Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7057763B2 - スクリーン - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7057763B2 - スクリーン - Google Patents

スクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP7057763B2
JP7057763B2 JP2019029839A JP2019029839A JP7057763B2 JP 7057763 B2 JP7057763 B2 JP 7057763B2 JP 2019029839 A JP2019029839 A JP 2019029839A JP 2019029839 A JP2019029839 A JP 2019029839A JP 7057763 B2 JP7057763 B2 JP 7057763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
screen
silicone
elastic material
screen according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019029839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019141839A (ja
Inventor
一彦 魚崎
良也 加藤
整宏 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Publication of JP2019141839A publication Critical patent/JP2019141839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7057763B2 publication Critical patent/JP7057763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

本発明は、鉱石、砕石、コークス、化学薬品等の塊状物や粉粒状物を篩い分けするためのスクリーンに関する。
鉱石、砕石、コークス、化学薬品等の塊状物や粉粒状物は、粒径を揃えるために、スクリーン(網)を用いて篩い分けされている。詳しくは、篩い分け対象物(被選別物)である塊状物や粉粒状物をスクリーンの上面に載せて、スクリーンの開口部から下方に落とすことで篩い分けが行われる。このようなスクリーンとして、従来は、金属製のスクリーンが使用されていた。しかし、近年では、寿命、騒音問題、耐摩耗性、振動篩い機への取付け易さに優れる点から、金属製スクリーンに代わって、弾性材で形成されたスクリーン(ラバースクリーン)が主流となっている。
例えば、実開平2-108779号公報(特許文献1)には、スチールコード、化学繊維などの撚糸を抗張体とし、その周囲をポリウレタン等のゴム状弾性体で被覆した各種断面形状のロープを、上層は被選別物の進行方向に対し平行に、下層は被選別物の進行方向に対して垂直に、かつ上下層とも夫々太さの異なる2種類のロープを所定のピッチで交錯積層させ、その全交錯部のうち小径ロープの交錯部は非接触状態とし、残りの交錯部は溶着接合させた振動篩用ラバースクリーンが開示されている。
また、特開平8-89896号公報(特許文献2)には、スチールコード、化学繊維などの撚糸を抗張体としてその周囲をポリウレタン、ゴム等の弾性体で被覆した有芯ロープを横方向に並列状に引き揃え、その上に有芯または無芯のロープを縦方向に直交させて積層交錯し、その交錯部を接合した弾性ネットからなるスクリーンを含む二層構造の振動篩用ラバースクリーンが開示されている。
さらに、特開平11-114498号公報(特許文献3)には、ピアノ線またはパラ系全芳香族ポリアミド繊維からなる芯線を内蔵したウレタン緯条(緯ロープ)と、下部に長手方向突条を成形したウレタン経条(経ロープ)とを交差し、交差部において前記突条を緯条の上部に一体に溶着してなる振動篩用改良網が開示されている。
特許文献1~3のスクリーンのように、スクリーンは、通常、振動篩い機に設置して振動状態で使用されるが、振動篩い機で効率よく篩い分けを行うには、開口部の目詰まりが課題になる。特に、被選別物が水分を含んでいたり、粘度の高い状態である場合には、被選別物がスクリーン表面(弾性材表面)に付着して堆積し易く、目詰まりが生じ易い。しかし、これらのスクリーンでは、付着し易い被選別物に対して目詰まりを十分に抑制できない。
一方、鉱石、砕石、コークスなどの硬く角張った被選別物を篩い分けする場合には、スクリーンを構成するロープ(弾性体で形成された線条)における上部の摩耗も課題になり、特に、弾性体の内部に抗張体を有するロープの場合、弾性材の摩耗が進むと抗張体が露出してしまう。
ロープの弾性体の摩耗を抑制するために、特開昭51-113250号公報(特許文献4)には、抗張体を耐摩耗性ゴムで被覆したロープを縦横方向に上下二層にして交錯積層し、交錯部を接合一体化に編成したラバースクリーンにおいて、円形、楕円形、半円形、半楕円形、正方形や台形等の多角形、円弧と弦とを組み合わせた断面形状を有するロープ中の抗張体の位置を下方に偏在させて、摩耗部分の厚みを増大させることにより、寿命を向上させたラバースクリーンが開示されている。
また、特開平11-309414号公報(特許文献5)には、芯線(抗張体)を埋設したポリウレタンロープの経緯交差部を溶着し、前記ロープの上面が平面で両側面が上面とほぼ直交し、下面がほぼ円弧形に形成され、上面から芯線までの高さが下面から芯線までの高さより大であり、上面から下面の中心部に至る高さhが両側面間の幅wより大であるネットスクリーン用網が開示されている。
特許文献4および5のロープでは、ロープの中心よりも下方(被選別物が通過する下流側)に、ロープの芯部(芯線)を形成する抗張体が埋設されている。すなわち、特許文献4および5のロープは、断面円形状であり、かつ円の中心に抗張体が埋設された従来のロープに比べて、抗張体の上部の弾性体が厚肉となる構造を有している。そのため、特許文献4および5のロープは、従来のロープに比べて、弾性体が被選別物によって上部から摩耗しても抗張体が露出し難く、摩耗による寿命が長くなる。
