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JP7035798B2 - 異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法 - Google Patents
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JP7035798B2 - 異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法 - Google Patents

異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法に関するものである。
従来、モータなどの駆動力により電動でドアパネルを移動させて車体に形成された開口部(乗降口や後部開口部など)を開閉する電動ドア開閉装置を搭載した車両がある。この種の電動ドア開閉装置には、開口部の周縁部とドアパネルとの間への異物の挟み込みを検知するために、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知するための異物検知センサを備えている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された異物検知センサは、複数の電極線を有するセンサ部を備え、センサ部が変形したときの各電極線同士の接触を検知することで、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知する。また、各電極線の端部は、電力供給のためのリード線と接続され、該リード線は例えばドアパネル内に配索されてECUなどに電気的に接続される。
特開2014-196654号公報
上記特許文献1の異物検知センサにおける電極線とリード線との接続構造は、電極線とリード線の各端部を、金属プレート(特許文献1中、ターミナル53)の両端部に溶接などで固定する構造である。このような接続構造では、電極線及びリード線を金属プレートに対して溶接などで固定する処理を行うためのスペースを確保するために、金属プレートを大型にしなければならず、それにより、電極線とリード線との接続部分が大型化する問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電極線とリード線との接続部分の大型化を抑制できる異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する異物検知センサは、複数の電極線を有するセンサ部と、前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、前記保持部と前記各筒状部とは一体成形されたものであり、前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられている。
上記課題を解決する異物検知センサは、複数の電極線を有するセンサ部と、前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられており、前記変形部は、前記筒状部が折り曲げられて形成された屈曲形状をなしている。この態様によれば、接続部材によって電極線と接続されたリード線を折り返してセンサ部に沿って配置する場合に好適な構成となる。
上記課題を解決する異物検知センサは、複数の電極線を有するセンサ部と、前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられており、前記接続部材は、前記各筒状部の軸方向の一端側を保持する前記保持部と、前記各筒状部の軸方向の他端側を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる第2保持部と、を備えている。この態様によれば、接続部材の一対の保持部によって、各筒状部が両端側で互いに間隔を空けて保持される。このため、各筒状部同士の短絡をより確実に防止することが可能となる。
上記態様によれば、筒状部内に構成された電極線とリード線との重なり部において、それら電極線とリード線とが筒状部の変形部によって互いに固定(接続)される。これにより、電極線とリード線とが直接接触した状態で固定されるため、従来構成(電極線とリード線の各端部を金属プレートに固定する構成)と比べて、電極線の端部とリード線の端部との間の無駄なスペースを省くことができる。その結果、電極線とリード線との接続部分の大型化を抑制できる。また、各筒状部は、絶縁体からなる保持部によって互いに間隔を空けて保持されるため、各筒状部同士の短絡を防止することが可能となり、また、各筒状部が互いに一定の間隔で保持されるため、作業性を向上させることができる。
上記異物検知センサにおいて、前記保持部は、前記各筒状部を保持する保持部本体と、前記保持部本体から延出され前記センサ部に対して固定された固定部とを備え、前記保持部本体と前記固定部とが一体成形されたものである
上記態様によれば、接続部材の保持部をセンサ部に対して固定することができる。これにより、電極線とリード線との接続工程の途中などにおいて電極線に掛かる負荷を軽減することが可能となる。
上記異物検知センサにおいて、前記センサ部は、絶縁体から形成された中空状の中空絶縁体内に前記各電極線が配置されてなり、前記固定部は、前記中空絶縁体に挿入されて固定されている。
上記態様によれば、接続部材の固定部が、センサ部の中空絶縁体に挿入されて固定される。これにより、固定部を中空絶縁体に挿入するだけで、接続部材をセンサ部に固定することができる。
上記異物検知センサにおいて、前記筒状部の軸方向両端の開口が、軸方向端に向かうほど拡径するように構成されている。
上記態様によれば、電極線及びリード線を筒状部の両端の開口に挿入しやすく、組付作業性の向上を図ることができる。
