JP7017456B2 - 配達物用の受け箱 - Google Patents
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Description
このような受け箱のなかには、例えば箱本体部を金属板を用いて角筒形状に形成し、該箱本体部の正面及び背面に形成される開口部に投函口、開閉蓋を設けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
これら特許文献1、2のものの箱本体部は、平板状の天板部の左右両端縁部を折曲して側板部を形成し、該側板部の下端縁部に、別途用意した下面板(底板)の両端縁部を係合させる等して連結することで角筒形状のものとして形成している。
しかしながら前記特許文献1、2のもののように、側板部に下面板を連結することで箱本体部を形成するものは、側板部の下端縁部と下面板の左右両端縁部とが箱本体部下面の左右両端部位で連結された構成になるため、該側板部を伝って流れ落ちた雨水が、前記側板部の下端縁部に設けられる連結部を通して箱本体部の内部へ浸水してしまう惧れがあるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、塞ぎ部材は粘着テープであることを特徴とする請求項1記載の配達物用の受け箱である。
請求項3の発明は、箱本体部の開口部には、該開口部に内嵌される内嵌面部と、開口部の端縁から突出して開口部の縁材となる縁材部とを備えた樹脂枠が組み込まれるとともに、該樹脂枠の縁材部の上下面は、箱本体部の上下面に対してフラット状となるように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の配達物用の受け箱である。
因みに、積層部Xについては強度アップのため一体化することができ、該一体化手段としては、両面粘着テープによる貼着、溶着(溶接)による固着等があるが、斯かる積層部Xの一体化手段については必要において適宜の手段が採用できることはいうまでもない。
またさらに、連結部材が、例えば金属板だけの場合のように内側端縁部2p、2qに対して直接一体化できない(例えば接着剤や両面粘着テープのようなものがないと一体化できない)ものである場合、該連結部材を両面粘着テープや接着剤を用いて内側端縁部2p、2qに一体化してもよく、さらに連結部材が金属板である場合には、該金属板を内側端縁部2p、2qに溶着することで一体化したものとすることができる。この場合に、連結部材のエッジ部位を隠すため粘着テープで被覆してもよい。さらには底板部2d、2eの内面部位を覆う連結部材により、底板部2d、2eの全部または一部を覆うようにして設けてもよい。
そして前述したように、スペーサ材8がなく基本割枠7だけで形成された樹脂枠6が最小高さの仕様の受け箱1用のものとなり、基本割枠7に一つのスペーサ材8を用いて形成された樹脂枠6が次の高さの仕様の受け箱1用のものとなり(図1~3においてはこの仕様のものが図示されている。)、さらに基本割枠7に二つのスペーサ材8を用いて形成された樹脂枠6がさらに高い仕様の受け箱1用のものとなるが、樹脂枠6を形成するにあたり、スペーサ材8の選択数については、受け箱1の高さの異なる仕様に対応させて必要数が選択されるものであることは言うまでもなく、またスペーサ材8の長さを複数種類に設定しておき、これらを適宜選択組み合わせをすることで、受け箱1の高さ仕様を多様のものにできることになる。
そして跨部9および脚部10の外周面部は、箱本体部2の開口部Yに摺接状に内嵌する内嵌面部9a、10aと、開口部Yの端縁から前後方向外側に突出していて開口部Yの縁材(額縁)となる縁材部9b、10bとを備えて構成されるが、縁材部9b、10bは、内嵌面部9a、10aに対して箱本体部2を構成する板材の略板厚分だけ段差状に高くなった段差部9c、10cを介して連続しており、これによって樹脂枠6は、開口部Yの端縁部が段差部9c、10cに突き当たるよう内嵌面部9a、10aを開口部Yに嵌入することで、該開口部Yに対する組込みができるようになっている。そしてこのように開口部Yの端縁部が段差部9c、10cに突き当たる状態で該縁部材9b、10bが開口部Yの端縁部から突出した構成とすることで、箱本体部2を構成する天板部2a、側板部2b、2c、底板部2d、2eの前後方向端縁部(エッジ部)が縁部材9b、10bにより隠された状態になり、この結果、天板2a、側板2b、2c、底板2d、2eの前後方向端縁部を折返し加工する等して不用意に指等が触れてもケガをしないように配慮する必要がない。