しかし、特許文献4および5のロープのうち、従来のロープに比べて、スクリーン厚み方向の径を大きくしたロープでは、耐摩耗性が向上する反面、被選別物の接触の機会が多くなり、目詰まりが発生し易い。特に、従来の断面円形状のロープが被選別物と点接触し易いのに対して、スクリーン厚み方向に平面形状を有するロープ(平面形状の側面を有するロープ)では、平面形状が被選別物と面接触し易く、被選別物とロープ側面との接触面積が大きくなり、目詰まりが発生し易い。
実開平2-108779号公報(実用新案登録請求の範囲第1項) 特開平8-89896号公報(請求項1) 特開平11-114498号公報(請求項1、段落[0013][0014]) 特開昭51-113250号公報(特許請求の範囲、第3頁9~20行、第4図) 特開平11-309414号公報(特許請求の範囲)
従って、本発明の目的は、付着し易い被選別物であっても、目詰まりを抑制でき、効率良く篩い分けできるスクリーンを提供することにある。
本発明の他の目的は、耐久性に優れ、かつ目詰まりも抑制できるスクリーンを提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、スクリーンのロープを形成する弾性材に、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含めることにより、付着し易い被選別物であっても、目詰まりを抑制でき、効率良く篩い分けできることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のスクリーンは、間隔をあけて第1方向に平行に配列された複数の線条体である第1ロープと、この第1ロープの上に、前記第1方向に交差する第2方向に平行に間隔をあけて配列して載置(または積層)され、かつ前記第1ロープとの交差接触部が接合されている複数の線条体である第2ロープとで形成されたスクリーンであって、前記第1ロープが、それぞれ第1弾性材からなる第1ボディ部と、この第1ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第1抗張体とで形成され、前記第2ロープが、それぞれ第2弾性材からなる第2ボディ部と、この第2ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第2抗張体とで形成され、かつ前記第1弾性材および/または前記第2弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含む。前記シリコーン変性樹脂は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーであってもよい。前記オルガノシロキサン単位の割合は、シリコーン変性樹脂全体に対して5~20質量%程度であってもよい。前記シリコーン変性樹脂は、シリコーン変性ポリウレタンであってもよい。前記シリコーン変性ポリウレタンは、ポリエーテル型ポリウレタンまたはポリカーボネート型ポリウレタンのシリコーン変性樹脂であってもよい。前記シリコーン変性樹脂は、3~15質量%のオルガノシロキサン単位を含むポリカーボネート型ポリウレタンであってもよい。前記第1ロープおよび/または第2ロープは、長さ方向に延びる平面部を有していてもよい。前記第1の抗張体および第2の抗張体は、繊維コードまたは金属コードであってもよい。前記第2方向は、前記第1方向に直交する方向であってもよい。前記スクリーンは、振動篩い機に設置されるスクリーンであってもよい。
なお、本明細書および特許請求の範囲においては、スクリーンとは、被選別物を篩い分けするための網(ネット)を意味し、ロープとは、スクリーンを構成する線条体を意味する。
本発明では、スクリーンのロープを形成する弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含むため、付着し易い被選別物であっても、目詰まりを抑制でき、効率良く、被選別物を篩い分けできる。さらに、長さ方向に延びる平面部を有するロープで形成されたスクリーンでも、目詰まりを抑制できるため、目詰まりの抑制だけでなく、スクリーンの耐久性も向上できる。
図1は、本発明のスクリーンの一例を示す概略部分斜視図である。 図2は、本発明のスクリーンを構成するロープの一例を示す横断面図である。 図3は、実施例における交差ロープの接合強度を評価する方法を説明するための概略図である。 図4は、実施例における目詰まりを評価する方法を説明するための概略図である。 図5は、実施例の振動篩い機(実機)における評価方法を説明するための概略図である。
[スクリーン]
本発明のスクリーンの構造は、各種用途に利用される慣用のスクリーンの構造と同様である。図1は、本発明のスクリーンの一例を示す概略部分斜視図であり、スクリーン3は、等間隔で第1方向(横方向)に平行に配列された複数の線条体である第1ロープ(横ロープ)1と、この第1ロープ1の上に、等間隔で前記第1方向に直交する第2方向(縦方向)に平行に配列して配設(または積層)され、かつ前記第1ロープ1との交差接触部が接合されている複数の線条体である第2ロープ(縦ロープ)2とで形成されている。
前記第1ロープ1は、それぞれ第1弾性材からなる第1ボディ部1bと、この第1ボディ部1b中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第1抗張体1aとで形成されている。第1ロープ1の横断面形状(長さ方向に垂直な断面形状)は円形状である。第1抗張体1aは、第1ボディ部1bの中心に埋設されており、その横断面形状は円形状である。
前記第2ロープ2も、前記第1ロープ1と同様に、それぞれ第2弾性材からなる第2ボディ部2bと、この第2ボディ部2b中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第2抗張体2aとで形成されている。第2ロープ2の横断面形状も円形状である。第2抗張体2aも、第2ボディ部2bの中心に埋設されており、その横断面形状は円形状である。
