JP7057310B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
本発明は、下部走行体の油圧アクチュエータに、センタジョイントを通じて作動油を供給する作業機械に関する。
一般的な作業機械において、作動油タンクや油圧ポンプは上部旋回体に搭載され、作動油の供給を受けて履帯を駆動する走行モータ等は下部走行体に設けられている。そのため、下部走行体と上部旋回体との間で作動油を授受するために、センタジョイントを用いる必要がある。
そして、センタジョイントと走行モータとを接続するホースを、フレームの内部空間を通すことによって、岩石などと衝突して損傷するのを防ぐ技術が特許文献1、2に開示されている。より詳細には、特許文献1、2では、フレームの内部空間に配置された隔壁に開口を設けて、ホースを通過させている。
しかしながら、特許文献1、2の構成では、作業機械の振動によって、ホースが開口周縁のエッジに繰り返し接触する。その結果、接触部分の劣化が促進されて、ホースの寿命が短くなると言う課題がある。
一方、特許文献3のように、ホースに代えて鋼管を用いれば、エッジとの接触部分の劣化は軽減される。しかしながら、可撓性の低い鋼管をフレームの内部空間に敷設するのは、組立及びメンテナンスの作業性を損なうと言う課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、組立及びメンテナンスの作業性を損なうことなく、フレーム内の隔壁と繰り返し接触することに起因する作動油配管の損傷を防止した作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、フレームを有する下部走行体と、前記フレームに旋回可能に支持された上部旋回体と、前記フレームに搭載された油圧アクチュエータと、前記フレームの内部空間に配置されて、前記上部旋回体に搭載された油圧ポンプから吐出される作動油を、前記油圧アクチュエータに供給するセンタジョイントと、前記フレームの内部空間を通って、前記センタジョイントと前記油圧アクチュエータとを接続する作動油配管とを備える作業機械において、前記作動油配管は、前記フレーム内部の隔壁に設けられた開口を通過する部分を金属配管とし、前記開口より前記油圧アクチュエータ側の一部を、前記金属配管より可撓性の高い可撓配管としたことを特徴とする。
本発明によれば、組立及びメンテナンスの作業性を損なうことなく、フレーム内の隔壁と繰り返し接触することに起因する作動油配管の損傷を防止することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
[第1実施形態]
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対の無限軌道8と、排土ブレード10とを備える。但し、下部走行体2は、無限軌道8に代えて、装輪式であってもよい。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対の無限軌道8と、排土ブレード10とを備える。但し、下部走行体2は、無限軌道8に代えて、装輪式であってもよい。
左右一対の無限軌道8は、後端に配置された駆動輪8aと、前端に配置された従動輪8bと、駆動輪8a及び従動輪8bの間に配置された複数のローラ8cと、駆動輪8a、従動輪8b、及びローラ8cに巻回された履帯8dとを主に備える。そして、走行モータ9(図2参照)の回転が伝達されて駆動輪8aが回転することによって、履帯8dが回転する。その結果、油圧ショベル1が走行する。
排土ブレード10は、下部走行体2の前端において、フレーム20(図3参照)に支持されている。排土ブレード10は、概ね前後方向及び左右方向に延設される板状の部材である。排土ブレード10は、ブレードシリンダ11(図2参照)によって、地面に接地した接地位置と、地面から離間した離間位置との間を上下方向に移動可能に構成されている。そして、排土ブレード10を接地位置に配置して下部走行体2を前進させると、地面上の土砂を移動させることができる。
上部旋回体3は、旋回モータ(図示省略)によって旋回可能な状態で下部走行体2に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前方中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4(作業装置)と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後部に配置されたカウンタウェイト6とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d~4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、円弧状をした重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。また、キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
