JP7061809B2 - 流動層を備えた太陽光集熱装置及びこれを用いた太陽光集熱方法 - Google Patents
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Description
流動層と照射部と気体導入部とが設けられた集熱容器を備えた太陽光集熱装置であって、
前記流動層は、前記集熱容器内に設けられた第1・第2開口部と、第1・第2開口部との間に設けられた第1仕切板と、第1仕切板によって仕切られつつ第1・第2開口部に接続された第1・第2流動空間と、第1・第2流動空間内の粒子と、を備え、
前記照射部は、前記集熱容器に設けられた窓を備え、かつ、該窓を通して、集光された太陽光を案内して前記粒子へ照射し、
前記気体導入部は、前記流動層に設けられた第1分散板と、第1分散板を通して気体を第1・第2流動空間に向け導入する第1・第2導入口とを備え、かつ、第1導入口から第1流動空間に導入する気体の線速度を、第2導入口から第2流動空間に導入する気体の線速度より異ならせることで、第1流動空間と第2流動空間との間で前記粒子の内循環流動を発生させ、
前記集熱容器は、前記粒子を導入・排出する粒子導入口及び粒子排出口と、前記流動層に接続された第1・第2ループシール部の少なくとも一方を更に備え、
第1ループシール部は、前記粒子導入口と第1流動空間とを接続して、第1流動空間へ前記粒子を供給し、
第2ループシール部は、第2流動空間と前記粒子排出口とを接続して、第2流動空間内の前記粒子を前記粒子排出口へ供給することを特徴とする太陽光集熱装置。
(態様2)
前記集熱容器には、第1・第2ループシール部の双方が設けられ、
第1ループシール部は前記流動層の一方の側に設けられ、かつ、
第2ループシール部は前記流動層の他方の側に設けられていることを特徴とする態様1に記載の太陽光集熱装置。
(態様3)
前記照射部の前記窓は前記集熱容器の上部に設けられ、かつ、前記気体導入部の第1分散板は前記流動層の下部に設けられることを特徴とする態様2に記載の太陽光集熱装置。
(態様4)
第1ループシール部は、下部開口部と、該下部開口部より上方に延びた第2仕切板と、第2仕切板によって仕切られつつ前記下部開口部で互いに接続された第3・第4流動空間と、第4流動空間と前記流動層の第1流動空間とを区分する第1壁と、第4流動空間の上部に設けられ、第1流動空間に接続するシール出口と、を更に備え、
前記粒子導入口が第3流動空間の上部に接続されることで、新たな粒子が前記集熱容器の外部から第1ループシール部へ導入され、第3・第4流動空間及び前記シール出口を通して、前記流動層の第1流動空間へ案内されることを特徴とする態様3に記載の太陽光集熱装置。
(態様5)
第2ループシール部は、上部開口部と、該上部開口部より下方に延びた第3仕切板と、第3仕切板によって仕切られつつ前記上部開口部で互いに接続された第5・第6流動空間と、第5流動空間と前記流動層の第2流動空間とを区分する第2壁と、を更に備え、第5流動空間の下部に設けられ、第2流動空間に接続するシール入口と、を更に備え、
前記粒子排出口が第6流動空間の下部に接続されることで、前記流動層において内循環された前記粒子が前記シール入口から第2ループシール部内へ導入され、第5・第6流動空間を介して前記粒子排出口から前記集熱容器外部へ排出されることを特徴とする態様3又は4に記載の太陽光集熱装置。
(態様6)
前記気体導入部は、
第1ループシール部の下部に設けられた第2分散板と、
第2分散板を通して気体を第3・第4流動空間に向け導入する第3・第4導入口と、
を更に備えることを特徴とする態様4又は5に記載の太陽光集熱装置。
(態様7)
前記気体導入部は、
第2ループシール部の下部に設けられた第3分散板と、
第3分散板を通して気体を第5流動空間に向け導入する第5導入口と、
を更に備えることを特徴とする態様5又は6に記載の太陽光集熱装置。
(態様8)
前記太陽光集熱装置には、第1・第2搬送路と、蓄熱容器と、が更に設けられ、かつ、
第1搬送路は、前記粒子排出口と前記蓄熱容器とを連通して前記粒子を前記集熱容器から前記蓄熱容器へ搬送可能であり、
