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JP7063290B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description

本発明は、炊飯物である米と水を内釜に収容して炊飯を行う炊飯器に関するものである。
従来の炊飯器は、炊飯器の大きさ、機種等で異なるように設定される温度上昇率の所定範囲と、その所定範囲内にあるか、その所定範囲の上下限を外れているかを判定する手段を設けて、温度上昇率が所定範囲の下限を下回る場合には水量が多いと判定して加熱量を増加し、温度上昇率が所定範囲の上限を超える場合には水量が少ないと判定して加熱量を減少させるものがある。
特開平9-276132号公報
このような構成の従来の炊飯器では、温度上昇率のみの情報からでは水量の違いしか判定できない。つまり、米と水の量の比率(以下、「加水比」と言う)は求められず、単に炊飯量(主として水量)の判定しかできないことになる。例えば、2.0合の米に規定加水量より少ない水を加えた場合と、1.0合の米に規定加水量より多い水を加えた場合とでは、その温度上昇率はほぼ近しい値となってしまう。また、最近の炊飯器では、使用者の要求から0.5合刻みで炊飯量設定ができるものも提供されている。このような場合では、更に近しい値となり、場合によっては、それぞれが規定量の水を加えた場合の結果と入れ替わった結果となることも起こり得る。
その他の従来例として、重量センサにより総重量を計測したり、CCDイメージセンサで水面と米表面の位置から判定して米と水の比率を求めて、加水比のバラツキを補正するような炊飯器もあるが、構成が非常に複雑となったり、大きなコストアップを招く等の問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、温度上昇状況の比較結果により加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となるものである。
本発明の炊飯器では、内部に中空部が形成された本体と、中空部に着脱自在に収納され、内部に被加熱物を収容する内釜と、内釜を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御する制御手段と、炊飯する米量を設定する炊飯米量設定手段と、を備え、制御手段は、加熱手段にて内釜を加熱中に検知された内釜の第1の状態と、第1の状態の後の第2の状態と、炊飯米量設定手段にて設定された米量とに基づいて、加熱手段を制御するものとした。
本発明によれば、温度上昇状況を基にして加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。その構成は、スイッチ等による炊飯米量設定手段による炊飯米量の入力により実現するものであり、重量センサやCCDイメージセンサ等による複雑で高価なものではなく、極めて簡素で安価な構成とすることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器1を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の制御部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の内釜5の内側側面に施された規定加水量を示した水位目盛である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の炊飯米量に対応する規定加水量とその加水比の関係を表した表である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の炊飯米量と経過時間t1とを関係つける表である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器1の炊飯米量と所定時間経過後温度T1とを関係つける表である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器1の炊飯米量と所定時間経過後温度T2とを関係つける表である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器1の炊飯米量と経過時間τ1との関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器1の炊飯米量と経過時間τ1とを関係つける表である。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態6に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態6に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態7に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態7に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態8に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。 本発明の実施の形態9に係る炊飯器1の炊飯米量と経過時間τ1との関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態10に係る炊飯器1の炊飯手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る炊飯器1を示す斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る炊飯器1を示す断面図である。図1及び図2に示すように、炊飯器1は、例えば電磁誘導加熱式調理器であり、本体2と、蓋体3と、加熱手段4と、内釜5とを有している。本体2は、上面が開口21となっている有底円筒状をなしており、内部に中空部22が形成されている。蓋体3は、本体2の上面に開閉自在に取り付けられ、本体2の開口21を塞ぐ。加熱手段4は、本体2の中空部22の底面に設けられており、内釜5の底面に沿う形状をなしている。加熱手段4は、例えば加熱コイルであり、内釜5に渦電流を誘起して内釜5を加熱する。なお、加熱手段4は、平坦であっても良い。内釜温度検知手段6は内釜底面の温度を検知するものでありサーミスタで構成され、内釜5内に収容される被加熱物の温度を間接的に検知している。蓋温度検知手段7は蓋体3の底面部に設けられており、サーミスタで構成され内釜内雰囲気温度を検知している。
図3は図1に示す炊飯器1の上面図である。蓋体3の上面には、炊飯キー31、選択キー32、切/保温キー33、表示窓35、表示窓35の両側に配置された複数の設定キー34等により構成される操作パネル36が設けられている。設定キー34は、炊飯条件を設定するスイッチで、例えばお米キー、メニューキー、予約キー等で構成される。炊飯米量設定手段である炊飯米量キー34aは炊飯しようとする米量を設定するもので、炊飯を行う際に計量カップで計量された米量を入力する。例えば、1.0合の米を炊飯する場合には「1.0合」、1.5合の米を炊飯する場合には「1.5合」と設定する。また、蓋体3の上面には、炊飯時に発生する蒸気を排出する蒸気口37が設けられている。炊飯器本体2の前面には、蓋体3を開閉する蓋開閉ボタン2aが設けられている。
