<処理システムの一例の概要>
図1は処理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示されるように、処理システム1は、ネットワーク2に接続された複数の電子機器10及びサーバ装置50を備える。複数の電子機器10及びサーバ装置50は、ネットワーク2を通じて互いに通信することが可能である。
ネットワーク2には、無線ネットワーク及び有線ネットワークの少なくとも一方が含まれる。本例では、ネットワーク2には、例えば、基地局等を含む、携帯電話システムのネットワーク、無線LAN(Local Area Network)及びインターネット等が含まれる。
各電子機器10は、それ自身に関する情報をサーバ装置50に送信することが可能である。以後、電子機器10に関する情報を「機器情報」と呼ぶことがある。また、電子機器10の動作を説明する場合に、「自装置」と言えば、その電子機器10自身のことを意味し、「自装置ユーザ」と言えば、その電子機器10のユーザを意味する。また、電子機器10の動作を説明する場合に、その電子機器10が通信する相手装置となる電子機器10を「相手機器10」と呼ぶことがある。また、相手機器10のユーザを「相手ユーザ」と呼ぶことがある。
ネットワーク2に接続される複数の電子機器10には、例えば、スマートフォン等の携帯電話機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ及びウェアラブル機器などが含まれる。複数の電子機器10に含まれるウェアラブル機器は、リストバンド型あるいは腕時計型などの腕に装着するタイプであってもよいし、ヘッドバンド型あるいはメガネ型などの頭に装着するタイプであってもよいし、服型などの体に装着するタイプであってもよい。腕時計型のウェアラブル機器は、スマートウォッチと呼ばれることがある。
サーバ装置50は、一種のコンピュータ装置である。サーバ装置50は、各電子機器10から送信される機器情報を記憶することが可能である。サーバ装置50は、電子機器10からの要求に応じて、当該電子機器10に対して、他の電子機器10の機器情報を送信することが可能である。電子機器10は、サーバ装置50から他の電子機器10の機器情報を受け取り、受け取った機器情報に基づいた処理を行うことが可能である。
以下に処理システム1の詳細について説明する。以下では、主に電子機器10が携帯電話機である場合を例に挙げて、処理システム1について説明する。
<電子機器の構成例>
<電子機器の外観の一例>
図2~4は、携帯電話機である電子機器10の外観の一例を示す斜視図、背面図及び側面図である。図4は、図2に示される電子機器10を、その上側の側面11dから見た様子を示している。図2~4に示されるように、電子機器10は、平面視で略長方形の板状の機器ケース11を備えている。機器ケース11は電子機器10の外装を構成している。
機器ケース11の前面11aには、文字、記号及び図形等の各種情報が表示される表示面12が位置している。表示面12の背面側には後述するタッチパネル130が位置している。これにより、ユーザは、電子機器10の前面の表示面12を指等で操作することによって、電子機器10に対して各種情報を入力することができる。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどのタッチパネル用ペンで表示面12を操作することによっても、電子機器10に対して各種情報を入力することができる。
機器ケース11の前面11aの上端部にはレシーバ穴13及び発光部250が位置している。発光部250は、例えばLED(発光ダイオード)を備えている。機器ケース11の前面11aの下端部にはスピーカ穴14が位置している。機器ケース11の下側の側面11cには第1マイク穴15が位置している。図4に示されるように、機器ケース11の上側の側面11dには第2マイク穴16が位置している。
機器ケース11の前面11aの上端部からは、後述する第1カメラ180が有するレンズ181が視認可能となっている。図3に示されるように、機器ケース11の背面11bの上端部からは、後述する第2カメラ190が有するレンズ191が視認可能となっている。
電子機器10は、複数の操作ボタン17から成る操作ボタン群170(後述の図5参照)を備えている。複数の操作ボタン17のそれぞれはハードウェアボタンである。具体的には、複数の操作ボタン17のそれぞれは押しボタンである。なお、操作ボタン群170に含まれる少なくとも一つの操作ボタン17は、表示面12に表示されるソフトウェアボタンであってもよい。
操作ボタン群170には、機器ケース11の前面11aの下端部に位置する操作ボタン17a,17b,17cが含まれる。操作ボタン群170には、電源ボタン及びボリュームボタンが含まれてもよい。
操作ボタン17aは、例えばバックボタンである。バックボタンは、表示面12の表示を一つ前の表示に切り替えるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン17aを操作することよって、表示面12の表示が一つ前の表示に切り替わる。操作ボタン17bは、例えばホームボタンである。ホームボタンは、表示面12にホーム画面を表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン17bを操作することよって、表示面12にホーム画面が表示される。操作ボタン17cは、例えば履歴ボタンである。履歴ボタンは、電子機器10で実行されたアプリケーションの履歴を表示面12に表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン17cを操作することよって、表示面12には、電子機器10で実行されたアプリケーションの履歴が表示される。
<電子機器の電気的構成の一例>
図5は、図2~4に示される電子機器10の電気的構成の一例を示すブロック図である。図5に示されるように、電子機器10は、例えば、制御部100、無線通信部110、表示部120、タッチパネル130、操作ボタン群170、位置取得部140、リアルタイムクロック240及び発光部250を備える。さらに電子機器10は、レシーバ150、スピーカ160、第1マイク210、ノイズキャンセル用の第2マイク220、第1カメラ180、第2カメラ190、センサ装置200、振動部230及び電池260を備える。電子機器10が備えるこれらの構成要素は、機器ケース11内に収められている。
制御部100は、電子機器10の他の構成要素を制御することによって、電子機器10の動作を統括的に管理することが可能である。制御部100は制御装置あるいは制御回路とも言える。制御部100は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、少なくとも1つのプロセッサを含む。
種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、または複数の通信可能に接続された集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
1つの実施形態において、プロセッサは、例えば、関連するメモリに記憶された指示を実行することによって1以上のデータ計算手続又は処理を実行するように構成された1以上の回路又はユニットを含む。他の実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続き又は処理を実行するように構成されたファームウェア(例えば、ディスクリートロジックコンポーネント)であってもよい。
種々の実施形態によれば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせ、または他の既知のデバイス及び構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
本例では、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103を備える。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの、CPU101及びDSP102が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部103が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM(フラッシュメモリ)である。記憶部103には、地図情報105及び電子機器10を制御するための複数の制御プログラム104等が記憶されている。地図情報105には、道路情報及び施設情報等が含まれる。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種制御プログラム104を実行することによって実現される。
記憶部103内の複数の制御プログラム104には、様々なアプリケーション(つまり、アプリケーションプログラム)が含まれている。記憶部103には、例えば、電話アプリケーション、ブラウザ、スケジュール管理アプリケーション、カメラアプリケーション、静止画表示アプリケーション、動画再生アプリケーション、音楽再生アプリケーション及びメッセージ通信アプリケーション等が記憶されている。
電話アプリケーションは、電子機器10が、無線通信部110、レシーバ150及び第1マイク210等を利用して電話通信を行うためのアプリケーションである。電話アプリケーションは、ユーザが電子機器10を利用して、他の電子機器10のユーザと通話を行うためのアプリケーションであると言える。電話通信には、従来型の電話回線を利用した通信形態と、IP(Internet Protocol)電話通信と呼ばれる、インターネットを利用した通信形態とが含まれる。従来型の電話回線を利用した通信を行うための電話アプリケーションを「従来型電話アプリケーション」と呼ぶことがある。また、IP電話通信を行うための電話プリケーションを「IP電話アプリケーション」と呼ぶことがある。
記憶部103には、複数種類の電話アプリケーションが記憶されてもよい。記憶部103内の複数種類の電話アプリケーションには、少なくとも1種類の従来型電話アプリケーションが含まれてもよいし、少なくとも1種類のIP電話アプリケーションが含まれてもよい。
ブラウザは、電子機器10がウェブサイトを表示するためのアプリケーションである。スケジュール管理アプリケーションは、電子機器10にスケジュール情報を登録するためのアプリケーションである。カメラプリケーションは、電子機器10が第1カメラ180及び第2カメラ190を利用して被写体を撮影するためのアプリケーションである。静止画表示アプリケーションは、電子機器10が記憶部103内の静止画を表示するためのアプリケーションである。動画再生アプリケーションは、電子機器10が記憶部103内の動画を再生して表示するためのアプリケーションである。音楽再生アプリケーションは、電子機器10が記憶部103内の音楽を再生して出力するためのアプリケーションである。
メッセージ通信アプリケーションは、電子機器10が無線通信部110等を利用してメッセージ通信を行うためのアプリケーションである。メッセージ通信には、送信側から送信されたメッセージがサーバ装置に一旦保存され、受信側がサーバ装置からメッセージを読み出すような通信形態が含まれる。この通信形態は「電子メール通信」と呼ばれることがある。またメッセージ通信には、電子メール通信とは異なり、受信側が、送信側から送信されたメッセージをサーバ装置から読み出すことなくすぐに受信することができるような通信形態も含まれる。この通信形態は、「インスタントメッセージ通信」と呼ばれることがある。以後、電子メール通信を実現するためのメッセージ通信アプリケーションを「電子メールアプリケーション」と呼ぶことがある。また、インスタントメッセージ通信を実現するためのメッセージ通信アプリケーションを「IMアプリケーション」と呼ぶことがある。IMアプリケーションは「インスタントメッセンジャー」と呼ばれることがある。
記憶部103には、複数種類のメッセージ通信アプリケーションが記憶されてもよい。記憶部103内の複数種類のメッセージ通信アプリケーションには、少なくとも1種類の電子メールアプリケーションが含まれてもよいし、少なくとも1種類のIMアプリケーションが含まれてもよい。
記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、記憶部103内にあらかじめ記憶されているものであってよい。また、記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、電子機器10が他の装置からダウンロードして記憶部103内に記憶したものであってよい。
なお、制御部100の構成は上記の例には限られない。制御部100は、例えば、複数のCPU101を備えてもよい。また制御部100は、DSP102を備えなくてもよいし、複数のDSP102を備えてもよい。また、制御部100の全ての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェア回路によって実現されてもよい。また記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていてもよい。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)などを備えていてもよい。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、アンテナ111を用いて、例えば複数種類の無線通信方式で無線通信することが可能である。無線通信部110の無線通信は、制御部100によって制御される。無線通信部110は、無線通信回路とも言える。
無線通信部110は、ネットワーク2に含まれる携帯電話システムの基地局と無線通信することが可能である。無線通信部110は、当該基地局を通じて、別の携帯電話機及びウェブサーバ等と通信することが可能である。
また、無線通信部110は、ネットワーク2に含まれるWiFi等の無線LANを用いて無線通信を行うことが可能である。また無線通信部110は、ネットワーク2を介さずに直接他の装置と近距離無線通信を行うことが可能である。例えば、無線通信部110は、Bluetooth(登録商標)に準拠して無線通信することが可能である。無線通信部110は、ZigBee(登録商標)及びNFC(Near Field Communication)の少なくとも一方に準拠して無線通信することが可能であってもよい。
無線通信部110は、アンテナ111で受信した信号に対して増幅処理等の各種処理を行い、処理後の受信信号を制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して各種処理を行って、当該受信信号に含まれる情報を取得する。また、制御部100は、情報を含む送信信号を無線通信部110に出力する。無線通信部110は、入力される送信信号に対して増幅処理等の各種処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。制御部100は、後述するように、無線通信部110に、電子機器10の機器情報をサーバ装置50へ送信させる。
表示部120は、電子機器10の前面に位置する表示面12と、表示パネル121とを備えている。表示部120は、表示面12に各種情報を表示することが可能である。表示パネル121は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル121は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。表示パネル121は、機器ケース11内において、表示面12と対向している。表示パネル121に表示される情報は表示面12に表示される。表示部120は、表示を行うことによって、ユーザに対して通知を行う通知部であると言える。
タッチパネル130は、表示面12に対する指等の操作子による操作を検出することが可能である。タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル130は、例えば、表示面12の裏側に位置する。ユーザが指等の操作子によって表示面12に対して操作を行ったとき、その操作に応じた電気信号をタッチパネル130は制御部100に入力することが可能である。制御部100は、タッチパネル130からの電気信号(出力信号)に基づいて、表示面12に対して行われた操作の内容を特定することが可能である。そして制御部100は、特定した操作内容に応じた処理を行うことが可能である。
操作ボタン群170の各操作ボタン17は、ユーザによって操作されると、操作されたことを示す操作信号を制御部100に出力することが可能である。これにより、制御部100は、各操作ボタン17について、当該操作ボタン17が操作されたか否かを判断することができる。操作信号が入力された制御部100が他の構成要素を制御することによって、電子機器10では、操作された操作ボタン17に割り当てられている機能が実行される。
位置取得部140は、電子機器10の位置を示す位置情報を取得することが可能である。位置取得部140は、例えば、測位衛星が送信する衛星信号を受信し、受信した衛星信号に基づいて、電子機器10の位置情報を取得することが可能である。位置取得部140が取得する位置情報には、例えば、電子機器10の位置を示す緯度経度が含まれる。位置取得部140は位置取得回路であると言える。
位置取得部140は、例えばGPS受信機であって、GPS(Global Positioning System)の測位衛星からの無線信号を受信することが可能である。位置取得部140は、受信した無線信号に基づいて電子機器10の現在位置を例えば緯度経度で算出し、算出した緯度経度を含む位置情報を制御部100に出力する。電子機器10の位置情報は、当該電子機器10を持つユーザの位置情報であるともいえる。以後、位置取得部140で取得される位置情報を「GPS位置情報」と呼ぶことがある。
ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、電子機器10に位置取得部140を動作させたり、位置取得部140の動作を停止させたりすることができる。制御部100は、タッチパネル130の検出結果に基づいて、ユーザからの指示を特定し、その指示に応じて、位置取得部140を動作させたり、位置取得部140の動作を停止させたりすることが可能である。言い換えれば、制御部100は、ユーザからの指示に応じて、GPS位置情報を取得する機能を実行したり、停止したりすることが可能である。