因みに本実施の形態では、樹脂枠6の構成部材である基本割枠7と後で詳述するスペーサ材8には肉抜き部が凹嵌状に形成されるが、この肉抜き部は、樹脂材を型成形する際に必要において設けられものであって、このような肉抜き部を設けることは樹脂材を型成形する分野においては周知の技術であることから、この点についての記載は、特に必要である場合を除いて省略する。
尚、樹脂枠6を箱本体部2に組込んだときに凸部2gが凹溝10dに嵌入して樹脂枠6の位置決めおよび抜止めをする構成については、跨部9と底板部2d、2eにも同様の構成のものが設けられているが、この構成については後述する。
また連結ピン11の嵌入深さを設定する場合に、例えば連結ピン11の中間部(中央部)に鍔部(図示せず)を形成し、該鍔部が分割端縁部10eに当接することで連結ピン11のそれ以上の嵌入を制限(規制)するようにして嵌入深さをコントロールすることができるが、このような設定は必要において適宜実施できるものである。
そしてスペーサ材8がない実施の形態においては、嵌入孔10fに抜き差し自在に嵌入された連結ピン11は、基本割枠7の脚部10に一半側が嵌入された状態になるが、該連結ピン11の嵌入孔10fから突出した残りの部位である他半側を、連結ピン11が嵌入されていない他方の基本割枠7の脚部10に形成の嵌入孔10fに嵌入することで、上下一対の基本割枠7同士が着脱自在に連結された四角枠状の樹脂枠6が枠組み(組み込み)形成されるようになっており、このように枠組みされた樹脂枠6が、前述したように最小高さ仕様の箱本体部2の開口部Yに対して嵌入組み込みされる構成になっている。
そして本実施の形態においては、スペーサ材8は、前記脚部10がそのまま延長される形状に設定されており、これによって、スペーサ材8には、脚部10と同様、内嵌面部8a、縁材部8b、段差部8c、凹溝8dが形成されているが、さらにスペーサ材8には、脚部10と同様、前後方向箱奥側に位置する状態で上下方向両端縁部8e側が開口となった嵌入孔8fが貫通状に形成されている。
そのためには、例えば一方の基本割枠7の脚部嵌入孔10fに連結ピン11を嵌入した状態あるいはスペーサ材8の嵌入孔8fに連結ピン11を嵌入した状態で、該連結ピン11の嵌入孔10f、8fから突出している部位を対応する基本割枠7、スペーサ材8の連結ピン11が嵌入していない状態の嵌入孔8f、10fに嵌入すればよく、このようにして必要高さの樹脂枠6-1、6-2、6-3を組込み形成することがで、該組立てられた樹脂枠6-1、6-2、6-2は、対応する高さ仕様の箱本体部2-1、2-2、2-3に嵌入組み込みされ、これによって高さ仕様が異なる受け箱1-1、1-2、1-3が形成されることになる。
因みにこの様に組立てられた樹脂枠6は、このまま分解しやすく、そこで例えば粘着テープ等の止着材(図示せず)を用いて分解しないように止着しておくことが好ましく、この場合の止着材による止着は、樹脂枠6に対して後述するよう投函側蓋体3や開閉蓋体4等の各種の部品を取り付けた後に行うようにしても勿論よい。
さらにスペーサ材8を用いた高い仕様の樹脂枠6の組み込み手順については、前記記載順のものは一例を示したにすぎないのであってこれに限定されることはなく、工場等の組立て現場において適当と認められる手順に適宜変更できることは言うまでもない。
まず跨部9についてみたときに、該跨部9の内嵌面部9a側には、左右方向に長く、左右中央側ほど前後方向外側に偏倚した円弧状の嵌合溝9dが形成されるが、該嵌合溝9dには、鉄等の金属材からなる左右方向に長い板状の補強体12が、左右方向に長いものであって、縦断面したときに上下方向に長い矩形状をし、板面が前後方向に向く横臥姿勢(板厚面が上下方向を向く姿勢)で嵌入取付けされており、これによって跨部9の補強、特に跨部9に対して上下方向および前後方向の負荷が働いた場合の補強が図られるようになっており、例えば天板部2aの上面に重い荷物が置かれたり受け箱1が前方に強く引張られたようなときに受け箱1が簡単に変形しないよう配慮されている。
そして補強体12を前記跨部9に嵌合取付けするにあたり、補強体12の左右両端部に、内嵌面部9a側から螺入したビス13のビス頭が当接する設定になっており、これによって補強体12が嵌合溝9dから抜け出ることを防止するよう配慮されている。尚、9eはビス13を螺入するためのビス孔である。