このスクリーン3では、複数の第1ロープ(横ロープ)1と複数の第2ロープ(縦ロープ)2とを等間隔で配列して交差させることにより、縦横に並んだ正方形状の開口部(横ロープと縦ロープによって囲まれた開口部)を形成し、この開口部を利用して被選別物(篩い分け対象物)を篩い分けできる。
スクリーン3は、慣用の方法で被選別物を篩い分けするために利用され、例えば、振動篩い機に設置してスクリーン3に振動を付与して篩い分けしてもよい。その場合、通常、スクリーン3の横方向の両端部には、慣用のフック係止部(図示せず)が取り付けられ、この2つのフック係止部を介して、スクリーン3が振動篩い機の支持枠に取り付けられる。フック係止部を介して振動篩い機に設置されたスクリーン3では、振動篩い機から振動が付与された状態のスクリーン3に対して、スクリーン3の縦方向の一端からスクリーン3の上面に被選別物が投入されて、投入された被選別物が縦方向に移動しつつ篩い分けられる。
このように、スクリーン3を振動篩い機に設置して使用する場合、振動篩い機に取り付けられる横ロープ1には大きなテンションがかかるため、横ロープ1は、縦ロープ2の下側(被選別物が通過する下流側)に配設(または積層)されている。そのため、横ロープと縦ロープとの交差部の接合強度は、それほど高くなくてもよい。
開口部の形状は、正方形状に限定されず、長方形状、ひし形状、平行四辺形状などであってもよい。これらのうち、生産性などの点から、正方形状、長方形状が好ましい。
開口部の開口径(四角形の一辺の長さ)は、被選別物の種類に応じて適宜選択でき、例えば2~35mm程度の範囲から選択できる。開口部の形状が正方形状である場合、開口径(正方形の一辺の長さ)は、好ましくは3~30mm、さらに好ましくは5~25mm程度である。開口部の形状が長方形状である場合、開口径のうち、長径(長方形の長辺の長さ)は、例えば5~35mm、好ましくは10~25mm、さらに好ましくは12~20mm程度であり、短径(長方形の短辺の長さ)は、例えば2~10mm、好ましくは2~5mm程度である。
横ロープおよび縦ロープは、このような開口径を形成するために、それぞれ間隔をおいて(等間隔で)配列すればよく、横ロープと縦ロープとの交差角度も開口部の形状に応じて30~150°程度の範囲から選択でき、例えば60~120°、好ましくは70~110°、さらに好ましくは80~100°である。生産性などの点から、横ロープと縦ロープとを直交させるのが特に好ましい。
横ロープおよび縦ロープの横断面形状は、円形状に限定されず、各種形状、例えば、楕円形状、半円形状、半楕円形状、山型形状、多角形状(三角形状、正方形状、長方形状、台形状、逆台形状など)などであってもよい。横断面形状は、これらの形状を組み合わせた形状であってもよい。さらに、横ロープと縦ロープとは、同一の横断面形状であってもよく、異なる横断面形状であってもよい。これらのうち、目詰まりの抑制効果が大きく、後述する耐摩耗性を向上させる構造も形成し易い点から、ロープが長さ方向に延びる平面部を有する形状となる断面形状(例えば、半楕円形状、多角形状など)が好ましく、ロープの側面(スクリーンの厚み方向に沿ったロープ面)が平面形状となる断面形状が特に好ましい。
ロープの側面が平面形状となる横断面形状としては、例えば、正方形状、長方形状などが挙げられるが、ロープの上面および/または下面が曲面形状である形状であってもよく、例えば、図2に示す横断面形状であってもよい。この横断面形状では、ロープの上面は、側面と同様に平面形状であるが、下面は曲面形状(半円形状)である。
図1では、抗張体は、横断面形状が円形状である横ロープおよび縦ロープのいずれにおいても、ボディ部の中心に埋設されているが、抗張体の露出を抑制し、ロープの耐摩耗性を向上できる点から、ボディ部の中心よりも下方(被選別物が通過する下流側)に偏心させて埋設するのが好ましい。さらに、抗張体を偏心させてボディ部に埋設する場合、ロープの横断面形状は、円形状などの等方形状であってもよいが、耐摩耗性を向上できる点から、長辺がスクリーン方向となる長方形状や図2に示す横断面形状などの異方形状が好ましい。図2においても、抗張体1aは、スクリーン厚み方向におけるボディ部1bの中央よりも下方に埋設されている。
抗張体を偏心させてボディ部に埋設させる場合、抗張体よりも上部の厚肉部の厚みと、下部の薄肉部の厚みとの比率は、厚肉部/薄肉部=5/1~1.2/1、好ましくは3/1~1.5/1、さらに好ましくは2.5/1~1.8/1程度である。
なお、前述ように、縦ロープに比べて、横ロープには、大きなテンションがかかるため、横ロープでは、弾性材の摩耗によって抗張体が露出すると、抗張体が破損し易いが、抗張体が破損すると、横ロープ自体も破断し易くなる。一方、縦ロープには横ロープほどの大きいテンションはかからないため、摩耗して厚みが小さくなっても、縦ロープの破断には至り難い。そのため、抗張体を偏心させてボディ部に埋設させたロープは横ロープに適用するのが好ましい。さらに、同様の理由から、長さ方向に延びる平面部を有するロープ(特に、図2に示す横断面形状を有するロープなどの側面が平面形状であるロープ)も横ロープに適用するのが好ましい。
横ロープおよび縦ロープの平均径は、それぞれ1.5~20mm程度の範囲から選択でき、好ましくは3~18mm程度である。横ロープおよび縦ロープが等方形状(例えば、円形状)である場合、ロープの平均径は、例えば1.5~12mm、好ましくは2~10mm、さらに好ましくは3~8mm程度である。
横ロープおよび縦ロープ(特に横ロープ)が異方形状である場合、スクリーン厚み方向の平均径(図2の横断面形状の場合、径H)は、例えば5~12mm、好ましくは8~12mm程度である。スクリーン面方向の平均径(図2の横断面形状の場合、径W)は、例えば10~20mm、好ましくは11~18mm程度である。スクリーン厚み方向の平均径は、スクリーン面方向の平均径よりも大きいのが好ましく、厚み方向の平均径/面方向の平均径=2/1~1.1/1、好ましくは1.8/1~1.2/1、さらに好ましくは1.6/1~1.3/1程度である。
横ロープと縦ロープとの交差接触部における接合方法は、特に限定されず、生産性などの点から、通常、熱溶着が利用される。なお、横ロープと縦ロープとの接合部では、溶融による接合によって、断面形状が若干くずれた形状となる。
