JP7054119B2 - 防振床装置 - Google Patents
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Description
従来、コンテナの防振を目的として種々の防振装置が提案されており、例えば、特許文献1には、コンテナ本体(容器)の下部に防振ゴムなどからなる防振装置を備えたコンテナが示されている。
しかし、従来の防振装置は緩衝材を簡単に交換できるような構造にはなっておらず、このため、1つの防振装置で輸送できる物品の重量に制限があり、汎用性に乏しい欠点がある。また、特許文献1に示される防振装置は、コンテナ全体を支持するものであるため、大掛かりな構造となり、製作コストも高いという問題がある。
[1]物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に配置され、輸送する物品が載置される防振床装置であって、
輸送する物品が載置される床部材(1)と、該床部材(1)の下面に設けられた取付座(2)に脱着可能に取り付けられ、物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地することで、該床部に対して床部材(1)を支持する複数の駒(3)とを備え、
各駒(3)は、床部材(1)の取付座(2)に対して脱着可能に装着される取付用部材(30)と、該取付用部材(30)に固定され、下面が物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地する緩衝材(31)を有することを特徴とする防振床装置。
[3]上記[2]の防振床装置において、緩衝材(31)の動的バネ定数が異なる複数セットの駒(3)を備えるとともに、そのうちの少なくとも1つのセットの緩衝材に対して、動的バネ定数が同等で損失係数が異なる緩衝材(31)を備える駒(3)のセットを、さらに備え、輸送する物品による荷重及び物品の揺れやすさに応じて、使用する駒(3)のセットを選択できるようにしたことを特徴とする防振床装置。
[4]上記[2]又は[3]の防振床装置において、少なくとも1つのセットが、損失係数が異なる緩衝材(31)を備えた駒(3)からなることを特徴とする防振床装置。
[6]上記[1]~[5]のいずれかの防振床装置において、各駒(3)は、その取付用部材(30)を床部材(1)の下面の取付座(2)にスライド式に嵌挿させることにより、取付座(2)に脱着可能に取り付けられることを特徴とする防振床装置。
[7]上記[1]~[6]のいずれかの防振床装置において、係止手段により物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に係止されることを特徴とする防振床装置。
[8]上記[7]の防振床装置において、複数の駒(3)のうちの一部の駒(3)が、防振床装置を物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に係止するための係止手段を連結するためのフック金具(5)を有し、該フック金具(5)は駒(3)の緩衝材(31)に固定されることを特徴とする防振床装置。
[10]上記[9]の防振床装置において、拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品のキャスターを拘束する複数の拘束部材(40)を備え、該各拘束部材(40)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする防振床装置。
[11]上記[9]の防振床装置において、拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品のアジャスターを拘束する複数の拘束部材(40)を備え、該各拘束部材(40)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする防振床装置。
拘束部材(40)は、支持部材(41)に該支持部材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で支持部材(41)に対して固定可能であることを特徴とする防振床装置。
[13]上記[9]の防振床装置において、拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品を、水平方向で直交する2方向において両側から挟んで拘束する拘束部材(42)を備え、該各拘束部材(42)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする防振床装置。
拘束機構(4)は、床部材(1)にそれぞれ支持され、負荷材(24)に載置された物品を一方向で両側から挟んで拘束する1対又は複数対の拘束部材(42a)と、各負荷材(24)にそれぞれ支持され、負荷材(24)に載置された物品を、拘束部材(42a)による拘束方向と直交する方向で両側から挟んで拘束する1対の拘束部材(42b)とを備え、
