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JP7057527B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
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JP7057527B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、熱交換器の製造方法に関する。
例えば特許文献1に記載された熱交換器は、複数の板状フィンと、これらの各板状フィンに形成された挿通孔に挿入された複数の多穴管と、を備えている。このような熱交換器では、多穴管の内部を流れる冷媒を、板状フィンと接触しながら流れる空気と熱交換させるようになっている。
特開平10-78295号公報
特許文献1に記載された熱交換器において熱伝導性を向上させるには、板状フィンの挿通孔を小さく形成し、多穴管と板状フィンの挿通孔の縁部とのクリアランスを小さくすればよい。しかし、板状フィンの挿通孔を小さくすると、熱交換器を組み立てる際に、多穴管の挿通孔への挿入抵抗が大きくなり、多穴管の挿入作業が困難となる。
本開示は、熱交換器の組み立てを容易に行えるようにすることを目的とする。
(1)本開示の熱交換器の製造方法は、
開口を有するフィンと、
第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に複数の流路が形成され、前記開口に挿入された多穴管と、を備える熱交換器の製造方法であって、
前記第1方向及び前記第2方向とそれぞれ直交する第3方向における前記開口の位置で、前記フィンを前記第1方向に向けて折り曲げる第1工程と、
折り曲げた前記フィンの前記開口に、前記多穴管を挿入する第2工程と、
前記開口に前記多穴管が挿入された前記フィンに対して前記第3方向に力を加えることで、前記開口の位置で前記フィンを前記第1方向に向けてさらに折り曲げる第3工程と、を含む。
このように構成された熱交換器の製造方法では、第3工程においてフィンに対して第3方向に力を加えてフィンを開口の位置で折り曲げることで、フィンの開口の大きさはフィンに力を加える前よりも小さくなるので、第3工程よりも前にフィンの開口の大きさを予め大きくしておくことができる。これにより、第2工程においてフィンの開口に多穴管を挿入する際に、多穴管の挿入抵抗を小さくすることができる。その結果、多穴管をフィンの開口に容易に挿入することができるので、熱交換器の組み立てを容易に行うことができる。また、第1工程においてフィンを開口の位置で事前に折り曲げるので、フィンに折り癖を形成することができる。これより、第3工程においてフィンに力を加えるときに、フィンを意図する方向へ折り曲げることができる。
(2)前記フィンは、プレス成型品であり、
前記第1工程は、プレス成型した前記フィンを前記第3方向において規定の長さで分断する工程よりも前に行われるのが好ましい。
この場合、分断した後のフィンを1枚ずつ折り曲げる場合よりも、フィンの折り曲げ角度にばらつきが生じるのを抑制することができる。
(3)前記第3工程では、前記多穴管を支持しながら前記フィンに対して前記第3方向に力を加えるのが好ましい。
この場合、フィンを容易に折り曲げることができる。
(4)前記フィンは、前記第3方向に間隔をあけて形成された複数の前記開口を有し、
前記第2工程では、前記フィンの複数の前記開口に複数の前記多穴管を個別に挿入し、
前記第3工程では、複数の前記多穴管を支持しながら、隣接する前記多穴管間のピッチが所定長さになるように、前記フィンに対して前記第3方向に力を加えるのが好ましい。
この場合、隣接する多穴管間のピッチを、ヘッダにおける隣接する挿入口間のピッチに揃えることができる。これにより、フィンに力を加えてフィンを折り曲げた後でも、複数の多穴管をそれぞれヘッダの対応する挿入口に挿入することができる。
(5)前記第3工程では、前記フィンの前記第3方向の両端において、前記フィンの前記第2方向の全長に沿って治具ブロックをそれぞれ配置し、これらの治具ブロックを互いに近づけるように、少なくとも一方の治具ブロックを前記第3方向に移動させることで、前記フィンに対して前記第3方向に力を加えるのが好ましい。