上記課題を解決する異物検知センサの製造方法は、上記の異物検知センサを製造する製造方法であって、前記筒状部に前記電極線及び前記リード線を挿入し、前記筒状部内で前記重なり部を形成する挿入工程と、前記挿入工程の後、前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位を塑性変形させて前記変形部を形成し、該変形部によって前記電極線及び前記リード線を互いに固定する固定工程と、を備え、前記挿入工程では、前記筒状部に前記電極線を挿入するとともに、前記固定部を前記センサ部に対して固定する
上記態様によれば、筒状部内に構成された電極線とリード線との重なり部において、それら電極線とリード線とが筒状部の変形部によって互いに固定(接続)される。これにより、電極線とリード線とが直接接触した状態で固定されるため、従来構成(電極線とリード線の各端部を金属プレートに固定する構成)と比べて、電極線の端部とリード線の端部との間の無駄なスペースを省くことができる。その結果、電極線とリード線との接続部分の大型化を抑制できる。
本発明の異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法によれば、電極線とリード線との接続部分の大型化を抑制できる。
実施形態における異物検知センサを搭載した車両の概略図。 同形態の電動バックドア装置の電気的構成を示すブロック図。 同形態におけるセンサ部の斜視図。 同形態における電極線とリード線との接続構造を模式的に示す平面図。 同形態の接続部材を示す斜視図。 同形態の異物検知センサの製造方法を説明するための平面図。 変更例における電極線とリード線との接続構造を模式的に示す側面図。 変更例における電極線とリード線との接続構造を模式的に示す平面図。
以下、異物検知センサ及び異物検知センサの製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、車両1は、電動バックドア装置2を搭載している。車両1を構成する車体3の後部に形成された後部開口部4は、電動バックドア装置2のドアパネル5によって開閉される。ドアパネル5は、その上端部が車体3の後部側面の上端部に回動可能に連結されており、車体3との連結部分を回動中心として、該ドアパネル5の下端部が上下方向に移動するように回動可能である。なお、ドアパネル5は、全閉位置と全開位置との間で移動される。全閉位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に閉鎖する位置であり、全開位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に開放する位置である。
図1及び図2に示すように、ドアパネル5には、アクチュエータ6を備え車体3側に配置された駆動機構(図示略)が接続されている。電動バックドア装置2では、このアクチュエータ6が駆動されると、ドアパネル5が上下方向に回動されて後部開口部4を開閉するようになっている。
図2に示すように、アクチュエータ6は、モータ7と、該モータ7の回転を減速して出力する減速機構(図示略)とを備えている。また、アクチュエータ6内には、モータ7の回転を検出する位置検出装置8が配置されている。位置検出装置8は、例えば、モータ7の回転軸(図示略)もしくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転するように設けられた磁石と、該磁石に対向配置されたホールIC(図示略)とから構成されている。そして、ホールICは、位置検出信号として、磁石の回転による該磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の開閉を指示するための操作スイッチ9を備えている。操作スイッチ9は、車両1の搭乗者などによって後部開口部4を開放するように操作されると、後部開口部4を開放するようにドアパネル5を回動させる旨の開信号を出力する。一方、操作スイッチ9は、搭乗者などによって後部開口部4を閉鎖するように操作されると、後部開口部4を閉鎖するようにドアパネル5を回動させる旨の閉信号を出力する。この操作スイッチ9は、車室内の所定箇所(ダッシュボードなど)、ドアパネル5のドアレバー(図示略)、イグニッションキーと共に携行される携行品(図示略)などに設けられている。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の周縁部と、後部開口部4におけるドアパネル5の周縁部と対向する周縁部との間に存在する異物を検知するための異物検知装置11を備えている。異物検知装置11は、ブラケット12を介してドアパネル5の周縁部に固定された異物検知センサ13と、異物検知センサ13に電気的に接続された検知部14とを備えている。
図3に示すように、異物検知センサ13は、長尺な紐状をなすセンサ部21を備えている。センサ部21は、長尺の筒状をなす中空絶縁体22と、中空絶縁体22の内部に配置された2本の電極線23,24とを備えている。
中空絶縁体22は、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマなど)にて形成されている。中空絶縁体22の長手方向から見た外形形状は円形をなしている。中空絶縁体22の内側に形成された中空孔22a内には、前記2本の電極線23,24が互いに離間して対向配置されている。
各電極線23,24は、長尺な紐状をなしている。そして、各電極線23,24は、導電性細線を撚り合わせて形成され可撓性を有する中心電極25と、導電性及び弾性を有し中心電極25の外周を被覆する環状の導電被覆層26とから構成されている。各電極線23,24は、中空絶縁体22の内部において螺旋状に設けられている。各電極線23,24の中心電極25の両端部は、中空絶縁体22の長手方向両端部から引き出されている(図3参照)。