1対又は複数対の拘束部材(42a)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
各1対の拘束部材(42b)は、負荷材(24)に負荷材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置において負荷材(24)に対して固定可能であることを特徴とする防振床装置。
拘束部材(42a)は、支持部材(45)に該支持部材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で支持部材(45)に対して固定可能であることを特徴とする防振床装置。
1対の拘束部材(42c)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
1対の拘束部材(42d)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であることを特徴とする防振床装置。
物品の拘束方式が異なる複数の拘束機構(4)を備え、輸送する物品の種類に応じて、床部材(1)に装着する拘束機構(4)を選択できるようにしたことを特徴とする防振床装置。
[18]上記[17]の防振床装置において、物品の拘束方式が異なる複数の拘束機構(4)は、上記[10]~[16]に記載の拘束機構(4)のうちの2つ以上であることを特徴とする防振床装置。
[19]上記[2]の防振床装置の使用方法であって、輸送する物品の荷重に応じて、固有振動数が7~30Hzとなるような動的バネ定数の緩衝材(31)を備えた駒(3)のセットを選択して、防振床装置に取り付けることを特徴とする防振床装置の使用方法。
床部材1は平面四角形状であり、複数の板材を連結部材を介して接合することにより構成されているが、その詳細は後述する。
各駒3を床部材1の取付座2に脱着可能に取り付けるための機構は任意であるが、本実施形態の各駒3は、その取付用部材30を床部材1の取付座2にスライド式に嵌挿させることにより、取付座2に脱着可能に取り付けられるようにしてある。
各駒3の取付用部材30は、両縁部が取付座2のスライドガイド部200a,200bに脱着可能に嵌挿される板状の基板部300と、この基板部300の下面側に設けられる緩衝材保持部301を備えており、この緩衝材保持部301は桝状の枠体で構成されている。そして、緩衝材31は、その上部側の部分が緩衝材保持部301(桝状の枠体)の内側に嵌め込まれ、接着剤で接着されることにより、取付用部材30に固定されている。このように緩衝材31の上部側の部分(基端部)を緩衝材保持部301の内側に嵌め込むようにして、緩衝材31を取付用部材30に保持させることで、装置使用時の揺れにより変形した緩衝材31が水平方向にずれないようにしている。
図1に示すように、一般にコンテナなどの床部fには複数の固定用フックeが設けられており、床部材1の四隅近傍に設けられた各駒3のフック金具5を床部f側の固定用フックe(係止用部材)に紐状の係止手段k(ワイヤ、ロープ、鎖など)で繋ぎ止めることにより、防振床装置を床部fに係止することができる。
なお、駒3を取付座2に脱着可能に取り付けるための方式(機構)としては、本実施形態のものに限定されるものではなく、例えば、磁石を利用して駒3を取付座2に脱着させる方式、チャック機構を利用して駒3を取付座2に脱着させる方式など、適宜な方式のものを用いてよい。
また、防振床装置を物品輸送容器又は物品輸送手段の床部fに係止するため手段についても、本実施形態のもの(駒3の緩衝材31に取り付けたフック金具5)に限定されるものではなく、要は、防振床装置の横ずれや浮き上がりを防止でき、且つ床部f側の振動を拾わないように防振床装置を係止できるものであれば、適宜な手段を用いることができる。
本実施形態では、平面四角形状の床部材1の対向する2辺の縁部に沿ってガイドレール部22aが設けられるとともに、床部材1の内側の領域にも、ガイドレール部22aと平行な複数条(2条)のガイドレール部22bが設けられている。
なお、ガイドレール部22の設け方は任意であり、したがって、ガイドレール部22aを、床部材1の対向する他の2辺にも設け、床部材1の全周(平面四角形状の4辺)に設けるようにしてもよい。また、床部材1の内側の領域に、さらに、ガイドレール部22bと直交する方向にガイドレール部22を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、床部材1が複数の物品gを載置できるように構成され、ガイドレール部22も複数の物品gに対応できるように形成されているが、床部材1が単一の物品gを載置できるように構成されてもよく、この場合には、床部材1の対向する2辺の縁部に沿ってガイドレール部22が設けられるか、或いは床部材1の全周(4辺)の縁部に沿ってガイドレール部22が設けられる。
