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JP7074009B2 - 物品収納設備 - Google Patents
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Description

本発明は、鉛直方向に沿って配置された柱部材と水平方向に沿って配置された水平部材とを有する物品収納設備に関する。
鉛直方向に沿う柱部材と水平方向に沿う梁部材とを組み合わせて、物品を収納可能な物品収納棚(物品収納設備の一例)を構成する技術として、例えば、特開2001-048324号公報(以下、特許文献1という。)には、以下のように構成された物品収納棚が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
特許文献1の物品収納棚(1)は、物品(w)の入出庫を自動で行う自動倉庫に用いられている。この物品収納棚(1)では、柱部材(2)に対して、梁部材(4)の一端が揺動自在に連結されている。そして、設置現場での組み立ての際には、梁部材(4)を水平姿勢に揺動させて、当該梁部材(4)の他端を、梁部材(4)を有しない他の柱部材(2)に連結する。これにより、隣り合う一対の柱部材(2)同士が、梁部材(4)を介して連結される。このような構成により、特許文献1では、運搬時には、梁部材(4)を柱部材(2)に沿わせるように折り畳むことで搬送効率の向上を図ることができるようになっている。また、この構造では、梁部材(4)が柱部材(2)に対して揺動自在であることから、上述のように一対の柱部材(2)同士を容易に連結することができ、組み立て作業の容易化も図っている。
特開2001-048324号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、梁部材(4)と柱部材(2)との接合部分が、梁部材(4)の揺動を許容する構造となっているため、地震等に起因して生じる水平力に対する耐久性を高く確保することが難しいものとなっている。一方で、梁部材(4)と柱部材(2)との接合部分の剛性を高くすることで、水平力に対する耐久性を高めることが可能であるが、その場合には、組み立て作業の容易性が低下することになる。
上記実状に鑑みて、水平力に対する耐久性を高く確保することができると共に、組み立て作業の容易化を図ることが可能な物品収納設備の実現が望まれている。
本開示に係る物品収納設備は、鉛直方向に沿って配置された1本の柱部材と水平方向に沿って配置された少なくとも1本の梁部材とが剛体接合されてなる剛体ユニットを複数備えた物品収納設備であって、複数の前記剛体ユニットは、前記梁部材の長手方向である第1方向と当該第1方向に対して鉛直方向視で直交する第2方向とのそれぞれに沿って間隔を空けて並ぶように配置され、前記第2方向に沿って配置される複数の前記剛体ユニットが、前記第2方向に沿って配置された桁部材によって互いに連結され、物品を支持する物品支持部が、複数の前記柱部材によって支持され、前記物品支持部は、前記第1方向に隣り合う一対の前記桁部材によって構成され、前記柱部材と前記梁部材との間に補強部材が設けられ、前記補強部材が前記柱部材と前記梁部材とのそれぞれに連結され、前記桁部材が、前記梁部材を介さずに前記補強部材に連結され、前記第1方向に沿って隣り合う一対の前記剛体ユニットのそれぞれにおける前記梁部材の端部同士が、互いに連結され、前記第2方向に並ぶ複数の前記柱部材が、前記補強部材を介して、前記第2方向に沿う前記桁部材によって連結され、前記第1方向に並ぶ複数の前記柱部材が、前記補強部材を介して、前記第1方向に沿う複数の前記梁部材によって連結されている
本構成によれば、柱部材と梁部材とが剛体接合されているため、地震等に起因して生じる水平力に対する耐久性を高く確保することができる。また、柱部材と梁部材とが剛体接合された剛体ユニットの一対の梁部材同士を連結する構造としているため、設置現場での組み立ての際に、例えば、鉛直方向に沿うように立設された柱部材に対して梁部材を接合する等の作業を行う必要がなく、梁部材の端部同士を連結するのみでよいため、組み立て作業の容易化を図ることが可能となる。また、物品支持部が複数の柱部材によって支持される構成となっており、梁部材には物品支持部の支持荷重が作用し難い。そのため、本構成によれば、隣り合う一対の剛体ユニットのそれぞれにおける梁部材の端部同士を互いに連結する構成であるにも関わらず、複数の梁部材が連結されて構成された梁の剛性不足が生じ難い。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
物品収納設備の斜視図 物品搬送装置の動作説明図 物品搬送装置の動作説明図 第2方向視における物品収納設備の要部拡大図 鉛直方向視における物品収納設備の要部拡大図 図4におけるVI-VI端面図
1.第1実施形態
物品収納設備100の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
〔物品収納設備の全体構成〕
まず、物品収納設備100の全体構成について説明する。図1に示すように、物品収納設備100は、物品Wを支持する物品支持部Sと、物品支持部Sに対して物品Wを搬送する物品搬送装置6と、を備えている。物品Wは、物品支持部Sに支持された状態で物品収納設備100に収納される。図示の例では、物品Wはパレット7であり、物品搬送装置6は、荷物8が載せられた状態のパレット7や、荷物8が載せられていない状態のパレット7を搬送する。例えば、パレット7は、フォークリフト70や図示しないスタッカクレーン等の搬送装置によって物品収納設備100に搬送される。但し、上記のような構成に限定されることなく、物品Wは、荷物8そのものであってもよく、これ以外にも、例えばコンテナ(折り畳みコンテナ等も含む)等の他の物であってもよい。
