JP6996558B2 - 光ファイバケーブル - Google Patents
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Description
本出願は、2017年5月8日出願の日本出願第2017-092226号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
通信事業者と各家庭とを直接光ファイバで結び高速通信サービスを提供するFTTH(Fiber To The Home)サービスが開始され、加入者宅への光ファイバの引き込みや構内ネットワークなどの拡大で、複数の家庭や複数端末に分配する配線工事の需要が増大している。配線工事の作業性を向上させるために、配線用光ファイバケーブルの細径化・軽量化(いわゆる少心化)が行われている。
本開示によれば、光ファイバケーブルの少心化や光ファイバ心線の細径化などにより、実装される光ファイバ心線の断面積の和が小さくなっても、平板状介在の間の距離を略規定値に保持し、かつ、光ファイバ心線がケーブル外被に埋没することなく、専用分割工具による光ファイバ心線の取り出しが容易な光ファイバケーブルを提供することができる。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバの発明は、(1)複数本の光ファイバ心線が配列されたテープ心線と、該テープ心線の両側に配置された2本のテンションメンバと、該2本のテンションメンバを結ぶ線分と並行する位置に前記テープ心線を挟んで配置された2枚の平板状介在と、を備え、前記2本のテンションメンバと前記2枚の平板状介在とがケーブル外被で略長方形状になるように一体に被覆され、2対の切り裂きノッチが前記ケーブル外被の長手方向に形成された光ファイバケーブルであって、前記2枚の平板状介在は、前記2対の切り裂きノッチのそれぞれを結ぶ線分を超える長さを備え、かつ、前記2枚の平板状介在の間に緩衝材を有し、該緩衝材により前記2枚の平板状介在の間隔が略所定値に保持され、前記緩衝材は、前記テープ心線と接触している光ファイバケーブルである。光ファイバケーブルの少心化や光ファイバ心線の細径化などにより、実装される光ファイバ心線の断面積の和が小さくなっても、平板状介在の間の距離を略所定値に保持し、かつ、光ファイバ心線がケーブル外被に埋没することなく、専用分割工具による光ファイバ心線の取り出しが容易になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明による光ファイバケーブルの好適な実施の形態について説明する。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1Aは、本発明の第1実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。光ファイバケーブル10は、例えば断面が略長方形状の本体部20を有している。なお、光ファイバケーブル10は、屋外向けの光ファイバケーブルのように、本体部20と、支持線被覆17で周囲を覆われた支持線16を、連結部18で連結した自己支持型の構造にも適用可能である。
テープ心線13は、例えば4本の光ファイバ心線を並列に配置し、全長に亘って共通被覆でテープ状に一体化したものである。
光ファイバ心線は、例えば、標準外径125μmのガラスファイバに被覆外径が250μm前後の被覆を施した光ファイバ素線と称されるものの外側に、さらに着色被覆を施したものであるが、これらに限られるものではなく、被覆外径が165μm、200μm程度の細径ファイバであってもよい。また、光ファイバの心数は、2心、8心など任意の心数を選択できる。
平板状介在14は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に並ぶように2枚配置され、テープ心線13を挟んでケーブル長手方向に延びている。平板状介在14は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製の部材であり、ケーブル外被11の押出成形時や光ファイバケーブル10の解体時に、その内部のテープ心線13を保護する。
この緩衝材19の幅を調整し、緩衝材19を2個、テープ心線13と並べて平板状介在14の間に配置することにより、平板状介在14の間隔を、専用分割工具の刃がちょうど届くような距離(略所定値)としている。
なお、図1Aに示すように、緩衝材19は、テープ心線13の端心とケーブル外被11の接触する角度が180°以下となるように配置されている。ケーブル外被11との接触角が小さいため、テープ心線13の端心はケーブル外被11に埋没しにくくなり、テープ心線13を指先で摘まんで引っ張り出す際に、テープ樹脂が剥がれて単心分離するのを防止することができ、安全にテープ心線13をケーブル外被11から取り出すことができる。
図2Aは、本発明の第2実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。この第2実施形態と図1Aで説明した第1実施形態とは、テープ心線13の心数は同じであるものの、緩衝材19の位置、大きさ及び個数が異なる。詳しくは、図2Aに示した光ファイバケーブル10では、緩衝材19が、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に1個配置され、2枚の平板状介在14の対向する面にそれぞれ接する2枚のテープ心線13の間に挟まれて設けられている。また、本実施形態における1個の緩衝材19は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して直交する方向(横方向)について、第1実施形態における2個の緩衝材19に相当する程度の厚みを有する。他の構造は第1実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、テープ心線13の端心とケーブル外被11の接触する角度が180°以下となるように緩衝材19が配置されており、テープ心線13の端心がケーブル外被11に埋没しにくくなっている。
