重量が軽いアルミニウムの金属薄板が好ましい。
(正極活物質層)
正極活物質層24に用いる正極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンとリチウムイオンのカウンターアニオン(イミドイオン)とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能な電極活物質を用いることができる。
例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMn(x+y+z+a=1、0≦x<1、0≦y<1、0≦z<1、0≦a<1、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crより選ばれる1種類以上の元素)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、Fe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素又はVOを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)、LiNiCoAl(0.9<x+y+z<1.1)等の複合金属酸化物、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセンなどが挙げられる。
また、正極活物質として、リチウム非含有の材料、例えば、FeF、有機導電性物質を含む共役系ポリマー、シェブレル相化合物、遷移金属カルコゲン化物、バナジウム酸化物、ニオブ酸化物を用いることができる。これらのリチウム非含有の材料は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて使用してもよい。放出可能なリチウムを含まないリチウム非含有の正極活物質を用いる場合には、負極活物質として金属リチウムまたはリチウム合金を用いて、最初に放電を行うことで正極活物質にリチウムが挿入され、充放電可能な電池となる。また、これらリチウム非含有の正極活物質は、金属リチウムなどを用いて化学的にリチウムを挿入してもよいし、電気化学的にリチウムを挿入(プレドープ)してもよい。
(導電材)
導電材は、例えば、カーボンブラック類等のカーボン粉末、カーボンナノチューブ、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。正極活物質のみで十分な導電性を確保できる場合は、リチウムイオン二次電池100は導電材を含んでいなくてもよい。
(正極バインダー)
正極に用いるバインダーは負極と同様のものを使用できる。
正極活物質層24における正極活物質の構成比率は、質量比で80%以上96%以下であることが好ましい。また正極活物質層24における導電材の構成比率は、質量比で2.0%以上10%以下であることが好ましく、正極活物質層24におけるバインダーの構成比率は、質量比で2.0%以上10%以下であることが好ましい。
「セパレータ」
セパレータ10は、正極20と負極30の電気絶縁を保ちながら、電解液を補液するシート状の微多孔膜である。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。空孔率が低く、電解液量を減らすことができ、エネルギー密度を高めることができるため、ポリオレフィンフィルムが好ましい。
また、高温での安全性のために、PVDFやCMCなど樹脂とアルミナやシリカなどの無機物の混合物を表面に塗布した無機コートセパレータもある。高濃度リチウムイミド塩電解液を用いた場合、セパレータへの含浸がさらによくなることから、無機コートセパレータが好ましい。
「外装体」
外装体50は、その内部に積層体40及び電解液を密封するものである。外装体50は、電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。
例えば、外装体50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては、例えば、アルミ箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が好ましい。
「リード」
リード60、62は、アルミ等の導電材料から形成されている。そして、公知の方法により、リード60、62を正極集電体22、負極集電体32にそれぞれ溶接し、正極20の正極活物質層24と負極30の負極活物質層34との間にセパレータ10を挟んだ状態で、電解液と共に外装体50内に挿入し、外装体50の入り口をシールする。
[リチウムイオン二次電池の製造方法]
次に、リチウムイオン二次電池100を製造する方法について具体的に説明する。
まず、負極活物質、バインダー及び溶媒を混合して塗料を作製する。必要に応じ導電材を更に加えても良い。溶媒としては、例えば、水、N-メチル-2-ピロリドン等を用いることができる。負極活物質、導電材、バインダーの構成比率は、質量比で90wt%~98wt%:0wt%~3.0wt%:2.0wt%~5.0wt%であることが好ましい。これらの質量比は、全体で100wt%となるように調整される。
塗料を構成するこれらの成分の混合方法は特に制限されず、混合順序もまた特に制限されない。上記塗料を、負極集電体32に塗布する。塗布方法としては、特に制限はなく、通常電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。例えば、スリットダイコート法、ドクターブレード法が挙げられる。正極についても、同様に正極集電体22上に正極用の塗料を塗布する。