連結部材101は、幅方向中央のガイドレール形成部103と、その両側に連成された板材差し込み部104とからなる。ガイドレール形成部103は幅方向箱型断面であり、その上面の幅方向中央部に連結部材長手方向に沿ったガイド孔220が貫設され、このガイド孔220を有するガイドレール形成部103が、ガイドレール部22bを構成している。両板材差し込み部104は、ガイドレール形成部103の両側部に連成された上下の板部105a,105bで構成されている。
そして、隣接する2つの板材100は、それらの側端部を連結部材101の両側の板材差し込み部104(上下の板部105a,105b間)に差し込むことにより連結される(必要に応じてさらに接着剤などで固着される)とともに、この連結部材101の長手方向に沿ってガイドレール部22bが形成される。
縁部材102は、ガイドレール形成部106と、その片側に連成された板材差し込み部107とからなる。ガイドレール形成部106は幅方向箱型断面であり、その上面の幅方向中央部に縁部材長手方向に沿ったガイド孔220が貫設され、このガイド孔220を有するガイドレール形成部106が、ガイドレール部22aを構成している。板材差し込み部107は、ガイドレール形成部106の側部に連成された上下の板部108a,108bで構成されている。
なお、後述する図13~図30に示す実施形態のように、床部材1を構成する板材100は、連結部材101の板材差し込み部104と縁部材102の板材差し込み部107に差し込む部分を段付きで薄くし、板材100を板材差し込み部104,107に差し込んだ状態で、板材100の上下面と連結部材101及び縁部材102の上下面が面一となるように構成してもよい。
床部材1を構成する板材100の枚数は任意であり、また、床部材1は1枚の板材100のみで構成してもよい。
床部材1の本体(本実施形態の場合には板材100)は、通常、ベニヤ板などの木材で構成されるが、これに限らず樹脂板などで構成してもよい。また、連結部材101や縁部材102は、通常、金属材で構成されるが、これに限らず樹脂材などで構成してもよい。
また、緩衝材31のサイズや厚さも特に限定しないが、一般には、サイズは25cm2(例えば5cm×5cm)~400cm2(例えば20cm×20cm)程度、厚みは10mm~50mm程度が好ましい。
なお、各駒3は、床部材1に対して脱着可能であるので、搬送対象の物品gによっては、必要に応じて、床部材1に取り付ける駒3の数を減らす(すなわち18個よりも少なくする)ようにしてもよい。
(i)緩衝材31の動的バネ定数が異なる複数セットの駒3を備え、輸送する物品gによる荷重に応じて、使用する駒3のセットを選択して交換できるようにする。(例えば、表1の実施形態)
(ii)緩衝材31の損失係数が異なる複数セットの駒3を備え、輸送する物品gの揺れやすさに応じて、使用する駒3のセットを選択して交換できるようにする。
(iii)緩衝材31の動的バネ定数が異なる複数セットの駒3を備えるとともに、そのうちの少なくとも1つのセットの緩衝材に対して、動的バネ定数が同等で損失係数が異なる緩衝材31を備える駒3のセットを、さらに備えるものとし、輸送する物品gによる荷重及び物品gの揺れやすさに応じて、使用する駒3のセットを選択して交換できるようにする。(例えば、表2の実施形態)
図11に、1セットの駒3(9個)の配置例を模式的に示す。このうち図11(イ)は、1つのセットで損失係数が異なる緩衝材31(表2の緩衝材A,A’)を用いた例であり、9個の駒3は、損失係数0.10の緩衝材Aを備えた駒3:5個、損失係数0.30の緩衝材A’を備えた駒3:4個からなる。一方、図11(ア)は、1つのセットで損失係数が同じ緩衝材31(表2の緩衝材A)を用いた例であり、9個の駒3はすべて損失係数0.10の緩衝材Aを備えている。
また、図11(イ)のように、1つのセットにおいて損失係数が異なる緩衝材31を用いれば、損失係数が異なる緩衝材31の組み合わせや数(比率)を変えることにより、1つのセット内の緩衝材31の損失係数(1つのセット内の緩衝材31の合成損失係数)の調整が容易になる利点がある。
また、図11(イ)に示すように、平面四角形状の床部材1において、床部材1の四隅近傍の領域(部位)に配置される駒3xと、他の領域(部位)に配置される駒3yを備える場合、これら駒3x,3yが備える緩衝材31の損失係数は駒3x>駒3yとすることが好ましい。このような構成とすることにより、物品gの重心が高いことにより大きくなるローリングやピッチング方向の揺れを効率よく低減することができる。