しかしながらさらに樹脂枠6の箱本体部2に対する取付け強度が要求されるような場合には、例えば、天板部2aや底板部2d、2eから挿入したビス(図示せず)を跨部9に形成のビス孔9gに螺入する構成にでき、このようなビス固定による樹脂枠6の補強は脚部10側においても実施できることは言うまでもない。
そして固定側基部17bの上側面部17dは、前後方向に奥行きを存する状態で左右方向幅広な平板状の面を備えたものになっていて、配達物を投函するための投函口Zの下側辺を構成しているが、該固定側基部17bには、前記上側面部17dおよび正面側面部17eで形成されるコーナー部位(角部位)17fの左右方向一方側部位(本実施の形態では正面視したときの右側部位)が後方に段差状に奥まった凹嵌状になっており、これによって、投函口Zの下側面となる上側面部17dは、手前側の一部が前記凹陥状になることで切欠かれた状態にはなっているものの、配達物の投函には支障がない平面(平板)状態に維持される一方で、前記凹陥状になった部位の段差部は垂直状の表示面部17gに形成されている。
該表示面部17gには、住居者の名前等を記載できる名札19を取付ける(貼着する)ためのスペースが確保されるが、該スペースを、例えば凹溝状に形成してここに取付けることを促すことにより、受け箱1を上下左右方向に複数積層する集積状態で設けた場合に、名札19位置の統一性が図れるようになっている。
因みにこのものでは、上側面部17dの後端縁部に仕切り板15が上下揺動自在に設けられるが、該仕切り板15は、弾機15aの付勢力により、常時は投函口Zを閉鎖する起立姿勢になっている。そして後述する可動側蓋部18を開放した状態で配達物を投函口Zから投函する場合に、配達物が仕切り板15を弾機15aに抗して押圧することになって該仕切り板15が倒伏し、これによって配達物の投函ができ、投函後は、仕切り板15は弾機15aの付勢力を受けて前記起立姿勢に復帰する構成になっており、これによって投函された配達物を取出すことができないよう防犯性の配慮がなされている。
また該傾斜面部17hについては、外側(前側)に隙間を存する状態で後述の覆蓋部18dが存する構造となり、この隙間に挿入した指を覆蓋部18dに掛けて持上げることで投函口Zを開口できることになって手掛けとしての機能も果たすことができ、利便性が向上する。
ここでは開閉蓋体4が、上開き方式(開閉蓋体4の左右上端縁部が揺動自在になった方式)のものである場合について説明するが、前記後側樹脂枠6の跨部9の左右両端部および左右脚部10の上端部に、支持金具20の固定片20a、20bをビス固定する一方、開閉蓋体4の上端縁部に形成の折返し片部4aと開閉蓋体4の正面板4bとのあいだの間隙に嵌入組み込みしたブラケット21を折返し片部4aにビス固定する。そしてこれら固定された支持金具20とブラケット21とを支軸(図示せず)を介して揺動自在に連結することで、開閉蓋体4は後方の開口部Yの上端縁を軸部として上下揺動自在に軸支された上開き方式のものとして取付けられる。また、開閉蓋体4の正面板4bの右下隅近傍には錠部22を取り付けるための取付穴4cが穿設されており、該取付穴4cを介して開閉蓋体4に錠部22が取り付けられている。他方、樹脂枠6には、錠部22に対応する錠受け体であるストライク23が設けられている。
因みにラッチ22aとラッチ受け23aが見込方向に係合している状態で開閉蓋体4を無理にこじ開けようとしたとき、ラッチ22aが上下方向に移動してラッチ受け23aから外れる可能性がある(開閉蓋体4が横開き方式の場合に開き側が上下に偏倚しやすく外れる可能性が高い。)が、本実施の形態においては、ラッチ受け23aの上下端部に、ラッチ22aが当接してこれ以上の移動を規制する規制部23bが設けられており、これによって防犯性の向上が図られている。
因みに開閉蓋体4が横開きの場合、軸部と対向する端部位(開き側部位)が軸方向(上下方向)へのガタツキが発生し、最悪の場合、ラッチ受け23aから外れる惧れがあるが、このガタツキは、ラッチ受け23aの上下に設けられた規制部23bの見込み面(上下面、上下端縁)がラッチ22aの見込み面(上下面、上下端縁)に当接することで防止されるようになっている。尚、横開き方式の場合、ズレ防止部材52(53)はあってもなくてもよく、さらには係止部であるラッチ22aが上開き式の場合に設けられる第一突片と同一部材として構成される。
さらに、箱本体部2は一枚板を積極形成したものであり、このように構成することで、部品点数を少なくすることができ、しかも、連結部位が一個所となるため、雨仕舞い及び意匠性の高いものとすることができる。
