以下、いくつかの例示用の実施形態が示されている添付図面を参照して、様々な例示用の実施形態について更に詳細に説明することとする。図では、わかりやすさを目的として、線、層、及び/又は領域の厚さが誇張されている場合がある。
相応して、例示用の実施形態は、様々な変更形態及び代替形態を有しうるが、これらの実施形態は、例示を目的として図に示されており、且つ本明細書では、これらの実施形態について詳細に説明することとする。但し、例示用の実施形態を開示されている特定の形態に限定するという意図は存在しておらず、逆に、例示用の実施形態は、本開示の範囲に含まれるすべての変更形態、均等物、及び代替形態を含むことに留意されたい。同一の符号は、図の説明の全体を通じて同一又は類似の要素を意味している。
要素が別の要素に対して「接続されている」又は「結合されている」ものとして参照された際には、その要素は、他の要素に対して直接的に接続又は結合されることが可能であり、又は介在する要素が存在してもよいことを理解されたい。対照的に、要素が別の要素に対して「直接的に接続されている」又は「直接的に結合されている」ものとして参照された際には、介在する要素は存在していない。要素間の関係を説明するために使用される他の単語(例えば、「~の間」との対比での「直接的に~の間」、「隣接している」との対比での「直接的に隣接している」など)は同様に解釈されるべきである。
本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態の説明を目的としたものに過ぎず、且つ例示用の実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用されている単数形である「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、文脈が明瞭にそうではない旨を示していない限り、複数形も同様に含むことが意図されている。「含む」、「含んでいる」、「包含する」及び/又は「包含している」という用語は、本明細書で使用された際には、記述されている特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を規定しているが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はこれらの群の存在又は追加を排除するものではないことを更に理解されたい。
そうではない旨が定義されていない限り、本明細書で使用されているすべての用語(技術及び科学用語を含む)は、例示用の実施形態が属する技術分野の当業者によって一般に理解されているものと同一の意味を有する。例えば、一般に使用されている辞書で定義されているものなどの用語は、関連技術分野の環境におけるその意味と一貫性を有する意味を有するものと解釈するべきであることを更に理解されたい。但し、本開示が、当業者によって一般に理解されている意味を逸脱した特定の意味を用語に対して付与している場合、その定義が本明細書で付与されている特定の文脈においてその意味を考慮する必要がある。
図1Aは、一実施形態による半導体装置100の概略図を示す。
半導体装置100は、半導体基板102内に配置された複数の電界効果トランジスタ構造の複数のドリフト領域101を含む。複数のドリフト領域101は、第1導電型を含む。
半導体装置100は、半導体基板102内に配置された複数の補償領域103を更に含む。複数の補償領域103は、第2導電型を含む。
複数のドリフト領域101のうちのそれぞれのドリフト領域101は、複数の補償領域103のうちの少なくとも1つの補償領域103に隣接して配置されている。
半導体装置100は、半導体基板102に配置された少なくとも1つのショットキーダイオード構造又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造104を更に含む。
半導体装置100が、半導体基板102に配置された少なくとも1つのショットキーダイオード(SD)構造又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード(MGD)構造104を含むことに起因して、SD構造又はMGD構造は、ドリフト領域とボディ領域との間においてバイポーラ/p-nボディダイオードよりも小さいフォワード電圧を有するユニポーラ電流経路を提供しうる。これは、ボディダイオード動作でのフォワード(又は導電)損失の低減をもたらしうる。半導体基板内に配置された複数の補償領域103は、ボディダイオード動作でフォワード電圧が大幅に増大した際に電荷担体を注入し、これにより、ドリフトゾーンにおける導電性の改善の実現をもたらしうる。半導体装置100の全体的なスイッチング及び/又はオン状態損失を低減することができ、且つ/又は半導体装置100のスイッチング速度を増大させることができる。
SD構造は、例えば、半導体基板102の一部分との間にショットキー接触界面(例えば、ショットキー接合)を形成するショットキー接触を含みうる。ショットキー接触は、半導体基板102の表面から半導体基板102内に延在するトレンチ構造内に形成されてもよい。例えば、SD構造又はMGD構造104の少なくとも一部分がその内部に形成されるトレンチ構造は、半導体基板102の第1横方向側面又は表面(例えば、前部表面)から垂直に半導体基板102内に延在してもよい。この代わりに、又は任意選択により、ショットキー接触は、半導体基板102の表面に又はその上部に形成されてもよい。例えば、ショットキー接触は、(半導体基板102内に垂直に延在していない)横方向電極又は接点であってもよい。
ショットキー接触の材料は、ショットキー接触と半導体基板102との間にショットキー障壁が形成されるように選択されうる。ショットキー界面は、半導体基板102内でショットキー接触とショットキーダイオード構造のドリフト領域との間に配置されてもよい。SD構造のドリフト領域は、半導体基板102の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。共通ドリフトゾーンは、接続された(又は共通の)ドリフトゾーンを形成するために相互に接続された複数の電界効果トランジスタ構造の複数のドリフト領域101(且つ/又は他のSD構造のドリフト領域及び/若しくはMGD構造のドリフト領域)を含んでもよい。
ショットキー接触は、半導体基板102がn型ドーピング半導体基板である場合、半導体基板102の電子親和力よりも小さい仕事関数を有する材料を含んでもよい(又はこれから形成されてもよい)。例えば、半導体基板102が、n型ドーピングの炭化ケイ素に基づいた基板である場合、ショットキーダイオード構造のショットキー接触の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム-銅、銅、タングステン、窒化タングステン、チタニウム、窒化チタニウム、モリブデン、窒化モリブデン、窒化ボロン、窒化炭素であってもよい。炭化ケイ素は、高い破壊又は阻止電圧を有する装置を提供するために使用されてもよい。炭化ケイ素装置の動作の際には、非常に高い電界が炭化ケイ素基板内で発生しうる。ショットキーダイオード構造のショットキー接触は、炭化ケイ素装置の動作の際に発生する最大電界よりも格段に小さい(最大電界の70%、50%、又は30%未満の)電界に曝露される炭化ケイ素基板のエリア内に配置されてもよい。例えば、ショットキー接触界面を形成するショットキー接触は、隣接する補償領域103の上方に(炭化ケイ素基板の前部側面の表面に相対的に近接して)配置されてもよい(例えば、図1b又は図1c)。この結果、炭化ケイ素装置の阻止状態において、ショットキーダイオード構造上での大きい漏洩電流を回避することができる。
MGD構造104は、(垂直の)トレンチ構造内に配置されたゲート電極材料及びゲート絶縁層を含んでもよい。MGD構造は、半導体基板102の(第1横方向)表面から半導体基板102内に延在するトレンチ構造内に形成されてもよい。ゲート絶縁(例えば、酸化ケイ素)層は、例えば、トレンチ構造の側壁上に(例えば、第1垂直側壁及び第2垂直側壁上に)且つ下部に配置されてもよい。導電性ゲート電極材料(例えば、ポリシリコン)は、例えば、ゲート絶縁層がゲート電極材料と半導体基板102との間に配置されるように、トレンチ構造内に配置されてもよい(又はこれを少なくとも部分的に充填してもよい)。MGD構造104のゲート絶縁層は、例えば、10nm~150nm(又は例えば20nm~100nm、又は例えば30nm~60nm)の最大厚さを有してもよい。最大厚さは、例えば、トレンチの側壁(又は下部)とゲート電極材料との間におけるゲート絶縁層の最大厚さであってもよい。MGD構造104のゲート絶縁層は、トレンチの側壁とゲート電極材料との間において、且つトレンチの下部とゲート電極材料との間において異なる厚さを有してもよい。例えば、MGD構造104のゲート絶縁の厚さは、トレンチの側壁におけるよりもトレンチの下部で大きくてもよい。
MGDダイオード構造の場合、トレンチ構造の(第1)側壁の少なくとも一部分は、MGDダイオード構造のドリフト領域(n型ドーピング)及び/又はMGDダイオード構造104のボディ領域(p型ドーピング)に隣接して配置されてもよい。例えば、MGDダイオード構造104のドリフト領域及び/又はMGDダイオード構造のボディ領域は、トレンチ構造の(第1)側壁に隣接して配置されてもよい。MGD構造のドリフト領域は、半導体基板102の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい(又はこれに接続されてもよい)。
トレンチ構造の最大横方向寸法は、例えば、0.5μm~6μm(又は例えば1μm~3μm)であってもよい。トレンチ構造の最大横方向寸法は、半導体基板102の第1横方向表面に対して水平又は平行な方向におけるトレンチ構造の第1の(実質的に)垂直の側壁と第2の(反対側の)側壁との間の最大距離であってもよい。トレンチ構造の最大垂直寸法は、例えば、200nm~6μm(又は例えば500nm~2μm)であってもよい。トレンチ構造の最大垂直寸法は、半導体基板102の第1横方向表面と直交するか又はこれに対して垂直の方向における半導体基板の第1横方向表面とトレンチ構造の下部との間の最大距離であってもよい。
ショットキーダイオード(SD)構造又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード(MGD)構造104は、少なくとも部分的に半導体基板102内に形成されてもよい。例えば、SD構造の少なくとも一部分又はMGD構造の少なくとも一部分は、半導体基板102内に形成されてもよい。
それぞれのダイオード構造104(これは、例えば、SD構造又はMGD構造であってもよい)は、例えば、半導体基板102の(第1横方向)表面と複数の補償領域103のうちの補償領域103との間に配置されてもよい。任意選択により、SD構造又はMGD構造104は、補償領域103に隣接して(例えば、直接的に隣接して)配置されてもよい。この代わりに、又は任意選択により、例えば、他のドーピング領域又は層がSD構造又はMGD構造104と補償領域103との間に配置されてもよい。任意選択により、SD構造又はMGD構造104の少なくとも一部分は、半導体基板102の(第1横方向)表面に配置されてもよい。
ダイオード構造104は、例えば、SiCのp-nダイオードよりも小さいフォワード閾値電圧を有してもよい。例えば、ショットキーダイオード構造又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造のフォワード閾値電圧は、SiCのp-nダイオードでの1.5V~6Vの又は2.8V超のフォワード電圧と比較して、0.2V~1Vであってもよい。
複数の補償領域103は、半導体装置100の平面図において、ストライプの形状、円形の形状、六角形の形状、又は多角形の形状を含む半導体基板102の領域であってもよい。ストライプ形状は、直交する第1横方向におけるよりも格段に離れた第2横方向に延在している形状であってもよい。例えば、補償領域103は、「10超×(又は100超×、又は1000超×)複数の補償領域の補償領域103の横方向幅」という横方向長さを含んでもよい。補償領域103の横方向長さは、半導体基板の前部表面に沿った最大範囲であってもよく、且つ補償領域の横方向幅(例えば、1μm~5μm又は2μm~3μm)は、半導体基板の前部表面に沿った補償領域103の最短寸法であってもよい。複数の補償領域のうちの補償領域は、そのすべてが同一の横方向長さ及び/又は同一の横方向幅を含んでもよい。この代わりに、複数の補償領域103のうちの補償領域の横方向長さ及び/又は横方向幅は、少なくとも部分的に相互に異なっていてもよい。複数の補償領域103のうちの隣接する補償領域103は、例えば、20μm未満(又は10μm未満、又は5μm未満、又は例えば約4μm)の横方向距離だけ、少なくとも1つの横方向(例えば、第1横方向)に分離されていてもよい。
更に、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、垂直範囲(例えば、垂直深さ)を含む。換言すれば、補償領域103は、例えば、(薄層状の)プレーン構造であってもよく、又は柱、壁、プレート、六角形プリズムの形状若しくは楕円の形状、(交差した)楕円若しくは立方体の積層体を(それぞれが)含んでもよい。垂直範囲は、例えば、横方向の幅より長くてもよく、且つ横方向の長さより短くてもよい。例えば、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、半導体基板102の前部表面から5μm超(又は10μm超、又は20μm超、又は50μm超)の深さで延在してもよい。例えば、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、FET構造のボディ領域104から、又は(ダイオード構造の少なくとも一部分がその内部に形成される)トレンチから、半導体基板102の後部表面に向かって半導体基板102内に垂直に延在してもよい。炭化ケイ素半導体基板の場合、臨界電界は、阻止電圧領域が同一の阻止電圧でシリコン半導体基板よりも薄くなることを許容しうる、シリコン半導体基板のものを上回る大きさのレベルであってもよい。例えば、炭化ケイ素半導体基板内での20μmのドリフトゾーンの厚さは、例えば、2000Vの阻止電圧をサポートするのに十分でありうる。
複数の補償領域103のうちの補償領域103は、例えば、複数のFET構造のうちの垂直のFET構成を通じた1つの方向において、横方向に延在してもよい。任意選択により、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、1つの方向において、エッジ終端領域内に延在してもよい。この代わりに、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、垂直のFET構成のFET構造の横方向範囲よりも格段に小さくてもよい(例えば、いくつかの補償構造が一列に配置されてもよく、且つ補償構造のいくつかの列が相互に平行に配置されてもよい)。例えば、複数の補償領域のうちの補償領域103の少なくとも一部分は、(例えば、製造公差を無視した場合に)実質的に相互に平行に配置されてもよい。
複数の補償領域103の横方向の長さに直交する断面において、補償領域103は、例えば、柱の形状、支柱の形状、壁の形状、プレートの形状、六角形プリズムの形状、楕円の形状、又は立方体の形状を含んでもよい。複数の補償領域103は、(補償領域の横方向の長さに直交する断面において)垂直のFET構成の複数のドリフト領域101に対して交互に変化する状態で配置されてもよい。例えば、複数の補償領域103は、(第1)横方向において複数のドリフト領域101に対して交互に変化する状態で配置されてもよい。例えば、垂直のFET構造のドリフト領域101は、半導体装置100内で2つの補償領域103の間で半導体基板102内に延在してもよい。
