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JP7015982B2 - 除湿装置 - Google Patents
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JP7015982B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿装置に使用される安全装置に関するものである。
吸込口と吹出口を有する本体ケース内には、冷凍サイクルと、除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、回動部とを有している。冷凍サイクルは、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し、冷媒が循環する。除湿ロータは、吸湿部および放湿部を有し、回動部によって回転する。圧縮機と、加熱手段と、送風手段と、回動部とは、制御部によって制御される。
本体ケース内には、第1送風路と、第2送風路と、第3送風路とを有している。第1送風路は、送風手段によって、吸込口から空気を吸引し、吸湿部に供給して、吹出口から排出する風路である。第2送風路は、送風手段によって、吸込口から空気を吸引し、加熱手段、放湿部、吸熱器、放熱器の順に供給して、吹出口から排出する風路である。第3送風路は、送風手段によって、吸込口から空気を吸引し、放熱器に供給して、吹出口から排出する風路である(たとえば、特許文献1参照)。
特開2016-87585号公報
このような従来の除湿装置においては、吸込口から空気を吸引し加熱手段、放湿部、吸熱器、放熱器の順に供給して吹出口から排出する複雑な風路を備えた構成となっていたので、吸込口または吹出口が閉塞状態において本体内部の温度上昇を速やかに検知し難いという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、吸込口または吹出口の閉塞状態において、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の温度を下げ、安全性を更に向上した除湿装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に関わる除湿装置は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、前記除湿ロータを回転させる回動部と、前記圧縮機と前記加熱手段と前記送風手段と前記回動部とを制御する制御部と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、前記吸込口から空気を吸引し前記放熱器に供給して前記吹出口から排出する第3送風路とを備え、前記加熱手段には、第1の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第1の温度検出部の検出温度が第1の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、前記第2送風路における前記放湿部と前記吸熱器との間に第2の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第2の温度検出部の検出温度が第5の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、前記第1送風路には、前記吸湿部と前記吹出口との間に第3の温度検出部と、前記送風手段とを備え、前記第2風路が閉塞した場合に前記第1の温度検出部の検出温度の上昇速度と前記第2の温度検出部の検出温度の上昇速度より、前記第3の温度検出部の検出温度の上昇速度の方が大きくなるように前記第1送風路における前記吸湿部と前記送風手段との間に前記第3の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、前記除湿ロータを回転させる回動部と、前記圧縮機と前記加熱手段と前記送風手段と前記回動部とを制御する制御部と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、前記吸込口から空気を吸引し前記放熱器に供給して前記吹出口から排出する第3送風路とを備え、前記加熱手段には、第1の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第1の温度検出部の検出温度が第1の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、前記第2送風路における前記放湿部と前記吸熱器との間に第2の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第2の温度検出部の検出温度が第5の