なお位置取得部140は、GPS以外のGNSS(Global Navigation Satellite System)の測位衛星からの信号に基づいて電子機器10の位置情報を求めてもよい。例えば、位置取得部140は、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、IRNSS(Indian Regional Navigational Satellite System)、COMPASS、Galileoあるいは準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellites System)の測位衛星からの信号に基づいて電子機器10の位置情報を求めてもよい。以後、電子機器10の位置情報を「機器位置情報」と呼ぶことがある。
電子機器10は、位置取得部140を備えなくてもよい。この場合、電子機器10は、それとは別体の位置取得部140と無線あるいは有線で接続されてよい。
第1マイク210及び第2マイク220のそれぞれは、電子機器10の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器10の外部からの音は、第1マイク穴15から電子機器10の内部に取り込まれて第1マイク210に入力される。また、電子機器10の外部からの音は、第2マイク穴16から電子機器10の内部に取り込まれて第2マイク220に入力される。
スピーカ160は、例えばダイナミックスピーカである。スピーカ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。スピーカ160から出力される音は、スピーカ穴14から外部に出力される。ユーザは、スピーカ穴14から出力される音を、電子機器10から離れた場所でも聞こえることが可能である。スピーカ160は、音を出力することによって、ユーザに対して通知を行う通知部であると言える。
レシーバ150は受話音を出力することが可能である。レシーバ150は例えばダイナミックスピーカである。レシーバ150は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。レシーバ150から出力される音はレシーバ穴13から外部に出力される。レシーバ穴13から出力される音の音量は、スピーカ穴14から出力される音の音量よりも小さくなっている。ユーザは、レシーバ穴13から出力される音を、当該レシーバ穴13に耳を近づけることによって聞くことができる。レシーバ150は、音を出力することによって、ユーザに対して通知を行う通知部であると言える。なお、レシーバ150の代わりに、機器ケース11の前面部分を振動させる、圧電振動素子等の振動素子を設けてもよい。この場合には、音は、当該前面部分の振動によりユーザに伝達される。
第1カメラ180は、レンズ181及びイメージセンサなどを備えている。第2カメラ190は、レンズ191及びイメージセンサなどを備えている。第1カメラ180及び第2カメラ190のそれぞれは、制御部100による制御に基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体を示す静止画あるいは動画を生成して制御部100に出力することが可能である。
第1カメラ180のレンズ181は、機器ケース11の前面11aから視認可能となっている。したがって、第1カメラ180は、電子機器10の前面側(表示面12側)に存在する被写体を撮影することが可能である。第1カメラ180はインカメラと呼ばれる。一方で、第2カメラ190のレンズ191は、機器ケース11の背面11bから視認可能となっている。したがって、第2カメラ190は、電子機器10の背面側に存在する被写体を撮影することが可能である。第2カメラ190はアウトカメラと呼ばれる。
センサ装置200は、少なくとも一つのセンサを備える。本例では、センサ装置200は、例えば、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ及びジャイロセンサを備える。加速度センサは、例えば、電子機器10の加速度を検出することが可能な3軸加速度センサである。加速度センサは、電子機器10に設定されたx軸方向、y軸方向及びz軸方向の加速度を検出することができる。x軸方向、y軸方向及びz軸方向は、例えば、電子機器10の長手方向、短手方向及び厚み方向にそれぞれ設定される。気圧センサは、電子機器10の周囲の気圧を検出することが可能である。地磁気センサは、例えば、電子機器10の周囲の磁場(磁界とも呼ばれる)を検出することが可能な3軸地磁気センサである。地磁気センサは、電子機器10に設定されたx軸方向、y軸方向及びz軸方向の磁場を検出することが可能である。ジャイロセンサは、例えば、電子機器10の角速度を検出することが可能な3軸ジャイロセンサである。ジャイロセンサは、電子機器10に設定されたx軸、y軸及びz軸のそれぞれの軸周りの角速度を検出することが可能である。
なおセンサ装置200は、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ及びジャイロセンサの少なくとも一つのセンサを備えなくてもよい。この場合、電子機器10は、それとは別体の当該少なくとも一つのセンサと、無線あるいは有線で接続されてよい。また、センサ装置200は、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ及びジャイロセンサ以外のセンサを備えてもよい。例えば、センサ装置200は、近接センサ、照度センサ及び温度センサの少なくとも一つを備えてもよい。また、電子機器10は、それとは別体の、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ及びジャイロセンサ以外のセンサと、無線あるいは有線で接続されてもよい。
リアルタイムクロック240は、現在時刻を計測して制御部100に通知する。発光部250は、電子機器10の外部に向けて発光することが可能である。制御部100は、発光部250の発光を制御することが可能である。発光部250は、発光することによってユーザに通知を行う通知部であると言える。
振動部230は、電子機器10を振動させることができる。具体的には、振動部230は、制御部100による制御によって、機器ケース11を振動させることが可能である。振動部230は、機器ケース11を振動させることによって、電子機器10を持つユーザに対して通知を行うことが可能である。振動部230は例えば偏心モータを備えている。振動部230は、機器ケース11を振動させることによってユーザに通知を行う通知部であると言える。
電池260は例えば充電式の電池である。電池260から出力される電源は、電子機器10が備える制御部100及び無線通信部110などの各種構成に対して供給される。
<サーバ装置の構成例>
図6はサーバ装置50の構成の一例を示す図である。図6に示されるように、サーバ装置50は、例えば、制御部51と、ネットワーク2に接続される通信部54と、表示部55とを備える。
表示部55は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示部55は、制御部51によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。
制御部51は、サーバ装置50の他の構成要素を制御することによって、サーバ装置50の動作を統括的に管理することが可能である。制御部51は制御装置あるいは制御回路であるとも言える。制御部51は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、少なくとも1つのプロセッサを含む。電子機器10の制御部100が備えるプロセッサについての上記の説明は、制御部51が備えるプロセッサについても言える。
本例では、制御部51は、CPU52及び記憶部53を備える。記憶部53は、ROM及びRAMなどの、CPU52が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部53が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROMである。記憶部53には、サーバ装置50を制御するための複数の制御プログラム53aが記憶されている。また記憶部53には、電子機器10が送信する機器情報300が記憶される。記憶部103内では、電子機器10ごとに機器情報300が管理されている。制御部51の各種機能は、CPU52が記憶部53内の各種制御プログラム53aを実行することによって実現される。
通信部54は、有線あるいは無線でネットワーク2に接続されている。通信部54は、ネットワーク2を通じて、当該ネットワーク2に接続された、電子機器10等の装置と通信することが可能である。通信部54は、ネットワーク2から受け取った情報を制御部51に入力することが可能である。また通信部54は、制御部51から受け取った情報をネットワーク2に出力することが可能である。
サーバ装置50の構成は図6の例には限られない。例えば、制御部51は、複数のCPU52を備えてもよい。また制御部51は、少なくとも一つのDSPを備えてもよい。また、制御部51の全ての機能あるいは制御部51の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェア回路によって実現されてもよい。
また記憶部53は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えてもよい。記憶部53は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSDなどを備えてもよい。記憶部53内の少なくとも一つの制御プログラム53aは、記憶部53内にあらかじめ記憶されているものであってよい。また、記憶部53内の少なくとも一つの制御プログラム53aは、サーバ装置50が他の装置からダウンロードして記憶部53内に記憶したものであってよい。
サーバ装置50は、制御部51、通信部54及び表示部55以外の構成を備えてもよい。サーバ装置50は、例えば、タッチパネル等の、ユーザがサーバ装置50に情報を入力するための入力装置を備えてもよい。
<電子機器の表示例>
図7は電子機器10の表示例を示す図である。図7には、ホーム画面400の一例が模式的に示されている。図7に示されるように、表示面12に表示されるホーム画面400には、記憶部103内のアプリケーションに対応し、対応するアプリケーションの実行を電子機器10に指示するためのアイコン401が示される。
図7の例では、ホーム画面400には、ブラウザに対応するアイコン401aと、音楽再生アプリケーションに対応するアイコン401bと、カメラアプリケーションに対応するアイコン401cと、電子メールアプリケーションに対応するアイコン401dとが含まれる。またホーム画面400には、従来型電話アプリケーションに対応するアイコン401eと、IP電話アプリケーションに対応するアイコン401fとが含まれる。またホーム画面400には、例えば異なる会社から提供される2種類のIMアプリケーションにそれぞれ対応する2つのアイコン401g及び401hが含まれる。
ユーザは、ホーム画面400に含まれるアイコン401に対して所定の操作(例えばタップ操作)を行うことによって、当該アイコン401を選択することができる。制御部100は、選択されたアイコン401に対応するアプリケーションを記憶部103から読み出して実行する。つまり、制御部100は、タッチパネル130がアイコン401に対する所定の操作を検出すると、当該アイコン401に対応するアプリケーションを記憶部103から読み出して実行する。これにより、ユーザは、アイコン401を操作することによって当該アイコン401を選択し、選択したアイコン401に対応するアプリケーションを電子機器10に実行させることができる。例えば、ユーザが、電子メールアプリケーションに対応するアイコン401dをタップ操作すると、電子機器10では電子メールアプリケーションが実行される。またユーザが、従来型電話アプリケーションに対応するアイコン401eをタップ操作すると、電子機器10では従来型電話アプリケーションが実行される。
ホーム画面400だけではなく、表示面12に表示される各画面には、電子機器10の状態を通知する通知領域450が含まれる。通知領域450は、ステータスバーとも呼ばれる。図7に示されるように、通知領域450には、例えば、無線通信部110の通信状態を示すアイコン451と、電池260についての電池残量を示すアイコン452と、リアルタイムクロック240で取得される現在時刻を示すアイコン453とが含まれる。また、電子機器10において特定のイベントが発生すると、通知領域450には、発生したイベントに関する情報が示される。当該情報には、例えば、新しいメッセージの受信を通知するアイコン及び不在着信を通知するアイコンなどが含まれる。
以後、電子機器10の表示例を説明する場合に、通知領域450が特に関係しない場合には、通知領域450の図示を省略することがある。
<電子機器の動作例について>
<電子機器の着信通知の一例>
電子機器10は、相手機器10からの電話通信の発信を着信すると、自装置ユーザに対して電話通信の着信通知を行う。また、電子機器10は、相手機器10がメッセージ通信で送信するメッセージを受信(言い換えれば、着信)すると、自装置ユーザに対してメッセージ通信の着信通知を行う。以後、電話通信の発信を「電話発信」と呼ぶことがある。また、電話通信の着信通知を「電話着信通知」と呼び、メッセージ通信の着信通知を「メッセージ着信通知」と呼ぶことがある。また、電話通信の着信を「電話着信」と呼ぶことがある。
電子機器10は、例えば、表示部120、スピーカ160、振動部230及び発光部250を用いて、電話着信通知を行うことが可能である。
例えば、電話通信の着信中(以後、「電話着信中」と呼ぶことがある)に、制御部100が、電話着信を通知する着信通知画面を表示部120に表示させることによって、電子機器10は電話着信通知を自装置ユーザに行うことができる。この電話着信通知を「表示による電話着信通知」と呼ぶことがある。着信通知画面は、電話着信を通知する着信通知情報であるとも言える。
電話着信中に、制御部100が、電話通信の着信音をスピーカ160に出力させることによって、電子機器10は電話着信通知を自装置ユーザに行うことができる。この電話着信通知を「音による電話着信通知」と呼ぶことがある。電話着信通知のための着信音を「電話着信音」と呼ぶことがある。電子機器10は、音出力を用いて電話着信通知を行うことができると言える。
電話着信中に、制御部100が、振動部230に機器ケース11を振動させることによって、電子機器10は電話着信通知を自装置ユーザに行うことができる。この電話着信通知を「振動による電話着信通知」と呼ぶことがある。電話着信通知のための機器ケース11の振動を「電話着信振動」と呼ぶことがある。電子機器10は、振動を用いて電話着信通知を行うことができると言える。
電話着信中に、制御部100が、発光部250を発光させることによって、電子機器10は電話着信通知を自装置ユーザに行うことができる。この電話着信通知を「発光による電話着信通知」と呼ぶことがある。電話着信通知のための発光部250の発光を「電話着信発光」と呼ぶことがある。電子機器10は、発光を用いて電話着信通知を行うことができると言える。
同様に、電子機器10は、例えば、表示部120、スピーカ160、振動部230及び発光部250を用いて、メッセージ着信通知を行うことが可能である。例えば、電子機器10でのメッセージの受信に応じて、制御部100が、表示部120に、メッセージの受信を通知する情報を例えば通知領域450に表示させることによって、電子機器10はメッセージ着信通知を自装置ユーザに行うことができる。このメッセージ着信通知を「表示によるメッセージ着信通知」と呼ぶことがある。
電子機器10でのメッセージの受信に応じて、制御部100が、メッセージ通信の着信音をスピーカ160に出力させることによって、電子機器10はメッセージ着信通知を自装置ユーザに行うことができる。このメッセージ着信通知を「音によるメッセージ着信通知」と呼ぶことがある。メッセージ着信通知のための着信音を「メッセージ着信音」と呼ぶことがある。
電子機器10でのメッセージの受信に応じて、制御部100が、振動部230に機器ケース11を振動させることによって、電子機器10はメッセージ着信通知を自装置ユーザに行うことができる。このメッセージ着信通知を「振動によるメッセージ着信通知」と呼ぶことがある。メッセージ着信通知のための機器ケース11の振動を「メッセージ着信振動」と呼ぶことがある。
電子機器10でのメッセージの受信に応じて、制御部100が、発光部250を発光させることによって、電子機器10はメッセージ着信通知を自装置ユーザに行うことができる。このメッセージ着信通知を「発光によるメッセージ着信通知」と呼ぶことがある。メッセージ着信通知のための発光部250の発光を「メッセージ着信発光」と呼ぶことがある。
ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、電話着信通知に関する設定を電子機器10に対して行うことができる。例えば、ユーザは、電話着信通知に関して、音による電話着信通知を実行するか否かと、振動による電話着信通知を実行するか否かと、発光による電話着信通知を実行するか否かとを電子機器10に対して設定することができる。またユーザは、電子機器10に対して、電話着信音の音量を設定することができる。またユーザは、電子機器10に対して、電話着信振動の大きさを設定することができる。振動の大きさは、例えば、振動の加速度で表される。またユーザは、電子機器10に対して、電話着信発光の輝度を設定することができる。電子機器10は、基本的には、自装置での電話着信通知に関する設定に応じて電話着信通知を行う。ただし、後述するように、電子機器10の電話着信通知が、他の電子機器10によって制御されることがある。