さらにまた、左右底板部2d、2eの内側端縁部2p、2q同士の積層は、平板状になった一方の底板部(左底板部)2dの端縁部の上面に、他方の底板部(右底板部)2eの上側に段差状に折曲した端縁部2rを積層することで、箱本体部2の外面(下面)が面一状となって連結部位からの浸水をさらに防ぐことができるだけでなく、意匠性の優れたものとすることができる。
そして、左右底板の端縁部2p、2q同士の積層部Xを、粘着テープ5、シーリング材(コーキング材)等の塞ぎ部材で塞ぐことで、積層部Xの目地部位を隠すだけでなく、該積層部Xからの浸水をさらに防ぐことができる。
また前記実施の形態では、前側投函、後側取出し構成のもので説明したが、前側を投函及び取出し構成のものにすることもでき、この場合には、例えば前側の樹脂枠に可動側蓋部を備えた開閉蓋体(錠付きが防犯上好ましい。)を取付ける一方、後側樹脂枠の開口部を平板状の塞ぎ板を介して塞ぐ構成にして実施することができる。
また受け箱に組込む樹脂枠ついては、前記実施の形態のように高さ方向ではなく、幅方向(左右方向)に大きさが異なる仕様のものを同様にして組立てることができ、この場合、樹脂枠90については、例えば図24に示す第四の実施の形態のように、基本割枠91を左右に二分割されたものとし、これらの分割部間に、スペーサ材92を必要数選択(スペーサ材がないものも含む)して組立てたものとして提供することができ、さらには樹脂枠が高さ方向および幅方向の大きさが異なる仕様のものである場合、図25に示す第五の実施の形態のように、基本割枠93を高さ(上下)方向および幅(左右)方向に四分割されたものとし、これら分割部間に必要数のスペーサ材94を選択して組立てるようにしてもよい。そして該第五の実施の形態のように基本割枠を四分割したものとした場合、高さ方向および幅方向の両方向の大きさが異なる仕様の樹脂枠の提供に限定されず、高さ方向のみが異なる仕様の樹脂枠、幅方向のみが異なる仕様の樹脂枠を提供することもできる。
2 箱本体部
2a 天板部
2b、2c 側板部
2d、2e 底板部
2p、2q 内側端縁部
3 投函側蓋体
4 開閉蓋体
5 粘着テープ
6 樹脂枠
7 基本割枠
8 スペーサ材
9 跨部
10 脚部
22 錠部(係止部)
22a ラッチ
23 ストライク(係止受け部)
23a ラッチ受け
31 ブラケット
31b 嵌合受け部
32 ズレ防止部材
33 第一突片
33a 左側面(見込面)
34 第二突片
34a 右側面(見込面)
34b 前端部(嵌合部)
61a 嵌合部
11 連結ピン
W 重なり幅
Y 開口部
Z 投函口
Claims (3)
- 内部に配達物を収容可能な箱本体部に開口部が設けられている配達物用の受け箱であって、該受け箱は縦に複数積み重ねて用いられる一方、
前記箱本体部は、一枚板を折曲して形成されるものであって、天板部と、該天板部の左右両端縁部を下側に向けて折曲形成した左右一対の側板部と、該左右側板部の下端縁部を左右方向内側に向けて折曲形成した左右一対の底板部とを備えた角筒形状とし、
前記左右の底板部は、互いに対向する内側端縁部同士を箱本体部の左右方向中央部位で積層することで一連状に連結されているとともに、該左右底板部の内側端縁部同士の積層は、平板状になった一方の底板部の内側端縁部の上面に、他方の底板部の上側に段差状に折曲した平板状の内側端縁部を積層することで箱本体部の下面を面一状にする一方、前記内側端縁部同士の積層部の上面は、塞ぎ部材で塞がれていることを特徴とする配達物用の受け箱。 - 塞ぎ部材は粘着テープであることを特徴とする請求項1記載の配達物用の受け箱。
- 箱本体部の開口部には、該開口部に内嵌される内嵌面部と、開口部の端縁から突出して開口部の縁材となる縁材部とを備えた樹脂枠が組み込まれるとともに、該樹脂枠の縁材部の上下面は、箱本体部の上下面に対してフラット状となるように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の配達物用の受け箱。
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| JP2018068680A JP7017456B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 配達物用の受け箱 |
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