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、前記第1送風路には、前記吸湿部と前記吹出口との間に第3の温度検出部と、前記送風手段とを備え、前記第2風路が閉塞した場合に前記第1の温度検出部の検出温度の上昇速度と前記第2の温度検出部の検出温度の上昇速度より、前記第3の温度検出部の検出温度の上昇速度の方が大きくなるように前記第1送風路における前記吸湿部と前記送風手段との間に前記第3の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減するので、吸込口または吹出口の閉塞状態、または、第2風路の閉塞状態において、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の温度を下げ、安全性を更に向上させることができる。
本発明の実施形態の除湿装置の外観斜視図 本発明の実施の形態にかかる除湿装置のA-A断面図 加熱手段の出力を制御する制御部の構成を説明するブロック回路図 本発明の実施形態にかかわる第1の温度検出部22と、第1の温度ヒューズ23と、第2の温度検出部24と、第2の温度ヒューズ25と、第3の温度検出部26の設置位置を示した構成図 加熱手段の出力を制御する制御部の制御シーケンスの説明の図 加熱手段の出力を制御する制御部の制御シーケンスの説明の図 本発明の実施形態にかかわる第2の温度検出部24と、第2の温度ヒューズ25の設置位置を示した構成図 加熱手段の出力を制御する制御部の制御シーケンスの説明の図 加熱手段の出力を制御する制御部の制御シーケンスの説明の図 加熱手段の出力を制御する制御部の制御シーケンスの説明の図
本発明に関わる除湿装置は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、前記除湿ロータを回転させる回動部と、前記圧縮機と前記加熱手段と前記送風手段と前記回動部とを制御する制御部と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、前記吸込口から空気を吸引し前記放熱器に供給して前記吹出口から排出する第3送風路とを備え、前記加熱手段には、第1の温度検出部を設け、前記制御部は、前記第1の温度検出部の検出温度が第1の温度より高い場合には、加熱手段の加熱量を低減する構成である。
これにより、吸込口や吹出口の閉塞など加熱手段に供給される空気が減少した等の異常発生時は、第1の温度検出部が加熱手段周辺の空気温度の上昇を検知し、第1の温度より高くなった場合は制御部が加熱手段の出力を減少させることができる。結果として、異常時に本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の温度を下げ、安全性を更に向上させることができる。更に、樹脂の劣化を抑制することができる。
また、加熱手段の出力が減少したことで本体内部の温度が減少し、第1の温度検出部の温度が第1の温度より低温である第2の温度より低くなった場合は、制御部が加熱手段の加熱量を元に戻すことができる構成にしてもよい。
これにより、閉塞などの異常時が解消した場合に、除湿装置の運転を元に戻すことができる。結果として、使用者が操作することなく除湿装置の機能を最大限発揮できる状態に戻すことができ、利便性を向上させることができる。
また、第1の温度検出部の検出温度が第1の温度より高温である第3の温度より高くなった場合、制御部が圧縮機と加熱手段と回動部を停止させることができる構成にしてもよい。これにより、送風手段によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
また、加熱手段に設けられた第1の温度ヒューズが、第3の温度より高温である第4の温度より高い場合には、圧縮機と、加熱手段と、送風手段と、回動部とを停止させることができる構成にしてもよい。
これにより、吸込口や吹出口の閉塞など加熱手段に供給される空気が減少した等の異常発生時に第1の温度検出部に不具合が生じた場合などの異常発生時は、第1の温度ヒューズが加熱手段周辺の空気温度の上昇を検知し、第4の温度より高くなった場合は、圧縮機と、加熱手段と、送風手段と、回動部を停止させることができる。結果として、安全性を更に向上させることができる。
また、第1の温度ヒューズは、第1の温度検出部に不具合が生じた場合などの異常発生時は、温度が上昇しやすい上方に配置し、速やかに本体内の温度上昇を検知することができる構成にしてもよい。これにより、安全性を更に向上させることができる。
また、第2送風路における放湿部と吸熱器との間に第2の温度検出部を設け、第2の温度検出部の検出温度が第5の温度より高い場合には、制御部は、加熱手段の加熱量を低減することができる構成にしてもよい。