同様に、ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、メッセージ着信通知に関する設定を電子機器10に対して行うことができる。例えば、ユーザは、メッセージ着信通知に関して、音によるメッセージ着信通知を実行するか否かと、振動によるメッセージ着信通知を実行するか否かと、発光によるメッセージ着信通知を実行するか否かとを電子機器10に対して設定することができる。またユーザは、電子機器10に対して、メッセージ着信音の音量を設定することができる。またユーザは、電子機器10に対して、メッセージ着信振動の大きさを設定することができる。またユーザは、電子機器10に対して、メッセージ着信発光の輝度を設定することができる。電子機器10は、基本的には、自装置でのメッセージ着信通知に関する設定に応じてメッセージ着信通知を行う。ただし、後述するように、電子機器10のメッセージ着信通知が、他の電子機器10によって制御されることがある。
<ノイズキャンセル機能の一例>
電子機器10は、第2マイク220が拾う音に基づいて、第1マイク210が拾う音に含まれるノイズを除去するノイズキャンセル機能を有する。ノイズキャンセル機能の実行中では、例えば、制御部100は、第2マイク220の出力信号に逆位相の信号を、第1マイク210の出力信号に重畳することによって、第1マイク210の出力信号に含まれるノイズを除去する。ノイズキャンセル機能は、例えば電話通信中に実行される。電子機器1が電話通信を行う場合、ユーザの口は、第1マイク穴15に近い位置に存在し、第2マイク穴16から遠い位置に存在する。したがって、第1マイク210はユーザの声をよく拾い、第2マイク220はユーザの声をほとんど拾わない。よって、第2マイク220の出力信号の逆位相の信号が、第1マイク210の出力信号に重畳されることによって、第1マイク210の出力信号に含まれるノイズを除去することができる。なお、第2マイク220の出力信号に基づいて第1マイク210の出力信号に含まれるノイズを除去する方法は、これ以外であってもよい。
ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、電子機器10に対して、電話通信中にノイズキャンセル機能を実行するか否かを設定を行うことができる。以後、この設定を「ノイズキャンセル設定」と呼ぶことがある。電子機器10は、電話通信中に、基本的には、自装置でのノイズキャンセル設定に応じてノイズキャンセル機能を実行する。ただし、後述するように、電子機器10が電話通信中にノイズキャンセル機能を実行するか否かが、他の電子機器10によって制御されることがある。
<機器情報の送信について>
本例では、電子機器10の制御部100は、自装置の機器情報を生成し、生成した機器情報を、無線通信部110にサーバ装置50へ送信させることが可能である。
電子機器10では、例えば、制御部100は、一定時間ごとに、無線通信部110に、最新の機器情報をサーバ装置50へ送信させる。また制御部100は、機器情報に含まれる情報に変更が生じるたびに、無線通信部110に、機器情報をサーバ装置50へ送信させてもよい。また制御部100は、サーバ装置50から機器情報の送信要求があるたびに、無線通信部110に、最新の機器情報をサーバ装置50へ送信させてもよい。電子機器10は、自装置の識別情報とともに、自装置の機器情報を送信する。識別情報としては、例えば、電子機器10に割り当てられた電話番号が採用されてもよい。
サーバ装置50では、通信部54が、電子機器10の機器情報及び識別情報を取得すると、制御部51は、取得された機器情報及び識別情報を互いに対応付けて記憶部53に記憶する。このとき、記憶部53内に、受信された識別情報に対応する古い機器情報が記憶されている場合には、制御部51は、古い機器情報の代わり受信された機器情報を記憶部53に記憶する。これにより、記憶部53内には、各電子機器10についての最新の機器情報が記憶される。
本例では、機器情報には、電子機器10の位置情報、つまり機器位置情報が含まれる。例えば、機器情報には、位置取得部140で取得されるGPS位置情報が含まれる。機器情報には、機器位置情報以外の情報が含まれてもよいし、機器位置情報だけで構成されてもよい。
また機器情報には、GPS位置情報とは異なる種類の位置情報が含まれてよい。例えば、GPS位置情報のように、電子機器10の位置を緯度経度で特定するための位置情報ではなく、電子機器10の位置を、それが存在する場所の名称で特定するための位置情報が機器情報に含まれてもよい。この場合、例えば、電子機器10が映画館内に存在する場合には、電子機器10が映画館内に存在することを示す位置情報が機器情報に含められる。また、電子機器10が、工場内に存在する場合には、電子機器10が工場内に存在することを示す位置情報が機器情報に含められる。制御部100は、GPS位置情報と、記憶部103内の地図情報105とに基づいて、電子機器10が位置する場所の名称を特定することができる。
また電子機器10は、自装置が地下に存在したり、位置取得部140の動作が停止していたりして、GPS位置情報を取得できない場合には、他の方法を用いて機器位置情報を取得してもよい。
例えば、電子機器10は、ネットワーク2に含まれる、自装置が通信する基地局の位置情報を、機器位置情報として使用してもよい。以後、この機器位置情報を「通信基地局に基づく機器位置情報」と呼ぶことがある。電子機器10は、基地局との通信中に、当該基地局からその位置情報を取得することができる。
また電子機器10は、施設等に設置されているビーコン送信装置が送信するビーコン情報に含まれる位置情報を、機器位置情報として使用してもよい。以後、この機器位置情報を「ビーコン情報に基づく機器位置情報」と呼ぶことがある。無線通信部110が受信するビーコン情報には、それを送信するビーコン送信装置の位置情報が含まれる。
また電子機器10は、施設等に配置されているAR(Augmented Reality)タグから取得したARタグ情報に含まれる位置情報を、機器位置情報として使用してもよい。以後、この機器位置情報を「ARタグに基づく機器位置情報」と呼ぶことがある。電子機器10は、第1カメラ180あるいは第2カメラ190でARタグを撮影することによって、当該ARタグからARタグ情報を取得することができる。ARタグから取得されたARタグ情報には、そのARタグの位置情報が含まれる。
また電子機器10が、電車の運賃の支払いが自動改札機で可能なICカード機能を有している場合、当該ICカード機能によって、自装置が駅の改札の内側及び外側のどちらに存在するかを特定することができる。このような場合には、電子機器10は、自装置が駅の改札の内側及び外側のどちらに存在するかを示す情報を機器位置情報として使用してもよい。
また電子機器10は、GPS位置情報を新しく取得できない場合には、直近に取得したGPS位置情報と、自装置の移動に関する情報とに基づいて、自装置の予測位置を示す位置情報を生成し、これを機器位置情報として機器情報に含めてもよい。電子機器10の移動に関する情報としては、例えば、電子機器10の移動方向及び移動距離が採用される。例えば、制御部100は、自装置が直近に取得したGPS位置情報が示す位置から自装置が移動した移動方向及び移動距離を、センサ装置200に含まれる加速度センサ及びジャイロセンサの検出結果に基づいて特定する。そして、制御部100は、自装置が直近に取得したGPS位置情報が示す位置と、特定した移動方向及び移動距離とに基づいて、自装置の現在の予測位置を示す位置情報を生成する。電子機器10は、この位置情報を機器位置情報として送信する。
<電話アプリケーション起動後の電子機器の動作例>
本例では、電子機器10は、電話アプリケーションの起動後、相手機器10との電話通信についての自装置ユーザからの発信指示に応じて、相手機器10の機器情報に基づく処理を行うことが可能である。ユーザは、このような電子機器10を利用することができることから、電子機器10の利便性が向上する。
図8は、電話アプリケーション起動後の電子機器10の動作の一例を示すフローチャートである。電子機器10の制御部100は、上述のアイコン401eあるいはアイコン401fに対するタップ操作をタッチパネル130が検出すると、タップ操作されたアイコン401に対応する電話アプリケーションを記憶部103内から読み出して実行する。これにより、電話アプリケーションが起動する。
電話アプリケーションの起動後、ステップs1において、制御部100は、タッチパネル130からの出力信号に基づいて、相手機器10との電話通信についての自装置ユーザからの発信指示が自装置に入力されたことを特定すると、ステップs2を実行する。
以後、単に「発信指示」と言えば、電話通信についての発信指示を意味する。また、相手機器10との電話通信についての発信指示が電子機器10に入力された場合のその相手機器1を「対象相手機器10」と呼ぶことがある。また、対象相手機器10のユーザを「対象相手ユーザ」と呼ぶことがある。また、発信指示が入力された電子機器10を「発信指示受付機器10」あるいは「指示受付機器10」と呼ぶことがある。
図9は、電話アプリケーションの実行中の表示例を示す図である。図9には、従来型電話アプリケーションの実行中の表示例が示されている。図9には、電話通信の相手機器10に割り当てられた電話番号を入力するための入力画面500の一例が示されている。入力画面500は、ダイヤルパッドあるいはキーパッドと呼ばれることがある。
図9に示されるように、入力画面500には、番号等の記号を入力するための12個の入力ボタン501が含まれる。各入力ボタン501には記号が割り当てられている。入力ボタン501に対して例えばタップ操作が行われると、タップ操作が行われた入力ボタン501に割り当てられた記号が電子機器10に入力される。ユーザは、複数の入力ボタン501を操作することによって、電子機器10に対して、相手機器10の電話番号を入力することができる。
また入力画面500には、発信指示を電子機器10に入力するための発信指示ボタン502が含まれる。発信指示ボタン502に対して例えばタップ操作が行われると、電子機器10に対して発信指示が入力される。ユーザは、電子機器10に対して相手機器10の電話番号を入力した後、発信指示ボタン502を操作することによって、電子機器10に対して、相手機器10との電話通信の発信指示を入力することができる。
ユーザが発信指示を電子機器10に入力する方法は上記の例に限られない。ユーザは、例えば、記憶部103内の電話帳を利用して発信指示を電子機器10に入力することができる。この場合、例えば、ユーザは、表示面12に対して所定の操作を行って、電子機器10に、記憶部103内の電話帳に含まれる相手機器10の電話番号を表示面12に表示させる。そして、ユーザは、表示面12に表示される相手機器10の電話番号に対して例えばタップ操作を行うことによって、相手機器10との電話通信の発信指示を電子機器10に入力することができる。また、ユーザは、表示面12に表示される着信履歴あるいは発信履歴を利用して、発信指示を電子機器10に入力してもよい。また、ユーザは、第1マイク210に所定の音声を入力することによって、発信指示を電子機器10に入力してもよい。
なお上記の例では、電子機器10が、相手機器10と電話通信を行う場合に用いる相手機器10の識別情報として、電話番号が使用されているが、IP電話アプリケーションにおいては、電話番号以外の識別情報が使用されることがある。
ステップs2においては、制御部100は、対象相手機器10の機器情報をサーバ装置50に要求するための第1要求信号を生成する。この第1要求信号には、対象相手機器10の識別情報が含まれている。そして、制御部100は、無線通信部110に第1要求信号をサーバ装置50へ送信させる。
第1要求信号を受信したサーバ装置50では、制御部51が、第1要求信号に含まれる識別情報に対応する機器情報を記憶部53から読み出す。そして、サーバ装置50は、読み出した機器情報を、発信指示受付機器10へ送信する。これにより、発信指示受付機器10は、対象相手機器10の機器情報を取得することができる。
ステップs2の後、ステップs3において、無線通信部110がサーバ装置50から対象相手機器10の機器情報を取得すると、ステップs4において、制御部100は、取得された機器情報に基づく処理を実行する。
本例では、指示受付機器10は、発信指示に応じて電話通信の発信を無条件に行うのではなく、対象相手機器10に応じた処理を行う。ステップs4において、制御部100は、自装置が取得した機器情報に含まれる、対象相手機器10の機器位置情報に基づく処理を行う。ステップs4において、制御部100は、機器位置情報に基づいて自装置の動作の制御を行ってもよいし、機器位置情報に基づいて対象相手機器10の動作の制御を行ってもよい。
なお制御部100は、取得した機器情報を、記憶部103内の電話帳に登録してもよい。この場合、制御部100は、相手機器10の機器情報を、電話帳において、相手機器10の電話番号に対応付けて登録してもよい。これにより、電子機器10が電話帳を表示することによって、ユーザは、機器情報を確認することができる。
また上記の例では、電子機器10は、発信指示をトリガとして、第1要求信号をサーバ装置50に送信しているが、他の条件をトリガとして、第1要求信号をサーバ装置50に送信してもよい。例えば、電子機器10は、一定時間ごとに、第1要求信号をサーバ装置50に送信してもよい。この場合、図10に示されるように、ステップs2,s3が不要となり、ステップs4では、電子機器10が直近に取得した機器情報に基づく処理が実行される。
また、電子機器10は、サーバ装置50を介さずに、発信指示に係る相手機器10から機器情報を取得してもよい。この場合、例えば、制御部100は、ステップs2において、無線通信部110に、対象相手機器10に機器情報を要求するための第2要求信号を対象相手機器10へ送信させる。指示受付機器10では、無線通信部110が第2要求信号を受信すると、制御部100は、無線通信部110に、自装置の機器情報を相手機器10へ送信させる。ステップs3において、無線通信部110が対象相手機器10の機器情報を取得すると、ステップs4において、制御部100は、取得された機器情報に基づく処理を実行する。
また、電子機器10は、発信指示とは別の条件をトリガとして、第2要求信号を相手機器10へ送信してもよい。例えば、電子機器10は、一定時間ごとに、第2要求信号を相手機器10へ送信してもよい。この場合、上述の図10に示されるように、ステップs2,s3が不要となり、ステップs4では、電子機器10が直近に取得した機器情報に基づく処理が実行される。
また、電子機器10は、他の電子機器10からの要求に応じて機器情報を送信するのではなく、自ら機器情報を他の電子機器10に送信してもよい。例えば、電子機器10は、一定時間ごとに、自装置の機器情報を他の電子機器10に送信してもよい。この場合、図10のように、ステップs2,s3が不要となり、ステップs4において、指示受付機器10は、相手機器10から直近に取得した機器情報に基づく処理を行う。
なお、電子機器10がサーバ装置50あるいは他の電子機器から機器情報を取得する場合には、5G(第5世代移動通信システム)に準拠した無線通信方式のように、通信速度が大きく、かつレイテンシが小さい無線通信方式が使用されてもよい。例えば、上述のステップs2及びs3では、5Gに準拠した無線通信方式が使用されてもよい。
このように、本例に係る電子機器10は、電話アプリケーションの起動後、相手機器10との電話通信についての自装置ユーザからの発信指示に応じて、相手機器10の機器位置情報に基づく処理を行うことが可能である。ユーザは、このような電子機器10を利用することができることから、電子機器10の利便性が向上する。以下に、ステップs4についての様々な具体例について説明する。
<第1の例>
本例では、指示受付機器10の制御部100は、ステップs4において、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の種類に応じた処理を行う。図11は、本例に係るステップs4を示すフローチャートである。図11に示される例では、制御部100は、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定する。これにより、電子機器10の利便性が向上する。
図11に示されるように、ステップs11において、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器情報から機器位置情報を取得する。次にステップs12において、制御部100は、取得した機器位置情報から特定される場所が、騒音が大きい可能性が高い場所であるか否かを判定する。以後、騒音が大きい可能性が高い場所を「騒音場所」と呼ぶことがある。
本例では、記憶部103には、騒音場所を示す騒音場所情報が記憶されている。騒音場所情報には、騒音場所の位置情報が含まれる。騒音場所情報が示す騒音場所には、例えば、工場及び幹線道路沿いの場所等が含まれる。また、騒音場所情報が示す騒音場所には、ユーザが指定する騒音場所が含まれてもよい。この場合、ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、騒音場所の位置情報を電子機器10に入力する。ユーザは、例えば、当該ユーザが勤務する会社が工事を行っている工事現場の位置情報を電子機器10に入力してもよい。電子機器10は、ユーザによって入力された位置情報を記憶部103内の騒音場所情報に含める。これにより、騒音場所情報が示す騒音場所に、ユーザが指定する騒音場所が含まれる。
ステップs12において、制御部100は、機器位置情報と、記憶部103内の騒音場所情報とに基づいて、機器位置情報から特定される場所が騒音場所であるか否かを判定する。制御部100は、機器位置情報が示す位置(言い換えれば場所)が、騒音場所情報が示す騒音場所に含まれる場合には、機器位置情報から特定される場所、言い換えれば、対象相手機器10が存在する場所が、騒音場所であると判定する。一方で、制御部100は、機器位置情報が示す位置が、騒音場所情報が示す騒音場所に含まれない場合には、機器位置情報から特定される場所、言い換えれば、対象相手機器10が存在する場所が、騒音場所ではないと判定する。
ステップs12においてNOと判定されると、ステップs13において、制御部100は、電話通信の実行を決定する。そして、ステップs14において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して、ステップs1の発信指示に応じた電話発信を行う。対象相手機器10が、指示受付機器10からの電話通信の発信に対して応答すると、指示受付機器10と対象相手機器10との間で電話通信が行われる。電話通信中の指示受付機器10では、第1マイク210に入力される音声が無線通信部110から対象相手機器10に送信される。電話通信中の対象相手機器10では、無線通信部110が受信する音声がレシーバ150あるいはスピーカ160から出力される。また、電話通信中の対象相手機器10では、第1マイク210に入力される音声が無線通信部110から指示受付機器10に送信される。電話通信中の指示受付機器10では、無線通信部110が受信する音声がレシーバ150あるいはスピーカ160から出力される。