第2搬送路は、前記蓄熱容器と前記粒子導入口とを連通して前記粒子を前記蓄熱容器から前記集熱容器へ搬送可能であることを特徴とする態様2~7のいずれかに記載の太陽光集熱装置。
(態様9)
前記粒子として、石英砂、鉄酸化物、及び、炭化珪素の群のうち少なくとも1種類が選択されることを特徴とする態様2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。
(態様10)
前記粒子として、金属酸化物粒子が選択され、かつ、
前記気体導入部から供給される前記気体として前記粒子を還元可能なガスが選択され、
前記集熱容器を水熱分解法の熱還元反応器として利用することを特徴とする態様2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。
(態様11)
前記粒子として、石炭コークス粒子及び流動媒体粒子が選択され、かつ、
前記気体導入部から供給される前記気体として水蒸気が選択され
前記集熱容器を、石炭コークス粒子をガス化させるための反応器として利用することを特徴とする態様2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。
(態様12)
態様2~11のいずれかに記載の太陽光集熱装置を用いた太陽光集熱方法であって、
前記流動層及び第1・第2ループシール部に前記粒子を予め充填し、
前記気体導入部から第1分散板を介して、第1・第2流動空間に気体を導入し、
第1グループシール部に接続された前記粒子導入口から前記粒子を新たに導入し、
第2グループシール部に接続された前記粒子排出口から前記粒子を排出し、
第1・第2流動空間へ導入される気体の線速度を異なるように設定して、第1流動空間と第2流動空間との間で前記粒子の内循環流動を発生させることを特徴とする太陽光集熱方法。
図1は、実施例1に係る太陽光集熱装置1の概略を説明した図である。本実施例の太陽光集熱装置1は、流動層3と照射部4と気体導入部5と(さらに好ましくは、気体排出部10と)が設けられた集熱容器2を備える。なお、図面に示した装置構成は一例であり、各構成要素の構成や配置は図示の例に限定されない。例えば、照射部4や気体導入部5は図示のように流動層3の真上や真下に配置させた構成に限らず、例えば、流動層3の斜め上方や斜め下方に配置させる等、種々の変形例が想定できる。すなわち、これらの変形例によっても本発明の目的を達成し、その作用効果を得ることができる。
ここで、流動層3は、二塔式流動層と呼ばれるもので、以下の構造を有する。すなわち、流動層3は、集熱容器2内の上下に設けられた第1・第2開口部31,32と、第1・第2開口部31,32との間に設けられた第1仕切板33と、第1仕切板33によって左右に仕切られつつ第1・第2開口部31,32によって互いに接続された第1・第2流動空間34,35と、第1・第2流動空間34,35内に充填された蓄熱用粒子Pと、を備える。蓄熱用粒子P(以下、単に「粒子」とも呼ぶ。)としては、SiO2を主成分としかつ融点が1750℃と高い石英砂、マグネタイト(Fe3O4)などの鉄酸化物、輻射吸収率が高い炭化珪素(SiC)などからなる粒子が好適に用いられる。
照射部4は、集熱容器2の上部に設けられた窓41を備え、かつ、該窓41を通して、集光された太陽光Sを案内して粒子Pへ照射する。窓41は、太陽光Sの透過に適した石英製の窓が好ましい。なお、太陽光Sを窓41に至るまで集光させる方法及び手段は、従来技術を採用することができる。例えば、図示しない地上反射鏡(ヘリオスタッド)及びタワー反射鏡で構成されたビームダウン型集光システム(図示せず)により、太陽光Sの集光を実現できる。
また、照射部4の窓41や窓41の周囲部分は、集光された太陽光Sにより極めて高温に加熱されるため、図1及び図2(a)に示すように、窓41付近に冷却流路42を敷設し、この冷却流路42に冷媒を流して窓41や窓41の周囲部分を冷却することが望ましい。例えば、入口管42aと出口管42bとを備えた冷却流路42を窓41の外縁を取り囲むように敷設するようにしてもよい。
