以下に、本発明に係る実施形態を適用した取引管理システム1を用いた実施形態について、図面を参照して説明する。
一般に、本人確認や本人の承認を求めるシステムは数多く存在するが、筆跡入力による電子署名であっても相対的に証拠の能力が低いとされるおそれがあり、電子署名を各種システムに組込む阻害要因となっている。
従来の取り組みとしては、電子署名に関する情報量を増やすことや、筆跡の類否判断のアルゴリズムの改良により電子署名データの信頼性を高め、間接的に取引の信頼性を高める、という取り組みがあった。
本実施形態に係る取引管理システム1は、間接的な取引の信頼性の向上を阻害することなく、直接的にも取引の信頼性を高める効果が期待される。
図1は、本実施形態に係る取引管理システム1のブロック図である。取引管理システム1は、取引管理装置100と、取引管理装置100とネットワーク50を介して通信可能に接続される渉外支援端末200と、銀行等の口座名義人が有する口座名義人端末300と、を含む。なお、口座名義人端末300は、口座の名義人が口座に無関係に保持使用しているスマートフォン等の端末であってもよい。
ネットワーク50は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、携帯電話網等の通信網である。なお、ネットワーク50は、携帯電話通信網等の無線通信網上のVPN(Virtual Private Network)等であってもよい。
取引管理装置100は、いわゆるサーバー装置である。しかし、これに限られず、取引管理装置100は、パソコンやスマートフォン、ワークステーション、PDA(Personal Data Assistant)、タブレット装置等各種の情報処理装置であってもよい。
取引管理装置100は、ネットワーク50を介して口座に係る取引について口座名義人端末300から取引の予約要求を受け付ける。また、取引管理装置100は、取引の予約に基づいて渉外担当者を所定の基準で割当てて、当該渉外担当者のスケジュール情報を記録する。また、取引管理装置100は、取引の場で当該取引が予約された取引であるか否かを判定し、予約された取引である場合に取引を成立させる。この処理において、口座名義人ではなくその代理人が取引者として参画している場合には、取引管理装置100は、代理人が予定された代理人であれば予約された取引であると判定し、代理人自身の筆跡入力による電子署名データを記録する。
渉外支援端末200は、渉外担当者が携行する端末であり、いわゆるタブレット装置である。しかし、これに限られず、渉外支援端末200は、パソコンやスマートフォン、ワークステーション、PDA等各種の情報処理装置であってもよい。
渉外支援端末200は、ネットワーク50を介して取引管理装置100から所定の画面の表示出力を行う指示を受けると、出力処理を行う。また、入力装置および後述する各種センサー等から受け付けた入力情報を、ネットワーク50を介して取引管理装置100へ送信する。
口座名義人端末300は、取引を行う口座名義人が使用する端末であり、いわゆるスマートフォン装置である。しかし、これに限られず、口座名義人端末300は、パソコンやワークステーション、PDA、タブレット端末等各種の情報処理装置であってもよい。
口座名義人端末300は、ネットワーク50を介して取引管理装置100から所定の画面の表示出力を行う指示を受けると、出力処理を行う。また、入力装置から受け付けた入力情報を、ネットワーク50を介して取引管理装置100へ送信する。
取引管理装置100には、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、が含まれる。制御部110には、取引予約受付部111と、スケジュール連動処理部112と、正常取引判定部113と、取引処理部114と、署名処理部115と、が含まれる。
取引予約受付部111は、ネットワーク50を介して取引の予約情報を口座名義人端末300から受け付けて、取引予約記憶部121に記憶させる。すなわち、取引予約受付部111は、所定の取引について該取引時の状況を特定する情報を併せて予約を受け付ける。また、その際、取引予約受付部111は、取引時に取引を行う取引者として、取引に係る口座名義人の代理人を特定する情報を受け付ける。また、取引予約受付部111は、代理人として、口座名義人の軒に属する者を候補として提示する。
スケジュール連動処理部112は、取引予約に応じてスケジュール情報を生成し、スケジュール記憶部122に記憶させる。また、スケジュール連動処理部112は、当該取引予約に係る渉外担当者の上長あるいは管理者に相当する者に当該スケジュールを共有するようスケジュール記憶部122に記憶させる。また、スケジュール連動処理部112は、取引の予約を受け付けると、当該予約に係る日時を指定して所定のスケジュール情報を生成する。また、スケジュール連動処理部112は、取引を担当する職員を割り当て、職員の上長と当該スケジュール情報を共有する。
正常取引判定部113は、取引予約受付部111により受け付けた取引の予約に応じて、取引の開始時に当該取引が正常な取引であるか否かを判定する。なお、正常な取引とは、予約に係る取引内容と相違ない取引をいう。より具体的には、正常取引判定部113は、正常な取引であるか否かを判定する際に、取引について所定の状況を満たすか否かを判定する。当該処理においては、例えば、取引時の状況を特定する情報として、代理人が予定された代理人であるか否かを確認し、あるいは当該取引が行われる位置情報または取引者の光学映像の情報を用いて状況を満たすか否かを判定する。取引が予定していない場所においてなされたり、取引者が別人によりなりすまされるリスクを減らすためである。
取引処理部114は、所定の取引ごとに予め定められたビジネスロジックを実行する。例えば、取引処理部114は、入金、出金、届出、返済等の各種取引に係るプログラムの開始終了を制御する。
