JP7057763B2 - スクリーン - Google Patents
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Description
本発明のスクリーンの構造は、各種用途に利用される慣用のスクリーンの構造と同様である。図1は、本発明のスクリーンの一例を示す概略部分斜視図であり、スクリーン3は、等間隔で第1方向(横方向)に平行に配列された複数の線条体である第1ロープ(横ロープ)1と、この第1ロープ1の上に、等間隔で前記第1方向に直交する第2方向(縦方向)に平行に配列して配設(または積層)され、かつ前記第1ロープ1との交差接触部が接合されている複数の線条体である第2ロープ(縦ロープ)2とで形成されている。
抗張体は、スクリーンに利用される慣用の抗張体であればく、通常、屈曲性を有するコードである。屈曲性を有するコードには、繊維コード、金属コードなどが含まれる。
本発明では、ロープを構成するボディ部の第1弾性材および/または第2弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含むことにより、スクリーンの目詰まりを抑制できる。
横ロープおよび縦ロープは、慣用の方法を利用して製造できるが、製造工程において、抗張体を弾性材で被覆する方法としては、例えば、押出し成形機を利用してもよい。具体的には、押出成形機から抗張体を引き出しつつ、押出成形機から溶融して押し出された弾性材で抗張体を覆い、固化して一体化してもよい。
弾性材1:シリコーン変性ポリカーボネート型熱可塑性ウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量8質量%]
弾性材2:シリコーン変性ポリカーボネート型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量16質量%]
弾性材3:シリコーン変性ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量8質量%]
弾性材4:シリコーン変性ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量16質量%]
弾性材5:ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[シリコーン未変性物、日本ミラクトラン(株)製「ミラクトランE385」]
スチールコード(φ1.24):Jiangsu Fasten Steel Cord社製、素線数7、ストランド数7、コード径1.24mm
スチールコード(φ3.3):Jiangsu Fasten Steel Cord社製、素線数7、ストランド数7、コード径3.3mm
ガラスコード(φ0.5):ユニチカグラスファイバー(株)製、ECG150 S3/3-3.6S、コード径0.5mm。
表1に示す材料を用いて、押出成形機から抗張体を引き出しつつ、温度160℃、加圧65MPaの条件で押し出された弾性材で抗張体を覆い、固化して一体化させ、横ロープ及び縦ロープをそれぞれ作製した。作製した複数の縦ロープを、所定の間隔でプレート上に平行に載置し、さらに複数の横ロープを、所定の間隔で、縦ロープと直交する方向に配置した。横ロープと縦ロープの交差接触部は、250℃の熱風を当てることにより、熱溶着によって接合し、細径ロープのスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部7mm×7mm)を製造した。
ロープの弾性材を弾性材2に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材3に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材4に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
表2に示す材料を用いて、加圧条件を11MPaとした以外は実施例1と同様の手順で、太径ロープのスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部21mm×21mm)を製造した。
ロープの弾性材を弾性材2に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材3に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材4に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
表3に示す材料を用いて、横ロープの加圧条件を17MPa、縦ロープの加圧条件を11MPaとした以外は実施例1と同様の手順で、断面形状が図2に示す異方形状であるスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部21mm×21mm)を製造した。
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例9と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例1~9および比較例1~3で作製したスクリーンから、縦ロープ1と横ロープ2との交差接触部を1箇所だけ残すように、縦ロープ1と横ロープ2を1本ずつ切り出して試験片を採取した。そして、図3に示すように、採取した試験片の縦ロープ1、横ロープ2の一端をそれぞれチャック1A,2Aで挟んで固定し、引張試験機((株)島津製作所製「ストログラフT」)で、矢印の方向に5mm/分の速度で引っ張って、交差接触部が剥離する強度(すなわち接合強度)を測定した。