気体導入部5は、流動層3の下部に設けられた第1分散板51aと、第1分散板51aを通して気体G(Ga,Gb)を第1・第2流動空間34,35に向け導入する第1・第2導入口52a,52bとを備える。第1分散板51aは多孔質(例えば、孔径10~100μm)の物体で構成されており、これを第1・第2導入口52a,52bと流動層3との間に組み込むことにより、粒子Pが気体導入部5に入り込むことを防ぎつつ、整流化された気体Gを流動層3に供給することが可能となる。後述の第2・第3分散板51b,51cも、第1分散板51aの上記構成と同様の構成を有し、同様の効果を発揮する。
ここで、第1導入口52aから第1流動空間34に導入する気体Gaの線速度LVaは、第2導入口52bから第2流動空間35に導入する気体Gbの線速度LVbと異なるように設定されている。
なお、線速度LVa,LVbは、気体Ga,Gbの流量を、各流量に対応する第1・第2導入口52a,52bの断面積で除した値であり、単位時間あたりに第1分散板51a(の単位断面積)を通過する各気体Ga,Gbの速度を意味する。後述する気体Gc,Gd,Geの線速度LVc,LVd,LVeについても、同様の方法で定義・導出される。
なお、気体導入部5から流動層3へ送り込まれた気体Gは、気体排出部10より集熱容器2の外部へ排出される。なお、実施例2を説明する図2(b)に示すように、気体導入部5から流動層3へ導入された気体G(図示では、窒素N2)が、流動層3内で化学反応を起こし、気体排出部10から排出される際には質・組成の異なる気体(図示では、酸素02)となる場合があることを留意されたい。
また、集熱容器2は、粒子Pを導入・排出する粒子導入口6及び粒子排出口7と、流動層3に接続された第1・第2ループシール部8,9の少なくとも一方を更に備えることに留意されたい。ここで、後述する粒子Pの内循環及び外循環の促進の観点からは、図示の例のように、第1・第2ループシール部8,9の双方が流動層3の左右(両側)に設置されていることが好ましい。
以上のように構成された第1・第2ループシール部8,9を採用した太陽光集熱装置1は、照射部4直下の流動層3において粒子Pの組織的な内循環流動を確実に発生させつつ、集熱容器2の外部から内部への粒子Pの導入及び集熱容器2の内部から外部への粒子Pの排出(粒子の外循環流動)も同時に発生させること(多重循環)が可能となる。なお、第1・第2ループシール部8,9の好適な形態を以下に例示する。
第1ループシール部8は、下部開口部81と、下部開口部81より上方に延びた第2仕切板82と、第2仕切板82によって左右に仕切られつつ下部開口部81で互いに接続された第3・第4流動空間83,84と、第4流動空間84と流動層3の第1流動空間34とを区分する第1壁85と、第4流動空間84の上部に設けられ、第1流動空間34と接続するシール出口86と、を更に備えることが好ましい。
そして、粒子導入口6が第3流動空間83の上部に接続されることで、新たな粒子Pが逐次、集熱容器2の外部から第1ループシール部8へ導入され、第3・第4流動空間83,84及びシール出口86を通して、流動層3の第1流動空間34へ順次、案内されるようになる。
第2ループシール部9は、上部開口部91と、上部開口部91より下方に延びた第3仕切板92と、第3仕切板92によって左右に仕切られつつ上部開口部91によって互いに接続された第5・第6流動空間93,94と、第5流動空間93と流動層3の第2流動空間35とを区分する第2壁95と、第5流動空間93の下部に設けられ、流動層3の第2流動空間35に接続するシール入口96と、を更に備えることが好ましい。
そして、粒子排出口7が第6流動空間94の下部に接続されることで、流動層3において内循環された粒子Pが逐次、シール入口96から第2ループシール部9内へ導入され、第5・第6流動空間93,94を介して粒子排出口7から集熱容器2外部へ排出されるようになる。
次に、気体導入部5の好適な形態についても例示する。好適な気体導入部5は、第1ループシール部8の下部に設けられた第2分散板51bと、第2分散板51bを通して気体G(Gc,Gd)を第3・第4流動空間83,84に向け導入する第3・第4導入口52c,52dと、を更に備える。