図2は、油圧ショベル1の油圧回路の模式図である。図2に示すように、油圧ショベル1は、作動油タンク12に貯留された作動油が油圧ポンプ13によって、油圧シリンダ4d~4f、走行モータ9、ブレードシリンダ11、及び不図示の旋回モータ等に圧送されることにより、油圧ショベル1が動作する。
より詳細には、作動油タンク12及び油圧ポンプ13は、上部旋回体3に搭載されている。そして、上部旋回体3に搭載される油圧シリンダ4d~4fには、油圧ポンプ13から吐出される作動油が油圧配管(図示省略)を通じて供給される。一方、下部走行体2に搭載される走行モータ9及びブレードシリンダ11(以下、これらを総称して、「油圧アクチュエータ」と表記することがある。)には、油圧ポンプ13から吐出される作動油がセンタジョイント14を経由して供給される。
センタジョイント14は、下部走行体2のフレーム20に搭載される。センタジョイント14は、下部走行体2と上部旋回体3との間で作動油の流路を接続する、所謂「回転継手」である。センタジョイント14は、油圧ポンプ13とセンタジョイント14とを接続する作動油配管(図示省略)が捻じれるのを防ぐために設けられる。センタジョイント14は、例えば、相対回転可能な外側継手と内側継手とで構成される。センタジョイント14の構成は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
図3は、下部走行体2のフレーム20の構造を示す斜視図である。図4は、第1実施形態に係るフレーム20の平面図である。図3及び図4に示すように、下部走行体2のフレーム20は、センタフレーム21と、センタフレーム21の左右に配置される一対のサイドフレーム22、23とで構成される。
センタフレーム21は、下部走行体2の中央に配置されて、上部旋回体3を旋回可能に支持すると共に、センタジョイント14を収容する。センタフレーム21は、例えば、下丸胴24と、上丸胴25と、下板26と、上板27と、複数の側板28a~28hとで構成される中空(ボックス形状)のフレームである。
下丸胴24及び上丸胴25は、概ね筒形状(円筒形状)の外形を呈する。そして、下丸胴24及び上丸胴25は、センタフレーム21の中央において、上下方向に積層される。下丸胴24及び上丸胴25は、センタフレーム21の周胴部30を構成する。
下板26及び上板27は、概ねX字形状の外形を呈する板状の部材である。下板26は、下丸胴24の下面を閉塞すると共に、周胴部30から放射状に延びる脚部31、32、33、34の下壁を構成する。上板27は、下丸胴24及び上丸胴25の間に配置されると共に、脚部31~34の上壁を構成する。
複数の側板28a~28hは、脚部31~34の側壁を構成する。より詳細には、側板28a、28bは、脚部31の下板26及び上板27の間において、互いに離間して立設される。側板28c、28dは、脚部32の下板26及び上板27の間において、互いに離間して立設される。側板28e、28fは、脚部33の下板26及び上板27の間において、互いに離間して立設される。側板28g、28hは、脚部34の下板26及び上板27の間において、互いに離間して立設される。
周胴部30は、センタフレーム21の中央に位置して、上部旋回体3を旋回可能に支持すると共に、センタジョイント14を収容する。より詳細には、上部旋回体3は、上丸胴25の上端に支持された旋回ベアリング(図示省略)を介して旋回可能に支持される。また、センタジョイント14は、上丸胴25の内部において、上丸胴25の上面を構成するグリスバス25aに設置される。さらに、グリスバス25aには、センタジョイント14を上方に露出させる開口25bが形成されている。さらに図示は省略するが、下板26及び上板27には、センタジョイント14にアクセスするための穴が設けられている。
脚部31~34は、周胴部30とサイドフレーム22、23とを接続する。より詳細には、脚部31は、周胴部30から左前方に延びて、サイドフレーム22の前端側に接続される。脚部32は、周胴部30から左後方に延びて、サイドフレーム22の後端側に接続される。脚部33は、周胴部30から右前方に延びて、サイドフレーム23の前端側に接続される。脚部34は、周胴部30から右後方に延びて、サイドフレーム23の後端側に接続される。
周胴部30及び脚部31~34は、それぞれが内部空間を有する中空構造である。そして、周胴部30の内部空間と脚部31~34の内部空間とは、周胴部30の側壁(すなわち、下丸胴24)によって隔てられている。換言すれば、下丸胴24は、周胴部30及び脚部31~34の内部空間を隔てる隔壁である。
サイドフレーム22は、センタフレーム21の左方において、前後方向に延設されている。サイドフレーム23は、センタフレーム21の右方において、前後方向に延設されている。そして、サイドフレーム22、23は、それぞれが無限軌道8及び走行モータ9を支持する。なお、サイドフレーム22、23の構成は共通するので、以下、サイドフレーム22について詳細に説明する。
