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JP7058066B2 - 車両 - Google Patents
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Description

本発明は、トランスアクスルを備える車両に関する。
従来、トランスアクスルを車両に取り付ける懸架構造として、種々の技術が開示されている。トランスアクスルは、マウントを介して車両に取り付けられている。例えば、下記特許文献1には、障害物にマウントブラケットが干渉することを抑制することができる車両用懸架構造が開示されている。
特開2019-111914号公報
ここで、近年では、発電用の第一電動機(MG1)と駆動用の第二電動機(MG2)との二つの電動機を備え、エンジンにより第一電動機を駆動させて発電し、その電力の供給を受けて第二電動機が駆動して走行するハイブリッド車(シリーズ式ハイブリッド車)が提供されている。
上記のようなハイブリッド車のトランスアクスルでは、上部にPCUが設けられており、車体に取り付ける際に、上方にマウントを接続することが出来ず、マウントとの接続位置に制約がある。具体的に説明すると、車体にトランスアクスルを取り付ける際には、トランスアクスルと車体との間に設けられるマウントに対してトランスアクスルを接続することとなる。ここで、小型車の場合、トランスアクスルが車体に対してギリギリまで近接して配置されることがあり、ボルト締結などの際に工具を進入させるスペースを確保することが困難であるといった問題がある。
その一方、車体とトランスアクスルとの間の隙間を大きくして工具を進入させるスペースを確保することとすると、車両が大型化するという問題がある。
そこで本発明は、トランスアクスルの車体への取り付けの際の工具の進入スペースを確保しつつ、車両の大型化を抑制することができる車両の提供を目的とした。
ここで、AT車やCVT車の場合、トランスアクスルとマウントとの締結部は、ケース体をまたぐようにしてトランスアクスルの上部に設けることができる。一方、ハイブリッド車のトランスアクスルでは、上部にPUCが設けられている。そのため、PCUの下部となる位置(トランスアクスルの上部)にマウントを配置させることが困難である。そのため、ハイブリッド車のトランスアクスルでは、マウントとの締結部が、トランスアクスル側方となる部分(例えば車両左側のリアカバー)に設けられている。
また、このようなハイブリッド車では、トランスアクスルを車体に取り付ける際、トランスアクスルを車体の下方から上方に持ち上げた上で取り付けられる。そのため、リアカバーに設けられたマウントとの締結部(マウント台座部)に対して、車両の下方から工具を進入させ、マウントとの締結を行う必要がある。
ここで、本発明の発明者が検討したところ、工具を進入させるための直線状に延びる工具避けの窪みをケース体に設けることとすれば、トランスアクスルを車体に取り付ける際に工具を進入させることができるとの知見に至った。また、これにより、工具を進入させるために車体とトランスアクスルとの隙間を大きく取る必要がなく、車両の小型化を実現することができるとの知見に至った。
また、ケース体のうち、マウントが取り付けられる部分の面(例えばケース体の側面となる壁面)は、電動機の軸線方向に配置される面となり、凹凸となる形状が少なく(比較的平坦な面が多い)、剛性の確保に課題があった。本発明の発明者がさらに検討したところ、壁面に対して縦に(上下方向に)延びる窪みを設けることとすれば、窪みが壁面のリブとして機能し、ケース体の剛性の向上が期待できるとの知見に至った。
上述の知見に基づき提供される本発明の車両は、電動機を収容するケース体を備えるトランスアクスルを有し、前記ケース体が、車体に設けられたマウントに取り付けるための台座となるマウント台座部と、前記ケース体の窪みとして形成され、前記マウント台座部から連なるように下方に向けて延びる凹溝部と、を備え、前記マウント台座部が、前記ケース体の上方面の少なくとも一部をなしていることを特徴とするものである。
本発明の車両によれば、トランスアクスルをマウントに締結させる際に、縦方向に延びるように形成された凹溝部に工具を進入させ、工具をマウント台座部に到達させることができる。その結果、本発明の車両は、車体とトランスアクスルとの間の隙間を大きくすることなく工具を進入させることが可能となり、車両の小型化に貢献することができる。