ここで、物品輸送容器とは、主にコンテナ類であるが、これに限定されない。コンテナ類としては、例えば、ドライコンテナ、航空用コンテナ、鉄道コンテナ、フラットラックコンテナなどが挙げられる。また、物品輸送手段とは、トラック荷台、トレーラー荷台、船舶貨物室、貨車貨物室、航空機貨物室、牽引移動式パレットなどが挙げられるが、これらに限定されない。
これにより、床部材1に載置された物品gを拘束・固定することができるが、物品gに応じてより適切に拘束することができる機構を備えることが好ましく、具体的には、床部材1が、載置された物品gを少なくとも水平方向で拘束するための拘束機構4を備えることが好ましい。さきに述べたように、図1の実施形態では3形式の拘束機構4が設けられているが、これらの拘束機構4を含めて、床部材1が備えることができる拘束機構4(載置された物品gを少なくとも水平方向で拘束するための拘束機構)の実施形態について、以下に説明する。
この実施形態の拘束機構4は、床部材1に載置された物品gの各キャスターを拘束する複数の拘束部材40を備え、各拘束部材40を水平方向位置調整可能としたものである。
1対の支持部材41は、床部材1上に並列した状態で支持される。各支持部材41は断面箱型ないし門型などのフレーム材(形鋼材)からなり、その上部長手方向に沿って設けられたガイド孔440によりガイドレール部44が構成されている。また、各支持部材41の両端には、ボルト挿通孔410が形成されている。
1対の支持部材41の両端は、床部材1に形成されたガイドレール部22a,22bにスライド移動可能に支持されている。
ここで、ボルト230は、そのボルト頭側がガイド孔220の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔220とボルト挿通孔410に挿通され、ガイド孔220とボルト挿通孔410から突き出たボルト軸にナット231が装着されている。
拘束部材40の固定手段43(締結手段)は、拘束部材40のボルト挿通孔402とガイドレール部44を構成するガイド孔440に対して上下に挿通されたボルト430と、このボルト430に装着されるナット431を備えており、各拘束部材40は、ボルト430がガイド孔440(ガイドレール部44)に案内されることで、支持部材41に対して支持部材長手方向にスライド移動可能であるとともに、任意のスライド移動位置において、固定手段43のボルト430・ナット431を締め込むことにより支持部材41に対して固定可能である。
ここで、ボルト430は、そのボルト頭側がガイド孔440の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔440とボルト挿通孔402に挿通され、ガイド孔440とボルト挿通孔402から突き出たボルト軸にナット431が装着されている。
本実施形態では、床部材1に形成されたガイドレール部22(ガイドレール部22a又は/及びガイドレール部22b)に複数の掛止用部材28がスライド移動可能に設けられている。
掛止用部材28は、上端にリング282を有し、下端にボルト取付孔283を備える本体280と、この本体280のボルト取付孔283に取り付けられるボルト281を備え、ガイド孔220に挿通させたボルト281を本体280のボルト取付孔283に装着することにより、ガイドレール部22にスライド移動可能(位置調整可能)に取り付けられている。
次いで、物品gの跳ね上がりを抑えるために、図9に示すように物品gにラッシングベルトxを掛け回し、このラッシングベルトxの端部のフックyを掛止用部材28に引っ掛けて係止する。
なお、本実施形態の拘束機構4は、支持部材41の固定手段23(ボルト230・ナット231)をガイドレール部22の端部から出し入れすることにより、床部材1に対して脱着可能としている。以下に述べる図18及び図19の実施形態も同様である。
この実施形態では、拘束機構4の拘束部材40が、床部材1に載置された物品gの各アジャスターを拘束できるように構成されている。
その他の構成は、図13~図17の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
この実施形態の拘束機構4は、床部材1が備える負荷材に載置された物品gを、水平方向で直交する2方向において両側から挟んで拘束する拘束部材42(42a,42b)を備え、これら各拘束部材42を水平方向位置調整可能としたものである。
拘束機構4は、床部材1にそれぞれ支持され、負荷材24に載置された物品gを一方向で両側から挟んで拘束する1対又は複数対の拘束部材42aと、各負荷材24にそれぞれ支持され、負荷材24に載置された物品gを、1対又は複数対の拘束部材42aによる拘束方向と直交する方向で両側から挟んで拘束する1対の拘束部材42bとを備えている。なお、本実施形態の防振床装置は、2対の拘束部材42aを備えているが、幅の広い1対の拘束部材42aを備えるようにしてもよい。