(抗張体)
抗張体は、スクリーンに利用される慣用の抗張体であればく、通常、屈曲性を有するコードである。屈曲性を有するコードには、繊維コード、金属コードなどが含まれる。
繊維コードとしては、例えば、芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊維)、脂肪族ポリアミド繊維(ナイロン繊維)、ポリエステル繊維などの有機繊維コード;ガラス繊維、カーボン繊維などの無機繊維コードなどが挙げられる。これらの繊維コードは、撚糸であってもよい。これらの繊維コードは、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。これらの繊維コードのうち、耐久性などの点から、アラミド繊維コードが好ましい。
金属コードとしては、例えば、ステンレンスコード、スチールコード、銅コード、ニッケルコード、クロムコードなどが挙げられる。これらの金属コードは、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。これらのうち、耐久性などの点から、スチールコード(スチールワイヤ)が好ましい。
抗張体の形状は、特に限定されず、通常、略円形状である。抗張体の平均径は、例えば0.1~10mm(特に0.3~5mm)程度の範囲から選択でき、横ロープでは、抗張体の平均は、例えば0.5~10mm、好ましくは1~5mm程度である。
スクリーンを振動篩い機に設置する場合、前述のように、横ロープには大きなテンションがかかるため、横ロープの抗張体としては、アラミド繊維コードまたはスチールコードを用いるのが好ましい。一方、縦ロープは、横ロープほどの引張強度は必要ないため、縦ロープの抗張体としては、前述のいずれのコードであっても、好ましいコードとして利用できる。
(弾性材)
本発明では、ロープを構成するボディ部の第1弾性材および/または第2弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含むことにより、スクリーンの目詰まりを抑制できる。
弾性材に含まれるシリコーン変性樹脂は、ベース樹脂がシリコーン成分で変性されており、詳しくは、ベース樹脂の分子中にオルガノシロキサン単位(シリコーン単位)が共重合体として組み込まれているため、ベース樹脂(ベース樹脂単位)により抗張体との密着性を向上できるとともに、シリコーン成分が被選別物の付着を抑制できる。
オルガノシロキサン単位は、式:-Si(-R)-O-(式中、基Rは置換基である)で表され、基Rで表される置換基としては、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基などが挙げられる。アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシルなどのC1-12アルキル基などが挙げられる。アリール基としては、例えば、フェニル、メチルフェニル(トリル)、ジメチルフェニル(キシリル)、ナフチルなどのC6-20アリール基などが挙げられる。シクロアルキル基としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシルなどのC5-14シクロアルキル基などが挙げられる。これらの置換基は、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。これらの置換基のうち、メチル基などのC1-3アルキル基、フェニル基などのC6-12アリール基が汎用される。
オルガノシロキサン単位の導入形態は、ベース樹脂中に結合(共重合)されていれば特に限定されず、主鎖に導入されていてもよく、側鎖に導入されていてもよい。導入方法としては、ベース樹脂の種類に応じて選択でき、エチレン性不飽和結合(ビニル基など)や反応性基(ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基など)を有する(ポリ)オルガノシロキサンモノマーをベース樹脂やそのモノマーと反応(重合)させることにより導入してもよい。共重合の形態としても、特に限定されず、ランダム共重合、ブロック共重合、グラフト共重合のいずれの形態であってもよい。オルガノシロキサン単位は、ポリシロキサンジオールに由来する場合が多い。
オルガノシロキサン単位の割合は、シリコーン変性樹脂全体に対して1~50質量%程度の範囲から選択でき、例えば2~30質量%、好ましくは3~25質量%、さらに好ましくは5~20質量%(特に6~18質量%)程度である。特に、被選別物に対する非粘着性を維持しつつ、交差するロープの接合強度を高めて耐久性を向上できる点から、オルガノシロキサン単位の割合は、シリコーン変性樹脂全体に対して3~15質量%、好ましくは4~12質量%、さらに好ましくは5~10質量%(特に6~9質量%)程度であってもよい。オルガノシロキサン単位の割合が少なすぎると、被選別物に対する非粘着性が低下する虞があり、逆に多すぎると抗張体との密着性が低下する虞がある。
シリコーン変性樹脂は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーであってもよい。熱可塑性樹脂の場合、ベース樹脂としては、例えば、ポリオレフィン、(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミドなどが挙げられる。熱可塑性エラストマーの場合、ベース樹脂としては、例えば、ポリオレフィンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマーなどが挙げられる。これらのベース樹脂は、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
これらのベース樹脂のうち、取り扱い性や柔軟性などの点から、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが好ましく、ポリウレタンまたはポリウレタンエラストマーが特に好ましい。
ポリウレタン(またはポリウレタンエラストマー)は、ポリオール類とポリイソシアネート類とを反応させて得られたポリウレタンであってもよい。