また、本発明の車両によれば、凹溝部をケース体のリブとして機能させ、ケース体の折れ方向に対する剛性アップが期待できる。さらに、本発明の車両では、凹溝部がマウント台座部と連なるように設けられている。これにより、本発明の車両は、凹溝部の折れ方向に対してマウント台座部がリブのような役割を果たし、さらにケース体の剛性アップが見込まれる。
また、本発明の車両は、前記トランスアクスルが、複数の前記電動機を備えるものであり、前記ケース体の側面には、第一の前記電動機を軸支する第一軸支部と、第二の前記電動機を軸支する第二軸支部と、が形成されており、前記凹溝部が、前記第一軸支部と前記第二軸支部との間を隔てるように形成されているものであるとよい。
上述の構成によれば、ケース体において特に剛性の低下が懸念される部分(電動機の軸線方向の面であって車体と対向する面)に凹溝部を設け、リブとして機能させることができる。その結果、本発明の車両は、さらにケース体の剛性を向上させることができる。
さらに、本発明の射流は、前記凹溝部が、前記ケース体の内側から外側に向けて広がるテーパ状の断面形状を備えているものであるとよい。
上述の構成によれば、凹溝部のリブとしての機能をさらに向上させることができる。具体的に説明すると、凹溝部の窪みをテーパ状に広がるような形状とし、リブに相当する面を斜め方向に配置すれば(斜めリブ面)、折れ方向に対して斜めリブ面が踏ん張るように作用する。これにより、本発明の車両は、折れ方向に対する剛性アップが期待できる。
さらに、本発明の車両は、前記ケース体の側面のうち、前記凹溝部が形成される面であって車体と対向するように配置される面を壁面とし、前記マウント台座部の前記壁面側の外縁を外縁端とした場合、前記マウント台座部は、前記壁面がなす仮想平面と前記外縁端が面一あるいは前記仮想平面よりも内側となるように設けられているものであるとよい。
上述の構成によれば、マウント台座部が壁面から突出しないように構成することができる(マウント台座部が側方面よりはみ出ないようにすることができる)。その結果、本発明の車両は、トランスアクスルと車体との間の隙間を可能な限り狭めることができる。
本発明によれば、トランスアクスルの車体への取り付けの際の工具の進入スペースを確保しつつ、車両の大型化を抑制することができる車両を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両、及び車両に設けられたトランスアクスルの概念図である。 図1のトランスアクスルの正面視における側面図である。 図1のトランスアクスルの左側面図である。 図1のトランスアクスルのリアカバーを示す図である。(a)は上方側から視認した場合の斜視図、(b)は下方側から視認した場合の斜視図である。 図1のトランスアクスルのリアカバーを示す図である。(a)は平面図、(b)は第一凹溝部の断面図、(c)は底面図である。 図1のトランスアクスルを車体に取り付ける動作を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両Vについて、図面を参照しつつ説明する。図1に示すとおり、車両Vには、トランスアクスル10が設けられている。また、車両Vは、エンジン3(図6参照)やバッテリ(図示を省略)などを備えている。
車両Vは、いわゆるシリーズ式ハイブリッド車とされている。具体的には、車両Vは、エンジン3を動力源として後述する第一電動機14を駆動させ、第一電動機14の駆動により後述する第二電動機16を駆動させて走行可能とされている。車両Vは、エンジンを停止させてバッテリを動力源とし、第二電動機16を駆動させて走行(EV走行)することができる。
なお、本発明の車両は、シリーズ式ハイブリッド車に限定されず、パラレル式ハイブリッド車、AT車、電気自動車などに好適に採用することができる。
なお、以下の説明では、トランスアクスル10を車両Vに搭載した状態における上下方向を、単に「上下方向H」又は「高さ方向H」と記載して説明する。また、高さ方向Hにおいて、上方を単に「上方Up」と、下方を単に「下方Lw」と記載して説明する。
また、以下の説明では、トランスアクスル10を車両Vに搭載した状態において、車両Vの前後方向を、単に「前後方向X」と記載して説明する。また、前後方向Xにおいて、前方を単に「前方Fr」と、後方を単に「後方Rr」と記載して説明する。
さらに、以下の説明では、トランスアクスル10を車両Vに搭載した状態において、車両Vの幅方向を、単に「幅方向W」と記載して説明する。