図4は実施の形態1に係る炊飯器1の制御部の概略構成を示すブロック図である。図3に示す炊飯キー31、選択キー32、切/保温キー33、設定キー34から構成される入力手段41と、図3の表示窓35やLCDやLED等により構成される表示手段42とは、制御手段43と接続され、制御手段43は、入力手段41の設定キー34から入力された炊飯する米の種類や炊飯メニューを、表示手段42に表示する。また、制御手段43は、入力手段41からの炊飯開始指示の入力を受付けると、加熱手段4を介して内釜5を加熱し、内釜温度検知手段6、蓋温度検知手段7で検知した温度に基づいて、加熱手段5を制御する。
図5は実施の形態1に係る炊飯器1の内釜5の内側側面に施された規定加水量を指示する水位目盛を表す。図6は炊飯する米量に対応する規定加水量とその加水比の関係を表した表である。図5において、炊飯する米量が1.0合の場合は、内釜5に洗米した1.0合の米を入れ、水位目盛の「1」の表示の線上に水位(水面の位置)を合わせる。同様に炊飯する米量が5.0合の場合は、内釜5に洗米した5.0合の米を入れ、水位目盛の「5」の表示の線上に水位(水面の位置)を合わせる。また、炊飯米量が1.0合と2.0合の中間の1.5合を炊飯したい場合は、計量カップで1.5合の米を計量し、内釜5に洗米した1.5合の米を入れ、水位目盛の「1」「2」の表示の両脇にあるギザギザの表示の谷の部分に水位(水面の位置)を合わせれば良い。この水位目盛の最大炊飯容量は5.5合までとなっている。
図6において、炊飯する米量が1.0合の場合、その容量は計量カップ1杯分で180mLとなる。この1.0合の炊飯米量に対応する規定加水量は270mLで、炊飯米量に対応する加水量の比率(加水比)は、
270(mL)/180(mL)=1.50(倍)
となっている。この規定加水量の設定は、炊飯器1の大きさや機種毎の特性により設定されるものである。炊飯米量が5.0合の場合は、米の容量は計量カップ5杯分で900mL、規定加水量は1050mL、加水比は1.17倍となっている。1.0合より5.0合の方が加水比が小さいのは、少量を炊飯する場合と多量を炊飯する場合とで、硬さ等の炊き上がり状態を略同等としようとすると炊飯工程の過程の違いにより蒸発水量に差異が生じるためであり、これらを考慮して規定加水量は設定されている。
ここで図5に戻って加水量のバラツキについて考察する。1.0合の米を炊飯する時、規定加水量270mLの加水がされた場合には「1」の表示の線上に水位(水面の位置)がある(「±0mm」の位置)。水加減をする際に、内釜5が水平ではなく傾いていたり、水加減に対する使用者の意識が低くて水位(水面の位置)がずれてしまったりした場合は、加水比に影響を与えることになる。図には規定加水量の「±0mm」に対して、「+1mm」「+2mm」「-1mm」「-2mm」の4つのパターンをイメージとして示した。最大炊飯容量1.0L(5.5合)用の炊飯器1の場合、±2mmの水位の差は加水量で約50mLに相当し、加水比が大きく変動してしまい、炊き上がりご飯の美味しさを損なうことに繋がる。5.0合の米を炊飯する時を考えてみる。炊飯器1の内釜5は略円筒形状なので、水位の違いが同じ場合の加水量の違いはほぼ同等(水位差1mmの場合の水量は1.0合でも5.0合でもほぼ同等)であるので、1.0合等の少量を炊飯する場合に比べて、5.0合のような多量を炊飯する場合の方が加水比への影響は少ないと考えられる。
図7は、実施の形態1に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。図7において、上部に記された曲線は、炊飯時の内釜温度検知手段6で検知される内釜5の底面温度を表した温度曲線である。下部に記されたパターン図は、加熱手段4である加熱コイルに入力される消費電力パターンを表す。まず、炊飯が開始すると、内釜5の底面温度を一定に保ちながら所定時間が経過するのを待つ。これを予熱工程と呼び、米に水分を充分に吸収させることが目的である。次に炊飯工程に移行する。炊飯工程では、強火で加熱することによって内釜5内の被加熱物である米と水の温度を一気に上昇させて沸騰させる。その後、火力を弱めて沸騰状態を維持する沸騰維持工程になり、その後に、内釜5内の水分が蒸発して無くなると、内釜5の底面温度が急激に上昇し始め、所定の底面温度になり、所定温度になった時点で炊飯工程を終了させる。この所定温度を炊飯完了温度、あるいはドライアップ温度とも呼ぶ。次に、むらし工程に移行する。むらし工程では、内釜5内のご飯の温度が低下しないように内釜5を適宜加熱しながら所定時間が経過するのを待つ。この加熱のことを一般的には2度炊きと呼ぶ。この時点で、炊飯開始時に収容された米は水分と加熱により糊化(α化)し、ご飯が炊き上がる。むらし工程が終了すると、ご飯を温度一定に保つ保温工程へと移行する。
炊飯工程の強火での加熱中、内釜温度検知手段6により検知される内釜温度は予熱時の保持温度から沸騰温度まで上昇する。この間で、2つの異なる所定の内釜温度を経過する時間は、内釜5内の炊飯米量や加水量によって異なってくる。
よって、炊飯米量設定手段34aで設定された炊飯米量に規定加水量を加水した場合での経過時間を、「0.5合」「1.0合」「1.5合」…のそれぞれの炊飯米量に対応して決めておくことで、炊飯米量に対応する加水量の状況を把握することができる。
図8は、炊飯米量と内釜温度が60℃から75℃になるまでの経過時間t1と、その経過時間t1に対する水量判断と、その時の加熱の制御を関係つけるデータを表形式にしたものであり、制御手段43が有している。
ここでは、図5における規定加水量「±0mm」から±1mmの範囲を標準範囲として、その標準範囲と、その標準範囲から経過時間t1の大きい方へ外れる上限範囲外と、小さい方へ外れる下限範囲外の3つの区分を設定して、制御手段43による加熱手段4の制御を調整するようにしている。
図8では、例えば、1.0合の場合に、内釜温度が60℃から75℃になるまでの経過時間t1が2分~3分の間である場合には、加水量は標準範囲、すなわち、規定加水量「±0mm」から±1mmの範囲にある場合であり、2分以下の場合には、下限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が少ない、規定加水量「±0mm」から-1mmを下回る範囲であり、3分以上の場合には、上限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が多い、規定加水量「±0mm」から+1mmを上回る範囲として、設定している。
なお、±0.5mmと±1.5mmで区分して、(1)-0.5mm~+0.5mmの標準範囲(±0mmゾーン)、(2)+0.5mm~+1.5mm(+1.0mmゾーン)、(3)+1.5mm~(+2.0mmゾーン)、(4)-0.5mm~-1.5mm(-1.0mmゾーン)、(5)-1.5mm~(-2.0mmゾーン)という5つの区分に設定しても良く、その設定は任意である。なお、区分同士の境界値は〇mm以上/〇mm未満というように判定結果が重複しないような設定が望ましい。
次に、実施の形態1における炊飯器1の炊飯制御に関し、図9のフローチャートに基づいて説明する。
まず、使用者は、設定キー34を操作し、炊飯条件として炊飯米量を入力する(S1)。例えば、炊飯米量を1.0合にするとかである。
次に、使用者は、炊飯キー31を押し、炊飯が開始される(S2)。
制御手段43は、炊飯条件に基づき、加熱手段4を動作させて予熱工程を行い(S3)、次に、加熱手段4の電力量を上げて、内釜5内の温度を上げるとともに、内釜温度検知手段6で内釜底面の温度検知を開始、内釜温度検知手段6で検知された温度が60℃になった時点でタイマーにより計時を開始し、75℃になった時点で終了させることで、60℃から75℃になるまでの時間を測定する(S4)。