物品収納設備100は、鉛直方向に沿って配置された1本の柱部材1と水平方向に沿って配置された少なくとも1本の梁部材2とが剛体接合されてなる剛体ユニットUを複数備えている。以下、梁部材2の長手方向を「第1方向H1」とし、第1方向H1に対して鉛直方向視で直交する方向を「第2方向H2」とする。第1方向H1及び第2方向H2は、水平方向に沿う方向である。
図1に示すように、剛体ユニットUにおける柱部材1と梁部材2とは、互いに直交している。そして、柱部材1と梁部材2との交差部では、剛体ユニットUは、概ね十字状を成している。なお、物品収納設備100の外縁部に配置された剛体ユニットUでは、柱部材1と梁部材2との交差部がT字状を成していてもよい。本実施形態では、1本の柱部材1に対して、複数の梁部材2が鉛直方向に互いに間隔を空けて配置されている。なお、図示の例では、1本の柱部材1に対して2本の梁部材2が接合されているが、1本の柱部材1に対して3本以上の梁部材2が接合されてもよい。
図1に示すように、複数の剛体ユニットUは、第1方向H1と第2方向H2とのそれぞれに沿って間隔を空けて並ぶように配置されている。本例では、第1方向H1と第2方向H2とのそれぞれに沿って、3本以上の剛体ユニットUが互いに等間隔で配置されている。そして、第1方向H1に沿って隣り合う一対の剛体ユニットUのそれぞれにおける梁部材2の端部(以下、梁部材端部2Eという。)同士が、互いに連結されている。また、第2方向H2に沿って配置される複数の剛体ユニットUが、第2方向H2に沿って配置された桁部材3によって互いに連結されている。桁部材3は、1本の柱部材1に対して、鉛直方向に間隔を空けて複数配置されている。このようにして、剛体ユニットUを構成する柱部材1及び梁部材2と、桁部材3とにより、物品収納設備100が全体として格子状に形成されている。なお、図示の例では、1本の柱部材1に対して2本の桁部材3が接合されているが、1本の柱部材1に対して3本以上の桁部材3が接合されてもよい。
第1方向H1に隣り合う一対の柱部材1の間に、物品Wを支持する物品支持部Sが設けられている。物品支持部Sは、複数の柱部材1によって支持されている。本実施形態では、物品支持部Sは、第1方向H1に隣り合う一対の桁部材3によって構成されており、一対の柱部材1の間において、鉛直方向に間隔を空けて複数段に設けられている。また、物品支持部Sは、桁部材3の延在方向(第2方向H2)に沿って連続的に形成されている。従って、本例では、一対の桁部材3によって構成された1つの物品支持部Sによって、第2方向H2に沿って複数の物品Wを支持可能となっている。換言すれば、1つの物品Wが収納される空間を収納空間とすると、1つの物品支持部Sには、第2方向H2に沿って複数の収容空間が形成されている。この物品支持部Sに対する物品Wの搬送は、物品搬送装置6によって行われる。
〔物品搬送装置〕
物品搬送装置6は、物品支持部Sに対して物品Wを搬送する。説明を加えると、物品搬送装置6は、物品支持部Sにおける指定の収納空間に物品Wを搬送する入庫作業を行うと共に、物品支持部Sに支持された物品W(指定の収納空間に収納された物品W)を指定の収納空間から搬送する出庫作業を行う。
図1~図3に示すように、本実施形態では、物品搬送装置6は、桁部材3に支持されている。そして、物品搬送装置6は、桁部材3の延在方向(第2方向H2)に沿って移動して物品Wを搬送する。
図2及び図3に示すように、物品搬送装置6は、物品Wを載置支持する載置面を有する載置部62と、載置部62を支持する本体部61とを備えている。本実施形態では、本体部61は、第1方向H1に隣り合う一対の桁部材3に案内支持された状態で、第2方向H2に沿って移動する移動体として構成されている。ここでは、本体部61は、複数の走行輪61aを備え、一対の桁部材3によって形成されたレールに沿って走行する。すなわち、本実施形態に係る物品搬送装置6は、規定の走行経路に沿って走行する搬送台車として構成されている。但し、このような構成に限定されることなく、物品搬送装置6は、例えば、ローラコンベアやベルトコンベア等の非移動体として構成されていてもよい。
図示の例では、本体部61は、水平軸周りに転動する走行輪61aを、第1方向H1の両側に備えている。すなわち、本体部61は、一対の桁部材3が形成する一対の装置支持面3aのそれぞれに対応する走行輪61aを備えている。また、図示は省略するが、本例では、本体部61は、第1方向H1の両側のそれぞれに、第2方向H2に離間して配置された一対の走行輪61aを備えている。そして、走行輪61aのそれぞれが、桁部材3の上面(装置支持面3a)を転動することにより、本体部61が一対の桁部材3によって形成されたレールに沿って走行する。このように、物品搬送装置6は、走行輪61aのそれぞれが装置支持面3aに上側から接触した状態で、一対の桁部材3によって支持されている。