図1に示すとおり、トランスアクスル10は、トランスアクスルハウジング40、第一電動機14(電動機)、第二電動機16(電動機)、デファレンシャル機構20を備えている。
第一電動機14(MG1)は、モータジェネレータからなる。第一電動機14には、インバータなどを内蔵する発電機コントローラが接続されている。なお、図示を省略するが、発電機コントローラは、トランスアクスル10の上部に搭載されている。第一電動機14から出力される交流電力は、発電機コントローラにより直流電力に変換されて、その直流電力が電池に供給されることにより、電池が充電される。第一電動機14は、エンジン3(図1では図示を省略)の駆動により回転動力が伝達されて駆動する。
第二電動機16(MG2)は、モータジェネレータからなる。第二電動機16には、インバータなどを内蔵するモータコントローラが接続されている。なお、図示を省略するが、発電機コントローラは、トランスアクスル10の上部に搭載されている。モータコントローラには、電池が接続されている。電池から出力される直流電力がモータコントローラに供給され、その直流電力がモータコントローラにより交流電力に変換されて、交流電力が第二電動機16に供給されることにより、第二電動機16が駆動される。
なお、以下の説明では、第一電動機14(MG1)及び第二電動機16(MG2)を総称して、単に「電動機12」と記載して説明する場合がある。
また、トランスアクスル10の第一電動機14及び第二電動機16は、いずれも軸線が幅方向Wに沿うように配置されており、以下の説明において、電動機12の軸線が延びる方向(幅方向W)を、「軸線方向A」と記載して説明する場合がある。
デファレンシャル機構20は、左右の駆動輪を駆動する左右一対のドライブシャフト(図示を省略)の間の差動を許容するとともに、これら左右一対のドライブシャフトに回転動力を伝達するように構成されている。図1に示すとおり、デファレンシャル機構20には、デフリングギア22、デファレンシャルギア24を含む複数のギアにより構成されている。
第二電動機16から動力伝達軸30に伝達された動力は、キャリアギア36やカウンタギア38を介してデファレンシャル機構20のデフリングギア22に伝達され、デファレンシャル機構20から駆動輪2に伝達される。これにより、駆動輪2が回転し、車両Vが走行する。
トランスアクスルハウジング40(ケース体)は、第一電動機14や第二電動機16等を収容するための収容体である。図2に示すとおり、トランスアクスルハウジング40(ケース体)は、三つの構成部材によりひとつの収容体をなしている。より具体的に説明すると、トランスアクスルハウジング40は、第一構成体41、第二構成体42、及び第三構成体43により構成されている。
なお、以下の説明では、第一構成体41を「ケース41」と記載して説明する場合がある。また、第二構成体42を「リアカバー42」と記載して説明する場合がある。さらに、第三構成体43を「ハウジング43」と記載して説明する場合がある。
図2に示すとおり、ケース41は、トランスアクスルハウジング40において幅方向Wの中間部分を形成している。図1に示すとおり、ケース41には、隔壁部44が形成されており、隔壁部44によりモータ室45となる空間と、ギア室46となる空間とが仕切られている。また、図1に示すとおり、リアカバー42は、ケース41のモータ室45側に取り付けられている。さらに、ハウジング43は、ギア室46側に取り付けられている。
以下の説明では、ケース41、リアカバー42、及びハウジング43を総称して、「トランスアクスルハウジング40」(ケース体)と記載して説明する場合がある。
なお、本実施形態では、トランスアクスルハウジング40を三つの構成部材により構成されるものとした例を示したが、二つ、あるいは四つ以上の構成体により形成されるものであってもよい。
トランスアクスルハウジング40のうち、ケース41にリアカバー42が取り付けられるとこにより形成される空間(モータ室45)には、第一電動機14及び第二電動機16が収容されている。
図2に示すとおり、リアカバー42は、トランスアクスル10の両側方のうち、エンジン3が設けられた側とは反対側(左側)のトランスアクスルハウジング40を形成している。
図3に示すとおり、リアカバー42には、台座部60、軸支部50、第一凹溝部66、及び第二凹溝部68が形成されている。なお、以下の説明では、リアカバー42の側面(トランスアクスル10の左側面を形成する面)を、「壁面54」と記載して説明する場合がある。なお、壁面54は、トランスアクスル10が車両Vに搭載された状態において、車体5と対向するように配置される。