その後、制御手段43は、図8の表を参考に、測定した時間が2分を超えるか否か(S5)、及び、3分未満か否かを判断する(S6)。
S5で、測定した経過時間t1が2分以下の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S6で、経過時間t1が3分以上の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、経過時間t1が、2分から3分の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
図7は、沸騰維持工程で標準通電割合とされた場合の動作を示しており、また、図10は、沸騰維持工程で標準通電割合-Δaとされた場合の動作を示すパターン図である。図7では、8秒ON/8秒OFFというような周期が16秒の通電パターンで制御される(通電率8/16と表す)。この場合の通電割合は50%である。また、図10は、6秒ON/10秒OFFというような通電パターン(通電率6/16)であり、どちらも加熱手段4の電力値自体は同一となっていて、通電率のみでの変更である。この場合の通電割合は37.5%である。
なお、両者は、沸騰維持工程での通電割合は異なるが、内釜5内の水量が相違するため、内釜5内の温度はほぼ同じになっている。沸騰維持工程で標準通電割合+Δbとされた場合の動作は、図示しないが、10秒ON/6秒OFF(通電率10/16)というように加熱手段4の加熱量を上げた通電パターンで制御すれば良い。この場合の通電割合は62.5%である。
この制御では、炊飯米量に対応する加水量が規定加水量より少ないと判断された場合、炊き上がりご飯の硬さが硬くなってしまうので、内釜5内の水の蒸発量を抑制して炊き上がりご飯の含水率を上げて軟らかくする方向へ補正することができ、炊飯米量に対応する加水量が規定加水量より多いと判断された場合、炊き上がりご飯の硬さが軟らかくなってしまうので、内釜5内の水の蒸発量を促進して炊き上がりご飯の含水率を下げて硬くする方向へと補正することができる。
このように実施の形態1の炊飯器1では、温度上昇状況の比較結果により加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、内釜5の底部の温度を検知する内釜温度検知手段6が第1の温度になってから第2の温度になるまでの時間に基づき、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別して加熱電力量を調整したが、実施の形態2では、炊飯工程に移行した後、所定時間の間の温度上昇状況に基づき、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別して、加熱を調整するという点で異なる。
図11は、実施の形態2に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。予熱工程後の炊飯工程での初期段階では、急激に火力を上昇させて内釜5内の温度を上昇させるが、この間の火力は設定した炊飯米量に応じては変わるが、加水量に応じては変えないため、内釜5内の水量により温度上昇状況が異なる。よって、内釜底面の温度が60℃になってから3分経過後の内釜底面の温度を測定している。
図12は、炊飯米量と内釜温度が60℃から3分経過した時点での温度T1と、その温度T1に対する水量判断と、その時の加熱の制御を関係つけるデータを表形式にしたものであり、制御手段43が有している。
ここでは、例えば、1.0合の場合に、内釜温度が60℃になってから3分経過後の温度T1が70℃~80℃の間である場合には、加水量は標準範囲、80℃以上の場合には、下限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が少ない、70℃以下の場合には、上限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が多い、と設定している。
次に、実施の形態2における炊飯器1の炊飯制御に関し、図13のフローチャートに基づいて説明する。
まず、使用者は、設定キー34を操作し、炊飯条件として炊飯米量を入力する(S1)。例えば、炊飯米量を1.0合にするとかである。
次に、使用者は、炊飯キー31を押し、炊飯が開始される(S2)。
制御手段43は、炊飯条件に基づき、加熱手段4を動作させて予熱工程を行い(S3)、次に、加熱手段4の電力量を上げて、内釜5内の温度を上げるとともに、内釜温度検知手段6で内釜底面の温度検知を開始、内釜温度検知手段6で検知された温度が60℃になった時点でタイマーにより計時を開始し、3分経過時点での温度T1を内釜温度検知手段6で検知する(S14)。
その後、制御手段43は、図12の表を参考に、検知した温度T1が80℃未満か否か(S15)、及び、70℃を超えるか否かを判断する(S16)。
S15で、検知した温度T1が80℃以上の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S16で、温度T1が70℃以下の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、温度T1が、70℃から80℃の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
このような実施の形態2のような方法でも、実施の形態1と同様に、温度上昇状況の比較結果により加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊上げることが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態2では、内釜底面の温度が60℃になってから3分経過後の内釜底面の温度を測定し、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別したが、実施の形態3では、炊飯工程に移行後の所定時から所定時までの温度差により、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別して、加熱を調整するという点で異なる。
図14は、実施の形態3に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。予熱工程後の炊飯工程での初期段階では、急激に火力を上昇させて内釜5内の温度を上昇させるが、この間の火力は設定した炊飯米量に応じては変わるが、加水量に応じては変えないため、内釜5内の水量により温度上昇状況が異なる。よって、炊飯工程に移行してから3分後の温度と6分後の温度との差を測定している。
図15は、炊飯米量と炊飯工程移行後の3分後の温度と6分後の温度の温度差T2と、その温度差T2に対する水量判断と、その時の加熱の制御を関係つけるデータを表形式にしたものであり、制御手段43が有している。
ここでは、例えば、1.0合の場合に、温度差T2が10℃~15℃である場合には、加水量は標準範囲、15℃以上の場合には、下限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が少ない、10℃以下の場合には、上限範囲外、すなわち適正水量に比較して水分が多い、と設定している。
次に、実施の形態3における炊飯器1の炊飯制御に関し、図16のフローチャートに基づいて説明する。