署名処理部115は、入力された筆跡情報を用いて署名データを作成する。また、署名処理部115は、取引者である署名者ごとに署名データを署名記憶部123に記憶させる。
また、署名処理部115は、手書き署名の入力を受け付けると、取引者に係る過去の手書き署名情報を署名記憶部123から読み出して手書き署名と比較可能に併記する出力画面を生成する。
また、署名処理部115は、取引者に係る過去の手書き署名情報が署名記憶部123に含まれていない場合には、受け付けた手書き署名を口座名義人が有する所定の他の装置、すなわち口座名義人端末300へ閲覧可能に送信する。
また、署名処理部115は、手書き署名の入力に応じて取引の承認を示す情報の入力を所定期間内に受け付けない場合には、口座名義人が有する所定の音声通話装置すなわち口座名義人端末300へ、音声通話を要求する電話をかける。そして、署名処理部115は、発呼に対する応答が所定期間内に行われた場合には取引処理部114に取引を処理させ、発呼に対する応答が所定期間内に行われない場合には、取引を中止させる。
また、署名処理部115は、手書き署名の入力と、過去の手書き署名情報との一致の度合いを示す所定の指標を算出し、当該指標を出力画面に含める。また、署名処理部115は、その指標を用いて、一致の度合いを判別可能にグラフ化した表示を出力画面に含める。
また、署名処理部115は、手書き署名の入力と、過去の手書き署名情報と、について、相違する部位を強調して示す所定の図形を生成し出力画面に含める。
記憶部120には、取引予約記憶部121と、スケジュール記憶部122と、署名記憶部123と、取引履歴記憶部124と、が含まれる。
図2は、取引予約記憶部121に格納されるデータ構造を示す図である。取引予約記憶部121には、予約識別子121Aと、予約者識別子121Bと、顧客名121Cと、取引希望日時121Dと、取引実施場所121Eと、取引種類121Fと、取引者121Gと、続柄121Hと、取扱金額121Jと、服装121Kと、が対応付けられて格納されている。
予約識別子121Aは、取引の予約を特定する情報である。予約者識別子121Bは、予約識別子121Aにより特定される予約を行った者を特定する情報である。顧客名121Cは、取引対象となる口座の名義人を特定する情報である。取引希望日時121Dは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引が行われる日時の希望である。取引実施場所121Eは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引が行われる場所である。
取引種類121Fは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引の種類を特定する情報である。取引者121Gは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引において手続きを行う者である。なお、通常であれば、取引者は口座名義人であることが想定されるが、口座名義人が諸事情により臨席しない、あるいは習慣的に縁故者が行う等、代理人が取引者となることもある。
続柄121Hは、取引者121Gにより特定される取引者について、顧客である口座名義人との続柄を特定する情報である。取扱金額121Jは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引で扱われる金額である。服装121Kは、予約識別子121Aにより特定される予約の対象となる取引において手続きを行う者が代理人である場合に、当該代理人の服装の色を特定する情報である。なお、服装121Kの情報は、取引に必須の情報ではなく、より取引の信頼性を高める場合に利用することができる補助的情報である。
図3は、スケジュール記憶部122に格納されるデータ構造を示す図である。スケジュール記憶部122は、渉外担当者およびその他職員のスケジュール情報を記憶する。スケジュール記憶部122には、職員識別子122Aと、予約識別子122Bと、日時122Cと、内容122Dと、が含まれる。
職員識別子122Aは、渉外担当者を含む職員を識別する情報である。予約識別子122Bは、予定(イベント)を識別する情報である。日時122Cは、予約識別子122Bにより識別される予定が行われる日時を特定する情報である。内容122Dは、予約識別子122Bにより識別される予定の内容を特定する情報である。
図4は、署名記憶部123に格納されるデータ構造を示す図である。署名記憶部123には、署名者識別子123Aと、署名データ123Bと、署名日時123Cと、が対応付けられて格納されている。
署名者識別子123Aは、署名者を識別する情報である。署名データ123Bは、署名者識別子123Aにより識別される署名者が署名時に入力した筆跡情報を元に所定のアルゴリズムにより生成された電子署名の情報である。署名日時123Cは、署名者識別子123Aにより識別される署名者が署名した日時を特定する情報である。
図5は、取引履歴記憶部124に格納されるデータ構造を示す図である。取引履歴記憶部124には、取引識別子124Aと、顧客名124Bと、取引終了日時124Cと、取引実施場所124Dと、取引種類124Eと、取引者124Fと、取扱金額124Gと、取扱職員124Hと、が対応付けられて格納されている。
取引識別子124Aは、取引を特定する情報である。顧客名124Bは、取引対象となる口座の名義人を特定する情報である。取引終了日時124Cは、取引識別子124Aにより特定される取引が行われた日時である。取引実施場所124Dは、取引識別子124Aにより特定される取引が行われた場所である。
