以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。図2は、パレット100の構成の一例を概略的に示す。
システム10は、複数のパレット100を備えてよい。パレット100は、搭載装置の一例であってよい。システム10は、複数のパレット100を管理する管理装置200を備えてよい。
パレット100は、荷物300を搭載可能であってよい。複数のパレット100は、荷物300を搭載した状態で、積み重ねられることができてよい。
パレット100は、自律飛行機能を備えてよい。例えば、パレット100は、ドローンの機能を備えてよい。パレット100は、荷物300を搭載した状態で飛行可能であってよい。
パレット100は、筐体102、バッテリ104、リーダ106、カメラ108、プロペラ部110、下側端子部120、上側端子部130、及び制御装置150を備えてよい。
筐体102は、荷物300を搭載可能であってよい。荷物300は、1又は複数の物品等を収容したケースであってよい。荷物300は、物品そのものであってもよい。荷物300には、荷物300を識別するための識別子として荷物ID302が付されていてよい。
リーダ106は、荷物300に付されている荷物ID302を読取可能な位置に配置されてよい。荷物ID302には、例えば、荷物300を識別可能な情報が記録されていてよい。リーダ106は、荷物ID302から荷物300の識別情報を読み取ってよい。識別情報は、例えば、荷物300の管理番号、内容物、届け先、保管方法などであってよい。荷物ID302は、例えば、RFID(radio frequency identifie)であってよい。すなわち、荷物300には、RFタグが付されていてよい。なお、荷物ID302は、荷物300を識別することができれば特に限定されない。リーダ106は、バッテリ104の電力を用いて稼働してよい。
カメラ108は、パレット100の下方向を撮像可能な位置に配置されてよい。カメラ108は、パレット100の下方向を撮像してよい。カメラ108は、パレット100の水平方向を撮像してもよい。カメラ108は、バッテリ104の電力を用いてよい。カメラ108は、撮像部の一例であってよい。
プロペラ部110は、マルチコプターであってよい。図1及び図2に示す例において、プロペラ部110は、4つのプロペラを有するマルチコプターであってよい。プロペラ部110は、バッテリ104の電力を用いてよい。
下側端子部120は、筐体102の下側に配置されてよい。下側端子部120の数は、1つであっても、複数であってもよい。上側端子部130は、筐体102の上側に配置されてよい。上側端子部130の数は、1つであっても、複数であってもよい。
制御装置150は、各種制御を実行してよい。制御装置150は、ネットワーク20を介して管理装置200と通信してよい。ネットワーク20は、例えば、複数のパレット100が配置されている倉庫内のLAN(Local Area Network)を含んでよい。制御装置150は、例えば、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)アクセスポイントを介して、ネットワーク20にアクセスしてよい。ネットワーク20は、インターネットを含んでもよい。
ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含んでもよい。制御装置150は、セルラ通信によって、ネットワーク20にアクセスしてよい。制御装置150は、無線基地局又はWi-Fiアクセスポイントを介して、ネットワーク20にアクセスしてよい。移動体通信ネットワークは、3G(3rd Generation)通信方式に準拠してよい。移動体通信ネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信方式に準拠してよい。移動体通信ネットワークは、5G(5th Generation)通信方式も準拠してよい。移動体通信ネットワークは、6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式に準拠してよい。
管理装置200は、パレット100に対して、着陸位置を指示してよい。図1では、床40の上に、パレット100が着陸可能な着陸ポイントが9か所用意されている場合を例示している。着陸ポイントの数はこれに限らず、任意の数であってよい。着陸ポイントには、パレット100が着陸位置を認識するための認識コード30が配置されてよい。また、荷物300の上面にも、認識コード30が配置されてよい。筐体102が、荷物300を覆う蓋部を有する場合、当該蓋部に、認識コード30が配置されてよい。認識コードは、例えば、QRコード(登録商標)であってよい。なお、着陸ポイント、荷物300の上面、及び荷物300を覆う蓋部などに配置された認識コード30は、同一のコードであってもよい。
管理装置200は、例えば、3×3の着陸ポイントのうちのいずれかを着陸位置としてパレット100に指示してよい。パレット100は、上空から複数の認識コード30を撮像することによって3×3の着陸ポイントを認識し、指示された着陸位置に移動して着陸してよい。パレット100は、着陸位置に他のパレット100が配置されていない場合、床40の上に着陸してよい。パレット100は、着陸位置に他のパレット100が配置されている場合、当該他のパレット100の上に着陸してよい。