本実施形態では、本体部61は、鉛直軸周りに遊転する案内輪61bを、第1方向H1の両側に備えている。すなわち、本体部61は、一対の桁部材3が形成する一対の案内面3cのそれぞれに対応する案内輪61bを備えている。また、図示は省略するが、本例では、本体部61は、第1方向H1の両側のそれぞれに、第2方向H2に離間して配置された一対の案内輪61bを備えている。そして、案内輪61bのそれぞれは、桁部材3の鉛直面(案内面3c)に対して第1方向H1の内側(一対の桁部材3が向かい合う側)に配置される。これらの案内輪61bが、案内面3cに対して第1方向H1の内側から接触することで、本体部61の第1方向H1への移動が規制される。
本実施形態では、本体部61は、当該本体部61に備えられた走行駆動部63の駆動力により走行する。この走行駆動部63は、例えば電動モータ等の駆動力源と、当該駆動力源によって回転駆動される駆動軸とを備えている。また、少なくともいずれかの走行輪61a、例えば、第2方向H2の同じ位置において第1方向H1の両側に分かれて配置された一対の走行輪61aが、走行駆動部63の駆動軸に駆動連結されている。そして、当該走行輪61aが走行駆動部63によって回転駆動されることで、本体部61が第2方向H2に沿って走行する。
本実施形態では、本体部61は、載置部62を昇降させる昇降アクチュエータ64を備えている。昇降アクチュエータ64は、載置部62を、桁部材3の物品支持面3b(物品支持部S)よりも上方に位置させた上昇状態と、載置部62を物品支持面3bよりも下方に位置させた下降状態とに状態変化させる。昇降アクチュエータ64は、例えば、モータやソレノイド等を用いて構成される。載置部62が物品Wを支持した状態で、昇降アクチュエータ64が上昇状態から下降状態に移行することで、載置部62から物品支持面3bに物品Wを移載することができる(図2参照)。また、物品支持面3bに支持された物品Wの下方に載置部62が位置した状態で、昇降アクチュエータ64が下降状態から上昇状態に移行することで、物品支持面3bから載置部62に物品Wを移載することができる(図3参照)。
〔剛体ユニット〕
上述のように、剛体ユニットUは、鉛直方向に沿って配置された1本の柱部材1と水平方向に沿って配置された少なくとも1本の梁部材2とが剛体接合されてなり、本例では、1本の柱部材1と、鉛直方向に間隔を空けて配置された複数本の梁部材2と、を含んで構成されている。更に、本実施形態では、剛体ユニットUは、柱部材1と梁部材2との接合を補強する補強部材4を含んでいる。なお、ここでの「剛体接合」とは、互いに接合された2つの部材の接合部が完全な剛体であることを意図するものではなく、各部材に作用する荷重によってこれらの接合部が容易に変形しないことを意図した接合構造を備えることを指している。
図1等に示すように、本実施形態では、第1方向H1で隣り合う一対の剛体ユニットUの間に、物品Wを支持する物品支持部Sが設けられている。以下では、第1方向H1で隣り合う一対の剛体ユニットUを対象として主に説明する。従って、特に断らない限り、単に「一対の剛体ユニットU」という場合は、第1方向H1に隣り合う一対の剛体ユニットUを指す。同様に、特に断らない限り、「一対の柱部材1」、「一対の梁部材2」、「一対の桁部材3」、「一対の補強部材4」という場合も、第1方向H1に隣り合うそれらの部材を指す。また、以下では、一対の柱部材1のそれぞれから、第1方向H1に沿って一対の柱部材1の設置間隔の中間位置M(図4及び図5参照)に向かう側を「第1方向H1の内側」とし、中間位置Mから一対の柱部材1のそれぞれに向かう側を「第1方向H1の外側」とする。
〔柱部材〕
柱部材1は、剛体ユニットUの一部を構成する部材であり、鉛直方向に沿って配置されている。図4及び図5に示すように、柱部材1は、第2方向H2の一方側を向く柱側面部11を有している。第1方向H1に沿って並ぶ複数の柱部材1は、図5に示すように、それぞれの柱側面部11が第2方向H2における同じ位置となるように配置される。それぞれの柱側面部11には、補強部材4を介して梁部材2が接合される。そのため、柱部材1には、補強部材4を取り付けるための取付部12が設けられている。本実施形態では、取付部12は、柱側面部11に形成された雌ねじ部(ナット部を含む)とされている。取付部12の当該雌ねじ部は、後述する補強部材4の複数の補強部材締結孔4hのそれぞれに対応する位置に設けられている。
〔補強部材〕
図4及び図5に示すように、補強部材4は、剛体ユニットUの一部を構成する部材であり、柱部材1と梁部材2との間に設けられている。補強部材4は、柱部材1と梁部材2との接合部の剛性を高めるために設けられている。また、後述するように、補強部材4は、物品支持部S(桁部材3)を柱部材1に支持させる機能も有している。本実施形態では、柱部材1と補強部材4とが第1締結部材B1により締結固定され、梁部材2と補強部材4とが分離不可能に固定されている。図4に示す例では、補強部材4と梁部材2との間に、接合部Jが形成されている。本例では、接合部Jは、補強部材4と梁部材2とが溶接により接合された溶接接合部となっている。図示の例では、接合部Jは、補強部材4と梁部材2の上面部及び下面部の双方における補強部材4側(柱側面部11側)の端部に形成されている。
図4に示すように、補強部材4は、補強部材本体部40を備えている。補強部材本体部40は、第1方向H1及び鉛直方向に沿う平板状に形成されており、第2方向H2における柱部材1側を向く第1面40aと、第2方向H2における梁部材2側を向く第2面40bと、を有している。そして、補強部材本体部40の第2面40bに、上述の接合部Jが形成され、梁部材2が接合されている。一方、図5に示すように、補強部材本体部40の第1面40aは、柱部材1に当接する。図4に示すように、補強部材本体部40は、梁部材2よりも上側に突出した上側突出部41と、梁部材2よりも下側に突出した下側突出部42と、を有している。