図2Bは、本発明の第3実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。この第3実施形態と図1Aで説明した第1実施形態とは、テープ心線13の心数は同じであるものの、緩衝材19の位置、大きさ及び個数が異なる。詳しくは、図2Bに示した光ファイバケーブル10では、緩衝材19が、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に1個配置され、2枚の平板状介在14の対向する面の一方に接して設けられている。ここで、テープ心線13は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向(縦方向)に2枚並べて配置され、緩衝材19と該緩衝材19が接している平板状介在14とは異なる平板状介在14とに挟まれて設けられている。また、本実施形態における1個の緩衝材19は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して直交する方向(横方向)について、第1実施形態における2個の緩衝材19と1枚のテープ心線13に相当する程度の厚みを有する。他の構造は第1実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、第2実施形態と同様に、テープ心線13の端心とケーブル外被11の接触する角度が180°以下となるように緩衝材19が配置されており、テープ心線13の端心がケーブル外被11に埋没しにくくなっている。
図2Cは、本発明の第4実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。この第4実施形態と図1Aで説明した第1実施形態とは、テープ心線13の心数は同じであるものの、緩衝材19の位置及び個数が異なる。詳しくは、図2Cに示した光ファイバケーブル10では、緩衝材19が、テープ心線13に対して2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向(縦方向)の両側及び同方向に対して直交する位置に2個ずつ計4個配置され、それぞれ2枚の平板状介在14の対向する面に一部、若しくは片面の全部が接して設けられている。ここで、テープ心線13は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に2枚並べて配置され、4個の緩衝材19に囲まれて設けられている。また、本実施形態における4個の緩衝材19のうち、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に設けられた2個の緩衝材19は、横方向について、第1実施形態における2個の緩衝材19に相当する程度の厚みを有する。他の構造は第1実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、第1実施形態と同様に、緩衝材19を2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に配置するとともに、テープ心線13に対して2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向(縦方向)に直交する位置にも配置することで、テープ心線13がケーブル外被11に一切接触せず、テープ心線13を取り出す際に、テープ心線13を覆うテープ樹脂が剥がれて単心分離することを防止でき、より安全にテープ心線13をケーブル外被11から取り出すことができる。
図2Dは、本発明の第5実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。この第5実施形態と図1Aで説明した第1実施形態とは、テープ心線13の心数は同じであるものの、緩衝材19の位置及び大きさが異なる。詳しくは、図2Dに示した光ファイバケーブル10では、緩衝材19が、テープ心線13に対して2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向(縦方向)に直交する位置に2個配置され、2枚の平板状介在14の対向する面に一部が接するように設けられている。ここで、テープ心線13は、2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に対して並行する位置に2枚並べて配置され、2個の緩衝材19に挟まれて設けられている。2枚の平板状介在14の少なくとも一方はテープ心線13と非接触であり、同図に示すように、ケーブル外被11は、テープ心線13と平板状介在14と緩衝材19とに囲まれた領域には存在しない。他の構造は第1実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、緩衝材19を、テープ心線13に対して2本のテンションメンバ12の中心を結ぶ方向に直交する位置に、横方向に配置することで、第1実施形態における2個の緩衝材19と2枚のテープ心線13に相当する程度の間隔を保持している。
Claims (5)
- 複数本の光ファイバ心線が配列されたテープ心線と、該テープ心線の両側に配置された2本のテンションメンバと、該2本のテンションメンバを結ぶ線分と並行する位置に前記テープ心線を挟んで配置された2枚の平板状介在と、を備え、前記2本のテンションメンバと前記2枚の平板状介在とがケーブル外被で略長方形状になるように一体に被覆され、2対の切り裂きノッチが前記ケーブル外被の長手方向に形成された光ファイバケーブルであって、
前記2枚の平板状介在は、前記2対の切り裂きノッチのそれぞれを結ぶ線分を超える長さを備え、かつ、前記2枚の平板状介在の間に緩衝材を有し、該緩衝材により前記2枚の平板状介在の間隔が略所定値に保持され、前記緩衝材は、前記テープ心線と接触している光ファイバケーブル。 - 前記2枚の平板状介在の間隔が、前記テープ心線および前記緩衝材によって略所定値に保持されている請求項1に記載の光ファイバケーブル。
- 前記テープ心線の端心と前記ケーブル外被の接触する角度が180°以下となるように前記緩衝材が配置されている、請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
- 前記2枚の平板状介在の間隔が、前記緩衝材のみによって略所定値に保持され、かつ、前記2枚の平板状介在の少なくとも一方は前記テープ心線と非接触である、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
- 前記テープ心線が、隣り合う光ファイバ心線同士を連結部と非連結部により間欠的に連結してなる間欠テープ心線である、請求項1乃至4のいずれか1に記載の光ファイバケーブル。
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