取引種類124Eは、取引識別子124Aにより特定される取引の種類を特定する情報である。なお、取引種類124Eは、当該取引が中止された場合にはその中止の理由を示す情報であってもよい。取引者124Fは、取引識別子124Aにより特定される取引において手続きを行った者である。
取扱金額124Gは、取引識別子124Aにより特定される取引で扱われた金額である。取扱職員124Hは、取引識別子124Aにより特定される取引において渉外を担当した渉外担当者を特定する情報である。
通信部130は、ネットワーク50を介して他の装置である渉外支援端末200および口座名義人端末300との通信を行う。
渉外支援端末200には、表示部210と、入力受付部220と、通信部230と、位置取得部240と、撮像部250と、が含まれる。表示部210は、取引管理装置100から表示を指示された所定の形式の画面情報を通信部230から受け取ると、ディスプレイ装置に描画する。入力受付部220は、渉外支援端末200の操作者、例えば渉外担当者からの入力指示を受け付け、取引管理装置100へ送信する。通信部230は、ネットワーク50を介して他の装置である取引管理装置100との通信を行う。表示部210と、入力受付部220と、通信部230と、を組み合わせると、Webページの表示を制御するいわゆるインターネットブラウザ機能を実現することができる。
位置取得部240は、渉外支援端末200の位置を特定する情報を取得する。具体的には、位置取得部240は、GPS(Global Positioning System)、あるいはGLONASS(Global Navigation Satellite System)等の衛星電波を用いた測量により座標情報を取得する。撮像部250は、指示を受けると、例えばCMOS(相補性金属酸化膜半導体)を用いた固体撮像素子等の撮像素子により、所定の範囲の波長を感得して画像情報を生成する。
口座名義人端末300には、表示部310と、入力受付部320と、通信部330と、が含まれる。表示部310は、取引管理装置100から表示を指示された所定の形式の画面情報を通信部330から受け取ると、ディスプレイ装置に描画する。入力受付部320は、口座名義人端末300の操作者、例えば口座名義人からの入力指示を受け付け、取引管理装置100へ送信する。通信部330は、ネットワーク50を介して他の装置である取引管理装置100との通信を行う。表示部310と、入力受付部320と、通信部330と、を組み合わせると、Webページの表示を制御するいわゆるインターネットブラウザ機能を実現することができる。
図6は、取引管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。取引管理装置100は、演算装置102と、外部記憶装置103と、主記憶装置104と、出力装置105と、通信装置106と、各装置をつなぐバス107と、を備える。また、他に、取引管理装置100は、入力装置101を備える。
演算装置102は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
外部記憶装置103は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
主記憶装置104は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
出力装置105は、例えば液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。
通信装置106は、ネットワーク50等を介して渉外支援端末200、口座名義人端末300等の他の装置と通信経路を確立し、情報を送受信するネットワークカード等の装置である。
入力装置101は、キーボードやマウス、タッチパネル等の各種入力装置である。
入力装置101と、演算装置102と、外部記憶装置103と、主記憶装置104と、出力装置105と、通信装置106とは、バス107等の接続導線により互いに接続される。
上記した取引管理装置100の取引予約受付部111と、スケジュール連動処理部112と、正常取引判定部113と、取引処理部114と、署名処理部115とは、演算装置102に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置104、外部記憶装置103または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたって主記憶装置104上にロードされ、演算装置102により実行される。
また、取引管理装置100の記憶部120は、主記憶装置104及び外部記憶装置103により実現される。また、取引管理装置100の通信部130は、通信装置106により実現される。以上が、取引管理装置100のハードウェア構成例である。なお、口座名義人端末300についても、図6に示すハードウェア構成例と略同様の構成を備える。
取引管理装置100、口座名義人端末300のそれぞれの構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各制御部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各制御部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
図7は、渉外支援端末200のハードウェア構成例を示す図である。渉外支援端末200は、演算装置202と、外部記憶装置203と、主記憶装置204と、出力装置205と、通信装置206と、各装置をつなぐバス207と、位置情報取得装置208と、撮像装置209と、を少なくとも備える。また、他に、渉外支援端末200は、入力装置201を備える。