駆動輪8aは、サイドフレーム22の後端部の外側に回転可能に支持されている。また、走行モータ9は、サイドフレーム22の後端部の内側に設けられた収容空間22a内に収容されている。そして、脚部32の内部空間と収容空間22aとは、サイドフレーム22の走行モータ9側の先端に設けられたブラケット(隔壁)29によって隔てられている。
図4に示すように、センタジョイント14と走行モータ9とは、作動油配管40によって接続されている。作動油配管40は、センタジョイント14からフレーム20の内部空間を通って、走行モータ9にまで延設されている。より詳細には、作動油配管40は、一端がセンタジョイント14に接続され、周胴部30(下丸胴24)の内部空間、脚部32の内部空間、及び収容空間22aを経て、他端が走行モータ9に接続される。
そのため、下丸胴24及びブラケット29には、作動油配管40を通過させるための開口24a、29aが形成されている。図5は、第1実施形態に係る周胴部30及び脚部32の境界付近の平面図である。図6は、第1実施形態に係る脚部32及び収容空間22aの境界付近の側面図である。
図5に示すように、開口24aは、周胴部30の内部空間と、脚部32の内部空間とを連通させる。また、図6に示すように、開口29aは、脚部32の内部空間と、収容空間22aとを連通させる。そして、作動油配管40は、開口24a、29aを通じて、センタジョイント14から走行モータ9にまで延設されている。
作動油配管40は、センタジョイント14から走行モータ9に作動油を相互に吐出及び流入させる一対の配管40a、40bからなる。すなわち、走行モータ9を第1方向に回転させる場合、配管40a(供給配管)を通じてセンタジョイント14から走行モータ9に作動油が吐出され、配管40b(戻り配管)を通じて走行モータ9からセンタジョイント14に作動油が流入する。一方、走行モータ9を第1方向と反対の第2方向に回転させる場合、配管40b(供給配管)を通じてセンタジョイント14から走行モータ9に作動油が吐出され、配管40a(戻り配管)を通じて走行モータ9からセンタジョイント14に作動油が流入する。なお、配管40a、40bの基本的な構成は共通する。そこで、配管40a、40bに共通の構成を説明する際には、単に「作動油配管40」と表記する。
図4に示すように、第1実施形態に係る作動油配管40は、金属配管41、42と、可撓配管43とで構成されている。より詳細には、可撓配管43の一端に金属配管41が接続され、可撓配管43の他端に金属配管42が接続されて、1本の作動油配管40が構成されている。すなわち、作動油配管40は、両端部が金属配管41、42で、中央部が可撓配管43で構成されている。
金属配管41、42は、金属(例えば、鋼、ステンレス、或いはそれらの組み合わせ)で形成される配管である。可撓配管43は、可撓性の高い素材(例えば、樹脂、布、或いはそれらの組み合わせ)で形成される、所謂「ホース」である。但し、可撓配管43は、金属のワイヤー等で補強されていてもよい。金属配管41、42は、例えば可撓配管43と比較して、強度、剛性、耐衝撃性などが高い反面、可撓性が低い。
図5に示すように、金属配管41の一端は、脚部32の内部空間において、可撓配管43に接続されている。また、金属配管41の他端は、周胴部30の内部空間において、センタジョイント14に接続されている。すなわち、金属配管41は、センタジョイント14から下丸胴24に形成された開口24aを通過して、脚部32の内部空間にまで延設されている。また、金属配管41は、開口24a周縁のエッジから離間した位置において、開口24aを通過する。
また、配管40aの一部を構成する金属配管41aと、配管40bの一部を構成する金属配管41bとは、周胴部30の内部空間(すなわち、下丸胴24の側壁よりセンタジョイント14側)において、固定部材44によって固定されている。本実施形態に係る固定部材44は、金属配管41a、41bを結束した状態で、下板26に固定されている。他の例として、固定部材44は、上板27或いは下丸胴24に固定されていてもよい。
図6に示すように、金属配管42の一端は、脚部32の内部空間において、可撓配管43に接続されている。また、金属配管42の他端は、収容空間22aにおいて、走行モータ9に接続されている。すなわち、金属配管42は、走行モータ9からブラケット29に形成された開口29aを通過して、脚部32の内部空間にまで延設されている。また、金属配管42は、開口29a周縁のエッジから離間した位置において、開口29aを通過する。
また、配管40aの一部を構成する金属配管42aと、配管40bの一部を構成する金属配管42bとは、収容空間22a(すなわち、ブラケット29より走行モータ9側)において、固定部材45によって固定されている。固定部材45は、金属配管42a、42bを結束した状態で、収容空間22aを画定する壁に固定されている。
図4に示すように、可撓配管43は、脚部32の内部空間に配置されている。より詳細には、可撓配管43は、脚部32の内部空間において、金属配管41、42に接続されている。すなわち、可撓配管43は、開口24a、29aを通じて連通された2つの空間に跨って配置されていない。
第1実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