図3に示すとおり、リアカバー42には、電動機12を支持する二つの軸支部50が設けられている。二つの軸支部50のうちの一方である第一軸支部51は、第一電動機14を支持しており、他方である第二軸支部52は、第二電動機16を支持している。
図3に示すとおり、二つの軸支部50は、リアカバー42の壁面54において離間するように形成されている。より具体的には、二つの軸支部50は、二つの電動機12の軸が離れて配置されている距離の分離間している。
台座部60(マウント台座部)は、マウント4との接続部分の台座として設けられている。図3に示すとおり、台座部60は、リアカバー42の上方面42aとして形成されている。より具体的に説明すると、台座部60は、トランスアクスルハウジング40における上方面の少なくとも一部を形成している。
図5に示すとおり、台座部60には、上下方向Hに貫通する複数の貫通孔が形成されている。複数の貫通孔のうち、一つはボルト孔62とされている。また、複数の貫通孔のうち二つは、ピン孔63とされている。ボルト孔62は、マウント4に締結される際に、ボルトが挿通される。また、ピン孔63は、トランスアクスル10とマウント4とを締結する際の回り止めピンが挿通される。
ここで、図5(a)に示すとおり、台座部60は、壁面54側の外縁を外縁端60aとした場合に、外縁端60aが、壁面がなす仮想平面Fと略面一となるように設けられている。これにより、車両Vでは、台座部60が壁面54から外側に突出しないように構成することができる(台座部60がトランスアクスル10の側方面の稜線よりはみ出ないようにすることができる)。その結果、車両Vは、トランスアクスル10と車体5との間の隙間を可能な限り狭めることができる。
図4に示すとおり、第一凹溝部66は、壁面54の線状の窪みとして形成されている。図4(b)に示すとおり、第一凹溝部66は、リアカバー42を上下方向Hに縦断するように形成されている。また、図4(b)に示すとおり、第一凹溝部66は、上方Up側が台座部60と連続するように形成されており、下方Lw側が壁面54の下方に至るように形成されている。また、第一凹溝部66は、第一軸支部51と第二軸支部52との間に形成されており、第一電動機14側となる第一領域R1と、第二電動機16側となる第二領域R2とを隔てるように(区画するように)形成されている。
壁面54は、トランスアクスル10の側面を形成する他の面(前後方向の面や右側の面)と比較して、リブのような機能を果たす凹凸となる部分が少なく、平坦な部分が多い。車両Vでは、他の側面と比較して凹凸が少ない壁面54に対し、上下方向Hに延びる窪み(第一凹溝部66)を設け、壁面54のリブとして機能させている。これにより、壁面54の剛性を向上させることができる。
図5(b)に示すとおり、第一凹溝部66は、概ね「V字状」の断面とされており、トランスアクスルハウジング40の内側から外側に向けて広がるテーパ状の断面形状を備えている。
図5(a)に示すとおり、第一凹溝部66を形成する面であって前後方向Xに対して傾斜する二つの面(斜めの面)のうち、第一領域R1側の面を第一テーパ面66aとし、第二領域R2側の面を第二テーパ面66bとすると、第一テーパ面66aのほうが大きく傾いている。より具体的には、第一テーパ面66aの軸線方向Aに対する傾き(車両Vの幅方向Wに対する傾斜角度)を角度θ1とし、第二テーパ面66bの軸線方向Aに対する傾きを角度θ2とすると、角度θ1のほうが角度θ2よりも大きい。
このように、車両Vでは、第一凹溝部66の左右の傾斜面の傾きが異なるものとされている。これにより、車両Vでは、壁面54のリブとして作用する第一凹溝部66において、第二テーパ面66bに対して第一テーパ面66aが踏ん張るように作用させ、さらに壁面54の折れ方向に対する剛性を向上させることができる。
このように、トランスアクスル10では、第一凹溝部66を壁面54のリブとして機能させることで、壁面54の上下方向Hの曲げや横方向の曲げ(折れ方向)に対する剛性を向上させることができる。
また、第一凹溝部66は、後で詳述するとおり、トランスアクスル10を車体5に取り付ける際に、マウント4と台座部60とを締結する際に、工具を進入させる通り道となる。
