JP7047582B2 - 吹出装置 - Google Patents
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Description
吹出装置は、送風路を形成する壁面の外側から内側に入り込む通路部材(20)を備え、
通路部材は、区分領域としての通路開口部(21)から付加価値風を吹き出すように構成されている。
吹出装置は、流路切替装置(30)をさらに備え、
流路切替装置は、区分領域から付加価値風が吹き出される第1状態と、送風路のうち区分領域を除く領域と区分領域の両方から主たる風が吹き出される第2状態とを切り替えるものである。
そして、請求項1に係る発明では、通路部材は、通路部材のうち送風路に配置される部位に穴部(24)を有しており、
流路切替装置は、通路部材の穴部を開閉可能なダンパー(31)またはロータリードア(32)であり、
ダンパーまたはロータリードアは、通路部材の穴部を閉じることで第1状態を形成し、通路部材の穴部と送風路とを連通させることで第2状態を形成するものである。
請求項2に係る発明では、通路部材は、通路部材のうち送風路に配置される部位に穴部を有しており、
流路切替装置は、穴部に設けられる逆止弁(33)であり、
逆止弁は、通路部材を流れる付加価値風が穴部から送風路に流出することを禁止することで第1状態を形成し、送風路を流れる主たる風が穴部から通路部材に流入することを許容することで第2状態を形成するものである。
請求項3に係る発明では、通路部材は、送風路の外側に配置された外側通路部材(25)と、送風路の内側に配置された内側通路部材(26)とを有しており、
流路切替装置は、外側通路部材の内側に往復移動可能に設けられる往復移動体(34)であり、
往復移動体は、外側通路部材から送風路の内側に伸び出て外側通路部材と内側通路部材とを連通させることで第1状態を形成し、外側通路部材の内側に入り込むことで第2状態を形成するものである。
請求項4に係る発明では、通路部材は、送風路の外側に配置された外側通路部材(25)を有であり、
流路切替装置は、送風路の中心軸に平行な回転軸(351)を中心として送風路の内側で回転可能な内側通路部材(26)を含んで構成される回動構造体(35)であり、
回動構造体は、
送風路の吹出開口面の一部である区分領域と外側通路部材とを内側通路部材を経由して連通させ、送風路と区分領域とを遮断することで第1状態を形成し、
外側通路部材を内側通路部材の壁部(352)により閉塞し、送風路と吹出開口面の全領域とを連通させることで第2状態を形成するものである。
第1実施形態について図1~図3を参照して説明する。本実施形態の吹出装置1は、車室内に主たる風と付加価値風とを区分けして吹き出すための装置である。付加価値風は、空気に対して所定の付加価値が付与された風である。付加価値風として、加湿風、香りをつけたアロマ風、乗員を覚醒させるための冷風などが例示される。本実施形態では、付加価値風として加湿風を例として説明する。
ここで、上述した第1実施形態の吹出装置1と比較するため、比較例の吹出装置について説明する。図29に、第1比較例の吹出装置101を示し、図30に、第2比較例の吹出装置102を示す。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して通路部材20の通路開口部21(すなわち区分領域)の位置などを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態等に対して通路部材20に流路切替装置30を設けたものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
以下に説明する第4~第8実施形態は、第3実施形態に対して流路切替装置30の具体的構成を例示するものである。
第4実施形態について、図12および図13を参照して説明する。第4実施形態の流路切替装置は、通路部材20の穴部24を開閉可能なダンパー31である。ダンパー31は、通路部材20の穴部24の近傍に設けられた回転軸310を中心として回動可能に設けられている。ダンパー31は、通路部材20の穴部24を閉じることで第1状態を形成し、通路部材20の穴部24と送風路10とを連通させることで第2状態を形成するものである。なお、ダンパー31は、図示していないアクチュエータまたは手動により駆動する。
第5実施形態について、図14および図15を参照して説明する。第5実施形態の流路切替装置は、内側通路部材26の第1穴部241と外側通路部材25の第2穴部242とを開閉可能なロータリードア32である。ロータリードア32は、通路部材20の第1、第2穴部241、242の近傍に設けられた回転軸320を中心として回動可能に設けられている。なお、ロータリードア32は、図示していないアクチュエータまたは手動により駆動する。
第6実施形態について、図16および図17を参照して説明する。第6実施形態の流路切替装置は、通路部材20の穴部24に設けられる逆止弁33である。逆止弁33は、例えば不織布などから形成されている。逆止弁33の一端331は、穴部24の内壁に固定されている。逆止弁33は、通路部材20と送風路10との圧力差により駆動し、通路部材20の穴部24を開閉可能である。