ポリオール類としては、例えば、ポリエステルポリオール(ポリカプロラクトン系を含む)、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルアミドポリオール、アクリル系ポリマーポリオールなどが挙げられる。これらのポリオール類は、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。これらのポリオール類のうち、耐水性および耐薬品性に優れる点から、ポリエーテルポリオール(ポリエチレングリコールやポリテトラメチレングリコールエーテルなどのポリC2-4アルキレングリコールなど)、ポリカーボネートポリオール(エチレングリコールや1,4-ブタンジオールなどのC2-6アルカンジオールとジメチルカーボネートなどのジC1-4アルキルカーボネートまたはジフェニルカーボネートなどのジC6-12アリールカーボネートとの反応生成物など)が好ましい。
ポリイソシアネート類には、例えば、脂肪族ポリイソシアネート[プロピレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、リジンジイソシアネート(LDI)などの脂肪族ジイソシアネートや、1,6,11-ウンデカントリイソシアネートメチルオクタン、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネートなどの脂肪族トリイソシアネート]、脂環族ポリイソシアネート[シクロヘキサン-1,4-ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水添キシリレンジイソシアネート、水添ビス(イソシアナトフェニル)メタンなどの脂環族ジイソシアネートや、ビシクロヘプタントリイソシアネートなどの脂環族トリイソシアネートなど]、芳香族ポリイソシアネート[フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ビス(イソシアナトフェニル)メタン(MDI)、トルイジンジイソシアネート(TODI)、1,3-ビス(イソシアナトフェニル)プロパンなどの芳香族ジイソシアネートなど]などが含まれる。
これらのポリイソシアネート類は、多量体[二量体や三量体(イソシアヌレート環を有するポリイソシアネート)、四量体など]、アダクト体、変性体(ビウレット変性体、アロハネート変性体、ウレア変性体など)などの誘導体や、複数のイソシアネート基を有するウレタンオリゴマーなどであってもよい。
これらのポリイソシアネート類は、単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。これらのポリイソシアネート類のうち、HDIなどの脂肪族ジイソシアネート、IPDIなどの脂環族ジイソシアネート、XDIなどの芳香脂肪族ジイソシアネート、MDIやTDIなどの芳香族ジイソシアネートが汎用され、汎用性が高い点から、芳香族ジイソシアネートが特に好ましい。
これらのポリウレタンのうち、耐水性および耐薬品性に優れる点から、ポリエーテル型ポリウレタン、ポリカーボネート型ポリウレタンが好ましく、被選別物に対する非粘着性に優れ、目詰まりを有効に抑制できる点から、ポリカーボネート型ポリウレタンが特に好ましい。
シリコーン変性樹脂がシリコーン変性ポリウレタンである場合、弾性材はさらに硬化剤を含んでいてもよい。硬化剤としては、慣用の硬化剤であるポリイソシアネート類、ポリオール類、ポリアミン類などを利用でき、ポリウレタンの種類に応じて選択できるが、反応性などの点から、ポリイソシアネート類が好ましい。ポリイソシアネート類としては、前記ポリイソシアネートを利用できる。前記ポリイソシアネート類のうち、硬化剤としては、安定した反応性の点から、芳香族ジイソシアネートが好ましい。
硬化剤の割合は、シリコーン変性ポリウレタン100質量部に対して、例えば1~50質量部、好ましくは2~25質量部、さらに好ましくは5~10質量部程度である。
弾性材は、他の樹脂成分、例えば、ゴムやエラストマー、シリコーン変性されていないポリウレタンなどをさらに含んでいてもよい。他の樹脂成分の割合は、シリコーン変性樹脂(特にシリコーン変性ポリウレタン)100質量部に対して30質量部以下、好ましくは0.1~20質量部、さらに好ましくは1~10質量部程度である。
弾性材は、慣用の添加剤、例えば、鎖伸長剤、安定剤(耐候安定剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤など)、充填剤、可塑剤、滑剤、着色剤、溶媒などを含んでいてもよい。これらの添加剤は単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。添加剤の割合は、シリコーン変性樹脂(特にシリコーン変性ポリウレタン)100質量部に対して30質量部以下、好ましくは0.1~20質量部、さらに好ましくは1~15質量部程度である。
[スクリーンの製造方法]
横ロープおよび縦ロープは、慣用の方法を利用して製造できるが、製造工程において、抗張体を弾性材で被覆する方法としては、例えば、押出し成形機を利用してもよい。具体的には、押出成形機から抗張体を引き出しつつ、押出成形機から溶融して押し出された弾性材で抗張体を覆い、固化して一体化してもよい。
シリコーン変性樹脂を溶融させるための加熱温度は、シリコーン変性樹脂の種類に応じて選択できるが、シリコーン変性ポリウレタンの場合、例えば100℃以上であってもよく、好ましくは100~200℃、さらに好ましくは120~180℃程度である。加熱の際には、加圧してもよく、圧力は、例えば5MPa以上、好ましくは5~80MPa、さらに好ましくは9~75MPa程度である。押し出し速度は、例えば2m/min以上であってもよく、例えば2~30m/min、好ましくは3~25m/min程度である。
製造されたロープは、複数の縦ロープを、所定の間隔を空けて平行に配置し、複数の横ロープを、所定の間隔を空けて、縦ロープと直交する方向に配置する。横ロープと縦ロープの交差接触部は、熱溶着等によって接合し、スクリーンを形成する。なお、ロープを配置して溶着する工程には、作製するロープの太さによって、プレート上にロープ載置して溶着する方法や、ロール上にロープを巻き付けて溶着する方法などを選択できる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