この場合、治具ブロックを用いることで、フィンに対して第2方向の全長にわたって均等に力を加えることができる。この治具ブロックを用いてフィンに力を加える方法は、フィンが第2方向に長く形成されている場合に、特に有効である。
実施形態に係る熱交換器が採用された空気調和装置の概略構成図である。 室外熱交換器の概略構成図である。 熱交換部の一部を示す拡大斜視図である。 フィンの元となる板材の正面図である。 成型工程を示す板材の正面図である。 列切断工程を示す板材の正面図である。 折り曲げ工程後の状態を示すフィンの断面図である。 分断工程を示すフィンの断面図である。 分断工程後に複数のフィンを並べた状態を示す側面図である。 挿入工程を示すフィンの断面図である。 挿入工程後の状態を示すフィンの断面図である。 圧縮工程を示すフィンの断面図である。 圧縮工程で使用される治具装置の斜視図である。 治具装置を前側から見た側面図である。 治具装置の使用状態を示す斜視図である。
以下、実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
まず、熱交換器としての室外熱交換器が採用された空気調和装置熱の構成について説明する。図1は、空気調和装置の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房および暖房を行うことが可能な装置である。
<空気調和装置の全体構成>
空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、複数(ここでは2つ)室内ユニット3と、液冷媒連絡管4およびガス冷媒連絡管5と、を備えている。空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と室内ユニット3とが、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して接続されることによって構成されている。
室外ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)または地下室などに設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、アキュムレータ7、圧縮機8、四路切換弁10、室外熱交換器11、室外膨張弁12、液側閉鎖弁13、ガス側閉鎖弁14、及び室外ファン15を有している。各機器7,8,10,11,15および弁12~14間は、冷媒管16~22によって接続されている。
室内ユニット3は、室内に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、室内膨張弁3a、室内熱交換器3b、及び室内ファン3cを有している。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置1では、冷房運転と暖房運転とが行われる。
冷房運転では、室内熱交換器3bを蒸発器として作用させ、室外熱交換器11を凝縮器として作用させる。具体的には、四路切換弁10を図1の実線で示される状態に切り換えることで、圧縮機8、室外熱交換器11、室外膨張弁12、室内膨張弁3a、及び室内熱交換器3bの順に冷媒を循環させる。
暖房運転では、室内熱交換器3bを凝縮器として作用させ、室外熱交換器11を蒸発器として作用させる。具体的には、四路切換弁10を図1の破線で示される状態に切り換えることで、圧縮機8、室内熱交換器3b、室内膨張弁3a、室外膨張弁12、及び室外熱交換器11の順に冷媒を循環させる。
<室外熱交換器>
図2は、室外熱交換器11の概略構成図である。室外熱交換器11は、冷媒と室外空気との熱交換を行う熱交換器である。室外熱交換器11は、主として、熱交換部30と、第1ヘッダ31と、第2ヘッダ32と、を有している。
熱交換部30は、図2の上下方向に間隔をあけて配置された複数の多穴管40と、図2の左右方向に間隔をあけて配置された複数のフィン50と、を有している。
第1ヘッダ31および第2ヘッダ32はいずれも、縦長中空の円筒形状の部材である。第1ヘッダ31には、複数の多穴管40の一端部がそれぞれ挿入されている。第2ヘッダ32には、複数の多穴管40の他端部がそれぞれ挿入されている。各多穴管40の一端部及び他端部は、ロウ付け等によって第1ヘッダ31及び第2ヘッダ32に固定されている。