また、各拘束部材42bは、負荷材24に負荷材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で負荷材24に対して固定可能である。
拘束部材42aを支持する1対の支持部材45は、床部材1上に並列した状態に支持される。この1対の支持部材45は、床部材1上を水平方向で且つ互いに接近離間する方向(図20の矢印d3方向)にスライド移動可能であるとともに、固定手段46により任意のスライド移動位置で床部材1に対して固定可能である。拘束部材42aは、支持部材45に支持部材長手方向(図20の矢印d4方向)でスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段47により任意のスライド移動位置で支持部材45に対して固定可能である。
各支持部材45は断面箱型ないし門型などのフレーム材(形鋼材)からなり、その上部長手方向に沿って設けられたガイド孔480によりガイドレール部48が構成されている。また、各支持部材45の両端には、ボルト挿通孔450が形成されている。
1対の支持部材45の両端は、床部材1に形成されたガイドレール部22a,22bにスライド移動可能に支持されている。
ここで、ボルト460は、そのボルト頭側がガイド孔220の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔220とボルト挿通孔450に挿通され、ガイド孔220とボルト挿通孔450から突き出たボルト軸にナット461が装着されている。
拘束部材42aは、支持部材45の上面にスライド移動可能に当接するスライド基部420と、このスライド基部420の一端側に立設され、負荷材24に載置された物品gの側部に当接する拘束部421を有しており、本実施形態ではL型アングル材で構成されている。スライド基部420には、ボルト挿通孔422が形成される。
ここで、ボルト470は、そのボルト頭側がガイド孔480の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔480とボルト挿通孔422に挿通され、ガイド孔480とボルト挿通孔422から突き出たボルト軸にナット471が装着されている。
各負荷材24は断面箱型ないし門型などのフレーム材(形鋼材)からなり、その上部長手方向に沿って設けられたガイド孔260によりガイドレール部26が構成されている。また、各負荷材24の両端には、ボルト挿通孔240が形成されている。
1対の負荷材24の両端は、床部材1に形成されたガイドレール部22a,22bにスライド移動可能に支持されている。
ここで、ボルト250は、そのボルト頭側がガイド孔220の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔220とボルト挿通孔240に挿通され、ガイド孔220とボルト挿通孔240から突き出たボルト軸にナット251が装着されている。
各拘束部材42bも、負荷材24の上面にスライド移動可能に当接するスライド基部420と、このスライド基部420の一端側に立設され、負荷材24に載置された物品gに当接する拘束部421を有しており、本実施形態ではL型アングル材で構成されている。スライド基部420には、ボルト挿通孔422が形成される。
拘束部材42bの固定手段49(締結手段)は、拘束部材42bのボルト挿通孔422とガイドレール部26を構成するガイド孔260に対して上下に挿通されたボルト490と、このボルト490に装着されるナット491を備え、各拘束部材42bは、ボルト490がガイド孔260(ガイドレール部26)に案内されることで、負荷材24に対して負荷材長手方向にスライド移動可能であるとともに、任意のスライド移動位置において、固定手段49のボルト490・ナット491を締め込むことにより負荷材24に対して固定可能である。
本実施形態の拘束部材42a,42bには、床部材1に載置された物品gと相対する面(拘束面)にクッション材429が設けられている。このクッション材429には、例えば、ポリウレタンなどを用いることができる。
なお、本実施形態におけるその他の構成は、図13~図17の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、本実施形態の拘束機構4は、負荷材24の固定手段25(ボルト250・ナット251)と、支持部材45の固定手段46(ボルト460・ナット461)をガイドレール部22の端部から出し入れすることにより、床部材1に対して脱着可能としている。
この実施形態の防振床装置では、床部材1に、ガイドレール部22a,22bに加えて、それらと直交する方向にガイドレール部22c,22dが設けられる。すなわち、物品gが載置される床部材1の領域を囲むように、その全周(4辺)にガイドレール部22(22a~22d)が設けられる。