第7実施形態について、図18および図19を参照して説明する。第7実施形態の流路切替装置は、外側通路部材25の内側に往復移動可能に設けられる往復移動体34である。往復移動体34は、外側通路部材25から送風路10の内側に伸び出て、外側通路部材25と内側通路部材26とを連通させることで第1状態を形成する。また、往復移動体34は、外側通路部材25の内側に入り込み、外側通路部材25と送風路10とを遮断することで、第2状態を形成する。なお、往復移動体34は、図示していないアクチュエータまたは手動により駆動する。
第8実施形態について、図20および図21を参照して説明する。第8実施形態の流路切替装置は、送風路10の内側で回動可能に設けられる回動構造体35である。この回動構造体35は、図20および図21に一点鎖線351で示した回転軸を中心として回転する。この回動構造体35は、内側通路部材26を含んで構成されている。なお、回動構造体35は、図示していないアクチュエータまたは手動により回転する。
以下に説明する第9~第13実施形態は、上述した第1~第8実施形態に対して通路部材20の通路開口部21(すなわち区分領域)の位置を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
図22に示すように、第9実施形態では、送風路10の吹出開口面13の外縁を形成する辺の一部と、通路部材20の通路開口部21(すなわち区分領域)とが接するように設けられている。具体的には、送風路10の吹出開口面13の下側の辺の一部と通路部材20の通路開口部21とが接するように設けられている。
図23に示すように、第10実施形態では、送風路10の吹出開口面13の外縁を形成する1辺の全部と、通路部材20の通路開口部21とが接するように設けられている。具体的には、送風路10の吹出開口面13の下側の1辺の全部と通路部材20の通路開口部21とが接するように設けられている。
図24に示すように、第11実施形態でも、送風路10の吹出開口面13の外縁を形成する1辺の全部と、通路部材20の通路開口部21とが接するように設けられている。具体的には、送風路10の吹出開口面13の右側の1辺の全部と通路部材20の通路開口部21とが接するように設けられている。
図25および図26に示すように、第12実施形態では、送風路10の吹出開口面13から、通路部材20の通路開口部21の一部が飛び出るように設けられている。送風路10の吹出開口面13と通路部材20の通路開口部21とは、インパネ2等に設けられる1つの空調用吹出口5としてデザインできるものである。
図27および図28に示すように、第13実施形態では、送風路10の吹出開口面13と、通路部材20の通路開口部21とが並ぶように設けられている。送風路10の吹出開口面13と通路部材20の通路開口部21とは、インパネ2等に設けられる1つの空調用吹出口5としてデザインできるものである。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、吹出装置は、車室内に風を吹き出すものである。この吹出装置は、車室内に主たる風を吹き出すように構成された送風路の一部と重なるように設けられた区分領域を有する。その区分領域は、主たる風とは異なる価値が付与された付加価値風を、主たる風とは区分けして乗員に向けて吹き出すことが可能なように構成されている。
10 送風路
21 通路開口部(すなわち、区分領域)
Claims (7)
- 車室内に風を吹き出す吹出装置において、
前記車室内に主たる風を吹き出すように構成された送風路(10)の一部と重なるように設けられた区分領域(21)を有し、前記区分領域は、主たる風とは異なる価値が付与された付加価値風を、前記主たる風とは区分けして乗員に向けて吹き出すことが可能なように構成されており、
吹出装置は、前記送風路を形成する壁面の外側から内側に入り込む通路部材(20)を備え、
前記通路部材は、前記区分領域としての通路開口部(21)から前記付加価値風を吹き出すように構成されており、
吹出装置は、流路切替装置(30)をさらに備え、
前記流路切替装置は、前記区分領域から前記付加価値風が吹き出される第1状態と、前記送風路のうち前記区分領域を除く領域と前記区分領域の両方から主たる風が吹き出される第2状態とを切り替えるものであり、
前記通路部材は、前記通路部材のうち前記送風路に配置される部位に穴部(24)を有しており、
前記流路切替装置は、前記通路部材の前記穴部を開閉可能なダンパー(31)またはロータリードア(32)であり、
前記ダンパーまたは前記ロータリードアは、前記通路部材の前記穴部を閉じることで前記第1状態を形成し、前記通路部材の前記穴部と前記送風路とを連通させることで前記第2状態を形成するものである、吹出装置。 - 車室内に風を吹き出す吹出装置において、
