JP7024263B2 - 塗布方法、封止材の製造方法、組付体の製造方法、塗布装置及び封止材 - Google Patents
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Description
本実施形態に係る製造装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る製造装置10の構成を示す概略図である。
図2に示される第一部材110及び第二部材120の一例としては、以下のものが挙げられる。すなわち、第一部材110及び第二部材120としては、例えば、第一部材110及び第二部材120の一方が、現像剤を収容する容器(例えば、トナーボックスや廃トナーボックスなど)とされ、第一部材110及び第二部材120の他方が、該容器の蓋体とされる。
液状材料90は、硬化後に弾性を有し外力により形状変化する液状材料である。液状材料90としては、具体的には、例えば、常温において固体とされ、常温よりも高温(例えば、150℃)において液状となり塗布可能となる材料が用いられる。この液状材料90としては、例えば、スチレン系エラストマー、酢酸ビニル系エラストマーなどが挙げられる。なお、エラストマーの分子量が高いほど、液状材料90が、塗布済の液状材料90の終端から吐出部20の後述のノズル24へ伸び出る現象(糸引き)が生じやすい。
吐出部20は、液状材料90を第一部材110の塗布面111へ向けて吐出する機能を有している。具体的には、吐出部20は、図1に示されるように、液状材料90が収容される収容部としての容器22と、容器22に収容された液状材料90を吐出するノズル24と、ノズル24の吐出及び吐出の停止を制御する制御部26と、を有している。
移動機構80は、ノズル24を含む吐出部20を移動させる機構である。移動機構80は、具体的には、第一部材110の塗布面111に沿った方向と、その方向とは逆方向と、塗布面111から遠ざかる方向と、塗布面111に近づく方向と、に吐出部20を移動させる。
組付体130(図2参照)の製造方法について説明する。
塗布工程では、図3に示されるように、液状材料90を吐出部20のノズル24から吐出して、第一部材110の塗布面111に塗布する。なお、図3~図7では、吐出部20の構成部分のうちノズル24のみを図示している。
移動工程は、ノズル24を移動させる工程である。移動工程は、ノズル24を含む吐出部20を移動機構80により移動させることで実行される。
第一移動工程は、塗布済の硬化した液状材料90上へノズル24を移動させる工程である。第一移動工程は、離し工程と、ノズル移動工程と、を有している。第一移動工程では、一例として、離し工程、ノズル移動工程の順で各工程が実行される。
離し工程では、図4に示されるように、ノズル24を塗布済の液状材料90から離す。換言すれば、離し工程では、ノズル24を塗布面111から離す。離し工程は、ノズル24を含む吐出部20を移動機構80により+Z方向へ移動させることで実行される。なお、本明細書における「離す」は、「対象に対して接触した状態、又は、対象に対して接触していない状態(離れた状態)から遠ざけること」を意味する。
ノズル移動工程では、図5に示されるように、塗布済の硬化した液状材料90上へノズル24を移動させる。具体的には、塗布済の液状材料90における終端よりも始端側の部分上へノズル24を移動させる。
第二移動工程では、図6に示されるように、塗布済の液状材料90へノズル24を近づける。換言すれば、第二移動工程では、第一移動工程後のノズル24の位置から塗布面111側へノズル24を近づける。
第三移動工程では、図7に示されるように、塗布済の液状材料90からノズル24を離す。換言すれば、第三移動工程では、塗布面111からノズル24を離す。第三移動工程は、ノズル24を含む吐出部20を移動機構80により+Z方向へ移動させることで実行される。
封止材の製造方法では、前述の塗布方法により液状材料90が塗布された第一部材110を、例えば常温の雰囲気に置いて自然冷却することで、液状材料90を硬化させる。なお、送風によって強制冷却してもよい。液状材料90を硬化させることで、封止材99が製造される。
組付体130の製造方法における製造工程では、前述の封止材の製造方法を用いて封止材99を製造する。
本実施形態の塗布方法では、前述のように、塗布面111に塗布された液状材料90の終端で吐出部20の吐出を停止した後、図5に示されるように、ノズル24を塗布済の硬化した液状材料90上へ移動させる(第一移動工程)。そして、図6に示されるように、塗布済の液状材料90へノズル24を押し付ける(第二移動工程)。すなわち、液状材料90Aのノズル24側の端部を塗布済の液状材料90に押し付ける。これにより、液状材料90Aのノズル24側の端部が、塗布済の液状材料90に付着する。
前述の塗布方法では、第二移動工程において、図6に示されるように、塗布済の液状材料90へノズル24を押し付けていた。第二移動工程としては、これに限られず、例えば、塗布済の硬化した液状材料90に対してノズル24を押し付けられることなく接触させてもよい。
前述の塗布方法では、第二移動工程において、図6に示されるように、塗布済の液状材料90へ、液状材料90Aのノズル24側の端部を押し付けていた。第二移動工程としては、これに限られず、例えば、塗布済の硬化した液状材料90に対して、液状材料90Aのノズル24側の端部を押し付けられることなく接触させてもよい。