一方で、ステップs12においてYESと判定されると、ステップs15において、制御部100は、メッセージ通信の実行を決定する。そしてステップs16において、制御部100は、記憶部103内のメッセージ通信アプリケーションを実行する。このとき、制御部100は、電子メールアプリケーションを実行してもよいし、IMアプリケーションを実行してもよい。
次にステップs17において、タッチパネル130は、表示面12に対する、メッセージの送信先を選択する送信先選択操作、メッセージの入力操作、及びメッセージの送信指示操作(言い換えればメッセージの発信指示操作)を検出する。指示受付機器10のユーザは、メッセージの送信先として対象相手機器10を選択する。ステップs17の後、ステップs18において、制御部100は、無線通信部110に、選択された相手機器10、つまり対象相手機器10へメッセージを送信させる。
発信指示受付機器10からメッセージを受信した対象相手機器10では、メッセージ通信アプリケーションが起動し、制御部100が、受信されたメッセージを表示部120に表示させる。これにより、対象相手ユーザは、指示受付機器10からのメッセージを確認することができる。
なお制御部100は、ステップs16において、メッセージ通信アプリケーションを実行したとき、メッセージの送信先が、自動的に、対象相手機器10となるようにしてもよい。これにより、ステップs17において、ユーザは、表示面12に対する送信先選択操作が不要となる。
このように、図11の例では、相手機器10との電話通信についての発信指示を受け付けた電子機器10は、相手機器10の機器位置情報から特定される場所が騒音場所である場合、電話通信の実行の替わりにメッセージ通信の実行を決定する。対象相手機器10が騒音場所に存在する場合には、対象相手機器10のユーザは、指示受付機器10の電話通信の着信に気付かない可能性がある。その結果、指示受付機器10のユーザは、対象相手機器10のユーザに対して情報を伝達できない可能性がある。本例のように、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が騒音場所である場合に、指示受付機器10が、メッセージ通信を行うことを決定することによって、対象相手機器10のユーザは、指示受付機器10からのメッセージを確認することが可能になる。よって、指示受付機器10のユーザは、対象相手機器10のユーザに対して情報を伝達することができる可能性が向上する。その結果、電子機器10の利便性が向上する。
なお電子機器10は、自装置が騒音場所に存在するか否かを判定してもよい。この場合、制御部100は、例えば、自装置のGPS位置情報が示す位置が、自装置の記憶部103内の騒音場所情報が示す騒音場所に含まれる場合、自装置が騒音場所に存在すると判定する。制御部100は、自装置が騒音場所に存在すると判定すると、自装置が騒音場所に存在することを示す情報を、自装置の機器位置情報として生成する。一方で、制御部100は、自装置が騒音場所に存在しないと判定すると、自装置が騒音場所以外の場所に存在することを示す情報を、自装置の機器位置情報として生成する。そして、制御部100は、生成した機器位置情報を含む機器情報を送信する。このような場合、上述のステップs12において、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器情報から取得した機器位置情報が、対象相手機器10が騒音場所に存在することを示す場合、YESと判定して、ステップs15~s18を実行する。一方で、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器情報から取得した位置情報が、対象相手機器10が騒音場所以外の場所に存在することを示す場合、NOと判定して、ステップs13及びs14を実行する。
また、サーバ装置50が騒音場所情報を記憶している場合には、指示受付機器10は、ステップs12において、サーバ装置50から騒音場所情報を取得してもよい。
図12は、指示受付機器10が、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定する場合のステップs4の他の例を示すフローチャートである。図12に示されるように、上述のステップs11が実行された後にステップs22が実行される。ステップs22では、制御部100は、取得した機器位置情報から特定される場所が、電子機器10の音出力が不適切である場所であるか否を判定する。以後、電子機器10の音出力が不適切である場所を「不適切場所」と呼ぶことがある。
本例では、記憶部103には、不適切場所を示す不適切場所情報が記憶されている。不適切場所情報には、不適切場所の位置情報が含まれる。不適切場所情報が示す不適切場所には、例えば、映画館、劇場、美術館、博物館、病院及びコンサート会場等が含まれる。また、不適切場所情報が示す不適切場所には、ユーザが指定する不適切場所が含まれてもよい。この場合、ユーザは、例えば表示面12を操作することによって、不適切場所の位置情報を電子機器10に入力する。ユーザは、例えば、当該ユーザが勤務する会社の会議室の位置情報を電子機器10に入力してもよい。電子機器10は、ユーザによって入力された位置情報を記憶部103内の不適切場所情報に含める。これにより、不適切場所情報が示す不適切場所に、ユーザが指定する不適切場所が含まれる。
ステップs22において、制御部100は、機器位置情報と、記憶部103内の不適切場所情報とに基づいて、機器位置情報から特定される場所が不適切場所であるか否かを判定する。制御部100は、機器位置情報が示す位置が、不適切場所情報が示す不適切場所に含まれる場合には、機器位置情報から特定される場所、言い換えれば、対象相手機器10が存在する場所が、不適切場所であると判定する。一方で、制御部100は、機器位置情報が示す位置が、不適切場所情報が示す不適切場所に含まれない場合には、機器位置情報から特定される場所、言い換えれば、対象相手機器10が存在する場所が、不適切場所ではないと判定する。
ステップs22においてNOと判定されると、上述のステップs13及びs14が実行されて、電話通信の発信が行われる。一方で、ステップs22においてYESと判定されると、上述のステップs15~s18が実行されて、指示受付機器10からメッセージが送信される。
このように、図12の例では、相手機器10との電話通信についての発信指示を受け付けた電子機器10は、相手機器10の機器位置情報から特定される場所が、不適切場所である場合、電話通信の実行の替わりにメッセージ通信の実行を決定する。
ここで、電子機器10が電話着信に長時間応答しない場合には、電子機器10から長時間電話着信音が出力されることがある。したがって、対象相手機器10が、不適切場所において、電話着信音を長時間出力する可能性がある。一方で、メッセージ着信音は、電話着信音とは異なり、長時間出力される可能性は低い。
図12の例のように、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が不適切場所である場合に、指示受付機器10がメッセージ通信の実行を決定することによって、不適切場所において対象相手機器10から音が長時間出力される可能性を低減することができる。一方で、対象相手機器10のユーザは、指示受付機器10からのメッセージを確認することができることから、指示受付機器10のユーザは、対象相手機器10のユーザに対して情報を伝達することができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
なお図12の例では、ステップs16において、制御部100は、メッセージとともに、音によるメッセージ着信通知を対象相手機器10が実行しないことを命令する制御信号を無線通信部110に送信させてもよい。メッセージ及び制御信号を受け取った対象相手機器10では、制御部100は、自装置でのメッセージ着信通知に関する設定の内容にかかわらず、音によるメッセージ着信通知を実行しないように対象相手機器10を制御する。これにより、不適切場所において対象相手機器10からメッセージ着信音が出力される可能性を低減することができる。よって、電子機器10の利便性がさらに向上する。
また図12の例では、ステップs16において、制御部100は、メッセージとともに、振動によるメッセージ着信通知を対象相手機器10が実行しないことを命令する制御信号を無線通信部110に送信させてもよい。メッセージ及び制御信号を受け取った対象相手機器10では、制御部100は、自装置でのメッセージ着信通知に関する設定の内容にかかわらず、振動によるメッセージ着信通知を実行しないように対象相手機器10を制御する。機器ケース11が振動する場合には、電子機器10から音が出力される可能性がある。対象相手機器10が振動によるメッセージ着信通知を実行しないことによって、不適切場所において対象相手機器10から音が出力される可能性を低減することができる。よって、電子機器10の利便性がさらに向上する。
また図12の例では、ステップs16において、制御部100は、メッセージとともに、発光によるメッセージ着信通知を対象相手機器10が実行しないことを命令する制御信号を無線通信部110に送信させてもよい。メッセージ及び制御信号を受け取った対象相手機器10では、制御部100は、自装置でのメッセージ着信通知に関する設定の内容にかかわらず、発光によるメッセージ着信通知を実行しないように対象相手機器10を制御する。映画館など、電子機器10の音出力が不適切な場所は、電子機器10の発光も不適切な場所である可能性がある。対象相手機器10が発光によるメッセージ着信通知を実行しないことによって、電子機器10の発光が不適切な場所において、対象相手機器10が発光する可能性を低減することができる。よって、電子機器10の利便性がさらに向上する。
また図12の例では、ステップs16において、制御部100は、メッセージとともに、音によるメッセージ着信通知、振動によるメッセージ着信通知及び発光によるメッセージ着信通知のうちの少なくとも2種類のメッセージ着信通知を対象相手機器10が実行しないことを命令する制御信号を無線通信部110に送信させてもよい。
なお電子機器10は、自装置が不適切場所に存在するか否かを判定してもよい。この場合、制御部100は、例えば、自装置のGPS位置情報が示す位置が、自装置の記憶部103内の不適切場所情報が示す不適切場所に含まれる場合、自装置が不適切場所に存在すると判定する。制御部100は、自装置が不適切場所に存在すると判定すると、自装置が不適切場所に存在することを示す情報を、自装置の機器位置情報として生成する。一方で、制御部100は、自装置が不適切場所に存在しないと判定すると、自装置が不適切場所以外の場所に存在することを示す情報を、自装置の機器位置情報として生成する。そして、制御部100は、生成した機器位置情報を含む機器情報を送信する。このような場合、上述のステップs22において、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器情報から取得した機器位置情報が、対象相手機器10が不適切場所に存在することを示す場合、YESと判定して、ステップs15~s18を実行する。一方で、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器情報から取得した機器位置情報が、対象相手機器10が不適切場所以外の場所に存在することを示す場合、NOと判定して、ステップs13及びs14を実行する。
また、ステップs11で取得された機器位置情報が、対象相手機器10が駅の改札の内側に存在することを示す場合には、指示受付機器10は、ステップs12においてYESと判定して、ステップs15~s17を実行してもよい。また、ステップs11で取得された機器位置情報が、対象相手機器10が駅の改札の外側に存在することを示す場合には、指示受付機器10は、ステップs12においてNOと判定して、ステップs13及びs14を実行してもよい。
また、サーバ装置50が不適切場所情報を記憶している場合には、指示受付機器10は、ステップs22において、サーバ装置50から不適切場所情報を取得してもよい。
<第2の例>
図13は本例に係るステップs4を示すフローチャートである。上記の第1の例に係るステップs4では、指示受付機器10は、自装置の動作を制御している。これに対して、本例に係るステップs4では、指示受付機器10は、対象相手機器10の動作を制御する。図13の例では、制御部100は、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、対象相手機器10の電話通信に関する動作を制御する。より具体的には、制御部100は、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知を制御する。これにより、電子機器10の利便性が向上する。
図13に示されるように、上述のステップs11及びs12が実行される。ステップs12においてYESと判定されると、ステップs31において、制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うための制御信号を生成する。そして、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して、電話通信の発信を行うとともに、生成した制御信号を送信する。
指示受付機器10からの電話通信の発信を着信した対象相手機器10では、制御部100は、自装置での電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、指示受付機器10から受け取った制御信号に応じた電話着信通知を行うように対象相手機器10を制御する。
一方で、ステップs12においてNOと判定されると、ステップs32において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。このとき、ステップs31で送信される制御信号は対象相手機器10に送信されない。ステップs32での発信を着信した対象相手機器10は、自装置での電話着信通知に関する設定に従った電話着信通知を行う。
ステップs31では、制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知としての音出力を制御するための制御信号を生成してもよい。例えば、制御部100は、電話着信音の音量を最大にして音による電話着信通知を行うことを命令する制御信号を生成してもよい。この場合、ステップs31で送信される制御信号を受信した対象相手機器10は、自装置で電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、電話着信音の音量を最大にして音による電話着信通知を行う。これにより、騒音場所に存在する対象相手機器10のユーザは、対象相手機器10からの電話着信通知に気付きやすくなる。よって、電子機器10の利便性が向上する。以後、電話着信音の音量を最大にして音による電話着信通知を行うことを、「最大音による電話着信通知」と呼ぶことがある。
またステップs31では、制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知としての振動を制御するための制御信号を生成してもよい。例えば、制御部100は、電話着信振動の大きさを最大にして振動による電話着信通知を行うことを命令する制御信号を生成してもよい。この場合、ステップs31で送信される制御信号を受信した対象相手機器10は、自装置で電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、電話着信振動の大きさを最大にして振動による電話着信通知を行う。これにより、騒音場所に存在する対象相手機器10のユーザは、対象相手機器10からの電話着信通知に気付きやすくなる。よって、電子機器10の利便性が向上する。電話着信振動の大きさを最大にして振動による電話着信通知を行うことを、「最大振動による電話着信通知」と呼ぶことがある。
またステップs31では、制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知としての発光を制御するための制御信号を生成してもよい。例えば、制御部100は、電話着信発光の輝度を最大にして発光による電話着信通知を行うことを命令する制御信号を生成してもよい。この場合、ステップs31で送信される制御信号を受信した対象相手機器10は、自装置で電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、電話着信発光の輝度を最大にして発光による電話着信通知を行う。これにより、騒音場所に存在する対象相手機器10のユーザは、対象相手機器10からの電話着信通知に気付きやすくなる。よって、電子機器10の利便性が向上する。以後、電話着信発光の輝度を最大にして発光による電話着信通知を行うことを、「最大輝度の発光による電話着信通知」と呼ぶことがある。
またステップs31では、制御部100は、最大音による電話着信通知、最大振動による電話着信通知及び最大輝度の発光による電話着信通知のうちの少なくとも2種類の電話着信通知を行うことを命令する制御信号を生成してもよい。
またステップs31では、制御部100は、電話着信音の音量を最大に近かづけるよう命令する制御信号を生成してもよい。制御部100は、電話着信振動の大きさを最大に近かづけるよう命令する制御信号を生成してもよい。制御部100は、電話着信発光の輝度を最大に近かづけるよう命令する制御信号を生成してもよい。