補償領域103は、第2導電型のドーピングを有してもよい。例えば、補償領域のドーピング型は、例えば、ドリフト領域101のドーピング型の反対であってもよい。補償領域103は、例えば、少なくとも1×1017ドーパント原子/cm3(又は例えば1×1017ドーパント原子/cm3~1×1019ドーパンド原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、補償領域103にわたって平均化された容積当たりのドーパンド原子(例えば、アクセプタドーパンド原子)の計測数であってもよい。
複数のFET構造の複数のドリフト領域101は、垂直のFET構成の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。例えば、複数のFET構造の複数のドリフト領域101は、例えば、半導体基板102内に配置された共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。例えば、複数のドリフト領域101は、同一のドーピング濃度及び同一の導電型を有する共通の方式でドーピングされたドリフトゾーンを形成するために、相互に接続又は結合されてもよい。ドリフト領域101は、ドリフトゾーンの共通の又は共有された部分により、補償領域103の下方に相互に接続されてもよい。任意選択により、ドリフト領域101は、例えば、複数のFET構造のチャネル領域とドレイン又はコレクタ領域との間で(例えば、補償領域103の間で又は補償領域103の下方で)、SD構造104のドリフト領域及び/又はMGD構造104のドリフト領域に接続されてもよい。
複数のFET構造の複数のドリフト領域101は、補償領域103の間における複数の(垂直の)FETのボディ領域又はチャネル領域から、半導体基板102内に垂直に延在してもよい。例えば、複数のドリフト領域101のうちのそれぞれのドリフト領域101は、半導体基板内で隣接する補償領域103の間に配置されてもよく、且つボディ領域又はチャネル領域から半導体基板102内に垂直に延在してもよい。
複数のFET構造のドリフト領域101は、例えば、複数のFET構造のオン状態では、半導体基板102の前部側面と後部側面との間を流れる電流の大部分又はすべてを搬送してもよい。例えば、FET構造のそれぞれのドリフト領域101は、FET構造のチャネルと半導体基板102の後部表面に配置された電極との間で電荷担体(又は電流)を搬送してもよい。ドリフト領域101は、例えば、高度に(又は相対的に高度に)ドーピングされた半導体基板102上に(又はその内部に)配置された低ドーピング領域であってもよい。任意選択により、第1導電型(例えば、nドーピング)と、ドリフト領域101よりも高いドーピング濃度とを有するフィールド停止領域が、ドリフト領域とFET構造の後部表面又は基板との間に配置されてもよい。
複数のFET構造の複数のドリフト領域101は、第1導電型のドーピングを有してもよい。ドリフト領域101は、少なくとも1×1017ドーパント原子/cm3(又は例えば1×1017ドーパント原子/cm3~1×1019ドーパント原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、ドリフト領域101にわたって平均化された容積当たりのドーパンド原子(例えば、アクセプタドーパント原子)の計測数であってもよい。
複数のドリフト領域101のうちのそれぞれのドリフト領域101は、複数の補償領域103のうちの少なくとも1つの補償領域103に隣接して配置されている。これに加えて、又は任意選択により、それぞれのドリフト領域101は、例えば、隣接する補償領域103の間に配置されてもよい。これに加えて、又は任意選択により、半導体基板102内のドリフト領域101は、補償領域103の深さに至るまで補償領域103によって相互に分離されていてもよい。
半導体装置100は、例えば、補償装置であってもよい。補償装置は、垂直の電界効果トランジスタ(FET)構成のドリフト領域内におけるn型及びp型ドーピングエリアの電荷の少なくとも一部分の相互補償に基づいたものであってもよい。例えば、垂直のFET構成では、交互に変化するp及びn柱又はプレート(例えば、横方向に交互に変化する構成を有する複数のドリフト領域101及び複数の補償領域103)は、対となるように配置されてもよい。複数の補償領域103のうちの補償領域103は、補償領域103が有する第1導電型のドーパントの横方向における合計数/単位面積の±25%未満(又は±15%未満、又は±10%未満、又は±5%未満、又は±2%未満、又は±1%未満)だけ、補償領域の反対側面に隣接して配置された2つのドリフト領域101が有する第1導電型(n又はp)のドーパントの横方向の合計数/単位面積の半分を逸脱した第2導電型(p又はn)のドーパントの横方向の合計数/単位面積を含んでもよい。ドーパントの横方向の合計数/単位面積は、実質的に一定であってもよく、又は異なる深さで変化してもよい。ドーパントの横方向の合計数/単位面積は、例えば、特定の深さで補償を要する補償領域103又はドリフト領域101内の自由電荷担体の数に等しくてもよく、又はこれに比例していてもよい。任意選択により、又はこの代わりに、半導体基板の横方向表面に対して平行であると共にドリフト領域101及び補償領域103と交差する平坦な断面が定義されてもよく、且つこの断面プレーン内でのドーピングが、正しい符号を伴って追加されてもよい。結果は、正しい符号を伴う追加が、個々のドーピング種(n又はp)の追加の±25%(など)未満でありうる場合に類似したものになりうる。
複数のFET構造のうちのそれぞれのFET構造は、例えば、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)構造、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)構造、又は接合型電界効果トランジスタ(JFET)構造であってもよい。例えば、例は、(例えば、SiCのMOSトランジスタ、SiCの補償トランジスタ、SiCのMOSFET、SiCの補償MOSFET、SiCのJFET、及びSiCの補償JFETなどのように)SiC半導体回路に関係したものであってもよい。
それぞれのMOSFET構造又はIGBT構造は、第1導電型(例えば、n+ドーピング)を有するソース又はエミッタ領域と、第2導電型(例えば、p型ドーピング)を有するボディ領域と、トランジスタゲート又はトランジスタゲートトレンチ構造に隣接して配置されたドリフト領域(例えば、n型ドーピング)とを含んでもよい。
FET構造がMOSFET構造である場合、MOSFET構造のドリフト領域101は、半導体基板102の第2横方向側面(例えば、後部表面)に配置されたMOSFET構造のボディ領域とMOSFET構造のドレイン領域との間に配置されてもよい。MOSFET構造のドレイン領域は、例えば、第1導電型(例えば、n+ドーピング)を有してもよい。
FET構造がIGBT構造である場合、IGBT構造のドリフト領域101は、半導体基板102の第2横方向側面(例えば、後部表面)に配置されたIGBT構造のボディ領域とIGBT構造のコレクタ領域との間に配置されてもよい。IGBT構造のコレクタ領域は、第2導電型(例えば、p+ドーピング)を有してもよい。任意選択により、第1導電型(例えば、n+ドーピング)と、ドリフト領域101よりも高度なドーピングとを有するフィールド停止領域が、IGBT構造のドリフト領域とコレクト領域との間に配置されてもよい。
第1ゲート電圧がMOSFET又はIGBTのFET構造のトランジスタゲートに印加された際に、FET構造は、オン状態にスイッチングされうる。MOSFET又はIGBTのFET構造がオン状態にある際には、MOSFET又はIGBTのFET構造のソース領域とドリフト領域との間において、ボディ領域内に導電性チャネル(例えば、n-チャネル)が形成(又は誘発)されうる。導電性チャネルは、例えば、反転チャネルを形成することにより、トランジスタゲートに隣接するボディ領域の一部分内に形成されてもよく、且つ電流フローがFET構造のソース領域とドリフト領域との間に発生しうる。
第2ゲート電圧がMOSFET又はIGBTのFET構造のトランジスタゲートに印加された際に、FET構造は、オフ状態にスイッチングされうる。MOSFET又はIGBTのFET構造がオフ状態にある際には、例えば、MOSFET又はIGBTのFET構造のドリフト領域101内に欠乏領域が部分的に形成されることになり、従って、FET構造のソース領域とドリフト領域との間における電流フローが低減又は終了することになる。
FET構造がJFET構造である場合、JFET構造のドリフト領域101は、半導体基板102の第2横方向側面(例えば、後部表面)に配置されたJFET構造のチャネル領域とJFET構造のドレイン領域との間に配置されてもよい。JFET構造のドレイン領域は、例えば、第1導電型(例えば、n+ドーピング)を有してもよい。JEFT構造のチャネル領域は、半導体基板102の第1横方向側面に配置されたJEFT構造のドリフト領域101とJFET構造のソース領域との間に配置されてもよい。JFET構造のチャネル領域及びJFET構造のドリフト領域101は、例えば、同一の(例えば、第1の)導電型(例えば、n型ドーピング)及び/又はドーピング濃度を有してもよい。JFET構造のトランジスタゲートは、チャネル領域の導電性又は抵抗値を制御するために、且つ従って、JFET構造のソース領域からJFET構造のドレイン領域に向かってチャネル領域を通じて伝導される電流を制御するために使用されてもよい。例えば、少なくとも1つのp-n接合は、チャネル領域(n型ドーピング)の側面とチャネル領域に隣接して配置されたゲートドーピング領域(例えば、p型ドーピング)との間に形成されてもよい。トランジスタゲートは、ゲートドーピング領域とチャネル領域との間のp-n接合を制御してもよく、且つ従って、p-n接合によって生成される欠乏領域のサイズを制御することにより、チャネル領域の導電性又は抵抗値を制御してもよい。例えば、n型ドーピング領域内の導電チャネル領域(即ち、例えば、n-チャネル)が、移動可能な担体が欠乏した状態とされてもよく、又はp-n接合によって狭窄状態とされてもよい。
第1ゲート電圧がJFET構造のトランジスタゲートに印加された場合、FET構造は、(例えば、順バイアスされるなどのように)オン状態にスイッチングされうる(即ち、オン状態となりうる)。JFET構造がオン状態にある際には、JFET構造のソース領域とドリフト領域との間に導電性チャネル(例えば、n-チャネル)が形成されうる(又は存在しうる)。例えば、JFET構造のソース領域とJFET構造のドリフト領域との間に電流フローが発生しうる。
第2ゲート電圧がJFET構造のトランジスタゲートに印加された場合、FET構造は、オフ状態にスイッチングされうる。JFET構造がオフ状態にある際には、p-n接合の欠乏領域が増大することになり、且つJFET構造のチャネル領域内に延在し、これにより、導電性を低減又は制限しうる、即ち、JFET構造のチャネル領域の抵抗値を増大させうる。チャネル領域で電荷担体が欠乏することに起因して、例えば、JFET構造のソース領域とJFET構造のドリフト領域との間における電流フローが低減又は終了されうる。
FET構造(例えば、MOSFET、IGBT、又はJFET構造)のソース又はエミッタ領域は、1×1018ドーパント原子/cm3超(又は例えば1×1018ドーパント原子/cm3~1×1020ドーパント原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、FET構造102のソース又はエミッタ領域にわたって平均化された容積当たりのドーパント原子の計測数であってもよい。
FET構造(例えば、MOSFET、IGBT、又はJFET構造)のドレイン又はコレクタ領域は、1×1017ドーパント原子/cm3超(又は例えば1×1017ドーパント原子/cm3~1×1020ドーパント原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、FET構造102のドレイン又はコレクタ領域にわたって平均化された容積当たりのドーパント原子の計測数であってもよい。
MOSFET又はIGBT構造のボディ領域は、5×1016ドーパント原子/cm3~1×1019ドーパント原子/cm3(又は例えば2×1017ドーパント原子/cm3~1×1018ドーパント原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、FET構造102のボディ領域にわたって平均化された容積当たりのドーパント原子の計測数であってもよい。
第1導電型を含む領域は、(例えば、アルミニウムイオン又はボロンイオンを内蔵することによって生成された)p型ドーピング領域又は(例えば、窒素イオン、リンイオン、又はヒ素イオンを内蔵することによって生成された)n型ドーピング領域であってもよい。この結果、第2導電型は、反対のn型ドーピング領域又はp型ドーピング領域を意味している。換言すれば、第1導電型は、n型ドーピングを意味してもよく、且つ第2導電型は、p型ドーピングを意味してもよく、この逆も真である。
半導体装置100は、複数のFET構造のソース又はエミッタ領域に電気的に接続されたソース又はエミッタ接触構造を含んでもよい。ボディ領域の短絡接続に対するソースを生成するために、ソース又はエミッタ接触構造は、複数のFET構造のボディ領域に対して更に電気的に接続されてもよい。半導体装置100は、複数のFET構造のドレイン又はコレクタ領域に電気的に接続されたドレイン又はコレクタ接触構造を更に含んでもよい。半導体装置100は、FET構造のトランジスタゲートに電気的に接続されたトランジスタゲート接触構造を更に含んでもよい。ソース又はエミッタ接触構造、ドレイン又はコレクタ接触構造、及びトランジスタゲート接触構造のそれぞれは、半導体基板102の表面に形成されうる1つ又は複数の金属化層を含んでもよく、又はこれから形成されてもよい。ソース又はエミッタ接触構造、ドレイン又はコレクタ接触構造、及びトランジスタ接触構造のそれぞれは、例えば、半導体基板の外部で相互に電気的に絶縁されてもよい。
複数のFET構造は、例えば、少なくとも1つのSD構造又はMGD構造104に対して並列に電気的に接続されてもよい。例えば、複数のFET構造のうちのFET構造は、ダイオード構造104に対して並列に(例えば、逆並列に)接続されてもよい。ダイオード構造104は、本明細書に記述されているショットキーダイオード構造又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造104(のうちのいずれか)であってもよい。
ダイオード構造104は、FET構造が順バイアスされた際に(例えば、オン状態にスイッチングされるか又はオフ状態にスイッチングされた際に)ダイオード構造104が逆バイアスされうるように(オフ状態にスイッチングされうるように)、FET構造に対して逆並列に接続されてもよく、且つこの逆も真である。この結果、ダイオード構造104は、フリーホイーリングダイオードであってもよく、これは、FET構造が逆バイアスされた際に、FET構造のドレイン領域又はドリフト領域からの電荷担体用の経路を提供しうる。順バイアス動作中(例えば、正の電圧がトランジスタのドレインにおいて印加された際など)のn-チャネルトランジスタの場合、フリーホイーリングダイオードは阻止極性を有してもよい(なぜなら、例えば、正の電圧がカソードで印加され、且つ負の電圧がフリーホイーリングダイオードのアノードで印加されているためである)。逆バイアス動作(又はボディダイオード動作)中のn-チャネルトランジスタの場合、ソースにおけるよりも大きい負の電圧がドレインに印加された際に、フリーホイーリングダイオードは、トランジスタが導電オン状態にあるか又は阻止オフ状態にあるかとは無関係に、電流を引き受けてもよい(又は伝導してもよい)。トランジスタの順バイアス動作又はトランジスタの逆バイアス動作を実現するために、(n-チャネルトランジスタに印加された電圧極性と比較して)逆の電圧極性が、p-チャネルトランジスタのドレイン及びソースに対して提供されうることが理解されよう。
