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JP7015683B2 - リテーナ付コンベアチェーンの移動収納庫 - Google Patents
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JP7015683B2 - リテーナ付コンベアチェーンの移動収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、即席麺のフライや熱風乾燥等の製造プロセス等において汎用される、型枠(リテーナ)が連結されたコンベアチェーンの収納のための移動可能な収納庫に関するものである。
即席麺を初めとする各種の乾燥食品の連続生産においては、フライ処理や熱風乾燥等のステップにおいて麺線群を多孔性の型枠に収納してからフライや熱風乾燥等のステップを実施することが多い。
例えば、即席麺の製造ラインのフライ処理装置においては、蒸煮後の麺線群をカットした後、図1に示す複数の型枠を連結したリテーナ1に収納し、図2に示すように当該リテーナ1をフライ槽5に浸漬してフライ処理した後、フライ処理された麺塊7を得る。
この場合、図2に示すように、複数のリテーナ1を一対のコンベアチェーン3の間に連続的に装着したリテーナ付コンベアチェーン9を無端状に循環させて、フライ槽5への浸漬・排出を行うことが多い。
この場合、フライ処理や熱風乾燥のステップにおいては、品種やサイズによって異なる型枠(リテーナ)1を利用する場合が多く、製造ラインのフライ処理装置において特定のタイプを生産した後に、別のタイプの生産に切り替える場合においては、当該リテーナ1を交換する必要があった。
このような場合、リテーナ付コンベアチェーン9はその全体重量が大きいため、従来までにおいては特定の固定された収納場所に保管する場合が多かった。
例えば、図3に示すように製造ラインのフライ処理装置の上部空間に収納場所を設けておき、リテーナ1を交換する必要がある場合においては、製造ラインのフライ処理装置中のリテーナ付コンベアチェーン9-1に入れ替え用のリテーナ付コンベアチェーン9-2の端部2箇所をそれぞれ連結して、製造ラインのフライ処理装置中のリテーナ付コンベアチェーン9-1を収納しつつ、入れ替え用のリテーナ付コンベアチェーン9-2を製造ラインのフライ処理装置中に引き出して降ろしながら導入して、製造ラインのフライ処理装置中のリテーナ付コンベアチェーン9-1を入れ替え用のリテーナ付コンベアチェーン9-2に交換する方法等の方法を採用していた。
一方、近年の多品種少量生産に対応するニーズもより高まってきており、このような重量が大で嵩の比較的大きなリテーナ付コンベアチェーン9の多種類の収納場所を確保することが困難な状況になっていた。
このような、リテーナ付コンベアチェーン9の収納に関連する先願特許は特に無い状態にある。唯一、関連するものとしてはコンベヤベルト上へのテストチェーンの載置作業及び撤去作業を容易に行えるコンベヤに関する先行技術が開示されているのみである。
特開2016-130690号
そこで、本発明者らは、即席麺の製造ラインのフライ処理装置等においてリテーナ付コンベアチェーン9の多種類を容易に保管することができるともに、容易に交換できるようなリテーナ付コンベアチェーン9の保管態様を開発することを課題とした。
本発明者らの鋭意研究の結果、リテーナ付コンベアチェーンの収納場所として、移動可能な収納庫とすることによって、必要な場合に所定のリテーナ付コンベアチェーンを利用できることから、有効な方法であることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
“所定間隔を有する一対のコンベアチェーンと、当該所定間隔内に、複数の型枠を連結したリテーナを連続して装着したリテーナ付コンベアチェーンを収納可能な移動収納庫。”、である。
さらに、当該リテーナ付コンベアの移動収納庫は、水平方向に複数段に渡って、コンベアチェーンを収納するタイプであることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記移動収納庫が、前記リテーナ付コンベアチェーンを水平方向に複数段に渡って収納可能な移動収納庫である請求項1に記載の移動収納庫。”、である。
次に、前記リテーナ付コンベアチェーンを水平方向に複数段に渡って収納可能とする場合、前記移動収納庫が、当該移動収納庫外枠の長さ方向の両端付近に装着された一対のスプロケットを、複数段であってかつ前記長さ方向の前後において互い違いの高さで有するタイプすると好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記移動収納庫が、当該移動収納庫外枠の長さ方向の両端付近に装着された一対のスプロケットを、複数段であってかつ前記長さ方向の前後において互い違いの高さで有する移動収納庫である請求項2に記載の移動収納庫。”、である。
