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JP7054464B2 - プロペラシャフトガード - Google Patents
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Description

本発明は、プロペラシャフトガードに関する。
特許文献1には、プロペラシャフトをクロスメンバに取付けるセンタベアリングブラケットが記載されている。センタベアリングブラケットは、自動車の前後方向に延びる左右一対の板状部材のフレーム取付部を有し、フレーム取付部の上部には、内側に延びる第2の溶接しろが形成される。第2の溶接しろには、ボルト孔がそれぞれ穿設され、フレーム取付部の前部には、ボルト孔がそれぞれ穿設される。フレーム取付部の前方には、プロペラシャフトガード取付部がそれぞれ設けられ、プロペラシャフトガード取付部の下面には、プロペラシャフトガードがボルト等により取付けられる。また、同公報には、ボルト孔に挿通されるボルトによってセンタベアリングブラケットがクロスメンバの下面に取付けられる構造が図示されている。
特開2005-014855号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、左右のフレーム取付部の前方にプロペラシャフトガード取付部がそれぞれ設けられ、フレーム取付部に穿設されるボルト孔を挿通するボルトによってセンタベアリングブラケットがクロスメンバの下面に取付けられている。このため、フレーム取付部の取付位置はクロスメンバの下面に限定され、プロペラシャフトガードの取付位置はクロスメンバの前下方に限定される。従って、クロスメンバの前下方近傍に他の部材が配置される場合、プロペラシャフトガードを取付けることができないおそれがある。
そこで、本発明は、周辺部材に影響されることなく車体側に取付けることが可能なプロペラシャフトガードの提供を目的とする。
発明の第1の態様は、車体フレームが、車幅方向の両側で車両前後方向に延びる左右のサイドメンバと、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ同士を連結する複数のクロスメンバとを有し、プロペラシャフトが、左右のサイドメンバの間で車両前後方向に沿って斜め下に傾斜して延びる車両に、プロペラシャフトを保護するために設けられるプロペラシャフトガードであって、ガード取付部材とガード本体とを備える。ガード取付部材は、車両前後方向に離間するクロスメンバの間で車幅方向に延び左右のサイドメンバに固定されることによって車体フレームに支持される支持部と、支持部から前方又は後方へ延びる左右1対の突出部とを有する。ガード本体は、左右の上端部が左右の突出部の前端部又は後端部に固定されて下方に突出するU形状であり、その内側にプロペラシャフトが配置される。ガード取付部材の支持部は、支持部の車幅方向の長さを調節可能な長さ調節部を有してもよい
上記構成では、左右のサイドメンバに支持されるガード取付部材に前方又は後方に延びる左右1対の突出部が設けられ、左右1対の突出部の前端部又は後端部にガード本体が固定されているので、ガード取付部材の取付位置をクロスメンバの下面以外に設定し、ガード本体の取付位置をガード取付部材の取付位置の前方又は後方に設定することができる。従って、ガード取付部材の前後方向の取付位置とガード本体の前後方向の取付位置とをより高い自由度を持ってそれぞれ設定することが可能となり、周辺部材に影響されることなくプロペラシャフトガードを車体側に取付けることができる。
また、ガード本体のU形状の内側に配置されるプロペラシャフトが車両前後方向に沿って斜め下後方へ傾斜して延びるので、ガード本体を車両前方に配置するほど、ガード本体の下方への突出を抑えることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のプロペラシャフトガードであって、左右の突出部は、支持部に載置された状態で固定され
上記構成では、左右の突出部が支持部に載置された状態で固定されている。このため、ガード本体に上方から荷重が加わった場合、ガード本体を介して突出部へ入力する荷重は、突出部と支持部との当接面と、突出部と支持部との固定部分との双方を介して支持部へ伝わる。従って、突出部から支持部へ入力する荷重は、突出部と支持部との当接面及び固定部分とに分散されるので、突出部と支持部との固定部分に入力する荷重は減少し、固定部分の損傷を防ぐことができる。また、ガード取付部材の全体としての取付強度を増大させることができる。