演算装置202は、例えばCPUなどの演算装置である。外部記憶装置203は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスクやSSDあるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。主記憶装置204は、例えばRAMなどのメモリ装置である。出力装置205は、例えば液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等の表示装置である。通信装置206は、ネットワーク50等を介して取引管理装置100、口座名義人端末300等の他の装置と通信経路を確立し、情報を送受信するネットワークカード等の装置である。
入力装置201は、キーボードやマウス、タッチパネル等の各種入力装置である。
入力装置201と、演算装置202と、外部記憶装置203と、主記憶装置204と、出力装置205と、通信装置206と、位置情報取得装置208と、撮像装置209とは、バス207等の接続導線により互いに接続される。
上記した渉外支援端末200の表示部210と、入力受付部220と、通信部230とは、演算装置202に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置204、外部記憶装置203または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたって主記憶装置204上にロードされ、演算装置202により実行される。
また、渉外支援端末200の通信部230は、通信装置206により実現される。また、渉外支援端末200の位置取得部240は、位置情報取得装置208により実現される。また、渉外支援端末200の撮像部250は、撮像装置209により実現される。以上が、渉外支援端末200のハードウェア構成例である。
渉外支援端末200の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各制御部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各制御部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
[動作の説明]次に、本実施形態における取引管理システム1の動作を説明する。
図8は、取引申込処理のフローを示す図である。取引申込処理は、口座名義人等の利用者によって口座名義人端末300から取引予約の指示を得ると、開始される。なお、口座名義人端末300から取引予約の指示を得た場合に限らず、渉外支援端末200やその他図示しない各種端末から指示を得た場合であっても、取引申込処理は開始される。
まず、取引管理装置100の取引予約受付部111は、取引予約の要求を受け付ける(ステップS001)。具体的には、取引予約受付部111は、取引の予約に関する情報を受信する。
なお、当該取引の予約に関する情報には、顧客(取引対象となる口座の名義人)の氏名、取引の希望日時を特定する情報と、取引の実施場所を特定する情報と、取引の種類を特定する情報と、取引に出席する取引者の情報と、取引の際の取引者の服装の色味を特定する取引服装色情報と、取扱金額を特定する情報と、が含まれる。しかし、これに限られるものではなく、取引の内容や臨席者を特定する情報が含まれていればよく、例えば、取引場場所あるいは服装の情報は含まれていなくともよい。
そして、取引予約受付部111は、取引者が一時代理人か否かを判定する(ステップS002)。具体的には、取引予約受付部111は、ステップS001にて受け付けた取引について、取引者が口座名義人本人でない場合であって、かつ軒の構成員でない場合に取引者が一時代理人であると判定する。なお、軒とは、住所に対応し、当該住所に居住する家族を一つのグループとして扱う単位である。一時代理人でない場合には、取引予約受付部111は、後述するステップS005へ制御を進める。
取引者が一時代理人である場合(ステップS002において「Yes」の場合)には、取引予約受付部111は、一時代理人の設定画面を送信する(ステップS003)。具体的には、取引予約受付部111は、予め定められたレイアウトに応じた一時代理人の設定画面を生成し口座名義人端末300へ送信する。
そして、取引予約受付部111は、一時代理人情報を受け付ける(ステップS004)。具体的には、取引予約受付部111は、一時代理人の氏名と、当該一時代理人の口座名義人との間の続柄等を受け付ける。
次に、取引予約受付部111は、取扱職員を割り当てる(ステップS005)。具体的には、取引予約受付部111は、当該取引の渉外を担当する職員を所定の優先順位等のアルゴリズムにより割当てる。
そして、取引予約受付部111は、取引予約を記録し、スケジュール連動処理部112は職員のスケジュールを記録する(ステップS006)。具体的には、取引予約受付部111は、取引の予約に関する情報と、一時代理人の情報とを、取引予約記憶部121へと記憶させる。また、スケジュール連動処理部112は、取扱職員のスケジュール記憶部122に当該取引に係るスケジュール情報を生成して記憶させる。また、そのスケジュール情報は、取扱職員の上長あるいは管理者のスケジュール記憶部122にも記憶させ、スケジュール情報の共有を可能とする。
以上が、取引申込処理のフローである。取引申込処理によれば、口座名義人が有する端末を用いて取引を予約することができる。
図9は、取引処理のフローを示す図である。取引処理は、渉外支援端末200から取引に係る処理開始の要求を受けると、開始される。
まず、取引処理部114は、日時あるいは顧客情報を受け付ける(ステップS101)。具体的には、取引処理部114は、渉外支援端末200から取引に係る日時あるいは取引を行う口座名義人の顧客情報を受け付ける。
そして、取引処理部114は、日付あるいは顧客情報を用いて軒の取引を一つ又は複数特定する(ステップS102)。具体的には、取引処理部114は、ステップS101において受け付けた日時または顧客情報を検索キーとして用いて、取引予約記憶部121を検索し、該当する顧客が属する軒の取引を一つ又は複数特定する。