これにより、低湿時に除湿ロータの蒸発熱が減少した場合、第2の温度検出部が除湿ロータ付近の空気温度の上昇を検知し、検出温度が第5の温度より高くなった場合は制御部が加熱手段の出力を減少させることができる。結果として、低湿時などに本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の温度を下げ、安全性を更に向上させることができる。さらに、除湿ロータの劣化や樹脂の劣化を抑制することができる。
また、加熱手段の出力が減少したことで本体内部の温度が減少し、第2の温度検出部の温度が第5の温度より低温である第6の温度より低くなった場合は、制御部が加熱手段の加熱量を元に戻すことができる構成にしてもよい。
これにより、高湿な外気の流入や洗濯物を干すなどして室内の湿度が低湿状態から上昇した場合に、低湿時に抑制されていた加熱手段の加熱量を元に戻し、除湿装置の機能を最大限発揮することができる。結果として、使用者に対して本体操作の要求なく、最適な運転をすることができる。
また、第2の温度検出部の検出温度が第5の温度より高温である第7の温度より高くなった場合、制御部が圧縮機と加熱手段と回動部を停止させることができる構成にしてもよい。これにより、送風手段によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
また、第2送風路における放湿部と吸熱器との間に設けられた第2の温度ヒューズが、第7の温度より高温である第8の温度より高い場合には、圧縮機と、加熱手段と、送風手段と、回動部とを停止させることができる構成にしてもよい。
これにより、回動部の動作に不具合が生じた場合などの異常発生時は、第2の温度ヒューズが加熱手段周辺の空気温度の上昇を検知し、第8の温度より高くなった場合は、制御部が圧縮機と、加熱手段と、送風手段と、回動部を停止させることができる。結果として、安全性を更に向上させることができる。
また、第2の温度ヒューズは、回動部の動作に不具合が生じた異常発生時などで、温度が上昇しやすい上方に配置し、速やかに本体内の温度上昇を検知することができる構成にしてもよい。これにより、安全性を更に向上させることができる。
また、第2の温度ヒューズは、回動部の動作に不具合が生じた場合などの異常発生時などで、温度が上昇しやすい上流側に配置し、速やかに本体内の温度上昇を検知することができる構成にしてもよい。
これにより、回動部の動作に不具合が生じた場合などの異常発生時は、上流側の方が、温度が上昇しやすいため、速やかに本体内の温度の上昇を検知することができる。結果として、安全性を更に向上させることができる。
また、第1送風路における吸湿部と送風手段との間に設けられた第3の温度検出部の検出温度が、第9の温度より高い場合には、制御部が、加熱手段の加熱量を低減することができる構成にしてもよい。
これにより、低温低湿時などに吸熱器に霜が生成し、第2風路が閉塞した場合、第3の温度検出部が吸湿部と送風手段の間の空気温度の上昇を検知し、検知温度が第9の温度より高くなった場合は、制御部が加熱手段の出力を減少させることができる。結果として、安全性を更に向上させることができる。さらに、樹脂の劣化を防ぐことができる。
また、加熱手段の出力が減少したことで本体内部の温度が減少し、第3の温度検出部の温度が第9の温度より低温である第10の温度より低くなった場合は、制御部が加熱手段の加熱量を元に戻すことができる構成にしてもよい。
これにより、高湿な外気の流入や室温が上昇し、低温低湿などの異常時が解消した場合に、除湿装置の運転を元に戻すことができる。結果として、使用者が操作することなく除湿装置の機能を最大限発揮できる状態に戻すことができ、利便性を向上させることができる。
また、第3の温度検出部は、低温低湿時など吸熱器に霜が生成され、第2風路が閉塞したなどの異常発生時に、温度が上昇しやすい、除湿ロータの回転方向における上流側に配置する構成にしてもよい。これにより、速やかに本体内の温度上昇を検知することができ、安全性を更に向上させることができる。
また、第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より高温である第11の温度より高くなった場合、制御部が圧縮機と加熱手段と回動部を停止させることができる構成にしてもよい。これにより、送風手段によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1、図2において、箱型の本体ケース1は、この本体ケース1の上部には吹出口3が配置され、側面には、吸込口2が配置されている。吸込口2は、第1の吸込口2Rと第2の吸込口2Lとを備えている。第1の吸込口2Rは、本体ケース1における右側面に設けられ、第2の吸込口2Lは、本体ケース1における左側面に設けられている。