[使用材料の詳細]
弾性材1:シリコーン変性ポリカーボネート型熱可塑性ウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量8質量%]
弾性材2:シリコーン変性ポリカーボネート型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量16質量%]
弾性材3:シリコーン変性ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量8質量%]
弾性材4:シリコーン変性ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[大日精化工業(株)製「レザミンPS」、シリコーン含量16質量%]
弾性材5:ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー[シリコーン未変性物、日本ミラクトラン(株)製「ミラクトランE385」]
スチールコード(φ1.24):Jiangsu Fasten Steel Cord社製、素線数7、ストランド数7、コード径1.24mm
スチールコード(φ3.3):Jiangsu Fasten Steel Cord社製、素線数7、ストランド数7、コード径3.3mm
ガラスコード(φ0.5):ユニチカグラスファイバー(株)製、ECG150 S3/3-3.6S、コード径0.5mm。
実施例1
表1に示す材料を用いて、押出成形機から抗張体を引き出しつつ、温度160℃、加圧65MPaの条件で押し出された弾性材で抗張体を覆い、固化して一体化させ、横ロープ及び縦ロープをそれぞれ作製した。作製した複数の縦ロープを、所定の間隔でプレート上に平行に載置し、さらに複数の横ロープを、所定の間隔で、縦ロープと直交する方向に配置した。横ロープと縦ロープの交差接触部は、250℃の熱風を当てることにより、熱溶着によって接合し、細径ロープのスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部7mm×7mm)を製造した。
Figure 0007057763000001
実施例2
ロープの弾性材を弾性材2に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例3
ロープの弾性材を弾性材3に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例4
ロープの弾性材を弾性材4に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例5
表2に示す材料を用いて、加圧条件を11MPaとした以外は実施例1と同様の手順で、太径ロープのスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部21mm×21mm)を製造した。
Figure 0007057763000002
実施例6
ロープの弾性材を弾性材2に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例7
ロープの弾性材を弾性材3に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例8
ロープの弾性材を弾性材4に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
実施例9
表3に示す材料を用いて、横ロープの加圧条件を17MPa、縦ロープの加圧条件を11MPaとした以外は実施例1と同様の手順で、断面形状が図2に示す異方形状であるスクリーン(スクリーンサイズ:2500mm×1500mm、開口部21mm×21mm)を製造した。
Figure 0007057763000003
比較例1
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例1と同様にしてスクリーンを製造した。
比較例2
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例5と同様にしてスクリーンを製造した。
比較例3
ロープの弾性材を弾性材5(シリコーン未変性のポリエーテル型熱可塑性ポリウレタンエラストマー)に変更する以外は実施例9と同様にしてスクリーンを製造した。
(交差ロープの接合強度評価)
実施例1~9および比較例1~3で作製したスクリーンから、縦ロープ1と横ロープ2との交差接触部を1箇所だけ残すように、縦ロープ1と横ロープ2を1本ずつ切り出して試験片を採取した。そして、図3に示すように、採取した試験片の縦ロープ1、横ロープ2の一端をそれぞれチャック1A,2Aで挟んで固定し、引張試験機((株)島津製作所製「ストログラフT」)で、矢印の方向に5mm/分の速度で引っ張って、交差接触部が剥離する強度(すなわち接合強度)を測定した。
交差ロープの接合強度を評価した結果を表4に示す。
(スクリーンの非粘着性評価)
実施例1~8および比較例1~2で得られたスクリーンを所定の寸法(幅215mm、長さ330mm)に切断して試験片とし、水平方向に可動式の台(長方形状の台)上に、試験片の長さ方向を台の長さ方向に平行にして固定する。次に、試験片の表面(スクリーン上面)の中央に、粘着テープ(幅50mm、長さ250mm)を、粘着テープの長さ方向を台及び試験片の長さ方向と平行にして載置し、ローラで押圧して貼りつける。さらに、台の長さ方向の一方の側でロードセルを固定し、ロードセルが固定された側とは反対側の粘着テープの一端と、ロードセルに締結された紐の先端とをクリップで掴んで固定する。ロードセルから離れる方向に向かって、台を長さ方向に300mm/分で動かし、粘着テープを試験片の表面に対し、180度方向に剥離し、剥離力を測定する。なお、剥離力は、引き剥がし初期のピーク値を除く平均値とした。
スクリーンの非粘着性を評価した結果を表4に示す。
(目詰まり評価)