第1実施形態によれば、作動油配管40の開口24a、29aを通過する部分を、可撓性の低い金属配管41、42としたので、油圧ショベル1の駆動時に発生する振動によって、金属配管41、42が開口24a、29a周縁のエッジに接触することを防止できる。また、金属配管41、42は剛性が高いので、開口24a、29a周縁のエッジに接触したとしても劣化しにくい。
また、第1実施形態によれば、金属配管41、42の間を、可撓性の高い可撓配管43としたので、作動油配管40の取付時に脚部32を通過させる際の作業性が向上する。なお、可撓配管43は、油圧ショベル1の振動によって脚部32の内壁に接触する。しかしながら、可撓配管43と脚部32の内壁とは面接触するので、可撓配管43へのダメージは少ない。
また、第1実施形態によれば、金属配管41a、41bを結束した固定部材44を、周胴部30の内壁に固定したので、金属配管41a、41bが開口24a周縁のエッジに接触するのを、有効に防止できる。また、金属配管42a、42bを結束した固定部材45を、収容空間22aの内壁に固定したので、金属配管42a、42bが開口29a周縁のエッジに接触するのを、有効に防止できる。
なお、固定部材44、45は、内壁などに固定されていなくてもよい。すなわち、固定部材44、45は、一対の金属配管を結束する結束部材として機能してもよい。これにより、油圧ショベル1の振動が内壁を通じて金属配管41、42に伝搬しにくくなるので、金属配管41、42が開口24a、29a周縁のエッジに接触しにくくなる。
また、第1実施形態では、金属配管41をセンタジョイント14に直接接続し、金属配管42を走行モータ9に直接接続した例を説明した。しかしながら、作動油配管40の構成はこれに限定されない。他の例として、金属配管41とセンタジョイント14とを可撓配管で接続してもよいし、金属配管42と走行モータ9とを可撓配管で接続してもよい。すなわち、金属配管41、42は、開口24a、29aを通過する位置に少なくとも設けられていればよい。
[第2実施形態]
次に、図7~図11を参照して、第2実施形態に係る作動油配管50を説明する。図7は、第2実施形態に係るフレーム20の平面図である。図8は、第2実施形態に係る周胴部30及び脚部32の境界付近の平面図である。図9は、第2実施形態に係る脚部32及び収容空間22aの境界付近の側面図である。図10は、プレートASSY54の側断面図である。図11は、プレートASSY54の正面図である。
次に、図7~図11を参照して、第2実施形態に係る作動油配管50を説明する。図7は、第2実施形態に係るフレーム20の平面図である。図8は、第2実施形態に係る周胴部30及び脚部32の境界付近の平面図である。図9は、第2実施形態に係る脚部32及び収容空間22aの境界付近の側面図である。図10は、プレートASSY54の側断面図である。図11は、プレートASSY54の正面図である。
なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。第2実施形態に係る油圧ショベル1の基本的な構成は、第1実施形態と共通する。一方、第2実施形態は、作動油配管50の構成及び固定の仕方が第1実施形態と相違する。
図7に示すように、第2実施形態に係る作動油配管50は、可撓配管51、52、53と、プレートASSY54、55とで構成される。より詳細には、可撓配管51は周胴部30内に配置され、可撓配管52は脚部32内に配置され、可撓配管53は収容空間22aに配置される。そして、プレートASSY54は、開口24aの位置において、可撓配管51、52に接続される。また、プレートASSY55は、開口29aの位置において、可撓配管52、53に接続される。
また、図8及び図9に示すように、作動油配管50は、一対の配管50a、50bで構成される。一対の配管50a、50bの役割は、一対の配管40a、40bと共通する。そして、作動油配管50は、配管50a用の可撓配管51a、52a、53aと、配管50b用の可撓配管51b、52b、53bとを含む。一方、プレートASSY54、55は、配管50a、50bに共通する。
図10及び図11に示すように、プレートASSY54は、プレート56と、金属配管57a、57bと、ナット58a、58bとで構成される。なお、プレートASSY54、55の構成は共通するので、以下、プレートASSY54を中心に説明する。
プレート56は、貫通孔56a、56bと、ボルト穴56c、56dとが形成された板状の部材である。そして、図8に示すように、プレートASSY54のプレート56は、開口24aの少なくとも一部を閉塞するように、ボルト穴56c、56dに挿通されたボルト59a、59bによって、下丸胴24の壁面に固定される。また、図9に示すように、プレートASSY55のプレート56は、開口29aの少なくとも一部を閉塞するように、ボルト穴56c、56dに挿通されたボルト59a、59bによって、ブラケット29に固定される。
金属配管57aは、一端に設けられた第1装着部60aと、他端に設けられた第2装着部61aと、第1装着部60a及び第2装着部61aの間に設けられたフランジ部62aとで構成される。フランジ部62aの外形寸法は、貫通孔56aより大きく設定される。