第1ヘッダ31の内部空間及び第2ヘッダ32の内部空間のうち、一方の内部空間に流入した冷媒は、多穴管40を介して他方の内部空間に流れる。隣り合う多穴管40との間、及び隣り合うフィン50との間には、室外ファン15(図1参照)によって図2の紙面垂直方向に空気が通過する。このように通過する空気と、多穴管40内を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
<熱交換部>
図3は、図2に示す熱交換部30の一部を示す拡大斜視図である。以下の説明においては、図3に示す第1方向Xを前後方向、第2方向Yを左右方向、第3方向Zを上下方向とする。第1方向X、第2方向Y、及び第3方向Zは、互いに直交している。
熱交換部30の多穴管40は、特に限定されないが、例えば、押し出し成形により形成された扁平管である。多穴管40は、前後方向Xに延びて形成されている。多穴管40の内部には、冷媒が流れる小さな流路43が左右方向Yに複数形成されている。
熱交換部30のフィン50は、上下方向Zに延びる板部材であり、空気の通過方向(左右方向Y)に所定の幅を有する。本実施形態のフィン50は、後述する順送金型により製造されたプレス成型品である。フィン50は、上下方向Zに間隔をあけて形成された複数の開口51を有している。本実施形態の各開口51は、フィン50の板厚方向(前後方向X)に貫通して形成された孔である。各開口51は、フィン50の左右方向Yの中間部において、左右方向Yに長く形成されている。
フィン50の各開口51には、多穴管40が挿入されている。なお、図3では、フィン50の2か所の開口51に多穴管40を挿入した状態を示しており、他の開口51に挿入される多穴管40の図示を省略している。多穴管40は、複数のフィン50それぞれの同じ高さ位置に形成された開口51に挿入されている。
フィン50は、複数の屈曲部52を有している。複数の屈曲部52は、上下方向Zにおける複数の開口51の位置で、前後方向Xに向けてそれぞれ折り曲げられている。「屈曲部」とは、フィン50の折り曲げによって曲率を有する領域を指す。なお、屈曲部の曲率は、任意の値に設定される。複数の屈曲部52は、フィン50を交互に反対方向(前方向と後方向)に折り曲げることによって形成されている。
フィン50は、上下方向Zに隣り合う屈曲部52の間に形成された複数の平坦部53を有している。「平坦部」とは、フィン50を折り曲げても曲率を有しない領域を指す。フィン50は、各屈曲部52と、その屈曲部52の上下に隣接する一対の平坦部53とによりV字状に形成されている。なお、フィン50は、本実施形態の形状に限定されない。例えば、フィン50は、平坦部53を有さずに、互いに反対方向に折れ曲がる屈曲部52同士が連続して繋がるように波形状に形成されていてもよい。
フィン50は、各平坦部53において左右方向Yに間隔をあけて形成された一対のタブ54を有している。各タブ54は、平坦部53の一部分を前側に切り起こして形成されている。タブ54の各切り起こし端部が隣接するフィン50の平坦部53に当接することで、隣接するフィン50間のピッチを規定している。
フィン50は、各開口51の縁部から前後方向Xに立ち上がるように当該縁部に沿って形成された複数のカラー57を有している。複数のカラー57は、フィン50にバーリング加工を施すことによって形成されている。上下方向Zに隣り合うカラー57は、互いに反対方向に立ち上がるように形成されている(図7参照)。
<室外熱交換器の製造方法>
次に、上記のように構成された室外熱交換器11の製造方法について説明する。
図4は、フィン50の元となる板材80の正面図である。板材80の上下方向Zの長さは、フィン50の上下方向Zにおける規定の長さLよりも長く形成されている。板材80の左右方向Yの幅は、フィン50の左右方向Yにおける規定の幅W0よりも長く形成されている。本実施形態における板材80の幅は、フィン50における規定の幅W0の3倍の長さに形成されている。
板材80の幅方向には、板材80にプレス成型を施す順送金型(図示省略)が複数列(ここでは3列)配置されている。これらの順送金型により板材80にプレス成型を施すことによって、図5に示すように、板材80に、3枚分のフィン50に対応する開口51、タブ54、及びカラー57を順次成型する(成型工程)。成型工程において、各開口51は、その上下方向Zの幅W1が、後述する折り曲げ工程でフィン50を折り曲げても、多穴管40の上下方向Zの厚みH(図3参照)よりも十分大きい寸法となるように成型される。