床の着陸ポイントには、端子部410が配置されてよい。パレット100は、床40の上に着陸する場合、認識コード30及び端子部410を撮像して、端子部410の位置を認識し、下側端子部120が端子部410と接続されるように、着陸位置を調整してよい。
パレット100は、下側端子部120と端子部410との接続を介して、床側装置400と通信してよい。パレット100は、例えば、床側装置400から、パレット100の高度に関する高度関連情報を受信してよい。
高度関連情報は、パレット100が下から何段目に位置するかを表してよい。高度関連情報は、パレット100が下から何段目に位置するかを直接的に表してよい。高度関連情報は、パレット100が下から何段目に位置するかを間接的に表してもよい。
床側装置400が送信する高度関連情報は、送信元が床であることを示してよい。これにより、パレット100は、自らが床上に配置されており、下から1段目に位置することを認識できる。高度関連情報は、送信先が床上であることを示してもよい。また、高度関連情報は、送信先が、下から1段目に位置することを示してもよい。
パレット100は、下側端子部120と端子部410との物理的な接続を介して、床側装置400から給電を受けてよい。下側端子部120は、1つの端子によって、通信及び受給電の両方を行ってよい。下側端子部120は、通信用の端子と、受給電用の端子とを備えてもよい。下側端子部120は、無線受電部を有してもよく、パレット100は、下側端子部120の無線受電部によって、床側装置400から給電を受けてもよい。パレット100は、受電した電力をバッテリ104に蓄電してよい。
パレット100は、他のパレット100の上に着陸する場合、他のパレット100の荷物300の上又は筐体102の蓋部の上の認識コード30及び上側端子部130を撮像して、上側端子部130の位置を認識し、下側端子部120が上側端子部130と接続されるように、着陸位置を調整してよい。
パレット100は、下側端子部120と下のパレット100の上側端子部130との接続を介して、下のパレット100と通信してよい。パレット100は、例えば、下のパレット100から、パレット100の高度に関する高度関連情報を受信してよい。
下のパレット100が送信する高度関連情報は、下のパレット100の高度を示してよい。下のパレット100が下から1段目である場合、高度関連情報は、送信元が1段目であることを示してよい。これにより、パレット100は、自らの下のパレット100が1段目であることを把握することによって、自らが2段目に位置することを認識することができる。高度関連情報は、送信先が2段目であることを示してもよい。
パレット100は、下側端子部120と、下のパレット100の上側端子部130との物理的な接続を介して、下のパレット100から給電を受けてよい。パレット100は、下側端子部120の無線受電部によって、下のパレット100から給電を受けてもよい。パレット100は、受電した電力をバッテリ104に蓄電してよい。
従来の一般的な倉庫物流においては、自律移動機能を有さないパレットと、パレットを運搬するフォークリフト等の車両を用いて、荷物の管理が行われていた。この場合、フォークリフト等が移動するための空間及び動線を確保しなければならず、それが倉庫の半分のスペースを占める場合もあった。それに対して、一実施形態に係るシステム10によれば、パレット100自体にドローン機能を具備させることで、パレット100を空中で移動させることができる。すなわち、一実施形態に係るシステム10は、フォークリフト等の車両が移動するための空間、あるいは動線を削減し得る。つまり、一実施形態に係るシステム10によれば、倉庫の収容率を向上させることができる。
また、システム10によれば、複数のパレット100のそれぞれが、床側装置400又は下のパレット100から高度関連情報を受信することによって、自機の高度を容易に把握することができる。例えば、複数のパレット100のそれぞれが、自機の高度を管理装置200に通知することによって、管理装置200による複数のパレット100の管理負荷を低減することができる。
また、システム10によれば、複数のパレット100のそれぞれが、床側装置400又は下のパレット100から給電を受けることができる。これにより、管理装置200との通信に必要な電力や、自律飛行に必要な電力を確保することができる。
図1及び図2では、パレット100が、床40、荷物300の上面、筐体102の蓋部に配置された同一の認識コード30を撮像することによって、着陸ポイントを認識する例を挙げて説明したが、これに限らない。認識コード30は、配置される場所によって異なるコードであってもよい。また、認識コード30の例は、QRコード限られない。認識コード30は、パレット100が認識することができれば、QRコード以外の任意のコードや、任意のマーク等であってよい。また、床40、荷物300の上面、筐体102の蓋部にコードを付さずに、パレット100が、床40の形状、荷物300の形状、筐体102の蓋部の形状を認識することによって、着陸ポイントを認識するようにしてもよい。