まず、使用者は、設定キー34を操作し、炊飯条件として炊飯米量を入力する(S1)。例えば、炊飯米量を1.0合にするとかである。
次に、使用者は、炊飯キー31を押し、炊飯が開始される(S2)。
制御手段43は、炊飯条件に基づき、加熱手段4を動作させて予熱工程を行い(S3)、次に、加熱手段4の電力量を上げて、内釜5内の温度を上げるとともに、タイマーが計時を開始、タイマーが3分になった時点で内釜温度検知手段6で検知された温度と、6分になった時点で内釜温度検知手段6で検知された温度との温度差T2を検出する(S24)。
その後、制御手段43は、図15の表を参考に、検出した温度差T2が15℃未満か否か(S25)、及び、10℃を超えるか否かを判断する(S26)。
S25で、温度差T2が15℃以上の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S26で、温度差T2が10℃以下の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、温度差T2が、10℃から15℃の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
このような実施の形態3のような方法でも、実施の形態2と同様に、温度上昇状況の比較結果により加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊上げることが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1では、内釜5の底面の温度を検知する内釜温度検知手段6が第1の温度になってから第2の温度になるまでの時間に基づき、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別して加熱電力量を調整したが、実施の形態4では、内釜温度検知手段6が第1の温度になってから、蓋温度検知手段7が第1の温度になるまでの時間に基づき、加水量が下限範囲外、上限範囲外を判別して、加熱を調整するという点で異なる。電磁誘導加熱式の炊飯器1では、内釜5自体が発熱する構成であるので、内釜温度検知手段6による内釜温度では被加熱物の温度が忠実に反映され難いという背景もあり、ここでは、蓋温度検知手段7を用いたものである。
図17は、実施の形態4に係る炊飯器1の動作を示すパターン図であり、図18は、実施の形態4に係る炊飯器1の炊飯米量と内釜温度が所定温度になってから蓋温度が所定温度になるまでの経過時間τ1との関係を表すグラフである。図18において、横軸は炊飯米量を示しここでは0.5合から2.0合まで0.5合刻みで示している。縦軸は、ここでは、内釜温度が70℃になってから蓋温度が70℃になるまでの経過時間τ1を、分を単位として表している。5本の直線は、規定加水量を示す水位目盛との水位の違い毎に引かれた特性直線である。「±0mm」が規定加水量の場合を表し、規定加水量を示す水位目盛から「+1mm」「+2mm」水位が高かった場合、「-1mm」「-2mm」水位が低かった場合の5つである。
このグラフから分かるように、内釜5内の水の量に応じて、経過時間τ1は変化する。すなわち、規定加水量に対して内釜5内の水量が多い場合には、経過時間τ1は規定加水量の場合に比較して長くなり、規定加水量に対して内釜5内の水量が少ない場合には、経過時間τ1は規定加水量の場合に比較して短くなる。
よって、内釜温度が70℃になってから蓋温度が70℃になるまでの経過時間τ1を測ることで、内釜5内の水量が規定加水量に比較して多い、少ないを判断することができる。
図19は、炊飯米量と内釜温度が70℃になってから蓋温度が70℃になるまでの経過時間τ1と、その経過時間τ1に対する水量判断と、その時の加熱の制御を関係つけるデータを表形式にしたものであり、制御手段43が有している。
図19では、例えば、1.0合の場合に、内釜温度が70℃になってから蓋温度が70℃になるまでの経過時間τ1が3分~4分の間である場合には、加水量が標準範囲、3分以下の場合には、加水量が下限範囲外、4分以上の場合には、加水量が上限範囲外、となっている。
次に、実施の形態4における炊飯器1の炊飯制御に関し、図20のフローチャートに基づいて説明する。
まず、使用者は、設定キー34を操作し、炊飯条件として炊飯米量を入力する(S1)。例えば、炊飯米量を1.0合にするとかである。
次に、使用者は、炊飯キー31を押し、炊飯が開始される(S2)。
制御手段43は、炊飯条件に基づき、加熱手段4を動作させて予熱工程を行い(S3)、次に、加熱手段4の電力量を上げて、内釜5内の温度を上げるとともに、内釜温度検知手段6で内釜底面の温度検知を開始、内釜温度検知手段6が70℃になった時点でタイマーにより計時を開始し、蓋温度検知手段7が70℃になった時点で終了させることで、内釜温度が70℃になってから蓋温度が70℃になるまでの経過時間τ1を測定する(S34)。
その後、制御手段43は、図19の表を参考に、測定した時間が3分を超えるか否か(S35)、及び、4分未満か否かを判断する(S36)。
S35で、経過時間τ1が3分以下の場合には、下限範囲外、すなわち水が少ない状態であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S36で、経過時間τ1が4分以上の場合には、上限範囲外、すなわち水が多い状態であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、経過時間τ1が、3分~4分の間の場合には、標準範囲、すなわち適正水量であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された電力量で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
このように実施の形態4の炊飯器1では、温度上昇状況を求める温度情報として内釜温度検知手段6による内釜温度に加え、蓋温度検知手段7による蓋温度を用いることによって、内釜5内の被加熱物の温度変化を内釜内雰囲気温度として捉えることでより正確に被加熱物の量の違いを判定することができる。なお、ここでは所定の内釜温度と所定の蓋温度を同じ値(70℃)としたがこれに限られるものではなく、内釜温度70℃から蓋温度75℃までというように異なる温度に設定しても良い。また、実施の形態2において、内釜温度検知手段6が60℃になってから、3分経過後の蓋温度を検知し、その蓋温度に応じて制御しても良いし、炊飯開始後所定時間経過後の蓋温度を検知し、その蓋温度に応じて制御しても良い。
また、実施の形態3において、3分経過後の蓋温度と6分経過後の蓋温度との温度差に応じて制御しても良い。
実施の形態5.
実施の形態5は、沸騰維持工程での加熱量を調整する手段が実施の形態4とは異なるものである。
図21は、下限範囲外における通電パターンを示したものであり、沸騰維持工程での通電割合は、8秒ON/8秒OFF(通電率8/16)であり、図7に示した標準範囲のものと同様である。しかし、加熱手段4の電力値が低くなっており、その点で図7の通電パターンとは異なっている。なお、図示しないが、上限範囲外の場合には、8秒ON/8秒OFF(通電率8/16)であるが、加熱手段4の電力値を図7よりも大きくする。
このように、通電割合は同じで、通電時の電力値を変える方法でも、温度上昇状況の比較結果により加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
実施の形態6.