続いて、正極集電体22及び負極集電体32上に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去方法は特に限定されない。例えば、塗料が塗布された正極集電体22及び負極集電体32を、80℃~150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。
そして、このようにして正極活物質層24、負極活物質層34が形成された電極を必要に応じ、ロールプレス装置等によりプレス処理を行う。
次いで、正極活物質層24を有する正極20と、負極活物質層34を有する負極30と、正極と負極との間に介在するセパレータ10と、電解液と、を外装体50内に封入する。
例えば、正極20と、負極30と、セパレータ10とを積層し、正極20及び負極30を、積層方向に対して垂直な方向から、プレス器具で加熱加圧し、正極20、セパレータ10、及び負極30を密着させる。そして、例えば、予め作製した袋状の外装体50に、積層体40を入れる。
最後に電解液を外装体50内に注入することにより、リチウムイオン二次電池が作製される。なお、外装体に電解液を注入するのではなく、積層体40を電解液に含浸させてもよい。
上述のように、本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池用電解液は、常温溶融塩を含みながらも、正極、負極、セパレータに含浸させ易い。このため、このリチウムイオン二次電池用電解液を用いたリチウムイオン二次電池は、充放電効率が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
[実施例1]
(電解液の調製)
リチウムイミド塩LiFSI(リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド)と溶媒DMC(ジメチルカーボネート)とを、モル比で1:1.1の割合で混合した。得られた混合物に対して第1族、第2族の元素としてNaTFSIを加えて、混合して電解液を調製した。添加量はNa成分が電解液全体の10ppmとなるようにした。
(正極の作製)
正極活物質としてNCA(組成:LiNi0.80Co0.15Al0.05)を97質量部、導電助剤としてアセチレンブラックを1質量部、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を2質量部、及びN-メチル-2-ピロリドン70質量部を混合し、正極活物質層形成用の塗料を調製した。調製した正極合剤塗料を、アルミニウム箔(厚さ:12μm)に、正極活物質の目付量が15mg/cmとなるように塗布し、次いで100℃で乾燥して正極活物質層を形成した。形成した正極活物質をロールプレスにより加圧処理した。こうして、正極を作製した。
(負極の作製)
負極活物質としてグラファイトを97質量部、導電助剤としてアセチレンブラックを1質量部、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を2質量部、及びN-メチル-2-ピロリドン70質量部を混合し、負極活物質層形成用の塗料を調製した。調製した負極合剤塗料を、銅箔(厚さ:8μm)に、負極活物質の目付量が9mg/cmとなるように塗布し、次いで100℃で乾燥して負極活物質層を形成した。形成した負極活物質層をロールプレスにより加圧成形処理した。こうして、負極を作製した。
(リチウムイオン二次電池の作製)
上記の正極と負極とを、正極活物質層と負極活物質層とが互いに対向するように、セパレータ(多孔質ポリエチレンシート)を介して積層して積層体を得た。上記積層体の負極において、負極活物質層を設けていない銅箔の突起端部にニッケル製の負極リードを取り付け、一方、積層体の正極においては、正極活物質層を設けていないアルミニウム箔の突起端部にアルミニウム製の正極リードを超音波溶接機によって取り付けた。この積層体を、アルミラミネートフィルムの外装体内に挿入して周囲の1箇所を除いてヒートシールすることにより閉口部を形成した。そして、最後に、外装体内に上記電解液を注入した後に、残りの1箇所を真空シール機によって減圧しながらヒートシールで密封して、リチウムイオン二次電池を作製した。なお、リチウムイオン二次電池は、電解液組成分析用と充放電特性評価用の2個作製した。電解液組成分析用のリチウムイオン二次電池から電解液を採取した。次いで、採取した電解液の組成を、ICP発光を用いて分析した結果、電解液中のNaの含有量は電解液調製時の含有量(10ppm)と同じであることが確認された。
作製したリチウムイオン二次電池の電解液の組成を表1に示す。
(0.2C-初期放電容量)
作製したリチウムイオン二次電池について、0.2C(5時間で満充電となる電流密度=正極活物質1cm当たり0.6mA)の定電流密度で、4.4Vまで定電流充電した。その後、0.2Cの定電流密度で3.0Vまで放電し、その放電量を初期放電容量とした。得られた初期放電容量(mAh)を、正極活物質の質量当たりの放電容量(mAh/g)に換算した。その結果を表1に示す。
[実施例2~25、比較例1~9]
電解液のリチウムイミド塩の材料、リチウムイミド塩と溶媒の混合比、第1族、第2族の元素、その含有量を、それぞれ下記表1に示すようにしたことを除いて、実施例1と同様にして、リチウムイオン二次電池を作製した。
また、作製したリチウムイオン二次電池について、実施例1と同様に電解液を採取し、採取した電解液の組成を分析した。その結果、いずれのリチウムイオン二次電池においても電解液中の第1族、第2族の元素の含有量は電解液調製時と同じであることが確認された。
作製したリチウムイオン二次電池について、実施例1と同様に0.2C-初期放電容量を測定した。その結果を、表1に示す。
