JP7016437B2 - 半導体スイッチング素子及びその製造方法 - Google Patents
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まず、本発明の実施の形態1に係る半導体スイッチング素子について説明する前に、これと関連する第1及び第2半導体スイッチング素子(以下、「第1及び第2関連スイッチング素子」と記す)について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体スイッチング素子の構成を示す平面図である。図2及び図3は、図1のA-A’線及びB-B’線のそれぞれにおける断面図である。なお、図1では、図2及び図3に図示された構成要素のうちいくつかの構成要素の図示が省略されている。
本実施の形態1に係る半導体スイッチング素子の動作について説明する。図2及び図3において、エミッタ電極9とコレクタ電極12との間に所定の正のコレクタ電圧VCEを印加した状態で、エミッタ電極9と第1ゲート電極6aとの間、及び、エミッタ電極9と第2ゲート電極6bとの間のそれぞれに所定の正のゲート電圧VGEを印加してゲートをオン状態にしたとする。このときベース領域2aのチャネル領域がP型からN型に反転してチャネルが形成され、このチャネルを通じて電子がエミッタ電極9から半導体層1に注入される。この注入された電子によりコレクタ領域11と半導体層1との間が順バイアス状態となり、正孔(ホール)がコレクタ領域11から半導体層1に注入される。これにより、半導体層1の抵抗が大幅に下がり、半導体スイッチング素子のオン抵抗が大幅に下がることによって、電流容量は増大する。さらに電荷蓄積層4により、コレクタ領域11から供給された正孔が電荷蓄積層4直下に貯まるため、半導体スイッチング素子のオン抵抗をさらに下げる効果を得ることができる。
図4~図14は、本実施の形態1に係る半導体スイッチング素子の製造方法の一例を示す図であり、具体的には、製造工程の各段階における半導体スイッチング素子の状態を示す断面図である。なお、図4(a)~図14(a)は、図1のA-A’線における断面状態を示し、図4(b)~図14(b)は、図1のB-B’線における断面状態を示す。
以上のような本実施の形態1に係る半導体スイッチング素子によれば、図23の第2関連スイッチング素子から第1ゲート電極6aを部分的に間引いた構成であっても、オフ状態時の耐圧の低下を抑制することができる。さらに第2トレンチ5bの深さは、第1トレンチ5aの深さよりも浅いので、半導体層1とベース領域2aとからなるPN接合部と、第2トレンチ5bの底部とが近くなる。これにより、電界のバランスが取りやすくなるので、この箇所で耐圧が低下することを抑制することができる。また、導電領域2b内にゲート電極を設けないことにより、素子の寄生容量を低減することができる。この結果、ゲートを駆動する電流の増大抑制、及び、スイッチング速度の低減抑制が可能となる。
図15は、実施の形態1の変形例に係る半導体スイッチング素子の構成を示すA-A’線における断面図である。図15に示すように、二つの導電領域2bの間における、ベース領域2a、エミッタ領域3、第1トレンチ5a、第1ゲート電極6a、及び、第1ゲート酸化膜7aの数を、実施の形態1のこれらの数よりも増やしてもよい。このような構成であっても、実施の形態1と同様に耐圧の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態2に係る半導体スイッチング素子の平面構成は、実施の形態1に係る半導体スイッチング素子の平面構成(図1)と同じである。図17及び図18は、図1のA-A’線及びB-B’線のそれぞれにおける断面図である。以下、本実施の形態2で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態2に係る半導体スイッチング素子の動作について説明する。なお、本実施の形態2に係る半導体スイッチング素子のうちの電荷蓄積型絶縁ゲートバイポーラトランジスターの動作は、実施の形態1で説明した動作と同じである。以下では、本実施の形態2に係る半導体スイッチング素子のうちの還流ダイオードの動作について説明する。
図19~図21は、本実施の形態2に係る半導体スイッチング素子の製造方法の一例を示す図であり、具体的には、一部の製造工程の各段階における半導体スイッチング素子の状態を示す断面図である。なお、図19(a)~図21(a)は、図1のA-A’線における断面状態を示し、図19(b)~図21(b)は、図1のB-B’線における断面状態を示す。
以上のような本実施の形態2に係る半導体スイッチング素子によれば、実施の形態1と同様に耐圧が低下することを抑制したり、素子の寄生容量を低減したりすることができる。また、カソード領域14が、電荷蓄積層4がない導電領域2b下方、かつ半導体層1下方に配設されている。このため、カソード領域14から供給された電子が電荷蓄積層4によって妨げられることがないことから、より低い順方向電圧(VF)を得ることができる。