また、太陽光集熱装置1には、第1・第2搬送路11,12と、蓄熱容器13と、が更に設けられることが好ましい。ここで、第1搬送路11は、粒子排出口7と蓄熱容器13とを連通して粒子Pを集熱容器2から蓄熱容器13へ搬送可能である。一方、第2搬送路12は、蓄熱容器13と粒子導入口6とを連通して粒子Pを蓄熱容器13から集熱容器2へ搬送可能であることを特徴とする。なお、蓄熱容器13には、粒子Pから熱の授受を行う熱交換器14が設けられてもよい。熱交換器14には、気体を導入する入口管15と、熱交換器14から熱を受け取った気体が排出される出口管16とが設けられてもよい。
なお、本発明の集熱容器2を、以下のように水熱分解装置2ds用の熱還元反応器2a(図2(b)を参照)として利用してもよい。この実施例の場合、粒子Pとして、酸化セリウム又は酸化セリウムを担持したジルコニア、或いは、フェライト又はフェライトを担持したジルコニアなどの金属酸化物粒子が選択されることが好ましい。なお、金属酸化物の粒径は、100~750μmの程度が好ましい。また、気体導入部5から供給される気体Gとして、粒子Pを還元可能なガス(例えば、窒素又はアルゴンなどの低酸素分圧ガス)が選択されることが好ましい。
また、本発明の集熱容器2を、以下のように、石炭コークス粒子をガス化させるための反応器(図示せず)として利用してもよい。この実施例3の場合、粒子Pとして、石炭コークス粒子と流動媒体粒子(例えば、石英砂)とが選択されることが好ましい。流動媒体粒子の粒径は、300μm以下がさらに好ましい。、流動層3内では、石炭コークス粒子と流動媒体粒子(例えば、石英砂)との体積比を、2:8~8:2程度に設定することが好ましい。また、気体導入部5から供給される気体Gとして、水蒸気が選択される。
以上の実施例2,3に示すように、本発明の太陽光集熱装置1は、太陽蓄熱、太陽熱燃料化、石炭コークスガス化、バイオマスガス化、水熱分解法の熱還元反応等の様々な用途に利用できることが理解できよう。さらに、本発明の装置1は、上述したように、粒子Pの内循環と外循環とを上手に組み合わせて発生できる(粒子Pの多重循環が可能である)ため、従来のバッチ式とは異なり、連続的な蓄熱等の反応(高効率な連続稼働)を起こすことができる。
本発明者らは、粒子Pの流動挙動を明らかにすべく、可視化実験装置を製作した。なお、可視化実験装置では、太陽光Sの集熱や照射を考慮に入れないモデル(cold model、図3(a)及び(b)参照)とした。集熱容器2を模擬した可視化流路はアクリル樹脂製の透明素材で作成され、この流路内に粒子Pを供給した。粒子Pとして、流路内の粒子Pの流動状況を可視化し易くするため、青と白の2色の発泡性ポリスチレン製ビーズ(粒子Pの直径は約0.7mm~1.4mm、比重は1.04)を使用した。
また、可視化流路(集熱容器2)の全幅は約300mm(第1~第5流動空間34,35,83,84,93の各幅50mm)であり、奥行きは30mmである(図3(a)を参照)。すなわち、このコールドモデルでは、夫々の流動空間の断面積は同一となるため、各流動空間を通過する流量の比率と、線速度の比率とは比例するようになる。
粒子Pは、フィーダーによって、17g/minの流量で第1ループシール部8の上方から供給した。気体導入部5における第1~第5流動空間34,35,83,84,93への気体G(Ga~Ge)として空気を使用し、各気体Ga~Geの流量を、Gc=Gd=Ge=20 NL/min(一定量)とし、GaとGbについては、0~80 NL/minの間で夫々の流量を変化させた。
以上の条件で実験した可視化結果を、図4のようにフローマップとして纏めた。図4中の縦軸のVLと横軸のVRは、左塔(第1流動空間34)と右塔(第2流動空間35)の各線速度(すなわち、上述のLVa,Lvb)を示す。図4中の符号「●」は、粒子Pの動きが観察されなかった状態を示す。なお、「△」は流動層3の左側(第1流動空間34)のみに気泡の発生が観察された状態を示し、「□」は流動層3の右側(第2流動空間35)のみに気泡の発生が観察された状態を示し、「○」は両側(第1・第2流動空間34,35)にて気泡の発生が観察された状態を示す。また、「▲」は、流動層3内で時計回り方向の粒子Pの循環(及び気泡の発生)が観察された状態を示し、一方、「■」は、流動層3内で反時計回り方向の粒子Pの循環(及び気泡の発生)が観察された状態を示す。