上側突出部41の第1方向H1の幅は、柱部材1の第1方向H1の幅よりも広く形成されている。換言すれば、上側突出部41は、第2方向H2視において、柱部材1と重複する重複部分と、柱部材1と重複しない非重複部分とを有している。上側突出部41には、柱部材1に連結される上側連結部41Lが設けられている。上側連結部41Lは、上側突出部41における柱部材1との重複部分(第2方向H2視における重複部分)に設けられている。本実施形態では、上側連結部41Lには、補強部材本体部40を第2方向H2に貫通する複数の補強部材締結孔4hが設けられており、これら補強部材締結孔4hのそれぞれに第1締結部材B1が挿入される。ここで、第1締結部材B1は、例えばボルトである。そして、補強部材締結孔4hに挿入された第1締結部材B1が、上述した柱部材1の取付部12を構成する雌ねじ部に螺合することによって、柱部材1と補強部材4とが締結固定される。なお本例では、補強部材締結孔4hは、ねじ部を有さない丸孔とされている。
本例では、取付部12は、柱側面部11の貫通孔に形成された逆雌ねじ部(雌ねじ部)と、補強部材4を挟んで柱側面部11とは反対側に配置されたナット部材の正雌ねじ部と、を有する。正雌ねじ部では、通常のねじ締め方向に沿ってねじ山が形成されており、逆雌ねじ部では、通常のねじ締め方向とは反対方向に沿ってねじ山が形成されている。そして、第1締結部材B1としてのボルトは、その軸部に形成された逆雄ねじ部と、逆雄ねじ部に対して軸方向に隣接すると共に逆雄ねじ部よりも小径に形成された正雄ねじ部と、を有する。ここで、第1締結部材B1の逆雄ねじ部は、取付部12の逆雌ねじ部に螺合している。そして、第1締結部材B1の正雄ねじ部に対して、取付部12の正雌ねじ部(ナット部材)が通常のねじ締め方向に相対回転して螺合される。このような構成としたことにより、第1締結部材B1に対してナット(取付部12)を取り付ける際に、供回りを抑制することが可能となっている。但し、このような構成に限定されることなく、第1締結部材B1は、正雄ねじ部のみを有する通常のものであってもよく、取付部12は、正雌ねじ部のみ(ナット部材のみ)を有するものであってよい。この場合、正雌ねじ部は、例えば、柱側面部11における補強部材4が当接する面とは反対側の面に溶接等によって固定されたナット部材とすることができる。
これら複数の補強部材締結孔4hは、柱部材1と重複する重複部分の中で、互いに間隔を空けて配置されている。図示の例では、上側連結部41Lには、4つの補強部材締結孔4hが、第1方向H1及び鉛直方向のそれぞれに間隔を空けて配置されている。このように、互いに間隔を空けて配置複数の補強部材締結孔4hを設けたことにより、第2方向H2に沿う方向視で、補強部材4が柱部材1に対して回転することが規制される。よって、柱部材1と補強部材4との接合部の剛性を高く確保することができ、ひいては、補強部材4に接合(溶接接合)された梁部材2と柱部材1との接合部の剛性も高く確保することができる。
更に、本実施形態では、補強部材本体部40の下側突出部42にも、柱部材1に連結される下側連結部42Lが設けられている。これにより、柱部材1と補強部材4との接合部の剛性を更に高めることができ、柱部材1と梁部材2との接合部の剛性も更に高めることができる。
下側突出部42の構成について具体的に説明する。本実施形態では、下側突出部42の第1方向H1の幅は、柱部材1の第1方向H1の幅に対応するように形成されている。そのため、下側突出部42は、第2方向H2視において柱部材1と重複する重複部分を有する。本例では、上側突出部41と異なり、下側突出部42は、大部分が柱部材1と重複する重複部分であり、柱部材1と重複しない非重複部分は小さい。
下側突出部42の下側連結部42Lは、下側突出部42における柱部材1との重複部分(第2方向H2視における重複部分)に設けられている。本実施形態では、下側連結部42Lには、補強部材本体部40を第2方向H2に貫通する複数の補強部材締結孔4hが設けられており、これら補強部材締結孔4hのそれぞれに第1締結部材B1が挿入される。そして、上側連結部41Lと同様に、補強部材締結孔4hに挿入された第1締結部材B1が、柱部材1の取付部12を構成する雌ねじ部に螺合することによって、柱部材1と補強部材4とが締結固定される。なお、下側連結部42Lにおいても、上側連結部41Lと同様、複数(本例では4つ)の補強部材締結孔4hが、柱部材1と重複する重複部分の中で、互いに間隔を空けて配置されている。
図4に示すように、補強部材4は、桁部材3を支持する桁支持部43を備えている。桁支持部43は、梁部材2よりも上方に配置されており、本実施形態では、梁部材2より上方の上側突出部41に形成されている。説明を加えると、桁支持部43は、上側突出部41における第1方向H1の両側部に形成されている。図4に示すように、一対の剛体ユニットUのそれぞれの補強部材4における、互いに近接する側の桁支持部43によって、第1方向H1に隣り合う一対の桁部材3が支持されている。
本実施形態では、桁支持部43は、補強部材本体部40から第2方向H2に向かって延びる板状に形成されている(図5参照)。ここでは、桁支持部43は、第2方向H2に沿うと共に第1方向H1又は鉛直方向に沿う板状に形成されている。これにより、第2方向H2に沿って延びる桁部材3を安定して支持することができる。例えば桁支持部43は、補強部材本体部40を構成する平板状部材の外縁部の一部を第2方向H2に向かって屈曲することにより形成される。