この実施形態の拘束機構4は、床部材1に直に載置された物品gを、水平方向で直交する2方向において両側から挟んで拘束する拘束部材42(42c,42d)を備え、これら各拘束部材42を水平方向位置調整可能としたものである。
1対の拘束部材42cは、床部材1に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材1に対して固定可能である。
また、1対の拘束部材42dも、床部材1に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材1に対して固定可能である。
本実施形態では、1対の拘束部材42cは、それぞれ支持部材60を介して床部材1にスライド移動可能に支持されている。
拘束部材42cを支持する1対の支持部材60は、床部材1上に並列した状態に支持される。この1対の支持部材60は、床部材1上を水平方向で且つ互いに接近離間する方向(図26の矢印d7方向)にスライド移動可能であるとともに、固定手段61により任意のスライド移動位置で床部材1に対して固定可能である。拘束部材42cは、支持部材60に支持部材長手方向(図26の矢印d8方向)でスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段62により任意のスライド移動位置で支持部材60に対して固定可能である。
1対の支持部材60の両端は、床部材1に形成されたガイドレール部22のうちの支持部材60の長手方向と直交する方向に沿ったガイドレール部22c,22dにスライド移動可能に支持されている。
ここで、ボルト610は、そのボルト頭側がガイド孔220の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔220とボルト挿通孔600に挿通され、ガイド孔220とボルト挿通孔600から突き出たボルト軸にナット611が装着されている。
拘束部材42cは、支持部材60の上面にスライド移動可能に当接するスライド基部423と、このスライド基部423の一端側に立設され、床部材1に載置された物品gの側部に当接する拘束部424を有しており、本実施形態ではL型アングル材で構成されている。スライド基部423には、ボルト挿通孔425が形成される。
ここで、ボルト620は、そのボルト頭側がガイド孔630の両側部位の下面に係合するように、ボルト軸がガイド孔630とボルト挿通孔425に挿通され、ガイド孔630とボルト挿通孔425から突き出たボルト軸にナット621が装着されている。
1対の拘束部材42dは、支持部材60のガイドレール部63に沿って支持部材長手方向でスライド移動可能である。
拘束部材42dの固定手段64(締結手段)は、拘束部材42dのガイド孔428とガイドレール部63を構成するガイド孔630に対して上下に挿通されたボルト640と、このボルト640に装着されるナット641を備え、各拘束部材42dは、ボルト640がガイド孔630(ガイドレール部63)に案内されることで、支持部材60に対して支持部材長手方向にスライド移動可能であるとともに、任意のスライド移動位置において固定手段64のボルト640・ナット641を締め込むことにより支持部材60に対して固定可能である。
本実施形態の拘束部材42c,42dには、床部材1に載置された物品gと相対する面(拘束面)にクッション材429が設けられている。このクッション材429には、例えば、ポリウレタンなどを用いることができる。
なお、本実施形態におけるその他の構成は、図13~図17の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
次いで、図9に示すように床部材1に載置された物品にラッシングベルトxを掛け回し、このラッシングベルトxの端部のフックyを掛止用部材28に引っ掛けて係止する。
なお、本実施形態の拘束機構4は、支持部材60の固定手段61(ボルト610・ナット611)をガイドレール部22の端部から出し入れすることにより、床部材1に対して脱着可能としている。
2 取付座
3,3x,3y 駒
4 拘束機構
5 フック金具
22,22a,22b,22c,22d ガイドレール部
23 固定手段
24 負荷材
25 固定手段
26 ガイドレール部
28 掛止用部材
30 取付用部材
31 緩衝材
40 拘束部材
41 支持部材
42,42a,42b,42c,42d 拘束部材
43 固定手段
44 ガイドレール部
45 支持部材
46 固定手段
47 固定手段
48 ガイドレール部
49 固定手段
50 取付部
51 フック部
60 支持部材
61 固定手段
62 固定手段
63 ガイドレール部
64 固定手段
100 板材
101 連結部材
102 縁部材
103 ガイドレール形成部
104 板材差し込み部
105a,105b 板部
106 ガイドレール形成部