ソース又はエミッタ接触構造は、ダイオード構造104がSD構造である場合、SD構造のショットキー接触界面(又は例えばショットキー接触)に、又はダイオード構造104がMGD構造である場合、MGD構造のゲート電極に更に電気的に接続されてもよい。ソース又はエミッタ接触構造は、例えば、MGD構造のボディ領域に更に電気的に接続されてもよい。ソース又はエミッタ接触構造は、複数の補償領域に更に電気的に接続されてもよい。任意選択により、ソース又はエミッタ接触構造は、例えば、ソース又はエミッタ接触構造と複数の補償領域103との間に配置されたSD構造又はMGD構造104を介して(又は通じて)、複数の補償領域103に電気的に接続されてもよい。
ドレイン又はコレクタ接触構造は、SD構造又はMGD構造104のドリフト領域及び/又はFET構造のドリフト領域に電気的に接続されてもよい。例えば、ドレイン又はコレクタ接触構造は、共通ドリフトゾーンに電気的に接続されてもよい。
それぞれの半導体装置100は、例えば、10V超(例えば、10V、20V、又は50Vの破壊電圧)、100V超(例えば、200V、300V、400V、又は500Vの破壊電圧)、若しくは500V超(例えば、600V、700V、800V、又は1000V)の破壊電圧、又は1000V超(例えば、1200V、1500V、1700V、2000V、3300V、若しくは6500Vの破壊電圧)の破壊電圧又は阻止電圧を有するパワー半導体装置であってもよい。
半導体基板102は、シリコンに基づいた半導体基板(例えば、シリコン基板)であってもよい。例えば、半導体基板102は、シリコンのバンドギャップ(1.1eV)を上回るバンドギャップを有する広バンドギャップ半導体基板であってもよい。例えば、半導体基板102は、二元又は三元III-V族半導体基板、又は二元又は三元II-VI族半導体基板、又はダイアモンド又は炭化ケイ素(SiC)に基づいた半導体基板、又はヒ化ガリウム(GaAs)に基づいた半導体基板、又は窒化ガリウム(GaN)に基づいた半導体基板であってもよい。
半導体基板102の第1横方向表面又は前部表面は、基板の表面の上部における金属層、絶縁層、及び/又はパッシベーション層又はこれらの層のうちの1つの層の表面に対向する半導体基板102の表面であってもよい。これらの層は、それぞれ、例えば、半導体基板102の表面の一部分又は一部をカバーしてもよい。例えば、半導体基板102の前部側面は、チップの能動要素が形成される側面であってもよい。例えば、パワー半導体チップでは、チップの前部側面は、ソース領域及びゲート領域が形成されるチップの側面であってもよく、且つチップの後部側面は、ドレイン領域が形成されるチップの側面であってもよい。例えば、相対的に複雑な構造は、チップの後部側面よりもチップの前部側面に配置されてもよい。また、他の構成も可能でありうることが理解されよう。例えば、ソースが下部に位置した構成では、ソース領域及びゲート領域は、チップの後部側面に配置されてもよく、且つドレイン領域は、チップの前部側面に配置されてもよい。
半導体基板102の横方向表面は、(例えば、製造プロセスに起因した半導体構造の凹凸、又は例えば構造化された層及び/若しくは構造化されたトレンチを無視した場合に)実質的に平らなプレーンであってもよい。例えば、半導体基板102の横方向表面の横方向寸法は、100倍超だけ(又1000倍超若しくは10000倍超だけ)、主表面上の構造の最大高さを上回ってもよい。半導体基板102の(例えば、他のものからチップの基板を分離することの結果としての)基本的に垂直のエッジと比較して、横方向表面は、横方向に延在する基本的に水平の表面であってもよい。半導体基板102の横方向表面の横方向寸法は、例えば、2倍超(又は10倍超、又は100倍超)だけ、半導体基板102の基本的に垂直のエッジを上回ってもよい。
第1横方向は、例えば、半導体基板の横方向表面に対して実質的に平行な方向であってもよい。第2横方向は、例えば、半導体基板の横方向表面に対して実質的に平行であり、且つ第1横方向表面に対して直交する(又は垂直である)方向であってもよい。垂直方向は、例えば、半導体基板の横方向表面に対して実質的に直交する(又は垂直である)方向であってもよい。
半導体装置は、(例えば、図2Aに示されているように)少なくとも1つの(例えば、1つ又は複数の)遮蔽ドーピング領域を更に含んでもよい。少なくとも1つの遮蔽ドーピング領域は、第2導電型(例えば、p型ドーピング)を含んでもよい(又はこれを有してもよい)。少なくとも1つの遮蔽ドーピング領域のドーピング濃度は、例えば、複数の補償領域103のドーピング濃度を上回ってもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域は、1×1016ドーパント原子/cm3超(又は例えば1×1017ドーパント原子/cm3超、又は例えば1×1018ドーパント原子/cm3超)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、遮蔽ドーピング領域にわたって平均化された容積当たりのドーパント原子(例えば、アクセプタドーパント原子)の計測数であってもよい。
それぞれの遮蔽ドーピング領域は、ダイオード構造104に隣接して配置されてもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域は、ダイオード構造104とFET構造のドリフト領域101との間に配置されてもよい。この代わりに、これに加えて、又は任意選択により、遮蔽ドーピング領域は、例えば、複数の補償領域のうちの補償領域103とダイオード構造104との間に配置されてもよい。この代わりに、これに加えて、又は任意選択により、遮蔽ドーピング領域は、(例えば、図2Aに示されているように)ダイオード構造104から、複数のFET構造のうちのFET構造のチャネル領域に向かって延在してもよい。
遮蔽ドーピング領域は、例えば、800nm未満(又は例えば500nm未満、又は例えば10nm~400nm、又は例えば50nm~100nm)の最大横方向寸法を有してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域の最大横方向寸法は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面に対して平行な方向において、遮蔽ドーピング領域の第1の(実質的に)垂直側面と遮蔽ドーピング領域の第2の(実質的に垂直の)側面との間で計測された最大距離であってもよい。遮蔽ドーピング領域の最大垂直寸法は、例えば、200nm~4μm(又は例えば500nm~3μm)であってもよい。遮蔽ドーピング領域の最大垂直寸法は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面に直交するか又はこれに対して垂直である方向における半導体基板の第1横方向表面と遮蔽ドーピング領域の下部との間の最大距離であってもよい。
遮蔽ドーピング領域は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面において、ソース又はエミッタ接触構造に又はゲート接触構造に電気的に接続されてもよい。
FET構造のボディ領域とドリフト領域との間のp-n接合は、例えば、(例えば、SiCに基づいた半導体基板内での)半導体基板102の大きいバンドギャップに起因して、相対的に大きいフォワード閾値電圧(例えば、フォワード電圧)を有してもよい。閾値電圧は、例えば、フォワード動作では、MOSコンポーネント上での電圧降下よりも格段に大きくてもよい。SiCに基づいた半導体装置の場合、p型ドーピング領域(例えば、ボディ領域)内の導電性は、p型導電のためのドーパントの高活性化エネルギーと、SiC基板内における正孔の低移動度とに起因して乏しくなりうる。これに加えて、SiC構造のバイポーラ動作は、結晶の安定性に関する更なる課題に直面する。ダイオード構造104は、SiC半導体基板内で(FET構造のボディ領域とドリフト領域との間の)p-n接合のフォワード電圧を下回る(又はこれよりも小さい)正常動作でのフォワード電圧を有しうる、SiC半導体回路(又は装置)のボディダイオード機能を提供する。
相対的に小さいフォワード閾値電圧を有する別個のダイオード構造104(例えば、SiCショットキーダイオード又はMGDダイオード)は、SiC(FET構造)半導体回路に対して逆並列に実装されてもよい。第2チップの構成を通じて、合計チップ面積及び/又は費用が増大しうると共に、合計エリアの一部分のみが熱散逸のために使用されうることから、同一の合計半導体面積を有する並列回路において、(例えば、インバータのモーター動作(cosφ≒1)且つ発電機動作(cosφ≒-1)での)熱利用可能性が相対的に悪くなりうる。例えば、ダイオード構造104は、FET構造と同一の(又は共通の)半導体基板102内にモノリシックに実装されることから、第2チップ(又は半導体基板)は不要である。従って、製造費用が低く維持されうる。更に、熱能力も(例えば、モーター動作又は発電機動作において)改善されうる。更に、同一の合計半導体面積を有する並列回路を有することと、熱散逸のために合計エリアの一部分のみを使用することとが回避されうる。
本明細書に記述されている例は、SiCのp-nダイオードよりも小さいフォワード閾値電圧を有するSiC半導体回路(例えば、SiCのMOSFET、SiCの補償MOSFET、SiCのJFET、及び/又はSiCの補償JFET)内におけるモノリシックに統合された(ボディ)ダイオード構造104の機能に関係しうる。また、ボディダイオード構造104は、更なる補償領域を伴って又は伴うことなく、ソース電位でSiCのJFETのp-領域(遮蔽ドーピング領域)と統合されてもよい。MGD及び/又はSDボディダイオード構造104の統合は、場合により、例えば、SiCトランジスタの順バイアス動作のために、JFETチャネルとの間におけるものであってもよい。
いくつかの例では、ボディダイオード機能は、(例えば、構造化を簡単にするために)チップ内でスイッチング領域から空間的に分離されてもよい。例えば、ボディダイオード構造104は、セル又はトレンチ領域の周りにリングの形態で構成されてもよい。両方の領域の間の距離は、例えば、領域内での電力散逸が他の領域において拡散することができ、その結果、チップエリア全体が熱について使用されうるように十分に小さいものであってもよい。数μmの適切な厚さを有するCu層のような半導体ボディでの高熱伝導性を伴う接続では、領域の間の距離は、チップの厚さに匹敵しうるものであってよい。相対的に高度な熱伝導性の場合、距離は、例えば、熱拡散効果に起因して相対的に大きいものであってもよい。
本明細書に記述されている様々な例は、パワー半導体に印加される外部電圧が、「正常」な順バイアス動作と比較して逆極性を有しており、且つこの結果、制御回路の信号を通じて、パワー半導体を順バイアス及び阻止動作の間にスイッチングする動作状態に関するものである。逆動作状態(例えば、逆バイアス又は「バックワード」動作)では、パワー半導体内に構造的に(常に)存在しているボディダイオードは、例えば、フロー方向に分極化される。
本明細書に記述されている例では、ユニポーラ電流経路が示唆され、これは、例えば、p-nボディダイオードに対して並列に位置している。ユニポーラ電流経路は、p-n拡散電圧よりも小さいフォワード電圧を有してもよく、これは、広バンドギャップ半導体(例えば、炭化ケイ素)の場合、2.8V以上であってもよい。従って、主にボディダイオード動作でのフォワード(導電)損失が低減されうる。このユニポーラ電流経路は、例と関連して記述されているショットキー構造を通じて又はMGD構造を通じて実装されてもよい。ショットキーダイオード構造又はMGD構造は、担体のフラッディングをもたらさず、且つ従って、正常動作において電荷担体の除去が不要である。
正常動作では、例えば、p-nダイオード上に電流フローが発生せず、そのため、ドリフトゾーン内で電荷担体の注入が発生せず、且つドリフトゾーンがフラッディングされない。フラッディング電荷の欠如に起因して、(例えば、負荷端子の極性の外部的な反転から)ボディダイオードのフロー動作の阻止動作に戻る外部的に誘発されたスイッチングの際に、ボディダイオード内でのスイッチング損失が低減されうる。
担体注入の欠如に起因して、ドリフトゾーン内の導電性が制限される。これは、装置が(例えば、エラーの場合に)ボディダイオード動作において高電流密度を伝導できないことを意味している。従って、ソース電極にオーム接続された深く到達するp-領域(例えば、補償領域)は、ドリフトゾーン内に延在してもよい。これらの補償領域は、ボディダイオードのフォワード電圧の大きい増大を結果的にもたらすボディダイオードを通じて流れるフォワード電流の大きい増大の際に、電荷担体の注入をもたらし、且つ従って、ドリフトゾーン内の導電性の改善をもたらし、且つ(例えば、補償領域とドリフト領域との間のp-n接合及びSD又はMGD構造を含むボディダイオード構造の相対的に高度な全体的導電性などの)ボディダイオードの相対的に高度な導電性をもたらす。これらの対策を通じて、ユニポーラボディダイオードがもたらす欠陥が改善されうる。また、補償領域は、バイポーラ電荷担体の相対的に高速の横方向除去をもたらしうると共に、従って(他の動作状態での)相対的に大きい逆電流スパイク及びハードスイッチング動作をもたらしうる。
遮蔽構造(例えば、遮蔽ドーピング領域)は、(例えば、過電圧を通じた)ショットキーダイオード又はMGDダイオードの過負荷を防止又は低減しうる。これに加えて、又は任意選択により、遮蔽ドーピング領域は、ゲート領域に向かう方向において高電界によって生成されるブレークスルーから、半導体装置のゲート領域を保護しうる。
図1Bは、一実施形態による半導体装置120の一部分の概略図を示す。
半導体装置120は、図1Aと関連して記述されている半導体装置100に類似したものであってもよい。
ダイオード構造104は、図1Bに示されているように、モノリシックに統合されたショットキーダイオード構造であってもよい。SD構造104は、(例えば、p型ドーピング柱状体などの)補償領域103上に直接的に配置されたショットキー接触123(例えば、ショットキー接触材料)を含んでもよい。例えば、SD接触123がその内部に形成されるトレンチ構造の下部は、補償領域103の上部側面に隣接していてもよい。ショットキー接触123の少なくとも一部分は、例えば、半導体基板102の一部分との間に少なくとも1つのショットキー接触界面121を形成してもよい。ショットキー界面121は、例えば、SD接触123がその内部に形成されるトレンチ構造の側壁に配置されてもよい。ショットキー界面121は、例えば、SD構造104のショットキー接触123とドリフト領域122との間でトレンチ構造の側壁に配置されてもよい。SD構造104のドリフト領域122は、例えば、半導体基板102の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。例えば、ショットキー界面であるトレンチ構造の側壁の面積は、ショットキー界面であるトレンチ構造の下部の面積を上回っている(例えば、1.5倍だけ、2倍だけ、又は3倍だけ上回っている)。例えば、ショットキー界面は、トレンチ構造の下部では配置されておらず、又はトレンチ構造の下部の面積の50%未満(又は70%未満)は、ショットキー界面として実装されている。例えば、ドリフト領域に対するpn-接合又は補償領域に対するオーム接触が、ショットキー接触を含むトレンチ構造の下部に配置されてもよい。この結果、ショットキー界面での高電界が回避されうるが、トレンチ構造の下部が高電界の領域内に到達しうる。ショットキー界面は、垂直に配置されてもよく、且つ補償領域によって電界から遮蔽された位置に配置されてもよい。
トレンチ構造(垂直配置)の側壁にショットキー界面を実装することにより、横方向の空間の需要が電流搬送容量から結合解除されうるか、又はこれから独立しうる。セル密度を低減することなく、相対的に大きいトレンチ深さにより、電流搬送容量を増大させることができる。