前記車室内に主たる風を吹き出すように構成された送風路(10)の一部と重なるように設けられた区分領域(21)を有し、前記区分領域は、主たる風とは異なる価値が付与された付加価値風を、前記主たる風とは区分けして乗員に向けて吹き出すことが可能なように構成されており、
吹出装置は、前記送風路を形成する壁面の外側から内側に入り込む通路部材(20)を備え、
前記通路部材は、前記区分領域としての通路開口部(21)から前記付加価値風を吹き出すように構成されており、
吹出装置は、流路切替装置(30)をさらに備え、
前記流路切替装置は、前記区分領域から前記付加価値風が吹き出される第1状態と、前記送風路のうち前記区分領域を除く領域と前記区分領域の両方から主たる風が吹き出される第2状態とを切り替えるものであり、
前記通路部材は、前記通路部材のうち前記送風路に配置される部位に穴部を有しており、
前記流路切替装置は、前記穴部に設けられる逆止弁(33)であり、
前記逆止弁は、前記通路部材を流れる前記付加価値風が前記穴部から前記送風路に流出することを禁止することで前記第1状態を形成し、前記送風路を流れる前記主たる風が前記穴部から前記通路部材に流入することを許容することで前記第2状態を形成するものである、吹出装置。 - 車室内に風を吹き出す吹出装置において、
前記車室内に主たる風を吹き出すように構成された送風路(10)の一部と重なるように設けられた区分領域(21)を有し、前記区分領域は、主たる風とは異なる価値が付与された付加価値風を、前記主たる風とは区分けして乗員に向けて吹き出すことが可能なように構成されており、
吹出装置は、前記送風路を形成する壁面の外側から内側に入り込む通路部材(20)を備え、
前記通路部材は、前記区分領域としての通路開口部(21)から前記付加価値風を吹き出すように構成されており、
吹出装置は、流路切替装置(30)をさらに備え、
前記流路切替装置は、前記区分領域から前記付加価値風が吹き出される第1状態と、前記送風路のうち前記区分領域を除く領域と前記区分領域の両方から主たる風が吹き出される第2状態とを切り替えるものであり、
前記通路部材は、前記送風路の外側に配置された外側通路部材(25)と、前記送風路の内側に配置された内側通路部材(26)とを有しており、
前記流路切替装置は、前記外側通路部材の内側に往復移動可能に設けられる往復移動体(34)であり、
前記往復移動体は、前記外側通路部材から前記送風路の内側に伸び出て前記外側通路部材と前記内側通路部材とを連通させることで前記第1状態を形成し、前記外側通路部材の内側に入り込むことで前記第2状態を形成するものである、吹出装置。 - 車室内に風を吹き出す吹出装置において、
前記車室内に主たる風を吹き出すように構成された送風路(10)の一部と重なるように設けられた区分領域(21)を有し、前記区分領域は、主たる風とは異なる価値が付与された付加価値風を、前記主たる風とは区分けして乗員に向けて吹き出すことが可能なように構成されており、
吹出装置は、前記送風路を形成する壁面の外側から内側に入り込む通路部材(20)を備え、
前記通路部材は、前記区分領域としての通路開口部(21)から前記付加価値風を吹き出すように構成されており、
吹出装置は、流路切替装置(30)をさらに備え、
前記流路切替装置は、前記区分領域から前記付加価値風が吹き出される第1状態と、前記送風路のうち前記区分領域を除く領域と前記区分領域の両方から主たる風が吹き出される第2状態とを切り替えるものであり、
前記通路部材は、前記送風路の外側に配置された外側通路部材(25)であり、
前記流路切替装置は、前記送風路の中心軸に平行な回転軸(351)を中心として前記送風路の内側で回転可能な内側通路部材(26)を含んで構成される回動構造体(35)であり、
前記回動構造体は、
前記送風路の吹出開口面の一部である前記区分領域と前記外側通路部材とを前記内側通路部材を経由して連通させ、前記送風路と前記区分領域とを遮断することで前記第1状態を形成し、
前記外側通路部材を前記内側通路部材の壁部(352)により閉塞し、前記送風路と前記吹出開口面の全領域とを連通させることで第2状態を形成するものである、吹出装置。 - 前記区分領域は、前記送風路が車室内空間に開口する吹出開口面(13)の一部と重なるように設けられている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の吹出装置。
- 前記送風路は、前記車室内を空調するための空調ユニット(3)で生成される空調風を前記主たる風として前記車室内に吹き出すためものである、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の吹出装置。
- 吹出装置は、前記送風路に設けられる第1風向調整板(12)と、前記通路部材の前記通路開口部に設けられる第2風向調整板(22)とを備える、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の吹出装置。
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