実施例1~8および比較例1~2で得られたスクリーンを所定の寸法(幅215mm、長さ330mm)に切断して試験片とし、水平方向に可動式の台(長方形状の台)上に、試験片の長さ方向を台の長さ方向に平行にして固定する。次に、試験片の表面(スクリーン上面)の中央に、粘着テープ(幅50mm、長さ250mm)を、粘着テープの長さ方向を台及び試験片の長さ方向と平行にして載置し、ローラで押圧して貼りつける。さらに、台の長さ方向の一方の側でロードセルを固定し、ロードセルが固定された側とは反対側の粘着テープの一端と、ロードセルに締結された紐の先端とをクリップで掴んで固定する。ロードセルから離れる方向に向かって、台を長さ方向に300mm/分で動かし、粘着テープを試験片の表面に対し、180度方向に剥離し、剥離力を測定する。なお、剥離力は、引き剥がし初期のピーク値を除く平均値とした。
実施例1~9および比較例1~3で作製したスクリーンを用いて、目詰まりを評価した。各スクリーンを所定の寸法(幅215mm、長さ330mm)に切断し、金属の枠に設置する。次に、図4に示すように、金属枠で固定したスクリーン3を20°の傾斜角度を付けてL型アングル4に固定する。試料として、砂利や砕石の混合物5[粒の大きさ:1~5mm(実施例1~4および比較例1)、1~15mm(実施例5~9および比較例2~3)、水分量:10%]を200g、スクリーン上のほぼ中央位置付近に載せ、振動装置6にて60秒間スクリーンに振動を与え、開口部から落下した試料の重量を測った。目詰まりの指標として、下記式に示すように、スクリーンに載せた試料の全重量に対するスクリーンの開口部から落ちた試料の重量から落下率を算出した。
表5に記載されている材質およびサイズとなるように、実施例1に記載の方法と同一の方法でスクリーンを製造した。
表5に記載されているサイズのステンレス網で形成された従来の金属製スクリーンを使用した。
幅1445mm、長さ1200mmの実施例10および比較例4で作製したスクリーンおよび比較例5のスクリーンを用いて、3枚を長手方向(図1の縦方向)に配置した経路3.6mの振動篩い機で評価を行った。すなわち、図5に示すように、スクリーン3の幅方向(図1の横方向)の両端をフック(図示せず)を介してクランピングバー7に固定した状態で、長手方向に3枚配置して形成した3.6mの経路の一端から、被選別物(処理物)8をスクリーン上に投入して、他端側に向かって図中の矢印の方向に移送しながら開口部から落下させて篩いを行った。なお、表5および図5におけるサイズ(寸法)の単位は全てmmである。また、評価の条件は、下記1)~4)の通りである。
2)水分率:7~8%(粉塵対策としてスクリーン上に散水する)
3)処理量:35トン以上/時間
4)期間:スクリーンの寿命まで
1a…第1抗張体
1b…第1弾性材
2…第2ロープ
2a…第2抗張体
2b…第2弾性材
3…スクリーン
4…L型アングル
5…砂利や砕石の混合物
6…振動装置
Claims (10)
- 間隔をあけて第1方向に平行に配列された複数の線条体である第1ロープと、この第1ロープの上に、前記第1方向に交差する第2方向に平行に間隔をあけて配列して載置され、かつ前記第1ロープとの交差接触部が接合されている複数の線条体である第2ロープとで形成されたスクリーンであって、前記第1ロープが、それぞれ第1弾性材からなる第1ボディ部と、この第1ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第1抗張体とで形成され、前記第2ロープが、それぞれ第2弾性材からなる第2ボディ部と、この第2ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第2抗張体とで形成され、かつ前記第1弾性材および/または前第2弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含むスクリーン。
- シリコーン変性樹脂が、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーである請求項1記載のスクリーン。
- オルガノシロキサン単位の割合が、シリコーン変性樹脂全体に対して5~20質量%である請求項1または2記載のスクリーン。
- シリコーン変性樹脂が、シリコーン変性ポリウレタンである請求項1~3のいずれかに記載のスクリーン。
- シリコーン変性ポリウレタンが、ポリエーテル型ポリウレタンまたはポリカーボネート型ポリウレタンのシリコーン変性樹脂である請求項4記載のスクリーン。
- シリコーン変性樹脂が、3~15質量%のオルガノシロキサン単位を含むポリカーボネート型ポリウレタンである請求項1または2記載のスクリーン。
- 第1ロープおよび/または第2ロープが、長さ方向に延びる平面部を有する請求項1~6のいずれかに記載のスクリーン。
- 第1の抗張体および第2の抗張体が、繊維コードまたは金属コードである請求項1~7のいずれかに記載のスクリーン。
- 第2方向が、第1方向に直交する方向である請求項1~8のいずれかに記載のスクリーン。
- 振動篩い機に設置されるスクリーンである請求項1~9のいずれかに記載のスクリーン。
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