次に、図6に示すように、開口51、タブ54、及びカラー57が成型された板材80をその幅方向に三等分するように切断する(列切断工程)。この列切断工程により、規定の幅W0を有するフィン50が3枚形成される。なお、この時点における各フィン50の上下方向Zの長さは、依然として規定の長さLよりも長い。
次に、列切断工程により得られた各フィン50を、対応する順送金型によりプレス成型して折り曲げる(折り曲げ工程(第1工程))。図7は、折り曲げ工程後の状態を示すフィン50の断面図である。なお、図7では、タブ54の図示を省略している(図8~図12についても同様)。折り曲げ工程では、上下方向Zにおける各開口51の位置で、フィン50を前後方向Xの前側及び後側に向けて交互に折り曲げる。
折り曲げ工程では、フィン50の各開口51の位置に折り癖が付く程度に、フィン50を浅く折り曲げる。この折り曲げ工程により、フィン50の各開口51の位置には、前後方向Xに浅く折り曲げられた折り曲げ部59が形成される。
次に、図8に示すように、複数の折り曲げ部59が形成された各フィン50を、上下方向Zにおいて規定の長さLで分断する(分断工程)。そして、図9に示すように、規定の長さLで分断された複数のフィン50を、各折り曲げ部59の折り曲げ方向が揃うように前後方向Xに並べる。複数のフィン50を前後方向Xに並べる際に、各フィン50のタブ54(図3参照)が隣接するフィン50に当接することで、複数のフィン50は前後方向Xに等間隔に配置される。
次に、図10に示すように、各フィン50の複数の開口51に複数の多穴管40を個別に挿入する(挿入工程(第2工程))。挿入工程では、挿入対象の開口51の位置に形成された折り曲げ部59の折れ曲がり方向と逆方向に向かって多穴管40を挿入する。
具体的には、折り曲げ部59が前側に向かって折れ曲がっている場合には、当該折り曲げ部59に対応する開口51には、複数のフィン50のうち最も前側に配置されたフィン50から、その後側に配置されるフィン50へ向かって多穴管40を挿入する。折り曲げ部59が後側に向かって折れ曲がっている場合には、当該折り曲げ部59に対応する開口51には、複数のフィン50のうち最も後側に配置されたフィン50から、その側に配置されるフィン50へ向かって多穴管40を挿入する。
各多穴管40は、図11に示すように、複数のフィン50それぞれの同じ高さ位置に形成された開口51を全て貫通するように挿入される。各開口51の幅W1は、上記のように、折り曲げ工程後でも多穴管40の厚みHよりも十分大きい寸法であるため、挿入工程で多穴管40を各開口51に挿入する際に、多穴管40の挿入抵抗を小さくすることができる。
次に、図12に示すように、複数のフィン50に対して上下方向Zに圧縮するように力を加えることで、各開口51の位置でフィン50を前後方向Xに向けてさらに折り曲げる(圧縮工程(第3工程))。圧縮工程では、後述する治具装置90(図15参照)により複数の多穴管40を支持しながら、隣接する多穴管40の間のピッチPが所定長さになるように、複数のフィン50に対して力を加える。
この圧縮工程により、フィン50の各開口51の位置に屈曲部52が形成される。各開口51の位置に屈曲部52が形成されることで、各開口51の幅W1が小さくなる。各開口51の幅W1が小さくなると、各開口51に挿入されている多穴管40の外面に、各開口51に対応するカラー57の先端部が当接する。この状態で、各多穴管40の外面を、各フィン50の対応するカラー57に対してロウ付けにより固定する。
<治具装置>
図13は、室外熱交換器11を製造する際に、圧縮工程で使用される治具装置90の斜視図である。図14は、治具装置90を前側から見た側面図である。なお、図13に示す「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、及び「下」は、治具装置90に配置されるフィン50(図15参照)の向きと、図3に示すフィン50の向きとが一致するように記載している(図14及び図15についても同様)。治具装置90は、一対のガイド部材91、複数の支持部材92、一対のブロック(治具ブロック)93、第1軸部材94、第2軸部材95、及び複数の第3軸部材96を備えている。
一対のガイド部材91は、前後方向Xに間隔をあけて配置されている。各ガイド部材91は、上下方向Zに長く形成された部材である。各ガイド部材91には、前後方向Xに貫通するガイド孔91aが形成されている。ガイド孔91aは、ガイド部材91の長手方向の全体にわたって長く形成されている。