図4(b)に示すとおり、第二凹溝部68は、壁面54の線状の窪みとして形成されている。第二凹溝部68は、上下方向Hに延びるように形成されている。第二凹溝部68は、台座部60と第一軸支部51とを連結するように形成されている。これにより、トランスアクスル10では、第一凹溝部66に加え、第二凹溝部68を壁面54のリブとして機能させることで、壁面54の上下方向Hの曲げに対する剛性を向上させることができる。
<トランスアクスルの車体への取り付け時の締結について>
続いて、トランスアクスル10を車体5に取り付ける際の動作について説明する。
図6(a)に示すとおり、トランスアクスル10は、エンジン3が取り付けられた状態で車体5に対して取り付けられる。図6(a)に示すとおり、本実施形態の車両Vでは、トランスアクスル10とエンジン3とが接続されたユニット体100を、車両Vの下方Lwから進入させ、上方Upに持ち上げて車体5に取り付けられる。なお、トランスアクスル10の上部には、図示を省略したPCUが設けられている。
図6(b)に示すとおり、本実施形態の車両Vでは、ユニット体100が三つのマウント4を介して支持される、いわゆる三点懸架方式とされている。具体的に説明すると、ユニット体100は、左右のサイドメンバ6にそれぞれ取り付けられたマウント4と、トルクロッド7に取り付けられたマウント4を介して支持されている。
車両Vの右側のサイドメンバ6のマウント4にはエンジン3が接続され、左側のサイドメンバ6のマウント4にはトランスアクスル10が接続される。
ここで、車両Vが小型車などである場合、トランスアクスル10を配置させるスペースに制約があり、トランスアクスル10が車体5の際まで近接して(ギリギリの位置に)配置される。具体的には、左側のマウント4が設けられているサイドメンバ6と、トランスアクスル10(リアカバー42)との間は、工具を進入させるスペースを設けることができないほど近接して配置される場合がある。
ここで、本実施形態のトランスアクスル10では、リアカバー42に第一凹溝部66が形成されている。そのため、トランスアクスル10とマウント4とを締結する場合に、工具T(ストレート工具)を第一凹溝部66に進入させ、工具Tを台座部60まで到達させることができる(図6(b)参照)。このように、第一凹溝部66は、いわば工具Tを進入させる進入領域を形成している。
これにより、車両Vでは、車体5へのトランスアクスル10の締結時の工具Tを進入させるスペースを確保しつつ、車体5のギリギリまでトランスアクスル10を配置させることができる。その結果、車両Vの小型化に貢献することができる。
また、上述のとおり、第一凹溝部66をリアカバー42の壁面54のリブとして機能させることができる。別の観点から説明すると、トランスアクスル10では、組み付けの際の工具進入路として形成された第一凹溝部66を、リアカバー42の壁面54の剛性を向上させるリブとして機能させることができる。
以上、本発明の実施形態に係る車両Vについて説明したが、本発明の車両は上述の実施形態に限定されない。
例えば、上述の実施形態の車両Vでは、リアカバー42に第二凹溝部68を設けた例を示したが、リアカバー42の内側面にリブを設けるなどして剛性が確保可能である場合には、第二凹溝を設けないものとしてもよい。
本発明は、ハイブリッド車などの電動車両のトランスアクスルとして、好適に採用することができる。
V 車両
10 トランスアクスル
40 トランスアクスルハウジング(ケース体)
42 リアカバー(ケース体)
42a 上方面
50 軸支部
51 第一軸支部(軸支部)
52 第二軸支部(軸支部)
54 壁面
60 台座部(マウント台座部)
66 第一凹溝部(凹溝部)

Claims (1)

  1. 電動機を収容するケース体を備えるトランスアクスルを有し、
    前記ケース体が、
    車体に設けられたマウントに取り付けるための台座となるマウント台座部と、
    前記ケース体の窪みとして形成され、前記マウント台座部から連なるように下方に向けて延びる凹溝部と、を備え、
    前記マウント台座部が、前記ケース体の上方面の少なくとも一部をなしており、
    前記トランスアクスルが、複数の前記電動機を備えるものであり、
    前記ケース体の側面には、第一の前記電動機を軸支する第一軸支部と、第二の前記電動機を軸支する第二軸支部と、が形成されており、
    前記凹溝部が、前記第一軸支部と前記第二軸支部との間を隔てるように形成されていることを特徴とする、車両。
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