さらに、第二移動工程としては、例えば、塗布済の硬化した液状材料90に対してノズル24を接触させることなく近づけてもよい。すなわち、塗布済の硬化した液状材料90に対して、液状材料90Aの少なくとも一部を接触させればよい。
塗布方法としては、液状材料90を始端部分と終端部分とがつながるように塗布してもよい。このような塗布方法としては、液状材料90の始端部分90Sと終端部分90Fとがつながるように、図8に示されるように、第一部材110の塗布面111に液状材料90を枠状に塗布する場合がある。この場合では、ノズル24を含む吐出部20を移動機構80により、例えば、+X方向、+Y方向、-X方向、-Y方向及び+X方向の順で移動させて、液状材料90を塗布する。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1では、前述の製造装置10において、吐出部20の容器22に、150℃での溶融粘度が20Pa・sのスチレン系エラストマーからなる液状材料90を収容し、加熱部(図示省略)により容器22を150℃に加熱する。
実施例2では、第二移動工程において、ノズル24を塗布済の硬化した液状材料90に対して非接触状態で近づけた。このとき、ノズル24の先端部と塗布面111との距離を2mmである。
比較例1では、第一移動工程において、塗布面111とノズル24の先端部との距離が30mmとなるように、ノズル24を+Z方向へ移動させ(離し工程)、さらに、ノズル24を-X方向へ50mm移動させた(ノズル移動工程)。
Claims (11)
- 硬化する液状材料をノズルから吐出しながら、該ノズルを予め定められた移動方向へ移動させることで、該液状材料を部材表面に塗布する第一工程と、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、前記ノズルを前記移動方向とは逆方向へ移動させることで、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、該液状材料へ前記ノズルを近づけた後、該液状材料から前記ノズルを離す第二工程と、
を有する塗布方法。 - 前記第二工程では、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、該液状材料へ前記ノズルを接触させた後、該液状材料から前記ノズルを離す
請求項1に記載の塗布方法。 - 前記第二工程では、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、該液状材料へ前記ノズルを押し付けた後、該液状材料から前記ノズルを離す
請求項2に記載の塗布方法。 - 前記第二工程では、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、塗布済の液状材料の終端から前記ノズルへ伸び出た液状材料におけるノズル側の端部を塗布済の硬化した液状材料へ接触させた後、該液状材料から前記ノズルを離す
請求項1に記載の塗布方法。 - 前記第二工程では、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、塗布済の液状材料の終端から前記ノズルへ伸び出た液状材料におけるノズル側の端部を塗布済の硬化した液状材料へ押し付けた後、該液状材料から前記ノズルを離す
請求項4に記載の塗布方法。 - 前記第二工程では、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、塗布済の液状材料から前記ノズルを離し且つ塗布済の硬化した液状材料上へ移動させ、該液状材料へ前記ノズルを近づけた後、該液状材料から前記ノズルを離す
請求項1~5のいずれか1項に記載の塗布方法。 - 硬化する液状材料をノズルから吐出しながら、該ノズルを予め定められた移動方向へ移動させることで、該液状材料を部材表面に塗布する第一工程と、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で吐出を停止した後、前記ノズルをさらに前記移動方向へ移動させることで、塗布済の硬化した液状材料の始端部分の上へ前記ノズルを移動させ、該液状材料へ前記ノズルを近づけた後、該液状材料から前記ノズルを離す第二工程と、
を有する塗布方法。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載の塗布方法により、硬化後に弾性を有する前記液状材料を前記部材表面に塗布して、封止材を製造する
封止材の製造方法。 - 請求項8に記載の封止材の製造方法を用いて、第一部材の部材表面に封止材を製造する工程と、
前記第一部材と第二部材との間に該封止材を挟み込んだ状態で、該第一部材と該第二部材とを組み付ける組付工程と、
を有する組付体の製造方法。 - 硬化する液状材料を吐出しながら、予め定められた移動方向へ移動することで、該液状材料を部材表面に塗布するノズルと、
前記部材表面に塗布された液状材料の終端で前記ノズルが吐出を停止した後、前記ノズルを前記移動方向とは逆方向へ移動させることで、塗布済の硬化した液状材料上へ前記ノズルを移動させ、該液状材料へ前記ノズルを近づけた後、該液状材料から前記ノズルを離す移動機構と、
を備える塗布装置。 - 予め定められた方向に長くされ、該方向の一端部から伸び出た部分が、該一端部より他端部側の表面に折り返され且つ、該表面に押し付けて付着され、前記伸び出た部分にノズル跡を有する封止材。
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