ここで、図2に示すように、中空絶縁体22の長手方向の一端部(図2において左側の端部)を第1端部22cとし、他端部(図2において右側の端部)を第2端部22dとする。中空絶縁体22の第1端部22cから引き出された各中心電極25の端部同士は、抵抗器27を介して電気的に接続されている。一方、中空絶縁体22の第2端部22dから引き出された各中心電極25の端部は、後述する接続部材30によってリード線28とそれぞれ接続されている。2本のリード線28はドアパネル5の内部に引き込まれている。2本のリード線28のうちの一方は、ドアパネル5の内部で検知部14に電気的に接続されている。そして、他方のリード線28は、ドアパネル5の内部でグランドGNDに接続(即ち車体3に接地)されている。
検知部14はドアパネル5の内部に配置されている。検知部14は、電極線23に電流を供給している。そして、センサ部21に押圧力などの外力が加えられていない通常の状態では、検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器27を介して電極線24に流れる。一方、センサ部21を潰すような外力が加えられると、外力が加えられた部位の中空絶縁体22が弾性変形するとともに該中空絶縁体22の弾性変形に伴って電極線23,24が撓曲し、電極線23と電極線24とが接触して短絡される。すると、検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器27を介さずに電極線24に流れることになる。従って、例えば、一定の電圧で電極線23に電流を供給している場合には、電流値が変化するため、検知部14は、このときの電流値の変化を検知することにより、センサ部21に接触した異物を検知する。そして、検知部14は、この電流値の変化を検知すると、即ち異物検知センサ13に接触した異物を検知すると、後述のドアECU15に異物検知信号を出力する。なお、センサ部21に対する外力が取り除かれると、中空絶縁体22が復元し、電極線23,24も復元して非導通状態となる。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の内部に前記アクチュエータ6によるドアパネル5の開閉作動を制御するドアECU15を備えている。ドアECU15は、ROM(Read only Memory)、RAM(Random access Memory)などを備えマイクロコンピュータとしての機能を有するとともに、車両1のバッテリ(図示略)から電源の供給を受けている。また、ドアECU15は、該ドアECU15に電気的に接続された検知部14に電流を供給している。そして、ドアECU15は、操作スイッチ9、位置検出装置8及び検知部14などから入力される各種信号に基づいてアクチュエータ6を制御する。
図4及び図5に示すように、電極線23,24の中心電極25とリード線28とを接続するための接続部材30は、中空絶縁体22の第2端部22dに固定される保持部31と、保持部31に保持された金属材料からなる2本の筒状部32とを有している。保持部31は合成樹脂などの絶縁体からなる。保持部31は、各筒状部32を保持する保持部本体31aと、保持部本体31aに一体形成された固定部31bとを有している。固定部31bは中空絶縁体22の第2端部22dに固定されている。具体的には、固定部31bは保持部本体31aから棒状に延出されており、固定部31bは中空孔22aに差し込まれて中空絶縁体22に固定されている。
各筒状部32は円筒状に形成され、互いに同一形状をなしている。各筒状部32と保持部31とは一体に構成されている。各筒状部32と保持部31との固定構造としては、各筒状部32が保持部31に対して圧入などにより固定された構成や、保持部31が各筒状部32に一体成形された構成が挙げられる。各筒状部32は、互いの長さ方向(軸方向)が平行となるように保持部31に保持されている。また、各筒状部32は、長さ方向と直交する方向(軸直交方向)において間隔を空けた状態で保持部31に保持されている。なお、各筒状部32は固定部31bと平行をなしている。また、筒状部32の長さ方向(軸方向)の両端部には、端に向かうほど径が拡がる拡径部32aが形成されている。
筒状部32には、その長さ方向の一端側から中心電極25が挿入され、他端側からリード線28の端部(絶縁被覆が剥かれた端部)が挿入されている。そして、筒状部32内において、中心電極25及びリード線28は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部Xを構成している。
筒状部32は、重なり部Xの外周を包囲する部分において、径方向内側に塑性変形された変形部32bを有している。なお、重なり部Xは、筒状部32の長さ方向(軸方向)の中央部に構成されており、変形部32bも筒状部32の長さ方向中央部に形成されている。変形部32bは中心電極25及びリード線28に対して応力が加わった状態で接触している。また、変形部32bでは、中心電極25及びリード線28が互いに密着している。これにより、中心電極25とリード線28とが導通状態で固定されるようになっている。
中空絶縁体22の第2端部22dには、該第2端部22d、接続部材30及びリード線28の端部をまとめて内部に封止する封止部33が設けられている。封止部33は絶縁体からなる。また、封止部33としては、樹脂モールド成型品や熱収縮チューブなどを用いることができる。
次に、異物検知センサ13の製造方法について、電極線23,24とリード線28との接続方法を主として説明する。
図6に示すように、まず、各筒状部32に各電極線23,24の中心電極25、及び各リード線28を挿入する挿入工程を行う。同工程では、各筒状部32の一端部に、各電極線23,24の中心電極25の端部を挿入する。また、保持部31の固定部31bを、中空絶縁体22の中空孔22aに差し込んで固定する。次に、各筒状部32の他端部に各リード線28の端部を挿入する。このとき、筒状部32内において、リード線28の端部と中心電極25の端部とで前記重なり部Xを形成する。
