JP6998753B2 - 吊支ベルトの玉掛け玉外し装置及びそれを備えたフォークリフト用アタッチメント - Google Patents
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Description
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、吊支ベルトを使い、フォークリフトやクレーンで重量物を移送する際に、玉外し作業を自動化することにより、作業工数を削減し、作業者の負担を軽減して、容易、迅速、安全、かつ、確実に作業を行うことができる吊支ベルトの玉掛け玉外し装置及びそれを備えたフォークリフト用アタッチメントを提供することを目的とする。
玉掛け時は、前記ロッド駆動部を駆動して前記玉掛け用ロッドを前記初期位置から前記玉掛け位置に移動させることにより、前記玉掛け位置で前記環状部に挿通されて前記吊支ベルトを仮保持している前記手動ロッドを押圧して前記待機位置に移動させ、前記環状部に前記玉掛け用ロッドを挿通して前記吊支ベルトを保持し、
玉外し時は、前記ロッド駆動部を駆動して前記玉掛け用ロッドを前記玉掛け位置から前記初期位置に退避させ、前記環状部から引き抜く。
図1~図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る吊支ベルトの玉掛け玉外し装置(以下、単に玉掛け玉外し装置ともいう)17を備えたフォークリフト用アタッチメント10は、フォークリフト11のフォーク12に装着して、長尺の複数の鋼材13(例えば、丸鋼や鋼管)が束ねられた被積み付け物14(例えば直径300mm、重さ2t程度)をコンテナやトラック等に積み付けするために用いられるものである。
フォークリフト用アタッチメント10は、図1、図2に示すように、基端にフォークリフト11のフォーク12が着脱自在に装着される長尺のリフト取付ビーム15と、リフト取付ビーム15に長手方向に間隔をあけて取付けられ、それぞれが被積み付け物14を包持する吊支ベルト16の両端部を保持する2つの玉掛け玉外し装置17を有している。以下、フォークリフト11の進行方向前方側をフォークリフト用アタッチメント10の前方として説明する。
各玉掛け機構20は、フレーム部21に、リフト取付ビーム15の長手方向と平行に設けられた摺動案内部22によって摺動自在に保持された手動ロッド23を有している。この手動ロッド23は、各玉掛け玉外し装置17の前方側の待機位置24と中央部の玉掛け位置25との間を移動可能となっている。なお、手動ロッド23の前端側上部には、操作ハンドル26が設けられ、フレーム部21の上面には摺動案内部22と平行で操作ハンドル26が貫通する長孔状のガイド孔27が形成されている。これにより、作業者は操作ハンドル26を手で握り、手動ロッド23を手動で摺動させて、待機位置24から玉掛け位置25に移動させることができる。
なお、リフト取付ビーム15の先端側にはLED等を光源とする照明部48が取付けられており、積み付け先のコンテナ等の内部を照明しながら作業を行うことができる。また、リフト取付ビーム15には、ロッド駆動部32、受信機46、照明部48に電力を供給するための発電機50が取付けられている。
まず、フォークリフト11を操作し、フォークリフト用アタッチメント10を被積み付け物14の上方に移動させる。作業者は、被積み付け物14を包持するように吊支ベルト16を被積み付け物14の下方に通した後、図5(A)に示すように、手動ロッド23を待機位置24から玉掛け位置25に移動させ、吊支ベルト16の両端部の環状部18に手動ロッド23を挿通して吊支ベルト16を仮保持する。
吊支ベルト16の他方の環状部18は玉掛け用ロッド30に保持されたままの状態なので、フォークマンがフォーク12を上昇させると、玉掛け用ロッド30が引き抜かれた一方の環状部18は、コンテナ等の床面と被積み付け物14との間や隣接する被積み付け物14の間を通り抜け、積み付け作業が完了する。
なお、以上の動作において、玉掛け作業時に、手動ロッド23を環状部18に挿通し、吊支ベルト16を仮保持してから、玉掛け用ロッド30を環状部18に挿通し、吊支ベルト16を支持して玉掛け作業が完了するまでの間、被積み付け物14は地上に仮置きされた状態であり、手動ロッド23及び玉掛け用ロッド30には負荷がかかっていない。また、玉外し作業時に、玉掛け用ロッド30を環状部18から引き抜く際には、被積み付け物14は積み付け先であるコンテナ等の床面に載置された状態であり、玉掛け用ロッド30には負荷がかかっていない。
なお、図5(A)において、手動ロッド23を待機位置24から玉掛け位置25に移動させて吊支ベルト16を仮保持した後、図5(B)において、ロッド駆動部32を駆動して玉掛け用ロッド30を初期位置31から玉掛け位置25に移動させる動作は、手動ロッド23を移動させた作業者からの指示(合図)により、フォークマンが送信機45を操作して行ってもよいが、手動ロッド23が待機位置24にあるか、玉掛け位置25にあるかを手動ロッド位置検知部で検知して自動で行ってもよい。この手動ロッド位置検知部としては、玉掛け用ロッド位置検知部と同様のものが好適に用いられる。
なお、本実施の形態では、吊支ベルト16の一端部の環状部18のみを玉掛け機構20で保持し、他端部の掛止部58をピン59を介して吊上部56で保持する構成としたが、吊上部56、掛止部58、ピン59を用いる代わりに、短辺部55の他端側にも玉掛け玉外し装置17aを取付け、吊支ベルト16の他端部にも環状部を形成して、吊支ベルト16の両端部を玉掛け機構20で保持する構成としてもよい。