複数の支持部材92は、一対のガイド部材91の間において、各ガイド部材91それぞれに沿って所定数ずつ配置されている。所定数の支持部材92は、第1支持部材92A、第2支持部材92B、及び複数の第3支持部材92Cを有する。第1支持部材92Aは、各ガイド部材91の最も上側に配置されている。第2支持部材92Bは、各ガイド部材91の最も下側に配置されている。複数の第3支持部材92Cは、第1支持部材92Aと第2支持部材92Bとの間に配置されている。
第3支持部材92Cは、左右方向Yに長く形成された部材である。第3支持部材92Cには、その右端で開口するU字状の溝923が左右方向Yに長く形成されている。第3支持部材92Cの溝923には、多穴管40の前後方向Xの端部が挿入される(図15参照)。第3支持部材92Cの左端部には、前後方向Xに貫通する孔924が形成されている。
前側のガイド部材91に配置された各第3支持部材92Cの孔924、及び後側のガイド部材91に配置された各第3支持部材92Cの孔924には、前後方向Xに延びる第3軸部材96(図13では図示省略)の両端部がそれぞれ挿入されている。これにより、第3軸部材96の両端部には、前後一対の第3支持部材92Cが連結されている。
第3軸部材96の両端部は、それぞれ第3支持部材92Cの孔924を貫通して、前後の各ガイド部材91のガイド孔91aに挿入されている。各ガイド孔91aに挿入された第3軸部材96の両端部は、前後の各ガイド部材91に対して、ガイド孔91aに沿って上下移動自在に連結されている。第3軸部材96が前後一対のガイド部材91に対して上下移動することで、第3軸部材96の両端部に連結された一対の第3支持部材92Cが上下移動する。
第1支持部材92Aは、第3支持部材92Cの下半分だけの形状に形成されている。第1支持部材92Aの左端部には、上側に開口する半円状の溝921が形成されている。
第2支持部材92Bは、第3支持部材92Cの上半分だけの形状に形成されている。第2支持部材92Bの左端部には、下側に開口する半円状の溝922が形成されている。
一対のブロック93は、一対のガイド部材91の間において、互いに上下方向Zに離れて配置された第1ブロック93Aと第2ブロック93Bとを備えている。第1ブロック93Aは、一対のガイド部材91の間において上側に配置されている。第2ブロック93Bは、一対のガイド部材91の間において下側に配置されている。
第1ブロック93A及び第2ブロック93Bは、同一形状の部材である。本実施形態の第1ブロック93A及び第2ブロック93Bは、前後方向Xに長く形成された直方体状の部材である。第1ブロック93A及び第2ブロック93Bの左右方向Yの幅は、フィン50の左右方向Yの幅W0(図6参照)よりも長い。
第1ブロック93Aの上側には、前後方向Xに延びる第1軸部材94が配置されている。第1軸部材94の両端部は、前側のガイド部材91に配置された第1支持部材92Aの溝921、及び後側のガイド部材91に配置された第1支持部材92Aの溝921にそれぞれ嵌め込まれている。これにより、第3軸部材96の両端部には、前後一対の第1支持部材92Aが連結されている。
第1軸部材94の両端部は、それぞれ上記のように第1支持部材92Aの溝921に嵌め込まれるとともに、前後の各ガイド部材91のガイド孔91aに挿入されている。各ガイド孔91aに挿入された第1軸部材94の両端部は、前後の各ガイド部材91に対して、ガイド孔91aに沿って上下移動自在に連結されている。第1軸部材94が前後一対のガイド部材91に対して上下移動することで、第1軸部材94の両端部に連結された一対の第1支持部材92Aが上下移動する。第1支持部材92Aが下側へ移動する際には、第1ブロック93Aも第1軸部材94に押されて下側へ移動する。
第2ブロック93Bの下側には、前後方向Xに延びる第2軸部材95が配置されている。第2軸部材95の両端部は、前側のガイド部材91に配置された第2支持部材92Bの溝922、及び後側のガイド部材91に配置された第2支持部材92Bの溝922にそれぞれ嵌め込まれている。これにより、第2軸部材95の両端部には、前後一対の第2支持部材92Bが連結されている。