システム10において、パレット100が、自律的に着陸ポイントを決定してもよい。例えば、倉庫に荷物300を収容する場面において、荷物300が筐体102に挿入されたパレット100は、まず、床40の上まで移動して、他のパレット100の配置を確認してよい。パレット100は、他のパレット100が配置されていない着陸ポイントがある場合、当該着陸ポイントに着陸してよい。パレット100は、他のパレット100が配置されていない着陸ポイントがない場合、複数の他のパレット100のうちのいずれかの上に着陸してよい。そして、パレット100は、パレットIDと、着陸した着陸ポイントを示す情報と、下側端子部120を介して受信した高度関連情報とを管理装置200に送信してよい。これにより、倉庫の管理者等の、複数のパレット100の配置を決定する等の管理負荷を低減することができる。
図3は、制御装置150の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置150は、情報格納部152、ID取得部154、画像取得部156、無線通信部158、飛行制御部160、下側端子通信部162、上側端子通信部164、及び受給電制御部166を備えてよい。なお、制御装置150は、必ずしもこれらの全てを備えなくともよい。
情報格納部152は、各種情報を格納してよい。情報格納部152は、例えば、パレット100を識別可能なパレットIDを格納してよい。
ID取得部154は、リーダ106によって読み取られたIDを取得してよい。ID取得部154は、例えば、リーダ106が荷物ID302から読み取った荷物300の識別情報を取得してよい。ID取得部154は、取得した識別情報を情報格納部152に格納してよい。
画像取得部156は、カメラ108によって撮像された撮像画像を取得してよい。カメラ108は、動画像を撮像してよい。カメラ108は、定期的に静止画像を撮像するようにしてもよい。カメラ108は、不定期に静止画像を撮像するようにしてもよい。画像取得部156は、取得した撮像画像を情報格納部152に格納してよい。
無線通信部158は、無線通信によってネットワーク20にアクセスしてよい。無線通信部158は、Wi-Fi通信によってネットワーク20にアクセスしてよい。無線通信部158は、セルラ通信によってネットワーク20にアクセスしてよい。
無線通信部158は、ネットワーク20を介して管理装置200と通信してよい。無線通信部158は、例えば、情報格納部152に荷物IDが格納されたことに応じて、パレットID及び荷物IDを管理装置200に送信してよい。管理装置200は、受信したパレットIDと荷物IDとを対応付けて登録してよい。
無線通信部158は、管理装置200から、移動指示を受信してよい。無線通信部158は、例えば、管理装置200によって決定された着陸ポイントへの移動指示を、管理装置200から受信してよい。
飛行制御部160は、パレット100の飛行を制御してよい。飛行制御部160は、プロペラ部110を制御することによって、パレット100の飛行を制御してよい。
飛行制御部160は、例えば、無線通信部158が管理装置200から受信した移動指示に従って、パレット100の飛行を制御し、指示された着陸ポイントに移動して着陸してよい。飛行制御部160は、画像取得部156が取得する撮像画像によって、端子部410や、下のパレット100の上側端子部130の位置を認識し、下側端子部120がこれらに接続されるように、着陸位置を調整してよい。
下側端子通信部162は、下側端子部120を介して通信してよい。下側端子通信部162は、例えば、床40に設置されている端子部410と、下側端子部120との接続を介して、床側装置400から、自機の高度に関する高度関連情報を受信してよい。また、下側端子通信部162は、例えば、自機が他のパレット100の上側に配置された場合に、下側端子部120と、当該他のパレット100の上側端子部130との接続を介して、当該他のパレット100から、自機の高度に関する高度関連情報を受信してよい。下側端子通信部162は、受信した高度関連情報を情報格納部152に格納してよい。無線通信部158は、情報格納部152に格納されている高度関連情報及びパレットIDを管理装置200に送信してよい。
上側端子通信部164は、上側端子部130を介して通信してよい。上側端子通信部164は、例えば、自機の上側に配置された他のパレット100に対して、情報格納部152に格納されている自機の高度関連情報に基づく当該他のパレット100の高度に関連する高度関連情報を、上側端子部130を介して送信してよい。
当該高度関連情報は、自機が下から何段目に位置するかを示してよい。これにより、当該他のパレット100は、高度関連情報が示す段数よりも1段上に位置することを把握できる。また、当該高度関連情報は、自機の段数に1を加算した段数を示してもよい。
受給電制御部166は、下側端子部120及び上側端子部130を介した、受電及び給電を制御してよい。受給電制御部166は、例えば、下側端子部120を介して、床側装置400から受電した電力をバッテリ104に蓄電してよい。また、受給電制御部166は、例えば、下側端子部120を介して、自機の下側のパレット100から受電した電力をバッテリ104に蓄電してよい。
