JP7067538B2 - 車両用清掃システム及びその清掃方法 - Google Patents
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Description
以下、車両用清掃システム及びその清掃方法の第1実施形態について説明する。
図1に示す車両10には、前端中央部に第1測距センサ11が設置され、後端中央部に第2測距センサ12が設置されている。第1及び第2測距センサ11,12は、車両10のそれぞれ前方及び後方に向けた所定波長の光の投受光を行う光学センサを用いて構成されるものである。第1及び第2測距センサ11,12は、それぞれ自車と前方対象物及び後方対象物との距離を測定する測距システム(LIDAR等)に用いられ、車両10の高度運転支援や自動運転等を実施するシステムに用いられる。
上位ECU50において、第1及び第2測距センサ11,12の各センシング面11a,12aに対する雨滴等の異物の付着に基づき、若しくは異物の有無にかかわらず所定時間毎に、対応する第1及び第2清掃装置21,22に清掃指令が生じると、前側及び後側ECU51,52を通じて各清掃装置21,22の駆動ポンプ23が駆動される。
(1-1)駆動ポンプ23と噴射ノズル25との間に設けた弁装置24において、第1弁部30aは、弁体33aにて導入流路38を閉弁し、駆動ポンプ23から供給されるエアCA1を駆動ポンプ23の吐出圧力P0よりも高い圧力まで蓄圧する。弁装置24の補助機構としても機能する第1弁部30aや第2弁部30b、ダイヤフラム33、弁室36等は、蓄圧時に導入流路38側からエアCA1の漏れCAxを生じさせて弁室36にて蓄圧する。次いで、導入流路38側及び弁室36にて蓄圧した両圧力P1,P2に基づいて弁体33a,33bを開弁させて、導入流路38側にて蓄圧したエアCA1を吐出流路39に出力する。そして、その後再び導入流路38側にて蓄圧可能に弁体33a,33bを閉弁復帰させる。これにより、駆動ポンプ23からの連続したエアCA1の吐出で駆動ポンプ23の吐出圧力P0よりも圧力を高めた出力エアCA2が繰り返して噴射ノズル25から各測距センサ11,12のセンシング面11a,12aに吹付けられるため、駆動ポンプ23の大型化を図らなくとも、各センシング面11a,12aに付着した異物の除去清掃をより向上させることができる。
以下、車両用清掃システム及びその清掃方法の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、車両用清掃システムに用いる弁装置の構成が異なるため、弁装置を中心に説明する。
図7に示すように、弁装置24aの非作動状態においては、弁部30aが完全な閉弁状態、すなわちダイヤフラム33の弁体33aが導入流路38の開口部38aを密閉状態としている。そして、駆動ポンプ23の駆動にてエアCA1が連続的に供給されると、付勢バネ34の付勢による弁体33aの閉弁状態の維持作用にて、弁装置24aの導入流路38及び接続ホース26を含む導入側の圧力P1が上昇する。本実施形態においても第1実施形態と同様に、導入側の圧力P1は、図8に示すように、弁体33aに作用する面積S1分の部位、すなわち開口部38aの面積分の比較的狭い部位に作用する。この場合、弁体33aに作用する押上力F1は、導入側の圧力P1と面積S1との積、F1=P1×S1である。そして、導入側の閉弁状態の圧力P1は、駆動ポンプ23と噴射ノズル25とを接続ホース26で直接接続した場合に駆動ポンプ23を駆動したときの接続ホース26内の圧力である駆動ポンプ23の吐出圧力P0よりも十分に高い圧力まで高められる。