このように、搬送対象物に応じて吊支ベルトが太く重くなった場合でも、玉掛け時は、手動ロッド23を手動で操作して吊支ベルトの環状部に挿通した後は、自動で簡単に作業を行うことができ、玉外し時には、遠隔操作によって安全かつ確実に短時間で作業を行うことができる。
例えば、玉掛け用ロッド位置検知部と被検知部の配置は適宜、上記実施の形態に限定されるものではなく、その配置により、玉掛け用ロッド30が初期位置31にあることを直接検知するか、玉掛け位置25にあることを直接検知するかを選択することができる。また、玉掛け用ロッド位置検知部と被検知部の数を増やして、玉掛け用ロッド30が初期位置31にあることと、玉掛け位置25にあることを、別々の玉掛け用ロッド位置検知部と被検知部で検知することもできる。手動ロッド位置検知部を設ける場合も、手動ロッド位置検知部の配置により、手動ロッド23が待機位置24にあることを直接検知するか、玉掛け位置25にあることを直接検知するかを選択することができる。また、手動ロッド位置検知部の数を増やして、手動ロッド23が待機位置24にあることと、玉掛け位置25にあることを、別々の手動ロッド位置検知部で検知することもできる。
また、上記実施の形態においては、玉掛け用ロッド30が玉掛け位置25にある時に点灯し、初期位置31にある時に消灯する報知部42により、玉掛け作業及び玉外し作業の完了を報知したが、報知部はこれに限定されるものではなく、玉掛け作業及び玉外し作業の完了を報知できるものであればよい。例えば、玉掛け作業及び玉外し作業の完了時に、異なる色のランプを点灯させて報知してもよいし、ブザーやサイレン等により音を鳴らして報知してもよい。
本発明に係る玉掛け玉外し装置は、上記実施の形態に限らず、玉掛け玉外し作業を必要とする各種機器に適用して、玉掛け玉外し作業の省力性、安全性を高めることができる。
Claims (8)
- 吊支ベルトの少なくとも一方の端部に形成された環状部を着脱自在に保持する玉掛け機構を備え、該玉掛け機構は、フレーム部と、該フレーム部に摺動自在に保持され待機位置と玉掛け位置との間を移動可能な手動ロッドと、該手動ロッドと同軸上に配置された玉掛け用ロッドと、該玉掛け用ロッドを初期位置と前記玉掛け位置との間で往復動させるロッド駆動部とを有し、
玉掛け時は、前記ロッド駆動部を駆動して前記玉掛け用ロッドを前記初期位置から前記玉掛け位置に移動させることにより、前記玉掛け位置で前記環状部に挿通されて前記吊支ベルトを仮保持している前記手動ロッドを押圧して前記待機位置に移動させ、前記環状部に前記玉掛け用ロッドを挿通して前記吊支ベルトを保持し、
玉外し時は、前記ロッド駆動部を駆動して前記玉掛け用ロッドを前記玉掛け位置から前記初期位置に退避させ、前記環状部から引き抜くことを特徴とする吊支ベルトの玉掛け玉外し装置。 - 基端にフォークリフトのフォークが着脱自在に装着される長尺のリフト取付ビームを有し、該リフト取付ビームに請求項1記載の複数の吊支ベルトの玉掛け玉外し装置が、長手方向に間隔をあけて取付けられたことを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記各吊支ベルトの玉掛け玉外し装置には、2つの前記玉掛け機構が並列に配置され、前記吊支ベルトの両方の端部に形成された前記環状部が着脱自在に保持されることを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2又は3記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記ロッド駆動部の駆動を指示する信号を無線で送信する送信機と、前記リフト取付ビームに取付けられ前記送信機から送信される前記信号を受信する受信機と、前記リフト取付ビームに取付けられ前記受信機が受信した前記信号に基づいて前記ロッド駆動部の駆動を制御する制御部とを有することを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2~4のいずれか1記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記手動ロッドが前記待機位置にあるか、前記玉掛け位置にあるかを検知する手動ロッド位置検知部を有することを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2~5のいずれか1記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記玉掛け用ロッドが前記初期位置にあるか、前記玉掛け位置にあるかを検知する玉掛け用ロッド位置検知部を有することを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2~6のいずれか1記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記玉掛け用ロッドが前記初期位置にあるか、前記玉掛け位置にあるかを区別して報知する報知部を有することを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
- 請求項2~7のいずれか1記載のフォークリフト用アタッチメントにおいて、前記リフト取付ビームの先端側に取付けられた照明部を有することを特徴とするフォークリフト用アタッチメント。
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