図14は、制御部100が、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、対象相手機器10の電話通信通知を制御する場合のステップs4の他の例を示すフローチャートである。図14に示されるように、上述のステップs11及びs22が実行される。ステップs22においてYESと判定されると、ステップs41において、制御部100は、例えば、対象相手機器10での電話着信通知としての音出力を制御するための制御信号を生成する。例えば、制御部100は、音による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を生成する。そして、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して、電話通信の発信を行うとともに、生成した制御信号を送信する。指示受付機器10からの電話通信の発信を着信した対象相手機器10では、制御部100は、自装置での電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、受け取った制御信号に応じて、音による電話着信通知を行わないように対象相手機器10を制御する。つまり、制御部100は、自装置での電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、スピーカ160から電話着信音を出力しない。これにより、電子機器10の音出力が不適切な場所に存在する対象相手機器10から、電話着信音が出力される可能性が低減する。
一方で、ステップs22においてNOと判定されると、ステップs42において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。このとき、ステップs41で送信される制御信号は対象相手機器10に送信されない。ステップs42での発信を着信した対象相手機器10は、自装置での電話着信通知に関する設定に従った電話着信通知を行う。
なおステップs41において、制御部100は、音による電話着信通知と振動による電話着信通知の両方を実行しないことを命令する制御信号を生成してもよい。ステップs41で送信される制御信号を受信した対象相手機器10は、自装置で電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、音による電話着信通知と振動による電話着信通知の両方を行わない。機器ケース11が振動する場合には、電子機器10から音が出力される可能性があることから、電子機器10の音出力が不適切な場所に存在する対象相手機器10から音が出力される可能性がさらに低減する。
またステップs41において、制御部100は、音による電話着信通知と発光による電話着信通知の両方を実行しないことを命令する制御信号を生成してもよい。ステップs41で送信される制御信号を受信した対象相手機器10は、自装置で電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、音による電話着信通知と発光による電話着信通知の両方を行わない。上述のように、映画館など、電子機器10の音出力が不適切な場所は、電子機器10の発光も不適切な場所である可能性がある。対象相手機器10が発光による電話着信通知を実行しないことによって、電子機器10の発光が不適切な場所において、対象相手機器10が発光する可能性を低減することができる。
またステップs41において、制御部100は、音による電話着信通知、振動に電話着信通知及び発光による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を生成してもよい。
<第3の例>
図15は本例に係るステップs4を示すフローチャートである。本例に係るステップs4では、上述の第2の例と同様に、指示受付機器10は、機器位置情報から特定される場所の種類に基づいて、対象相手機器10の電話通信に関する動作を制御する。
図15に示されるように、上述のステップs11及びs12が実行される。ステップs12においてYESと判定されると、ステップs51において、制御部100は、電話通信が行われている間に対象相手機器10がノイズキャンセル機能を実行することを命令する制御信号を生成する。そして、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して、電話通信の発信を行うとともに、生成した制御信号を送信する。
指示受付機器10からの電話通信の発信を着信した対象相手機器10では、制御部100は、自装置でのノイズキャンセル設定の内容にかかわらず、指示受付機器10から受け取った制御信号に応じて、指示受付機器10と対象相手機器10との間の電話通信が行われている間にノイズキャンセル機能を実行することを決定する。そして、対象相手機器10は、指示受付機器10との間の電話通信の着信に応答し、当該電話通信が開始すると、ノイズキャンセル機能の実行を開始する。対象相手機器10は、指示受付機器10との電話通信中、ノイズキャンセル機能を実行する。
一方で、ステップs12においてNOと判定されると、ステップs52において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。このとき、ステップs51で送信される制御信号は対象相手機器10に送信されない。ステップs52での発信を着信した対象相手機器10は、指示受付機器10との間の電話通信が開始すると、自装置でのノイズキャンセル設定の内容に応じた処理を行う。
このように、本例では、指示受付機器10の制御部100は、機器位置情報から特定される場所の種類に応じて、電話通信が行われている間に対象相手機器10がノイズキャンセル機能を実行するように対象相手機器10を制御する。したがって、対象相手機器10は、騒音場所のようにノイズキャンセル機能が有効な場所で電話通信をしているときに、ノイズキャンセル機能を実行することができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
なお、ステップs51において、上述のステップs31で送信される制御信号も対象相手機器10に送信されてもよい。この場合、対象相手機器10は、自装置での電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、指示受付機器10から受信する制御信号に応じた電話着信通知を行う。そして、対象相手機器10は、指示受付機器10との電話通信が開始すると、ノイズキャンセル機能を実行する。
また指示受付機器10は、対象相手機器10との電話通信中において、対象相手機器10がノイズキャンセル機能を実行するか否かを制御してもよい。図16はこの場合の指示受付機器10の動作を示すフローチャートである。指示受付機器10は、図16に示される処理を、対象相手機器10との電話通信中に実行する。
図16に示されるように、上述のステップs1、ステップs2、ステップs11及びステップs12が実行される。ステップs12においてYESと判定されると、制御部100は、ノイズキャンセル機能を実行することを命令する制御信号を生成する。そして、制御部100は、無線通信部110に、生成した制御信号を対象相手機器10へ送信させる。この制御信号を受信した対象相手機器10は、現在ノイズキャンセル機能を実行している場合には、ノイズキャンセル機能の実行を継続する。一方で、対象相手機器10は、現在ノイズキャンセル機能を実行していない場合には、ノイズキャンセル機能を実行する。ステップs61の後、指示受付機器10は、ステップs2を再度実行し、以後同様に動作する。
一方で、ステップs12においてNOと判定されると、ステップs62において、制御部100は、ノイズキャンセル機能を実行しないことを命令する制御信号を生成する。そして、制御部100は、無線通信部110に、生成した制御信号を対象相手機器10へ送信させる。この制御信号を受信した対象相手機器10は、現在ノイズキャンセル機能を実行している場合には、ノイズキャンセル機能の実行を停止する。一方で、対象相手機器10は、現在ノイズキャンセル機能を実行していない場合には、ノイズキャンセル機能の停止を維持する。ステップs62の後、指示受付機器10は、ステップs2を再度実行し、以後同様に動作する。
このように、指示受付機器10が、対象相手機器10との電話通信中に、対象相手機器10がノイズキャンセル機能を実行するか否かを制御することによって、対象相手機器10は適切にノイズキャンセル機能を実行することができる。
また、指示受付機器10は、対象相手機器10との電話通信中に、自装置がノイズキャンセル機能を実行するか否かを決定してもよい。図17はこの場合の指示受付機器10の動作を示すフローチャートである。指示受付機器10は、図17に示される処理を、対象相手機器10との電話通信中に実行する。
図17に示されるように、ステップs71において、指示受付機器10は、自装置の機器位置情報から特定される場所が騒音場所であるか否かを判定する。ステップs71では、制御部100は、自装置の機器位置情報が示す位置が、自装置の記憶部103内の騒音場所情報が示す騒音場所に含まれる場合、自装置の機器位置情報から特定される場所が騒音場所であると判定する。一方で、制御部100は、自装置の機器位置情報が示す位置が、騒音場所情報が示す騒音場所に含まれない場合、自装置の機器位置情報から特定される場所は騒音場所ではないと判定する。
ステップs71においてYESと判定されると、ステップs72において、制御部100は、自装置のノイズキャンセル機能を実行ことを決定する。このとき、制御部100は、ノイズキャンセル機能を実行していないときには、その実行を開始する。ステップs72の後、指示受付機器10は、再度ステップs71を実行し、以後同様に動作する。
一方で、制御部100は、ステップs71においてNOと判定されると、ステップs73において、自装置のノイズキャンセル機能を実行しないことを決定する。このとき、制御部100は、ノイズキャンセル機能を実行している場合には、その実行を停止する。ステップs73の後、指示受付機器10は、再度ステップs71を実行し、以後同様に動作する。
このように、指示受付機器10が、対象相手機器10との電話通信中に、自装置がノイズキャンセル機能を実行するか否かを決定することによって、適切にノイズキャンセル機能を実行することができる。
なお、指示受付機器10が図16に示される処理を実行しない場合には、対象相手機器10は、指示受付機器10との電話通信中に、図17の処理と同様にして、自装置がノイズキャンセル機能を実行するか否かを決定してもよい。
また、指示受付機器10が図17に示される処理を実行しない場合には、対象相手機器10は、指示受付機器10との電話通信中に、図16の処理と同様にして、指示受付機器10がノイズキャンセル機能を実行するか否かを制御してもよい。
<第4の例>
本例では、指示受付機器10は、ステップs4において、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所のスケジュール情報に基づいた処理を行う。
本例では、サーバ装置50の記憶部53には、複数の場所のスケジュール情報が登録されている。例えば、上述の第1及び第2の例で説明した不適切場所のスケジュール情報が記憶部53に登録されている。記憶部53には、例えば、映画館、劇場、美術館、博物館及び病院のスケジュール情報が日付ごとに登録されている。映画館、劇場、美術館、博物館及び病院のスケジュール情報には、例えば営業時間帯が含まれる。記憶部53では、不適切場所のスケジュール情報が、当該不適切場所の位置情報に対応付けられて登録される。
また、記憶部53には、電子機器10から通知されるスケジュール情報が登録されてもよい。この場合、例えば、電子機器10のユーザは、表示面12を操作することによって、電子機器10にスケジュール情報を入力する。例えば、ユーザは、当該ユーザが利用することが可能な会議室の各日付のスケジュール情報と、当該会議室の位置情報とを電子機器10に入力する。会議室のスケジュール情報には、その会議室の使用予定時間帯が含まれている。電子機器10は、入力されたスケジュール情報及び位置情報を、サーバ装置50に送信する。サーバ装置50では、制御部51が、通信部54で受信されるスケジュール情報及び位置情報を互いに対応付けて記憶部53内に記憶する。
図18は本例に係るステップs4を示すフローチャートである。図18に示されるように、上記のステップs11の実行後、ステップs81が実行される。ステップs81において、指示受付機器10は、取得した機器位置情報から特定される場所の今日のスケジュール情報をサーバ装置50から取得する。ステップs81では、指示受付機器10の制御部10が、サーバ装置50に対して今日のスケジュール情報を要求するための要求信号を生成する。この要求信号には、対象相手機器10の機器位置情報が含められる。そして、制御部100は、無線通信部110に、生成した要求信号をサーバ装置50へ送信させる。要求信号を受信したサーバ装置50では、制御部51が、要求信号に含まれる機器位置情報が示す位置を含む場所の今日のスケジュール情報を記憶部53から読み出す。そして、制御部51は、通信部53に、読み出したスケジュール情報を指示受付機器10へ送信させる。これにより、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の今日のスケジュール情報を取得することができる。
ステップs81の後、ステップs82において、制御部100は、ステップs81で取得されたスケジュール情報に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定する。
例えば、ステップs81で取得されたスケジュール情報が、不適切場所としての映画館の今日のスケジュール情報である場合を考える。制御部100は、スケジュール情報に含まれる営業時間帯に現在時刻が含まれる場合、メッセージ通信の実行を決定する。言い換えれば、対象相手ユーザが、営業時間中の映画館にいる場合には、制御部100は、メッセージ通信の実行を決定する。一方で、制御部100は、スケジュール情報に含まれる営業時間帯に現在時刻が含まれない場合、電話通信の実行を決定する。
他の例として、ステップs81で取得されたスケジュール情報が、会議室の今日のスケジュール情報である場合を考える。制御部100は、スケジュール情報に含まれる使用予定時間帯に現在時刻が含まれる場合、メッセージ通信の実行を決定する。言い換えれば、対象相手ユーザが会議中の会議室に存在する場合には、制御部100は、メッセージ通信の実行を決定する。一方で、制御部100は、スケジュール情報に含まれる使用予定時間帯に現在時刻が含まれない場合、電話通信の実行を決定する。
ステップs82においてメッセージ通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs16~s18を実行してメッセージを送信する。一方で、ステップs82において電話通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs14を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図18の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所のスケジュール情報に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定する。これにより、指示受付機器10は、対象相手機器10が存在する場所のスケジュール情報に応じた通信を行うことができる。言い換えれば、指示受付機器10は、対象相手ユーザが存在する場所のスケジュール情報に応じた通信を行うことができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
図19は、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所のスケジュール情報に基づいた処理を行う場合のステップs4の他の例を示すフローチャートである。図19に示されるように、上述のステップs11及びs81が実行されると、ステップs91が実行される。ステップs91では、制御部100は、ステップs81で取得されたスケジュール情報に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うか否かを決定する。
例えば、ステップs81で取得されたスケジュール情報が、不適切場所としての美術館の今日のスケジュール情報である場合を考える。制御部100は、スケジュール情報に含まれる営業時間帯に現在時刻が含まれる場合、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うことを決定する。言い換えれば、対象相手ユーザが、営業時間中の美術館にいる場合には、制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うことを決定する。一方で、制御部100は、スケジュール情報に含まれる営業時間帯に現在時刻が含まれない場合、対象相手機器10での電話通信通知の制御を行わないと決定する。
他の例として、ステップs81で取得されたスケジュール情報が、会議室の今日のスケジュール情報である場合を考える。制御部100は、スケジュール情報に含まれる使用予定時間帯に現在時刻が含まれる場合、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うことを決定する。一方で、制御部100は、スケジュール情報に含まれる使用予定時間帯に現在時刻が含まれない場合、対象相手機器10での電話通信通知の制御を行わないことを決定する。
ステップs91において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行うことが決定されると、指示受付機器10は上述のステップs41を実行する。一方で、ステップs91において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行わないことが決定されると、指示受付機器10は上述ステップs42を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図19の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所のスケジュール情報に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うか否かを決定する。これにより、指示受付機器10は、対象相手ユーザが存在する場所のスケジュール情報に応じて、対象相手ユーザに対する電話着信通知を制御することができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