次に、筒状部32における重なり部Xの外周を包囲する部分を、径方向内側に潰して塑性変形させることで変形部32bを形成する(固定工程)。筒状部32の変形部32bは、重なり部Xにおける中心電極25及びリード線28と圧接する。また、中心電極25及びリード線28同士は変形部32bにおいて密着する。これにより、中心電極25とリード線28の端部同士が、電気的に導通された状態で互いに固定される。また、本実施形態では、各筒状部32が保持部31によって保持されているため、各筒状部32に対して同時に変形部32bを形成することが容易となり、作業性の向上が図られている。
その後、接続部材30を含む部位に、前述の封止部33を構成する。封止部33は、接続部材30及び中空絶縁体22の第2端部22dへの水の浸入を防止するようになっている。
本実施形態の作用について説明する。
ドアECU15は、操作スイッチ9から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。なお、ドアECU15は、位置検出装置8から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。本実施形態では、ドアECU15は、位置検出信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU15はアクチュエータ6を停止する。
一方、操作スイッチ9から閉信号が入力されると、ドアECU15は、ドアパネル5を閉作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU15はアクチュエータ6を停止する。なお、ドアパネル5の閉作動中に、異物検知センサ13のセンサ部21に異物が接触して同センサ部21に外力が加えられると、異物検知センサ13において中空絶縁体22が弾性変形されることにより電極線23と電極線24とが接触して短絡される。その結果、電極線23に供給する電流の電流値が変化するため、検知部14がドアECU15に異物検知信号を出力する。ドアECU15は、異物検知信号が入力されると、アクチュエータ6を反転させてドアパネル5を所定量だけ開作動させた後にアクチュエータ6を停止する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)電極線23,24の各中心電極25と各リード線28とを接続するための接続部材30は、金属材料からなる複数の筒状部32と、各筒状部32を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部31とを備える。そして、筒状部32における中心電極25とリード線28との重なり部Xの外周を包囲する部位には、重なり部Xにおける中心電極25及びリード線28を互いに固定すべく塑性変形された変形部32bが設けられる。これにより、中心電極25とリード線28とが直接接触した状態で固定されるため、従来構成(中心電極25とリード線28の各端部を金属プレートに固定する構成)と比べて、中心電極25の端部とリード線28の端部との間の無駄なスペースを省くことができる。その結果、中心電極25とリード線28との接続部分の大型化を抑制でき、ひいては、センサ部21の長さ(検出可能範囲)の拡大に寄与できる。また、各筒状部32は、絶縁体からなる保持部31によって互いに間隔を空けて保持されるため、各筒状部32同士の短絡を防止することが可能となり、また、各筒状部32が互いに一定の間隔で保持されるため、作業性を向上させることができる。
(2)保持部31は、各筒状部32を保持する保持部本体31aと、保持部本体31aから延出されセンサ部21に対して固定された固定部31bとを備えている。この構成によれば、接続部材30の保持部31をセンサ部21に対して固定することができる。これにより、中心電極25とリード線28との接続工程の途中などにおいて中心電極25に掛かる負荷を軽減することが可能となる。
(3)センサ部21は、絶縁体から形成された中空状の中空絶縁体22内に各中心電極25が配置されてなり、固定部31bは、中空絶縁体22に挿入されて固定されている。この構成によれば、固定部31bを中空絶縁体22に挿入するだけで、接続部材30をセンサ部21に固定することができ、組付作業性の向上を図ることができる。
(4)筒状部32の軸方向両端の開口が、軸方向端に向かうほど拡径するように構成されている。この構成によれば、中心電極25及びリード線28を筒状部32の両端の開口に挿入しやすく、組付作業性の向上を図ることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、筒状部32を径方向内側に潰すことにより変形部32bが形成されるが、これに限らず、例えば図7に示すように、筒状部32を折り曲げることで変形部32bを形成してもよい。同図の例では、筒状部32は、変形部32bにて180度折り曲げられてU字状をなしている。つまり、筒状部32の一端及び他端が互いに同一方向を向いている。そして、変形部32bは、折り曲げによって内部空間が狭まるように塑性変形され、それにより、変形部32b内の中心電極25とリード線28の重なり部Xが圧縮状態で互いに接触しつつ固定されている。
このように、変形部32bは、筒状部32が折り曲げられて形成された屈曲形状をなすため、接続部材30によって中心電極25と接続されたリード線28を折り返してセンサ部21に沿って配置する場合に好適な構成となる。すなわち、リード線28を導出する筒状部32の端部が、センサ部21に沿った配索方向を向くため、リード線28を折り返して配索する手間を省くことができ、組付作業性の向上を図ることができる。なお、図7に示す例では、筒状部32を180度折り曲げて変形部32bを形成しているが、これに限らず、180度以下の角度で折り曲げて変形部32bを形成してもよい。