任意選択により、ショットキー接触材料123は、トレンチ構造の下部ではなく、トレンチの側壁(又はその上部)にのみ形成されてもよい。異なる(又は第2の)導電性材料(又は導電性材料の層積層体)が、トレンチ構造内でトレンチ構造の側壁に又はその上部に形成されたショットキー接触材料123の間に形成されてもよい。第2導電性材料は、例えば、トレンチ構造の下部で補償領域103の上部側面に対する接触を形成してもよい。任意選択により、トレンチ構造の異なる表面における障壁の高さは異なっていてもよい。例えば、トレンチ構造の側壁における障壁の高さは、トレンチ構造の下部における障壁の高さを上回っていてもよい。例えば、トレンチ構造の側壁上のショットキー接触材料123は、相対的に小さい厚さと、強化導電性材料とを有する層であってもよい。
SD構造104(例えば、n-SiC)のドリフト領域122に対してショットキー接触123によって提供されるショットキー界面121は、トレンチ構造の側壁に位置してもよい。電界を阻止するための(p型ドーピング)遮蔽ドーピング領域は、トレンチ構造の下部の下方に(又はトレンチ構造の下部に)配置されてもよい。p型ドーピングの遮蔽ドーピング領域は、例えば、フラットな構造であってもよく、又は補償構造(又は補償領域103)のp型柱状体であってもよい。トレンチ構造の下部における電界は、p型ドーピングの遮蔽ドーピング領域に起因して低減されうる。p型柱状体の上部領域内でのショットキーダイオードの配置に起因して、例えば、阻止動作におけるフィールド強度が低減されうる。
ショットキー接触123のショットキー金属内の漏洩電流を低減するための様々な方法は、例えば、異なる材料又は金属の選択及び/又はショットキーダイオード構造104の閾値電圧の選択的な設定を含みうる。例えば、漏洩電流を低減するために、相対的に高い障壁を有するショットキー接触のショットキー金属が選択されてもよい。この代わりに、これに加えて、又は任意選択により、ショットキー障壁における電界を減衰又は低減させるために遮蔽pドーピング領域が実装されてもよい。
ソース電位に位置した深く到達するp型ドーピング柱状体103(例えば、補償領域)に起因して、ドリフトゾーン全体での電圧降下は、例えば、p-n接合上での順バイアス状態にある。従って、p-n接合は、低電流密度で注入し、これにより、高電流密度での(ボディ)ダイオード構造104の相対的に良好な導電性をもたらしうる。これは、マージされたピンショットキー構造と比較して、相対的に良好なサージ電流強度をもたらすことができ、この結果、p-n接合は、p-領域に沿ったn-領域内の低トラック電圧降下と関連したショットキー接触にわたる電圧降下が十分に大きい際にのみ、注入しうる。これは、構造に応じて、非常に大きい電流に到達した場合にのみ発生しうる。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図1Bに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A)の又は後述(図1C~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでよい。
図1Cは、一実施形態による半導体装置130の一部分の概略図を示す。図1Cに示されているように、半導体装置130は、例えば、複数の補償領域103と、複数のSD構造104とを含んでもよい。半導体装置130は、図1A及び/又は図1Bと関連して記述されている半導体装置と類似したものであってもよい。
任意選択により、複数の補償領域103のうちの補償領域103は、補償領域103とSD接触123との間の界面に配置された界面領域124を含んでもよい。界面領域124は、例えば、高ドーピング領域(p+ドーピング領域)を含んでもよい(又はこの領域であってもよい)。補償領域103の高ドーピング界面領域124のドーピング濃度は、例えば、SD接触123と補償領域103との間の接触抵抗値を制御又は変更するように選択されてもよい。高ドーピング界面領域124は、少なくとも1×1018ドーパンド原子/cm3(又は例えば1×1018ドーパント原子/cm3~1×1019ドーパンド原子/cm3)の平均ドーピング濃度を有してもよい。平均ドーピング濃度は、例えば、界面領域124にわたって平均化された容積当たりのドーパント原子(例えば、アクセプタドーパント原子)の計測数であってもよい。高ドーピング界面領域124のドーピング濃度は、例えば、補償領域103のドーピング濃度を上回っていてもよい。
図1Cに示されているように、第1導電型(例えば、n+ドーピング)を有する複数のFET構造のドレイン領域125は、例えば、半導体基板102の第2横方向側面(例えば、後部表面)に配置されてもよい。
SD接触123と、SD接触123の下方の補償領域103とは、例えば、2000V超の高阻止電圧を有する半導体装置の場合に使用されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図1Cに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A及び図1B)の又は後述(図2A~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図1Dは、一実施形態による半導体装置140の一部分の平面図の概略図を示す。図1Dに示されているように、半導体装置140は、複数の補償領域103を含んでもよい。
半導体装置の複数のFET構造及びダイオード構造104は、半導体基板102の能動部分(又は領域)151内に配置されてもよい。エッジ終端部分153は、例えば、平面図において、半導体基板102の能動部分を横方向に取り囲んでいてもよい(またはこれを横方向に包囲していてもよく、若しくはその周囲に形成されていてもよい)。
複数の補償領域103は、半導体基板102の能動部分151内に形成されてもよい。これに加えて、又は任意選択により、複数の補償領域103は、半導体基板のエッジ終端部分153に向かって又はこの内部に延在してもよい。任意選択により、すべての補償領域103は、半導体基板のエッジ終端部分153に向かって又はこの内部に延在してもよい。
任意選択により、複数の補償領域103のうちの補償領域103の第1グループは、SD又はMGD構造に接続されてもよい。例えば、複数の補償領域103のうちの補償領域103の第1グループは、図1B又は図1Cと関連して記述されているように、ダイオード(SD又はMGD)構造がその内部に形成されるトレンチ構造の下部に形成されてもよい。
任意選択により、又はこれに加えて、複数の補償領域103のうちの補償領域103の第2グループは、それぞれ、FET構造に接続されてもよい。例えば、補償領域103のうちの補償領域103の第2グループは、それぞれ、FET構造のソース領域又はボディ領域の下方に配置されてもよい。例えば、複数の補償領域103のうちの補償領域103の第2グループは、図1B又は図1Cと関連して記述されているように、SD又はMGD構造を伴っていなくてもよい。
任意選択により、補償領域103の第1グループ及び補償領域103の第2グループは、第1横方向L1において相互の関係で交互に変化する方式で配置されてもよい。例えば、補償領域の第1グループからの1つの補償領域103(又は例えば2つの、又は例えば3つ以上の補償領域103)は、補償領域103の第2グループのうちの2つの隣接する補償領域の間に配置されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図1Dに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図1C)の又は後述(図1E~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図1Eは、一実施形態による半導体装置150の補償領域103の概略図を平面図で示す。
図1Eに示されているように、補償領域の複数の第1部分は、複数のダイオード(SD又はMGD)構造104に接続されてもよい。これに加えて、又は任意選択により、補償領域の複数の第2部分は、FET構造に接続されてもよい。例えば、ダイオード構造104の代わりに、(FET構造の)複数のソース領域又はボディ領域は、補償領域103の複数の第2部分において補償領域103上に配置されてもよい。
任意選択により、補償領域の複数の第1(又はダイオード)部分及び補償領域103の複数の第2(又はトランジスタ)部分は、第2横方向L2において相互の関係で交互に変化する方式で配置されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図1Eに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図1D)の又は後述(図1F~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図1Fは、一実施形態による半導体装置160の補償領域103の概略図を平面図で示す。
図1Fに示されているように、補償領域103は、平面図において針の形状を有してもよい。例えば、第2横方向における補償領域の横方向寸法に対する第1横方向における補償領域103の横方向寸法の比率は、例えば、5:1未満であってもよい。
ショットキー接触界面121は、補償領域103上に(又はこの上方に)配置されたトレンチ構造の側壁の第1ペア上に形成されてもよい。補償領域103は、例えば、側壁の第2ペアにおいてFET構造に接続されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図1Fに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図1E)の又は後述(図2A~図10)の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Aは、一実施形態による半導体装置210の概略図を示す。半導体装置210は、図1Aと関連して記述されている半導体装置100に類似したものであってもよい。
半導体装置210は、複数のFET構造を含んでもよい。図2Aに示されている例では、複数のFET構造は、例えば、複数のJFET構造であってもよい。複数のJFET構造のうちのそれぞれのJFET構造は、ソース領域233を含んでもよい。JFET構造のそれぞれのソース領域233は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面229においてソース接触構造232に隣接して配置されてもよい。
複数のJFET構造のそれぞれのソース領域233は、例えば、ソース接触構造232と遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分との間に隣接して配置されてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、JFETのチャネル228を制御する構造の一部分を形成してもよい。例えば、n-チャネル228は、p-ドーピングゲートドーピング領域231と遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。JFET構造のそれぞれのソース領域233は、横方向分離距離により、JFET構造のゲートドーピング領域231から分離されてもよい。JFET構造のチャネル領域228の少なくとも一部分(例えば、チャネル領域の第2部分)は、半導体基板102内でJFET構造のソース領域233とJFET構造のゲートドーピング領域231との間に配置されてもよい。
p-ドーピングゲートドーピング領域231は、例えば、ゲート電極との間におけるオーム接触状態にあってもよく、且つチャネル領域228を制御している。オフ状態では、空間-電荷領域は、次のp-n接合まで(又はこれに向かって)(例えば、遮蔽ドーピング領域226に向かって)延在してもよく、この結果、チャネル領域228が欠乏しうると共に電流フローが妨げられうる。
半導体装置210は、(補償領域の横方向長さに対して直交する断面において)複数のドリフト領域101に対して交互に変化するように配置された複数の補償領域103を含んでもよい。
半導体装置210は、(SD構造又はMGD構造であってもよい)ダイオード構造104を含んでもよい。図2Aに示されている例では、ダイオード構造104は、例えば、MGD構造である。それぞれのMGD構造104は、トレンチ構造227内に配置されたゲート電極材料235及びゲート絶縁層236を含んでもよい。ゲート絶縁(例えば、酸化物)層236は、例えば、トレンチ構造の側壁上に(例えば、第1垂直側壁及び第2垂直側壁上に)且つ下部に配置されてもよい。導電性ゲート電極材料235(例えば、ポリシリコン)は、例えば、ゲート絶縁層236が、ゲート電極材料235と半導体基板102との間に配置されるように、トレンチ構造227内に配置されてもよい(又はこれを少なくとも部分的に充填してもよい)。
トレンチ構造227の(第1)側壁の少なくとも一部分は、例えば、MGDダイオード構造104のドリフト領域237(n型ドーピング)及び/又はMGDダイオード構造104のボディ領域238(p型ドーピング)に隣接して配置されてもよい。例えば、MGDダイオード構造104のドリフト領域237及び/又はMGDダイオード構造104のボディ領域238は、例えば、トレンチ構造227の(第1)側壁に隣接して配置されてもよい。MGDダイオード構造104のボディ領域238は、例えば、MGDダイオード構造104のソース領域239とMGDダイオード構造のドリフト領域237との間に配置されてもよい。MGDダイオード構造104のソース領域239は、例えば、MGDダイオード構造104のボディ領域238と半導体基板102の第1横方向表面229との間でトレンチ構造227の(第1)側壁に配置されてもよい。
半導体装置210は、少なくとも1つの(例えば、1つ又は複数の)遮蔽ドーピング領域226を更に含んでもよい。この(又はそれぞれの)遮蔽ドーピング領域226は、例えば、トレンチ構造227の側壁(例えば、第1側壁とは反対の第2側壁)及び/又は下部に隣接して配置されてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、例えば、トレンチ構造227よりも半導体基板内に深く延在してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226は、トレンチ構造227の第1側壁に沿って半導体基板102の第1横方向表面229から、トレンチ構造227の下部まで延在してもよく、この場合、遮蔽ドーピング領域226の一部分は、トレンチ構造227の下部に形成されている。
それぞれの遮蔽ドーピング領域226は、複数の補償領域のうちの補償領域103とダイオード構造(例えば、SD構造又はMGD構造)との間に配置されてもよい。この(又はそれぞれの)遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分は、半導体基板102の第1横方向表面229と補償領域103との間に位置してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分は、半導体基板102の第1横方向表面229と補償領域103の上部側面との間で(直接的に)隣接して配置されてもよい。