実施例1~9および比較例1~3で作製したスクリーンを用いて、目詰まりを評価した。各スクリーンを所定の寸法(幅215mm、長さ330mm)に切断し、金属の枠に設置する。次に、図4に示すように、金属枠で固定したスクリーン3を20°の傾斜角度を付けてL型アングル4に固定する。試料として、砂利や砕石の混合物5[粒の大きさ:1~5mm(実施例1~4および比較例1)、1~15mm(実施例5~9および比較例2~3)、水分量:10%]を200g、スクリーン上のほぼ中央位置付近に載せ、振動装置6にて60秒間スクリーンに振動を与え、開口部から落下した試料の重量を測った。目詰まりの指標として、下記式に示すように、スクリーンに載せた試料の全重量に対するスクリーンの開口部から落ちた試料の重量から落下率を算出した。
落下率(%)=[開口部から落下した重量(g)/スクリーンに載せた重量(g)]×100
スクリーンの目詰まりを評価した結果を表4に示す。
Figure 0007057763000004
表4の結果から明らかなように、交差ロープの接合強度については、シリコーン未変性の各比較例に対して、シリコーン変性した各実施例は交差ロープ(交差接触部)の接合強度が低下したが、実用的には問題ないレベルであった。また、シリコーン含量が多いほど、接合強度が低下した。
また、非粘着性については、実施例1~4は比較例1に対し、実施例5~8は比較例2に対し、剥離力が小さくなり、非粘着性が向上した。また、シリコーン含量が多いほど、非粘着性が向上した。また、シリコーン変性ポリウレタンの種類を比べると、ポリエーテル型よりポリカーボネート型の方が、非粘着性が幾分優れていた。
さらに、目詰まりについては、実施例1~4は比較例1に対し、実施例5~8は比較例2に対し、実施例9は比較例3に対して、落下率が高いことから、実施例のスクリーンにおいては、目詰まりし難いことが判明した。
実施例10および比較例4
表5に記載されている材質およびサイズとなるように、実施例1に記載の方法と同一の方法でスクリーンを製造した。
比較例5
表5に記載されているサイズのステンレス網で形成された従来の金属製スクリーンを使用した。
(振動篩い機(実機)における評価)
幅1445mm、長さ1200mmの実施例10および比較例4で作製したスクリーンおよび比較例5のスクリーンを用いて、3枚を長手方向(図1の縦方向)に配置した経路3.6mの振動篩い機で評価を行った。すなわち、図5に示すように、スクリーン3の幅方向(図1の横方向)の両端をフック(図示せず)を介してクランピングバー7に固定した状態で、長手方向に3枚配置して形成した3.6mの経路の一端から、被選別物(処理物)8をスクリーン上に投入して、他端側に向かって図中の矢印の方向に移送しながら開口部から落下させて篩いを行った。なお、表5および図5におけるサイズ(寸法)の単位は全てmmである。また、評価の条件は、下記1)~4)の通りである。
1)被選別物:φ5mm以下の石灰岩
2)水分率:7~8%(粉塵対策としてスクリーン上に散水する)
3)処理量:35トン以上/時間
4)期間:スクリーンの寿命まで
Figure 0007057763000005
表5の結果から明らかなように、比較例5のステンレス網のスクリーンは、摩耗が著しく進行して寿命が1ヶ月と短かった。さらに、比較例5のスクリーンは、目詰まりし易く、治具ではたき落とす必要があった。
これに対して、弾性材を用いたスクリーン(実施例10および比較例4)は摩耗が抑制されて寿命が6ヶ月まで長くなった。
一方で、実施例10と比較例4とを比較すると、シリコーン未変性ポリウレタンエラストマーを用いた比較例4に比べ、シリコーン変性ポリウレタンエラストマーを用いた実施例10は、目詰まりがし難く、多くの被選別物(石灰岩)を通過させる(処理する)ことができた。その結果、実施例10は、比較例4に対して、1時間あたりの通過量(処理量)が40トンから50トンへと、1.25倍(25%増加)に向上した。
なお、実施例10と実施例11(比較例)とは、寿命(取り替え時期)は6ヶ月と同一であったが、実施例10の方が、同じ期間で多く処理できた(多くの被選別物がスクリーンと接触している)ことを考慮すると、寿命が向上しているといえる。
本発明のスクリーンは、鉱石、砕石、コークス、化学薬品等の塊状物や粉粒状物を篩い分けするためのスクリーンとして利用でき、特に、振動篩い機に設置されるスクリーンとして有用である。
1…第1ロープ
1a…第1抗張体
1b…第1弾性材
2…第2ロープ
2a…第2抗張体
2b…第2弾性材
3…スクリーン
4…L型アングル
5…砂利や砕石の混合物
6…振動装置

Claims (10)

  1. 間隔をあけて第1方向に平行に配列された複数の線条体である第1ロープと、この第1ロープの上に、前記第1方向に交差する第2方向に平行に間隔をあけて配列して載置され、かつ前記第1ロープとの交差接触部が接合されている複数の線条体である第2ロープとで形成されたスクリーンであって、前記第1ロープが、それぞれ第1弾性材からなる第1ボディ部と、この第1ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第1抗張体とで形成され、前記第2ロープが、それぞれ第2弾性材からなる第2ボディ部と、この第2ボディ部中に埋設され、かつ長さ方向に延びて芯線を形成する第2抗張体とで形成され、かつ前記第1弾性材および/または前第2弾性材が、オルガノシロキサン単位を含むシリコーン変性樹脂を含むスクリーン。
  2. シリコーン変性樹脂が、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーである請求項1記載のスクリーン。
  3. オルガノシロキサン単位の割合が、シリコーン変性樹脂全体に対して5~20質量%である請求項1または2記載のスクリーン。
  4. シリコーン変性樹脂が、シリコーン変性ポリウレタンである請求項1~3のいずれかに記載のスクリーン。
  5. シリコーン変性ポリウレタンが、ポリエーテル型ポリウレタンまたはポリカーボネート型ポリウレタンのシリコーン変性樹脂である請求項4記載のスクリーン。
  6. シリコーン変性樹脂が、3~15質量%のオルガノシロキサン単位を含むポリカーボネート型ポリウレタンである請求項1または2記載のスクリーン。
  7. 第1ロープおよび/または第2ロープが、長さ方向に延びる平面部を有する請求項1~6のいずれかに記載のスクリーン。
  8. 第1の抗張体および第2の抗張体が、繊維コードまたは金属コードである請求項1~7のいずれかに記載のスクリーン。