107 板材差し込み部
108a,108b 板部
200a,200b スライドガイド部
201 連結部
220 ガイド孔
230 ボルト
231 ナット
240 ボルト挿通孔
250 ボルト
251 ナット
260 ガイド孔
280 本体
281 ボルト
282 リング
283 ボルト取付孔
300 基板部
301 緩衝材保持部
310 下面
400 スライド基部
401 拘束部
402 ボルト挿通孔
403 板部
404 切り欠き溝部
410 ボルト挿通孔
420 スライド基部
421 拘束部
422 ボルト挿通孔
423 スライド基部
424 拘束部
425 ボルト挿通孔
426 スライド基部
427 拘束部
428 ガイド孔
429 クッション材
430 ボルト
431 ナット
440 ガイド孔
450 ボルト挿通孔
460 ボルト
461 ナット
470 ボルト
471 ナット
480 ガイド孔
490 ボルト
491 ナット
600 ボルト挿通孔
610 ボルト
611 ナット
620 ボルト
621 ナット
630 ガイド孔
640 ボルト
641 ナット
x ラッシングベルト
y フック
g 物品
c キャスター
a アジャスター
s アジャスターボルト
p アジャスターパッド
n ナット
f 床部
e 固定用フック
k 係止手段
Claims (16)
- 物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に配置され、輸送する物品が載置される防振床装置であって、
輸送する物品が載置される床部材(1)と、該床部材(1)の下面に設けられた取付座(2)に脱着可能に取り付けられ、物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地することで、該床部に対して床部材(1)を支持する複数の駒(3)とを備え、
各駒(3)は、床部材(1)の取付座(2)に対して脱着可能に装着される取付用部材(30)と、該取付用部材(30)に固定され、下面が物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地する緩衝材(31)を有し、取付用部材(30)を床部材(1)の下面の取付座(2)にスライド式に嵌挿させることにより、取付座(2)に脱着可能に取り付けられることを特徴とする防振床装置。 - 物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に配置され、輸送する物品が載置される防振床装置であって、
輸送する物品が載置される床部材(1)と、該床部材(1)の下面に設けられた取付座(2)に脱着可能に取り付けられ、物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地することで、該床部に対して床部材(1)を支持する複数の駒(3)とを備え、
各駒(3)は、床部材(1)の取付座(2)に対して脱着可能に装着される取付用部材(30)と、該取付用部材(30)に固定され、下面が物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に接地する緩衝材(31)を有し、
係止手段により物品輸送容器又は物品輸送手段の床部に係止可能であり、
複数の駒(3)のうちの一部の駒(3)が、前記係止手段を連結するためのフック金具(5)を有し、該フック金具(5)は駒(3)の緩衝材(31)に固定されることを特徴とする防振床装置。 - 緩衝材(31)の動的バネ定数又は/及び損失係数が異なる複数セットの駒(3)を備え、輸送する物品による荷重又は/及び物品の揺れやすさに応じて、使用する駒(3)のセットを選択できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の防振床装置。
- 緩衝材(31)の動的バネ定数が異なる複数セットの駒(3)を備えるとともに、そのうちの少なくとも1つのセットの緩衝材に対して、動的バネ定数が同等で損失係数が異なる緩衝材(31)を備える駒(3)のセットを、さらに備え、輸送する物品による荷重及び物品の揺れやすさに応じて、使用する駒(3)のセットを選択できるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の防振床装置。
- 少なくとも1つのセットが、損失係数が異なる緩衝材(31)を備えた駒(3)からなることを特徴とする請求項3又は4に記載の防振床装置。
- 床部材(1)が平面四角形状であり、該床部材(1)の四隅近傍の領域に配置される駒(3x)と、他の領域に配置される駒(3y)を備え、これら駒(3x),(3y)が備える緩衝材(31)の損失係数は駒(3x)>駒(3y)であることを特徴とする請求項5に記載の防振床装置。