遮蔽ドーピング領域226の第1部分は、遮蔽ドーピング領域226の第2部分よりも小さい横方向寸法を有してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域の第2部分は、遮蔽ドーピング領域226の第1部分から(又はこれと比較して)、横方向に突出(又は延在)してもよい。遮蔽ドーピング領域226の第2部分は、例えば、遮蔽ドーピング領域226の第1部分の横方向寸法及び/又は補償領域の横方向寸法を上回る横方向寸法を有してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226は、T字又はL字の形状であってもよい。任意選択により、遮蔽ドーピング領域226の第1部分は、補償領域103の横方向寸法を下回る横方向寸法を有してもよい。任意選択により、遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分の(最大)横方向寸法は、例えば、複数の補償領域103のうちの補償領域103の横方向寸法を上回ってもよい。遮蔽ドーピング領域226は、チャネル領域228の導電性を制御してもよい。遮蔽ドーピング領域226を伴うことなしには、高いゲート阻止電圧がゲートに印加された場合でもチャネルをターンオフすることは不可能でありうる。遮蔽ドーピング領域226は、トレンチ構造227の少なくとも1つの側壁(例えば、第1側壁)の一部分及び/又は下部から、複数のFET構造のうちのFET構造のチャネル領域228に向かって延在してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分は、JFET構造のチャネル領域228に向かって延在してもよく、又はこれに直接的に隣接して配置されてもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226の第2部分は、遮蔽ドーピング領域226の第2部分が、ゲートドーピング領域231に隣接して(又はこれに対して平行に)配置されるように、JFET構造のトランジスタゲート接触構造234に隣接して配置されたゲートドーピング領域231に向かって延在(又は突出)してもよい。
JFET構造のチャネル領域228の少なくとも一部分は、遮蔽ドーピング領域226の第2部分とJFET構造のゲートドーピング領域231との間に配置されてもよい。例えば、半導体基板102内に配置されたチャネル領域228の少なくとも一部分は、半導体基板102の表面に対して実質的に水平(又は平行)であってもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226の第2部分とJFET構造のゲートドーピング領域231との間に配置されたチャネル領域228の一部分は、半導体基板102の表面に対して実質的に水平(又は平行)であってもよい。換言すれば、チャネル領域228の水平部分内の電荷担体のフローは、例えば、半導体基板102の表面に対して平行な方向におけるものであってもよい。
それぞれのJFET構造は、例えば、隣接するMGDダイオード構造104の間に、且つ/又は隣接する(又は連続した)遮蔽ドーピング領域226の間に、且つ/又は複数の補償領域103の隣接する補償領域103の間に配置されてもよい。
半導体装置210は、半導体基板102の第1横方向表面229において複数のJFET構造の複数のソース領域233に電気的に接続されたソース接触構造232を含んでもよい。遮蔽ドーピング領域226、MGD構造104のゲート電極材料235、MGD構造104のソース領域、及び/又はMGD構造104のボディ領域は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面229においてソース又はエミッタ接触構造232に電気的に接続されてもよい。
第1導電型(例えば、nドーピング)を有する複数のFET構造のドレイン領域125は、例えば、半導体基板102の第2横方向側部(例えば、後部表面)に配置されてもよい。複数のFET構造のドレイン領域125は、半導体基板102の第2横方向表面においてドレイン接触構造に電気的に接続されてもよい。
任意選択により、補償領域103の間のドリフト領域101の横方向寸法は、相対的に狭くなるように製造されてもよい。例えば、FET構造のドリフト領域の最大横方向寸法は、例えば、補償領域103の最大横方向寸法と等しくてもよい。
JFETチャネル領域228は、JFET構造のトランジスタゲート234(又はゲートドーピング領域231)とソース電位でのp型ドーピング遮蔽ドーピング領域226との間に位置してもよい。半導体装置210は、アバランシェに対して安定性を有することができ、なぜなら、ゲート234(及びゲートドーピング領域231)が、ゲートドーピング領域231及びトランジスタゲート234に向かう方向において高電界によって生成される破過から、遮蔽ドーピング領域226によって保護されうるからである。
JFET構造は、チャネル内の移動度が順バイアス動作のオン状態で制限されているSiCのMOSFETとは対照的に、チャネルが、ドーピング領域を含むと共に基板の高電子移動度を有することから、SiC技術において使用されうる。従って、装置は、相対的に小さいターンオン抵抗値を有しうる。ドレイン電極がソース電極よりも低い電位にあることを意味するボディダイオードのフォワード動作では、ドレインからの電子は、負のゲートソース電圧(JFETチャネルカットオフ)でのp型SiC(ソース電位での遮蔽ドーピング領域226)に対する高い障壁を克服しなければならず、この結果、バンドギャップに起因して大きい導電損失が生成されうる。
低フォワード閾値電圧を有するMGD構造104は、ドレイン領域125からの電子の除去を支援しうる。MGD構造104のゲート電極材料235は、トレンチ構造227内に形成されてもよく、且つソース電位がゲート電極材料235に印加されてもよい。MGD構造104のゲート電極材料235は、ゲート絶縁層236(例えば、誘電体層)により、MGD構造104の第2導電型(例えば、p型ドーピング)の材料によってドーピングされたボディ領域238から、且つp型領域(ボディ領域)の上方の(又はこれに隣接する)MGD構造104の第1導電型(例えば、n型ドーピング)の材料によってドーピングされたソース領域239から分離されてもよい。MGD構造104のボディ領域238及びMGD構造104のソース領域239は、例えば、ソース接触構造232(ソース電極)に接続されてもよい。
また、ドリフトゾーン内の電位が低減された際に、ソース電位での(MGD構造のボディ領域238とMGD構造のドリフト領域237との間の)直接的にp-n接合での電位は低減されうる。従って、n-チャネルは、MGD構造のp型ドーピングボディ領域238の適切なドーピングにより、且つゲート絶縁層236(誘電体)の厚さの適切な寸法設定により、形成又は制御されうる。n-チャネルは、例えば、p-n接合のフォワード方向における動作及び正孔の注入を伴うことなく、電子をドレイン(例えば、ドレイン領域)から直接的にn-ソース領域(ソース領域)に伝導しうる。
SiCの使用は、シリコン(Si)と比較して大きいバンドギャップに起因して、MGDセルの寸法設定を更に容易にしうる。ボディダイオード構造104の高電流密度において、且つ大きいチャネル電圧降下及びチャネル移動度により、相対的に大きいフォワード電流でのフォワード電圧の増大の低減と、ボディダイオード構造104の良好なサージ電流強度とをもたらしうるp-n接合を確立することができる。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Aに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図1C)の又は後述(図2B~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Bは、一実施形態による半導体装置220の概略図を示す。半導体装置220は、図2Aと関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。例えば、半導体装置220は、図2Aの半導体装置と関連して記述されている特徴のうちの1つ若しくは複数又はすべてを含んでもよい。
半導体装置220は、横方向に連続的に配置された連続的な(又は隣接する)ダイオード構造104の間に配置された2つのJFET構造を含んでもよい。例えば、半導体装置220は、横方向に連続的に配置された隣接する遮蔽ドーピング領域226の間に配置された2つのJFET構造を含んでもよい。例えば、2つのJFET構造は、共通の(又は共有された)トランジスタゲート及び/又は共通の(又は共有された)ゲートドーピング領域231を有してもよい。例えば、第1JFET構造のチャネル領域228及び第2JFET構造のチャネル領域228は、第1JFET構造のソース領域233と第1JFET構造の第1ソース領域233との間に配置されてもよい。例えば、第2JFET構造のチャネル領域228は、ゲートドーピング領域231の第1部分と第1遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。例えば、第2JFET構造のチャネル領域228は、同一のゲートドーピング領域231の第2(異なる)部分と第2(異なる)遮蔽ドーピング領域226との間に形成されてもよい。第1JFET構造のソース領域233及び第2JFET構造のソース領域233は、例えば、第1横方向において、第1遮蔽ドーピング領域226と第2の(隣接するか又は連続的である)遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。任意選択により、JFET構造のペアは、半導体基板内で横方向に反復的に配置されてもよい。任意選択により、MGDダイオード構造104のボディ領域238及び隣接するMGDダイオード構造104のボディ領域238は、JFET構造のそれぞれのペアの間でオーバーラップしてもよい。例えば、第1MGDダイオード構造104及び第2MGDダイオード構造104の連続したボディ領域238は、JFET構造のそれぞれのペアの間に配置されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Bに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2A)の又は後述(図2C~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Cは、一実施形態による半導体装置230の概略図を示す。図2Cに示されている例では、複数のFET構造は、例えば、複数のMOSFET又はIGBT構造であってもよい。
それぞれのMOSFET構造は、トランジスタゲート244を含んでもよい。トランジスタゲート244は、ゲートトレンチ構造248内に配置されたトランジスタゲート電極材料245及びトランジスタゲート絶縁層246を含んでもよい。トランジスタゲート絶縁(例えば、酸化物)層246は、ゲートトレンチ構造248の側壁上に(例えば、第1垂直側壁及び第2垂直側壁上に)且つ下部に配置されてもよい。導電性トランジスタゲート電極材料245(例えば、ポリシリコン)は、例えば、トランジスタゲート絶縁層246が、トランジスタゲート電極材料245と半導体基板102との間に配置されるように、ゲートトレンチ構造248内に配置されてもよい(又はこれを少なくとも部分的に充填してもよい)。MOSFET構造のトランジスタゲート244は、(相対的に厚い)ゲート誘電体によってソース領域から隔離されてもよく、且つ外部的にプレーン内で電極(例えば、ゲート接触構造)と接続されてもよい。
ゲートトレンチ構造248の少なくとも1つの側壁の少なくとも一部分は、MOSFET又はIGBT構造の第1導電型(例えば、n型ドーピング)のドリフト領域101及び/又はMOSFET又はIGBT構造の第2導電型(例えば、p型ドーピング)のボディ領域241に隣接して配置されてもよい。例えば、MOSFET又はIGBT構造のドリフト領域101及び/又はMOSFET又はIGBT構造のボディ領域241は、ゲートトレンチ構造248の(第1)側壁に隣接して配置されてもよい。MOSFET又はIGBT構造のボディ領域241は、MOSFET又はIGBT構造のソース又はエミッタ領域242とMOSFET又はIGBT構造のドリフト領域101との間に配置されてもよい。MOSFET又はIGBT構造のソース又はエミッタ領域242は、MOSFET又はIGBT構造のボディ領域241と半導体基板102の第1横方向表面229との間でゲートトレンチ構造248の(第1)側壁に配置されてもよい。
任意選択により、MOSFET又はIGBT構造のボディ領域241は、トレンチ構造227の側壁に配置された遮蔽ドーピング領域226に接続されてもよい(例えば、電気的に接続されてもよい)。例えば、MOSFET又はIGBT構造のボディ領域241及び遮蔽ドーピング領域226は、互いに隣接して配置されてもよく、又は共通ドーピング領域を形成してもよい。任意選択により、MOSFET又はIGBT構造のボディ領域241及び遮蔽ドーピング領域226は、同一のドーピング濃度を有してもよい。
半導体装置230は、少なくとも1つの(例えば、1つ又は複数の)トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247を更に含んでもよい。この(又はそれぞれの)トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、トランジスタゲートトレンチ構造248の少なくとも1つの側壁(例えば、第1側壁の反対側の第2側壁)及び/又は下部に隣接して配置されてもよい。トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、トランジスタゲートトレンチ構造248よりも半導体基板102内に深く延在してもよい。例えば、トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、半導体構造102の第1横方向表面229から、トランジスタゲートトレンチ構造248の第1側壁に沿ってトランジスタゲートトレンチ構造248の下部まで延在してもよく、この場合、トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247の一部分は、トランジスタゲートトレンチ構造248の下部に形成される。
トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、複数の補償領域のうちの補償領域103とトランジスタゲートトレンチ構造248との間に隣接して配置されてもよい。この(又はそれぞれの)トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247の少なくとも一部分は、半導体基板102の第1横方向表面229と補償領域103の上部側面との間に位置してもよい。例えば、トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247の少なくとも一部分は、半導体基板102の第1横方向表面229と補償領域103との間で(直接的に)隣接して配置されてもよい。
任意選択により、トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、遮蔽ドーピング領域226と同一の導電型及び/又はドーピング濃度を有してもよい。トランジスタゲート遮蔽ドーピング領域247は、遮蔽ドーピング領域226と類似の(又は同一の)寸法を有してもよい。
任意選択により、ゲート遮蔽ドーピング領域247及び/又は遮蔽ドーピング領域226は、トランジスタのボディ及び/又はソース電位とのオーム接触状態にあってもよい。これは、例えば、図2Cに示されているように、ゲート遮蔽ドーピング領域247及び/又は遮蔽ドーピング領域226が、補償領域103をソース電位に電気的に接続するように機能しうる際に有益でありうる。但し、これは、必須ではない。ゲート遮蔽ドーピング領域247及び/又は遮蔽ドーピング領域226は、トランジスタゲート絶縁層246及び/又はゲート絶縁層236に過大な応力を印加しないように、MGD構造のゲート電極245及び/又はゲート電極235の電圧と大幅に異なっていない電圧においてのみ、維持されうる。また、例えば、これは、例えば、ドリフト領域101のドーピングなどの反対の導電型の低ドーピングを伴うゲート遮蔽ドーピング領域247及び/又は遮蔽ドーピング領域226の間における小さいギャップによってのみ実現されうる。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Cに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2B)の又は後述(図2D~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Dは、一実施形態による半導体装置240の概略図を示す。図2Dに示されている例では、複数のFET構造は、例えば、複数のMOSFET又はIGBT構造であってもよい。