本体ケース1内には、圧縮機4と放熱器5と膨張器6と吸熱器7とを順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクル8を設置し、室内空気を吸込口2から吹出口3に送風する送風手段13を設置している。さらに、空気から水分を吸着する吸湿部9および、空気に水分を放出する放湿部10を有する除湿ロータ11を備え、放湿部10に供給される空気、および放湿部10を加熱する加熱手段12を備えている。
そして、本体ケース1内においては、順次、除湿ロータ11、吸熱器7、放熱器5、送風手段13の順に並設している。吸熱器7と放熱器5の上端は、同じ高さになるように配置されている。除湿ロータ11は、円板状に形成され中心軸が水平方向にあるように回転可能に立設され、回動部14により回転している。さらに除湿ロータ11の放湿部10の風上側には、加熱手段12を設置している。放湿部10と吸熱器7とは、対向するように配置されている。
また、本体ケース1内において、吸熱器7の下方には、漏斗状の集水手段16を設け、さらに、集水手段16の下方には集水タンク17を、本体ケース1に対して着脱自在に配置している。つまり、吸熱器7部分で結露をさせ、その結露水を漏斗状の集水手段16で集めて集水タンク17に流入させるようにしているのである。
本体ケース1内には、第1送風路18と、第2送風路19と、第3送風路20と、第4送風路21とを備えている。
第1送風路18は、吸込口2から空気を吸引し吸湿部9に供給し、送風手段13を介して吹出口3に排出する風路である。第1送風路18においては、吸込口2から吸い込まれた室内空気は除湿ロータ11の吸湿部9に供給される。この時、空気中の水分が吸湿部9に吸着され、乾燥した空気となる。さらに、水分を吸着する際の吸着熱が発生するので、室内空気は湿度が低減し、温度が上昇した状態で、放熱器5および吸熱器7の上方を主に介して送風手段13に吸引され、吹出口3から室内へ送風されることになる。
第2送風路19は、吸込口2から空気を吸引し加熱手段12、放湿部10、吸熱器7、放熱器5の順に供給し、送風手段13を介して吹出口3から排出する風路である。第2送風路19においては、加熱手段12によって温められた室内空気は、除湿ロータ11の放湿部10に供給される。放湿部10では、吸湿部9で吸着した水分が除湿ロータ11の回転駆動により放湿部10に移動し、加熱手段12の加熱により供給された空気に放出される。この高湿の空気が吸熱器7に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取出される。この後、冷却された空気は、放熱器5に供給され、放熱器5を冷却する。そして、放熱器5から熱を奪い、温度が上昇した空気が送風手段13に吸引されることになる。冷凍サイクル8としては、放熱器5を効果的に冷却することが、吸熱器7を冷却するに際して、冷却効率を上昇させることになる。
第3送風路20は、吸込口2から空気を吸引し放熱器5に供給し、送風手段13を介して吹出口3から排出する風路である。第3送風路20においては、吸込口2から吸い込まれた室内空気は、加熱手段12と除湿ロータ11と吸熱器7の下方を主に介して放熱器5に供給され、放熱器5を冷却したのち、送風手段13に吸引されることになる。
吸熱器7における冷却結露に対しては、その表面積や冷凍サイクル8の動作熱量などにより、最適風量が存在する。一方、冷凍サイクル8としては、放熱器5を効果的に冷却することが、吸熱器7を冷却するに際して、冷却効率を上昇させることになる。上述のように第3送風路20を配置することにより、放熱器5により多くの風量を供給することができるので、冷凍サイクル8の冷却効率を向上させることができ、除湿装置の除湿効率を向上させることができるものである。
第4送風路21は、吸込口2から空気を吸引し放湿部10、吸熱器7、放熱器5の順に供給し、送風手段13を介して吹出口3から排出する風路である。第4送風路21においては、吸込口2から吸い込まれた室内空気は、加熱手段12と除湿ロータ11の下方を主に介して吸熱器7に供給され、冷却されることにより結露し、水分は水滴として取り出される。この後、冷却された空気は、放熱器5に供給され、放熱器5を冷却する。そして放熱器5から熱を奪い、温度が上昇した空気が送風手段13に吸引されることになる。
除湿ロータ11の放湿部10に送風する風量には、放湿部10出口の空気をより結露しやすい空気(湿度が高く、温度が低い空気)とするため、最適な風量が存在する。一方、吸熱器7における冷却結露に対しても、その表面積や冷凍サイクル8の動作熱量などにより、最適風量が存在する。これらの風量のアンバランスを解消するため、上述の第4送風路21を設けることにより、吸熱器7への最適風量と、放湿部10への最適風量をバランスさせることができる。
なお、除湿ロータ11の放湿部10と、吸熱器7との間には、第2送風路19と第3送風路20とが連通する連通風路43を備えても良い。具体的には、連通風路43は、除湿ロータ11の放湿部10周縁と吸熱器7との隙間である。すなわち、第4送風路21を流れている室内の空気の一部が、連通風路43を介して、第2送風路19から吸熱器7へ流れても良い。
