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JP7045815B2 - 膝用又は肘用のサポータ - Google Patents
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JP7045815B2 JP2017144343A JP2017144343A JP7045815B2 JP 7045815 B2 JP7045815 B2 JP 7045815B2 JP 2017144343 A JP2017144343 A JP 2017144343A JP 2017144343 A JP2017144343 A JP 2017144343A JP 7045815 B2 JP7045815 B2 JP 7045815B2
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Description

本発明は、屈曲の方向性を有するバネ性芯材及びその用途に関する。この芯材はさまざまな分野において使用することができるが、以下では、主として膝や肘のサポータを例にとって説明する。
膝や肘を保護・補強・保温したり、関節痛を軽減させたりすることを目的としてさまざまな種類のサポータが使用されている。
この種の従来のサポータは、パッドや補強部材をサポータに取り付けているものが主流である。例えば特開平2-185247、特開2009-233149、特開2012-120602など多数のものが知られている。
特開平2-185247 特開2009-233149 特開2012-120602
しかし、上記従来のサポータで使用するパッドや補強部材は、特定の方向性を有するものではない。そのため、膝や肘を保護・補強・保温することはできても、膝や肘を動かすのを支援する機能がほとんどない。そのため、体の動きに起因する関節痛を軽減させる効果に乏しいものである。
膝や肘を動かすのを支援するためには、これらのサポータは、膝や肘が突出する方向へは適当な弾力を持って屈曲しながら進退する必要があるが、逆方向へはなるべく動かない方がよい。
本発明は、ある程度力を加えると特定の方向(例えば基準線よりも前方)へは屈曲しながら進退するが、その逆方向(同後方)には力を加えても動きにくい性質を有するバネ性芯材を提供することを目的とする。本発明はまた、その芯材を使用したサポータを提供することも目的とする。
本発明は、一体成形された平面状のバネ性芯材1を有する膝用又は肘用のサポータ5,5A,5Bであって、前記バネ性芯材1は、離れて位置する左右渦巻部2,4と、前記左右渦巻部2,4の中央に位置する中央湾曲部3を有し、前記左右渦巻部2,4の渦の巻方向が逆であり、前記左右渦巻部2,4同士を進退させる際に力を加える方向に応じて異なる方向性が現れることを特徴とする。
好ましくは、前記左右渦巻部2,4の高さaと前記中央湾曲部3の高さbがb≧aの関係にある。
好ましくは、前記左右渦巻部2,4の厚みと前記中央湾曲部3の厚みが同じであり、平面状に位置して、立体交差していない。
好ましくは、前記中央湾曲部3は、前記左渦巻部2の右端から発して形成される第1上方湾曲部31と、前記右渦巻部4の左端から発して形成される第2上方湾曲部32と、これら第1上方湾曲部31及び第2上方湾曲部32の下降端部を結んで形成される下方湾曲部33からなる。
本発明の膝・肘用のサポータは、前記芯材を有することを特徴とする。
このサポータに対して、前記芯材1を挿入するポケットは1個又はそれ以上設けることができる。
ポケットを2個設けるとき、相互に角度をつけて配置することが好ましい。ポケットを2個有するサポータを着用するときは、ポケットの概略中央線が、足の外側ポケット52A1はサポータの垂線にほぼ等しく、足の内側ポケット52Aは上から下に向かって、脚の前側に90度以下に狭く配置されることが好ましい。
さらに、前記芯材は方向性を有するので、これを挿入する方向を明示するための目印を設けることが好ましい。前記目印は、例えばポケット上に描かれた前記芯材の輪郭図である。
本発明では、芯材は渦巻形状を採用している。そのため、サポータを緊密に膝等に装着した際、芯材が接する膝の外側部、あるいは内側部を、渦巻部が皮膚の凹凸に添って変形し、芯材が違和感なく皮膚に面状に密着することができる。芯材は皮膚に面密着してなお本来の屈曲性能を損なうことはない。
本発明の芯材によれば、ある程度力を加えると特定の方向(例えば基準線よりも前方)へは屈曲しながら進退するが、その逆方向(同後方)には力を加えても動きにくい性質を有するようになる。
そのような芯材を取り入れた膝・肘用のサポータは、膝・肘の動きに寄り添うように弾力的に動くことができる。