受給電制御部166は、バッテリ104の電力を、上側端子部130を介して、筐体102の上側に配置された他のパレット100に給電するよう制御してよい。この場合、筐体102は、例えば、下側端子部120とバッテリ104とを接続するケーブルと、バッテリ104と上側端子部130とを接続するケーブルとを有してよい。受給電制御部166は、例えば、バッテリ104と上側端子部130とを接続するケーブルに配置されたスイッチを制御することによって、他のパレット100への給電のオンオフを切り替えてよい。
受給電制御部166は、下側端子部120を介して給電された電力を、上側端子部130を介して筐体102の上側に配置された他のパレット100に給電してよい。この場合、筐体102は、例えば、下側端子部120とバッテリ104とを接続するケーブルと、下側端子部120と上側端子部130とを接続するケーブルとを有してよい。受給電制御部166は、例えば、下側端子部120と上側端子部130とを接続するケーブルに配置されたスイッチを制御することによって、他のパレット100への給電のオンオフを切り替えてよい。
図4は、管理装置200の機能構成の一例を概略的に示す。管理装置200は、格納部202、通信部204、配置管理部206、表示制御部208、及び荷物管理部210を備えてよい。
格納部202は、各種情報を格納してよい。格納部202は、例えば、管理対象の複数のパレット100のパレットIDを格納してよい。
通信部204は、複数のパレット100のそれぞれと通信してよい。通信部204は、複数のパレット100のそれぞれとネットワーク20を介して通信してよい。
配置管理部206は、複数のパレット100の配置を管理してよい。配置管理部206は、例えば、複数のパレット100の初期配置を決定してよい。配置管理部206は、例えば、倉庫の管理者等の指示に従って、複数のパレット100の初期配置を決定してよい。通信部204は、配置管理部206によって決定された複数のパレット100の初期配置に従って、複数のパレット100のそれぞれに移動指示を送信してよい。
パレット100が自律的に着陸ポイントを決定する場合、配置管理部206は、パレット100によって送信される、パレットID、着陸ポイントを示す情報、及び高度関連情報に基づいて、複数のパレット100の配置を管理してよい。
表示制御部208は、管理装置200が備えるディスプレイに各種情報を表示させてよい。表示制御部208は、倉庫の管理者等が所有する通信端末に各種情報を送信して、当該通信端末が備えるディスプレイに各種情報を表示させてもよい。
例えば、表示制御部208は、配置管理部206によって管理されている複数のパレット100の配置を表示させてよい。表示制御部208は、複数のパレット100のそれぞれに搭載されている荷物300の荷物IDを合わせて表示させてよい。倉庫の管理者等は、表示制御部208による表示を閲覧することによって、取り出す荷物の場所を把握することができる。
荷物管理部210は、複数のパレット100に搭載されている荷物300を管理してよい。荷物管理部210は、例えば、倉庫の管理者等から、荷物300の取出要求を取得してよい。取出要求には、対象となる荷物300の識別情報が含まれてよい。荷物管理部210は、例えば、管理装置200が備える入力デバイスを介して、荷物300の取出要求の入力を受け付けてよい。また、荷物管理部210は、倉庫の管理者等が所有する通信端末から、荷物300の取出要求を受信してもよい。
荷物管理部210は、荷物300の取出要求を取得したことに応じて、配置管理部206によって管理されている複数のパレット100の配置に基づいて、通信部204を介して、複数のパレット100の少なくともいずれかに移動指示を送信してよい。荷物管理部210は、例えば、対象となる荷物300を搭載しているパレット100が、最上段に位置する場合、当該パレットのみに移動指示を送信してよい。荷物管理部210は、例えば、対象となる荷物300を搭載しているパレット100が、他のパレット100の下側に位置する場合、対象となる荷物300を搭載しているパレット100と、当該パレット100の上側に位置するパレット100とに移動指示を送信してよい。
図5は、荷物300の取り出しについて説明するための説明図である。ここでは、取り出す対象となる荷物300が、床40の中央の最下段に位置するパレット100に搭載されている場合を例に挙げて説明する。
荷物管理部210は、対象となる荷物300を搭載しているパレット100(第1のパレット100と記載する。)の上側に位置するパレット100(第2のパレット100と記載する。)を待避させるべく、第2のパレット100に、他の着陸ポイントへの移動指示を送信してよい。当該移動指示は、移動先の着陸ポイントを示す情報を含んでよい。荷物管理部210は、例えば、予め定められたルールに従って移動先の着陸ポイントを決定してよい。第2のパレット100は、上昇した後、複数の認識コード30を撮像することによって、移動先の着陸ポイントを認識して、当該着陸ポイントの上空に移動して着陸してよい。
予め定められたルールは、例えば、飛行距離が短い着陸ポイントを優先することを含んでよい。また、予め定められたルールは、移動後の段数が少ないことを優先することを含んでよい。また、管理装置200が、過去の荷物300の取り出し状況を記憶しておき、当該取り出し状況に基づいて、荷物300の取り出し順を予測する機械学習を実施することによって、当該ルールを生成してもよい。この場合、荷物管理部210は、例えば、次に取り出される可能性が高い荷物300を搭載するパレット100が、より上側に位置するように、パレット100の配置を決定してよい。