本発明によれば、周辺部材に影響されることなく車体側に取付けることができる。
本実施形態に係るプロペラシャフトガードを備える車両を斜め前下方から視た斜視図である。 図1の車両の車体フレームの要部側面図である。 図2のIII-III矢視断面斜視図である。 本実施形態に係るプロペラシャフトガードを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは上方を、矢印INは車幅内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るプロペラシャフトガード5が適用される車両1は、例えば、キャブ3がエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型のトラックであり、車体フレーム2と、エンジンと、プロペラシャフト4と、プロペラシャフト4を保護するプロペラシャフトガード5とを備える。
図1~図3に示すように、車体フレーム2は、車幅方向の両側で車両の前後方向に沿って延びる左右のサイドメンバ9と、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ9同士を連結する複数のクロスメンバ10とを有する。サイドメンバ9は、相対向する上壁部11及び下壁部12と、上下方向に起立して上壁部11と下壁部12の車幅方向外側を連結する縦壁部13を有する。縦壁部13には、後述するプロペラシャフトガード5の支持バー(支持部)23を固定するバー固定ボルト31が挿通されるバー固定ボルト挿通孔(図示省略)が形成される。なお、図2には、左側のサイドメンバ10のみを示している。
エンジンは、キャブ3の下方に配置されるエンジンルーム(図示省略)に設けられて車体フレーム2の前方に支持される。エンジンの後方にはエンジンから出力された回転動力を変速し、プロペラシャフト4へと伝達するトランスミッション6が配置される。
プロペラシャフト4は、第1プロペラシャフト14と第2プロペラシャフト15とを有し、前後方向に延びてトランスミッション6の出力軸とリヤアクスル7とを連結する。エンジンからトランスミッション6を介してプロペラシャフト4へと伝達された回転動力は、第1プロペラシャフト14から第2プロペラシャフト15へ伝達され、リヤアクスル7を介して後輪8へと伝達される。第1プロペラシャフト14と第2プロペラシャフト15とは、スライディングヨーク16を介して接続される。
第1プロペラシャフト14は、前後方向に延びる略円柱状部材であり、前端部がトランスミッション6の出力軸に接続され、後端部が第1ジョイント部19によって後述するスライディングヨーク16に連結される。第1プロペラシャフト14の後端側は、センタベアリング17及びセンタベアリングブラケット18によってクロスメンバ10に支持されている。センタベアリングブラケット18は、クロスメンバ10の下面に固定されている。
第2プロペラシャフト15は、前後方向に沿って斜め下後方へ傾斜して延びる略円柱状部材であり、前端部に形成される係合部(図示省略)が後述するスライディングヨーク16の係合孔(図示省略)にスプライン係合され、後端部が第2ジョイント部20によってリヤアクスル7に連結される。
スライディングヨーク16は、前端部が第1ジョイント部19によって第1プロペラシャフト14の後端部に連結され、後端部が後方に延びるスプライン状の係合孔に第2プロペラシャフト15の前端側に形成される係合部が挿入されることによってスプライン係合している。スライディングヨーク16は、前端部が第1ジョイント部19よって第1プロペラシャフト14に連結され、後端部の係合孔が第2プロペラシャフト15の係合部にスプライン係合することによって、第1プロペラシャフト14と第2プロペラシャフト15とを接続する。スライディングヨーク16及び第2プロペラシャフト15は、リヤアクスル7の上下方向の移動に連動して第1ジョイント部19を中心に傾動する。
図4に示すように、プロペラシャフトガード5は、ガード取付部材21とガード本体22とを有し、ガード本体22が第2プロペラシャフト15の前後方向の前側下方に配置されるように左右のサイドメンバ9に固定されることによって車体フレーム2に支持されている。ガード取付部材21は、支持バー23と左右1対のプレート部材(突出部)24とを有する。