次に、第1~第5流動空間34,35,83,84,93を順番に青色の粒子Pと白色粒子Pとに分けて充填し、フィーダーから供給される粒子Pも白色の粒子Pを選択して、粒子Pの可視化を行った。なお、各気体Ga~Geの流量として、Gb=Gc=Gd=Ge=20 NL/minとし、Ga=55 NL/min(Ga>Gb)に設定した。
図6に測定開始直後(t=0[s])からt=5[s]までの間の一定時間毎の粒子Pの可視化画像を示す。なお、図5(b)はt=4[s]時の粒子Pの可視化画像に粒子Pの流れ方向を示す矢印を追加した図である。この試験条件では、中央部の二塔式流動層3において「時計回り」の粒子Pの内循環を起こしながら、第2ループシール部9へ粒子Pを安定に供給して粒子排出口7から粒子Pを排出することを確認できた。
2 集熱容器
2a 熱還元反応器
2b 酸化反応器
2ds 水熱分解装置(分離型反応システム)
3 流動層
4 照射部
5 気体導入部
6 粒子導入口
7 粒子排出口
8 第1ループシール部
9 第2ループシール部
10 気体排出部
11,12 第1・第2搬送路
13 蓄熱容器
14 熱交換器
15,16 熱交換器の入口管,出口管
21 集熱容器の天板
22 集熱容器の前後方向の側板
23 集熱容器の左右方向の側板
23a 照射部用側板
24 伸長部
31,32 流動層の第1・第2開口部
33 第1仕切板
34,35 流動層の第1・第2流動空間
41 照射部の窓
42 冷却流路
42a,42b 冷却流路の入口管,出口管
51a,51b,51c 気体導入部の第1・第2・第3分散板
52a,52b,52c,52d,52e 第1・第2・第3・第4・第5導入口
81 第1ループシール部の下部開口部
82 第2仕切板
83,84 第1ループシール部の第3・第4流動空間
85 第1壁
86 シール出口
91 第2ループシール部の上部開口部
92 第3仕切板
93,94 第1ループシール部の第5・第6流動空間
95 第2壁
96 シール入口
G(Ga,Gb,Gc,Gd,Ge) 気体導入部より供給する気体
LVa,LVb,LVc,LVd,LVe 気体導入部より供給する気体の線速度
P 蓄熱用粒子
S 集光された太陽光
Claims (12)
- 流動層と照射部と気体導入部とが設けられた集熱容器を備えた太陽光集熱装置であって、
前記流動層は、前記集熱容器内に設けられた第1・第2開口部と、第1・第2開口部との間に設けられた第1仕切板と、第1仕切板によって仕切られつつ第1・第2開口部に接続された第1・第2流動空間と、第1・第2流動空間内の粒子と、を備え、
前記照射部は、前記集熱容器に設けられた窓を備え、かつ、該窓を通して、集光された太陽光を案内して前記粒子へ照射し、
前記気体導入部は、前記流動層に設けられた第1分散板と、第1分散板を通して気体を第1・第2流動空間に向け導入する第1・第2導入口とを備え、かつ、第1導入口から第1流動空間に導入する気体の線速度を、第2導入口から第2流動空間に導入する気体の線速度より異ならせることで、第1流動空間と第2流動空間との間で前記粒子の内循環流動を発生させ、
前記集熱容器は、前記粒子を導入・排出する粒子導入口及び粒子排出口と、前記流動層に接続された第1・第2ループシール部の少なくとも一方を更に備え、
第1ループシール部は、前記粒子導入口と第1流動空間とを接続して、第1流動空間へ前記粒子を供給し、
第2ループシール部は、第2流動空間と前記粒子排出口とを接続して、第2流動空間内の前記粒子を前記粒子排出口へ供給することを特徴とする太陽光集熱装置。 - 前記集熱容器には、第1・第2ループシール部の双方が設けられ、
第1ループシール部は前記流動層の一方の側に設けられ、かつ、
第2ループシール部は前記流動層の他方の側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光集熱装置。 - 前記照射部の前記窓は前記集熱容器の上部に設けられ、かつ、前記気体導入部の第1分散板は前記流動層の下部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の太陽光集熱装置。