なお、当該移動指示は、移動先の着陸ポイントを示す情報を含まなくてもよい。この場合、第2のパレット100は、上昇した後、複数の着陸ポイントにおける他のパレット100の配置を認識して、予め定められたルールに従って着陸ポイントを決定し、決定した着陸ポイントに移動して着陸してよい。
予め定められたルールは、例えば、飛行距離が短い着陸ポイントを優先することを含んでよい。また、予め定められたルールは、移動後の段数が少ないことを優先することを含んでよい。
第2のパレット100が待避した後、荷物管理部210は、第1のパレット100に、荷物300の取り出し場所まで移動する移動指示を送信してよい。荷物300の取り出しが終了した後、荷物管理部210は、第1のパレット100及び第2のパレット100を、元の状態に戻すべく、第1のパレット100及び第2のパレット100に移動指示を送信してよい。なお、荷物管理部210は、元の状態に戻さずに、異なる配置となるように、第1のパレット100及び第2のパレット100に移動指示を送信してもよい。荷物管理部210は、例えば、機械学習によって生成したルールに従って、第1のパレット100及び第2のパレット100の新たな配置を決定してよい。
図6は、パレット100の構成の一例を概略的に示す。ここでは、図2と異なる点を主に説明する。図6に示すパレット100は、荷物端子部112を備える。
荷物端子部112は、電力を使用可能な荷物300と接続可能であってよい。受給電制御部166は、荷物端子部112を介して、バッテリ104の電力を荷物300に給電してよい。
例えば、荷物300がコンピュータである場合、受給電制御部166は、荷物端子部112を介して当該コンピュータに電力を供給してよい。当該コンピュータは、供給された電力を用いて各種処理を実行可能であってよい。また、当該コンピュータは、無線通信機能を有してよく、ネットワーク20にアクセス可能であってよい。当該コンピュータは、荷物端子部112を介して制御装置150と通信可能であってもよく、この場合、制御装置150は、当該コンピュータとネットワーク20との通信を中継してもよい。これらにより、倉庫に収容されており、従来であれば利用されていなかったコンピュータに、分散処理等を実行させることができる。倉庫に収容されているコンピュータの数は膨大であり、それらを分散処理に利用可能とすることによって、膨大な計算資源を提供することができる。
例えば、荷物300が1又は複数の物品を収容する冷凍ボックスや保温ボックスである場合、受給電制御部166は、荷物端子部112を介して当該冷凍ボックスや保温ボックスに電力を供給してよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、要冷蔵の荷物300や、一定温度を保持することが望ましい荷物300の運搬に比較的適したシステムを実現することができる。
図7は、パレット100の構成の一例を概略的に示す。ここでは、図2と異なる点を主に説明する。図7に示すパレット100は、筐体102が荷物300を密閉可能であり、筐体102が、密閉空間内の温度を調整する温度調整部114を有する。
受給電制御部166は、バッテリ104の電力を筐体102に給電してよい。温度調整部114は、バッテリ104の電力を用いて、密閉空間内の温度を調整してよい。温度調整部114は、例えば、荷物300を冷却してよい。また、温度調整部114は、例えば、荷物300を保温してよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、倉庫内の大量の荷物300に対する個別の温度管理を比較的容易に実現することができる。
荷物管理部210は、複数のパレット100が搭載している荷物300に基づいて、複数のパレット100の配置を決定してもよい。荷物管理部210は、例えば、より重量の重い荷物300を搭載しているパレット100を、より下側に位置させるように複数のパレット100の配置を決定してよい。これにより、積み重ねられた複数のパレット100の重量バランスを取りやすくすることができる。また、荷物管理部210は、例えば、より重量の重い荷物300を搭載しているパレット100を、より上側に位置させるように複数のパレット100の配置を決定してよい。これにより、より重い荷物300を搭載しているパレット100の飛行距離、特に、上昇距離を短くすることができる。
荷物管理部210は、複数のパレット100のうち、図6及び図7に例示するように、バッテリ104の電力を、荷物300又は筐体102に供給することによって、荷物300又は筐体102が発熱する複数のパレット100を特定し、特定した複数のパレット100を分散させるように複数のパレット100の配置を決定してもよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、特定のパレット100に熱が集中してしまうことによる危険性や不具合の発生を低減することができる。