支持バー23は、車幅方向に延びる平板状部材であり、第1バー25と第2バー26とを有する。第1バー25は、上下方向に延びる第1縦板部27と、第1縦板部27の下端縁から車幅方向内側へ曲折して車幅方向右側まで延びる第1横板部28とを有する。第1縦板部27には、左側のサイドメンバ9と第1バー25とを固定するバー固定ボルト31が挿通するバー固定ボルト挿通孔(図示省略)が形成され、第1横板部28の車幅方向右端部には、第1バー25と第2バー26とを固定するバー調整ボルト33が挿通するバー調整ボルト挿通孔(図示省略)が形成される。第2バー26は、上下方向に延びる第2縦板部29と、第2縦板部29の下端縁から車幅方向内側へ曲折して延びる第2横板部30とを有する。第2縦板部29には、右側のサイドメンバ8と第2バー26とを固定するバー固定ボルト31が挿通するバー固定ボルト挿通孔(図示省略)が形成され、第2横板部30の車幅方向左端部にはバー調整ボルト33がスライド移動可能に挿通するスライド孔(図示省略)が形成される。第1バー25と第2バー26とは、第1バー25のバー調整ボルト挿通孔と第2バー26のスライド孔とを合わせた状態で、第1バー25の車幅方向右端部の下面に第2バー26の車幅方向左端部の上面を当接させ、第1バー25のバー調整ボルト挿通孔と第2バー26のスライド孔とにバー調整ボルト33を下方から挿通させ、バー調整ナット34を締結させることによって連結される。
支持バー23は、第1縦板部27及び第2縦板部29のバー固定ボルト挿通孔と左右のサイドメンバ9のバー固定ボルト挿通孔を合わせた状態で、サイドメンバ9の車幅方向内面と第1縦板部27及び第2縦板部29の車幅方向外面を当接させ、第1縦板部27及び左側のサイドメンバ9のバー固定ボルト挿通孔と第2縦板部29及び右側のサイドメンバ9のバー固定ボルト挿通孔とにバー固定ボルト31を車幅方向内側からそれぞれ挿通させ、バー固定ナット32をそれぞれ締結させることによって、車体フレーム2に固定される。
左右のプレート部材24は、略矩形平板状部材であり、支持バー23の第1バー25の上面に車幅方向を中心として左右対称に載置された状態で、その後端縁及び後端部の車幅方向両端縁と、支持バー23の上面部とが溶接されることによって支持バー23に固定される。左右のプレート部材24は、支持バー23に溶接された状態で前方に延びる本体支持部35を有する。本体支持部35には、ガード本体22を固定する本体固定ボルト36が挿通する本体固定ボルト挿通孔(図示省略)が形成される。
ガード本体22は、下方へ突出するU形状の平板状部材であるU形状部38と、U形状部38の左右の上端部から車幅方向外側に曲折して延びる本体固定部39とを有する。本体固定部39の略中心には、本体固定ボルト36が挿通する本体固定ボルト挿通孔(図示省略)が形成される。ガード本体22は、ガード本体22側の本体固定ボルト挿通孔に左右のプレート部材24の本体固定ボルト挿通孔を合わせた状態で、左右のプレート部材24の本体支持部35の下面に本体固定部39の上面を当接し、本体固定ボルト36をガード本体22及び左右のプレート部材24の本体固定ボルト挿通孔に挿通させ、本体固定ナット37を締結させることによって、ガード取付部材21に取付けられる。ガード本体22のU形状部38の内側には、第2プロペラシャフト15が配置される。
プロペラシャフトガード5は、リヤアクスル7の上下方向の移動に連動する第2プロペラシャフト15の傾動によって、第2プロペラシャフト15が所定の傾斜角度以上に斜め下後方へ傾斜した際に、スライディングヨーク16の係合部が第2プロペラシャフト15の係合孔から抜け落ち、第2プロペラシャフト15と第1プロペラシャフト14との連結が解除され、第2プロペラシャフト15の前端側が脱落した場合、ガード本体22が脱落した第2プロペラシャフト15の前端側を下方から支持することによって、脱落した第2プロペラシャフト15の前端部と地面との接触を防止する。
上記のように構成されたプロペラシャフトガード5では、左右のサイドメンバ9に支持されるガード取付部材21に前方に延びる左右のプレート部材24が設けられ、左右のプレート部材24の前端部にガード本体22が固定されているので、ガード取付部材21の取付位置をクロスメンバ10の下面以外に設定し、ガード本体22の取付位置をガード取付部材21の取付位置の前方に設定することができる。従って、ガード取付部材21の前後方向の取付位置とガード本体22の前後方向の取付位置とをより高い自由度を持ってそれぞれ設定することが可能となり、周辺部材に影響されることなくプロペラシャフトガード5を車体側に取付けることができる。
また、ガード本体22のU形状の内側に配置されるプロペラシャフト4が車両前後方向に沿って斜め下後方へ傾斜して延びるので、ガード本体22を車両前方に配置するほど、ガード本体22の下方への突出を抑えることができる。