第2送風路19において、放湿部10から流出する空気は、水分が多く含まれ、加熱手段12の余熱も追加されており温度も高くなっており顕熱の比率が大きくなっているが、上述のように、この空気に連通風路43を介して第4送風路21からの室内空気を混合することにより、第2送風路19における放湿部10から吸熱器7へ流れる空気の温度が下がり、顕熱比率を下げることができ、より結露しやすい空気とすることができる。このように、作用する各送風路の風量のバランスは吸込口2からそれぞれの風路を通り送風手段13に吸引されるまでの通風抵抗によって決定する。
図3は本実施形態における制御ブロック図である。
図3に示すごとく、制御部15は、第1の温度検出部22、第2の温度検出部24、第3の温度検出部26の温度を検出する。その入力から、制御部15は、圧縮機4、送風手段13、加熱手段12、回動部14の出力を自在に設定することが可能である。また、第1の温度ヒューズ23は第4の温度30、第2の温度ヒューズ25は第8の温度36を超えると溶断し、制御部15の電流を遮断することができる。
図4に示すように、第2送風路19における加熱手段12には第1の温度検出部22と第1の温度ヒューズ23が取り付けられている。なお、第1の温度検出部22と第1の温度ヒューズ23の検知部は、加熱手段12周辺の温度や本体カバー周辺の温度を検知するために取り付け面の板金に設けられた貫通穴上に配置されている。この構成により、閉塞など加熱手段12に供給される空気が減少した等の異常発生時は、第1の温度検出部22が加熱手段12周辺の空気温度の上昇を検知することができる。さらに、第1の温度ヒューズ23は第1の温度検出部22より上方に配置されている。この構成により、送風手段13の送風動作に不具合が生じた場合などの異常発生時は、温度が上昇しやすいため、速やかに本体内の温度上昇を検知することができ、より安全性を向上させることができる。
以下、図5(a)、(b)、(c)について具体的に説明する。
図5は、洗濯物が落下し吸込口2や吹出口3を塞ぎ、風量が著しく低下した場合である。この場合、第2送風路19における放湿部10と吸熱器7との間に設けられた第2の温度検出部の検出温度37はあまり変化しないが、加熱手段12に設けた第1の温度検出部の検出温度31は上昇する。第2の温度検出部の検出温度37の上昇値より、第1の温度検出部の検出温度31の上昇値の方が大きい。
図5(a)に示すごとく、第1の温度検出部の検出温度31が第1の温度27より高くなった場合に、制御部15は加熱手段12の出力を減少する。
これにより、加熱手段12の温度上昇を速やかに検知することができ、樹脂部品の温度上昇を防ぎ、更に安全性を向上することが可能になる。更に、加熱手段12の出力が減少するため、加熱手段12に残存した熱を拡散することが可能になり、本体内部の温度を下げることが可能になる。図5(a)の動作は、本体に入力される電源電圧が異常に上昇した場合や、吸込口2や吹出口3が埃やゴミ等で封鎖された場合にも有効である。
図5(b)は、吸込口2や吹出口3を塞いでいた洗濯物が除去された場合である。つまり、送風手段13が復帰した場合である。これにより、加熱手段12に残存していた熱を排出し、図5(b)に示すごとく、第1の温度検出部の検出温度31が第2の温度28より低くなった場合、制御部15が加熱手段12の加熱量を元に戻すことができる。
これにより、使用者が操作することなく除湿装置の機能を最大限発揮できる状態に戻すことができ、利便性を向上させることができる。図5(b)の動作は、異常に上昇した電源電圧が元に戻った場合や、吸込口2や吹出口3を封鎖していた埃やゴミ等が除去された場合でも有効である。
図5(c)に示すごとく、第1の温度検出部の検出温度31が第3の温度29より高くなった場合、制御部15は、制御部15が圧縮機4と加熱手段12と回動部14を停止する。これにより、送風手段13によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
図6は、第1の温度検出部22に不具合が生じ、第1の温度検出部22が加熱手段12周辺の空気温度の上昇を検知しない場合である。図5に示すがごとく、第1の温度ヒューズの検出温度32が第4の温度30より高くなった場合に、制御部15は、圧縮機4と、加熱手段12と、送風手段13と、回動部14とを停止させることができる。これにより、安全性を更に向上させることができる。