・接続部材30において、図8に示すような第2保持部40を追加してもよい。同図に示すように、保持部31の保持部本体31aは、各筒状部32の長さ方向(軸方向)の一端側を保持している。一方、第2保持部40は、各筒状部32の長さ方向の他端側を保持している。第2保持部40は絶縁体からなり、保持部本体31aと同様に、各筒状部32を互いに間隔を空けて保持している。この構成によれば、各筒状部32が両端側で互いに間隔を空けて保持されるため、各筒状部32同士の短絡をより確実に防止することが可能となる。
・上記実施形態の保持部31の固定部31bは、センサ部21の中空絶縁体22に挿入されて固定されたが、これに特に限らず、センサ部21に対する固定部31bの固定構造は、センサ部21の構成に応じて適宜変更可能である。また、固定部31bを省略して、保持部31をセンサ部21に固定しない構成とすることも可能である。
・上記実施形態の拡径部32aは内周面及び外周面が拡径するように形成されているが、これに限らず、内周面のみ拡径する形状としてもよい。
・上記実施形態では、筒状部32が円筒状をなしているが、これに限らず、例えば矩形筒状などに変更可能である。
・上記実施形態におけるセンサ部21の電極線23,24の数(及びそれに対応するリード線28の数)は例示であり、4本、またはそれ以上の数に適宜変更可能である。
13…異物検知センサ、21…センサ部、22…中空絶縁体、23,24…電極線、28…リード線、30…接続部材、31…保持部、31a…保持部本体、31b…固定部、32…筒状部、32a…拡径部、32b…変形部、X…重なり部、40…第2保持部。

Claims (7)

  1. 複数の電極線を有するセンサ部と、
    前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、
    金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、
    前記保持部と前記各筒状部とは一体成形されたものであり、
    前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、
    前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、
    前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられている異物検知センサ。
  2. 複数の電極線を有するセンサ部と、
    前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、
    金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、
    前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、
    前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、
    前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられており、
    前記変形部は、前記筒状部が折り曲げられて形成された屈曲形状をなしている異物検知センサ。
  3. 複数の電極線を有するセンサ部と、
    前記複数の電極線の端部にそれぞれ接続された複数のリード線と、
    金属材料からなる複数の筒状部、及び前記各筒状部を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる保持部を有する接続部材と、を備え、
    前記電極線及び前記リード線は、前記筒状部の軸方向一端及び他端からそれぞれ該筒状部内に入り込んでおり、
    前記筒状部内において、前記電極線と前記リード線の各端部は、長さ方向と直交する方向に互いに重なる重なり部を構成しており、
    前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位には、前記重なり部における前記電極線及び前記リード線を互いに固定すべく塑性変形された変形部が設けられており、
    前記接続部材は、前記各筒状部の軸方向の一端側を保持する前記保持部と、前記各筒状部の軸方向の他端側を互いに間隔を空けて保持する絶縁体からなる第2保持部と、を備えている異物検知センサ。
  4. 前記筒状部の軸方向両端の開口が、軸方向端に向かうほど拡径するように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の異物検知センサ。
  5. 前記保持部は、前記各筒状部を保持する保持部本体と、前記保持部本体から延出され前記センサ部に対して固定された固定部とを備え、前記保持部本体と前記固定部とが一体成形されたものである、請求項1~4のいずれか1項に記載の異物検知センサ。
  6. 前記センサ部は、絶縁体から形成された中空状の中空絶縁体内に前記各電極線が配置されてなり、
    前記固定部は、前記中空絶縁体に挿入されて固定されている、請求項に記載の異物検知センサ。
  7. 請求項5又は6に記載の異物検知センサを製造する製造方法であって、
    前記筒状部に前記電極線及び前記リード線を挿入し、前記筒状部内で前記重なり部を形成する挿入工程と、
    前記挿入工程の後、前記筒状部における前記重なり部の外周を包囲する部位を塑性変形させて前記変形部を形成し、該変形部によって前記電極線及び前記リード線を互いに固定する固定工程と、を備え
    前記挿入工程では、前記筒状部に前記電極線を挿入するとともに、前記固定部を前記センサ部に対して固定する異物検知センサの製造方法。
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