本発明実施例1の実施例に係るバネ性芯材の(a)正面図、(b)側面図、(c)C-C断面図、(d)平面図、(e)底面図、(f)F-F断面図である。 図1の芯材の形状変化を示す正面図であり、(a)は力を加える前、(b)は力を加えた後である。 本発明実施例2であり、実施例1の芯材をサポータ5に取り付けた状態であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 図3のサポータを膝に取り付けた状態の側面図であり、(a)は膝を曲げる前、(b)は曲げた後である。 本発明実施例3であり、実施例1の芯材1を左足用サポータ5Aに取り付けた状態であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 図5のサポータ5Aを膝に取り付けた状態の側面図であり、(a)は膝を曲げる前、(b)は曲げた後である。 本発明実施例4であり、実施例1の芯材1をサポータ5Bに取り付けた状態であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。
図1に示すように、この実施例1に係るバネ性芯材1は、一体成形された平面状の3つの要素からなる一種のバネである。3つの要素を正面図の左から、左渦巻部2、中央湾曲部3、右渦巻部4と呼ぶ。
左渦巻部2は、反時計回りに約3回転して形成される渦巻きであり、右端において緩やかな傾斜で中央湾曲部3とつながる。右渦巻部4は、時計回りに約3回転して形成される渦巻きであり、左端において緩やかな傾斜で中央湾曲部3とつながる。
中央湾曲部3は、左渦巻部2の右端と右渦巻部4の左端をつなぐ部分である。左渦巻部2の右端から発して形成される第1上方湾曲部31と、右渦巻部4の左端から発して形成される第2上方湾曲部32と、これら第1上方湾曲部31及び第2上方湾曲部32の下降端部を結んで形成される下方湾曲部33からなる。下方湾曲部33は力が集中しやすい部分であるため補強部34が一体的に設けられている。
左渦巻部2と右渦巻部4は渦の巻き方が反対方向であり、対称形である。中央湾曲部3の第1上方湾曲部31と第2上方湾曲部32も対称形である。そのため、この芯材1は下方湾曲部33中央から見て全体が対称形である。
左渦巻部2、中央湾曲部3、右渦巻部4のそれぞれの高さは、左右渦巻部2,4の高さaと前記中央湾曲部3の高さbがb≧aの関係にある。左渦巻部2、中央湾曲部3、右渦巻部4の厚みは同じである。ある実施例では、全体の芯材1は、横:約130mm、縦:約36mm、線材の太さ:約1mmであった。
芯材1の素材としては、曲げや衝撃に強いこと、腐食しにくいことが条件であり、ポリアセタール、ポリカーボネートなどの合成樹脂やステンレス、チタンなどアレルギー性のない金属が好ましい。
今、この芯材1に対して、図2(a)の実線矢印の方向に力を加えると、下方湾曲部33の周辺スペースが広いため、図2(b)のように、下方湾曲部33が持ち上がって芯材1が上方向に盛り上がる。しかし、図2(a)の点線矢印の方向に力を加えると、主として第1上方湾曲部31と第2上方湾曲部32の2か所で抵抗を受けるので、芯材1はほとんど変形しない。そのため変形後の形状を図示しない。
すなわち、この芯材1は図2(a)の状態から見て、上方向へは弾力を持って屈曲しながら進退するが、その逆方向(下方向)には力を加えても動きにくい性質を有する。
この性質を利用して、実施例2(図3)のような左足の膝用サポータ5を作成することができる。
この膝用サポータ5は、芯材1を収容する長楕円形のポケット52が本体51生地の裏面に形成されており、左右端部の面ファスナ53,54同士を接着させることにより、膝に取り付けられる(図4参照)。このポケット52に設けたスリットから上記芯材1が挿入される。
ここで、芯材1を挿入する方向が大切である。図3(a)の左側切欠き55が膝小僧にあたる部分である。そのため、この左側切欠き55の方向に向かって屈曲しながら進退する必要がある。図4に示すように、第1上方湾曲部31及び第2上方湾曲部32が左側切欠き55の方向に向いていなければならない。
図4(a)の状態から図4(b)の状態に移行すると、芯材1は図2で見たように変形し、膝の曲げに寄り添うように弾力を持って支援する。実験によると、このサポータを装着して正座したとき、130度まで曲げることができた。膝を伸ばすと、元の形に復元する。
なお、着用者の体格・体重や症状により、芯材1の強度を変更することが好ましい場合もある。そのようなときには、ポケット52の数を増やしたり、1つのポケット52に挿入する芯材1の数を増やしたりすることにより対応することができる。この芯材は非常に薄いものであるため、数を増やしてもあまり異物感がない。