第2軸部材95の両端部は、それぞれ上記のように第2支持部材92Bの溝922に嵌め込まれるとともに、前後の各ガイド部材91のガイド孔91aに挿入されている。各ガイド孔91aに挿入された第2軸部材95の両端部は、前後の各ガイド部材91に対して、ガイド孔91aに沿って上下移動自在に連結されている。第2軸部材95が前後一対のガイド部材91に対して上下移動することで、第2軸部材95の両端部に連結された一対の第2支持部材92Bが上下移動する。第2支持部材92Bが上側へ移動する際には、第2ブロック93Bも第2軸部材95に押されて上側へ移動する。
図15は、治具装置90の使用状態を示す斜視図である。治具装置90は、圧縮工程において、挿入工程後(図11参照)の複数のフィン50に対して上下方向Zに力を加えるために使用される。まず、図15に示すように、治具装置90における前後一対の第3支持部材92Cの各溝923に、複数のフィン50の開口51を貫通した多穴管40の前後両端部を挿入する。
各多穴管40の前後両端部を前後一対の第3支持部材92Cの各溝923に挿入することで、各多穴管40は、前後一対の第3支持部材92Cにより上下移動自在に支持される。このように各多穴管40が支持された状態で、前後方向Xに配置された複数のフィン50それぞれの上下方向Zの両端に、第1ブロック93Aと第2ブロック93Bがそれぞれ配置される。第1ブロック93A及び第2ブロック93Bは、各フィン50の左右方向Yの全長に沿って配置される。
次に、図15に示す状態から、第1軸部材94をガイド孔91aに沿って下側へ移動させるとともに、第2軸部材95をガイド孔91aに沿って上側へ移動させる(図14参照)。第1軸部材94及び第2軸部材95をそれぞれ移動させると、第1ブロック93A及び第2ブロック93Bが互いに近づくように移動する。この移動により、複数のフィン50に上下方向Zの力が加わる。第1ブロック93A及び第2ブロック93Bは、隣接する多穴管40の間のピッチPが所定長さになるまで移動される。
<実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、圧縮工程においてフィン50に対して上下方向Zに力を加えてフィン50を開口51の位置で折り曲げることで、フィン50の開口51の大きさはフィン50に力を加える前よりも小さくなるので、圧縮工程よりも前にフィン50の開口51の大きさを予め大きくしておくことができる。これにより、挿入工程においてフィン50の開口51に多穴管40を挿入する際に、多穴管40の挿入抵抗を小さくすることができる。その結果、多穴管40をフィン50の開口51に容易に挿入することができるので、室外熱交換器11の組み立てを容易に行うことができる。
折り曲げ工程においてフィン50を開口51の位置で事前に浅く折り曲げるので、フィン50に折り癖を形成することができる。これより、圧縮工程においてフィン50に力を加えるときに、フィン50を意図する方向へ折り曲げることができる。さらに、フィン50を事前に折り曲げない場合と比べて、フィン50に加える力を低減することができる。
折り曲げ工程は、プレス成型したフィン50を規定の長さLで分断する分断工程よりも前に行われるので、分断後のフィン50を1枚ずつ折り曲げる場合よりも、フィン50の折り曲げ角度にばらつきが生じるのを抑制することができる。
圧縮工程では、多穴管40を治具装置90により支持しながらフィン50に力を加えるので、フィン50を容易に折り曲げることができる。
圧縮工程では、複数の多穴管40を治具装置90により支持しながら、隣接する多穴管40間のピッチPが所定長さになるようにフィン50に力を加える。このようにフィン50に力を加えることで、隣接する多穴管40間のピッチPを、第1ヘッダ31及び第2ヘッダ32のそれぞれにおける各多穴管40の挿入口間のピッチに揃えることができる。これにより、フィン50に力を加えてフィン50を折り曲げた後でも、複数の多穴管40をそれぞれ第1ヘッダ31及び第2ヘッダ32の対応する挿入口に挿入することができる。
圧縮工程では、フィン50の上下方向Zの両端において、フィン50の左右方向Yの全長に沿って治具装置90の第1ブロック93A及び第2ブロック93Bがそれぞれ配置される。このように配置された第1ブロック93A及び第2ブロック93Bを互いに近づけるように上下方向Zに移動させてフィン50に力を加えることで、フィン50に対して左右方向Yの全長にわたって均等に力を加えることができる。治具装置90を用いてフィン50に力を加える方法は、フィン50が左右方向Yに長く形成されている場合に、特に有効である。
<その他の変形例>