そして、金属配管57aは、第2装着部61aの側から貫通孔56aに挿入され、第2装着部61a側にナット58aが螺合される。そして、金属配管57aは、フランジ部62aとナット58aとでプレート56を挟持することによって、プレート56を貫通した状態で固定される。その結果、図8及び図9に示すように、金属配管57aは、開口24a、29aを通過する。
金属配管57bは、一端に設けられた第1装着部60bと、他端に設けられた第2装着部61bと、第1装着部60b及び第2装着部61bの間に設けられたフランジ部62bとで構成される。フランジ部62bの外形寸法は、貫通孔56bより大きく設定される。
そして、金属配管57bは、第2装着部61bの側から貫通孔56bに挿入され、第2装着部61b側にナット58bが螺合される。そして、金属配管57bは、フランジ部62bとナット58bとでプレート56を挟持することによって、プレート56を貫通した状態で固定される。その結果、図8及び図9に示すように、金属配管57bは、開口24a、29aを通過する。
図8に示すように、可撓配管51a、51bの一端は、センタジョイント14に接続される。また、可撓配管51a、51bの他端は、周胴部30内において、プレートASSY54の第1装着部60a、60bに装着される。さらに、可撓配管52a、52bの一端は、脚部32内において、プレートASSY54の第2装着部61a、61bに装着される。
図9に示すように、可撓配管52a、52bの他端は、脚部32内において、プレートASSY55の第2装着部61a、61bに装着される。また、可撓配管53a、53bの一端は、走行モータ9に接続される。さらに、可撓配管53a、53bの他端は、収容空間22a内において、プレートASSY55の第1装着部60a、60bに装着される。
第2実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加えて、開口24a、29aを通過する金属配管57a、57bを安定して保持することができる。
なお、第2実施形態では、可撓配管51a、51bに代えて、金属配管でセンタジョイント14及びプレートASSY54を接続してもよい。同様に、可撓配管53a、53bに代えて、金属配管で走行モータ9及びプレートASSY55を接続してもよい。
[その他の変形例]
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、金属で一体成形された金属配管41、42、57a、57bの例を説明したが、金属配管41、42、57a、57bの具体的な構成はこれに限定されない。他の例として、金属配管41、42、57a、57bは、可撓配管の外面にプロテクタを装着したものでもよい。プロテクタは、金属で形成された円筒形状の部材である。すなわち、金属配管41、42、57a、57bは、少なくとも外面が金属であればよい。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、金属で一体成形された金属配管41、42、57a、57bの例を説明したが、金属配管41、42、57a、57bの具体的な構成はこれに限定されない。他の例として、金属配管41、42、57a、57bは、可撓配管の外面にプロテクタを装着したものでもよい。プロテクタは、金属で形成された円筒形状の部材である。すなわち、金属配管41、42、57a、57bは、少なくとも外面が金属であればよい。
また、本発明の適用箇所は、センタジョイント14と走行モータ9とを接続する作動油配管40、50に限定されない。他の例として、本発明は、センタジョイント14とブレードシリンダ11とを接続する作動油配管に適用してもよいし、センタジョイント14と下部走行体2が支持する他の油圧アクチュエータとを接続する作動油配管に適用してもよい。
さらに、本発明の適用範囲は、油圧ショベル1に限定されず、クレーン車、解体車両など、下部走行体2に対して上部旋回体3が旋回するあらゆる作業機械に適用できる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機(作業装置)
4a ブーム
4b アーム
4c ケット
4d~4f,12 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
8 無限軌道
8a 駆動輪
8b 従動輪
8c ローラ
8d 履帯
9 走行モータ
10 排土ブレード
11 ブレードシリンダ
12 作動油タンク
13 油圧ポンプ
14 センタジョイント
20 フレーム
21 センタフレーム
22,23 サイドフレーム
24 下丸胴
24a,25b,29a 開口
25 上丸胴
25a グリスバス
26 下板
27 上板
28a~28h 側板
29 隔壁
30 周胴部
31,32,33,34 脚部
40,50 作動油配管
40a,40b,50a,50b 配管
41,42,57a,57b 金属配管
43,51,52,53 可撓配管
44,45 固定部材
54,55 プレートASSY