図2Dには、2つの隣接する(垂直の)MOSFET構造の間に配置されたダイオード構造が示されている。ダイオード構造104は、SD構造104であってもよい。SD構造104は、例えば、半導体基板102の一部分との間にショットキー接触界面121を形成しうるショットキー接触123を含んでもよい。ショットキー接触123は、半導体基板102の第1横方向表面229に(又はこの上部又は上方に)配置されてもよい。ショットキー接触界面121は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面229に沿って延在してもよい。ショットキー界面121は、ショットキー接触123とショットキーダイオード構造104のドリフト領域122との間に配置されてもよい。ショットキー接触界面121は、例えば、ショットキー接触123と半導体基板102との間で半導体基板102の第1横方向表面229に配置されてもよい。
ショットキー接触123及びショットキー接触界面121は、半導体基板102の第1横方向表面229に沿って、第1の(垂直の)MOSFET構造のトランジスタゲートトレンチ構造248の少なくとも1つの側壁及び/又は下部に隣接して配置されたゲート遮蔽ドーピング領域247から、第2の隣接する(垂直の)MOSFET構造に向かって横方向に延在してもよい。例えば、ショットキー接触123及びショットキー接触界面121は、第1MOSFET構造のゲート遮蔽ドーピング領域247から、第2MOSFET構造のボディ領域241に向かって(又はこれまで)横方向に延在してもよい。ショットキー接触123の第1部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において第1MOSFET構造のゲート遮蔽ドーピング領域247とオーバーラップしてもよい。ショットキー接触123の第2部分は、半導体構造102の第1横方向表面229において第2MOSFET構造のボディ領域241とオーバーラップしてもよい。例えば、横方向に延在するショットキー接触123の第1部分は、第1MOSFET構造のゲート遮蔽ドーピング領域247と半導体基板102の第1横方向表面229に配置されたソース接触構造232との間に(垂直に)配置されてもよい。例えば、横方向に延在するショットキー接触123の第2部分は、第2MOSFET構造のボディ領域241と半導体基板102の第1横方向表面229に配置された第1ソース接触構造232との間に(垂直に)配置されてもよい。
横方向に延在するショットキー接触123の(最大)厚さは、例えば、300nm未満(又は例えば200nm未満、又は例えば100nm未満)であってもよい。ショットキー接触123上に又はこの上方に配置された電力金属被覆は、2μm~10μmの厚さを有してもよい。任意選択により、ショットキー接触123は、図1A~図2Cと関連して記述されているトレンチ構造内に形成されてもよいことが理解されよう。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Dに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2C)の又は後述(図2E~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Eは、一実施形態による半導体装置250の概略図を示す。図2Eに示されている例では、複数のFET構造は、例えば、複数のJFET構造であってもよい。
ショットキー接触123は、隣接する(垂直の)JFET構造の間に配置されてもよい。JFET構造は、例えば、図2Aと関連して記述されているJFET構造に類似したものであってもよい。例えば、それぞれのJFET構造は、例えば、遮蔽ドーピング領域226の少なくとも一部分に隣接して配置された第1ソース領域233を含んでもよい。それぞれのJFET構造は、例えば、半導体基板102内に配置されたゲートドーピング領域231及びチャネル領域228を含んでもよい。
ショットキー接触123及び/又はショットキー接触界面121は、半導体基板102の第1横方向表面229に沿って、例えば、(第1)遮蔽ドーピング領域226と(実質的に)垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249との間で横方向に延在してもよい。
垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、半導体基板102の第1横方向表面229から(実質的に)垂直に半導体基板102内に延在するドーピング領域であってもよい。垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、第1ダイオード構造104と第2の(隣接する)ダイオード構造104との間に配置されてもよい。例えば、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、第1ダイオード構造104に隣接して配置された(第1)遮蔽ドーピング領域226と隣接する(連続的な)第2ダイオード構造104に隣接して配置された(第1)遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、第1JFET構造のゲートドーピング領域231と隣接する第2JFET構造のソース領域233に隣接して配置された(第1)遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。
ショットキー接触123及び/又はショットキー接触界面121は、例えば、遮蔽ドーピング領域226から、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249に向かって(又はこれまで)延在してもよい。第1遮蔽ドーピング領域226は、例えば、複数の補償領域の補償領域103とダイオード構造104との間に配置されてもよい。ショットキー接触123の第1部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において遮蔽ドーピング領域226とオーバーラップしてもよい。ショットキー接触123の第2部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249とオーバーラップしてもよい。例えば、横方向に延在するショットキー接触123の第1部分は、第1MOSFETの遮蔽ドーピング領域226と半導体基板102の第1横方向表面229に配置された第1ソース接触構造232との間に(垂直に)配置されてもよい。例えば、横方向に延在するショットキー接触123の第2部分は、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249と半導体基板102の第1横方向表面229に配置された第1ソース接触構造232との間に(垂直に)配置されてもよい。
垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、第2導電型(例えば、p型ドーピング)を含んでもよい(又はこれを具備してもよい)。垂直に延在するドーピング領域249のドーピング濃度は、複数の補償領域のドーピング濃度を上回ってもよい。例えば、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、1×1016ドーパント原子/cm3超(又は例えば1×1017ドーパント原子/cm3超、又は例えば1×1018ドーパント原子/cm3超)の正味ドーピング濃度を有してもよい。任意選択により、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、例えば、遮蔽ドーピング領域226と同一の(又は類似の)ドーピング濃度を有してもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Eに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2D)の又は後述(図2F~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Fは、一実施形態による半導体装置260の概略図を示す。半導体装置260は、図2Eと関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。
図2Eにおいて示されている垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、省略されてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、例えば、T字形状の構造であってもよい。遮蔽ドーピング領域226は、半導体基板102の第1横方向表面229から、遮蔽ドーピング領域226に隣接する補償領域103に向かって(又はこれまで)垂直に延在する第1部分を含んでもよい。遮蔽ドーピング領域226の第2部分は、遮蔽ドーピング領域226の第1部分から、第1JFET構造のチャネル領域228に向かって横方向に突出(延在)してもよい。JFET構造のチャネル領域228の少なくとも一部分は、遮蔽ドーピング領域226の第2部分とJFET構造のゲートドーピング領域231との間に配置されてもよい。遮蔽ドーピング領域226の第2部分は、遮蔽ドーピング領域226の第2部分が、JFETの横方向に延在するゲートドーピング領域231の50%超に対して平行に配置されるように、横方向に延在してもよい。
遮蔽ドーピング領域226の第3部分は、任意選択により、遮蔽ドーピング領域226の第2部分とは反対の方向において、遮蔽ドーピング領域226の第1部分から横方向に突出(又は延在)してもよい。遮蔽ドーピング領域226の第3部分は、隣接する遮蔽ドーピング領域226及び/又は隣接する第2JFET構造に向かって延在してもよい。ショットキーダイオード構造104の(n-ドーピング)ドリフト領域122の少なくとも一部分は、例えば、ショットキー接触123と遮蔽ドーピング領域226の第3部分との間で横方向に配置されてもよい。
遮蔽ドーピング領域226の第3部分は、例えば、補償領域103として、更にゲートドーピング領域231の方向に延在していない。第1遮蔽ドーピング領域226の第2部分と隣接する第2遮蔽ドーピング領域226の第3部分との間の横方向距離は、この横方向距離が、ゲート234及びショットキー接触123の方向において電界の到達範囲(又は破過)を決定するように制御されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Fに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2E)の又は後述(図2G~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図2Gは、一実施形態による半導体装置270の概略図を示す。
図2Bと関連して記述されている半導体装置と同様に、半導体装置270は、横方向に連続的に配置された連続的な(又は隣接する)ダイオード構造104の間に配置された2つのJFET構造を含んでもよい。例えば、半導体装置270は、横方向に連続的に配置された隣接する遮蔽ドーピング領域226の間に配置された2つのJFET構造を含んでもよい。例えば、2つのJFET構造は、第1ダイオード構造104に隣接する遮蔽ドーピング領域226と隣接する第2ダイオード構造104に隣接する遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。例えば、2つのJFET構造は、共通の(又は共有された)トランジスタゲート及び/又は共通の(又は共有された)ゲートドーピング領域231を有してもよい。
図2Eと関連して記述されている半導体装置と同様に、ダイオード構造104のショットキー接触123及び/又はショットキー接触界面121は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面229に沿って、(第1)遮蔽ドーピング領域226と垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249との間で横方向に延在してもよい。任意選択により、それぞれの垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249は、第1JFET構造の遮蔽ドーピング領域226と隣接する第2JFET構造の遮蔽ドーピング領域226との間に配置されてもよい。
図2A~図2Gと関連して記述されている様々な例は、それぞれ相互の関係でダイオード構造104及びFET構造の異なる構成を示す。いくつかの例では、MGD/SDセル及びMOSFET/JFETセルは、互いに直接的に隣接しているものとして示されている。例えば、それぞれのMGD/SD構造104は、MOSFET/JFET構造に隣接していてもよい(MGD-MOSFET-MGD-MOSFET構成)。いくつかの例では、半導体装置は、1つの(又はこれを上回る数の)横方向に隣接するMGD/SD構造104ごとに、2つの(又はこれを上回る数の)横方向に隣接するMOSFET/JFETセル構造の反復したブロックを含んでもよい(例えば、1つのMGDセルごとに2つのMOSセル、又は例えばMOSFET-MOSFET-MGD-MOSFET-MOSFET-MGD構成)。この代わりに、又は任意選択により、半導体装置は、2つの横方向に隣接するMGD/SD構造104ごとに、3つの横方向に隣接するMOSFET/JFETセル構造の反復したブロックを含んでもよい(例えば、2つのMGDセルごとに3つのMOSセル、又は例えばMOSFET-MOSFET-MOSFET-MGD-MGD-MOSFET-MOSFET-MOSFET-MGD-MGD構成)。この代わりに、又は任意選択により、半導体装置は、2つの横方向に隣接するMGD/SD構造104ごとに1つのMOSFET/JFETセル構造の反復したブロックを含んでもよい(例えば、2つのMGDセルごとに1つのMOSセル、又は例えばMOSFET-MGD-MGD-MOSFET-MGD-MGD構成)。この代わりに、又は任意選択により、MOSFET/JFET及びMGD/SDセルは、横方向において、横方向に交互に変化するように配置されてもよい。この代わりに、又は任意選択により、2つ又は3つ又は4つのMOSFET/JFETセルが、複数のMGD/SDセルに横方向に隣接して配置されてもよい。
MOSFET/JFET及びMGD/SDダイオードセルのピッチは、例えば、MOSFET又はJFET構造と比較して、ダイオードの必要とされる電流搬送容量に応じて変化してもよい。そのそれぞれが交互に変化するように起動されうると共に、チップの隣接する非活動部分が、例えば、熱拡散のために使用されうることから、MOSFET/JFET及びMGD/SDセルの混合した配置は、トランジスタの熱能力を改善しうる。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図2Gに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2F)の又は後述(図3A~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図3A~図3Cは、様々な実施形態による半導体装置用の可能なレイアウトの概略平面図を示す。例えば、図3A~図3Cは、MOSFET/JFET構造及びMGD/SD構造が、半導体基板102の異なる領域内での大きいブロックとして分離されうることを示す。
図3Aは、半導体装置310のレイアウトの概略平面図を示す。
半導体装置310の複数のFET構造は、半導体基板102の第1部分351(例えば、トランジスタセル領域)内に配置されてもよい。半導体装置310のダイオード構造104は、半導体基板102の第2部分352内に形成されてもよい。半導体基板102の第2部分352は、平面図において、半導体基板102の第1部分を横方向に取り囲んでいてもよい。エッジ終端部分353は、例えば、平面図において、半導体基板102の第2部分を横方向に取り囲んでいてもよい(又は横方向に包囲していてもよく、若しくはその周囲を取り囲むように形成されていてもよい)。