(2-1)本実施形態の弁装置24aにおいて、弁部30aについては第1実施形態と同様に、駆動ポンプ23から供給されるエアCA1を駆動ポンプ23の吐出圧力P0よりも高い圧力まで蓄圧する。一方、弁装置24aの補助機構としても機能する弁部30a、ダイヤフラム33、弁室36等は、蓄圧時に導入流路38側からエアCA1の漏れCAxを生じさせて弁室36及びその下流側の吐出流路39を含んで蓄圧する。次いで、導入流路38側及び弁室36にて蓄圧した両圧力P1,P2に基づいて弁体33aを開弁させて、導入流路38側にて蓄圧したエアCA1を吐出流路39に出力する。そして、その後再び導入流路38側にて蓄圧可能に弁体33aを閉弁復帰させる。このような構成の本実施形態においても、駆動ポンプ23からの連続したエアCA1の吐出で駆動ポンプ23の吐出圧力P0よりも圧力を高めた出力エアCA2が繰り返して噴射ノズル25から各測距センサ11,12のセンシング面11a,12aに吹付けられるため、駆動ポンプ23の大型化を図らなくとも、各センシング面11a,12aに付着した異物の除去清掃をより向上させることができる。
・弁装置24,24aの構成は一例であり、適宜変更してもよい。
Claims (13)
- 駆動ポンプ(23)からの供給に基づく流体(CA1)を噴射ノズル(25)から車両(10)の清掃対象(11,12,15,16,17,18)に吹付けて、前記清掃対象に付着した異物の除去清掃を行う車両用清掃システム(20)であって、
前記駆動ポンプと前記噴射ノズルとの間に弁装置(24,24a)を設け、
前記弁装置は、
前記駆動ポンプ側である前記流体の導入流路(38)を弁体(33a)により閉弁し、前記駆動ポンプから供給される前記流体を前記駆動ポンプの吐出圧力(P0)よりも高い圧力まで蓄圧する弁部(30a)と、
前記蓄圧時に前記導入流路側から前記流体の漏れ(CAx)を生じさせその漏れによる漏れ側での蓄圧と、前記導入流路側及び前記漏れ側にて蓄圧した両圧力(P1,P2)に基づく前記弁体の開弁と、前記弁体の開弁に基づき前記導入流路側にて蓄圧した前記流体の前記噴射ノズル側である吐出流路(39)への出力と、前記吐出流路への前記流体の出力に基づき前記導入流路側にて蓄圧可能に前記弁体の閉弁復帰とを行うように構成された補助機構(30a,30b,33,36)と
を備えた、車両用清掃システム。 - 前記弁体を有する前記弁部を第1弁体(33a)を有する第1弁部(30a)としたとき、前記弁装置(24)の前記補助機構は、第2弁体(33b)を有する第2弁部(30b)を含んで構成され、
前記第2弁部は、前記第2弁体により前記吐出流路を閉弁して前記導入流路側からの前記流体の漏れを蓄圧し、前記漏れ側にて蓄圧した圧力を前記第1及び第2弁体の開弁に作用させるように構成された、請求項1に記載の車両用清掃システム。 - 前記第1及び第2弁部は、1つの前記弁装置として構成され、
前記第1及び第2弁体は、1つのダイヤフラム(33)に一体に設けられた、請求項2に記載の車両用清掃システム。 - 前記導入流路側にて蓄圧した圧力が作用する前記第1弁体の面積(S1)よりも、前記漏れ側にて蓄圧した圧力が作用する前記ダイヤフラムの面積(S2)の方が広い設定にて構成された、請求項3に記載の車両用清掃システム。
- 前記噴射ノズルを絞り部として機能させて、前記弁装置(24a)の前記弁部(30a)の下流側において前記導入流路側からの前記流体の漏れを蓄圧し、前記漏れ側にて蓄圧した圧力を前記弁体(33a)の開弁に作用させるように構成された、請求項1に記載の車両用清掃システム。
- 前記弁体は、ダイヤフラム(33)に一体に設けられ、
前記導入流路側にて蓄圧した圧力が作用する前記弁体の面積(S1)よりも、前記漏れ側にて蓄圧した圧力が作用する前記ダイヤフラムの面積(S2)の方が広い設定にて構成された、請求項5に記載の車両用清掃システム。 - 前記弁装置は、前記弁体が一体に設けられたダイヤフラム(33)を有し、筐体(31,32)内に配置される前記ダイヤフラムにて前記流体の流れる側の弁室(36)とその反対側の背圧室(37)とが区画されてなるものであり、前記筐体には、前記背圧室と外部とを連通して前記背圧室を大気開放するための連通孔(32e)が設けられた、請求項1~6のいずれか1項に記載の車両用清掃システム。