なお上記の例では、サーバ装置50がスケジュール情報を記憶しているが、電子機器10がスケジュール情報を記憶してもよい。
また、指示受付機器10は、ステップs81において、スケジュール情報を取得できない場合には、ステップs14及びs32と同様に、対象相手機器10に対する電話通信の発信を行ってもよい。
<第5の例>
本例では、指示受付機器10が存在する場所と、対象相手機器10が存在する場所との間に時差がある場合を想定した実施例について説明する。
本例では、指示受付機器10は、ステップs4において、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の時刻に基づいた処理を行う。言い換えれば、指示受付機器10は、ステップs4において、対象相手機器10が存在する場所の時刻に基づいた処理を行う。
図20は、本例に係るステップs4を示すフローチャートである。図20に示されるように、上記のステップs11の実行後、ステップs101が実行される。ステップs101では、制御部100は、自装置の位置情報と、ステップs11で取得された機器位置情報とに基づいて、自装置が存在する場所と、当該機器位置情報から特定される場所との間の時差を特定する。例えば、機器位置情報がGPS位置情報である場合、制御部100は、自装置のGPS位置情報が示す緯度経度と、機器位置情報が示す緯度経度とに基づいて、自装置が存在する場所と、当該機器位置情報から特定される場所(言い変えれば、対象相手機器10が存在する場所)との間の時差を特定する。
ステップs101の後、ステップs102において、制御部100は、ステップs101で特定された時差と、自装置のリアルタイムクロック240で得られる現在時刻とに基づいて、機器位置情報から特定される場所の現在時刻を特定する。言い換えば、制御部100は、ステップs101で特定された時差と、自装置が存在する場所の現在時刻とに基づいて、対象相手機器10が存在する場所の現在時刻を特定する。
ステップs102の後、ステップs103において、制御部100は、ステップs102で特定した時刻に基づいて、電話通信及びスケジュール通信のどちらを行うかを決定する。制御部100は、ステップs102で特定した時刻が、例えば、電子機器10の音出力が不適切な時間帯(以後、「不適切時間帯」と呼ぶことがある)に含まれる場合には、メッセージ通信の実行を決定する。電子機器10の音出力が不適切な時間帯は、例えば、午前0時以降、午前5時以前の時間帯に設定される。一方で、制御部100は、ステップs102で特定された時刻が不適切時間帯に含まれない場合、電話通信の実行を決定する。
ステップs103においてメッセージ通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs16~s18を実行してメッセージを送信する。一方で、ステップs103において電話通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs14を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図20の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の時刻に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定する。これにより、指示受付機器10は、対象相手機器10が存在する場所の時刻に応じた通信を行うことができる。言い換えれば、指示受付機器10は、対象相手ユーザが存在する場所の時刻に応じた通信を行うことができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
図21は、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の時刻に基づいた処理を行う場合のステップs4の他の例を示すフローチャートである。図21に示されるように、上述のステップs11、ステップss101及びステップs102が実行されると、ステップs111が実行される。
ステップs111において、制御部100は、ステップs102で特定した時刻に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知を制御するか否かを決定する。制御部100は、ステップs102で特定した時刻が、例えば不適切時間帯に含まれる場合には、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うことを決定する。一方で、制御部100は、ステップs102で特定された時刻が不適切時間帯に含まれない場合、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行わないことを決定する。
ステップs111において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行うことが決定されると、指示受付機器10は上述のステップs41を実行する。一方で、ステップs111において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行わないことが決定されると、指示受付機器10は上述ステップs42を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図21の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の時刻に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知の制御を行うか否かを決定する。これにより、指示受付機器10は、対象相手ユーザが存在する場所の時刻に応じて、対象相手ユーザに対する電話着信通知を制御することができる。よって、電子機器10の利便性が向上する。
<第6の例>
本例では、指示受付機器10は、ステップs4において、所定の場所に存在する対象相手機器10が取得する、対象相手機器10の周囲の音に基づいた処理を行う。図22は本例に係るステップs4を示すフローチャートである。
図22に示されるように、上述のステップs11が実行されると、ステップs121が実行される。ステップs121において、制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が特定種類の場所である場合、対象相手機器10が、対象相手機器10の周囲の音を指示受付機器10に通知することを命令する制御信号を生成する。そして、制御部100は、無線通信部110に、生成した制御信号を対象相手機器10へ送信させる。ステップs121での特定種類の場所としては、例えば、上述の不適切場所が採用される。制御部100は、上述のステップs22と同様にして、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が不適切場所であることを特定することができる。
ステップs121で送信される制御信号を受信した対象相手機器10では、制御部100は、第1マイク210を一定時間動作させる。そして、制御部100は、無線通信部110に、第1マイク210から出力される音信号を指示受付機器10へ送信させる。この音信号は、対象相手機器10の周囲の音を示す。以後、単に「周囲音」と言えば、対象相手機器10の周囲の音を意味する。
ステップs121の後、ステップs122において、指示受付機器10は対象相手機器10から音信号を受信する。これより、指示受付機器10は、対象相手機器10の周囲の音が対象相手機器10から通知される。
次にステップs123において、制御部100は、対象相手機器10から通知された周囲音に基づいて、電話通信とメッセージ通信のどちらを行うかを決定する。制御部100は、例えば、周囲音の音量が大きいと判定する場合、メッセージ通信の実行を決定する。一方で、制御部100は、周囲音の音量が大きくはないと判定する場合、電話通信の実行を決定する。制御部100は、対象相手機器10が送信する音信号の信号レベルがしきい値以上のとき、周囲音の音量が大きいと判定する。一方で、制御部100は、対象相手機器10が送信する音信号の信号レベルがしきい値未満のとき、周囲音の音量は大きくはないと判定する。
ステップs123においてメッセージ通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs16~s18を実行してメッセージを送信する。一方で、ステップs123において電話通信の実行が決定されると、指示受付機器10はステップs14を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図22の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所の種類に応じて、対象相手機器10の周囲の音を指示受付機器10に通知するように対象相手機器10を制御している。言い換えれば、指示受付機器10は、対象相手機器10が存在する場所の種類に応じて、対象相手機器10の周囲の音を指示受付機器10に通知するように対象相手機器10を制御している。上記の例では、指示受付機器10は、対象相手機器10から特定される場所が不適切場所である場合に、対象相手機器10の周囲の音を指示受付機器10に通知するように対象相手機器10を制御している。そして、指示受付機器10は、対象相手機器10から通知される周囲音に基づいて、電話通信及びメッセージ通信のどちらを行うかを決定している。これにより、指示受付機器10は、対象相手機器10との間で、対象相手ユーザに応じた通信をより適切に行うことができる。
例えば、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が映画館である場合を考える。この場合、対象相手機器10の周囲の音の音量が大きい場合には、対象相手ユーザがいる場所で映画が現在上映中である可能性が高い。指示受付機器10が上記のように動作することによって、指示受付機器10は、映画が上映中の場所に対象相手ユーザがいる場合に、対象相手機器10とメッセージ通信を行うことができる。よって、映画が上映中の場所にいる対象相手ユーザに対して、対象相手機器10から音が長時間出力される可能性を低減することがでできる。
他の例として、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が病院である場合を考える。この場合、対象相手機器10の周囲の音の音量が大きい場合には、対象相手ユーザがいる病院が営業中である可能性が高い。指示受付機器10が上記のように動作することによって、指示受付機器10は、対象相手ユーザが営業中の病院にいる場合に、対象相手機器10とメッセージ通信を行うことができる。よって、営業中の病院にいる対象相手ユーザに対して、対象相手機器10から音が長時間出力される可能性を低減することがでできる。
他の例として、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が会議室である場合を考える。この場合、対象相手機器10の周囲の音の音量が大きい場合には、対象相手ユーザがいる会議室で会議が現在行われている可能性が高い。指示受付機器10が上記のように動作することによって、指示受付機器10は、会議が行われている会議室に対象相手ユーザがいる場合に、対象相手機器10とメッセージ通信を行うことができる。よって、会議が行われている会議室にいる対象相手ユーザに対して、対象相手機器10から音が長時間出力される可能性を低減することができる。
図23は、指示受付機器10が、所定の場所に存在する対象相手機器10が取得する、対象相手機器10の周囲の音に基づいた処理を行う場合のステップs4の他の例を示すフローチャートである。図23に示されるように、上述のステップs11、ステップs121及びステップs122が実行されると、ステップs131が実行される。
ステップs131において、制御部100は、ステップs122で通知される周囲音に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知を制御するか否かを決定する。制御部100は、例えば、周囲音の音量が大きいと判定する場合、対象相手機器10での電話着信通知を制御することを決定する。一方で、制御部100は、周囲音の音量が大きくはないと判定する場合、対象相手機器10での電話着信通知を制御しないことを決定する。周囲音の音量が大きいか否かの判定方法は、上記のステップs123と同様である。
ステップs131において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行うことが決定されると、指示受付機器10は上述のステップs41を実行する。一方で、ステップs131において、対象相手機器10の電話着信通知の制御を行わないことが決定されると、指示受付機器10は上述ステップs42を実行して電話通信の発信を行う。
このように、図23の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10から通知される周囲音に基づいて、対象相手機器10での電話着信通知を制御するか否かを決定している。これより、指示受付機器10は、対象相手ユーザに応じて、対象相手機器10での電話着信通知を適切に制御することができる。例えば、映画が上映中の場所に存在する対象相手ユーザに対して、対象相手機器10から電話着信音が通知される可能性を低減することができる。また例えば、会議が行われている会議室にいる対象相手ユーザ対して、対象相手機器10から電話着信音が通知される可能性を低減することができる。
なお、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所が不適切場所でない場合には、ステップs14及びs32と同様に、指示受付機器10は、対象相手機器10に対する電話通信の発信を行ってもよい。
<第7の例>
本例では、機器情報には希望通信情報600が含まれている。希望通信情報600とは、電話通信及びメッセージ通信のうち、電子機器10が希望する通信が、場所ごとに示されている情報である。
図24は希望通信情報600が示す内容の一例を示す図である。図24の例では、希望通信情報600には、場所A~Dのそれぞれにおいて電子機器10が希望する通信が示されている。電子機器10は、場所Aではインスタントメセージ通信の実行を希望し、場所B及びCでは電話通信の実行を希望し、場所Dでは電子メール通信の実行を希望している。場所Aは、例えば会議室である。場所B及びCは、例えば、互いに異なる作業現場である。場所Dは、例えば、電子機器10のユーザの自宅である。希望通信情報600では、各場所の位置情報と、その場所で電子機器10が実行を希望する通信を示す通信種別情報とが互いに対応付けられている。ユーザは、例えば表示面12を操作して、各場所の位置情報と、その場所での実行を希望する通信を示す通信種別情報とを電子機器10に入力することができる。電子機器10は、入力された通信種別情報を、自装置が希望する通信を示す通信種別情報として希望通信情報600に登録する。
図25は本例に係るステップs4を示すフローチャートである。図25に示されるように、ステップs141において、制御部100は、対象相手機器10の機器情報から機器位置情報及び希望通信情報を取得する。次にステップs142において、制御部100は、機器位置情報及び希望通信情報に基づいて、機器位置情報から特定される場所において対象相手機器10が実行されることを希望する通信を特定する。制御部100は、希望通信情報から、機器位置情報が示す位置を含む場所の位置情報に対応付けられている通信種別情報を取得する。そして、制御部100は、取得した通信種別情報が示す通信を、機器位置情報から特定される場所において対象相手機器10が実行されることを希望する通信とする。つまり、制御部100は、取得した通信種別情報が示す通信を、対象相手機器10が現在存在する場所において対象相手機器10が実行されることを希望する通信とする。
ステップs142において電話通信が特定されると、指示受付機器10は、ステップs143において、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。
ステップs142において電子メール通信が特定されると、ステップs144において、制御部100は、記憶部103内の電子メールアプリケーションを実行する。次にステップs145において、タッチパネル130は、表示面12に対する、メッセージの送信先を選択する送信先選択操作、メッセージの入力操作、及びメッセージの送信指示操作を検出する。指示受付機器10のユーザは、メッセージの送信先として対象相手機器10を選択する。ステップs145の後、ステップs146において、指示受付機器10は、選択された相手機器10、つまり対象相手機器10に対して、電子メール通信を用いてメッセージを送信する。指示受付機器10からメッセージを受信した対象相手機器10では、電子メールアプリケーションが起動し、制御部100が、受信されたメッセージを表示部120に表示させる。
ステップs142においてインスタントメッセージ通信が特定されると、ステップs147において、制御部100は、記憶部103内のIMアプリケーションを実行する。次にステップs148において、タッチパネル130は、表示面12に対する、メッセージの送信先を選択する送信先選択操作、メッセージの入力操作、及びメッセージの送信指示操作を検出する。指示受付機器10のユーザは、メッセージの送信先として対象相手機器10を選択する。ステップs148の後、ステップs149において、指示受付機器10は、選択された相手機器10、つまり対象相手機器10に対して、インスタントメッセージ通信を用いてメッセージを送信する。指示受付機器10からメッセージを受信した対象相手機器10では、IMアプリケーションが起動し、制御部100が、受信されたメッセージを表示部120に表示させる。
なお制御部100は、ステップs144及びs147において、メッセージ通信アプリケーションを実行したとき、メッセージの送信先が、自動的に、対象相手機器10となるようにしてもよい。これにより、ステップs145及びs148において、ユーザは、表示面12に対する送信先選択操作が不要となる。