そして、正常取引判定部113は、取引環境(日時、場所、服装等)は予定通りか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、正常取引判定部113は、取引環境が取引申込処理で申し込んだ内容を満たすか否かを判定する。例えば、正常取引判定部113は、ステップS103において顧客名、取引者、取引種類、取扱金額等の入力を受け付けて取引の予定と比較し、顧客名の一致、処理時点の時刻が取引希望日時を満たすか、取引場所が取引実施場所を満たすか、行う取引が取引種類に含まれるか、取引者が予定のとおりの取引者であるか、取扱金額が取扱金額の枠内に含まれるか、取引者の服装の基調となる色が予定のとおりの色か、等を判定する。
なお、取引場所の特定には、正常取引判定部113は、渉外支援端末200の位置取得部240により取得した位置情報を受け取る。そして、正常取引判定部113は、当該位置情報により特定される座標が予定の場所の範囲に含まれるか否かにより判定する。
また、取引者の服装の基調となる色の特定には、正常取引判定部113は、渉外支援端末200の撮像部250により取得した取引者の姿に係る映像情報のうち所定の範囲の色を用いて特定する。
取引環境が予定通りではない場合(ステップS103にて「No」の場合)には、正常取引判定部113は、後述するステップS108へ制御を進め、取引処理を終了させる。なお、この場合、ステップS108においては、取引処理部114は、取引履歴記憶部124の取引種類124Eに取引中止理由(例えば、「取引場所が予定通りでない」等)を記憶させるものとする。
取引環境が予定通りである場合(ステップS103にて「Yes」の場合)には、取引処理部114は、取引処理を行う(ステップS104)。そして、取引処理部114は、軒の全ての取引処理が終了したか否かを判定する(ステップS105)。ステップS102において特定した軒の取引の全てが終了していない場合(ステップS105において「No」の場合)には、取引処理部114は、制御をステップS104へ戻す。
軒の全ての取引処理が終了している場合(ステップS105にて「Yes」の場合)には、署名処理部115は、後述する署名処理を行う(ステップS106)。
そして、署名処理部115は、署名を更新し(ステップS107)、取引処理部114は取引の内容を取引履歴に記録する(ステップS108)。具体的には、署名処理部115は、ステップS106において受け付けた署名データを署名記憶部123に追記し、取引処理部114は取引の内容を取引履歴記憶部124に追記する。
以上が、取引処理のフローである。取引処理によれば、渉外支援端末200を用いて、予定と整合する取引についてのみ正常に処理を行う事ができるため、信頼性をより高くした取引を実施することができる。
図10は、署名処理のフローを示す図である。署名処理は、取引処理のステップS106において、開始される。
まず、署名処理部115は、署名者の選択を受け付ける(ステップS201)。具体的には、署名処理部115は、渉外支援端末200から取引に係る日時あるいは取引を行う口座名義人の顧客情報を受け付け、口座名義人の軒を構成する者および取引者として予約された一時代理人を署名者の候補として選択可能に抽出し、渉外支援端末200を介して選択を受け付ける。
そして、署名処理部115は、筆跡による署名入力を受け付ける(ステップS202)。具体的には、署名処理部115は、後述する署名入力画面500あるいは複数取引署名画面600を渉外支援端末200へ送信し、その署名欄502あるいは署名欄602へのタッチペンあるいは指先等による筆跡入力を受け付け、所定の文字認識処理を行う。なお、複数取引署名画面600は複数の取引をまとめて行う場合に出力され、行う取引が一つの場合には署名入力画面500が出力される。
そして、署名処理部115は、代理人は署名履歴があるか否かを判定する(ステップS203)。具体的には、署名処理部115は、代理人(署名者)が過去に入力したことのある筆跡による署名データ123Bを署名記憶部123から読み出すことを試みる。その際、署名処理部115は、取引者を特定する情報を署名者識別子123Aから検索することで、署名データ123Bを読み出す。読出し件数が0件の場合には、署名処理部115は、署名履歴がないと判定する。
署名履歴がある場合(ステップS203にて「Yes」の場合)には、署名処理部115は、当該代理人が口座名義人の代理を行うのは初回であるか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、署名処理部115は、取引に係る口座名義人の取引履歴を取引履歴記憶部124から抽出し、取引者124Fに当該代理人の情報が含まれる場合には、初回と判定する。初回である場合(ステップS204にて「Yes」の場合)には、署名処理部115は、後述するステップS209へ制御を進める。
初回ではない場合(ステップS204にて「No」の場合)には、署名処理部115は、直近の当該代理人による署名を特定し、表示させる(ステップS205)。具体的には、署名処理部115は、署名記憶部123を参照して、当該代理人の署名者識別子123Aを有する情報を抽出し、署名日時123Cが最も新しい署名データ123Bを特定して、後述する署名表示画面700の表示情報に含める。
そして、署名処理部115は、筆跡照合し、結果を表示させる(ステップS206)。具体的には、署名処理部115は、ステップS202において受け付けた筆跡入力の情報と、ステップS205において特定した当該代理人による直近の署名の情報と、を用いて筆跡を照合し、所定の指標により一致性を示す値を算出する。そして、署名処理部115は、算出した一致性を示す値または当該値の多寡に応じて、一致の度合いを判別可能にグラフ化した所定の図形を用いて、後述する署名表示画面700の表示情報に含める。