上記実施形態におけるフィン50の開口51は、フィン50の中間部に形成されているが、左右方向Yの一方側に偏って形成されていてもよい。また、上記実施形態におけるフィン50の開口51は、孔に限定されない。例えば、開口51は、フィン50の左右方向Yの一端側で開口するようにU字状に切り欠かれていてもよい。
上記実施形態では折り曲げ工程(第1工程)を列切断工程の後に行っているが、列切断工程よりも前に行ってもよい。上記実施形態では治具装置90の第1ブロック93A及び第2ブロック93Bの両方を移動させているが、一方のブロックを固定した状態で他方のブロックのみを移動させてもよい。上記実施形態では治具装置90により多穴管40を支持した状態で圧縮工程を行っているが、多穴管40を支持せずに圧縮工程を行ってもよい。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 室外熱交換器(熱交換器)
40 多穴管
43 流路
50 フィン
51 開口
93 ブロック(治具ブロック)

Claims (4)

  1. 開口(51)を有するフィン(50)と、
    第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に複数の流路(43)が形成され、前記開口(51)に挿入された多穴管(40)と、を備える熱交換器の製造方法であって、
    前記第1方向及び前記第2方向とそれぞれ直交する第3方向における前記開口(51)の位置で、前記フィン(50)を前記第1方向に向けて折り曲げる第1工程と、
    折り曲げた前記フィン(50)の前記開口(51)に、前記多穴管(40)を挿入する第2工程と、
    前記開口(51)に前記多穴管(40)が挿入された前記フィン(50)に対して前記第3方向に力を加えることで、前記開口(51)の位置で前記フィン(50)を前記第1方向に向けてさらに折り曲げる第3工程と、を含み、
    前記第3工程では、前記多穴管(40)を支持しながら前記フィン(50)に対して前記第3方向に力を加える、熱交換器の製造方法。
  2. 開口(51)を有するフィン(50)と、
    第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に複数の流路(43)が形成され、前記開口(51)に挿入された多穴管(40)と、を備える熱交換器の製造方法であって、
    前記第1方向及び前記第2方向とそれぞれ直交する第3方向における前記開口(51)の位置で、前記フィン(50)を前記第1方向に向けて折り曲げる第1工程と、
    折り曲げた前記フィン(50)の前記開口(51)に、前記多穴管(40)を挿入する第2工程と、
    前記開口(51)に前記多穴管(40)が挿入された前記フィン(50)に対して前記第3方向に力を加えることで、前記開口(51)の位置で前記フィン(50)を前記第1方向に向けてさらに折り曲げる第3工程と、を含み、
    前記第3工程では、前記フィン(50)の前記第3方向の両端において、前記フィン(50)の前記第2方向の全長に沿って治具ブロック(93)をそれぞれ配置し、これらの治具ブロック(93)を互いに近づけるように、少なくとも一方の治具ブロック(93)を前記第3方向に移動させることで、前記フィン(50)に対して前記第3方向に力を加える、熱交換器の製造方法。
  3. 前記フィン(50)は、プレス成型品であり、
    前記第1工程は、プレス成型した前記フィン(50)を前記第3方向において規定の長さ(L)で分断する工程よりも前に行われる、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器の製造方法。
  4. 前記フィン(50)は、前記第3方向に間隔をあけて形成された複数の前記開口(51)を有し、
    前記第2工程では、前記フィン(50)の複数の前記開口(51)に複数の前記多穴管(40)を個別に挿入し、
    前記第3工程では、複数の前記多穴管(40)を支持しながら、隣接する前記多穴管(40)間のピッチ(P)が所定長さになるように、前記フィン(50)に対して前記第3方向に力を加える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法。
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