次に、スプロケットのうち、一部のスプロケットが水平方向に移動可能とすることによって、収納したコンベアチェーンの端部から一部の領域を外部に引き出すことができる。このため、製造ラインのフライ処理装置上のコンベアチェーンとの連結等の作業を実施し易くすることができる。
すなわち、本願第四の発明は、
“前記移動収納庫の一対のスプロケットの一部が水平方向に移動可能な請求項3に記載の移動収納庫。”、である。
次に、上記の移動収納庫は、複数を連結できるタイプであると、コンベアチェーンの長さに応じて柔軟に対応できるため好ましい。
すなわち、本願第五の発明は、
“前記移動収納庫がその複数を直列に連結可能である請求項1~4のいずれかに記載の移動収納庫。”、である。
次に、本発明は、上記移動収納庫に実際にコンベアチェーンを収納した態様も意図している。すなわち、本願第六の発明は、
“リテーナ付コンベアチェーンを収納した請求項1~5のいずれかに記載の移動収納庫。”、である。
本願発明を利用することによって、使用するリテーナが異なる多品種を製造する際においても、各種リテーナ付コンベアチェーンを移動収納庫に保持することで製造ラインのフライ処理装置から離れて保管することができる。また、交換時には製造ラインのフライ処理装置まで移動収納庫を運んでくることで迅速にリテーナ付コンベアチェーンの交換が可能となる。
リテーナ付コンベアチェーンの斜視図である。 フライ麺製造ラインのフライ処理装置の側面断面模式図である。 フライ麺製造ラインのフライ処理装置と従来までのリテーナ付コンベアチェーンの保管場所の例の模式図である。 第一の実施態様の移動収納庫の側面断面模式図である。 リテーナ付コンベアチェーン及びガイドレールの斜視図である。 第一の実施態様における第1スプロケットの移動状態を示した断面模式図である。 スプロケットの移動に伴うコンベアチェーンのガイドレールの脱着を示した斜視模式図である。 第二の実施態様の移動収納庫(第一移動収納庫と第二移動収納庫を直列に連結させたタイプ)の側面断面模式図である。 第二の実施態様の移動収納庫を即席麺の製造ラインのフライ処理装置に連結した例を示す側面断面模式図である。 図9の連結部分の拡大図である。
1 リテーナ
3 コンベアチェーン
5 フライ槽
7 フライ麺塊
9 リテーナ付コンベアチェーン
9-1 製造ラインのフライ処理装置中のリテーナ付コンベアチェーン
9-2 入れ替え用のリテーナ付コンベアチェーン
11 スプロケット
11-1 第1スプロケット
11-2 第2スプロケット
11-3 第3スプロケット
11-4 第4スプロケット
11-5 第5スプロケット
11-6 第6スプロケット
11-7 第7スプロケット
11-8 第8スプロケット
11-9 第9スプロケット
13 モータ部
15 枠体
17 キャスター
19 ガイドレール
移動収納庫 100
第一移動収納庫 100-1
第二移動収納庫 100-2
移動収納庫の第1段目 S1
移動収納庫の第2段目 S2
移動収納庫の第3段目 S3
移動収納庫の第4段目 S4
移動収納庫の第5段目 S5
移動収納庫の第6段目 S6
移動収納庫の第7段目 S7
移動収納庫の第8段目 S8
移動収納庫の第7段目 S9
移動収納庫の第8段目 S10
以下に本願の第一の実施態様について説明する。但し、本願はこの実施例に限定されるものではない。図1は本発明におけるリテーナ付コンベアチェーンの斜視図である。また、図2はフライ麺の製造ラインのフライ処理装置の側面断面模式図である。また、図4は、リテーナ付コンベアチェーンを収納した移動収納庫の第一実施態様(コンベアチェーン収納状態)の断面模式図を示してものである。
さらに図8は、移動収納庫の第二実施態様(移動収納庫を連結させたタイプ)と、当該第二実施態様の移動収納庫にコンベアチェーンを収納させた場合の断面模式図である。図9、10は、第二実施態様の移動収納庫を利用して当該移動収納庫にコンベアチェーンを製造ラインのフライ処理装置にすでに装着されたコンベアチェーンと交換する際の例を示した模式図である。
1.リテーナ付コンベアチェーン
本発明におけるリテーナ付コンベアチェーン9とは、即席麺を始め各種の食品の連続生産等において用いられる。図1に示すような複数の型枠を連結したリテーナ1と称する容器を、所定の間隔を隔てた一対のコンベアチェーン3に連続的に装着したものをいう。