そして、署名処理部115は、取引確定指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS207)。具体的には、署名処理部115は、署名表示画面700において取引の確定指示に係る入力を受け付けたか否かを判定する。
取引の確定指示を受け付けた場合(ステップS207において「Yes」の場合)には、取引処理部114は、取引を確定させる(ステップS208)。具体的には、取引処理部114は、実施している取引の処理を完了まで実行させる。そして、署名処理部115は、署名処理を終了させる。
代理人は署名の履歴がない場合(ステップS203において「No」の場合)あるいは口座名義人の代理は初回である場合(ステップS204にて「Yes」の場合)には、署名処理部115は、口座名義人へ署名データを送信する(ステップS209)。具体的には、署名処理部115は、口座名義人が有する口座名義人端末300あるいは予め定められたメールアドレス、アカウント等へステップS202において受け付けた署名入力のデータを含めたデータを所定の形式で(例えば、HTML形式の電子メールにより)送信する。
そして、署名処理部115は、所定時間内に署名の承認があったか否かを判定する(ステップS210)。具体的には、署名処理部115は、口座名義人端末300に送信された署名データに付随する承認指示の入力を口座名義人端末300から受け付けたか否かを所定時間経過までの間随時チェックし、承認があれば(ステップS210において「Yes」の場合)ステップS207へ制御を進める。
署名の承認が所定時間内に無い場合(ステップS210において「No」の場合)には、所定時間内に呼の応答があったか否かを判定する(ステップS211)。具体的には、署名処理部115は、口座名義人端末300あるいは所定の口座名義人と音声通話可能な電話番号へ発呼し、当該呼が所定の時間内に応答(呼が確立)されたか否かを判定する。
所定時間内に呼の応答があった場合(ステップS211において「Yes」の場合)には、署名処理部115は、ステップS207へ制御を進める。
所定時間内に呼の応答がなかった場合(ステップS211において「No」の場合)あるいは取引の確定指示を受け付けなかった場合(ステップS207にて「No」の場合)には、取引処理部114は、取引を終了させる(ステップS212)。具体的には、取引処理部114は、実施している取引の処理をキャンセルして終了させる。そして、署名処理部115は、署名処理を終了させる。なお、この場合、取引処理のステップS107においては、署名処理部115は、ステップS107の署名の更新を行わず、取引処理のステップS108においては、取引処理部114は、取引履歴記憶部124の取引種類124Eに取引中止理由(例えば、「取引場所が予定通りでない」等)を記憶させるものとする。
以上が、署名処理のフローである。署名処理によれば、渉外支援端末200を用いて入力された署名データを過去の署名と比較することが可能となり、署名の正しさを目視及び指標値により容易に確認することができる。また、過去の署名データが無い場合には、口座名義人端末300に署名データを送信して口座名義人により目視で確認を受けるか、電話をかけて口頭で確認を受けることで、取引者の正しさを確認する事ができるため、信頼性をより高くした取引を実施することができる。
図11は、取引申込処理の出力画面例を示す図である。取引申込処理の出力画面例は、取引申込画面400である。取引申込画面400は、取引申込処理のステップS001において受け付けられる要求のデータを生成する画面である。なお、本実施形態における取引申込画面400においては、口座名義人端末300のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ口座名義人端末300が制御を行うものであればよい。
取引申込画面400には、顧客氏名401と、取引希望日402と、取引時間403と、取引場所選択404と、取引種類選択405と、取引者選択406と、取引服装色選択407と、取扱金額408と、の入力受け付け領域を備える。また、取引申込画面400には、申込み指示受付ボタン409と、取引申込追加指示受付ボタン410と、戻るボタン411と、が表示される。
申込み指示受付ボタン409が入力を受け付けると、ブラウザは入力受付領域に入力されている情報を用いて取引申込の要求データを作成して取引管理装置100へ送信する。取引申込追加指示受付ボタン410が入力を受け付けると、ブラウザは入力受付領域に入力されている情報を用いて取引申込の要求データを作成するとともに、新たな入力受付領域を表示して追加の取引申し込みを受け付ける。戻るボタン411が入力を受け付けると、ブラウザは取引申込画面400の表示前の画面に処理を戻す。
図12は、取引申込処理の別の出力画面例を示す図である。取引申込処理の別の出力画面例は、一時代理人設定画面450である。一時代理人設定画面450は、取引申込処理のステップS003において送信される一時代理人の設定を受け付ける画面である。なお、本実施形態における一時代理人設定画面450においては、口座名義人端末300のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ口座名義人端末300が制御を行うものであればよい。
一時代理人設定画面450には、顧客氏名451と、一時代理人氏名452と、顧客との続柄453と、の入力受け付け領域を備える。また、一時代理人設定画面450には、申込み指示受付ボタン459と、取引申込追加指示受付ボタン460と、戻るボタン461と、が表示される。