実施の形態4では、水の量に応じて通電割合を変えていたが、この実施の形態6は、炊飯完了温度を変化させるようにしたものである。
沸騰維持工程が終わり、内釜5内の水分が無くなり内釜底部の温度が上昇していく工程を炊上げ工程と呼ぶ。炊上げ工程では、内釜温度検知手段6による内釜底面の検知温度が、予め定められた所定の温度を検知すると炊飯工程を終了する。この温度を炊飯完了温度、あるいはドライアップ温度と呼ぶ。
図22は、この実施の形態6における制御のフローチャートである。S1~S34実施後、S35で、経過時間τ1が3分以下の場合には、下限範囲外、すなわち水が少ない状態であるため、その後の炊飯完了温度を120℃にする(S47)。また、S36で、経過時間τ1が4分以上の場合には、上限範囲外、すなわち水が多い状態であるため、その後の炊飯完了温度を160℃にする(S49)。また、経過時間τ1が、3分~4分の間の場合には、標準範囲、すなわち適正水量であるため、その後の炊飯完了温度を140℃にする(S48)。
その後、S47~S49で設定された炊飯完了温度で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
図23は、炊飯完了温度が140℃である場合の炊飯器1の動作を示すパターン図であり、図24は、炊飯完了温度が120℃である場合の炊飯器1の動作を示すパターン図である。
このように、炊飯完了温度を下げることで、内釜5内の余剰水を多く残して炊き上がりご飯の含水率を上げ、規定加水量の場合より硬くなってしまうご飯の炊き上がり硬さを軟らかい方向へ補正することができ、炊飯完了温度を上げることで、内釜5内の余剰水の蒸発を促進して炊き上がりご飯の含水率を下げ、規定加水量の場合より軟らかくなってしまうご飯の炊き上がり硬さを硬い方向へと補正することができる。
このように実施の形態6の炊飯器1では、温度上昇状況の比較結果に基づき加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
実施の形態7.
実施の形態4では、水の量に応じて通電割合を変えていたが、実施の形態7では、むらし工程での加熱量を変えたものである。
図25及び図26は、実施の形態7に係る炊飯器1の動作を示すパターン図である。ここで、上部に記された曲線は、炊飯時の内釜温度検知手段6で検知される内釜5の底面温度を表した温度曲線と蓋温度検知手段7で検知される内釜内雰囲気温度を表した温度曲線である。下部に記されたパターン図は、加熱手段4である加熱コイルに入力される消費電力パターンを表す。
図25は、例えば、図20のフローチャートにおいて、加水量が標準範囲、すなわち、経過時間τ1が3分から4分の間であった場合のものである。内釜温度検知手段6が炊飯完了温度を検知すると、炊飯工程は終了してむらし工程へ移行する。むらし工程では、内釜温度が炊飯完了温度から徐々に低下して予め定められたむらし温度になると加熱手段4に通電してむらし温度を維持するように制御する。あるいは、炊飯完了温度検知から所定時間経過後に所定の加熱量で加熱手段4を通電するように制御しても良い。この所定時間は、内釜底面の温度がむらし温度までに低下するであろう時間を実験等で求めて予め設定しておけば良い。
図26は、図20のフローチャートにおいて、加水量が下限範囲外、すなわち、経過時間τ1が3分以下であった場合のものである。ここでは、図25と比較して、むらし工程での加熱手段4の加熱量が小さく設定されていることである。
むらし工程での加熱手段4の加熱量を下げることで、内釜5内の余剰水を多く残して炊き上がりご飯の含水率を上げ、規定加水量の場合より硬くなってしまうご飯の炊き上がり硬さを軟らかい方向へ補正することができる。
なお、図示しないが、図20のフローチャートにおいて、加水量が上限範囲外、すなわち、経過時間τ1が4分以上であった場合には、むらし工程での加熱手段4の加熱量が大きく設定される。
むらし工程の加熱手段4の加熱量を上げることで、内釜5内の余剰水の蒸発を促進して炊き上がりご飯の含水率を下げ、規定加水量の場合より軟らかくなってしまうご飯の炊き上がり硬さを硬い方向へと補正することができる。
なお、ここではむらし工程での加熱手段4の加熱量の通電パターンは、電力値を一定として通電割合を変化させる、いわゆる通電率による制御の変更方法を挙げたが、前述したような通電率は一定に保って加熱手段4の電力値を変更するような制御方法でも同様の結果を得ることができる。
実施の形態8.
実施の形態7では、むらし工程での加熱量を変化させたが、図27に示すように、むらし工程における内釜底面の温度を変えるようにしても良い。
図27の通電パターンは、図20のフローチャートにおいて、加水量が上限範囲外、すなわち、経過時間τ1が4分以上であった場合のものであり、図25に比較して、むらし工程での内釜底面の温度を高く設定している。むらし工程でのむらし温度を上げることで、内釜5内の余剰水の蒸発を促進して炊き上がりご飯の含水率を下げ、規定加水量の場合より軟らかくなってしまうご飯の炊き上がり硬さを硬い方向へ補正することができる。
なお、図示はしていないが、図20のフローチャートにおいて、加水量が下限範囲外、すなわち、経過時間τ1が3分以下であった場合には、むらし工程での内釜底面の温度を低く設定する。
むらし工程でのむらし温度を下げることで、内釜5内の余剰水を多く残して炊き上がりご飯の含水率を上げ、規定加水量の場合より硬くなってしまうご飯の炊き上がり硬さを軟らかい方向へと補正することができる。
なお、むらし工程でのむらし温度の変更方法は、加熱手段4の加熱量の調整によるものでも良いし、むらし温度に保つために温度一定制御を行っても良い。加熱手段4の加熱量の調整は、電力値を一定として通電割合を変化させる通電率によるものでも良いし、通電率は一定に保って加熱手段4の電力値を変更するような制御方法でも良い。
このように実施の形態8の炊飯器1では、温度上昇状況の比較結果に基づき加水量のバラツキの炊き上がりへの影響を補正して、最適な炊飯結果に近づけることで美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
実施の形態9.