56 プレート
56a,56b 貫通孔
56c,56d ボルト穴
58a,58b ナット
59a,59b ボルト
60a,60b 第1装着部
61a,61b 第2装着部
62a,62b フランジ部
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機(作業装置)
4a ブーム
4b アーム
4c ケット
4d~4f,12 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
8 無限軌道
8a 駆動輪
8b 従動輪
8c ローラ
8d 履帯
9 走行モータ
10 排土ブレード
11 ブレードシリンダ
12 作動油タンク
13 油圧ポンプ
14 センタジョイント
20 フレーム
21 センタフレーム
22,23 サイドフレーム
24 下丸胴
24a,25b,29a 開口
25 上丸胴
25a グリスバス
26 下板
27 上板
28a~28h 側板
29 隔壁
30 周胴部
31,32,33,34 脚部
40,50 作動油配管
40a,40b,50a,50b 配管
41,42,57a,57b 金属配管
43,51,52,53 可撓配管
44,45 固定部材
54,55 プレートASSY
56 プレート
56a,56b 貫通孔
56c,56d ボルト穴
58a,58b ナット
59a,59b ボルト
60a,60b 第1装着部
61a,61b 第2装着部
62a,62b フランジ部
Claims (9)
- フレームを有する下部走行体と、
前記フレームに旋回可能に支持された上部旋回体と、
前記フレームに搭載された油圧アクチュエータと、
前記フレームの内部空間に配置されて、前記上部旋回体に搭載された油圧ポンプから吐出される作動油を、前記油圧アクチュエータに供給するセンタジョイントと、
前記フレームの内部空間を通って、前記センタジョイントと前記油圧アクチュエータとを接続する作動油配管とを備える作業機械において、
前記作動油配管は、
前記フレーム内部の隔壁に設けられた開口を通過する部分を金属配管とし、
前記開口より前記油圧アクチュエータ側の一部を、前記金属配管より可撓性の高い可撓配管としたことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記作動油配管は、前記金属配管と前記センタジョイントとを接続する部分を、前記可撓配管としたことを特徴とする作業機械。 - 請求項2に記載の作業機械において、
前記開口を閉塞するように前記隔壁に装着され、前記金属配管を貫通させた状態で固定するプレートを備え、
前記金属配管は、前記プレートの両側に突出して、両端に前記可撓配管が装着される一対の装着部を有することを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記金属配管は、前記センタジョイントから前記開口を通過する位置まで延設され、
前記隔壁より前記センタジョイント側において、前記フレームの内壁に前記金属配管を固定する固定部材を備えることを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記作動油配管は、
前記センタジョイントから前記油圧アクチュエータに作動油を供給する供給配管と、
前記油圧アクチュエータから前記センタジョイントに作動油を戻す戻り配管とを含み、
前記供給配管及び前記戻り配管の前記金属配管同士を結束する結束部材を備えることを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記油圧アクチュエータは、前記下部走行体を走行させる走行モータであることを特徴とする作業機械。 - 請求項6に記載の作業機械において、
前記フレームは、
前記上部旋回体を旋回可能に支持するセンタフレームと、
前記センタフレームの左右に配置されて、各々が前記走行モータを支持する一対のサイドフレームとを備え、
前記センタフレームは、
内側に前記センタジョイントを収容する筒形状の周胴部と、
前記周胴部及び前記サイドフレームを接続する中空の脚部とを備え、
前記隔壁は、前記周胴部の側壁であって、前記周胴部及び前記脚部の内部空間を連通させる位置に前記開口が形成されていることを特徴とする作業機械。 - 請求項6に記載の作業機械において、
前記フレームは、
前記上部旋回体を旋回可能に支持するセンタフレームと、
前記センタフレームの左右に配置されて、各々が前記走行モータを支持する一対のサイドフレームとを備え、
前記隔壁は、前記サイドフレームの前記走行モータ側の先端に設けられたブラケットであることを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記油圧アクチュエータは、前記下部走行体の前端に装着される排土ブレードを上下させる油圧シリンダであることを特徴とする作業機械。
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-
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