図4に示すように、本実施形態では、桁支持部43は、第1方向H1に沿って延びる第1桁支持部43aと、第1桁支持部43aよりも上方であって第1方向H1の外側に配置され、第1方向H1に沿って延びる第2桁支持部43bと、鉛直方向及び第1方向H1における第1桁支持部43aと第2桁支持部43bとの間に配置され、鉛直方向に沿って延びる第3桁支持部43cと、を有している。言い換えると、桁支持部43は、第1桁支持部43a、第3桁支持部43c、及び第2桁支持部43bにより形成された階段状の支持面を有する。詳細は後述するが、桁支持部43の第1桁支持部43a、第2桁支持部43b、及び第3桁支持部43cは、支持対象である桁部材3の断面形状に沿うように配置されている。
〔桁部材〕
桁部材3は、第2方向H2(水平方向)に沿って配置され、柱部材1に支持されている。本実施形態では、図1に示すように、一対の柱部材1のそれぞれに、2本の桁部材3が支持されている。そして、第1方向H1で隣り合う一対の柱部材1の間において第1方向H1に対向するように、一対の桁部材3が配置されている。換言すれば、図4に示すように、一対の桁部材3は、一対の柱部材1に対して、第1方向H1の内側に配置されている。一方で、図1に示すように、1つの剛体ユニットUを基準とした場合には、柱部材1における第1方向H1の両側のそれぞれに、桁部材3が配置されている。なお、1本の桁部材3は、第2方向H2に沿って並ぶ複数の柱部材1によって支持されている。
本実施形態では、桁部材3は、補強部材4に直接支持されており、この補強部材4を介して柱部材1に間接的に支持されている。より具体的には、図4に示すように、桁部材3は、補強部材4における桁支持部43によって下方及び第1方向H1の外方から支持されている。従って、桁部材3の自重及び桁部材3が支える物品Wや物品搬送装置6等の荷重は、補強部材4に伝達されると共に、当該補強部材4を介して柱部材1に伝達される。
図4に断面形状が示されているように、本実施形態では、桁部材3は、第1方向H1に沿って延びる第1水平部31aと、第1水平部31aよりも上方であって第1方向H1の外側に配置され、第1方向H1に沿って延びる第2水平部31bと、鉛直方向及び第1方向H1における第1水平部31aと第2水平部31bとの間でこれらを連結し、鉛直方向に沿って延びる鉛直部31cと、を有している。言い換えると、桁部材3は、第1水平部31a、鉛直部31c、及び第2水平部31bが階段状の面を形成している。図示の例では、鉛直部31cは、第1水平部31aにおける第1方向H1の外側の端部と第2水平部31bにおける第1方向H1の内側の端部とを連結している。そして、第1水平部31aは、補強部材4の第1桁支持部43aに下方から支持され、第2水平部31bは、第2桁支持部43bに下方から支持され、鉛直部31cは、第1方向H1の外側から第3桁支持部43cに支持されている。
上述のように、物品Wを支持する物品支持部Sは、桁部材3を用いて構成されている。本実施形態では、第1方向H1に隣り合う一対の桁部材3によって物品支持部Sが構成されている。すなわち、物品Wは、第1方向H1に間隔を空けて配置された一対の桁部材3に跨るように、当該一対の桁部材3に載置されることにより、物品支持部Sに支持される。
図2~図4に示すように、本実施形態では、桁部材3における第1水平部31aの上面に、上述の物品搬送装置6を支持する装置支持面3aが形成されている。装置支持面3aは、物品搬送装置6における走行輪61aを下方から支持すると共に、当該走行輪61aが転動する転動面となる。そして、桁部材3における鉛直部31cの第1方向H1の内側の面に、物品搬送装置6の第1方向H1の移動を規制して当該物品搬送装置6を第2方向H2に案内する案内面3cが形成されている。案内面3cは、物品搬送装置6における案内輪61bを第1方向H1の外側から支持すると共に、当該案内輪61bが転動する転動面となる。
また、桁部材3における第2水平部31bの上面に、物品Wを支持する物品支持面3bが形成されている。本例では、一対の桁部材3の一対の物品支持面3bが、上述の物品支持部Sを構成している。そして、物品支持部Sは補強部材4に連結され、物品支持部Sを構成する物品支持面3b(第2水平部31b)は補強部材4の第2桁支持部43bに支持されている。従って、物品支持部Sが支える物品W等の荷重は、補強部材4に伝達され、当該補強部材4を介して柱部材1に伝達される。換言すれば、物品支持部Sは、梁部材2を介さずに補強部材4に連結されており、それによって、物品支持部Sが支える荷重は、基本的に梁部材2には伝達されない。また、本例では、桁部材3は、物品支持面3b(物品支持部S)が支える物品Wの荷重の他、物品搬送装置6の重量も支えている。物品搬送装置6の重量は、上記と同様に、補強部材4に伝達され、当該補強部材4を介して柱部材1に伝達されるため、基本的に梁部材2には伝達されない。なお、装置支持面3a、物品支持面3b、及び案内面3cは、第2方向H2に沿って延びるように形成されている。