図3Bは、半導体装置320のレイアウトの概略平面図を示す。
半導体装置310の複数のFET構造は、半導体基板102の第1部分351(例えば、トランジスタセル領域)内に配置されてもよい。半導体装置310のダイオード構造104は、半導体基板102の第2部分352A及び半導体基板の第3部分352B内に形成されてもよい。半導体基板102の第2部分352Aは、平面図において、半導体基板102の第1部分351の第1横方向側面において(又はこれに隣接して)形成されてもよい。半導体基板102の第3部分352Bは、平面図において、半導体基板102の第1部分の第2横方向側面(第1横方向側部の反対)において(又はこれに隣接して)形成されてもよい。エッジ終端部分353は、例えば、平面図において、半導体基板102の第2部分352A、半導体基板102の第3部分352B、及び半導体基板102の第1部分351を横方向に取り囲んでいてもよい(又は横方向に包囲していてもよく、若しくはその周囲を取り囲むように形成されていてもよい)。
図3Cは、半導体装置330のレイアウトの概略平面図を示す。
半導体装置310の複数のFET構造は、半導体基板102の第1部分351(例えば、トランジスタセル領域)内に配置されてもよい。半導体装置310のダイオード構造104は、半導体基板102の第2部分352内に形成されてもよい。半導体基板102の第1部分351は、平面図において、半導体基板102の第2部分を横方向に取り囲んでいてもよい。エッジ終端部分353は、例えば、平面図において、半導体基板102の第1部分を横方向に取り囲んでいてもよい(又は横方向に包囲していてもよく、若しくはその周囲を取り囲むように形成されていてもよい)。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図3A~図3Cに示されている実施形態は、それぞれ、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2G)の又は後述(図4~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図4は、一実施形態による半導体装置400の概略図を示す。
半導体装置400は、半導体基板102に配置された電界効果トランジスタ構造461を含む。
半導体装置400は、半導体基板102の表面229から半導体基板102内に延在するトレンチ構造227を更に含む。トレンチ構造227は、トレンチ構造227内においてショットキーダイオード構造のショットキー接触界面又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造のゲートを含む。
半導体装置400は、トレンチ構造227の少なくとも1つの側壁462から、電界効果トランジスタ構造461のチャネル領域228に向かって延在する遮蔽ドーピング領域226を更に含む。
半導体装置400がショットキーダイオード構造のショットキー接触界面又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造のゲートを含むことに起因して、ドリフト領域とボディ領域との間のバイポーラ/p-nボディダイオードよりも小さいフォワード電圧を有するユニポーラ電流経路が提供されうる。これは、例えば、半導体装置400のスイッチング損失の低減、スイッチング速度の増大、及び/又はフォワード電圧降下又はフォワード損失の改善をもたらしうる。遮蔽ドーピング領域226がトレンチ構造227の少なくとも1つの側壁462の一部分から電界効果トランジスタ構造461のチャネル領域228に向かって延在していることに起因して、電界効果トランジスタ構造461のゲートは、ゲートに向かう方向において高電界によって生成される破過から、遮蔽ドーピング領域226によって保護されうる。
半導体装置400は、図1A~図3Cと関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。
電界効果トランジスタ構造461は、例えば、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)構造、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)構造、又は接合型電界効果トランジスタ(JFET)構造であってもよい。
ショットキーダイオード構造は、例えば、半導体基板102の一部分との間にショットキー接触界面(例えば、ショットキー接合)を形成するショットキー接触を含んでもよい。ショットキー界面は、例えば、ショットキー接触と(トレンチ構造227の第1側壁での)ショットキーダイオード構造のドリフト領域との間に配置されてもよい。SD構造のドリフト領域は、例えば、半導体基板102の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。
MGD構造のゲートは、(トレンチ構造227の第1側壁での)MGD構造104の第1導電型(例えば、n型ドーピング)のドリフト領域及び/又はMGDダイオード構造104の第2導電型(例えば、p型ドーピング)のボディ領域に隣接して配置されてもよい。MGD構造104のドリフト領域は、例えば、半導体基板102の共通ドリフトゾーンの一部分であってもよい。
トレンチ構造227の(第1)側壁は、例えば、SD構造のドリフト領域又はMGD構造104のドリフト領域に隣接して配置されてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、例えば、トレンチ構造227の少なくとも1つの側壁(例えば、第1側壁の反対側の第2側壁)及び/又は下部に隣接して配置されてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、例えば、トレンチ構造227よりも深く半導体基板内に延在してもよい。
半導体基板102内に配置されたチャネル領域228の少なくとも一部分は、例えば、半導体基板102の表面229に対して実質的に水平であってもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図4に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図2C)の又は後述(図5A~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図5Aは、一実施形態による半導体装置510の概略図を示す。
半導体装置510は、トレンチ構造227内において金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造104を含むトレンチ構造227を含んでもよい。MGD構造104のゲートは、例えば、トレンチ構造227内に配置されたゲート電極材料235及びゲート絶縁層236を含んでもよい。
トレンチ構造227の第1側壁の少なくとも一部分は、MGDダイオード構造104の第1導電型(例えば、n型ドーピング)のドリフト領域237及び/又はMGDダイオード構造104の第2導電型(例えば、p型ドーピング)のボディ領域238に隣接して配置されてもよい。MGDダイオード構造104のボディ領域238は、例えば、MGDダイオード構造104のソース領域239とMGDダイオード構造のドリフト領域237との間に配置されてもよい。
第1ソース接触構造232は、例えば、MGD構造104のソース領域及びMGD構造104のゲート(例えば、ゲート電極235)に電気的に接続されてもよい。MGD構造104は、トレンチ構造227内に配置されると共にソース電位において接続されたゲート電極235を含んでもよい。ゲート電極235は、ゲート絶縁層236(例えば、誘電材料)により、MGD構造104のボディ領域238から分離されてもよい。MGD構造104のn-チャネルは、例えば、MOSFETの閾値電圧よりも小さい閾値電圧を有してもよい。
半導体装置510は、例えば、トレンチ構造227の少なくとも1つの側壁(例えば、第1側壁の反対側の第2側壁)及び/又は下部に隣接して配置された遮蔽ドーピング領域226を含んでもよい。p-遮蔽ドーピング領域226は、相対的に大きい電界からゲート絶縁層236(例えば、ゲート誘電体)を保護しうる。
任意選択により、遮蔽ドーピング領域226のドーピング濃度は、横方向に変化してもよい。例えば、遮蔽ドーピング領域226のドーピング濃度は、遮蔽ドーピング領域226が、MGD構造104のチャネル又はボディ領域に向かって相対的に低いドーピング濃度(例えば、1×1016ドーパンド原子cm3~1×1017ドーパント原子/cm3)を有しうるように、且つ隣接するFET構造に向かって、且つ/又は相対的に低いドーピング濃度に隣接して相対的に高いドーピング濃度(例えば、少なくとも1×1018ドーパント原子/cm3)を有しうるように、横方向に変化してもよい。p型ドーピング遮蔽ドーピング領域226内のドーピングの横方向の変動に起因して、例えば、阻止状態で電界を遮蔽しうると共にnソース領域に対する欠乏ゾーンの進入を防止しうる相対的に小さい閾値電圧及び遮蔽ドーピングが可能になりうる。遮蔽ドーピングは、破壊場所を(例えば、チャネルから離隔した状態で)固定するために低下させられてもよく、且つ従って、MOSFETのアバランシェ強度を改善しうる。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図5Aに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図4)の又は後述(図5B~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図5Bは、一実施形態による半導体装置520の概略図を示す。
半導体装置520は、図5Aと関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。例えば、半導体装置520は、図5Aと関連して記述されているMGDダイオード構造104を含んでもよい。半導体装置520は、例えば、スーパー接合装置であってもよい。
これに加えて、又は任意選択により、トレンチ構造227の第2側壁上に(又はこれに)配置されたゲート絶縁層236の厚さは、トレンチ構造227の第1側壁上に(又はこれに)配置されたゲート絶縁層236の厚さを上回ってもよい。例えば、トレンチ構造227の第2側壁におけるゲート電極235と遮蔽ドーピング領域226との間のゲート絶縁層236の厚さは、トレンチ構造227の第1側壁上に(又はこれに)配置されたゲート絶縁層236の厚さを上回ってもよい。相対的に厚いゲート絶縁層236(酸化物)は、例えば、相対的に大きい阻止電圧を許容しうる。
遮蔽ドーピング領域226は、例えば、遮蔽ドーピング領域226と同一の導電型を有する垂直の柱構造(例えば、補償領域)の一部分であってもよい(又はこれに接続されていてもよい)。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図5Bに示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図5A)の又は後述(図6~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図6は、一実施形態による半導体装置600の一部分の概略図を示す。
半導体装置600は、半導体基板102の第1横方向表面から垂直に、半導体基板102内に垂直に延在する電極構造を含んでもよい。電極構造は、例えば、垂直寸法(又は範囲)を有してもよい。例えば、電極構造は、半導体基板102の第1横方向表面から、半導体基板102内に5μm超(又は10μm超、又は20μm超)の深さだけ延在してもよい。
電極構造は、第1部分623と、第2部分123とを有してもよい。電極構造の第1部分623は、電極構造の第2部分123よりも小さい横方向寸法を有してもよい。電極構造の第2部分123は、半導体基板102の第1横方向表面と電極構造の第1部分623との間に垂直に配置されてもよい。電極構造の第2部分123は、ショットキー接触123とSD構造104の少なくとも1つのドリフト領域122との間にショットキー接触界面121を形成する、ショットキーダイオード構造104のショットキー接触を形成してもよい(又はこれであってもよい)。例えば、電極構造の第2部分123は、SD構造104の(n型ドーピング)ドリフト領域122により、横方向に取り囲まれていてもよい。
電極構造の第1部分623は、第2部分123の下部から垂直に半導体基板102内に延在してもよい。電極構造の第1部分623は、例えば、p型ドーピング領域626によって横方向に取り囲まれていてもよい。p型ドーピング領域626は、例えば、電極構造の第1部分623と(n型ドーピング)ドリフトゾーンとの間で横方向に配置されてもよい。
(p型ドーピング領域上での)電極構造の第2部分123は、ソース電位に接続されることにより、トレンチ構造227の1つ又は複数の側壁に少なくとも1つのショットキー接触を形成してもよい。電極構造の第1部分623は、オームソース接触を形成してもよく、且つp型ドーピング領域626内の金属と整列した状態にあってもよく、又はこれによって充填されてもよい(又はこれによって横方向に取り囲まれうる)トレンチ内に埋め込まれた状態で位置してもよい。任意選択により、電極構造の第1部分623がその内部に形成されるトレンチは、鋭いエッジを有する必要はない。例えば、トレンチのエッジは、(例えば、調節されたドライエッチングプロセス及び/又は低圧力フローを伴う水素(H2)雰囲気中での温度プロセスなどの)エッチングプロセスによって丸められてもよい。
オーム接触(例えば、電極構造の第1部分623)は、トレンチの下部に沿ってフラットであるだけではなく、p型ドーピング領域626内の(又はこれによって横方向に取り囲まれている)トレンチ内に延在していることから、動的動作の更なる改善が実現されうる。トレンチが高導電性材料によって充填された場合、p-SiC柱状体内のオーム経路抵抗値が低減されうる。高導電性材料は、金属(例えば、アルミニウム、銅、タングステン、又はモリブデン)、高ドーピングされたポリSi、又は金属ケイ化物(タングステン-チタニウム)であってもよい。従って、(p-遮蔽ドーピング領域とFETドリフト領域との間における)p-nダイオードの直列抵抗値が低減されうる。ボディダイオード構造104の高電流動作が改善されうると共に、SiC内での乏しい正孔移動度の問題が解決されうる。流れ出る正孔電流が金属内で横方向に流れ、これにより、低オーム領域内で垂直に流れうると共に、従って、p型ドーピング遮蔽ドーピング領域内の電界に影響を及しえないことから、p柱状体の深く到達する接触は、FETトランジスタ構造のアバランシェ強度を改善しうる。
深く到達するp型ドーピング領域を製造するために、いくつかのプロセスが使用されうる。p型ドーピング領域は、局所的なp打込みを使用して形成されてもよい。例えば、深い垂直のp型ドーピング領域は、エピタキシャル半導体層の成長と打込みプロセスの間で反復的に交互に変化させることにより形成されてもよい。任意選択により、最も上位の層(又は部分)内での打込みは、(その内部における電極構造の材料の堆積を要する)トレンチ構造を形成するためのマスクを伴うエッチングプロセスの実行前に省略されてもよい。この結果、ショットキー接触の散乱が低減されうる。
任意選択により、トレンチフロア内での高度なp型ドーピングがスペーサ(例えば、酸化物層)上に打込まれてもよく、この結果、(例えば、トレンチフロアとの接触の際のアクセプタイオンの横方向散乱などの)側壁内でのドーピング原子の散乱が防止されうる。