図4と図7に示すように、第2送風路19における放湿部10と吸熱器7との間に第2の温度検出部24と第2の温度ヒューズ25が取り付けられている。なお、放湿部10と吸熱器7とは対向している。この構成により、低湿時に除湿ロータ11の蒸発熱が減少した場合、第2の温度検出部24が除湿ロータ11付近の空気温度の上昇を検知し、検出温度が第5の温度より高くなった場合は制御部15が加熱手段12の出力を減少させることができる。さらに、第2の温度ヒューズ25は、第2の温度検出部24より上方で、前記除湿ロータ11の回転方向における上流側に配置されている。この構成により、低湿時は温度の上昇が第2の温度検出部24に比べて遅くなるため、第2の温度ヒューズ25の早切れの発生を減少させることができる。更に、除湿ロータ11の回転に不具合が生じた場合などの異常発生時は、温度が上昇しやすいため、速やかに本体内の温度上昇を検知することができ、より安全性を向上させることができる。
以下、図8(a)、(b)、(c)について具体的に説明する。
図8は、低湿時に除湿ロータ11の蒸発熱が減少し、除湿ロータ11付近の空気温度が上昇した場合である。この場合、加熱手段12に設けられた第1の温度検出部の検出温度31はあまり変化しないが、第2の温度検出部の検出温度37は上昇する。第1の温度検出部の検出温度31の上昇値より、第2の温度検出部の検出温度37の上昇値の方が大きい。
図8(a)に示すごとく、第2の温度検出部の検出温度37が第5の温度33より高くなった場合に、制御部15は加熱手段12の出力を減少する。
これにより、除湿ロータ11の劣化や樹脂部品の劣化を防ぎ、更に安全性を向上することが可能になる。更に、加熱手段12の出力が減少するため、加熱手段12に残存した熱を拡散することが可能になり、本体内部の温度を下げることが可能になる。
図8(b)は、高湿な外気の流入や洗濯物を干すなどして室内の湿度が低湿状態から上昇した場合である。図8(b)に示すごとく、第2の温度検出部の検出温度37が第6の温度34より低くなった場合、制御部15が加熱手段12の加熱量を元に戻すことができる。
これにより、使用者が操作することなく除湿装置の機能を最大限発揮できる状態に戻すことができ、利便性を向上させることができる。
図8(c)に示すごとく、第2の温度検出部の検出温度37が第7の温度35より高くなった場合、制御部15は、制御部15が圧縮機4と加熱手段12と回動部14を停止する。これにより、送風手段13によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
図9は、回動部14の動作に不具合が生じ、更に第2の温度検出部24に不具合が生じ、第2の温度検出部24が除湿ロータ11の温度上昇を検知できない場合である。図9に示すがごとく、第2の温度ヒューズの検出温度38が第8の温度36より高くなった場合に、制御部15は、圧縮機4と、加熱手段12と、送風手段13と、回動部14とを停止させることができる。これにより、除湿ロータ11の劣化を防ぎ、安全性を更に向上させることができる。
図4に示すように、第1送風路における吸湿部9と送風手段13との間に第3の温度検出部26が取り付けられ、除湿ロータ11の回転方向における上流側に配置されている。具体的には、第3の温度検出部26は、除湿ロータ11の回転軸方向において、吸湿部9に対向し、上方から見ると、吸熱器7と吸湿部9との間に設置されている。
この構成により、低温低湿時などに吸熱器7に霜が生成し、第2風路が閉塞した場合、第3の温度検出部26が吸湿部9と送風手段13の間の空気温度の上昇を速やかに検知し、検知温度が第9の温度より高くなった場合は、制御部15が加熱手段12の出力を減少させることができる。
以下、図10(a)、(b)、(c)について具体的に説明する。
図10は、低温低湿時に吸熱器7に霜が生成し、第2風路が閉塞した場合である。この場合、第2送風路19における放湿部10と吸熱器7との間に設けられた第2の温度検出部の検出温度37や加熱手段12に設けた第1の温度検出部の検出温度31の温度はあまり上昇しないが、第1送風路における吸湿部9の送風手段13との間に取り付けられた第3の温度検出部の検出温度42は上昇する。第1の温度検出部の検出温度31の上昇値と第2の温度検出部の検出温度37の上昇値より、第3の温度検出部の検出温度42の上昇値の方が大きい。
図10(a)に示すごとく、第3の温度検出部の検出温度42が第9の温度39より高くなった場合に、制御部15は加熱手段12の出力を減少する。
これにより、樹脂部品の劣化を防ぎ、更に安全性を向上することが可能になる。更に、加熱手段12の出力が減少するため、加熱手段12に残存した熱を拡散することが可能になり、本体内部の温度を下げることが可能になる。
図10(b)は、高湿な外気の流入や室温が上昇するなど異常時が解消した場合である。図10(b)に示すごとく、第3の温度検出部の検出温度42が第10の温度40より低くなった場合、制御部15が加熱手段12の加熱量を元に戻すことができる。
これにより、使用者が操作することなく除湿装置の機能を最大限発揮できる状態に戻すことができ、利便性を向上させることができる。