この芯材を使用することにより、膝の負担を大きく減少させることができ、関節痛も軽減させることができる。
図5,図6は実施例3に係る左足用の膝サポータ5Aである。芯材1を2個使用する点で、実施例2(図3,図4)のサポータと異なる。
この膝用サポータ5Aは、2つの長楕円形のポケット52A,52A1が本体51A生地の裏面に形成されていて、この各ポケット52A,52A1に上記芯材1が1個ずつ挿入される。芯材1に方向性を持たせるように挿入する向きに注意しなければならないのは実施例2と同じである。
図5において、上側(人体に取り付けたとき、太もも側)の間隔が下側(同、足首側)よりも広い。サポータを着用するときは、ポケットの概略中央線が、足の外側ポケット52A1はサポータの垂線にほぼ等しく、足の内側ポケット52Aは上から下に向かって、脚の前側に90度以下に狭く配置されることが好ましい。
この膝用サポータ5Aは、左右端部の面ファスナ53A,54A同士を接着させることにより、2つのポケット52A,52A1が膝小僧を挟むように膝に取り付けられる。
人体の膝骨格においては、大腿骨の外方に突出する部分がある。取り付けの際、この部分に膝用サポータ5Aの芯材の渦巻きの中心が当たるように取り付けるのが好ましい。渦巻きは、その中心部を押すと容易に動くので、人体の突出部に渦巻きの中心部を当てるとその中心部が外方側に移動するからである。
実施例3においても述べたように、各ポケットに芯材1を入れるとき、方向性に注意しなければならない。工場出荷時は正しく入れられているが、使用者がサポータを洗濯するとき、芯材を取り外した後、再挿入しようとして迷うこともあるかもしれない。そのようなときのために、芯材1の挿入方向をポケットに明示しておくことが好ましい。どのような目印56でもよいが、実施例4(図7)のように、ポケット52B,52B1の上に芯材の輪郭図をそのまま描いておくのが最もわかりやすい。
実施例2~4では膝用のサポータについて記載したが、ほぼ同じ構造のものを肘用のサポータとして使用することができる。
1 バネ性芯材
2 左渦巻部
3 中央湾曲部
31 上方湾曲部
32 上方湾曲部
33 下方湾曲部
34 補強部
4 右渦巻部
5,5A,5B 膝用サポータ
51 本体
52;52A,52A1;52B,52B1 ポケット
53,54;53A,54A;53B,54B 面ファスナ
56 目印

Claims (9)

  1. 一体成形された平面状のバネ性芯材(1)を有する膝用又は肘用のサポータ(5,5A,5B)であって、
    前記バネ性芯材(1)は、
    離れて位置する左右渦巻部(2,4)と、
    前記左右渦巻部(2,4)の中央に位置する中央湾曲部(3)を有し、
    前記左右渦巻部(2,4)の渦の巻方向が逆であり、
    前記左右渦巻部(2,4)同士を進退させる際に力を加える方向に応じて異なる方向性が現れる
    ことを特徴とする膝用又は肘用のサポータ(5,5A,5B)。
  2. 前記左右渦巻部(2,4)の高さ(a)と前記中央湾曲部(3)の高さ(b)がb≧aの関係にある請求項1記載のサポータ(5,5A,5B)。
  3. 前記左右渦巻部(2,4)の厚みと前記中央湾曲部(3)の厚みが同じであり、平面状に位置して、立体交差していない請求項1又は2記載のサポータ(5,5A,5B)。
  4. 前記中央湾曲部(3)が、前記左渦巻部(2)の右端から発して形成される第1上方湾曲部(31)と、前記右渦巻部(4)の左端から発して形成される第2上方湾曲部(32)と、これら第1上方湾曲部(31)及び第2上方湾曲部(32)の下降端部を結んで形成される下方湾曲部(33)からなる請求項1~3のいずれかに記載のサポータ(5,5A,5B)。
  5. 前記芯材(1)を挿入するポケット(52)を1個有する請求項1~4のいずれかに記載のサポータ(5)。
  6. 前記芯材(1)を挿入するポケット(52A,52A1;52B,52B1)を2個有する請求項1~4のいずれかに記載のサポータ(5A,5B)。
  7. 前記2個のポケット(52A,52A1;52B,52B1)が相互に角度をつけて配置されている請求項6記載のサポータ(5A,5B)。
  8. 前記芯材(1)を挿入する方法を明示するための目印(56)を有する請求項1~7のいずれかに記載のサポータ(5,5A,5B)。
  9. 前記目印(56)がポケット上に描かれた前記芯材(1)の輪郭図である請求項8記載のサポータ(5,5A,5B)。
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