図28は、実施の形態9に係る炊飯器1の炊飯米量と経過時間τ1との関係を表すグラフであり、実施の形態4で説明した図18に炊飯米量が1.0合の場合を例にして異常時の制御について追加した。図28において、炊飯米量が1.0合の場合、規定加水量である±0mmを経過時間τ1(0)、規定加水量を示す水位目盛から「+2mm」水位が高かった場合を経過時間τ1(a)とし、規定加水量を示す水位目盛から「-2mm」水位が低かった場合を経過時間τ1(b)とする。もし加水量が+2mmを超えていたり、-2mmを下回っていたりした場合、想定された補正可能な範囲を外れてしまっており適正な補正制御結果を得ることはできないので、この場合は異常と判断して規定加水量である±0mmにおける制御に移行させる。
なお、実施の形態1で説明したように、各加水量に対応する特性の範囲に±0.5mmの幅を設定したような場合は、+2.5mmを超える場合、及び-2.5mmを下回る場合に同様の制御とすれば良い。
このように実施の形態9の炊飯器1では、炊飯米量に対応する加水量が想定された補正可能な範囲を外れてしまっており、適正な補正制御結果を得ることができないような場合は異常と判断して、規定加水量である±0mmにおける制御に移行させるので、過剰な補正制御で過熱してしまうようなことや、逆に加熱手段4の加熱量が少な過ぎて炊き上がりご飯が生炊けとなってしまうような不具合の発生が無く安全である。
具体的には、図8の場合には、例えば、経過時間t1が1.5分以下、及び、3.5分以上を設け、その場合には、エラーとして、制御を標準通電割合にするように設定し、図9のフローチャートで、t1>1.5分、3.5分>t1の場合分けを追加することで実現可能である。
図12の場合には、例えば、3分経過後温度T1が90℃以上、及び、60℃以下を設け、その場合には、エラーとして、制御を標準通電割合にするように設定し、図13のフローチャートで、90℃>T1、T1>60℃の場合分けを追加することで実現可能である。
図15の場合には、例えば、3分と6分との温度差T2が20℃以上、及び、5℃以下を設け、その場合には、エラーとして、制御を標準通電割合にするように設定し、図16のフローチャートで、20℃>T2、T2>5℃の場合分けを追加することで実現可能である。
図19の場合には、例えば、経過時間τ1が2分以下、及び、5分以上を設け、その場合には、エラーとして、制御を標準通電割合にするように設定し、図20のフローチャートで、τ1>5分、2分>τ1の場合分けを追加することで実現可能である。
実施の形態10.
これまで説明した内釜温度検知手段6及び蓋温度検知手段7により検知される内釜温度や蓋温度と時間の関係は、全て温度上昇率として捉えることができる。例えば、内釜温度検知手段6による内釜温度の所定温度間の温度差とその経過時間の関係を考えると、経過時間に対する温度差(温度上昇率=温度差/経過時間)で表現できる。内釜温度検知手段6が所定温度を検知してから、蓋温度検知手段7が所定温度を検知するまでの経過時間の関係では、経過時間の大小が温度上昇率を表すことになるが、この場合は経過時間が小さい場合に温度上昇率が大きく、経過時間が大きい場合に温度上昇率が小さいと解釈することができる。内釜温度検知手段6が所定温度を検知してから所定時間後の内釜温度検知手段6の内釜温度、あるいは蓋温度検知手段7の蓋温度についても同様で、所定時間に対する内釜温度検知手段6の温度差や、所定時間に対する内釜温度検知手段6と蓋温度検知手段7の検知温度の温度差から温度上昇率を求めて判定することができる。
炊飯毎に測定される温度上昇率は、炊飯器本体2の周囲の環境条件や、炊飯のために内釜5内に収容される被加熱物の特性によって変化する。例えば、炊飯器本体2の周囲温度、海抜高度、水温、電源電圧や電力バラツキ、米の銘柄や保存状態等である。従って、これら諸条件に対して、温度上昇率の比較結果を適宜調整することが望ましい。炊飯器本体2の周囲温度を例にすると、周囲温度が低い場合には温度上昇率が小さくなったり、周囲温度が高い場合には逆に温度上昇率が大きくなったりすると考えられるので、周囲温度を数段階に区分して、各区分毎に炊飯毎に測定される温度上昇率の比較結果を調整すると良い。
次に、実施の形態10における炊飯器1の炊飯制御に関し、図29のフローチャートに基づいて説明する。図29は、図9のフローチャートに周囲温度の違いによる温度上昇率の比較結果を調整する制御を追加したものである。まず、使用者は、設定キー34を操作し、炊飯条件と炊飯米量を入力する(S1)。例えば、炊飯米量を1.0合にするとかである。次に、使用者は、炊飯キー31を押し、炊飯が開始される(S2)。
ここで、制御手段43は、炊飯器本体2の周囲温度を測定する(S51)。測定は、周囲温度測定用の専用の検知手段を設けても良いし、前記内釜温度検知手段6や前記蓋温度検知手段7と兼用しても良い。炊飯キー31が押され、炊飯が開始した直後のまだ加熱手段4の加熱による各部の温度上昇の影響を受けていないタイミングでは可能と考えられる。
続いて、制御手段43は炊飯条件に基づき、加熱手段4を動作させて予熱工程を行い(S3)、次に、加熱手段4の電力量を上げて、内釜5内の温度を上げるとともに、内釜温度検知手段6で内釜底面の温度検知を開始、内釜温度検知手段6で検知された温度が60℃になった時点でタイマーにより計時を開始し、75℃になった時点で終了させることで、60℃から75℃になるまでの時間を測定する(S4)。
S52では、測定された周囲温度が5℃未満か否かが判定され、5℃未満と判定された場合(Yes)はS65へ、5℃未満ではない(No)、つまり5℃以上の場合はS53へ移行する。S53では、測定された周囲温度が30℃未満か否かが判定され、30℃未満と判定された場合(Yes)はS5へ、一方、周囲温度が30℃未満ではない(No)、つまり30℃以上の場合はS75へと移行する。
S52とS53で3つに区分された中の、周囲温度が5℃以上30℃未満の場合であるS5以降の制御を最初に説明する。S5以降の制御は図9のS5以降と同じ内容であり、周囲温度が常温付近の場合の例としている。制御手段43は、図8の表を参考に、測定した経過時間t1が2分を超えるか否か(S5)、及び、3分未満か否かを判断する(S6)。
S5で、測定した経過時間t1が2分以下の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S6で、経過時間t1が3分以上の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、経過時間t1が、2分から3分の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
次に、周囲温度が5℃未満と判定された場合のS65以降の制御について説明する。制御手段43は、図示しないが図8に相当する表を参考に、測定した経過時間t1が1分を超えるか否か(S65)、及び、1.5分未満か否かを判断する(S66)。
S65で、測定した経過時間t1が1分以下の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S66で、経過時間t1が1.5分以上の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、経過時間t1が、1分から1.5分の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
次に、周囲温度が30℃以上と判定された場合のS75以降の制御について説明する。制御手段43は、図示しないが図8に相当する表を参考に、測定した経過時間t1が3分を超えるか否か(S75)、及び、4.5分未満か否かを判断する(S76)。
S75で、測定した経過時間t1が3分以下の場合には、下限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔa小さくする(S7)。また、S76で、経過時間t1が4.5分以上の場合には、上限範囲外であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合よりΔb大きくする(S9)。また、経過時間t1が、3分から4.5分の間の場合には、標準範囲であるため、その後の沸騰維持工程での通電割合を標準通電割合とする(S8)。