申込み指示受付ボタン459が入力を受け付けると、ブラウザは入力受付領域に入力されている情報を用いて取引申込の要求データを作成して取引管理装置100へ送信する。取引申込追加指示受付ボタン460が入力を受け付けると、ブラウザは入力受付領域に入力されている情報を用いて取引申込の要求データを作成するとともに、新たな入力受付領域を表示して追加の取引申し込みを受け付ける。戻るボタン461が入力を受け付けると、ブラウザは一時代理人設定画面450の表示前の画面に処理を戻す。
図13は、署名処理の出力画面例を示す図である。署名処理の出力画面例は、署名入力画面500である。署名入力画面500は、署名処理のステップS202において受け付けられた筆跡の入力情報を取引管理装置100へ送信する画面である。なお、本実施形態における署名入力画面500においては、渉外支援端末200のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ渉外支援端末200が制御を行うものであればよい。
署名入力画面500には、顧客名、署名者、取引、取扱金額を含む情報を表示する取引内容表示領域501と、筆跡入力データを受け付ける署名欄502と、の表示領域を備える。なお、署名者には、予め署名者として取引予約において設定された者の氏名、あるいはステップS201において入力があればその取引者の氏名が表示される。また、署名入力画面500には、戻るボタン503と、署名確定指示受付ボタン504と、が表示される。
署名欄502が手書き入力を受け付けると、ブラウザは当該入力を筆跡データとして受け付ける処理を開始させる。署名確定指示受付ボタン504が入力を受け付けると、ブラウザは署名欄502に入力されている筆跡データを取引管理装置100へ送信する。戻るボタン503が入力を受け付けると、ブラウザは署名入力画面500の表示前の画面に処理を戻す。
図14は、署名処理の別の出力画面例を示す図である。署名処理の別の出力画面例は、複数取引署名画面600である。複数取引署名画面600は、取引を複数まとめて行う場合に、署名処理のステップS202において受け付けられた筆跡の入力情報を取引管理装置100へ送信する画面である。なお、本実施形態における複数取引署名画面600においては、渉外支援端末200のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ渉外支援端末200が制御を行うものであればよい。
複数取引署名画面600には、複数の取引について、顧客名、取引、取扱金額、署名者を含む情報を表示する取引内容表示領域601と、筆跡入力データを受け付ける署名欄602と、の表示領域を備える。なお、署名者には、予め署名者として取引予約において設定された者の氏名、あるいはステップS201において入力があればその取引者の氏名が表示される。また、複数取引署名画面600には、戻るボタン603と、署名確定指示受付ボタン604と、が表示される。
署名欄602が手書き入力を受け付けると、ブラウザは当該入力を筆跡データとして受け付ける処理を開始させる。署名確定指示受付ボタン604が入力を受け付けると、ブラウザは署名欄602に入力されている筆跡データを取引管理装置100へ送信する。戻るボタン603が入力を受け付けると、ブラウザは複数取引署名画面600の表示前の画面に処理を戻す。
図15は、署名処理の別の出力画面例を示す図である。署名処理の別の出力画面例は、署名表示画面700である。署名表示画面700は、署名処理のステップS202において受け付けられた筆跡の入力情報と、ステップS205において特定された直近の署名データと、ステップS206において算出された筆跡の一致度合いを示す情報と、を渉外支援端末200に示し、取引の確定指示を受け付ける画面である。なお、本実施形態における署名表示画面700においては、渉外支援端末200のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ渉外支援端末200が制御を行うものであればよい。
署名表示画面700には、取引について、顧客名、署名者を含む情報を表示する署名管理情報表示領域701と、直近の署名データをイメージ表示する前回署名表示領域702と、入力された筆跡データをイメージ表示する今回署名表示領域703と、一致性を示す度合をグラフ(バロメータ)表示する一致性表示領域704と、の表示領域を備える。なお、署名者には、予め署名者として取引予約において設定された者の氏名、あるいはステップS201において入力があればその取引者の氏名が表示される。また、署名表示画面700には、戻るボタン705と、取引確定指示受付ボタン706と、顧客確認依頼指示受付ボタン707と、が表示される。
取引確定指示受付ボタン706が入力を受け付けると、ブラウザは取引確定指示を取引管理装置100へ送信する。戻るボタン705が入力を受け付けると、ブラウザは複数取引署名画面600の表示前の画面に処理を戻す。顧客確認依頼指示受付ボタン707は、口座名義人端末300へ署名データを送信し承認を得る必要がある場合等に、署名処理のステップS209へ制御を移す指示を受け付ける。その場合、取引管理装置100は、当該取引について、署名処理のステップS209へ制御を進める。
図16は、署名処理の署名確認画面例を示す図である。署名確認画面800は、署名処理のステップS202において受け付けられた筆跡の入力情報を口座名義人端末300に示し、署名の承認指示を受け付ける画面である。なお、本実施形態における署名確認画面800においては、口座名義人端末300のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ口座名義人端末300が制御を行うものであればよい。