表1中、リチウムイミド塩の「LiTFSI」はリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、「LiBETI」はリチウムビス(ペンタルフルオロエタンスルホニル)イミドである。
Figure 0006992436000001
表1の結果から、第1族、第2族の元素を含む電解液を用いた実施例1~25のリチウムイオン二次電池は、0.2Cでの初期放電容量がいずれも高い値を示すことがわかる。特に、正極活物質の目付量が20mg/cm以上の実施例34~36は、実施例1~33と比較して、正極活物質層の厚さが厚く、0.2Cでの初期放電容量が高い値を示しており、セルのエネルギー密度が向上していることがわかる。
これに対して、第1族、第2族の元素を含まない電解液を用いた比較例1のリチウムイオン二次電池は、0.2Cでの初期放電容量が低かった。また、第1族、第2族以外の元素を含む電解液を用いた比較例2~9のリチウムイオン二次電池は、0.2Cでの初期放電容量がいずれも低くなった。また、リチウムイミド塩と前記溶媒の含有量比が、溶媒を本発明の範囲よりも少ない量で含む電解液を用いた比較例10のリチウムイオン二次電池、溶媒を本発明の範囲よりも多い量で含む電解液を用いた比較例11のリチウムイオン二次電池のいずれについても0.2Cでの初期放電容量が低くなった。
[実施例26~36]
電解液のリチウムイミド塩の材料、溶媒の材料を、それぞれ下記表2に示すようにしたこと、正極の正極活物質の目付量、負極活物質の材料を、それぞれ下記表3に示すようにしたこと以外は実施例1と同様にして、リチウムイオン二次電池を作製した。
作製したリチウムイオン二次電池について、実施例1と同様に電解液を採取し、採取した電解液の組成を分析した。その結果、いずれのリチウムイオン二次電池においても電解液中の第1族、第2族の元素の含有量は電解液調製時と同じであることが確認された。
また、作製したリチウムイオン二次電池について、実施例1と同様にして初期放電容量を測定し、得られた初期放電容量(mAh)を、正極活物質の質量当たりの放電容量(mAh/g)に換算した。その結果を、表3に示す。
なお、表2中、負極活物質の「シリコン」は、金属シリコン粉末を用いた。負極は、下記のようにして作製した。
金属シリコン粉末83質量部、アセチレンブラック2質量部、ポリアミドイミド15質量部、及びN-メチル-2-ピロリドン82質量部を混合し、負極活物質層形成用のスラリーを調製した。このスラリーを、銅箔(厚さ:8μm)に、負極活物質の目付量が2.0mg/cmとなるように塗布し、100℃で乾燥することで活物質層を形成した。その後、ロールプレスにより負極を加圧成形し、次いで、真空中、350℃で3時間熱処理して、負極活物質層の厚さが19μmである負極を得た。
表2中、負極活物質の「金属リチウム」は、金属リチウム箔(厚さ:20μm)を用いた。負極は、金属リチウム箔を、銅箔(厚さ:8μm)に加圧圧着させて作製した。
表2中、負極活物質の「-」は、負極活物質を用いなかった。リチウムイオン二次電池は、正極の正極活物質層と負極集電体である銅箔(厚さ:8μm)とが互いに対向するように、セパレータを介して積層したこと以外は実施例1と同様にして作製した。このリチウムイオン二次電池では、充電時は負極集電体の表面にリチウムイオンを金属リチウムとして析出させ、放電時に析出した金属リチウムをリチウムイオンとして溶解させる。
Figure 0006992436000002
Figure 0006992436000003
表3の結果から、負極活物質として、金属シリコンを使用した実施例26~28、34、金属リチウムを使用した29~31、35、集電体にリチウムを析出させた実施例32、33、36のいずれについても負極活物質としてグラファイトを用いた実施例1~25と比較してさらに0.2Cでの正極活物質の初期放電容量が高くなることがわかる。
10…セパレータ、20…正極、22…正極集電体、24…正極活物質層、26…正極活物質、28…導電材、30…負極、32…負極集電体、34…負極活物質層、40…積層体、50…外装体、60,62…リード、100…リチウム二次電池

Claims (5)

  1. リチウムイミド塩と、
    常温溶融塩からなる溶媒と、
    Mg、Caのいずれか一種の元素と、を含有し、
    前記常温溶融塩は、アニオン成分としてイミドのアニオンと、カチオン成分として窒素系カチオンと、を含有し、
    前記リチウムイミド塩と前記溶媒の含有量比が、モル比で1:0.8~1:2.0の範囲であるリチウムイオン二次電池用電解液。
  2. 前記常温溶融塩は、アニオン成分としてビス(フルオロスルホニル)イミドと、カチオン成分としてピロリジニウムカチオンと、を含有することを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用電解液。
  3. 請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用電解液と、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、を備えるリチウムイオン二次電池。
  4. 前記負極は、負極集電体と、前記負極集電体の上に設けられた負極活物質層とを有し、
    前記負極活物質層がシリコンおよび金属リチウムのうち少なくとも1種を含有する請求項3に記載のリチウムイオン二次電池。
  5. 前記正極は、正極集電体と、前記正極集電体の上に設けられた正極活物質層とを有し、
    前記正極活物質層は、目付量が20mg/cm 以上である請求項3または4に記載のリチウムイオン二次電池。
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