荷物管理部210は、複数のパレット100のうち、バッテリ104の電力を荷物300又は筐体102に供給することによって、荷物300又は筐体102が発熱する複数のパレット100を特定し、特定した複数のパレット100を外側に位置させるように複数のパレット100の配置を決定してもよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、発熱するパレット100の放熱をより効率的に行うことができる。
なお、図示しないが、一実施形態に係るパレット100は、密閉空間内の湿度を調整する湿度調整部を有してもよい。湿度調整部は、バッテリ104の電力を用いて、密閉空間内の湿度を調整してよい。湿度調整部は、例えば、密閉空間内を加湿又は除湿してよい。これにより、一実施形態に係るシステム10は、倉庫内の大量の荷物300に対する個別の湿度管理を比較的容易に実現することができる。
湿度調整部は、温度調整部114と一体として構成されてもよい。すなわち、パレット100は、温度調整機能と湿度調整機能の両方を有する機能部を備えてもよい。パレット100は、図示しないが、例えば、密閉空間内の温度と湿度を調整可能な温湿度調整部を備えてもよい。
上記実施形態では、パレット100が飛行機能を備える場合について主に説明したが、これに限らない。パレット100は、飛行機能を有さなくてもよい。この場合、床40へのパレット100の配置や、他のパレット100の上へのパレット100の配置は、フォークリフト、ハンドリフト、及び作業員による人手等によって行われてよい。
図8は、管理装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
一実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されてよい。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、並びにDVDドライブ1226及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されてよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されてよい。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御してよい。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにしてよい。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信してよい。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込んでよい。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納してよい。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行されてよい。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらすことができる。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行してよい。そして、CPU1212は、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取ってよい。そして、通信インタフェース1222は、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込んでよい。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにしてよい。そして、CPU1212は、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよい。そして、CPU1212は、結果をRAM1214に対しライトバックしてよい。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索してよい。そして、CPU1212は、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体は、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であってよい。すなわち、プログラムは、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供されてよい。
一実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよい。専用回路は、例えば、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えてよい。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサは、例えば、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等であってよい。
以上、本開示に係る発明を実施の形態を用いて説明したが、本開示に係る発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。