当該リテーナ付コンベアチェーン9は即席麺の製造ラインのフライ処理装置等において利用されるものであり、カットされた麺線群を投入してフライ処理(油熱乾燥)や熱風乾燥に供するために用いられることが多い。また、その他、各種乾燥食品(菓子等)の製造においても利用できることは勿論である。
図1に示すようなリテーナ付コンベアチェーン9については、両側のコンベアチェーン3が一対のスプロケットに巻き掛けられて当該スプロケットを回転駆動させることによって、リテーナ1を搬送する形態が一般的である。
また、当該リテーナ付コンベアチェーン9は、製造ラインのフライ処理装置に装着されると無端状で循環する態様となる場合が多い。図2においては、フライ麺塊7の連続生産ラインについての模式図を示しているが、リテーナ付コンベアチェーン9が無端状で循環しており、上流側で投入された麺線群を所定の時間フライ処理した後において、前記リテーナ1を反転させることによって、フライ麺塊7をリテーナ1から取り出して、フライ麺塊7を順次排出する態様を示している。
また、コンベアチェーン3の駆動には、スプロケット11に連結されたモータ部13が利用されている。
2.移動収納庫の第一実施態様
本発明の第一実施態様の移動収納庫100は、図4に示すようにリテーナ付コンベアチェーン9が水平方向に挿入されるとともに、複数のスプロケット11を介して当該リテーナ付コンベアチェーン9が繋がったままの状態で上下方向に複数段に渡って収納されている。また、各段はリテーナ1が正立・倒立の状態が各段において交互となるように収納されている。
第一実施態様の移動収納庫100は、枠体15により構成されており、当該枠体15は図4に示すような一対のコンベアチェーン3の間にリテーナ1を連結したリテーナ付コンベア9を収納するための骨組みであれば足りる。また、枠体15の底面部にはその四隅に移動・旋回可能なキャスター17が装着されており、接地部となっており、移動収納庫を容易に移動可能としている。尚、移動のためのキャスター17は一例であって、移動可能とできる機構であれば特に限定されない。
枠体15の長さ方向の側面両面付近(出入側、反転側)には、収納されるリテーナ付コンベアチェーン9を反転させながら水平方向に多段に収納できるように、図4の紙面前後に一対のスプロケット11を複数有している。当該各スプロケット11は、多段であってかつ前記長さ方向の前後において互い違いの高さで有するように位置している。
すなわち、枠体15の内部には、水平方向に複数段に渡ってリテーナ付コンベアチェーン9を収納可能なように一対のコンベアチェーン3が巻き掛けられる一対のスプロケット11が回転可能に装着されている。
尚、以下の説明においては、各段のスプロケット11について、上段側から下段側に向ってそれぞれ、第1スプロケット11-1~第9スプロケット11-9とする。また、リテーナ付コンベアチェーン9が収納され、形成する各段をそれぞれ、上方から下方に向って第1段目(S1)~第10段目(S10)とする。
図4においては、コンベアチェーン3がスプロケット11に巻き掛けし、反転しながら10段となってリテーナ付コンベアチェーン9が収納されるように、出入口側に4段、反転側に5段の計9段の一対のスプロケット11が前記長さ方向の前後において互い違いの高さで配置され、回転可能に装着されている。
また、水平方向に収納されるリテーナ付コンベアチェーン9が弛まないように、各段(第1段目~第10段目)のコンベアチェーンを下方より支持できるように図5に示すように一対のコンベアチェーンに対する一対のチェーンのガイドレール19が各段に設けられている。
また、製造ラインのフライ処理装置等におけるリテーナ1の交換の際においては、コンベアチェーン3を製造ラインのフライ処理装置にまで引き延ばす必要がある。このため、コンベアチェーン3の引き出し部分が必要となるが、本実施態様においては、上述の反転側のスプロケット11のうち、最上段のスプロケット(第1スプロケット11-1)は、図6に示すようにスライドして水平方向に移動できるように構成されている。また、最下段のスプロケット(第9スプロケット11-9)も同様に水平方向に移動できるように構成されている。
スプロケット11を出入側に移動できれば、コンベアチェーン3(リテーナ付コンベアチェーン9)の先端部を含む一部の領域を外部に引き出すことができるため、製造ラインのフライ処理装置中のリテーナ付コンベアチェーン9との連結のための間隔を埋めることができコンベアチェーン9の入れ替えをスムーズに行うことができる。尚、その他の第2~第8スプロケット(11-2~11-8)は枠体15にその位置が固定されている。