このように、図25の例では、制御部100は、電話通信及びメッセージ通信のうち、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所において実行されることを対象相手機器10が希望する通信を実行することを決定する。上記の例では、制御部100は、電話通信、電子メール通信及びインスタントメッセージ通信のうち、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所において実行されることを対象相手機器10が希望する通信を実行することを決定する。これにより、対象相手機器10は、自装置が希望する通信を指示受付機器10と行うことができる。
なお、ステップs142においてメッセージ通信が特定される場合には、指示受付機器10は、電話通信及びメッセージ通信のうち、指示受付機器10のユーザが選択する通信の実行を決定してもよい。図26~28はこの場合のステップs4を示すフローチャートである。
図26に示されるように、ステップs142において電子メール通信が特定されると、図27に示されるように、指示受付機器10はステップs151を実行する。ステップs151において、制御部100は、電話通信の実行及び電子メール通信の実行のどちらか一方を自装置ユーザが選択することを通知部に通知させる。この通知部としては、例えば表示部120を使用することができる。ステップs151において、制御部100は、例えば、自装置ユーザが、電話通信の実行と電子メール通信の実行のどちらか一方を選択するための選択画面700を表示部120に表示させる。
図29は選択画面700の一例を示す図である。図29に示されるように、選択画面700には、例えば、通知情報710と、指示情報720と、選択ボタン730及び740とが含まれる。通知情報710は、対象相手機器10が電子メール通信を希望していることを通知する情報である。指示情報720は、電話通信の実行と電子メール通信の実行のどちらか一方を選択することを指示する情報である。選択ボタン730は、ユーザが電話通信の実行を選択した場合に操作するボタンである。選択ボタン740は、ユーザが電子メール通信の実行を選択した場合に操作するボタンである。ユーザは、選択ボタン730を例えばタップ操作することによって、電話通信の実行を選択したことを電子機器10に通知することができる。またユーザは、選択ボタン740を例えばタップ操作することによって、電子メール通信の実行を選択したことを電子機器10に通知することができる。なお、選択画面700には、通知情報710が示されなくてもよい。
ステップs151において選択画面700が表示された後、ステップs152において、制御部100は、タッチパネル130での検出結果に基づいて、自装置ユーザが電話通信の実行を選択したか、電子メール通信の実行を選択したかを判断する。制御部100は、タッチパネル130が、選択ボタン730に対する操作を検出したとき、自装置ユーザが電話通信の実行を選択したと判断する。一方で、制御部100は、タッチパネル130が、選択ボタン740に対する操作を検出したとき、自装置ユーザが電子メール通信の実行を選択したと判断する。
ステップs152において、電話通信の実行が選択されたと判断されると、ステップs153において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。一方で、ステップs152において、電子メール通信の実行が選択されたと判断されると、指示受付機器10は上述のステップs144~s146を実行してメッセージを送信する。
また、ステップs142においてイスタントメッセージ通信が特定されると、図28に示されるように、指示受付機器10はステップs161を実行する。ステップs161において、制御部100は、電話通信の実行及びインスタントメッセージ通信の実行のどちらか一方を自装置ユーザが選択することを通知部に通知させる。この通知部としては、例えば表示部120を使用することができる。ステップs161において、制御部100は、例えば、自装置ユーザが、電話通信の実行とインスタントメッセージ通信の実行のどちらか一方を選択するための選択画面800を表示部120に表示させる。
図30は選択画面800の一例を示す図である。図30に示されるように、選択画面800には、例えば、通知情報810と、指示情報820と、選択ボタン830及び840とが含まれる。通知情報810は、対象相手機器10がインスタントメッセージ通信を希望していることを通知する情報である。指示情報820は、電話通信の実行とインスタントメッセージメール通信の実行のどちらか一方を選択することを指示する情報である。選択ボタン830は、ユーザが電話通信の実行を選択した場合に操作するボタンである。選択ボタン840は、ユーザがインスタントメッセージ通信の実行を選択した場合に操作するボタンである。ユーザは、選択ボタン830を例えばタップ操作することによって、電話通信の実行を選択したことを電子機器10に通知することができる。またユーザは、選択ボタン840を例えばタップ操作することによって、インスタントメッセージ通信の実行を選択したことを電子機器10に通知することができる。なお、選択画面800には、通知情報810が示されなくてもよい。
ステップs161において選択画面800が表示された後、ステップs162において、制御部100は、タッチパネル130での検出結果に基づいて、自装置ユーザが電話通信の実行を選択したか、インスタントメッセージ通信の実行を選択したかを判断する。制御部100は、タッチパネル130が、選択ボタン830に対する操作を検出したとき、自装置ユーザが電話通信の実行を選択したと判断する。一方で、制御部100は、タッチパネル130が、選択ボタン840に対する操作を検出したとき、自装置ユーザがインスタントメッセージ通信の実行を選択したと判断する。
ステップs162において、電話通信の実行が選択されたと判断されると、ステップs163において、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。一方で、ステップs162において、インスタントメッセージ通信の実行が選択されたと判断されると、指示受付機器10は上述のステップs147~s149を実行してメッセージを送信する。
このように、図26~28の例では、対象相手機器10がメッセージ通信を希望する場合、指示受付機器10のユーザは、指示受付機器10に、電話通信を実行させるのか、メッセージ通信を実行させるのかを選択することができることから、電子機器10の利便性が向上する。
なお、ステップs151及びs161において、指示受付機器10のユーザに通知を行う通知部は、表示部120以外であってもよい。例えば、レシーバ150、スピーカ160、振動部230あるいは発光部250がユーザに通知を行ってもよい。また、表示部120、レシーバ150、スピーカ160、振動部230及び発光部250の少なくとも2つがユーザに通知を行ってもよい。
また、ステップs141において、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報から特定される場所において対象相手機器10が実行されることを希望する通信を特定することができない場合には、ステップs143と同様に、対象相手機器10に対する電話通信の発信を行ってもよい。
<第8の例>
電子機器10は、過去に機器位置情報を取得したことがある相手機器10と電話通信を実行しようとするとき、その相手機器10の機器位置情報を新しく取得できないことがある。
例えば、電子機器10が、サーバ装置50から相手機器10の機器情報を受信する場合を考える。この場合、ネットワーク2に障害が発生すると、電子機器10は、サーバ装置50から相手機器10の機器情報を新しく取得できないことがある。その結果、電子機器10は、相手機器10の機器位置情報を新しく取得できないことがある。
また電子機器10が、サーバ装置50を介さずに、ネットワーク2を通じて相手機器10からその機器情報を受信する場合を考える。この場合であっても、ネットワーク2に障害が発生すると、電子機器10は、相手機器10の機器位置情報を新しく取得できないことがある。
また、電子機器10が電話通信を実行しようとする相手機器10が、その機器位置情報としてGPS位置情報を送信する場合を考える。この場合、電子機器10は、相手機器10がGPS位置情報を取得できなくなった場合には、相手機器10の機器位置情報を新しく取得することはできない。相手機器10は、例えば、地下あるいは建物内へ移動した場合には、GPS位置情報を取得できなくなることがある。また、相手機器10は、例えばユーザの指示に応じて、位置取得部140の動作を停止した場合には、GPS位置情報を取得できなくなる。
このように、電子機器10は、電話通信を実行しようとする相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合には、ステップs4において、直近に取得した相手機器10の機器位置情報に基づく処理を実行してもよい。言い換えれば、電子機器10は、過去に取得した相手機器10の機器位置情報のうち、最も新しく取得した機器位置情報を用いてステップs4を実行してもよい。
例えば、指示受付機器10がサーバ装置50から機器情報を取得する場合を考える。この場合、上述のステップs2において、指示受付機器10は、上述の第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から対象相手機器10の機器情報を受信できない場合には、直近に取得した対象相手機器10の位置情報を使用してステップs4を実行してもよい。また、指示受付機器10は、第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報に機器位置情報が含まれていない場合には、直近に取得した対象相手機器10の位置情報を使用してステップs4を実行してもよい。
他の例として、指示受付機器10が、サーバ装置50を介さずに、対象相手機器10から機器情報を取得する場合を考える。この場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から機器情報を受信できない場合には、直近に取得した対象相手機器10の位置情報を使用してステップs4を実行してもよい。また、指示受付機器10は、第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から受信した機器情報に機器位置情報が含まれていない場合には、直近に取得した対象相手機器10の位置情報を使用してステップs4を実行してもよい。
このように、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合に、ステップs4において、直近に取得した対象相手機器10の機器位置情報に基づく処理を実行することによって、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合であってもステップs4を適切に実行することができる。
<第9の例>
指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合には、対象相手機器10の予測位置を示す位置情報を生成し、生成した当該位置情報に基づく処理をステップs4で行ってもよい。指示受付機器10は、対象相手機器10の予測位置を示す位置情報を、直近に取得した対象相手機器10の機器位置情報と、対象相手機器10の移動に関する情報とに基づいて生成することが可能である。以後、電子機器10の移動に関する情報を「移動情報」と呼ぶことがある。また、電子機器10の予測位置を示す位置情報を「予想位置情報」と呼ぶことがある。
本例では、移動情報には、電子機器10の移動方向及び移動距離が含まれる。また本例では、電子機器10は、センサ装置200の検出結果を示すセンサ情報を含む機器情報を送信する。センサ情報には、センサ装置200に含まれる加速度センサ及びジャイロセンサの検出結果が含まれる。
例えば、指示受付機器10がサーバ装置50から機器情報を取得する場合を考える。この場合、上述のステップs2において、指示受付機器10は、上述の第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から対象相手機器10の機器情報を受信できない場合には、直近に取得した対象相手機器10の位置情報と、過去に取得したセンサ情報とに基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。また、指示受付機器10は、第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報に機器位置情報が含まれていない場合にも、直近に取得した対象相手機器10の位置情報と、過去に取得したセンサ情報とに基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。指示受付機器10の制御部100は、自装置が直近に取得した機器位置情報が示す位置から自装置が移動した移動方向及び移動距離を、自装置が過去に取得したセンサ情報に基づいて特定する。そして、制御部100は、自装置が直近に取得した機器位置情報が示す位置と、特定した移動方向及び移動距離とに基づいて、自装置の予想位置情報、つまり、自装置の現在の予測位置を示す位置情報を生成する。指示受付機器10は、生成した予想位置情報を使用してステップs4を実行する。
他の例として、指示受付機器10が、サーバ装置50を介さずに、対象相手機器10から機器情報を取得する場合を考える。この場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から機器情報を受信できない場合には、上記と同様にして、直近に取得した対象相手機器10の位置情報と、過去に取得したセンサ情報とに基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。また、指示受付機器10は、第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から受信した機器情報に機器位置情報が含まれていない場合にも、直近に取得した対象相手機器10の位置情報と、過去に取得したセンサ情報とに基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。そして、指示受付機器10は、生成した予想位置情報を用いてステップs4を実行する。
このように、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合に、直近に取得した対象相手機器10の機器位置情報と、対象相手機器10の移動情報とに基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成することによって、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報を新しく取得できない場合であってもステップs4を適切に実行することができる。
<第10の例>
指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合には、対象相手機器10のユーザのスケジュール情報に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成し、生成した予想位置情報に基づく処理をステップs4で行ってもよい。この場合、電子機器10は、ユーザによって登録された当該ユーザのスケジュール情報を含む機器情報を送信する。ユーザは、例えば表示面12を操作して、スケジュール情報を電子機器10に登録することができる。
図31は、ある日付のスケジュール情報850の一例を示す図である。図31に示されるように、スケジュール情報850には、日付851と、その日付851での個々の予定を示す予定情報852とが含まれている。予定情報852は予定ごとに存在する。予定情報852には、その予定についての期間853及び予定内容854が含まれる。図31の例では、スケジュール情報850には、ユーザの3つの予定をそれぞれ示す3つの予定情報852a~852cが含まれている。なお、スケジュール情報850は図31の例には限られない。
例えば、指示受付機器10がサーバ装置50から機器情報を取得する場合を考える。この場合、上述のステップs2において、指示受付機器10は、上述の第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から対象相手機器10の機器情報を受信できない場合には、直近に取得した今日のスケジュール情報850に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。また、指示受付機器10は、第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報に機器位置情報が含まれていない場合には、当該機器情報に含まれる今日のスケジュール情報850あるいは直近に取得した今日のスケジュール情報850に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。そして、指示受付機器10は、生成した予想位置情報を用いてステップs4を実行する。
他の例として、指示受付機器10が、サーバ装置50を介さずに、対象相手機器10から機器情報を取得する場合を考える。この場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から機器情報を受信できない場合には、直近に取得した今日のスケジュール情報850に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。また、指示受付機器10は、第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から受信した機器情報に機器位置情報が含まれていない場合には、当該機器情報に含まれる今日のスケジュール情報850あるいは直近に取得した今日のスケジュール情報850に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成する。そして、指示受付機器10は、生成した予想位置情報を用いてステップs4を実行する。
指示受付機器10では、制御部100が、今日のスケジュール情報850から、現在時刻が含まれる期間603を含む予定情報852を取得する。つまり、制御部100は、スケジュール情報850から、対象相手ユーザの現在の予定を示す予定情報852を取得する。そして、制御部100は、取得した予定情報852に含まれる予定内容854に基づいて、予測位置情報を生成する。