その後、S7~S9で設定された通電割合で、その後の沸騰維持工程を実行し(S10)、その後、むらし工程を行い(S11)、炊飯が終了することになる。
ここでは、周囲温度が5℃未満の場合は、測定した経過時間t1が1~1.5分の間を標準範囲とし、1分以下を下限範囲外、1.5分以上を上限範囲外とし、周囲温度が5℃以上30℃未満の場合は、測定した経過時間t1が2~3分の間を標準範囲とし、2分以下を下限範囲外、3分以上を上限範囲外とし、周囲温度が30℃以上の場合は、測定した経過時間t1が3~4.5分の間を標準範囲とし、3分以下を下限範囲外、4.5分以上を上限範囲外としている。周囲温度が低い場合に温度上昇率が小さくなったり、周囲温度が高い場合には逆に温度上昇率が大きくなったりした時にも、最適な補正制御となっている。
このように実施の形態10の炊飯器1では、炊飯器本体2の周囲の環境条件や、炊飯のために内釜5内に収容される被加熱物の特性等の諸条件に対して、温度上昇状況の比較結果を適宜調整するので、比較結果のバラツキが無く、常に正確な補正制御による炊飯結果を得ることができる。
実施の形態11.
前述したように、炊飯米量に対応する規定加水量からの加水量のバラツキによる炊飯への影響は、炊飯米量が少ない場合の方が大きく、炊飯米量が多い場合の方が小さくなる。従って、炊飯米量設定手段34aでの米量の設定の範囲を、補正制御の効果の期待できる、例えば2.0合までの少量に限定する仕様としても良い。
このような実施の形態11の炊飯器1では、炊飯米量設定手段34aでの米量の設定の範囲を限定しているので、「0.5合」「1.0合」…「5.5合」というように選択肢が多数となり操作が複雑となることなく操作性が向上する。更に、少量側に限定していることで、補正制御の効果を顕著に得ることができ、操作性と炊飯性能の向上を両立することが可能となる。
この発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨の範囲で適宜変更が可能である。例えば、実施の形態2と実施の形態6、7等を組み合わせて、上限範囲外の場合に、沸騰維持工程での通電割合を大きくするとともに、炊飯完了温度を高くしたり、さらに、むらし工程での電力量を大きくする等、しても良い。
1 炊飯器、 2 本体、 3 蓋体、 4 加熱手段 5 内釜 6 内釜温度検知手段 7 蓋温度検知手段 34 設定キー 34a 炊飯米量設定手段 41 入力手段 42 表示手段 43 制御手段。

Claims (25)

  1. 上面が開口し、内部に中空部が形成された本体と、
    前記本体の上面に開閉自在に取り付けられ、前記開口を塞ぐ蓋体と、
    前記中空部に着脱自在に収納され、内部に被加熱物を収容する内釜と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記蓋体の上面に設けられ、炊飯しようとする米量を設定する炊飯米量設定手段と、
    前記本体に設けられ、前記内釜の温度を検知する内釜温度検知手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記炊飯米量設定手段で設定できる炊飯米量と、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度から、それより高い第2の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量に予め定めた水量を加算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度から、それより高い第2の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量から予め定めた水量を減算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度から、それより高い第2の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータを少なくとも備え、
    前記内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから第2の温度を検知するまでの経過時間と、前記データとに基づいて、加熱手段を制御することを特徴とする炊飯器。
  2. 内釜の温度を一定に保つ予熱工程、被加熱物を沸騰させる沸騰工程、沸騰状態を炊飯完了温度になるまで維持させる沸騰維持工程、前記内釜の温度を所定温度になるように所定時間加熱するむらし工程のパターンで炊飯を行うものであり、第1の温度および第2の温度は、前記沸騰工程での温度であることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから第2の温度を検知するまでの経過時間と、データとに基づいて、沸騰維持工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
  4. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから第2の温度を検知するまでの経過時間と、データとに基づいて、沸騰維持工程での炊飯完了温度を制御することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
  5. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから第2の温度を検知するまでの経過時間と、データとに基づいて、むらし工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
  6. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから第2の温度を検知するまでの経過時間と、データとに基づいて、むらし工程での所定温度を制御することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
  7. 上面が開口し、内部に中空部が形成された本体と、
    前記本体の上面に開閉自在に取り付けられ、前記開口を塞ぐ蓋体と、
    前記中空部に着脱自在に収納され、内部に被加熱物を収容する内釜と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記蓋体の上面に設けられ、炊飯しようとする米量を設定する炊飯米量設定手段と、
    前記本体に設けられ、前記内釜の温度を検知する内釜温度検知手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記炊飯米量設定手段で設定できる炊飯米量と、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第3の温度になってから所定時間経過時に検知された温度とを対応させたデータと、
    前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量に予め定めた水量を加算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第3の温度になってから所定時間経過時に検知された温度とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量から予め定めた水量を減算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第3の温度になってから所定時間経過時に検知された温度とを対応させたデータを少なくとも備え、
    前記内釜温度検知手段で第3の温度を検知してから所定時間経過時に検知された温度と、前記データとに基づいて、加熱手段を制御することを特徴とする炊飯器。
  8. 内釜の温度を一定に保つ予熱工程、被加熱物を沸騰させる沸騰工程、沸騰状態を炊飯完了温度になるまで維持させる沸騰維持工程、前記内釜の温度を所定温度になるように所定時間加熱するむらし工程のパターンで炊飯を行うものであり、第3の温度は、前記沸騰工程での温度であり、前記所定時間経過時は前記沸騰工程内であることを特徴とする請求項7に記載の炊飯器。
  9. 制御手段は、内釜温度検知手段で第3の温度を検知してから所定時間経過時に検知された温度と、データとに基づいて、沸騰維持工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項8に記載の炊飯器。