本実施形態では、桁部材3は、第1方向H1の内側から補強部材4に当接する内側係止部31eと、第1方向H1の外側から補強部材4に当接する外側係止部31dと、を更に有している。これらの内側係止部31eと外側係止部31dとは、補強部材4を第1方向H1の両側から挟むように構成されており、それによって、桁部材3が補強部材4に対して第1方向H1に移動しないように係止されている。図示の例では、内側係止部31eは、第1水平部31aにおける第1方向H1の内側端部から下方(鉛直下方)に屈曲するように形成されている。外側係止部31dは、第2水平部31bにおける第1方向H1の外側端部から下方(鉛直下方)に屈曲するように形成されている。なお、桁部材3は、図示しない締結部材等によって補強部材4に対して固定される構成であると好適である。
〔梁部材〕
梁部材2は、第1方向H1(水平方向)に沿って配置され、剛体ユニットUの一部を構成している。図5に示すように、梁部材2は、第2方向H2において柱部材1の柱側面部11に対向する梁側面部21を有している。梁側面部21と柱側面部11との間に、上述の補強部材4が設けられている。第1方向H1に沿って並ぶ複数の梁部材2は、それぞれの梁側面部21が第2方向H2における同じ位置となるように配置される。
図4に示すように、梁部材2は、補強部材4に接合される被接合部22を有している。被接合部22は、梁部材2における第1方向H1の両端部(第1方向H1における両側の梁部材端部2E、2E)の間に形成されている。言い換えると、被接合部22は、梁部材2における両側の梁部材端部2E、2E以外の部分に形成されている。本例では、被接合部22は、梁部材2における第1方向H1の中央領域に形成されている。被接合部22に対応する箇所には、補強部材4と梁部材2とを接合する上述の接合部Jが形成されている。これにより、本例では、梁部材2と補強部材4とが分離不可能に固定されている。
図6に示すように、本実施形態では、梁部材2は、鉛直方向に沿う壁部23と、壁部23の上端から第2方向H2に向かって突出(本例では水平に突出)する上側突出部24と、壁部23の下端から第2方向H2に向かって突出(本例では水平に突出)する下側突出部25と、を備えている。換言すれば、梁部材2は、第2方向H2に沿う鉛直面で切断された断面形状が、角ばったC字状を成している。本例では、梁部材2は、溝型鋼を用いて構成されている。但し、梁部材2は、図6に示される断面形状を有する形鋼に限定されることなく、リップ溝形鋼や軽溝形鋼、或いは山形鋼等であってもよい。
上述のように、一対の梁部材2は、それぞれの梁部材端部2E同士において、互いに連結される。本実施形態では、図4及び図5に示すように、一対の梁部材2の端部同士(梁部材端部2E同士)が互いに連結される連結部(以下、梁部材連結部Lという。)が、第1方向H1に沿って隣り合う一対の柱部材1の設置間隔の中間位置Mに配置されている。中間位置Mは、地震や風などに起因して物品収納設備100に水平力が作用した場合に、梁(ここでは、一対の梁部材2により構成される一体部材)に生じる曲げモーメントが理想的にはゼロになる、いわゆる反曲点に位置している。これにより、一対の梁部材2が連結される梁部材連結部Lに、大きな荷重が作用し難い構成とすることができる。なお、「梁部材端部2E」は、広がりのある領域を有するものであり、梁部材2の第1方向H1における先端と、この先端から第1方向H1に広がる部分と、を含む。
図4~図6に示すように、本実施形態では、一対の梁部材2の梁部材端部2E同士が連結部材5を介して互いに連結されている。ここでは、連結部材5は板状(本例では長方形板状)に形成されている。そして、連結部材5は、第2方向H2視で一対の梁部材2の梁部材端部2Eの双方と重複するように配置され、当該重複部分において一対の梁部材2の梁部材端部2Eのそれぞれに対して固定されている。更に本例では、連結部材5は、中間位置Mにおいて、第2方向H2視で一対の梁部材2の梁部材端部2Eの双方と重複しない非重複部分を有している。従って、一対の梁部材2同士は、第1方向H1に隙間を空けて配置されている。これにより、一対の梁部材2は、連結部材5を介して連結された構成であるが、互いに直接接触しないようになっており、微小な相互運動が許容される連結構造となっている。そのため、物品収納設備100に水平力が作用した場合であっても、一対の梁部材2の相互運動により水平力を吸収し、梁(一対の梁部材2により構成される一体部材)の靱性不足が生じ難い構成となっている。
図4~図6に示すように、本実施形態では、梁部材端部2Eには、第2締結部材B2により締結される被締結部26が形成されている。図6に示すように、本例では、被締結部26は、壁部23を第2方向H2に貫通する梁部材締結孔23hを有している。
本実施形態では、複数の梁部材締結孔23hが、第1方向H1に並んで形成されている。図示の例では、2つの梁部材締結孔23hが、第1方向H1に沿って一列に配置されている。そして、図6に示すように、連結部材5が、一対の梁部材2の第2締結面26bのそれぞれに第2方向H2の一方側から当接した状態で、第2締結部材B2によって一対の梁部材2のそれぞれと締結固定される。本実施形態では、図6に示すように、連結部材5における、梁部材締結孔23hに対応する位置には、第2方向H2に貫通する貫通孔5hが形成されている。第2締結部材B2は、梁部材締結孔23h及び連結部材5の貫通孔5hに挿入されて、梁部材2と連結部材5とを締結固定する。なお、図示の例では、連結部材5と第2締結部材B2としてのボルトの頭部との間に、プレート99が配置されている。ここでは、プレート99は、2つの第2締結部材B2に対して1つ設けられている。