尚、図4においては、最上段と最下段の第1スプロケット11-1と第9スプロケット11-9のみが移動できる態様を示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、中段の例えば第5スプロケット11-5等が移動可能であってもよいことは勿論である。
尚、図4、6及び後述する図8については、第1段目のスプロケット11-1及び第9段目のスプロケット11-9が移動中の状態を示しており、移動前のスプロケット11の状態についても図示している。
このように水平方向において左右にスライド移動可能な態様を有しているが、当該スライド移動のための構造は公知のスプロケット、シャフト、ベアリング等を利用すればよく、必要に応じて当該回転中心軸の位置をネジで固定できるようにしておいてもよい。
尚、第1スプロケット11-1と第9スプロケット11-9をスライド移動させようとする場合、上述のガイドレール19のうち、スプロケット11-1に巻き掛けられるコンベアチェーンの上方側のコンベアチェーン9を支持するガイドレール19がスプロケットの移動の妨げとなる場合があるため、第1段目と第9段目のガイドレール19は下図に示すように水平方向に、短いガイドレールのユニット単位で複数連続して配置する構成を有している。そして、スプロケット11のスライド移動に従い、ガイドレールを適宜、脱着可能となる構成を採用している。
その他、スプロケット11がスライド移動して通過する際に、図6に示すように矢印方向に一時的に移動させることで、スプロケット11のスライド移動を可能とすることもできる。
尚、このための構成は適宜公知の方法を用いればよい。例えば、ガイドレール19を揺動可能としておき、スプロケット11が移動する際に一時的に外側に逃げるような構造としておくことも可能である。
さらに、第1段目と第9段目のガイドレール19については、これを設けずに棒状部材等により部分的にコンベアチェーン3(リテーナ付コンベアチェーン9)を弛まないように支持しておくことも可能である。
また、コンベアチェーン3を弛まないように支持することなく、例えば、第1段目のリテーナ付コンベアチェーン9が第二段目のリテーナ付コンベアチェーン9の上部に載置され重なった状態としておくことも可能である。
次に、図4の第一の実施態様の移動収納庫100の場合、リテーナ付コンベアチェーン9は、枠体の側面の一方向(出入側)から挿入されて同面で排出するように構成されており(上部出入口、下部出入口)、いずれからも挿入、排出が可能となっている。但し、挿入口、排出口をいずれかに特定してもよいことは勿論である。
さらに、リテーナ付コンベアチェーン9の端部においては、リテーナ1を連結せずにコンベアチェーン3のみを有する状態としておいてもよいことは勿論である。このようにしておくことで、当該フリーのコンベアチェーン領域部分をつなぎ目として利用して後述する製造ラインのフライ処理装置におけるリテーナ付コンベアチェーン9の入れ替えのスムーズに行うことも可能である。
3.移動収納庫の第二実施態様
次に、図8においては、前述の第一の実施態様の移動収納庫を第一移動収納庫100-1とし、これに加えて第二移動収納庫100-2を連結した第二の実施態様を開示している。このように、本発明においては複数の移動収納庫100を連結させて、長く繋げられたリテーナ付コンベアチェーン9を収納することを可能とすることが可能である。
図8における第二の実施態様における第二移動収納庫100-2では、上部の第一段目にスプロケット11が設けられておらず、ガイドレール19のみの構成となっている。
尚、このようなスプロケットが一部に設けられていない態様についても本発明において意図する移動収納庫100に含まれることは勿論である。
そして、収納されるリテーナ付コンベアチェーン9は、連結された第一移動収納庫100-1と第二移動収納庫100-2の間を横断して、収納されるように構成されている。
すなわち、収納するリテーナ付コンベアチェーン9の一方の端部から、第二移動収納庫100-2の上部の第一段目を水平方向に通過するリテーナ付コンベアチェーン9は、ガイドレール19に支持された状態で第二移動収納庫100-2の枠体15を通過して横断し、第一移動収納庫100-1に移り、その第一段目を通過して、前述のように第一移動収納庫100内を水平状態で長さ方向に複数回反転を繰り返しながら通過した後、第一移動収納庫100-1の最下段を通過して、再び第二移動収納庫100-2に戻り、当該第二移動収納庫内を下段から上段に向かって水平状態で長さ方向に複数回反転を繰り返しながら通過し、第二段目から外部に向かってリテーナ付コンベアチェーン9の他方の端部となるように構成されている。また、移動収納庫100のいずれにも当該枠体15の底面部にはその四隅に旋回可能なキャスター17が装着されており、容易に移動可能としている。