例えば、現在時刻が含まれる期間603を含む予定情報852が、図31に示される予定情報852aである場合を考える。この場合、制御部100は、予定情報852aの予定内容854に基づいて、対象相手機器10が会議室に存在することを示す予想位置情報を生成する。
他の例として、現在時刻が含まれる期間603を含む予定情報852が、図31に示される予定情報852bである場合を考える。この場合、制御部100は、予定情報852bの予定内容854に基づいて、対象相手機器10が工場内に存在することを示す予想位置情報を生成する。
他の例として、現在時刻が含まれる期間603を含む予定情報852が、図31に示される予定情報852cである場合を考える。この場合、制御部100は、予定情報852cの予定内容854に基づいて、対象相手機器10が映画館に存在することを示す予想位置情報を生成する。
このように、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合に、対象相手機器10のユーザのスケジュール情報に基づいて、対象相手機器10の予測位置情報を生成することによって、指示受付機器10は、対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合であってもステップs4を適切に実行することができる。
<第11の例>
電子機器10は、複数種類の機器位置情報を含む機器情報を送信してもよい。例えば、電子機器10は、GPS位置情報と、上述の通信基地局に基づく機器位置情報、ビーコン情報に基づく機器位置情報及びARタグに基づく機器位置情報の少なくとも1種類の機器位置情報とを含む機器情報を送信してもよい。このような場合、指示受付機器10は、対象相手機器10のGPS位置情報を取得できない場合には、ステップs4において、対象相手機器10の他の種類の機器位置情報に基づく処理を実行してもよい。
例えば、指示受付機器10がサーバ装置50から機器情報を取得する場合を考える。この場合、上述のステップs2において、指示受付機器10は、上述の第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報にGPS位置情報が含まれる場合には、GPS機器位置情報を用いてステップs4を実行する。一方で、指示受付機器10は、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報にGPS位置情報が含まれていない場合には、当該機器情報に含まれる他の種類の機器位置情報(例えば、通信基地局に基づく機器位置情報)を用いてステップs4を実行する。
他の例として、指示受付機器10が、サーバ装置50を介さずに、対象相手機器10から機器情報を取得する場合を考える。この場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、サーバ装置50から受信した対象相手機器10の機器情報にGPS位置情報が含まれる場合には、GPS機器位置情報を用いてステップs4を実行する。一方で、指示受付機器10は、サーバ装置50から受信した対象相手機器10から受信した機器情報にGPS位置情報が含まれていない場合には、当該機器情報に含まれる他の種類の機器位置情報を用いてステップs4を実行する。
このように、指示受付機器10が、ステップs4で用いる対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合に、ステップs4において、他の種類の機器位置情報に基づいた処理を行うことによって、指示受付機器10は、ステップs4で用いていた対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合であっても、ステップs4を適切に実行することができる。
<第12の例>
本例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合には、ステップs1の発信指示に応じて、上記のステップs4とは別の処理を行う。
例えば、指示受付機器10がサーバ装置50から機器情報を取得する場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から対象相手機器10の機器情報を受信できない場合には、ステップs4とは別の処理を行う。また、指示受付機器10は、第1要求信号をサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から受信した機器情報に機器位置情報が含まれてない場合には、ステップs4とは別の処理を行う。また指示受付機器10が、サーバ装置50を介さずに、対象相手機器10から機器情報を取得する場合、ステップs2において、指示受付機器10は、上述の第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から機器情報を受信できない場合には、ステップs4とは別の処理を行う。また、指示受付機器10は、第2要求信号を対象相手機器10に送信した後、対象相手機器10から受信した機器情報に機器位置情報が含まれてない場合には、ステップs4とは別の処理を行う。以後、指示受付機器10が、対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合に実行する、ステップs4とは別の処理を、単に「別処理」と呼ぶ。以下に別処理の様々な例について説明する。
<別処理の第1の例>
本例に係る別処理では、指示受付機器10の制御部100は、ステップs1の発信指示に応じた電話通信を行うことを決定する。そして、指示受付機器10は、上述のステップs14及びs34と同様に、対象相手機器10に対して電話通信の発信を行う。指示受付機器10の電話通信の発信を着信した対象相手機器10は、自装置の設定に応じた処理を行う。例えば、対象相手機器10は、自装置での電話着信通知に関する設定に応じて、電話着信通知を行う。
<別処理の第2の例>
図32は本例に係る別処理を示すフローチャートである。図32に示されるように、本例に係る別処理では、ステップs171において、指示受付機器10の制御部100は、電話通信の実行の替わりにメッセージ通信の実行を決定する。そして、指示受付機器10は、上述のステップs16~s18を実行してメッセージを送信する。これにより、指示受付機器10は、対象相手機器10の位置が分からないときに、電話通信の実行ではなく、メッセージを送信することができる。
なお、指示受付機器10は、ユーザからの指示なく自動でメッセージを生成し、対象相手機器10に送信してもよい。図33はこの場合の別処理を示すフローチャートである。図33に示されるように、ステップs16の後、制御部100は、ステップs175において、対象相手機器10宛てのメッセージを生成する。そして、制御部100は、ステップs176において、無線通信部110に、生成したメッセージを対象相手機器10へ送信させる。メッセージを受信した対象相手機器10は、メッセージ通信アプリケーションを起動し、受信したメッセージを表示部120に表示する。
図34は、対象相手機器10が、ステップs176で送信されたメッセージ900を表示する様子の一例を示す図である。図34に示されるように、メッセージ900には、そのメッセージ900の送信元を示す送信元情報901と、件名902と、本文903とが含まれる。
図34の例では、件名902には、指示受付機器10が対象相手機器10に対して電話発信を行ってもよいかの問い合わせを通知する通知情報902aが示されている。
また図34の例では、本文903には、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できないことを示す情報904が含まれる。さらに本文903には、操作ボタン905及び906が含まれる。
操作ボタン905は、電話発信の実行許可を通知する許可通知情報を対象相手機器10が指示受付機器10に送信するための操作ボタンである。操作ボタン905に対して例えばタップ操作が行われると、対象相手機器10の制御部100は、無線通信部110に、許可通知情報を指示受付機器10へ送信させる。指示受付機器10は、対象相手機器10からの許可通知情報の受信に応じて、対象相手機器10に対する電話通信の発信を自動的に行う。つまり、指示受付機器10は、対象相手機器10からの許可通知情報の受信に応じて、ユーザからの指示なく、対象相手機器10に対する電話通信の発信を行う。
操作ボタン906は、対象相手機器10が、自装置の位置取得機能を実行するための操作ボタンである。操作ボタン906に対して例えばタップ操作が行われると、対象相手機器10の制御部100は、位置取得部140を動作させて、自装置の位置取得機能を実行する。
なお、指示受付機器10は、対象相手機器10からの許可通知情報の受信に応じて、電話通信の発信を自動的に行わなくてもよい。この場合には、許可通知情報を受信した指示受付機器10では、通知部が、対象相手機器10が電話発信の実行を許可していることを自装置ユーザに通知してもよい。この通知を受けたユーザは、指示受付機器10を操作して、指示受付機器10に対象相手機器10への電話発信を実行させる。また、メッセージ900には、操作ボタン905及び906が示されなくてもよい。
このように、図33の例では、指示受付機器10の制御部100が、ユーザからの指示なく対象相手機器10宛てのメッセージ900を生成し、生成したメッセージ900を無線通信部110に送信させることから、電子機器10の利便性が向上する。
また、図34の例では、指示受付機器10が送信するメッセージ900には、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できないことを示す情報904が含まれる。したがって、対象相手機器10が、受信したメッセージ900を表示することによって、対象相手ユーザは、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できないことを知ることができる。対象相手機器10が自装置の機器位置情報としてGPS位置情報を送信する場合、対象相手機器10の位置取得部140の動作が停止していると、指示受付機器10は対象相手機器10の機器位置情報を取得することができない。指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できないことを知った対象相手ユーザは、位置取得部140の動作が停止しているときには、対象相手機器10を操作して、対象相手機器10に位置取得部140を動作させることができる。言い換えれば、対象相手ユーザは、対象相手機器10を操作して、対象相手機器10に位置取得機能を実行させることができる。
また、図34の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10が表示するメッセージ900の所定箇所が操作されたとき、対象相手機器10が有する、GPS位置情報を取得する機能が実行されるように、メッセージ900を生成している。つまり、制御部100は、対象相手機器10が表示するメッセージ900の操作ボタン906が操作されたとき、対象相手機器10の位置取得部140が動作するように、メッセージ900を生成している。これにより、対象相手ユーザは、簡単な操作で、対象相手機器10に位置取得部140を動作させることができる。
また、図34の例では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10が表示するメッセージ900の所定箇所が操作されたとき、電話発信の実行許可を通知する許可通知情報を対象相手機器10が指示受付機器10に送信するように、メッセージ900を生成している。つまり、制御部100は、対象相手機器10が表示するメッセージ900中の操作ボタン905が操作されたとき、許可通知情報を対象相手機器10が指示受付機器10に送信するように、メッセージ900を生成している。これにより、対象相手ユーザは、簡単な操作で、対象相手機器10に許可通知情報を送信させることができる。
また、指示受付機器10が、無線通信部110での許可通知情報の受信に応じて、対象相手機器10に電話発信を行う場合には、ユーザの指示受付機器10に対する発信操作が不要になることから、電子機器10の利便性がさらに向上する。
<別処理の第3の例>
本例に係る別処理では、指示受付機器10の制御部100は、電話発信を実行しないことを決定する。そして、制御部100は、無線通信部110に、自装置が機器位置情報を取得できないことを通知する通知情報を対象相手機器10へ送信させる。この通知情報を受信した対象相手機器10では、制御部100は、自装置の機器位置情報を指示受付機器10が取得できないことを通知部に通知させる。制御部100は、例えば、指示受付機器10が機器位置情報を取得できないことを通知する通知情報910を表示部120に表示させる。
対象相手機器10の表示部120は、通知情報910を表示する場合には、図35に示されるように、表示面12に表示される通知領域450に通知情報910を示してもよい。
また表示部120は、図36に示されるように、表示面12に現在表示されている画面に通知情報910を重ねて表示してもよい。図36の例では、ホーム画面400に通知情報910が重ねられて表示されている。図36のような通知情報910の表示は、ポップアップ表示と呼ばれることがある。
図35及び36では、表示部120は、通知情報910を文字列で表示しているが、図37に示されるように、通知情報910をアイコン(言い換えれば図形)で表示してもよい。図37の例では、図36と同様に、ホーム画面400に通知情報910が重ねられて表示されている。
なお、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できないことを通知する通知部は、表示部120以外であってもよい。また、表示部120、スピーカ160、振動部230及び発光部250の少なくとも2つがユーザに通知を行ってもよい。
このように、指示受付機器10が、自装置が機器位置情報を取得できないことを通知する通知情報を対象相手機器10へ送信することによって、対象相手機器10は、自装置の機器位置情報を指示受付機器10が取得でないことを認識することができる。その結果、上記のように、対象相手機器10は、自装置の機器位置情報を指示受付機器10が取得でないことを対象相手ユーザに通知することが可能となる。この通知を受けた対象相手ユーザは、例えば、対象相手機器10を操作して、対象相手機器10に位置取得部140を動作させる。
<別処理の第4の例>
本例に係る別処理では、指示受付機器10の制御部100は、対象相手機器10での電話着信通知を制御する。制御部100は、自装置が対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合には、対象相手機器10が存在する場所が不明であると判断する。そして、制御部100は、対象相手機器10が行う電話着信通知が、対象相手機器10の周囲に与える影響が小さくなるように、対象相手機器10での電話着信通知を制御する。例えば、制御部100は、音による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を生成する。そして、指示受付機器10は、対象相手機器10に対して電話発信を行うとともに、生成した制御信号を対象相手機器10に送信する。
指示受付機器10からの電話発信を着信した対象相手機器10では、制御部100は、自装置での電話着信通知に関する設定の内容にかかわらず、受け取った制御信号に応じて、音による電話着信通知を行わないように対象相手機器10を制御する。
なお制御部100が、対象相手機器10に送信する制御信号は上記の例に限られない。例えば、制御部100は、音による電話着信通知を実行しないことを命令するとともに、電話着信振動の大きさを最小値(零ではない)に設定することを命令する制御信号を送信してもよい。また、制御部100は、音による電話着信通知及び振動による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を送信してもよい。また、制御部100は、音による電話着信通知を実行しないことを命令するとともに、電話着信発光の輝度を最小値(零ではない)に設定することを命令する制御信号を送信してもよい。また、制御部100は、音による電話着信通知及び発光による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を送信してもよい。また、制御部100は、音による電話着信通知を実行しないことを命令するとともに、電話着信振動の大きさと電話着信発光の輝度を最小値に設定することを命令する制御信号を送信してもよい。また、制御部100は、音による電話着信通知、振動による電話着信通知及び発光による電話着信通知を実行しないことを命令する制御信号を送信してもよい。
また、指示受付機器10からの制御信号を受信するとともに、指示受付機器10からの電話発信を着信した対象相手機器10は、着信履歴に、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できなかったことを示す未取得情報950を含めてもよい。
図38は、未取得情報950を含む着信履歴960の表示例を示す図である。図38に示されるように、対象相手機器10が示す着信履歴960に含まれる、指示受付機器10の着信を示す着信情報961には、未取得情報950が含まれる。これにより、対象相手ユーザは、指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できなかったことを知ることができる。指示受付機器10が対象相手機器10の機器位置情報を取得できなかったことを知った対象相手ユーザは、例えば、対象相手機器10を操作して、対象相手機器10に位置取得部140を動作させる。
このように、本例では、指示受付機器10は、自装置が対象相手機器10の機器位置情報を取得できない場合、対象相手機器10での電話着信通知を制御することから、電子機器10の利便性が向上する。
また、対象相手機器10での着信履歴に未取得情報950が含められることによって、電子機器10の利便性がさらに向上する。
以上のように、処理システム1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。