図4及び図5に示すように、連結部材5は、1つの梁部材2について2箇所に設けられた梁部材締結孔23hを用い、合計で4つの第2締結部材B2により、一対の梁部材2のそれぞれと締結固定されている。但し、一対の梁部材2同士の連結をより強固にしたい場合には、1つの梁部材2につき3つ以上の第2締結部材B2を用いて締結固定する構成としてもよい。また、一対の梁部材2における相互運動の自由度を高めたい場合には、1つの梁部材2につき1つの第2締結部材B2を用いて締結固定する構成としてもよい。
以上説明した物品収納設備100によれば、水平力に対する耐久性を高く確保することができると共に、組み立て作業の容易化を図ることが可能となる。
2.その他の実施形態
次に、物品収納設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の実施形態では、一対の梁部材2の梁部材端部2E同士が互いに連結される梁部材連結部Lが、第1方向H1に沿って隣り合う一対の柱部材1の設置間隔の中間位置Mに配置されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、梁部材連結部Lは、第1方向H1に沿って隣り合う一対の柱部材1の間に配置されていればよい。従って、梁部材連結部Lが、第1方向H1に沿って隣り合う一対の柱部材1の設置間隔の中間位置Mに対して、第1方向H1のいずれか一方側に偏った位置に配置されていてもよい。
(2)上記の実施形態では、梁部材2と補強部材4とが分離不可能に固定されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、梁部材2と補強部材4とは、例えばボルト等の締結部材などにより、分離可能に固定されていてもよい。この場合において、柱部材1が、補強部材4に対して分離不可能に固定されていてもよいし、梁部材2と補強部材4とも分離不可能に固定されていてもよい。
(3)上記の実施形態では、一対の梁部材2の梁部材端部2E同士が、連結部材5を介して互いに連結されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、一対の梁部材端部2E同士が連結部材5を介することなく直接連結されていてもよい。この場合においても、一対の梁部材端部2E同士が、ボルト等の締結部材を用いて分離可能に連結されると好適である。
(4)上記の実施形態では、桁部材3が、物品W及び物品搬送装置6の双方を支持するように構成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、桁部材3は、物品W及び物品搬送装置6の内のいずれか一方のみを支持するように構成されていてもよい。
(5)上記の実施形態では、物品支持部Sを構成する桁部材3が、補強部材4を介して柱部材1に支持された構成を例として説明した。しかし、桁部材3の支持構造は、このような例には限定されない。例えば、桁部材3が、補強部材4を介することなく、柱部材1に直接的に支持された構成としてもよい。この場合、桁部材3と柱部材1とが直接連結される。或いは、桁部材3に作用する荷重が小さい場合や梁部材2の剛性が十分に確保できる場合等には、桁部材3が、梁部材2に支持される構成としてもよい。
(6)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した物品収納設備の概要について説明する。
本開示に係る物品収納設備は、鉛直方向に沿って配置された1本の柱部材と水平方向に沿って配置された少なくとも1本の梁部材とが剛体接合されてなる剛体ユニットを複数備えた物品収納設備であって、複数の前記剛体ユニットは、前記梁部材の長手方向である第1方向と当該第1方向に対して鉛直方向視で直交する第2方向とのそれぞれに沿って間隔を空けて並ぶように配置され、前記第2方向に沿って配置される複数の前記剛体ユニットが、前記第2方向に沿って配置された桁部材によって互いに連結され、物品を支持する物品支持部が、複数の前記柱部材によって支持され、前記第1方向に沿って隣り合う一対の前記剛体ユニットのそれぞれにおける前記梁部材の端部同士が、互いに連結されている。
本構成によれば、柱部材と梁部材とが剛体接合されているため、地震等に起因して生じる水平力に対する耐久性を高く確保することができる。また、柱部材と梁部材とが剛体接合された剛体ユニットの一対の梁部材同士を連結する構造としているため、設置現場での組み立ての際に、例えば、鉛直方向に沿うように立設された柱部材に対して梁部材を接合する等の作業を行う必要がなく、梁部材の端部同士を連結するのみでよいため、組み立て作業の容易化を図ることが可能となる。また、物品支持部が複数の柱部材によって支持される構成となっており、梁部材には物品支持部の支持荷重が作用し難い。そのため、本構成によれば、隣り合う一対の剛体ユニットのそれぞれにおける梁部材の端部同士を互いに連結する構成であるにも関わらず、複数の梁部材が連結されて構成された梁の剛性不足が生じ難い。
ここで、
一対の前記梁部材の端部同士が互いに連結される連結部が、前記第1方向に沿って隣り合う一対の前記柱部材の設置間隔の中間位置に配置されていると好適である。
本構成によれば、物品収納設備に水平力が作用した場合であっても曲げモーメントがゼロとなる反曲点に、一対の梁部材の端部同士の連結部を配置することができる。従って、一対の剛体ユニットのそれぞれの梁部材の端部同士が連結された構成において、その連結部に大きな荷重が作用することを回避し易い。
また、
前記柱部材と前記梁部材との間に補強部材が設けられ、前記梁部材と前記補強部材とが分離不可能に固定され、前記柱部材と前記補強部材とが締結部材により締結固定されていると好適である。