署名確認画面800には、取引について、顧客名表示領域801、取引者表示領域802、入力された署名の筆跡データをイメージ表示する署名表示領域803、を含む情報を表示する署名管理情報表示領域と、署名の説明および口座名義人が行うべき操作を説明する文章を示す説明領域804と、表示領域を備える。なお、取引者表示領域802には、予め署名者として取引予約において設定された者の氏名、あるいはステップS201において入力があればその取引者の氏名が表示される。また、署名確認画面800には、戻るボタン807と、署名承認指示受付ボタン805と、署名否認指示受付ボタン806と、が表示される。
署名承認指示受付ボタン805は入力を受け付けると、署名を承認する指示を取引管理装置100へ送信する。戻るボタン807は入力を受け付けると、署名確認画面800の表示前の画面に処理を戻す。署名否認指示受付ボタン806が入力を受け付けると、ブラウザは署名を承認する指示を取引管理装置100へ送信する。
図17は、署名処理の署名判断画面例を示す図である。署名判断画面900は、署名確認画面800の別の出力例である。署名判断画面900は、署名処理のステップS202において受け付けられた筆跡の入力情報と、ステップS205において特定された直近の署名データと、ステップS206において算出された筆跡の一致度合いを示す情報と、を口座名義人端末300に示し、署名の承認指示を受け付ける画面である。なお、本実施形態における署名判断画面900においては、口座名義人端末300のインターネットブラウザがイベント制御を行うものとするが、これに限られるものではなく、実現形式に応じ口座名義人端末300が制御を行うものであればよい。
署名判断画面900には、取引について、顧客氏名901、取引者902を含む情報を表示する署名管理情報表示領域と、直近の署名データをイメージ表示する前回署名表示領域903と、入力された筆跡データをイメージ表示する今回署名表示領域904と、一致性を示す度合をグラフ(バロメータ)表示する一致性表示領域905と、の表示領域を備える。なお、取引者には、予め署名者として取引予約において設定された者の氏名、あるいはステップS201において入力があればその取引者の氏名が表示される。また、署名判断画面900には、戻るボタン908と、署名承認指示受付ボタン906と、署名否認指示受付ボタン907と、が表示される。
署名承認指示受付ボタン906が入力を受け付けると、ブラウザは署名を承認する指示を取引管理装置100へ送信する。戻るボタン908が入力を受け付けると、ブラウザは署名判断画面900の表示前の画面に処理を戻す。署名否認指示受付ボタン907が入力を受け付けると、ブラウザは署名を否認する指示を取引管理装置100へ送信する。
以上、本発明に係る実施形態を適用した取引管理システム1について説明した。当該実施形態によると、取引の信頼性を向上させることができる。
本発明は、上記の実施形態に制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態においては、取引の正当性を確認するのに、予め設定した取引の内容および取引者、取引場所の限定を行い、署名の確からしさを過去の署名と比較することで確認し、口座名義人にも確認できるようにしているが、これに限られない。例えば、その他にも、取引者の声紋が予め登録した声紋と類似するか否かを含む口頭でのパスワード、取引者の網膜認証、物理的なICカードやメモリを読込ませる認証、指紋認証等、各種のセキュリティ確認要素と関連させて代理人の正当性を確認するようにしてもよい。
また例えば、渉外を担当する職員の正当性を確認するようにしてもよい。例えば、職員が持つICカード(身分証明可能な証明書等)が予め取引を担当する予定の職員のものと一致するか否かを判定するようにしてもよいし、取引開始時に上長あるいは管理者に通知がなされ、承認を得た場合にのみ取引処理を開始するようにしてもよい。このようにすることで、職員のなりすましや架空取引、モラルハザードを防止することができる。
また例えば、渉外支援端末200については、リアルタイムで取引管理装置100と通信をするものに限られず、例えば通信をせずに端末上で取引の一部を行い、未処理の一部については取引管理装置100と通信を行う際に実施するものであってもよい。その場合には、取引者による過去の署名データに関しては、取引予定を渉外支援端末に取り込む際に併せて取り込む。また、預かり業務等の場合には、渉外支援端末200は、預かったことを証明するための預かり票等の帳票データを、渉外支援端末200に接続させたプリンタ等から出力することができる。
また例えば、上記実施形態においては、図15に示す署名表示画面700および図17に示す署名判断画面900において、前回署名に限らず、署名者の過去の署名を複数表示させるようにしてもよい。このようにすることで、署名に係る筆跡の揺らぎを目視で確認可能となり、今回署名の筆跡の妥当性を判断する材料とすることができるためである。
また例えば、上記実施形態においては、図15に示す署名表示画面700および図17に示す署名判断画面900において、前回署名に限らず、署名者の過去の署名を複数用いて、所定のアルゴリズムにより平均あるいは合成し、表示させるようにしてもよい。このようにすることで、署名に係る筆跡の揺らぎを馴らして筆跡を確認可能となり、今回署名の筆跡の妥当性を判断する材料とすることができるためである。
さらには、上記実施形態においては、図15に示す署名表示画面700および図17に示す署名判断画面900において、平均あるいは合成した署名との一致性を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、署名に係る筆跡の揺らぎを馴らして筆跡の一致性を確認可能となり、今回署名の筆跡の妥当性を判断する材料とすることができるためである。
また、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品のような複数の部分に分けられて適用されるようにしてもよい。
以上、本発明について、実施形態を中心に説明した。