  10. 制御手段は、内釜温度検知手段で第3の温度を検知してから所定時間経過時に検知された温度と、データとに基づいて、沸騰維持工程での炊飯完了温度を制御することを特徴とする請求項8に記載の炊飯器。
  11. 制御手段は、内釜温度検知手段で第3の温度を検知してから所定時間経過時に検知された温度と、データとに基づいて、むらし工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項8に記載の炊飯器。
  12. 制御手段は、内釜温度検知手段で第3の温度を検知してから所定時間経過時に検知された温度と、データとに基づいて、むらし工程での所定温度を制御することを特徴とする請求項8に記載の炊飯器。
  13. 上面が開口し、内部に中空部が形成された本体と、
    前記本体の上面に開閉自在に取り付けられ、前記開口を塞ぐ蓋体と、
    前記中空部に着脱自在に収納され、内部に被加熱物を収容する内釜と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記蓋体の上面に設けられ、炊飯しようとする米量を設定する炊飯米量設定手段と、
    前記本体に設けられ、前記内釜の温度を検知する内釜温度検知手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記炊飯米量設定手段で設定できる炊飯米量と、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量を加水して炊飯した場合に、第1の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量に予め定めた水量を加算した水量を加水して炊飯した場合に、第1の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度との温度差とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量から予め定めた水量を減算した水量を加水して炊飯した場合に、前記第1の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の前記第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差とを対応させたデータを少なくとも備え、
    前記第1の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の前記第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差と、前記データとに基づいて、加熱手段を制御することを特徴とする炊飯器。
  14. 内釜の温度を一定に保つ予熱工程、被加熱物を沸騰させる沸騰工程、沸騰状態を炊飯完了温度になるまで維持させる沸騰維持工程、前記内釜の温度を所定温度になるように所定時間加熱するむらし工程のパターンで炊飯を行うものであり、第1の所定時間経過時、第2の所定時間経過時は前記沸騰工程内であることを特徴とする請求項13に記載の炊飯器。
  15. 制御手段は、第1の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差と、データとに基づいて、沸騰維持工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項14に記載の炊飯器。
  16. 制御手段は、第1の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差と、データとに基づいて、沸騰維持工程での炊飯完了温度を制御することを特徴とする請求項14に記載の炊飯器。
  17. 制御手段は、第1の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差と、データとに基づいて、むらし工程での加熱手段への通電割合、又は電力量を制御することを特徴とする請求項14に記載の炊飯器。
  18. 制御手段は、第1の所定時間経過時に内釜温度検知手段で検知された温度と、その後の第2の所定時間経過時に前記内釜温度検知手段で検知された温度との温度差と、データとに基づいて、むらし工程での所定温度を制御することを特徴とする請求項14に記載の炊飯器。
  19. 上面が開口し、内部に中空部が形成された本体と、
    前記本体の上面に開閉自在に取り付けられ、前記開口を塞ぐ蓋体と、
    前記中空部に着脱自在に収納され、内部に被加熱物を収容する内釜と、
    前記内釜を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記蓋体の上面に設けられ、炊飯しようとする米量を設定する炊飯米量設定手段と、
    前記本体に設けられ、前記内釜の温度を検知する内釜温度検知手段と、
    前記蓋体の底面部に設けられた蓋温度検知手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記炊飯米量設定手段で設定できる炊飯米量と、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度になってから、前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータを少なくとも備え、
    前記内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、前記データとに基づいて、加熱手段を制御することを特徴とする炊飯器。
  20. 制御手段は、炊飯米量設定手段で設定できる炊飯米量と、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量に予め定めた水量とを加算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度になってから、前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータと、前記炊飯米量に対応して定められた規定加水量から予め定めた水量を減算した水量を加水して炊飯した場合に、前記内釜温度検知手段で検知した温度が第1の温度になってから、前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間とを対応させたデータをさらに備え、
    前記内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、前記データとに基づいて、加熱手段を制御することを特徴とする請求項19に記載の炊飯器。
  21. 内釜の温度を一定に保つ予熱工程、被加熱物を沸騰させる沸騰工程、沸騰状態を炊飯完了温度になるまで維持させる沸騰維持工程、前記内釜の温度を所定温度になるように所定時間加熱するむらし工程のパターンで炊飯を行うものであり、第1の温度は、前記沸騰工程での温度であることを特徴とする請求項19又は20に記載の炊飯器。
  22. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、データとに基づいて、沸騰維持工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項21に記載の炊飯器。
  23. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、データとに基づいて、沸騰維持工程での炊飯完了温度を制御することを特徴とする請求項21に記載の炊飯器。
  24. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、データとに基づいて、むらし工程での加熱手段への通電割合、又は電力値を制御することを特徴とする請求項21に記載の炊飯器。
  25. 制御手段は、内釜温度検知手段で第1の温度を検知してから前記蓋温度検知手段で検知した温度が第1の温度になるまでの経過時間と、データとに基づいて、むらし工程での所定温度を制御することを特徴とする請求項21に記載の炊飯器。
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