- 床部材(1)は、載置された物品を少なくとも水平方向で拘束するための、少なくとも1種類の拘束機構(4)を備えることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の防振床装置。
- 拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品のキャスターを拘束する複数の拘束部材(40)を備え、該各拘束部材(40)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の防振床装置。
- 拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品のアジャスターを拘束する複数の拘束部材(40)を備え、該各拘束部材(40)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の防振床装置。
- 拘束機構(4)は、複数の拘束部材(40)を支持するための1対の支持部材(41)を備え、該1対の支持部材(41)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
拘束部材(40)は、支持部材(41)に該支持部材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で支持部材(41)に対して固定可能であることを特徴とする請求項8又は9に記載の防振床装置。 - 拘束機構(4)は、床部材(1)に載置された物品を、水平方向で直交する2方向において両側から挟んで拘束する拘束部材(42)を備え、該各拘束部材(42)は水平方向位置調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の防振床装置。
- 床部材(1)は、その上部に並列した状態で支持される1対の負荷材(24)を備え、該1対の負荷材(24)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
拘束機構(4)は、床部材(1)にそれぞれ支持され、負荷材(24)に載置された物品を一方向で両側から挟んで拘束する1対又は複数対の拘束部材(42a)と、各負荷材(24)にそれぞれ支持され、負荷材(24)に載置された物品を、拘束部材(42a)による拘束方向と直交する方向で両側から挟んで拘束する1対の拘束部材(42b)とを備え、
1対又は複数対の拘束部材(42a)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
各1対の拘束部材(42b)は、負荷材(24)に負荷材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置において負荷材(24)に対して固定可能であることを特徴とする請求項11に記載の防振床装置。 - 拘束機構(4)は、拘束部材(42a)を支持するための1対の支持部材(45)を備え、該1対の支持部材(45)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
拘束部材(42a)は、支持部材(45)に該支持部材長手方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で支持部材(45)に対して固定可能であることを特徴とする請求項12に記載の防振床装置。 - 拘束機構(4)は、床部材(1)にそれぞれ支持され、床部材(1)に載置された物品を、一方向で両側から挟んで拘束する1対の拘束部材(42c)と、該1対の拘束部材(42c)による拘束方向と直交する方向で両側から挟んで拘束する1対の拘束部材(42d)とを備え、
1対の拘束部材(42c)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であり、
1対の拘束部材(42d)は、床部材(1)に水平方向で且つ互いに接近離間する方向にスライド移動可能に支持されるとともに、固定手段により任意のスライド移動位置で床部材(1)に対して固定可能であることを特徴とする請求項11に記載の防振床装置。 - 拘束機構(4)が床部材(1)に対して脱着可能であり、
物品の拘束方式が異なる複数の拘束機構(4)を備え、輸送する物品の種類に応じて、床部材(1)に装着する拘束機構(4)を選択できるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の防振床装置。 - 請求項3に記載の防振床装置の使用方法であって、輸送する物品の荷重に応じて、固有振動数が7~30Hzとなるような動的バネ定数の緩衝材(31)を備えた駒(3)のセットを選択して、防振床装置に取り付けることを特徴とする防振床装置の使用方法。
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