Claims (4)
- 第1導電型を有する半導体層と、
前記半導体層の上面のうちの互いに離間して設けられた2つの第1面のそれぞれの上に配設された電荷蓄積層と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記電荷蓄積層上に配設された、第2導電型を有するベース領域と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記ベース領域上に配設された、第1導電型を有するエミッタ領域と、
前記半導体層の上面のうちの前記2つの第1面に挟まれた第2面上に配設された、第2導電型を有する導電領域と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記エミッタ領域の上面から前記第1面を貫通して前記半導体層に達し、前記エミッタ領域、前記ベース領域及び前記電荷蓄積層と交差する第1トレンチ内に第1ゲート絶縁膜を介して配設された第1ゲート電極と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記エミッタ領域及び前記導電領域の上面から前記第1面と前記第2面との間の前記半導体層の上面を貫通して前記半導体層に達し、前記エミッタ領域、前記ベース領域、前記電荷蓄積層及び前記導電領域と隣接する第2トレンチ内に第2ゲート絶縁膜を介して配設された第2ゲート電極と、
前記導電領域上に配設され、前記導電領域に接するエミッタ電極と
を備え、
各前記第2トレンチの深さが各前記第1トレンチの深さよりも浅く、かつ、各前記第2トレンチの幅が各前記第1トレンチの幅よりも狭い、半導体スイッチング素子。 - 請求項1に記載の半導体スイッチング素子であって、
前記導電領域下方、かつ前記半導体層下方に配設された、第1導電型を有するカソード領域をさらに備える、半導体スイッチング素子。 - (a)第1導電型を有する半導体層の上面のうちの互いに離間して設けられた2つの第1面のそれぞれの上に配設される電荷蓄積層と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記電荷蓄積層上に配設され、第2導電型を有するベース領域と、
前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記ベース領域上に配設され、第1導電型を有するエミッタ領域と、
前記半導体層の上面のうちの前記2つの第1面に挟まれた第2面上に配設され、第2導電型を有する導電領域とを形成する工程と、
(b)前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記エミッタ領域の上面から前記第1面を貫通して前記半導体層に達し、前記エミッタ領域、前記ベース領域及び前記電荷蓄積層と交差する第1トレンチを形成し、かつ、前記2つの第1面のそれぞれにおいて、前記エミッタ領域及び前記導電領域の上面から前記第1面と前記第2面との間の前記半導体層の上面を貫通して前記半導体層に達し、前記エミッタ領域、前記ベース領域、前記電荷蓄積層及び前記導電領域と隣接する第2トレンチを形成する工程と、
(c)前記第1トレンチ内に第1ゲート絶縁膜を介して第1ゲート電極を形成し、かつ、前記第2トレンチ内に第2ゲート絶縁膜を介して第2ゲート電極を形成する工程と、
(d)前記導電領域に接するエミッタ電極を前記導電領域上に形成する工程と
を備え、
各前記第2トレンチの深さが各前記第1トレンチの深さよりも浅く、かつ、各前記第2トレンチの幅が各前記第1トレンチの幅よりも狭い、半導体スイッチング素子の製造方法。 - 請求項3に記載の半導体スイッチング素子の製造方法であって、
(e)前記導電領域下方、かつ前記半導体層下方に、第1導電型を有するカソード領域を形成する工程をさらに備える、半導体スイッチング素子の製造方法。
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| JP2013168671A (ja) | 2013-04-25 | 2013-08-29 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| US20140167154A1 (en) | 2012-12-17 | 2014-06-19 | Infineon Technologies Ag | Transistor Cell Array Including Semiconductor Diode |
| US20140264432A1 (en) | 2013-03-12 | 2014-09-18 | Infineon Technologies Ag | Semiconductor Device |
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