- 前記弁装置は、前記弁体が一体に設けられたダイヤフラム(33)と前記ダイヤフラムを付勢する付勢部材(34,35)とのみを筐体(31,32)内に収容して構成された、請求項1~7のいずれか1項に記載の車両用清掃システム。
- 駆動ポンプ(23)からの供給に基づく流体(CA1)を噴射ノズル(25)から車両(10)の清掃対象(11,12,15,16,17,18)に吹付けて、前記清掃対象に付着した異物の除去清掃を行う車両用清掃システム(20)であって、
前記駆動ポンプと前記噴射ノズルとの間に弁装置(24,24a)を設け、
前記弁装置は、
前記駆動ポンプ側である前記流体の導入流路(38)を開閉する弁体(33a)を含むダイヤフラム(33)と、前記導入流路の閉弁方向に前記弁体を付勢する付勢部材(34)とを有し、
前記ダイヤフラムは、前記導入流路の閉弁状態において前記駆動ポンプから供給される前記流体で加圧される前記弁体における第1の面積(S1)の第1加圧部分(33a1)と、前記導入流路の閉弁状態において前記導入流路側からの前記流体の漏れ(CAx)によりその漏れ側で加圧される前記弁体の周囲における第2の面積(S2)の第2加圧部分(33c1)とを有し、前記第1及び第2加圧部分への加圧に基づき前記付勢部材の付勢力に抗して開弁されるとともに該開弁による前記噴射ノズル側である吐出流路(39)への前記流体の出力に基づき閉弁復帰するように構成された、車両用清掃システム。 - 前記弁装置は、前記導入流路側の流体の圧力(P1)、前記駆動ポンプ自体の吐出口を締め切ったその締切圧(Ps)を用い、前記弁体が開動作する前記導入流路側の圧力の最大圧力(P1max)が前記締切圧の1/3より大、すなわちPs/3<P1maxに設定され、前記弁体が閉動作する前記導入流路側の圧力の最小圧力(P1min)が前記締切圧の2/3より小、すなわちP1min<2Ps/3に設定される、ただしP1min<P1maxである、請求項1~9のいずれか1項に記載の車両用清掃システム。
- 前記弁装置は、前記弁体が開動作する前記導入流路側の圧力(P1)の最大圧力(P1max)、前記弁体が閉動作する前記導入流路側の圧力の最小圧力(P1min)との関係において、最小圧力が最大圧力の80%より小、すなわちP1min<0.8P1maxに設定される、請求項1~10のいずれか1項に記載の車両用清掃システム。
- 前記駆動ポンプは、前記流体としてエア(CA1)を供給するエアポンプである、請求項1~11のいずれか1項に記載の車両用清掃システム。
- 駆動ポンプ(23)からの供給に基づく流体(CA1)を噴射ノズル(25)から車両(10)の清掃対象(11,12,15,16,17,18)に吹付けて、前記清掃対象に付着した異物の除去清掃を行う車両用清掃システム(20)の清掃方法であって、
前記駆動ポンプと前記噴射ノズルとの間に設けた弁装置(24,24a)は、
前記駆動ポンプ側である前記流体の導入流路(38)を弁体(33a)により閉弁し、前記駆動ポンプから供給される前記流体を前記駆動ポンプの吐出圧力(P0)よりも高い圧力まで蓄圧するとともに、
前記蓄圧時に前記導入流路側から前記流体の漏れ(CAx)を生じさせて漏れ側にて蓄圧し、前記導入流路側及び前記漏れ側にて蓄圧した両圧力(P1,P2)に基づいて前記弁体を開弁させ、前記弁体の開弁に基づき前記導入流路側にて蓄圧した前記流体を前記噴射ノズル側である吐出流路(39)に出力し、前記流体の前記吐出流路への出力に基づき前記導入流路側にて蓄圧可能に前記弁体を閉弁復帰させる、車両用清掃システムの清掃方法。
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