この代わりに、又は任意選択により、電極トレンチは、エッチングされてもよい。電極トレンチは、エピタキシャル成長又はプラズマドーピングによる高度なp-表面ドーピングを使用することにより、p型Epi(例えば、p型エピタキシャル半導体)と整列した状態にあってもよい。トレンチ構造を形成するために、表面の近傍において、(反応イオンエッチングRIEを使用して)バックエッチングが実行されてもよい。トレンチ構造の下部を保護するために、電極トレンチの上部は、停止層(例えば、SiO2、又は例えばポリSi、又は例えば炭素、又は例えばフォトレジスト)と整列した状態にあってもよく、停止層は、RIEエッチング後に除去されてもよい。
この代わりに、トレンチの完成した側壁及びトレンチ下部は、プラズマドーピングされてもよく、又は打込みであってもよく、且つ上部領域内でp型ドーピングを除去するために、電極トレンチの上部部分は、エッチングによって拡張されてもよい(これは、トレンチの拡張された部分内での電極材料の堆積によって後続される)。この代わりに、トレンチの上部部分は、pドーピングが柱の下部領域内にのみ位置しうると共に、第2バックエッチングが放棄されうるように、カバー層によって保護されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図6に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図5B)の又は後述(図7~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図7は、一実施形態による半導体装置700の概略図を示す。
半導体装置700は、半導体基板102に配置された接合型電界効果トランジスタ構成の複数の接合型電界効果トランジスタ構造771を含む。半導体装置は、少なくとも1つの金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造704を更に含む。
半導体装置700が、ショットキーダイオード構造のショットキー接触界面又は金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造のゲートを含むことに起因して、ドリフト領域とボディ領域の間におけるバイポーラ/p-nボディダイオードよりも小さいフォワード電圧を有するユニポーラ電流経路が提供されうる。これは、例えば、半導体装置700のオン状態損失及び半導体装置700のスイッチング損失の低減、スイッチング速度の増大、及び/又はフォワード電圧降下又はフォワード損失の改善をもたらしうる。
複数の接合型電界効果トランジスタ構造771は、少なくとも1つの金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造704と並列に電気的に接続されてもよい。
複数の接合型電界効果トランジスタ構造771のうちの接合型電界効果トランジスタ構造771のチャネル領域は、半導体基板102内に配置されてもよい。チャネル領域の少なくとも一部分は、例えば、半導体基板102の表面との関係において実質的に水平に延在してもよい。
半導体装置700は、例えば、金属-絶縁-半導体ゲート制御ダイオード構造704と複数の接合型電界効果トランジスタ構造771のうちの接合型電界効果トランジスタ構造771のチャネル領域との間に配置された遮蔽ドーピング領域を更に含んでもよい。
半導体装置700は、例えば、図2Aと関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。但し、例えば、図2Aと関連して記述されている補償領域は省略されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図7に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図6)の又は後述(図8~図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図8は、一実施形態による半導体装置800の概略図を示す。
半導体装置800は、複数のJFET構造771を含んでもよい。それぞれのJFET構造771は、半導体基板102の第1横方向表面229から半導体基板102内に垂直に延在するゲートドーピング領域731を含んでもよい。ゲートドーピング領域731は、半導体基板102の第1横方向表面229に配置されたJFET構造771のソース領域と半導体基板102の第2(反対側)横方向表面に配置されたJFET構造771のドレイン領域との間におけるチャネル領域728の導電性を制御するために、JFET構造771のゲート接触によって制御されてもよく、又はこれに対して接続されてもよい。チャネル領域728は、例えば、隣接するゲートドーピング領域731の間に、且つ/又はゲートドーピング領域と遮蔽ドーピング領域226との間に垂直に配置されてもよい。チャネル領域728内の電荷担体は、JFET構造771のソース領域とJFET構造のドリフト領域101との間で垂直に流れてもよい。JFET構造771のドリフト領域101は、例えば、半導体基板102の第2横方向表面において、JFET構造771のドレイン領域に隣接して配置されてもよい。
それぞれの遮蔽ドーピング領域226は、SD構造のショットキー接触界面又はMGD構造のゲートがその内部に形成されるトレンチ構造の少なくとも1つの側壁及び/又は下部に隣接して配置されてもよい。トレンチ構造227の第1側壁の少なくとも一部分は、MGDダイオード構造104のドリフト領域237(n型ドーピング)及び/又はMGDダイオード構造104のボディ領域238(p型ドーピング)に隣接して配置されてもよい。MGDダイオード構造104のボディ領域238は、例えば、MGDダイオード構造104のソース領域239とMGDダイオード構造のドリフト領域237との間に配置されてもよい。
この代わりに、又は任意選択により、遮蔽ドーピング領域226は、トランジスタゲート接触構造に電気的に接続されてもよい。トランジスタゲート接触構造は、例えば、(ゲートドーピング領域731を制御するために)複数のFET構造のトランジスタゲートに接触してもよい(又はこれに電気的に接続されてもよい)。
JFET構造771のチャネル領域728は、例えば、隣接する(又は連続した)ダイオード構造104の間に配置されてもよい。例えば、少なくとも1つのチャネル領域728(例えば、複数のチャネル領域728)は、例えば、隣接する(又は連続した)ダイオード構造104の間に配置されてもよい。
JFET構造のソース領域233は、空間電荷ゾーンにより、JFET構造のp-ゲート731から(部分的に又は完全に)遮蔽されてもよい。MGD構造104は、例えば、ドレインからの電子がMGD構造104の端子において除去されることを許容している。例えば、低又は中間負荷電流の場合、制御駆動が使用されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細又は態様について説明する。図8に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図7)の又は後述(図9及び図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図9は、一実施形態による半導体装置900の概略図を示す。
半導体装置900は、図8と関連して記述されている半導体装置に類似したものであってもよい。例えば、半導体装置900は、図8と関連して記述されているように、複数の垂直に延在するゲートドーピング領域731及び垂直チャネル領域728を含んでもよい。
半導体装置900は、図2Dと関連して記述されているように、1つ又は複数のショットキー接触123を含んでもよい。それぞれのショットキー接触123の第1部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において、第1の垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249とオーバーラップしてもよい。ショットキー接触123の第2部分は、例えば、半導体基板102の第1横方向表面229において、第2の垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249とオーバーラップしてもよい。
任意選択により、ショットキー接触123は、半導体基板102の第1横方向表面229に配置されてもよい。この代わりに、又は任意選択により、ショットキー接触123は、例えば、第1の垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249及び第2の垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249よりも半導体基板102内に深く延在してもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図9に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図8)の又は後述(図10)の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
図10は、一実施形態による半導体装置910の概略図を示す。
半導体装置910は、半導体基板に配置された電界効果トランジスタ構造771を含んでもよい。半導体装置910は、ショットキーダイオード構造のショットキー接触123を更に含んでもよい。半導体装置910は、ショットキーダイオード構造のショットキー界面から電界効果トランジスタ構造771のチャネル領域に向かって延在する遮蔽ドーピング領域226を更に含んでもよい。
電界効果トランジスタ構造771は、図2Aと関連して記述されているように、JFET構造771であってもよい。
半導体装置910は、図2Dと関連して記述されているように、横方向に延在するショットキー接触123を含んでもよい。ショットキー接触123の第1部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域249とオーバーラップしてもよい。ショットキー接触123の第2部分は、半導体基板102の第1横方向表面229において、遮蔽ドーピング領域226とオーバーラップしてもよい。遮蔽ドーピング領域226は、半導体基板102の第1横方向表面229において、JFET構造771のソース領域233と横方向に延在するショットキー接触123との間に配置されてもよい。
上述の又は後述の実施形態と関連して、更なる詳細及び態様について説明する。図10に示されている実施形態は、提案された概念又は上述(例えば、図1A~図9)の又は後述の1つ又は複数の実施形態と関連して記述されている1つ又は複数の態様に対応する1つ又は複数の任意選択の更なる特徴を含んでもよい。
様々な例は、低閾値電圧を有するSiC回路のボディダイオード機能に関する。
1つ又は複数の特定の例と関連して記述されている態様及び特徴(例えば、半導体装置、電界効果トランジスタ構造、半導体基板、遮蔽ドーピング領域、トレンチ構造、トレンチ構造の第1側壁、トレンチ構造の下部、トレンチ構造の第2側壁、FET構造のドリフト領域、FET構造のボディ領域、垂直に延在する遮蔽ドーピング領域、FET構造のソース又はエミッタ領域、FET構造のドレイン又はコレクタ領域、MGD構造のドリフト領域、SD構造のドリフト領域、MGD構造のボディ領域、MGD構造のソース領域、ショットキー接触、ショットキー接触界面、MGD構造のゲート、JFET構造のチャネル領域)は、他の例のうちの1つ又は複数と組み合わせられてもよい。
例示用の実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ又はプロセッサ上で実行された際に、上述の方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムを更に提供してもよい。当業者は、様々な上述の方法の動作は、プログラムされたコンピュータによって実行されてもよいことを容易に認識するであろう。また、本明細書では、いくつかの例示用の実施形態は、例えば、機械又はコンピュータによる読取りが可能であると共に、命令の機械実行可能な又はコンピュータ実行可能なプログラムをエンコードしたデジタルデータストレージ媒体などのプログラムストレージ装置を含むことが意図されており、この場合、命令は、上述の方法の動作のいくつか又はすべてを実行する。プログラムストレージ装置は、例えば、デジタルメモリ、磁気ディスク及び磁気テープなどの磁気ストレージ媒体、ハードドライブ、又は光学的に読み取り可能なデジタルデータストレージ媒体であってもよい。また、更なる例示用の実施形態は、上述の方法の動作を実行するようにプログラムされたコンピュータ、又は上述の方法の動作を実行するようにプログラムされた(フィールド)プログラム可能なロジックアレイ((F)PLA)又は(フィールド)プログラム可能なゲートアレイ((F)PGA)を含むことが意図されている。
説明及び図面は、本開示の原理を例示するものに過ぎない。従って、当業者は、本明細書に明示的に記述又は図示されてはいないが、本開示の原理を実施すると共に、その趣旨及び範囲に含まれる様々な構成を考案できることを理解されたい。更に、本明細書に記述されているすべての例は、主に、本開示の原理及び当技術分野の進歩に対して本発明者によって寄与された概念を理解する際に読者を支援するという教示目的のためのものとなるようにのみ、明示的に意図されており、且つそのような具体的に記述されている例及び条件に対する限定を伴うものではないものと解釈されたい。更に、本開示の原理、態様、及び実施形態、並びにこれらの具体的な例を記述している本明細書中のすべての記述は、その均等物も包含することが意図されている。
「~するための手段」(特定の機能を実行する)と表記されている機能ブロックは、それぞれ、特定の機能を実行するように構成された回路を含む機能ブロックとして理解されるものとする。従って、「~のための手段」も、「~のために構成された又はこれに適した手段」として理解されたい。従って、特定の機能を実行するように構成された手段は、そのような手段が、(所与の時点において)必ずしもその機能を実行していることを意味するものではない。
当業者は、本明細書中の任意のブロック図が本開示の原理を実施する例示用の回路の概念図を表していることを理解するであろう。同様に、任意のフローチャート、フロー図、状態遷移図、疑似コード、及びこれらに類似したものは、コンピュータ可読媒体内で実質的に表現されうると共に、従って、コンピュータ又はプロセッサによって実行されうる様々なプロセスを表しており、これらのコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されているかどうかは問わないことを理解されたい。
更に、この結果、添付の請求項は、詳細な説明の節に組み込まれ、この場合、それぞれの請求項は、別個の実施形態としてそれ自体で効力を有している。それぞれの請求項は、別個の実施形態として、それ自体で効力を有しうるが、従属請求項は、請求項において1つ又は複数の他の請求項との特定の組合せを参照する場合があり、他の実施形態もそれぞれの他の従属又は独立請求項の主題と従属請求項との組合せを含みうることに留意されたい。このような組合せは、特定の組合せが意図されてはいないと記述されていない限り、本明細書で提案されている。更に、請求項が、独立請求項に従属して直接的に記述されていない場合にも、その請求項の特徴を任意の他の独立請求項に含めることも意図されている。
本明細書又は請求項において開示されている方法は、これらの方法の個々の動作のそれぞれを実行するための手段を有する装置によって実装されうることに更に留意されたい。
更に、本明細書又は請求項において開示されている複数の動作又は機能の開示は、特定の順序におけるものであると解釈する必要はないことを理解されたい。従って、複数の動作又は機能の開示は、そのような動作又は機能が技術的理由から相互交換可能である限り、これらを特定の順序に限定することにはならない。更に、いくつかの実施形態では、単一の動作は、複数のサブ動作を含んでもよく、又はこれらに分割されてもよい。このようなサブ動作は、明示的に排除されていない限り、この単一の動作の開示に含まれてもよく、又はその一部を構成してもよい。