また、左右のプレート部材24が支持バー23に載置された状態で固定されている。このため、ガード本体22に上方から荷重が加わった場合、ガード本体22を介して左右のプレート部材24へ入力する荷重は、左右のプレート部材24と支持バー23との当接面と、左右のプレート部材24と支持バー23との固定部分との双方を介して支持バー23へ伝わる。従って、左右のプレート部材24から支持バー23へ入力する荷重は、左右のプレート部材24と支持バー23との当接面及び固定部分とに分散されるので、左右のプレート部材24と支持バー23との固定部分に入力する荷重は減少し、固定部分の損傷を防ぐことができる。また、ガード取付部材21の全体としての取付強度を増大させることができる。
なお、上記実施形態では、左右のプレート部材24が支持バー23に溶接された状態で、前方に延びる本体支持部35を有する構造が例示されているが、これに限定されるものではない。例えば、左右のプレート部材24が支持バー23に溶接された状態で、後方に延びる本体支持部35を有する構造であってもよい。
また、左右のプレート部材24は、支持バー23の上面に載置された状態で溶接される構造が例示されているが、これに限定されるものではない。例えば、左右のプレート部材24と支持バー23とに左右のプレート部材24と支持バー23とを固定するボルトが挿通する挿通孔を形成し、左右のプレート部材24が支持バー23に載置された状態でボルトを左右のプレート部材24及び支持バー23の挿通孔に挿通して締結させることによって、左右のプレート部材24を支持バー23に固定する構造であってもよい。
また、プロペラシャフトガード5は、ガード本体22が第2プロペラシャフト15の前後方向の前側下方に配置されるように左右のサイドメンバ9に固定されることによって車体フレーム2に支持されているが、これに限定されるものではなく、第2プロペラシャフト15が脱落した際に、第2プロペラシャフト15と地面との接触を防ぐことができる位置に配置されていればよい。例えば、プロペラシャフトガード5をガード本体22が第2プロペラシャフト15の前後方向の略中央の下方に配置されるように左右のサイドメンバ9に固定される構造であってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明のプロペラシャフトガードの構造は、トラックその他の車両に広く利用することができる。
1 車両
2 車体フレーム
3 キャブ
4 プロペラシャフト
5 プロペラシャフトガード
6 トランスミッション
7 リヤアクスル
8 後輪
9 サイドメンバ
10 クロスメンバ
11 上壁部
12 下壁部
13 縦壁部
14 第1プロペラシャフト
15 第2プロペラシャフト
16 スライディングヨーク
17 センタベアリング
18 センタベアリングブラケット
19 第1ジョイント部
20 第2ジョイント部
21 ガード取付部材
22 ガード本体
23 支持バー(支持部)
24 プレート部材(突出部)
25 第1バー
26 第2バー
27 第1縦板部
28 第1横板部
29 第2縦板部
30 第2横板部
31 バー固定ボルト
32 バー固定ナット
33 バー調整ボルト
34 バー調整ナット
35 本体支持部
36 本体固定ボルト
37 本体固定ナット
38 U形状部
39 本体固定部

Claims (2)

  1. 車体フレームが、車幅方向の両側で車両前後方向に延びる左右のサイドメンバと、車幅方向に延びて前記左右のサイドメンバ同士を連結する複数のクロスメンバとを有し、プロペラシャフトが、前記左右のサイドメンバの間で車両前後方向に沿って斜め下後方へ傾斜して延びる車両に、前記プロペラシャフトを保護するために設けられるプロペラシャフトガードであって、
    車両前後方向に離間する前記クロスメンバの間で車幅方向に延び、前記左右のサイドメンバに固定されることによって前記車体フレームに支持される支持部と、前記支持部から前方又は後方へ延びる左右1対の突出部とを有するガード取付部材と、
    左右の上端部が前記左右1対の突出部の前端部又は後端部に固定されて下方へ突出するU形状であり、その内側に前記プロペラシャフトが配置されるガード本体と、を備え
    ことを特徴とするプロペラシャフトガード。
  2. 請求項1に記載のプロペラシャフトガードであって、
    前記左右の突出部は、前記支持部に載置された状態で固定される
    ことを特徴とするプロペラシャフトガード。
JP2017032462A 2017-02-23 2017-02-23 プロペラシャフトガード Active JP7054464B2 (ja)

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