図10(c)に示すごとく、第3の温度検出部の検出温度42が第11の温度41より高くなった場合、制御部15は、制御部15が圧縮機4と加熱手段12と回動部14を停止する。これにより、送風手段13によって本体内部の熱を本体外へ排出し、本体内部の温度を下げることが出来る。結果、安全性を更に向上させることができる。
本発明に係る除湿装置は、閉塞や低温や低湿時などに異常が発生したことを速やかに検知し、安全性を更に向上させることを可能とするものであり、発熱手段を用いる空調機器等に有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
2R 第1の吸込口
2L 第2の吸込口
3 吹出口
4 圧縮機
5 放熱器
6 膨張器
7 吸熱器
8 冷凍サイクル
9 吸湿部
10 放湿部
11 除湿ロータ
12 加熱手段
13 送風手段
14 回動部
15 制御部
16 集水手段
17 集水タンク
18 第1送風路
19 第2送風路
20 第3送風路
21 第4送風路
22 第1の温度検出部
23 第1の温度ヒューズ
24 第2の温度検出部
25 第2の温度ヒューズ
26 第3の温度検出部
27 第1の温度
28 第2の温度
29 第3の温度
30 第4の温度
31 第1の温度検出部の検出温度
32 第1の温度ヒューズの検出温度
33 第5の温度
34 第6の温度
35 第7の温度
36 第8の温度
37 第2の温度検出部の検出温度
38 第2の温度ヒューズの検出温度
39 第9の温度
40 第10の温度
41 第11の温度
42 第3の温度検出部の検出温度
43 連通風路

Claims (4)

  1. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、
    圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器を順次環状に連結し冷媒を循環する冷凍サイクルと、
    吸湿部および放湿部を有する除湿ロータと、加熱手段と、送風手段と、
    前記除湿ロータを回転させる回動部と、
    前記圧縮機と前記加熱手段と前記送風手段と前記回動部とを制御する制御部と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記吸湿部に供給して前記吹出口から排出する第1送風路と、
    前記送風手段によって前記吸込口から空気を吸引し前記加熱手段、前記放湿部、前記吸熱器、前記放熱器の順に供給して前記吹出口から排出する第2送風路と、
    前記吸込口から空気を吸引し前記放熱器に供給して前記吹出口から排出する第3送風路とを備え、
    前記加熱手段には、第1の温度検出部を設け、
    前記制御部は、前記第1の温度検出部の検出温度が第1の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、
    前記第2送風路における前記放湿部と前記吸熱器との間に第2の温度検出部を設け、
    前記制御部は、前記第2の温度検出部の検出温度が第5の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減し、
    前記第1送風路には、前記吸湿部と前記吹出口との間に第3の温度検出部と、前記送風手段とを備え、
    前記第2風路が閉塞した場合に前記第1の温度検出部の検出温度の上昇速度と前記第2の温度検出部の検出温度の上昇速度より、前記第3の温度検出部の検出温度の上昇速度の方が大きくなるように前記第1送風路における前記吸湿部と前記送風手段との間に前記第3の温度検出部を設け、
    前記制御部は、前記第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より高い場合には、前記加熱手段の加熱量を低減することを特徴とする除湿装置。
  2. 前記制御部は、前記加熱手段の加熱量を低減した後で、前記第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より低温である第10の温度より低い場合には、前記加熱手段の加熱量を元に戻すことを特徴とする請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記第3の温度検出部は、前記除湿ロータに対向し、前記除湿ロータの回転方向における上流側に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の除湿装置。
  4. 前記制御部は、前記第3の温度検出部の検出温度が第9の温度より高温である第11の温度より高い場合には、前記圧縮機と前記加熱手段と前記回動部とを停止することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の除湿装置。
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