4.移動収納庫とコンベアラインの連結及び交換
本発明の移動収納庫100を利用して、すでに、製造ラインのフライ処理装置に装着されているリテーナ付コンベアチェーン9-1を交換する場合を説明する。当該交換の方法は特に限定されるものではないが、例えば、第二の実施例の移動収納庫100を用いた場合、以下の図9に示すような態様がありうる。尚、図9においては一部のリテーナ1の記載は省略している。
図9の方法においては、製造ラインのフライ処理装置に装着されたリテーナ付コンベアチェーン9-1のコンベア下流側を分離して、先の第二の実施態様(連結された移動収納庫)において第一移動収納庫100-1及び第二移動収納庫100-2に収納されているリテーナ付コンベアチェーン9-2に入れ替える場合を想定している。
すなわち、図9に示すように製造ラインのフライ処理装置のリテーナ付コンベアチェーン9-1の下流側のコンベアチェーン3を外して分離するとともに、第二移動収納庫100-2の第一スプロケット11-1を左方向に移動することでリテーナ付コンベアチェーン9-2の一部を引き出す。
そして、当該引き出した部分を製造ラインのフライ処理装置上のリテーナ付コンベアチェーン9-1のコンベアチェーン3の分離端と繋げる。さらに、同様に第一移動収納庫100-1の第一スプロケット11-1を左方向に移動することよって、リテーナ付コンベアチェーン9-2の一部を引き出し、当該引き出した部分を製造ラインのフライ処理装置上のリテーナ付コンベアチェーン9-1のコンベアチェーン3のもう一方の分離端に繋げる。
尚、第一移動収納庫100-1の第9スプロケット11-9と、第二移動収納庫100-2の第8スプロケット11-8も移動可能となっており、当該移動によってもリテーナ付コンベアチェーン9の一部を外部に引き出すことが可能である。
また、上述の方法では移動収納庫100からコンベアチェーン3を引き出す場合を述べたが、製造ラインのフライ処理装置のコンベアチェーン3と、移動収納庫中のコンベアチェーン3との連結(繋め)のために、別途、繋ぎ目としてのコンベアチェーン3を利用する態様でも可能であることは勿論である。
次に、図10(図9の拡大図)(リテーナの記載は一部省略している)の矢印方向にコンベアチェーンを順次移動させることによって製造ラインのフライ処理装置上のリテーナ付コンベアチェーン9-1は移動収納庫側に収納され、移動収納庫側の入れ替え用のリテーナ付コンベアチェーン9-2は順次、製造ラインのフライ処理装置上に供給されていく。このように、移動収納庫100に収納されていたリテーナ付コンベアチェーン9-2は製造ラインのフライ処理装置に順次供給され、すべてを供給した後においては、逆に製造ラインのフライ処理装置上のリテーナ付コンベアチェーン9-1は移動収納庫100に収納された状態となる。
このように、既に製造ラインのフライ処理装置に装着されているリテーナ付コンベアチェーン9-1を新たに使用する別のタイプのリテーナ付コンベアチェーン9-2に無理なく入れ替えることが可能となる。
また、本発明の移動収納庫100は、移動式の形態であるため、製造ラインのフライ処理装置より離れてリテーナ付コンベアチェーン9を保管することができる。このため、様々な形状のリテーナを有するリテーナ付コンベアチェーン9を容易にストックすることができる。
また、リテーナ付コンベアチェーンの入れ替えの際には、上述のように移動収納庫100を製造ラインのフライ処理装置の付近まで移動することで迅速に入れ替えを行うことができる。図3に示すように従来までのように固定されたリテーナ付コンベアチェーン収納庫を利用している場合と比べて、迅速に様々なタイプのリテーナ付コンベアチェーン9の入れ替えが可能となる。

Claims (4)

  1. 所定間隔を有する一対のコンベアチェーンと、当該所定間隔内に複数の型枠を連結したリテーナを連続して装着したリテーナ付コンベアチェーンを水平方向に複数段に渡って収納可能な移動収納庫であって、
    当該移動収納庫の外枠の長さ方向の両端付近に装着された一対のスプロケットを、複数段であってかつ前記長さ方向の前後において互い違いの高さで有する移動収納庫。
  2. 前記移動収納庫の一対のスプロケットの一部が水平方向に移動可能な請求項に記載の移動収納庫。
  3. 前記移動収納庫がその複数を直列に連結可能である請求項1又は2に記載の移動収納庫。
  4. リテーナ付コンベアチェーンを収納した請求項1~のいずれかに記載の移動収納庫。
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