  9. 第2方向が、第1方向に直交する方向である請求項1~8のいずれかに記載のスクリーン。
  10. 振動篩い機に設置されるスクリーンである請求項1~9のいずれかに記載のスクリーン。
JP2019029839A 2018-02-23 2019-02-21 スクリーン Active JP7057763B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031286 2018-02-23
JP2018031286 2018-02-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019141839A JP2019141839A (ja) 2019-08-29
JP7057763B2 true JP7057763B2 (ja) 2022-04-20

Family

ID=67770710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019029839A Active JP7057763B2 (ja) 2018-02-23 2019-02-21 スクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7057763B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7408523B2 (ja) * 2019-10-02 2024-01-05 三ツ星ベルト株式会社 波動式篩い分け用マットおよびその用途
CN117531698B (zh) * 2023-12-29 2026-01-30 安徽智宇环保滤材有限公司 一种钢丝嵌入聚氨酯筛网的生产方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259527A (ja) 2000-03-22 2001-09-25 Mitsuboshi Belting Ltd 二層構造スクリーンとこれを用いた振動篩機
JP2002192077A (ja) 2000-12-25 2002-07-10 Sanshin Kogyo Kk 遊動空間付きの篩網
JP2006026564A (ja) 2004-07-16 2006-02-02 Bingo Tokushu Kanaami Kk フック及びフックの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3117297B2 (ja) * 1992-10-05 2000-12-11 株式会社九州スクリーン 振動篩用網

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259527A (ja) 2000-03-22 2001-09-25 Mitsuboshi Belting Ltd 二層構造スクリーンとこれを用いた振動篩機
JP2002192077A (ja) 2000-12-25 2002-07-10 Sanshin Kogyo Kk 遊動空間付きの篩網
JP2006026564A (ja) 2004-07-16 2006-02-02 Bingo Tokushu Kanaami Kk フック及びフックの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019141839A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3130956B2 (ja) 表面処理用材料
JP7057763B2 (ja) スクリーン
JP7408523B2 (ja) 波動式篩い分け用マットおよびその用途
KR19980701243A (ko) 순응성 표면 처리 용품 및 그의 제조 방법(Conformable Surface Finishing Article and Method)
KR102406814B1 (ko) 단열 연신가능 솜깃털 시트 및 이의 제조 방법
EP1152866B1 (en) Durable nonwoven abrasive product
US8167134B2 (en) Sifting screen structure
JP6291514B2 (ja) 搬送ベルト及びその製造方法
DE102019218560A1 (de) Schaumschleifmittel und Verfahren zur Herstellung
CN109013296A (zh) 注塑成型的筛设备与方法
CN1183817A (zh) 擦洗用制品及其制造方法
BR122020012134B1 (pt) métodos e aparelhos de seleção com moldagem por injeção
CN1198493A (zh) 用于柔性砑光的带
MX2009010368A (es) Materiales revestidos multi-amenazas y metodos para fabricar los mismos.
JPH10506062A (ja) 機械的表面処理のための工具
JP2001082549A (ja) 動力伝達ベルト
US3597887A (en) Resilient abrasion
JPH0768467A (ja) 改良された強力回転ピーニングフラップおよびそれを組み込んだホイール
JP6943819B2 (ja) 搬送ベルト
JP7023753B2 (ja) スクリーン
JP2021519219A (ja) 含浸織布及び研磨粒子を含む研磨製品
CN110774182B (zh) 精密磨床砂带用涂覆磨具及其制备方法
JPS607826Y2 (ja) 振動篩用ラバ−スクリ−ン
DE102004057652B3 (de) Schleifschuh
WO2000041850A1 (en) Durable nonwoven abrasive product

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7057763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250