- 第1ループシール部は、下部開口部と、該下部開口部より上方に延びた第2仕切板と、第2仕切板によって仕切られつつ前記下部開口部で互いに接続された第3・第4流動空間と、第4流動空間と前記流動層の第1流動空間とを区分する第1壁と、第4流動空間の上部に設けられ、第1流動空間に接続するシール出口と、を更に備え、
前記粒子導入口が第3流動空間の上部に接続されることで、新たな粒子が前記集熱容器の外部から第1ループシール部へ導入され、第3・第4流動空間及び前記シール出口を通して、前記流動層の第1流動空間へ案内されることを特徴とする請求項3に記載の太陽光集熱装置。 - 第2ループシール部は、上部開口部と、該上部開口部より下方に延びた第3仕切板と、第3仕切板によって仕切られつつ前記上部開口部で互いに接続された第5・第6流動空間と、第5流動空間と前記流動層の第2流動空間とを区分する第2壁と、を更に備え、第5流動空間の下部に設けられ、第2流動空間に接続するシール入口と、を更に備え、
前記粒子排出口が第6流動空間の下部に接続されることで、前記流動層において内循環された前記粒子が前記シール入口から第2ループシール部内へ導入され、第5・第6流動空間を介して前記粒子排出口から前記集熱容器外部へ排出されることを特徴とする請求項3又は4に記載の太陽光集熱装置。 - 前記気体導入部は、
第1ループシール部の下部に設けられた第2分散板と、
第2分散板を通して気体を第3・第4流動空間に向け導入する第3・第4導入口と、
を更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の太陽光集熱装置。 - 前記気体導入部は、
第2ループシール部の下部に設けられた第3分散板と、
第3分散板を通して気体を第5流動空間に向け導入する第5導入口と、
を更に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の太陽光集熱装置。 - 前記太陽光集熱装置には、第1・第2搬送路と、蓄熱容器と、が更に設けられ、かつ、
第1搬送路は、前記粒子排出口と前記蓄熱容器とを連通して前記粒子を前記集熱容器から前記蓄熱容器へ搬送可能であり、
第2搬送路は、前記蓄熱容器と前記粒子導入口とを連通して前記粒子を前記蓄熱容器から前記集熱容器へ搬送可能であることを特徴とする請求項2~7のいずれかに記載の太陽光集熱装置。 - 前記粒子として、石英砂、鉄酸化物、及び、炭化珪素の群のうち少なくとも1種類が選択されることを特徴とする請求項2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。
- 前記粒子として、金属酸化物粒子が選択され、かつ、
前記気体導入部から供給される前記気体として前記粒子を還元可能なガスが選択され、
前記集熱容器を水熱分解法の熱還元反応器として利用することを特徴とする請求項2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。 - 前記粒子として、石炭コークス粒子及び流動媒体粒子が選択され、かつ、
前記気体導入部から供給される前記気体として水蒸気が選択され
前記集熱容器を、石炭コークス粒子をガス化させるための反応器として利用することを特徴とする請求項2~8のいずれかに記載の太陽光集熱装置。 - 請求項2~11のいずれかに記載の太陽光集熱装置を用いた太陽光集熱方法であって、
前記流動層及び第1・第2ループシール部に前記粒子を予め充填し、
前記気体導入部から第1分散板を介して、第1・第2流動空間に気体を導入し、
第1グループシール部に接続された前記粒子導入口から前記粒子を新たに導入し、
第2グループシール部に接続された前記粒子排出口から前記粒子を排出し、
第1・第2流動空間へ導入される気体の線速度を異なるように設定して、第1流動空間と第2流動空間との間で前記粒子の内循環流動を発生させることを特徴とする太陽光集熱方法。
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