本構成によれば、柱部材と梁部材との接合に補強部材が介されているため、柱部材と梁部材との剛体接合部分の剛性を高く確保し易い。また、柱部材と、補強部材及び梁部材とが、締結部材によって分離可能に締結固定されているため、柱部材と、補強部材及び梁部材とを、互いに分離した状態で運搬することができる。従って、本構成によれば、物品収納設備の設置現場までの運搬が容易となっている。
ここで、前記柱部材と前記梁部材との間に補強部材が設けられた構成において、
前記物品支持部が、前記梁部材を介さずに前記補強部材に連結されていると好適である。
本構成によれば、物品支持部及び当該物品支持部に支持された物品の荷重が梁部材に作用しない。そのため、複数の梁部材が連結されて構成された梁の剛性不足が生じ難い。
また、
一対の前記梁部材の端部同士が連結部材を介して互いに連結され、前記連結部材は、前記第2方向視で一対の前記梁部材の端部の双方と重複するように配置され、当該重複部分において一対の前記梁部材の端部のそれぞれに対して固定されていると好適である。
本構成によれば、一対の梁部材の端部同士が連結する連結部において、当該連結部に生じるせん断力に対する剛性を高く確保し易い。
また、
前記物品支持部に対して物品を搬送する物品搬送装置を備え、前記桁部材が、複数の前記柱部材によって支持され、前記物品搬送装置は、前記桁部材に支持されていると好適である。
本構成によれば、物品の搬送と収納とを行う自動倉庫に好適に適用できる。また、物品支持部の支持荷重に加えて、物品搬送装置の支持荷重も梁部材には作用し難い構成となっている。そのため、本構成によれば、隣り合う一対の剛体ユニットのそれぞれにおける梁部材の端部同士を互いに連結する構成であるにも関わらず、複数の梁部材が連結されて構成された梁の剛性不足が生じ難い。
本開示に係る技術は、鉛直方向に沿って配置された柱部材と水平方向に沿って配置された水平部材とを有する物品収納設備に利用することができる。
100 :物品収納設備
1 :柱部材
2 :梁部材
2E :梁部材端部(梁部材の端部)
3 :桁部材
4 :補強部材
5 :連結部材
6 :物品搬送装置
B1 :第1締結部材(締結部材)
B2 :第2締結部材
H1 :第1方向
H2 :第2方向
L :梁部材連結部(連結部)
M :中間位置
S :物品支持部
U :剛体ユニット
W :物品

Claims (7)

  1. 鉛直方向に沿って配置された1本の柱部材と水平方向に沿って配置された少なくとも1本の梁部材とが剛体接合されてなる剛体ユニットを複数備えた物品収納設備であって、
    複数の前記剛体ユニットは、前記梁部材の長手方向である第1方向と当該第1方向に対して鉛直方向視で直交する第2方向とのそれぞれに沿って間隔を空けて並ぶように配置され、
    前記第2方向に沿って配置される複数の前記剛体ユニットが、前記第2方向に沿って配置された桁部材によって互いに連結され、
    物品を支持する物品支持部が、複数の前記柱部材によって支持され、
    前記物品支持部は、前記第1方向に隣り合う一対の前記桁部材によって構成され、
    前記柱部材と前記梁部材との間に補強部材が設けられ、前記補強部材が前記柱部材と前記梁部材とのそれぞれに連結され、
    前記桁部材が、前記梁部材を介さずに前記補強部材に連結され、
    前記第1方向に沿って隣り合う一対の前記剛体ユニットのそれぞれにおける前記梁部材の端部同士が、互いに連結され
    前記第2方向に並ぶ複数の前記柱部材が、前記補強部材を介して、前記第2方向に沿う前記桁部材によって連結され、
    前記第1方向に並ぶ複数の前記柱部材が、前記補強部材を介して、前記第1方向に沿う複数の前記梁部材によって連結されている、物品収納設備。
  2. 前記物品支持部を構成する一対の前記桁部材が隣り合う側を前記第1方向の内側とし、その反対側を前記第1方向の外側として、
    前記桁部材は、前記第1方向の内側から前記補強部材に当接する内側係止部と、前記第1方向の外側から前記補強部材に当接する外側係止部と、を有している、請求項1に記載の物品収納設備。
  3. 一対の前記梁部材の端部同士が互いに連結される連結部が、前記第1方向に沿って隣り合う一対の前記柱部材の設置間隔の中間位置に配置されている、請求項1又は2に記載の物品収納設備。
  4. 記梁部材と前記補強部材とが分離不可能に固定され、
    前記柱部材と前記補強部材とが締結部材により締結固定されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品収納設備。
  5. 前記物品支持部が、前記梁部材を介さずに前記補強部材に連結されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品収納設備。
  6. 一対の前記梁部材の端部同士が連結部材を介して互いに連結され、
    前記連結部材は、前記第2方向視で一対の前記梁部材の端部の双方と重複するように配置され、当該重複部分において一対の前記梁部材の端部のそれぞれに対して固定されている、請求項1からのいずれか一項に記載の物品収納設備。
  7. 前記物品支持部に対して物品を搬送する物品搬送装置を備え、
    前記桁部材が、複数の前記柱部材によって支持され、
    前記物品搬送装置は、前記桁部材に支持されている、請求項1からのいずれか一項に記載の物品収納設備。
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